JPH07103972A - 生化学自動分析装置 - Google Patents

生化学自動分析装置

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JPH07103972A
JPH07103972A JP26954493A JP26954493A JPH07103972A JP H07103972 A JPH07103972 A JP H07103972A JP 26954493 A JP26954493 A JP 26954493A JP 26954493 A JP26954493 A JP 26954493A JP H07103972 A JPH07103972 A JP H07103972A
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JP
Japan
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analysis
data
normal
age
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP26954493A
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English (en)
Inventor
Hideki Yamamoto
英毅 山本
Junichi Matsumoto
順一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 性別及び年令別の正常値を保持するととも
に、その正常値を各病院や検査機関ごとの最適値にす
る。 【構成】 データ記憶部6は項目ごとの性別及び年令別
の正常値を記憶している。データ処理・制御部10は、
分析結果をデータ記憶部6に記憶されている正常値と比
較して正常値範囲内にあるか又は異常であるかを判別
し、正常であればその分析値を性別及び年令別に蓄積す
る。それらの蓄積データが項目ごとの性別及び年令別に
一定数に達すると、それらの蓄積データに基づいた項目
ごとの性別及び年令別の正常値を算出してデータ記憶部
6の記憶データをその算出された値で自動的に更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血液や尿などの生化学検
体の各種成分の濃度を測定して診断の補助資料などに供
するための生化学自動分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生化学自動分析装置では、分析した検体
の分析結果を出力する際、その分析値が正常値範囲にあ
るのか、正常値範囲よりも低い異常値であるのか、又は
正常値範囲よりも高い異常値であるのかを判別し、分析
結果とともに判別結果も出力するようにしている。例え
ば、図1はそのような分析結果報告書の一例であるが、
各項目ごとに正常値範囲としてGOTであれば8〜40
IU/L、ALPであれば4.5〜11.0K.A.という
ように設定されたものが示され、それらの正常値範囲に
対してその検体の測定値が高値異常であればHというマ
ークが付され、逆に低値異常であればLというマークが
付されて出力される。
【0003】項目ごとの正常値範囲は正常であると考え
られる検体の集団によって異なる。また、項目によって
は年令や性別によっても異なる(例えば「臨床病理」第
15巻、第105頁ゅ1967年)参照)。一般には正
常値として成人の正常値が用いられているが、例えば小
児や老人の検体の血清ALPの測定結果の正常・異常の
判別に成人の正常値範囲を用いたとすれば正しい判別を
行うことはできない。通常は分析結果報告書をみて医師
が判断する際、判別結果に対し、被検者が小児や老人で
あるかどうか、性別はいずれであるかを加味して、適当
な修正を加えながら判断している。しかし、その判断は
医師によって個人差があり、正確な判断をすることが困
難な場合がある。そこで、正常値範囲を性別及び年令別
に設定できるようにし、測定値の正常・異常の判定をき
め細かくできるようにした自動分析装置が提案されてい
る(特開平5−80046号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】引用例に記載の自動分
析装置のように性別及び年令別に正常値範囲を設定でき
ても、現状では病院や検査機関ごとに分析方法などが異
なっているため、共通の正常値範囲は確立されておら
ず、各病院や検査機関で独自に正常値範囲を測定して設
定しない限り的確な判定のためのデータとすることはで
きない。しかし、各病院で正常値範囲を求めるためのデ
ータを採取するのは大変な作業である。本発明は性別及
び年令別の正常値を保持することができるとともに、そ
の正常値を各病院や検査機関ごとの最適値にするのを容
易にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図2を参
照して説明すると、本発明の生化学自動分析装置は、検
体について指示された項目の分析を行なう分析部2と、
被検者の性別や年令などの属性データを入力し、分析項
目を指示する入力部4と、項目ごとの性別及び年令別の
正常値を記憶しているデータ記憶部6と、分析結果を出
力する分析結果出力部8と、入力部4から入力された項
目に従って分析部2にその検体の分析を指示し、その分
析結果をデータ記憶部6に記憶されている正常値と比較
して正常値範囲内にあるか又は低値もしくは高値の異常
であるかを判別し、その分析結果に判別結果を付加して
分析結果出力部8から出力させるとともに、分析して得
られた項目ごとの正常値範囲内のデータ(以下、正常デ
ータという)を性別及び年令別に蓄積し、それらの蓄積
正常データに基づいた項目ごとの性別及び年令別の正常
値を算出してデータ記憶部6の記憶データをその算出さ
れた値で更新できるデータ処理・制御部10とを備えて
いる。項目ごとの性別及び年令別の正常データがいくら
蓄積されたらデータ記憶部6のデータを更新するかは適
当に設定すればよい。年令別の語は1年単位の区分を表
わすばかりではなく、数年を含む年令区分別や、ある年
令以上又は以下といった区分も含むものとして使用され
ている。
【0006】
【作用】初期状態としてデータ記憶部6には項目ごとに
性別及び年令別の標準的な正常値が記憶されている。こ
の生化学自動分析装置を使用して検体の分析を行なって
いる間に、標準的な正常値と比較して正常値範囲にある
データ(正常データ)が蓄積されていき、項目ごとの性
別及び年令別の正常データが蓄積されてくると、その病
院や検査機関で採取された正常データに基づいた正常値
が算出され、データ記憶部6の記憶データが更新され
る。データ記憶部6の記憶データの更新は、自動的にな
されるようにしてもよく、オペレータの操作によりなさ
れるようにしてもよい。その結果、データ記憶部6の正
常値はその生化学自動分析装置が使用されている病院や
検査機関に固有のものに置き換っていく。
【0007】
【実施例】図2は生化学自動分析装置に分析部とともに
データ処理のための機能を備えた単独装置として本発明
を実施した例を示している。分析部2、入力部4、デー
タ記憶部6、分析結果出力部8及びデータ処理・制御部
10が1台の生化学自動分析装置12に備えられてい
る。
【0008】図3は他の実施例を表わしたものであり、
検体を分析し、その分析結果を出力する自動生化学分析
装置20と、データ処理装置22が別の装置として構成
されている場合の例である。データ処理装置は入力部
4、データ記憶部6、分析結果出力部8及びデータ処理
・制御部10の一部の機能を備え、項目ごとの性別及び
年令別の正常値を更新する機能も備えている。データ処
理装置22は自動生化学分析装置20に対し分析項目の
依頼を送信し、再検査時の依頼も送信する。自動生化学
分析装置20からはその検体についての分析結果がデー
タ処理装置22へ送信される。
【0009】図2の実施例の動作を図4から図8により
説明する。図3の実施例の動作も同様である。図4は分
析依頼動作を示したものである。検体の受付け時に入力
部4のキーボードから検体受付け番号(例えばその日の
通し番号)に対してカルテ番号、患者氏名、性別、生年
月日、採血日などの属性データを入力し、その検体の分
析項目を入力する。患者属性は例えば図5に示されるよ
うに入力される。データ処理・制御部10はその入力さ
れた情報に基づいて患者の年令を算出し、検体受付け番
号、年令、性別を記憶するとともに、分析部2に対し分
析依頼項目を指示する。
【0010】分析とその分析結果の判定動作を図6と図
7により説明する。データ記憶部6には図6に示される
ように項目ごとに適当な年令区分別で、性別の正常値と
して、大きめの概略値を標準データとして記憶してお
く。分析動作においては、図7に示されるようにその検
体番号の指定項目の分析が完了して分析値が得られた時
点で、データ処理・制御部10はその検体番号の年令及
び性別に対応する正常値をデータ記憶部6に記憶されて
いる正常値データから引き出し、その分析値が正常値範
囲内であるか否かを判別する。その分析値が正常値範囲
内であれば正常データとして蓄積した後、分析結果報告
書を作成して出力する。一方、その分析値が正常値範囲
から外れているときは、異常を示した項目ごとに低値異
常であればL、高値異常であればHの記号を付すという
ように、異常をコメントして分析結果報告書を作成し出
力する。
【0011】図8はデータ更新の手順を示したものであ
り、その病院や検査機関で分析した検体の正常値範囲内
にある正常データが項目ごとの年令別及び性別に、一定
数、例えば100以上の数のデータが蓄積された時点
で、それらの正常データを統計的に処理して正常値を算
出する。一般には、正常人集団の血清成分の測定値の分
布は、測定項目によって最頻値を中心とする左右対照の
正規分布型か対数正規分布型になることが知られている
(例えば「臨床化学」(講談社サイエンティフィク)第
50〜52頁参照)。対数正規分布型はデータを対数変
換することによって正規分布型になるものである。そこ
で、正規分布型を示す項目は分析データそのものによ
り、対数正規分布型を示す項目は分析データを対数変換
した後、平均値Xと標準偏差SDを算出する。算出され
たX±2SDをその病院や検査機関での性別及び年令別
の正常値としてデータ記憶部6の記憶データを更新す
る。
【0012】図2でデータ処理・制御部10はメインコ
ンピュータ部として実現され、データ記憶部6はフロッ
ピディスク装置やハードディスク装置などの不揮発性記
憶装置により実現される。入力部4はキーボードにより
実現され、CRTなどのディスプレイと対話式に属性デ
ータや依頼項目を入力することができる。分析結果出力
部8は例えばプリンタである。分析部2は分析項目が指
示されれば自動的に分析処理を行ない、分析結果を出力
できる自動分析装置である。図3に示される構成では自
動分析装置20と別構成のデータ処理装置22は入出力
装置を備えたコンピュータにより実現される。
【0013】
【発明の効果】本発明では項目ごとに性別及び年令別の
正常値を記憶するとともに、各病院や検査機関で分析を
行ないながら、その分析で得られた正常データを使っ
て、記憶されている正常値が更新できるようにしたの
で、例えば正常値範囲が地域によって変動する場合であ
っても、地域ごとに最適な正常値範囲が性別及び年令別
に記憶されるので、各検体の分析結果が正常であるか否
かを的確に判断するのが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の分析結果報告書の一例を示す図である。
【図2】一実施例を示すブロック図である。
【図3】他の実施例を示すブロック図である。
【図4】一実施例における分析依頼動作を示すフローチ
ャート図である。
【図5】一実施例において患者属性データの登録例を示
す図である。
【図6】項目ALPの年令別及び性別の正常値の一例を
示す図である。
【図7】一実施例における分析動作を示すフローチャー
ト図である。
【図8】一実施例におけるデータ記憶部のデータ更新動
作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】 2 分析部 4 入力部 6 データ記憶部 8 分析結果出力部 10 データ処理・制御部 12 生化学自動分析装置 20 自動生化学分析装置 22 データ処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体について指示された項目の分析を行
    なう分析部と、 被検者の性別や年令などの属性データを入力し、分析項
    目を指示する入力部と、 項目ごとの性別及び年令別の正常値を記憶しているデー
    タ記憶部と、 分析結果を出力する分析結果出力部と、 入力部から入力された項目に従って分析部にその検体の
    分析を指示し、その分析結果をデータ記憶部に記憶され
    ている正常値と比較して正常値範囲内にあるか又は低値
    もしくは高値の異常であるかを判別し、その分析結果に
    判別結果を付加して分析結果出力部から出力させるとと
    もに、分析して得られた項目ごとの正常値範囲内のデー
    タを性別及び年令別に蓄積し、それらの蓄積データに基
    づいた項目ごとの性別及び年令別の正常値を算出してデ
    ータ記憶部の記憶データをその算出された値で更新でき
    るデータ処理・制御部と、を備えたことを特徴とする生
    化学自動分析装置。
JP26954493A 1993-09-30 1993-09-30 生化学自動分析装置 Pending JPH07103972A (ja)

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Cited By (7)

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