JPS62297564A - トロイダル形無段変速機を用いた自動変速装置 - Google Patents

トロイダル形無段変速機を用いた自動変速装置

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JPS62297564A
JPS62297564A JP13848286A JP13848286A JPS62297564A JP S62297564 A JPS62297564 A JP S62297564A JP 13848286 A JP13848286 A JP 13848286A JP 13848286 A JP13848286 A JP 13848286A JP S62297564 A JPS62297564 A JP S62297564A
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gear
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shaft
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車等の車両に適用されるトロイダル形
無段変速機を用いた自動変速装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のトロイダル形無段変速機としては、例えば特開昭
58−54262号公報に記載されているようなものが
ある。そのトロイダル形無段変速機を自動車の自動変速
機として用いて、エンジンの駆動軸とトロイダル形無段
変速機の入力軸との間に発進クラッチを介在させた場合
、前進・後退切換ギヤを前進段にシフトした状態で発進
クラッチを切った時に自動車が後退したり、或いは前進
・後退切換ギヤを後退段にシフトした状態で発進クラッ
チを′切った時に自動車が前進したりすると、駆動輪か
ら駆動力が入力されてトロイダル形無段変速機の入出力
ディスクが逆転することになり、その結果、油圧による
変速制御機構が制御不i7旨になるという問題点があっ
た。
上記問題点を防ぐため、従来は前記発進クラッチとアク
スルシャフトとの間にワンウェイクラッチを介在させ、
このワンウェイクラッチの作動によって人出力ディスク
の逆転を防止するようにしていた。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、この場合には、自動車が動いて前進・後
退切換ギヤが逆転することによりワンウェイクラッチが
ロックした状態でエンストを生じると、切換ギヤが抜け
なくなってシフトレバ−をD(ドライブ)レンジ又はR
(リバース)レンジからNにュートラル)レンジ又はP
(パーキング)レンジへ切り換えることができなくなる
。一般に、自動車用自動変速機では発進時の安全性を確
保するため、Nレンジ又はPレンジでなければエンジン
を始動することができない構造となっていることから、
上記ワンウェイクラッチを設けた装置ではエンジンを再
始動することができないという問題点があった。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、前進・後退切換機構を前進段にシフトした
状態で発進クラッチを切った時に自動車が後退したり、
或いは前進・後退切換機構を後退段にシフトした状態で
発進クラッチを切った時に自動車が前進したりした時に
は、駆動輪とトロイダル形無段変速機との間を締結して
いるクラッチを切って当該トロイダル形無段変速機を逆
転させないようにすると共に、前進・後退切換機構を前
進段又は後退段から他のエンジン始動が可能な位置へ移
動可能とすることにより、上記問題点を解決することを
目的としている。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記問題点を解決するため、この発明は、入力軸と走行
駆動装置の駆動軸とを発進クラッチを介して連結すると
共に、駆動軸に連結された出力軸と前記入力軸との間を
、トロイダル形無段変速機及び第1のクラッチを有する
第1の動力伝達系と、前進・後退切換機構及び第2のク
ラッチを有する第2の動力伝達系とで連結し、前記トロ
イダル形無段変速機の出力側の逆転を防止するワンウェ
イクラッチを設け、少なくとも前記前進・後退切換機構
で前進段又は後退段を選択している時にはエンジンの始
動を阻止すると共に、前記発進クラッチを切ることによ
り車両が当該選択方向と逆方向に移動して前記ワンウェ
イクラッチがロックし且つエンジンが停止した時に前進
・後退切換機構を前進段又は後退段から他のエンジン始
動が可能な位置へ切換可能とするように前記第1のクラ
ッチ及び第2のクラッチを選択的に制御する制御装置を
設けたことを特徴としている。
〔作用〕
而して、この発明では、前進段を選択しているときに発
進クラッチを切ったため車両が後退したり、或いは後退
段を選択しているときに発進クラッチを切ったため車両
が前進したことにより、ワンウェイクラッチがロックし
てエンジンが停止した場合には、トロイダル形無段変速
機が逆転するのを防止すると共に、駆動輪とトロイダル
形無段変速機との間を締結している第1のクラッチ及び
第2のクラッチを選択的に制御してその動力伝達系を遮
断し、前進・後退切換機構を前進段又は後退段から他の
エンジン始動の可能な位置へ移動可能として、エンジン
の再始動を可能とする。
〔実施例〕
以下、この発明を添付した図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示すもので、前置エン
ジン前輪駆動車に適用した概略説明図である。
まず、構成を説明すると、図中1が入力軸、2は中間軸
、3は出力軸であり、これらの三1紬1゜2.3は互い
に平行に配置され且つ図示しないハウジングに軸受を介
して夫々回転自在に支持されている。
上記入力軸1の軸方向の一端には、発進用クラッチ4を
介して、走行駆動装置の一具体例を示すエンジン5の駆
動軸6が断続可能に連結されていると共に、同軸方向の
中途部にはトロイダル駆動ギヤ7が固定され、さらに、
同軸方向の他側には、入力端切換部Aが設けられている
。トロイダル駆動ギヤ7は、中間軸2に設けたトロイダ
ル形無段変速機Bのトロイダル人力ギヤ8と常時噛合し
ている。
トロイダル形無段変速機Bは、中間軸2に回転自在に支
持され且つ外周部に前記トロイダル人力ギヤ8が一体に
形成されたローディングカム9と、同軸2に回転自在に
支持された入力ディスク10と、この人力ディスク10
及びローディングカム9の対向端面に夫々形成された周
方向へ波形に連続するカム面間に介在された複数個のロ
ーディングローラ11と、同軸2に固定された出力ディ
スク12と、この出力ディスク12及び入力ディスク1
0間に介在された一対のパワーローラ13゜14とから
構成している。上記入力ディスク10及び出力ディスク
12の各対向端面ば、軸方向断面で見て半円形となるよ
うにトロイダル面に形成されており、このトロイダル面
で形成されるトロイダルキャビティ内に前記パワーロー
ラ13,14が傾転自在に配設され、両パワーローラ1
3゜14が両ディスク10.12に転接されている。
また、前記入力側切換部Aは、互いに入力軸1に回転自
在に支持された前進ギヤ15及び後退ギヤ16と、両ギ
ヤ15.16間に軸方向へ移動可能に介在されて前進ギ
ヤ15に常時噛合し且つ後退ギヤ16には選択的に噛合
可能なスリーブ17と、このスリーブ17を軸方向へ移
動させるためのシフトフォーク18とから構成されてい
る。そして、前進ギヤ15と入力軸1との間には、例え
ば油圧によって切換作動される湿式多板クラ・ノチから
なる第2のクラッチとしての入力側クラッチ19を介在
させている。入力側クラッチ19は、入力軸1と一体に
回転するドライブプレート19aと、前進ギヤ15と一
体的に回転するフリクションプレート19bとからなり
、液圧装置40から供給される液圧力によってON・O
FF制御される。
41は、液圧装置40を駆動制御するための制御装置で
あり、例えば人出力インタフェース回路、演算処理装置
、記憶装置等を有するマイクロコンピュータを具えて構
成され、この制御装置41から出力される制御信号に基
づいて液圧装置40が入力側クラッチ19及び後述する
出力側クラッチ25に液圧力を付与する。
制御装置41のマイクロコンピュータには、例えば変速
機の出力軸の回転数を検出して車速に対応した車速信号
を出力する車速センサ42と、エンジン5の回転数を検
出して駆動状態を表すエンジン回転数信号を出力するエ
ンジン回転数センサ43と、スロットル弁の開度を検出
してそのスロットル開度に応じたスロットル開度信号を
出力するスロットル開度センサ44と、変速機のシフト
ポジションを検出してそのシフトポジションに対応した
シフトポジション信号を出力するシフトポジションセン
サ45とが接続されていて、それらの車速信号、エンジ
ン回転数信号、スロットル開度信号及びポジション信号
に基づいて制御装置41が制御信号を出力する。
また、上記入力側切換部Aは、出力軸3に設けた出力側
切換部Cと連動するよう構成されている。
この出力側切換部Cは、出力軸3に回転自在に支持され
た前進ギヤ20及び後退ギヤ21と、両ギヤ20.21
間に軸方向へ移動可能に介在して前記スリーブ17と一
体に移動して一方のギヤに選択的に噛合され且つ入力軸
1と回転方向へ一体をなすスリーブ22と、このスリー
ブ22を軸方向へ移動させるためのシフトフォーク23
とから構成されている。そして、前進ギヤ20が直接入
力端前進ギヤ15と常時噛合していると共に、後退ギヤ
21は、図示しない中間ギヤ(このギヤは、前進時の回
転方向に対して逆転させるために用いられる。)を介し
て入力側後退ギヤ16と常時噛合している。
また、出力軸3にはクラッチ人力ギヤ24が回転自在に
支持されていて、このクラッチ入力ギヤ24と出力軸3
との間には、前記入力端クラッチ19と同様の湿式多板
クラ・ソチからなる出力側クラッチ25を介在させてい
る。この出力側クラッチ25は、出力軸3と一体に回転
するドライブブレート25aと、クラッチ入力ギヤ24
と一体に回転するフリクションプレート25bとからな
り、前記液圧装置40から供給される液圧力によってO
N・OFF制御される。
さらに、クラッチ入力ギヤ24には、中間軸2と一体に
回転するトロイダル出力ギヤ26が常時噛合している。
そして、中間軸2には、エンジン5の駆動力を出力軸3
側へ伝えることはできるが、これとは逆の出力軸3から
入力されるトルクをエンジン側に伝達することはできな
いワンウェイクラッチ27を設けており、これにより中
間軸2の逆転、すなわちトロイダル形無段変速機Bの逆
転を防止している。さらにまた、出力軸3には出力ギヤ
28が固定されていると共に、この出力ギヤ28にはデ
フ人力ギヤ29が常時噛合されていて、このデフ入力ギ
ヤ29に連動するディファレンシャルギヤ30及びアク
スルシャフト31を介して、出力軸3に伝えられたトル
クが駆動軸32である前輪32に伝達される。
なお、上記トロイダル駆動ギヤ7と、トロイダル形無段
変速機Bと、中間軸2と、トロイダル出力ギヤ26と、
クラッチ入力ギヤ24と、出力側クラッチ25とで動力
がトロイダル部を通る第1の動力伝達系を構成している
と共に、第2のクラッチ19と、入力側切換部Aと、出
力側切換部Cと、中間ギヤとで動力がトロイダル部を通
らない第2の動力伝達系を構成している。また、入力端
切換部Aと、出力側切換部Cと、中間ギヤとで前進・後
退切換機構を構成している。
次に、作用について説明する。
今、車両を発進させるため、図示しないイグニッション
キースイッチを投入してエンジンを駆動すると共に、制
御装置41を作動させると、車速センサ42からの車速
信号とエンジン回転数センサ43からのエンジン回転数
信号とスロットル開度センサ44からのスロットル開度
信号とシフトポジションセンサ45からのシフトポジシ
ョン信号とが当該制御装置41に供給されるようになる
この状態から、車両を前進走行させるため、図示しない
シフトレバ−の作動を介してこれに連動する入力側シフ
トフォーク18及び出力側シフトフォーク23を作動さ
せ、入力側スリーブ17と入力端前進ギヤ15との噛合
を確保しつつ、出力側スリーブ22を出力側前進ギヤ2
0に噛合させると、その前進段にシフトされている状態
を表すシフトポジション信号が制御装置41に入力され
、これにより制御装置41が液圧装置40に制御信号を
出力する。その結果、液圧装置40が、出力側クラッチ
25のみを作動(ON)するように液圧力を出力するた
め、入力側クラッチ19が非作動(OFF)状態を保持
する一方、出力側クラッチ25が作動状態となってクラ
ッチ入力ギヤ24と出力軸3とが回転方向に一体となる
この状態から、運転者が発進クラッチ4を接続してエン
ジン5の駆動軸6と入力軸1とを連結すると、エンジン
5により発生した駆動力が発進クラッチ4を介して入力
軸1に伝達され、この人力4Il111カらトロイダル
駆動ギヤ7、トロイダル人力ギヤ8、ローディングカム
9、ローディングローラ11、入力ディスク10、パワ
ーローラ13゜14及び出力ディスク12を介して中間
軸2に伝達され、さらに、出力側クラッチ25が締結さ
れているため当該中間軸2と一体のトロイダル出力ギヤ
26からクラッチ入力ギヤ24及び出力側クラッチ25
を介して出力軸3に伝達される。これと同時に、入力軸
lと一体に入力側クラッチ19のドライブプレート19
aと前進ギヤ15及び20も回転するが、当該入力端ク
ラッチ19が切られているため、この回転部分には回転
力は伝達されない。
従って、出力軸3は、トロイダル形無段変速機Bを介し
て伝達されたトルクにより回転駆動され、そのトルクが
出力ギヤ28からデフ入力ギヤ29、ディファレンシャ
ルギヤ30及びアクスルシフト31を介して駆動輪であ
る前輪32に伝達され、これにより車両が前進走行を開
始する。そして、パワーローラ13.14を傾転させ、
人力ディスク10との接触中心から中間軸2の軸心線ま
での距離を、出力ディスク12との接触中心から中間軸
2の軸心線までの距離より長くすると、その傾転量に応
じて車速か上昇する。このような変速状態が、一般に言
うD(ドライブ)レンジである。
しかる後、車速か予め設定された基準車速値に達すると
、制御装置41からの制御信号が変化して出力側クラッ
チ25が切られ、その後、入力側クラッチI9が接続さ
れる。すると、クラッチ人力ギヤ24から出力軸3への
トルク伝達が不能となる一方、入力軸1と一体に回転す
る入力側クラッチ19のドライブプレート19aからフ
リクションプレート19bにトルクが伝達され、このフ
リクションプレート19bと一体の入力側切換部Aの前
進ギヤ15から、これに噛合する出力側切換部Cの前進
ギヤ20に伝達され、さらに、この前進ギヤ20に噛合
するスリーブ22から出力軸3へと伝達される。このよ
うな変速状態が、所謂OD(オーバドライブ)レンジで
ある。
次に、車両を後退させるときには、シフトレバ−をR(
リバース)レンジにシフトし、シフトフォーク18.2
3の作動を介して入・出力切換部A、Cの各スリーブ1
7.22を後退ギヤ16゜21に夫々噛合させる。する
と、その後退段を表すポジション信号が制御装置41に
入力され、これにより制御11装置41が液圧装置40
に制御信号を出力し、入力側クラッチ19が切られると
共に、出力側クラッチ25が接続される。
この状態から、運転者が発進クラッチ4を接続してエン
ジン5の駆動軸6と入力軸1とを連結すると、入力軸1
に伝達された駆動力が入力側クラッチ19から入力側切
換部への後退ギ、ヤ16に伝達され、この後退ギヤ16
から中間ギヤを介して出力側切換部Cの後退ギヤ21に
伝達され、これに噛み合うスリーブ22から出力軸3へ
と伝達される。その結果、第2の動力伝達系を介して出
力軸3が前進時と逆方向に回転駆動され、それが駆動輪
32に伝達され、車両が後退する。
以上が、この発明に係わる自動変速装置の通常の作動で
ある。
かかる自動変速装置において、Dレンジにシフトしてい
る状態で発進クラッチ4を切ることにより車両が後退す
ると、駆動輪32から入力された駆動力がアクスルシャ
フト31、ディファレンシャルギヤ30、デフ入力ギヤ
29及び出力ギヤ28を介して出力軸3に伝達され、こ
の出力軸3から出力側クラッチ25、クラッチ入力ギヤ
24及びトロイダル出力ギヤ26を介して中間軸2に伝
達される。そのため、中間軸2が逆転すると、これに設
けられたワンウェイクラッチ27が作動して中間軸2の
逆転を阻止する。
このとき、急激な荷重の負荷によりエンジン5が停止す
ると、制御油圧が零となり油圧作動の出力側クラッチ2
5が切られ、出力軸3及び第2の動力伝達系間が遮断さ
れる。その結果、動力を伝達しないフリーな状態となる
ため、シフトレバ−の動作が可能となり、Dレンジから
エンジン始動の可能なNレンジ又はPレンジヘシフトす
ることができる。
そこで、DレンジからNレンジ又はPレンジヘシフトす
ることにより、その後、エンジン5を再始動することが
できる。しかる後、再びDレンジヘシフトしてから、前
述したようにして車両を1);I進させると、ワンウェ
イクラッチ27のロックが自動的に解除される。
また、Rレンジヘシフトしている状態で発進クラッチ4
を切ることにより車両が前進すると、駆動輪32から出
力軸3に伝達された駆動力が出力側切換部Cの後退ギヤ
21、スリーブ22及び中間ギヤから入力側切換部Aの
後退ギヤ16、スリーブI7、入力端クラッチ19、入
力軸l、トロイダル出力ギヤ7、トロイダル人力ギヤ8
、ローディングカム9、入力ディスク10、パワーロー
ラ13.14及び出力ディスク12を介して中間軸2に
伝達され、これにより中間軸2が逆転する。
これにより、中間軸2に設けられたワンウェイクラッチ
27の作動により、中間軸2の逆転が阻止される。
このとき、同様に急激な荷重の負荷によりエンジン5が
停止すると、制御油圧が零となり油圧作動の入力側クラ
ッチ19が切られて出力軸3及び入力軸1間が遮断され
る。その結果、動力伝達系が動力を伝達しないフリーな
状態となるため、シフトレバーの動作が可能となり、R
レンジからNレンジ又はPレンジヘシフトすることがで
きるようになる。
そこで、RレンジからNレンジ又はPレンジヘシフトし
てからエンジン5を再始動し、しかる後、再びRレンジ
ヘシフトして車両を後退させると、ワンウェイクラッチ
27のロックが自動的に解除される。
而して、この実施例では、駆動輪32から入力される駆
動力を受けてトロイダル形無段変速機Bの逆転を防止す
るワンウェイクラッチ27がロックされ、且つエンジン
が停止すると、駆動輪32とトロイダル形無段変速機B
との間を連結しているクラッチが切られるため、前進・
後退切換機構が前進段又は後退段からNレンジ又はPレ
ンジのエンジン始動可能な位置へ切り換えることができ
るようになる。そこで、Nレンジ又はPレンジへシフト
することにより、エンジンを再始動させることができる
。従って、前進・後退切換機構を前進段に入れた状態で
発進クラッチ4を切ることにより車両が後退したり、或
いは後退段に入れた状態で発進クラッチ4を切ることに
より車両が後退した場合にも、トロイダル入出力ディス
クが逆転されることがなく、さらに、エンストを生じて
も迅速にエンジンを再始動することができる。
なお、上記実施例では、走行駆動装置としてエンジンを
適用した例について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、電動機その他の動力発生装置を用いることが
できることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、前進段を
選択しているときに発進クラッチを切ったため車両が後
退したり、或いは後退段を選択しているときに発進クラ
ッチを切ったため車両が前進したことにより、ワンウェ
イクラッチがロックしてエンジンが停止すると、駆動輪
とトロイダル形無段変速機との間を締結している第1の
クラッチ及び第2のクラッチを選択的に制御してその動
力伝達系を遮断し、トロイダル形無段変速機が逆転する
のを防止すると共に、前進・後退切換機構を前進段又は
後退段から他のエンジン始動可能な位置へ移動できる構
成とした。そのため、トロイダル形無段変速機の逆転を
確実に阻止することができると共に、エンストを生じた
時にも迅速に対応することができ、速やかにエンジンを
再始動させて、車両をスムースに再発進させることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入力軸と走行駆動装置の駆動軸とを発進クラッチを介し
    て連結すると共に、駆動輪に連結された出力軸と前記入
    力軸との間を、トロイダル形無段変速機及び第1のクラ
    ッチを有する第1の動力伝達系と、前進・後退切換機構
    及び第2のクラッチを有する第2の動力伝達系とで連結
    し、前記トロイダル形無段変速機の出力側の逆転を防止
    するワンウェイクラッチを設け、少なくとも前記前進・
    後退切換機構で前進段又は後退段を選択している時には
    エンジンの始動を阻止すると共に、前記発進クラッチを
    切ることにより車両が当該選択方向と逆方向に移動して
    前記ワンウェイクラッチがロックし且つエンジンが停止
    した時に前進・後退切換機構を前進段又は後退段から他
    のエンジン始動が可能な位置へ切換可能とするように前
    記第1のクラッチ及び第2のクラッチを選択的に制御す
    る制御装置を設けたことを特徴とするトロイダル形無段
    変速機を用いた変速装置。
JP13848286A 1986-06-14 1986-06-14 トロイダル形無段変速機を用いた自動変速装置 Expired - Fee Related JPH0830522B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04502593A (ja) * 1989-01-06 1992-05-14 トロトラック・(ディベロップメント)・リミテッド 車輪自動車用の動力伝達系統に関する改良
JPH0526322A (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 Nissan Motor Co Ltd 摩擦車式無段変速機
JPH0526321A (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 Nissan Motor Co Ltd 摩擦車式無段変速機

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JPH0526322A (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 Nissan Motor Co Ltd 摩擦車式無段変速機
JPH0526321A (ja) * 1991-07-17 1993-02-02 Nissan Motor Co Ltd 摩擦車式無段変速機

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