JPS58105828A - 自動変速機の電動式レンジ切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動変速機の電動式レンジ切換装置に関し、更
に詳しくは自動変速機に於いてドライブレンジ、後退レ
ンジ等の各選択レンジの切換を行う場合に、モータ、ウ
オームギヤ等から成る駆動系装置と駆動１装置の動作ケ
制御する電気系装置によってスイッチ操作で各選択レン
ジの切換えを行い得るようにした自動変速機の電動式レ
ンジ切換装置に関するものである。

従来、自動車に於ける半自動等の自動変速機では、各変
速段の操作は自動化されているが、ドライブレンジ、後
退レンジ、パーキングレンジ等の如き各レンジの切換は
操作レバーにより運転者が手動で行うようにしているの
が一般的であり、操作レバーを操作するとワイヤグープ
ル等によってミッション内部の油圧バルブ？作動させ、
レンジの切換えが行われる。斯かる装置は純粋に機械的
に構成されているから、操作レバーの操作には一定の力
ぞ要する。そこでレンジ切換え操作の軽減化を図ること
により運転性の向上等を図ることが一層望まれる。

本発明者は上記要望に鑑み、これを有効に解決すべく本
発明構成したものであって、本発明の目的とする処は、
その大部分は従来のままの構成を有する自動変速機にモ
ーターウオームギヤ等がら馨伺設することにより、スイ
ッチのオン操作によってレンジの切換えを軽快に行える
ようにした自動変速機の電動式レンジ切換装置ケ提供す
ることにある。

父本発明の目的は、自動変速機のレンジ切換用操作レバ
ーを車室内より除去し、電動手段である賢動系装置ケ車
両の適宜な箇所に設けて車室内の空間乞広くし居住性を
向上させることか出来る自動変速機の電動式レンジ切換
装置を提供することにある。

す、下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳
述する。

第１図は駆動系装置乞示Ｉ〜、１は駆動源であるモータ
であり、モータ１の回転軸には、カップリング部材２馨
弁して、その両端を固定部材に軸受けされたウオーム３
の一端が結合されている。ウオーム３の他端には電磁ブ
レーキ４が設けられている。

３− ５はウオームホイールであり、ウオームホイール５はウ
オーム３と噛合している。このウオーム゛ギヤの機構は
モータ１からの動力は伝達するかモータ１への動力は伝
達しない。所謂自己ロック機構ケ有する。ウオームホイ
ール５の軸６には更に小径の歯車７が固設されており、
この歯車はセクタ８と噛合している。セクタ８は固定部
材に形成されたブラケット９に取り付けられた軸１０に
回転自在に装着され、この軸１０には更にアーム１１が
回転自在に装着され、通常アーム１１とセクタ８とは脱
着自在なロックピン１２によって一体的に動くように結
合されている。

アーム１１には図中」二辺に相当する部分にストッパ１
３と係合する二角形状の凹凸部１１ａが連続的に形成さ
れ、アーム１１の左辺部にミッション内部の油圧バルブ
につながってこれケ作動せしめろワイーｒ１４との結合
部１１ｂが形成される。

ストッパ１３は、固定部材に設けられたブラケット１３
ａと、ブラケット１３ａに軸架され且つスプリング１３
ｂにより下方に引張されるアーム１３ｃ４− とから成り、アーム１３ｃの先端に形成された突起１３
ｄが」＝記アーム１１の凹凸部１１ａの一つの谷部に嵌
まることによってストッパー作用が生じろ４．又ワイヤ
１４（・工従来は操作レバーに結合されていたものであ
って、従来では操作し・（−を操作′１−ることによっ
てこのワイヤ１４を押引しワイーヤ１４’Ｙ介して油圧
バルブ馨制御しミツンヨン内部でレンジ（ν］換えの作
動ケ行わせろようにしていた。尚、１５はワイヤ１４を
ミッション内の油圧バルブ−＼導くと共にワイヤを保護
するための管部材である。

１６は位置センサであり、位置センサ１６はその一端が
固定部材に枢着され、他端がアーム１１に結着されてい
る。位置センサ１６はセクタ８の回転に伴って回転する
アーム１１の位置を検出することによってワイヤ１４が
所要のレンジの位置までｉｌｉ制御されたか否かを検出
し、駆動装置の作動ケ停止Ｉ−せしめろための信号を出
力する機能ン有するものである。。

１７はルノイドであり、ルノイド１７は所定条件下に於
けるその作動時アーム１１に形成された突部１１ｃと係
合することによってアーム１１０回転ケ規制する機能ヶ
有するものである。又１８はアーム１１に設けられたレ
バーであって緊急時に直接アーム１１を回転させ手動で
レンジのＩＪＪ換えケ行える。Ｌうにするためのもので
ある。

第２図に於いて上記駆動系装置の作動？制御するための
電気系装置ケ示す。１９は駆動源であるモータ１の動作
を指示するためのスイッチ群であり、スイッチ群の中に
はパーキング用スイッチ１９ａ、後退用スイッチ１９ｂ
、ニュートラル用スイッチ１９ｃ１オーバードライブ用
スイツチ１９ｄ、ドライブ用スイッチ１９ｅ、低速用ス
ィッチ１９ｆ等各レンジのスイッチが配設されている。

者スイッチは軽いタッチで操作し得る押ボタンの如きス
イッチである。各スイッチ１９ａ〜１９ｆの出力は判定
器２０の入力に接続されている。１６は位置センサであ
り、位置センサ１６はスイッチ１９ａ〜１９ｆの操作に
よってモータ１が動作したときアーム１１の所要な変位
ケ検出してモータ１の停止及び電磁ブレーキ４の動作馨
指示するための信号を出力する。位置センサ１６は各レ
ンジに対応して出力を有し、これを判定器２０に夫々接
続するようにしている。

２１は車速センサであり、車速センサ２１からの出力は
判定器２０及び第２の判定器２２に入力されるようにな
っている。第２の判定器２２の出力は上記ソレノイド１
７と接続されている。

判定器２０の出力側には１駆動用のモータ１、電磁ブレ
ーキ４、走行中にパーキング用スイッチ１９ａ又は後退
用スイッチ１９ｂがオンされたことケ知らせるための警
報ランプ２３、故障が生じたときにこれを知らせるため
の警報ランプ２４が設けられる。

又２５はイグニッションスイッチ、２６はスタータモー
タであって、イグニッションスイッチ２５とスタータモ
ータ２６とは位置センサ１６ケ介して接続され、位置セ
ンサ１６の状態がエンジン始動を許容し得る所定の状態
にあるときにのみイグニツンヨンスイッチ２５でスター
タモータ２６Ｙ駆動することが出来るように構成されて
いる。

尚第２図中、２７はバッテリ、２８はメインスイッチで
ある。

次に上記構成？有する電動式レンジ切換装置の作用ケ説
明する。

メインスイッチ２８ケオンし、ニュートラルスイッチ１
９ｃＹオンした状態でイグニッションスイッチ２５に投
入すれば、位置センサ１６の状態はエンジン始動を許容
し得る状態にあるのでスタータモータ２６が作動しエン
ジンが始動される。

次に走行状態に移るのであるが、この場合にはドライブ
スイッチ１９ｅ’Ｙオンする。斯くすれば判定器２０を
介してモータ１に電流が供給されモータ１が回転するこ
とによってウオーム３が回転し、次いでウオーム３と噛
合するウオームホイール５が回転する。ウオームホイー
ル５か回転すればロックピン１２でウオームホイール５
と結合されたアーム１１がウオームホイールと共に回転
する。この場合は第１図中時言１回りの方向に回転する
。アーム１１が時計回りの方向に回転すれはワイヤ１４
を引張ることになり、ミッション内の油圧バルブの制御
が行われる。ミッション内の油圧バルブがドライブレン
ジの状態になったことはアーム１１の位置を検出する位
置センサ１６によって検知される。位置センサ１６はア
ーム１１が制御されるべき所定の位置に来たとき、ドラ
イブレンジに係る一定の信号状態ケ発生し、これを判定
器２０へ出力する。判定器２０ではその信号ヶ受けると
モータ１への電流給力をやめてモータ１ン停止させると
共に、電磁ブレーキ４に電流を供給して電磁ブレーキを
作動させ、これによってモータ１の慣性馨抑制して急速
にその回転ヶ停止せしめる。斯くて精度良好に油圧バル
ブの制御を行いドライブレンジへの切換が行われる。

ストッパ１３はアーム１３ｃの突起１３ｄとアーム１１
の凹凸部１１ａとを保合させ、アーム１１の回転時にア
ーム１１ン下方向に押えることにより歯車のバツクラツ
シに起因するガタによってアーム１１が動くのを防止し
ている。

上記の如き操作スイッチ、電気回路の作用及び駆動装置
の作用は他のレンジについても同様である。

以上に加えて、電動式レンジ切換装置としての充実７図
るべく前記の如きソレノイド１７、及びＬ／バー１８か
設けられているのである。

ソレノイド１７は、一般に成る車速（例えば１０　Ｋｍ
／ｈ　）以上で走行中誤捷ってパーキングスイッチ１９
ａや後退スイッチ１９ｂ＝ａ＝オンした場合にはモータ
１が作動しないようになっているが、仮に何らかの原因
でモータ１か作動したときにアーム１１が動かないよう
規制するためのものである。そこで車速センサ２１から
判定器２２へ与えられる信号に於いて車速か設定車速以
上になった場合には判定器２２からソレノイド１７を作
動させるための電流が供給される。この場合にはアーム
１１が回転してパーキングレンジ、後退レンジに変位し
ようとしてもソレノイド１７のプランジャに突部１１ｃ
が当接するためパーキングレンジ、後退レンジになるこ
とはない。回路的にはモータ１の判定器２０とは別の判
定器２２によって構成され、その動作の確実化が図られ
ている。

アーム１１ＶＣ設けられたレバー１８は、万一トラブル
が生じスイッチによる操作が出来なくなったときに手動
でレンジヶ切換えられるように一１″るためのものであ
って、この場合にはロックピン１２乞取りはずすことに
よってアーム１１とセクタ８との結合関係ケ解除し、ア
ーム１１をレバー１８で操作することによってレンジ切
換えを行う。

第２図には駆動装置の変更実施例が示される。

この実施例では、一枚の円盤状の部材２９０円周部にウ
オーム３と噛合してウオームホイールとして機能する歯
部２９ａ及びストッパ３０と係合する連続的凹凸部２９
ｂが形成されている。この実施νＵＫよれば、構成が簡
単となり部品点数ケ削減することが可能となり、低コス
トで製作することが可能となる。尚１６，１４は上記第
一の実施例で説明した位置センサとワイヤであり、他の
要素についても上記実施例と同じ符号が付されている。

見、上の説、明で明らかなように本発明によれば、自動
車に備わる従来の自動変速機の機構をほとんど変更する
ことなく、極めて簡単に月つ低コストでレンジ切換えの
電動化を図ることが出来、これによって自動変速機のレ
ンジ切換操作を容易化し、その操作性、取扱い易さケ向
」ニさせ、延いては自動車運転の軽快性ケ向上させるこ
とが可能である。

又駆動源からのワイヤへの動力のみケ伝えると云う一方
向性動力伝達機構成いは自己ロック機構を利用して機構
的に簡易に構成され、その作動の確実さケ高い水準で保
ちつつ、その安全性についても極めて深い配慮がなされ
、自動車の運転の準自動化に大いに貢献する。５１スペ
ース的には、従来の操作レバーな取り外すことが出来且
つ駆動系装置も車両の適宜な箇所に設けることが出来る
ため車室内の空間を広げることが出来、車両の居住性を
高める等の諸効果を発揮し、実用的効果類る顕著である
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例ケ示し、第１図は駆動系装置の
構成を示した図、第２図は電気系装置の構成ケ示した回
路図、第３図は本発明の変更実施例に係る第１図と同様
な図である。 尚図面中、１はモータ、３はウオーム、４は電磁ブレー
キ、５はウオームホイール、８はセクタ、１１はアーム
、１２はロックビン、１３はストッパー、１４はワイヤ
、１６は位置センサである。 特許出願人　本田技研工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ミッション内の油圧バルブに連結されたワイヤによって
   油圧バルブケ制御してレンジの切換えを行う自動車の自
   動変速機に於いて、駆動モータと、上記ワイヤと結合さ
   れ且つ該駆動モータと自己ロック機構ケ有する動力伝達
   手段によって連動関係にあるアームと、駆動系の位置の
   変化を検出するセンサとから成り、電気的スイッチの操
   作で」二記駆動モータを作動させ、センサの出力で駆動
   モータを停止させて上記を油圧パルプを所定のレンジに
   制御するようにしたことケ特徴とする自動変速機の電動
   式レンジ切換装置。