JPS62285787A - ヒ−トシヨツクたんぱく質遺伝子hsp83を含む発現ベクタ−及びこれを用いる誘導的発現 - Google Patents

ヒ−トシヨツクたんぱく質遺伝子hsp83を含む発現ベクタ−及びこれを用いる誘導的発現

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JPS62285787A
JPS62285787A JP61127172A JP12717286A JPS62285787A JP S62285787 A JPS62285787 A JP S62285787A JP 61127172 A JP61127172 A JP 61127172A JP 12717286 A JP12717286 A JP 12717286A JP S62285787 A JPS62285787 A JP S62285787A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 日の〜野 び関゛技術の脱B この発明はドロソフィラ・メラノガスタ−(Droso
phila  melanogaster)由来のヒー
トショックたんばく質遺伝子(」83)を用いて生理活
性物質を生産する技術に係る。
本発明の関連する技術としては、ドロソフィラ・メラノ
ガスター由来のヒートショックたんばくr退fム子であ
って分子量が約70キロダルトンのヒートショックたん
ばく賞遺伝子(hsp70) ヒートショック発現制御
DNA塩基配列を使用して動物細胞で異種遺伝子の制御
的発現がある。
2191昨久艷旦叉 本発明の目的は、外来の生理活性物質構造遺伝子を真核
生物細胞、特に動物細胞で誘導的に発現させ、目的とす
る生理活性物質を生産させるについて、従来の技術に比
較して強い発現量で確実に反復実施できる技術を提供す
ることにある。
本発明は前記の目的を達成するだめの手段として、発現
制御DNA塩基配列としてドロソフィラ・メラノガスタ
ーのヒートショックたんばく賞遺伝子」ニー3ヒートシ
ヨンク発現制(ilDNA塩基配列又はそのFi配列を
用いることに特徴があり、この配列により転写制御を受
けるように外来の構造遺伝子を結合し、転写に必要な他
の因子も有効に結合してベクターなどを構築し、真核生
物細胞で得た形質転換細胞で望みの時にヒートショック
処理して遺伝子の殿能を誘導的に発現させて目的を達す
ることが出来る。
明の態様の に詳細な脱B 本発明の方法によれば外来の生理活性物質構造遺伝子を
真核生物細胞、特に動物細胞で誘導的に、望みの時に強
い発現量で確実に発現させ、その生理活性物質を得るこ
とができる。
本発明の方法によれば外来の生理活性物質の遺転子発現
を通常は停止させておき、必要な時にそれを進行させる
ことができるので産業上の有用性が極めて大きい。
t       また、本発明によると宿主として用い
る動物細胞の生長に有害な生理活性物質あるいは有害な
量の生理活性物質を産生ずる能力を存する形質転換細胞
を得ることもできるので自然には行われていない生理活
性物質の生産を行うことも出来る。
本発明の方法とは、ドロソフィラ・メラノガスターの約
83キロダルトンのヒートショックたんばく質(」83
 )遺伝子のヒートショック発現制御DNA塩基配列あ
るいはその誘導配列を用いて外来の生理活性物質構造遺
伝子の発現ベクターを作成し、その発現ベクターを真核
生物細胞に導入し、形質転換細胞を得、その形質転換細
胞でヒートショックにより誘導的にその生理活性物質を
産生させ、その産物を取得する方法である。
本発明の云う「ドロソフィラ・メラノガスターの約83
キロダルトンのヒートショックたんばく賃(」83 )
遺伝子のヒートショック発現制御DNA塩基配列」とは
次のことを意味する。
ドロソフィラ・メラノガスターの約83キロダルトンの
ヒートショックたんばく質(」83) a転子のヒート
ショック発現制御DNA塩基配列とは〕83遺伝子中の
ヒートショ・ツクによる発現を可能とするのに必要なり
NA塩基配列のことであり、ホルムグレン等により示さ
れたTATAボックス配列及びその上流の制御要素を含
み、あるいはその他の未知の制御配列を含むものである
約83キロダルトンのドロソフィラ・メラノガスターの
ヒートショックたんばく譬については以前」80.81
.82あるいは83と報告されてきたが、全DNA塩基
配列の決定することにより正確な分子量が算定され、以
前の箪83は最近は−■上82であったとされている場
合があるが、本発明に言う皿83はその」82と同一の
ものである。
本発明に言う誘導配列とは、元の配列に対し、本発明に
おいて目的としているヒートショック発現制御の能力を
損なうことなく、あるいは能力の向上を伴って塩基置換
、削除、挿入、転位されたDNA塩基配列のことを云う
ヒートショックたんばく賞(以下皿と略記することがあ
る)は真核生物の進化において富農に保存的(cons
ervative)であったことが知られており、ドロ
ソフィラ」鉦83が分類される、分子量80キロダルト
ンから90キロダルトンの「第一のクラス」の並はマウ
ス細胞、ヒト細胞等いくつかの真核生物で見つかってい
る。
従ってドロソフイラ以外の真核生物のドロソフィラ」8
3遺伝子に相当する「第1のクラス」の皿遺転子にはド
ロソフイラ」且83遺伝子のヒートショック発現制御D
NA塩基配列と同一か極めて類似の配列で本発明に利用
できるものが当然に存在していると考えられるがこれも
誘導配列に含める。
ヒートショック発現制御DNA塩基配列を使用して外来
遺伝子を誘導的に発現させることは、すでにドロソフィ
ラ」70遺伝子で試みられていたことではある。
然し、知られているそれらの発現実験の結果は発現量が
低いものでしかないし、我々の追試によっても例えば皿
70遺伝子のヒートショック発現制?IIIDN^塩基
配列を使用し、ヒト正常細胞由来組織プラスミノーゲン
活性化因子(t−PA)の発現を試みたが発現は甚だ微
弱であり、活性で測定した場合産生されたt−PAの検
出はほとんど不可能であった。
またドロソフィラ」70のヒートショック発現量?11
 DNA塩基配列を用いてインフルエンザウィルスへマ
グルチニンたんばく質遺転子の発現実験(特開昭59−
192091)も行われているがその場合にはヒートシ
ョックで誘導しなくても目的のたんばく譬の産生がみら
れておりヒートショックによる誘導の発現制御の効果か
否かが明確ではない。
このようなヒートショックによる発現制御DNA塩基配
列を利用する固有の効果が明瞭でない従来技術に就いて
、我々は前記の目的を実現する為に研究を重ねた結果、
特許請求の範囲に特定した構成によってはじめて、明確
に誘導を実現し得たものである。
即ち本発明ではドロソフィラ」70遺伝子とは異なる」
83遺伝子のヒートショック発現制御DNA塩基配列を
用い、形質転換された動物細胞で外来遺伝子の制御のき
いた発現と十分な発現量を得ているのである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
[ドロソフィラ・メラノガスター〇」83遺伝子のヒー
トショック発現剤′411 I)NA塩基配列」を得る
にはクローン化された」83遺伝子より酵素を用いる方
法で、または他の物理的方法等でヒートショック発現制
御DNA塩基配列を含むDNA断片として取り出す方法
あるいはDNA合成法も用いることができる。
本発明者等は簡便な方法としてクローン化された」83
遺伝子より制限酵素で切断する方法を用い、目的のDN
A塩基配列を含む約190塩基対DNA断片を取り出し
た。
「ドロソフィラ・メラノガスターの」狂83遺伝子のヒ
ートショック発現制御DNA塩基配列の誘導配列」を得
る為には既知のヒートショック発現側?111DNA塩
基配列に対して塩基置換、削除、挿入、転位等を行うこ
とになるが、その為には合成りNAを用いる方法が過当
であると考えられる。
またドロソフィラ皿83遺伝子に相当する真核生物の「
第1のタイプ」の皿遺転子から酵素法あるいは物理的方
法で「誘導配列」を取り出しても良い。
本発明で云う「発現ベクター」とは、ある遺伝子を発現
するべく構築されたベクターであり、その本体はDNA
である。一般にこの種のDNAは環状二重鎖の形態すな
わちプラスミドと普通言われているものである。
目的の外来遺伝子の04へ塩基配列に対しいくつかのD
NA塩基配列を連結することによりその遺伝子を有効に
発現させる工夫は既に幾つもなされている。 本発明で
はドロソフィラ皿83遺伝子のヒートショック発現制御
DNA塩基配列あるいはその誘導配列を用いて誘導的発
現を可能にする工夫がなされている。
すなわち、本発明では「発現ベクター」を構築する際、
ヒートショック発現制御DNA塩基配列を含むDNA断
片を少なくとも1つを、目的の生理活性物質の構造遺伝
子がそのヒートショック発現制御DNA塩基配列の発現
制御下となる様に結合する。
そして外来の生理活性物質の構造遺伝子の下流にはその
構造遺伝子自体のものでも良いが、少なくとも1つの任
意の他の適当な転写終了及びポリA付加の指令を内在す
るDNA塩基配列が存在する様にし、1つの転写可能な
ユニットをなすようにする。
この転写可能なユニットを作成するにあたって目的の構
造遺伝子のコード領域の他に5゛及び3゛フランキング
領域のある部分を含んでいてもかまわないし、あるいは
構造遺伝子がイントロンを含んでいてもかまわないし、
またヒートシシック発現制′4IDNA塩基配列のある
いは転写終了及びポリA付加の指令を内在するDNA塩
基配列の前後に転写の邪魔にならない長さのDNAある
いは邪魔にならない性質のDNA塩基配列をリンカ−D
NA含めて挿入してもかまわない。
「発現ベクター」は宿主細胞中でエピゾームとして、又
は染色体DNAに組み込まれた部分として複製可能でな
ければならない。エピゾームとして複製可能にする為に
は、宿主細胞中で有効に働く複製起点を「発現ベクター
」中に含ませる。
真核生物細胞を宿主細胞として用いる場合、その真核生
物細胞内で働く染色体外複製起点を「発現ベクター」中
に含ませることによりその「発現ベクター」をエピゾー
ムとして核外で増殖させることが可能となり高いコピー
数が実現できる。
ここに用いられる染色体外複製起点には、例えば51m
1an Virus 40(SV40)やウシ乳頭腫ウ
ィルスの複製起点等がある。
一方染色体内に組み込む方法は、形質転換細胞者たりの
導入された遺伝子のコピー数は、通常高くはないが、宿
主の染色体複製に従って組み込まれた遺伝子複製される
ので安定で、細胞の増殖につれ細胞光たりの導入された
遺伝子の変動が起こる可能性はエピゾームのような染色
体外複製系に比べて低い。
以下「宿主細胞」の説明のところでも述べる様に「発現
ベクター」に遺伝子選択マーカーを挿入することが「発
現ベクター」を導入して得られる形質転換体を選択する
目的でしばしばなされる。
真核生物細胞を宿主として用いる場合でも、「発現ベク
ター」に原核生物で有効な複製起点、遺伝的選択マーカ
ーを含ませて原核生物細胞中でプラスミドDNAの形態
で増殖させる工夫がしばしばなされる。
例えば大腸菌プラスミドpBR322由来の複製起点ま
たはアンピシリン耐性遺伝子を発現ベクターに含ませる
ことにより、そのベクターを大腸菌に導入して増殖させ
、プラスミドpNAとして大工に回収することができる
「宿主細胞」とは、上記の発現ベクターをその細胞に導
入して形質転換細胞を得る目的で用いる細胞である。宿
主細胞は発現ベクターに合わせて有効に機能する様に選
ばれる。すなわち宿主に用いる細胞には発現ベクターに
含まれる目的の遺伝子の転写ユニットが働き目的の物質
の遺伝子が転写され、続いてその物質の生産がなされる
性質が要求される。
発現ベクターであるプラスミドDNAをその宿主細胞で
ある原核生物細胞に導入する方法には例えばカルシウム
処理法が、またセキライ動物細胞に導入する方法として
は、例えばリン酸カルシウム法等がありこれらのいずれ
も本発明に用いられる。
また宿主細胞が哺乳動物細胞である場合には、選択マー
カー遺伝子として例えばネオマイシン耐性(Neo″)
遺伝子、細菌キサンチン・グアニン・ホスホリボシル・
トランスフェラーゼ(XGPRT)遺伝子を「発現ベク
ター」に導入して用いると野性型の細胞を使用しても形
質転換体の選択が可能である。
また例えば選択マーカー遺伝子としてチミジンキナーゼ
(TK)遺伝子あるいはジヒドロ葉酸還元酵素(DHF
R)遺伝子を使用する場合には、それぞれの遺伝子を含
む発現ベクターが導入されて得られた形質転換体の選択
の為に、それぞれの遺伝子が欠損している捕乳動物細胞
の変異株を宿主細胞として用いる必要がある。
D)IFI?阻害剤であるメトトレキセー) (MTX
)を含む培地で哺乳動物細胞を培養すると、DHFR遺
伝子は染色体内で増殖する性質があり、そのDHPR遺
伝子と大腸菌XGPRT遺伝子の両方を含む発現ベクタ
ーで形質転換したチャイニーズ・ハムスター卵巣細胞で
有効濃度のMTX存在下では両方の遺伝子が連動して増
幅する。
染色体内で目的の遺伝子のコピー数を増大させる方法と
しては、DHFI?遺伝子を用いる方法は確実かつ有用
である。
本発明に云う「生理活性物質」には例えば酵素、ホルモ
ン、リンフ才力イン類、ウィルス抗原または免疫原並び
に他の種々なポリペプチドあるいはいくつかのポリペプ
チド集合体がある。
このような物質のうちある種のポリペプチド、特に真核
生物由来のある種のポリペプチドは、細胞内の諸酵素に
より切断、プロセシング、糖鎖の付加やその他の修飾に
より変形を受け、あるいはS−S結合等により複雑な高
次構造が形成されるが、この様な変形は原核生物細胞中
で起こりに(いと考えられる。
例えばその生理活性物質がヒト組織プラスミノーゲン活
性化因子(t−PA)である場合、それはフィブリン溶
解の活性を有する生理活性物質であるが、その遺伝子が
転写され翻訳された後、得られるポリペプチドはそのN
端のリーダー配列が切断され、糖鎖の修飾を受け、S−
S結合により高次構造が形成され、そして細胞外に分泌
される。
ヒトt−PAは上述のように単純なポリペプチドでなく
、また細胞外に分泌される性質があるので生産されたt
−PAの検出が容易であること等の特徴がある為、本発
明のヒートショック発現制御DNA塩基配列を用いた誘
導的発現の実験に使用した。
しかし本発明はもちろんこれに制限されるわけではない
ヒl−t−PA遺伝子は、実際的にはヒト染色体DNA
よりクローン化されたゲノムDNAクローンあるいはメ
ラノーマ培養細胞mRNAよりクローン化されたcDN
Aであり、またヒト正常細胞(1列えばごTC017株
)よりクローン化されたcDNAクローンあるいはゲノ
ムDNAクローンであり、フ゛ラスミド中にクローン化
された形態であって、いずれも本発明に用いうる。
ここでは、外来の生理活性構造遺伝子の例としてヒト正
常細胞由来t−PA遺伝子を選んで発明の効果を示す。
ドロソフィラ皿83遺伝子のヒートショック発現制御D
NA塩基配列を含むDNA断片は皿83遺伝子のクロー
ンより分離した。
そのDNA断片を、外来遺伝子の例として用いるヒト正
常細胞由来t−PA構造遺伝子が組み込まれているプラ
スミドDNA中の正しい位置に正しい方向で挿入した。
この連結にはヒートショック発現制御DNA塩基配列と
t−PA構造遺伝子が前者が後者を制御するのに不都合
がないように注意を払った。
このプラスミドには、大腸菌で増殖するのに必要な複製
開始部位、大腸菌で働く選択マーカー及びt−PA構造
遺伝子を有効に働かせる為に必要な池のDNA断片を導
入した。
宿主として用いる細胞には、この分野の実験によく使用
されている哺乳動物培養細胞を使用した。
発現ベクターには例えばtk遺伝子の様な選択マーカー
遺伝子を導入し、形質転換された細胞の選択を容易にし
た。
得られた形質転換細胞については、ヒートショック有り
、無しの両方の条件下についてt−PA生産を調べた。
この点は培養液中に蓄積されたt−PAの活性を調べる
ことにより目的の達成を確かめることができる。
またドロソフィラ皿70遺伝子のヒートショック発現制
御DNA塩基配列を含むDNA断片を、hsp70遺伝
子のクローン(サブクローン88)より制限屏素を用い
て分離し、上述の皿83遺伝子を用いる場合と同一な方
法と手順でL−PA産生能をその活性で調べた。
その結果ヒートショックによる誘導がない場合は、」7
0遺伝子も四83遺伝子もそのヒートショック発現制御
DNA塩基配列を用いたt−PA発現は見られなかった
しかし、ヒートショックによる誘導を行った場合、」且
70遺伝子のヒートショック発現制御DNA塩基配列を
用いた場合はんのわずか(trace)の活性が認めら
れただけであったが、」83遺伝子のヒートショック発
現制御DNA塩基配列を用いた場合、十分の発現量すな
わちSV40初朋プ初子プロモーターた通常の発現と同
程度の発現量を得た。
次に実施例を示して本発明を更に具体的に説明するが、
これは本発明のほんの一例示にすぎないものである。
実施例 沢且工食U」並bp DNA瓶片。
ドロソフィラ・メラノガスター」83遺伝子の5゛−フ
ランク領域を含むBamHr’  Sat Iサブクロ
ーンaDM4.46を制限酵素EcoRI (Beむh
esda Re5−earch Laboratori
es INC,以下BRLと略す)及びXho T (
BRL)で消化し、アガロース電気永動で分画し電気溶
出で760塩基対(bp) E臼Rr−XhムI断片を
得た。
DNA断片の長さは塩基対(bp)の数で示すが、この
明細書で示す値は全てこの技術分野の常識に従っておよ
その値であるとして読まれるべきものである。
得られた断片の3°−粘着末端をDNAポリメラーゼ■
クレノフ断片(BRL)で常法に従ってうめて平滑末端
とした。
両端が平滑末端となった760bp DNA断片を制限
酵素Rsa l (New England Biol
abs、以下NEBと略す)で消化し、アガロースゲル
電気泳動で分画して190bp立R1/Fill−R匣
■断片を電気溶出で得た。
次に市販の」旦d[リンカ−DNA (d5’−GCA
AGCTTGC−3’ 、 BRL)の5゛端のリン酸
化をT4ポリヌクレオチドキナーゼ(BRL)を用い常
法に従って行った。
このリンカ−DNAの塩基配列は対称であるので適当な
条件下で、例えば下記のりガーゼ反応の条件下で、アニ
ールすると2本鎖DNAになる。
5′端がリン酸化されたHindI[lリンカ−0,4
54と190bp E図R1/Fill−R旦■断片o
、63Pgを供給者が示す反応緩衝液37μに溶解し、
T、、 DNAリガーゼ(BRL) 6ユニツトを加え
12°Cで5時間インキュベートした。
反応生成物を制限酵素」圏d I[I (BRL)で消
化しアガロース電気泳動で分画し両端が」圏dllIの
粘着端である200bp DNA断片を電気溶出で得た
(図1)。その200bp Hin d [Ur片には
ヒートショック発現制?loo塩基配列が含まれている
i B)ヒト正常細胞由来t−PA遺伝子及び同遺伝子
のプラスミドpSVM−dhfr (Lee、F、旦 
al、、1981゜Natuer 294:22Bに従
って得られたもの)を制限酵素lI[(BRL)で消化
し直鎖状とした。
その直鎖状プラスミドDNAの粘着末端をDNAポリメ
ラーゼ■クレノフ断片を用いてうめて平滑末端とした。
そのDNA断片をHind[Iで消化し、細菌アルカリ
性ホスファターゼ(RAP:BRL)を用いて5゛一端
のリン酸を常法に従って除き、アガロースゲルで分画し
長さが約4.4キロ塩基対(kbp)”であるDNA断
片を電気溶出により得た。
そのDNA断片には、SV40初期プロモーター、原核
生物で働く複製開始点、アンピシリン耐性(AmρII
)遺伝子またSV40初朋トランスクリプト読取終止及
びポリAシグナル、SV40由来のエンハンサ−及び復
製開始起点が含まれていた(図2−a)。
いくつかのヒト正常細胞(染色体2n=46)のうちt
−PA生産能の高い一株(1’lTc 017)を選び
大量に培養し、その培養細胞から全mRNAを抽出しオ
リゴdtセルロースを使用してポリ (A)” mRN
Aを分離回収した。
そのmRNAを用いてGublerとHoffmanの
方法でcONA遺伝子バンクを作成した。
ヒ1−t−PAのアミノ酸配列を反映した合成オリゴヌ
クレオチドプローブを用いてt−PAをコードするcD
NAをクローン化した。t−PA遺伝子の全塩基配列は
マクサム−ギルバート法で確かめた。
プラスミドPT4(ヒト正常細胞MTC−017株由来
でt−PA cDNAを含むもの)から以下に述べる方
法で、t−PAのコード領域がそれら断片を連結するこ
とにより得られる2本のDNA断片を調製した。
プラスミドIIIT−!を制限醇素工■及びBa1l(
NEO)で切断しアガロース電気泳動で分画し1860
bp DNA断片を電気溶出で得た(図2−c)。その
DNAはt−PAのほとんどのアミノ酸配列の暗号と3
′フランク領域を含んでいた。
次に9T−Lを制限酵素」憇旧(Bllい及び」■■(
NEB)で切断しアガロース電気永動で分画し970b
p DNA断片を電気溶出で得た。そのDNA断片には
L−PAのN−末端f寸近のアミノ酸配列の暗号、また
5゛−フランク領域が含まれていた。
そのDNA断片を制限酵素」■I (NEB)で消化し
、アガロース電気泳動で分画し515bp DNA断片
を電気溶出で得た。
得られたDNA断片にはt−PAのN末端付近のアミノ
酸配列の暗号と7bρの5゛−フランク領域の情報が含
まれていた t−PA遺伝子の5°−フランク領域を上述の4.4k
bpDNA断片のHindlI[末端に連結する為に必
要である2本に合成リンカ−DNAを作成した。
このリンカ−DNAのうち1つは塩基配列が5’ −A
GCTTACGCTGTGA−3’であるリンカ−HH
Iで、他の1つは塩基配列が5’ −TTGCTTCA
CAGCGTA−3’ であるリンカ−HH2であった
これらリンカ−DNAを例えば下記のりガーゼ反応の条
件下でアニールさせると2本鎖DNAが得られるが、そ
のDNAはSV40初期プロモーターを含む4.4kb
p DNA断片のHin dI[I粘着末端につながる
Hind[末端、またL−PAの5゛−フランク領域を
含む・515bp DNA断片の」ll粘着末端につな
がる末端を有していた。
またこれらのリンカ−DNAをアニールさせて得られる
2本鎖DNAはHindlII粘着末端を除いて、その
塩基配列がプラスミドpT−1のt−PAの5゛−フラ
ンク領域の配列と同一にした。
これらリンカ−DNAは固相法−ホスホトリエステル法
で合成し、常法により精製した。
リンカ−HH2の5゛−末端をT4ポリヌクレオチドキ
ナーゼを用いてリン酸化した。5゛−末端がリン酸化さ
れていないリンカ−HH10,4p4.5゛−末端がリ
ン酸化されているリンカ−HH20,4N及び515b
p DNA断片0.64を供給者が示す反応緩衝液20
piに溶解し、T4. DNAリガーゼ0.15ユニツ
トを加えて15℃で1時間インキュベートした。
反応終了後65℃で5分間インキュベートし、0℃に冷
却した。反応生成物を■■及び」旦dI[Iで消化し、
6%ポリアクリルアミドゲル電気泳動で分画し、125
bp DNA断片を電気溶出で単離した。
その125bp DNA断片には2本のリンカ−由来の
塩基配列が含まれており、一端がHindlI端、他端
が」紅■端であった(図2−b) 一端がHindll[粘着端で他端が平滑端である4、
4kbp DNA断片(図2−a)、一端が5゛一端に
リン酸を欠(HindI[[粘着端で他端が」紅■粘着
端である125bp DNA断片(図2−b)、一端が
」紅■粘着端で他方が平滑端であるtssobp DN
A断片(図2−c)を材料として下記の様にしてライゲ
ーションを行いプラスミドpsv tPA (図2)を
得た。
すなわち4.4kbp DNA断片150ng 、 1
25bp DNA断片12ng及び1860bp DN
A断片200ngを供給者の示す反応液15JLi!に
溶解し、Th DNAリガーゼ0.02ユニツトを加え
、まず15℃で1時間インキュベートし、そしてT4 
DNAリガーゼ2ユニ・ノドを加え、15℃で1時間イ
ンキュベートし、次に65℃で5分間インキュベートし
0℃に冷却した。
その反応で得られたDNA溶液で大腸菌DH−1株(L
ow、B、、1968.Proc、Natl、Acad
、Sci、 旦160に従って得られたもの)を塩化カ
ルシウム法で形質転換した。
得られたアンピシリン耐性株について〔γ32P) A
TP(Amersham)とT4ポリヌクレオチドキナ
ーゼで標識ラベルしたHHIリンカ−DNA (プロー
ブ1)とt−PA遺伝子のコード領域より得られる47
0bp Ec。
R1断片を(α”P ) CTP(Amersham)
を用いて二フクトランスレーシヲンして標識ラベルした
DNA (プローブ2)をそれぞれプローブとしてコロ
ニーハイブリダイゼーション法で図2に示した目的のプ
ラスミドpsv tPAを含む形質転換株をスクリーニ
ングした。
46個の形質転換株を2系列のニトロセルロースフィル
ター(lI591 ;Wha tman)上に成育させ
た。そのフィルターをアルカリで処理し、中和し、洗浄
しそして風乾した。
次にフィルターをプレハイブリダイゼーション液(18
0mM トリス塩酸(pH8,0) 、6mM EDT
A、 0.9M塩化ナトリウム、0.5χNo1det
−R40(BRL)、5Xデンハート溶液(水1001
00Oにフィコール1g、ポリビニルピロリドンIg、
8SA1gを含む)、100PIlbの煮沸した超音波
処理サケ***DNAを含む)10−中でフィルターを5
5℃で2時間インキュベートした。
プレハイブリダイゼーションの後一方のフィルターに、
標識品プローブL(IXIO’カウント湊)を含むプレ
ハイブリダイゼーションと同一組成の?l 10 th
ilを加え30°Cで2時間インキュベートしハイブリ
ダイゼーションを行った。
他のフィルターに標識品プローブ1(LXIO7カラン
トA)を含むプレハイブリダイゼーション液と同一組織
の液10m1!を加え45℃で2時間インキエベートし
ハイブリダイゼーションを行った。
次にフィルターを6χSSC溶液(0,9M塩化ナトリ
ウム、0.09 Mクエン酸ナトリウム)で30℃で3
0分3回洗浄し風乾した。
そのフィルターを増悪スクリーンを使用し、X線フィル
ムに一70℃で12時間露光した。
アンピシリン耐性の47クローンのうち42クローンが
プローブ1及びプローブ2の両方にポジティブな反応を
示した。
ポジティブクローンのうち1つからアルカリ法でプラス
ミドDNAを調製した。
得られたプラスミド及び前記のプラスミドpT−tを」
印dIII、」れIF、S匣I、勿H1でそれぞれある
いは組み合わせて用い消化し、アガロース電気泳動で分
画し、そのパターンを比較した結果得られたプラスミド
は正しく構築されたpSVtPAであることが確認でき
た。
また合成りNAリンカ−を使用して連結した」立dl1
1部位とその上流、またそのHin dI[1部位から
」旦■部位までのDNA塩基配列をマキサムギルバート
法で決定した。
その結果プラスミドpsv tPAが正しく構築された
ことが塩基配列レベルでも確認出来た。
プラスミドpsv LPAの塩基配列のうちSV40初
朋プロモーターが含まれるPvu 11部位から」しf
f部位の配列を図3に示した。
1−C)ドロソフィラhS83′  云 のヒートショ
ックすることによるプラスミドpH3tPAfi。
実施例1−A)で示した200bp Hin d01断
片にはドロソフィ与・メラノガスターの一助283遺伝
子のヒートショック発現制御DNA塩基配列が含まれて
いた。
その断片を以下に述べる方法で実施例1−B)で示した
プラスミドρSV tPAのHind01切断部位に挿
入した。
まずpsVj−PAをH4ndI[[で消化し、RAP
処理を行い5°一端のリン酸を除去した。200bp 
H圏dl[I断片O,O3,(と」江dlI[て消化し
、BAP処理した直鎖状プラスミドpSVtPA o、
tpgを供給者が示す反応溶液19.5piに融解させ
、T4. DNAリガーゼ0.05ユニツトを加え15
℃で3時間インキエベートした。
反応で得られたDNA溶液で大腸菌DH−1株を塩化カ
ルシウムを用い形質転換した。
出現したアンピシリン耐性のクローンのうち6クローン
についてそれぞれ急速法でプラスミドDNAを調製した
得られたそれぞれのプラスミドDNAを制限酵素Bgl
 II及びXba I (BRL)で消化し、6%ポリ
アクリルアミドゲル電気泳動で分析した。
その結果4クローンがpsv tPAの」凰dll[部
位に200bp  Hin dl断片を目的とする方向
に含むプラスミドDNAを含んでいた。
その4クローンのうち1クローンからアルカリ法でプラ
スミドDNAを調整した。
得られたプラスミド及びプラスミドpsv tPAをH
indll[,8gl II 、Sca r 、  B
amHr T:それぞれあるいは組み合わせて用いて消
化し、それぞれのプラスミドDNAの制限酵素消化パタ
ーンをアガロース電気泳動で調べ、目的のプラスミドp
HS tPA (図4)が正しく構築されたことを確認
した。
プラスミドpi(S tPAのXba [部位から」紅
[部位までの210bp DNA断片のDNA塩基配列
をマキサム・ギルバート法で決定し、得られたプラスミ
ドpHStPAが正しく構築されたことを塩基配列レベ
ルで確認した。
pHStPAの2つのHindf[I部位及び工11部
位を含むDNA断片のDNA塩基配列を図5に示した。
1−〇)ヘルペスシンプレックスウィルス−1Ωtk1
広王至皇% DNA断片をプラスミドpHStPA及!
八工玉ことによ′プラスミドpHStPA−tkの構築
ヘルペスシンプレックスウィルス−1(HSV−1)の
tk遺伝子を含む3.4kbp BamHI断片を、プ
ラスミドρtk5から調製し以下の方法で実施例1−C
)で示したプラスミドpH5t−PAのBamH[部位
に挿入した。
まずpHStPAを」憇)IIで消化しBAP処理を行
い5゛一端のリン酸を除去した。
3.4kbpハm HI断片0.05可と」憇H1で消
化しBAP処理した直鎖状プラスミドpHStPA 0
.2屑を供給者が示す反応/8液19.5dに融解せし
め、T、、 DNAリガーゼ0.05ユニツトを加え1
5°Cで3時間インキュベートした。
反応で得られたDNA溶液で大腸菌DH−1株を塩化カ
ルシウムを用い形質転換した。
出現したアンピシリン耐性のクローンのうち7クローン
についてそれぞれ急速法でプラスミドDNAを調整した
得られたそれぞれのプラスミドDNAを」憇旧で消化し
、アガロースゲル電気泳動で分析した。
その結果6クローンが3.4kbp Ram旧断片を含
むプラスミドを保有していることがわかった。
その6クローンより得られたプラスミドDNAを制限酵
素ユ■及びSac I (NEB)で消化し、アガロー
ス電気永動で分析した。その結果1つのプラスミドでは
tk遺伝子がt−PAitfi子に対し同一方向となる
ように挿入されていたのでこのプラスミドをA型とし、
他の5つのプラスミドではtk遺伝子がt−PA遺伝子
に対し逆方法になるように挿入されていたのでこれらの
プラスミドをB型とした。A型プラスミドp)IStP
44kを保有するクローンよりアルカリ法でプラスミド
DNAを調製した(図6)。
pHStPA−jkの構築と同一の方法でHSV−1e
k遺伝子を含む3.4kbp Bam旧断片を実施例1
−B)で示したプラスミドpsv tPAのBamHI
部位に挿入しpsv LPA−tkを得た。
pSVtPA−tk ニはSV40初期プロモーターに
連結したj−PA遺伝子が含まれるのでこのプラスミド
では以下に述べる」83遺伝子のヒートショック発現側
jB DNA塩基配列を含むpHStPA−tkを用い
た発現実験に対する対照実験で使用した。
2、プラスミドpHStPA−tkによるマウスLtk
−員マウスLtk−細胞(Kit、S+旦 al、、1
963.Expl。
Ce1l Res、、31:297に記載の方法で得ら
れちもの)は10%牛脂児血清(FCS)を含むRPM
r−1640(Plow Lab、)培地中で5χCO
2を含む空気中で37℃で培養した。
増殖した細胞を直径10cmのシャーレにそれぞれI 
Xl0b細胞ずつスプレッドし16時間培養した。
得られた細胞につき、シャーレ1枚に対しA型のpHS
tPA−tk DNA 5 Hをリン酸カルシウム法で
導入し、形質転換実験を行った。
細胞は10%FCS及びHAT(ハイポキサンチン、ア
ミノプテリン、チミジン)を含むHEM培地(Flow
Lab、)で5χCotを含む空気中、37°Cで12
日間培養しLk” となった細胞を選択した。
この結果約100個のコロニーがHAT培地で増殖して
10枚のシャーレ中に出現した。そのコロニーのうち9
6コロニーをクローニングリングで分離し24ウエルデ
イシユに移し、HAT培地で更に増殖させた。
ディシエのウェル中で細胞がコンフルエントになるまで
増殖すると、培地をFCSを含まないRPM l−16
40培地に交換し5χCO□を含む空気中で37℃で2
4時間インキユヘートした。
得られた培養上清20ハを取り出し、フィブリンプレー
ト法で既知のウロキナーゼ(UK)活性に比較しながら
培地中に蓄積されたt−PAのフィブリンクロット溶解
活性を測定した。
その結果全てのクローンの培養上清のt−PA活性は陰
性であった。
次ニソの96クローンについて、それがヒートショック
処理することによりt−PAを産生するかどうか調べた
ま子細胞を24ウエルデイシユでコンフルエントになる
まで増殖させた。培地をあらかじめ43℃に暖めたRP
門14640に交換し、細胞を43°Cで1時間空気中
でインキュベートし、さらに5X Co□を含む空気中
で37℃でインキュベートした。
24時間後に20ハの培地を取り出しフィブリンプレー
ト法でt−PA活性を測定した結果4クローンが陽性で
あった。
t−PA活性を与える培養液上清に抗t−PA血清を混
合するとフィブリンクロット溶解活性は消失したが、同
培養液上清に抗UK血清を混合しても活性は消失しなか
った。
それら4クローンめうちt−PA産生能の高かったクロ
ーン#P48の産生能は5.2ユニツト、−ンであった
。そしてこのクローン#P48を2ケ月にわたって重代
培養したがt−PAを生産する能力の低下はみられなか
った。
プラスミドpSVtPA−jkをマウスLtk−細胞に
リン酸カルシウム法で導入してtk” となった形質転
換体を得た。
得られた66クローンについて前記同様の方法で37℃
でインキュベートし、培地中に蓄積したt−PA活性を
調べたところ7クローンが陽性であった。
t−PA産生能の高かったクローン1IP6のt−PA
産生能は4.2ユニツトM/aであうた。
この値に比較してクローン#P48は少し良いt−PA
産生能(5,2ユニツト&A)を示したが、このことは
動物細胞での発現実験でよく用いられるSV初期プロモ
ーターに比較してドロソフィラ」83のプロモーターは
プロモーター活性が同程度に強いことを示したものであ
った。
クローン#P48についてヒートショックによるしPA
遺伝子の発現を更に詳細に調べた。
まずヒートショック前あるいは後で形質転換細胞より全
RNAを調製し、t−PA遺伝子の発現量をmRNAレ
ベルで解析した。
ヒートショック処理前、また43℃で1時間ヒートショ
ック処理した後のそれぞれの細胞を集め全RNAをグア
ニジウム・セシウムクロライド法で調製した。
ヒートショック処理後細胞を5χCO□を含む空気中で
37°Cでインキュベートし0時間、1時間、8時間あ
るいは24時間後にそれぞれ全RNAを調製した。
ik遺伝子を含むp jk5でLtk−細胞を形質転換
し得られたtk’のクローン# jk2についても#P
48と同一条件でヒートショック前あるいは後で全RN
Aを調製した。
それぞれの条件で直径Loamのディ918枚より細胞
を集め全RNAを調製したが、得られたRNA量は25
0可から380にであった。
それぞれの全RNA 10 gをフォルムアミドを含む
アガロースゲルで分画し、ニトロセルロースフィルター
にトランスファーし、そのフィルターを真空オープンで
80°Cで2時間焼いた。フィルターは2シリーズ準備
した。
2枚のフィルターを50%のホルムアミドを含むプレハ
イブリダイゼーション夜50 +ni!中で42°Cで
4時間インキュベートしプレハイブリダイゼーションを
行った。
SV40初朋プロモーターを含む325bp Pvu 
II −Bind[[[断片を二・ツクトランスレート
して得た標識プローブ(2,6X 10’カウント湊)
をプレハイブリダイゼーション液と同一組成の液25−
に加えてハイフ゛リタ゛イゼーションン佼をイ乍成し、
またE−PAをコードする領域の470bp EcoR
I断片を二、クトランスレートして得た標識プローブ(
2,6X107カウント廃)を含む25iのハイブリダ
イゼーション液を作成した。それぞれのフィルターのハ
イブリダイゼーションを42℃で19時間行った。
フィルターを2XSSCで20°Cで30分3回、次に
lX5scで20°Cで30分3回洗浄し風乾した。そ
れらフィルターを増悪スクリーンを使用し一70℃でX
線フィルムを12時間露光した(図7)。
その結果#48クローンではヒートショックをしない場
合j−PA mRNA合成はみられず、ヒートショック
後1時間後には大量のt−PA mRNAが合成されて
いることが判明した。ヒートショック後8時間あるいは
24時間後にはt−PA mRNA量は徐々に減少して
いた。
1148クローンでは、使用したプラスミトpHStP
A4k (D構成からSt/4Q初期ブロモ−クーが働
 −きt−PAmRNAが合成される可能性あったが、
EcoRI470bp断片をプローブとして調べるとヒ
ートショック前にt−PA mRNAを合成していない
こと、SV40初朋プロモーターを含む325bpム■
−一旧工dI[[断片をプローブとして調べるとその断
片にハイブリダイズするmRNAバンドは極く微量であ
るか検出されないかであったことによりその可能性は否
定された。
口に2クローンを用いて行った対照実験では、ヒートシ
ョック前、と−トショック後1時間目、8時間目または
24時間目では共にt−PA mRNAが検出されなか
った。
#P48クローンについて、ヒートショック後に培地中
に蓄積されたt−PAの活性の時間的変動をフィブリン
プレート法で測定して調べた。
その結果43℃1時間のヒートショック後細胞を5χC
(hを含む空気中37°Cでインキニヘートすると培養
液中に8時間目に弱いt−PA活性が検出され、16時
間目に最大の活性が検出され、24時間目または48時
間目には徐々に活性が低下していくことがわかった。
次にヒートショック前または後に培地中に蓄積したt−
PAの分子種について、フィブリン−アガーゲル法で3
周べた。
得られた培養上清20piを7.5’XS[lS−ポリ
アクリルアミドゲルで分画しフィブリンアガーゲルでt
−PA活性を示す分子種を調べた(図8)。
その結果分子量約70キロダルトンの位置にt−p^の
明瞭なフィブリンクロット溶解活性が認められ、分子量
約100キロダルトンの位置にマイナーな活性が認めら
れた。
分子量約100キロダルトンの位置に認められるマイナ
ーな分子種は、分子量約70キロダルトンの位置に認め
られるL−PAに関連した副産物であると予想された。
例えばj−PA −t−PAインヒビター結合体が生じ
ると分子量約100キロダルトンの位置にt−PA活性
が生じることが報告されているが、図8で認められたマ
イナーな分子種はそのようなものと考えられる。
以上特定の具体例によって本発明を説明したが、本発明
が当業者の技術常識に従って均等の範囲に1     
 おいて種々の変更および置換を行って実施できること
は言うまでもないことである。
【図面の簡単な説明】
図1は両端がHindI帖着末端に変更されたドロソフ
ィラ・メラノガスター」旦83遺伝子のヒートショック
発現制御DNA塩基配列を含む長さが約200bpであ
る[lNA断片を得る手順を示す図である。 図2はプラスミドpsv tPAの構築手順を示す図で
ある。 図3はpSVtPAのPvuI[−」紅II断片(7)
 []NA塩基配列を示す図である。 図4はプラスミドpHStPAの構築手順を示す図であ
る。 図5はpHStPAの2つの血dnI部位及びlff部
位を含むDNA断片のDNA塩基配列を示す図である。 図6はプラスミドpH5jPA−tkの構築を示す図で
ある。 図7はNorthern法によるクローン#P48が生
成するt−PA mRNAの検出を示す図面代用写真で
あり、0はヒートショック処理前の時を、他の数字はヒ
ートショック処理後の時間を示す。 図8はフィブリン−アガー法によるクローンオP48が
産生ずるt−PAの検出を示す図面代用写真であり、0
はヒートショック処理後の時を、他の数字はヒートショ
ック処理後の時間を示す。 特許出願人  三井東圧化学株式会社 図面 図面の浄書(円各二変更なし) 第1図 第3図 第4図 pca r 第5図 第 6 図 j(工 手  続  補  正  書 昭和61年0り月/7日 特許庁長官         殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第127172号 2、発明の名称 ヒートショックたんばく譬遺転子」83を含む発現ヘク
ター及びこれを用いる誘導的発現3、補正をする者 名称三井東圧化学株式会社 4、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄及び図面の簡単な説明の
欄 5、補正の内容 (11明細書第25頁第12行の「d【」の記載をrd
TJに補正する。、/”” ′、’=゛\(2)  明
細書第30頁第4行のr 591Jの記載をr 541
Jに補正する。 (3)明細書第30頁第20行の「プローブl」の記載
を「プローブ2」に補正する。 (4)  明細書第31頁第2行の「同一組織」の記載
を「同一組成」に補正する。 (5)明細書第37頁第9行の「得られちもの」の記載
を「得られたもの」に補正する。 (6)  明細書第42頁第14行のr #48Jの記
載をr 1lP48 Jに補正する。 (7)  明細書第42頁第13行の「(図7)」の記
載を削除する。 (8)  明細書第42頁第19行の記載を、[してい
た(図7)、」に補正する。 (9)  明細書第42頁第20行のr #48Jの記
載をr #P48 Jに補正する。 α〔明細@第46頁第3行の「処理前の時」の記載を「
を欠くこと」に補正する。 Gυ 明細書第46頁第7行の「処理前の時」の記載を
「を欠くこと」に補正する。 特許出願人 三井東圧化学株式会社 手続補正書(方式) %式% ■、事件の表示 昭和61年特許願第127172号 2、発明の名称 ヒートションクたんばく賞遺転子」83を含む発現ベク
ター及びこれを用いる誘導°的発現3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、補正命令の日付(発送日) 昭和61年08月26日 5、補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄及び図面6、補正の内容
           I′ブー図面第7図および第8
図を削除する。 2)図面 別紙のとおりに補正する。 4、図面の簡単な説明 図1は両端が血d■粘着末端に変更されたドロソフィラ
・メラノガスター皿83遺伝子のヒートショック発現制
御DNA塩基配列を含む長さが約200bpであるDN
A断片を得る手順を示す図である4図2はプラスミドp
sv tPAの構築手順を示す図である。 図3はpsVtPA(7) Pvu II −8gl 
II断片のDNA塩基配列を示す図である。 図4はプラスミドpHStPAの構築手順を示す図であ
る。 図5はpHStPAの2つの一達ユdll[部位及び」
Cr1部位を含むDNA断片のDNA塩基配列を示す図
である。 図6はプラスミドpHStPA−tkの構築を示す図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ドロソフィラ・メラノガスター(¥Drosoph
    −ila¥¥melanogaster¥)の約83キ
    ロダルトンのヒートショックたんぱく質遺伝子(¥hs
    p¥83)のヒートショック発現制御DNA塩基配列あ
    るいはその誘導配列を少なくとも1つ含み、かつその塩
    基配列によって転写制御を受けるように外来の生理活性
    物質の構造遺伝子を結合し、転写に必要な他の因子を有
    効に結合し、形質転換された宿主細胞内でその構造遺伝
    子の誘導的発現を可能とする発現ベクター。 2、ドロソフィラ・メラノガスターの¥hsp¥83遺
    伝子のヒートショック発現制御DNA塩基配列が、ドロ
    ソフィラ・メラノガスターの¥hsp¥83遺伝子のヒ
    ートショック発現制御DNA塩基配列を含む約190塩
    基対長のDNA断片の配列、あるいはその誘導配列であ
    る特許請求の範囲第1項記載の発現ベクター。 3、外来の生理活性物質の構造遺伝子が、真核生物より
    導かれたものである特許請求の範囲第1項記載の発現ベ
    クター。 4、外来の生理活性物質の構造遺伝子が、ヒト組織プラ
    スミノーゲン活性化因子(t−PA)遺伝子である特許
    請求の範囲第3項記載の発現ベクター。 5、外来の生理活性物質の構造遺伝子が、ヒト正常細胞
    株より分離されたヒトt−PA遺伝子である特許請求の
    範囲第4項記載の発現ベクター。 6、外来の生理活性物質の構造遺伝子が、ヒト正常細胞
    株より分離されたヒトt−PA cDNAである、ある
    いはその誘導配列を有するDNAである特許請求の範囲
    第5項記載の発現ベクター。 7、原核生物宿主中で増殖を可能にする原核生物の複製
    系を含む特許請求の範囲第1項記載の発現ベクター。 8、形質転換された宿主細胞の選択を可能にする少なく
    とも1つの遺伝的選択マーカーを含む特許請求の範囲第
    1項記載の発現ベクター。 9、遺伝的選択マーカーがアンピシリン耐性及びチミジ
    ンキナーゼ遺伝子である特許請求の範囲第1項記載の発
    現ベクター。 10、プラスミドpHStPA。 11、プラスミドpHStPA−tk。 12、真核生物細胞に、ドロソフィラ・メラノガスター
    の¥hsp¥83遺伝子のヒートショック発現制御DN
    A塩基配列あるいはその誘導配列を用いて、外来の生理
    活性物質の構造遺伝子の発現を可能としたベクタープラ
    スミドDNAをトランスフェクト法で導入し、導入され
    た外来DNAが染色体中に組み込まれて、あるいは染色
    体外で増殖して保持されている形質転換細胞を得、その
    形質転換細胞を増殖させ、目的の構造遺伝子を誘導的に
    発現させ、その産物を得ることからなる生理活性物質の
    製造方法。 13、ドロソフィラ・メラノガスターの¥hsp¥83
    遺伝子のヒートショック発現制御DNA塩基配列がその
    細胞内で効果的に働き、外来の生理活性物質がその細胞
    で生産可能である宿主細胞を用いた特許請求の範囲第1
    2項記載の方法。 14、形質転換された宿主の選択を可能にする少なくと
    も1つの選択可能な因子が存在する宿主細胞を用いる特
    許請求の範囲第13項記載の方法。 15、選択可能な因子がチミジンキナーゼ欠損(tk^
    −)である宿主細胞を用いる特許請求の範囲第14項記
    載の方法。 16、宿主細胞としてマウスtk^−株を用いる特許請
    求の範囲第15項記載の方法。 17、プラスミドがpHStPA又はpHStPA−t
    kのいずれかであることを特徴とする特許請求の範囲第
    12項記載の方法。 18、特許請求の範囲第1項記載のベクターによって形
    質転換された細胞。 19、特許請求の範囲第10項記載のベクターによって
    形質転換された細胞。 20、特許請求の範囲第11項記載のベクターによって
    形質転換された細胞。 21、特許請求の範囲第10項記載のベクターによって
    形質転換された真核生物細胞でかつヒトt−PAを産生
    する細胞。 22、特許請求の範囲第11項記載のベクターによって
    形質転換された真核生物細胞でかつヒトt−PAを産生
    する細胞。
JP61127172A 1986-06-03 1986-06-03 ヒ−トシヨツクたんぱく質遺伝子hsp83を含む発現ベクタ−及びこれを用いる誘導的発現 Expired - Lifetime JP2515299B2 (ja)

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