JPS62282760A - サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の圧力鋳造法 - Google Patents

サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の圧力鋳造法

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JPS62282760A
JPS62282760A JP12459586A JP12459586A JPS62282760A JP S62282760 A JPS62282760 A JP S62282760A JP 12459586 A JP12459586 A JP 12459586A JP 12459586 A JP12459586 A JP 12459586A JP S62282760 A JPS62282760 A JP S62282760A
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JP
Japan
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molten metal
cylinder
cavity
siamese
cylinder block
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Application number
JP12459586A
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English (en)
Inventor
Shizuo Ebisawa
海老沢 賜寿雄
Akio Kawase
川瀬 昭雄
Shigeki Matsumoto
茂樹 松本
Kiyoshi Shibata
清 柴田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62282760A publication Critical patent/JPS62282760A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1816Number of cylinders four

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、複数のシリンダバレルの相隣るもの相互を結
合部を介して結合したサイアミーズシリンダバレルと、
各シリンダバレルの内側においてそのシリンダバレルと
一体化された、シリンダボアを画成する補強筒体とを備
えたサイアミーズ型シリンダブロック素材の圧力鋳造法
に関する。
(2)  従来の技術 従来、この種シリンダブロック素材を圧力鋳造する場合
は、各シリンダバレルが、その軸線を上下方向に向けて
鋳造されるように形成されて各補強筒体を囲繞するサイ
アミーズシリンダバレル成形用キャビティに、その下部
から溶湯を注入する工程と;キャビティへの溶湯の充填
完了後溶湯を高圧下で完全凝固させる工程と;が用いら
れている。
(3)発明が解決しようとする問題点 サイアミーズ型シリンダブロックは、そのシリンダバレ
ル配列方向長さを短くして小型化を図るために開発され
たものであるから、相隣るシリンダバレルの結合部にお
けるシリンダバレル配列方向の厚さは極力薄くなるよう
に構成されている。
そのため、キャビティの各結合部用成形域における前記
方向の幅は、各結合部用成形域に連なる各シリンダバレ
ル用成形域の半径方向幅よりも狭く形成される。
このように両成形域の幅が異なる状況下においてキャビ
ティに、その下部から溶湯を注入するとシリンダバレル
用成形域の方が結合部用成形域よりも湯流れ性が良いの
で、キャビティにおいて場面が均一に上昇せず、その結
果キャビティへの溶湯の充填完了直前にシリンダバレル
用成形域側から結合部用成形域側に向かう溶湯流が発生
し、その溶湯流と、結合部用成形域の上昇溶湯流との合
体により乱流を生じてその乱流に空気等のガスが巻込ま
れ、各結合部に巣等の鋳造欠陥が発生するおそれがある
本発明は上記に鑑み、キャビティにおいてその全体に亘
り湯面を略水平に上昇させて鋳造品質の良好な前記シリ
ンダブロック素材を得ることのできる前記圧力鋳造法を
提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明は、前記各シリンダバレルが、その軸線を上下方
向に向けて鋳造されるように形成されて前記各補強筒体
を囲繞するサイアミーズシリンダバレル成形用キャビテ
ィに、該キャビティの前記各結合部用成形域に開口する
吸気孔より吸気作用を与えながら該キャビティの下部か
ら?ti 湯を注入する工程と;前記キャビティへの前
記溶湯の充填完了後前記吸気孔を閉慎し、前記溶湯を高
圧下で完全凝固させる工程と;を用いることを特徴とす
る。
(2)作 用 前記のようにキャビティに、各結合部用成形域に開口す
る吸気孔より吸気作用を与えなから溶湯を注入すると、
キャビティ内が減圧され、またその減圧度合が結合部用
成形域において高くなり、これによりキャビティにおい
てその全体に亘り湯面が略水平に上昇するので、溶湯へ
のガスの巻込みが防止され、またキャビティ内のガス抜
きが効率良く行われる。
そしてキャビティへの溶湯の充填完了後、その溶湯を高
圧下で完全凝固させると、シリンダブロック素材の金属
組織が緻密化される。
(3)実施例 第1〜第3図はアルミニウム合金製サイアミーズ型シリ
ンダブロックSを示し、そのシリンダブロックSは、複
数、図示例は4個のシリンダバレル1.〜14の相隣る
もの相互を結合部aを介して結合したサイアミーズシリ
ンダバレル1と、そのサイアミーズシリンダバレル1を
囲繞する外壁部2と、外壁部2の下縁に連設されたクラ
ンクケース3とを備えている。各シリンダバレル11〜
14の内側に、シリンダボア4を画成する補強筒体が一
体に設けられ、各補強筒体は、強化繊維より成形された
筒状繊維成形体F(第11図)よりなる。その繊維成形
体Fはアルミニウム合金マトリックスと共に筒状繊維強
化複合体crを構成する。
サイアミーズシリンダバレル1と外壁部2間に、サイア
ミーズシリンダバレル1の外周が臨む水ジャケット6が
形成される。その水ジャケット6のシリンダヘッド側端
部において、サイアミーズシリンダバレル1と外壁部2
間は複数の補強デツキ部8により部分的に連結され、相
隣る補強デツキ部8間はシリンダヘッド側への連通ロア
として機能する。これによりシリンダブロックSはクロ
ーズドデツキ型に構成される。
第2A図に示すように、相隣るシリンダバレル13,1
□等の結合部aにおいて、シリンダバレル配列方向の厚
さtlは各シリンダバレル11〜14の半径方向の厚さ
t2よりも薄く成形されており、これによりシリンダブ
ロックSのンリンダバレル配列方向長さが短くなってい
る。
第5〜第8図は、第4図に示すシリンダブロック素材S
mを鋳造する鋳造装置を示し、その装置は鋳型としての
金型Mを備え、その金型Mは昇降自在な上型9と、その
上型9の下方に配設され、第5.第6図において左右二
つ割の第1および第2側型10..10□と、第7図に
おいて左右二つ割の第3および第4側型10:l、10
4と、各側型10.〜104を摺動自在に載置する下型
11とより構成される。
上型9の下面に型締め用凹部12が形成され、その凹部
12は各側型10.〜104の上半部と協(肋してサイ
アミーズシリンダバレル1および外壁部2を成形するだ
めの第1キヤビテイC1を画成する。各側型10.〜1
04の上面に凹部12と嵌合する型締め用凸部13が突
設される。
第7.第8図に示すように、下型11に溶解炉(図示せ
ず)よりアルミニウム合金の溶湯を受ける湯溜部14と
、その湯溜部14に連通する給湯シリンダ15と、その
給湯シリンダ15に摺合されるプランジャ16と、湯溜
部14より2本に分岐して第1キヤビテイC1の長手方
向に、且つそれと略同−長さに亘って延びる一対の湯道
17とが設けられる。また下型11は両湯道17間にお
いて上方へ突出する成形ブロック1日を有し、その成形
ブロック18は各側型10I〜104の下半部と協働し
てクランクケース3を成形するための第2キヤビテイC
2を画成する。そのキャビティC2の上端は前記第1キ
ヤビテイC1に連通し、また両側の下端は両湯道17に
複数の堰19を介して連通ずる。
成形ブロック18は、所定の間隔で形成された背の高い
4個のかまぼこ形第1成形部18.と、相隣る第1成形
部181間および最外側の両第1成形部18.の外側に
位置する凸字形第2成形部18□とよりなり、各第1成
形部18.はクランクビンおよびクランクアーム用回転
空間20 (第2、第3図)を成形するために用いられ
、第2成形部18□はクランクジャーナルの軸受ホルダ
21 (第2.第3図)を成形するために用いられる。
各層19は各第2成形部18□に対応して設けられてお
り、第2キヤビテイC2の容量の大きな部分に溶湯を早
期に注入するようになってい番。
両湯道17の断面積が湯溜部14側より湯道光17aに
向けて段階的に減少するように、湯道17底面は湯溜部
14側より数段の上り階段状に形成されている。各段部
17bに連なる各立上がり部17Cは溶湯を各層19に
スムーズに導くことができるように斜めに形成される。
このように湯道17の断面積を段階的に減少させると、
断面積の大きな部分では大量の溶湯を遅い速度で堰19
を通じて第2キヤビテイC2に注入し、また断面積の小
さな部分では少量の溶湯を速い速度で堰19を通じて第
2キヤビテイCzに注入することができるので、そのキ
ャビティC!内にその両側下端よりその全長に亘って略
均等に溶湯が注入され、これにより溶湯の注入作業を効
率良く行って鋳造能率を向上させることができる。
第5.第6図に示すように、各第1成形部18、の頂面
に繊維成形体Fの下端部を嵌合する位置決め突起22が
突設され、その位置決め突起22の中心に凹部23が形
成される。また両側に位置する2つの第1成形部18I
に、位置決め突起22の両側において第1成形部18+
を貫通する貫通孔24が形成され、それら貫通孔24に
一対の仮設置ビン25がそれぞれ摺合される。それら仮
設置ビン25は、水ジヤケツト用砂中子59 (第9、
第10図)の仮設置のために用いられる。両板設置ビン
25の下端は、成形ブロック1日の下方に配設された取
付板26に固定される。その取付板26に2木の支持ロ
ッド27が挿通され、各支持ロッド27の下部と取付板
26の下面との間にコイルばね28が縮設される。型開
き時には、取付板26は各コイルばね28の弾発力を受
けて各支持ロッド27先端のストッパ27aに当接する
まで上昇し、これにより各仮設置ビン25の先端は第1
成形部18、頂面より突出している。各仮設置ビン25
の先端面に砂中子59の下縁と係合する凹部25aが形
成される。
また両側に位置する2つの第1成形部18.に、両頁通
孔24間の三等分位置において第1成形部18、を貫通
する貫通孔29が形成され、その貫通孔29に下端を取
付板26に固定された作動ビン30が摺合される。型開
き時には、作動ビン30の先端は凹部23内に突出し、
また型閉め時には後述する中子41により押し下げられ
、これにより両板設置ピン25を第1成形部181頂面
より引き込ませるようになっている。
第1および第2側型10..10□における第1キヤビ
テイC8を画成する壁部の中央部分に砂中子59を本設
置するための中子受31が2個所宛設けられている。各
中子受31は砂中子59の位置決めを行う係合孔31a
と、その開口部外周に形成されて砂中子59を挟持する
挟持面31bとよりなる。
上型9に、第1キヤビテイCIに開口して溶湯をオーバ
フローさせるための複数の第3キヤビテイC1と連通ロ
アを成形するための第4キヤビテイC4がそれぞれ形成
される。
上型9の型締め用凹部12天井面に、各シリンダバレル
1.−14に対応して、軸線を上下方向に向けた円柱状
をなすシリンダボア成形用中子41が突設され、各中子
41の下端面に第1成形部181頂面の凹部23に嵌合
し得る凸部41aが設けられる。また中子41の外周面
は、その上端から下端に向けて先細りのテーパ面に形成
される。
第7.第7A図に示すように、相隣る中子41間におい
て凹部12の天井面に開口するように、上型9に3個の
吸気孔32が形成され、それら吸気孔32を連通ずる連
通路33は、図示しない排気用真空ポンプ(例えばアス
ピレータ)に接続される。各吸気孔32は上部の大径部
32aと、中間部の小径部32bと、下部の円錐台形部
32Cとよりなる。各円錐台形部32cの上底面は、第
3、第4′キャビティC,、C,が溶湯で満たされるよ
うに、各キャビティCi、C4の頂面よりも高い位置に
ある。各大径部322の上端に環状ガイド34が設けら
れ、閉鎖ピン35がガイド34を貫通して吸気孔32に
挿入される。
閉鎖ピン35は、吸気孔32の大径部32aでは遊挿関
係にあるが、小径部32bには嵌合し得るようになって
いる。各閉鎖ピン35の上端部は取付板36に固定され
る。
上型9と取付板36間に油圧シリンダ37が介装され、
その油圧シリンダ37の作動により取付1反36を昇降
して各閉鎖ピン35により各小径部32を開閉するよう
になっている。
第9.第10図は水ジヤケツト用砂中子59を示し、そ
の砂中子59は、シリンダブロックSの4本のシリンダ
バレル11〜14に対応して4本の円筒部60+ 〜6
04を備えると共にそれらの相隣るもの相互の重合する
周壁を欠如させた中子本体61と、水ジャケットをシリ
ンダヘッドの水ジャケットに連通する連通ロアおよび補
強デツキ部8を形成すべく、中子本体61の上端面に突
設された複数の突起62と、中子本体61の中間に位置
する2本の円筒部60□、603の両外側面にそれぞれ
突設された幅木63とより構成される。
各幅木63は中子本体61と一体の大径部63aと、そ
の端面に突設される小径部63bとより形成される。
第11図において、筒状繊維成形体Fは、強化繊維とし
ての炭素繊維とアルミナ繊維との混合繊維より成形され
たもので、その寸法は上端における外径89龍、内径7
8鶴、下端における外径89韮、内径74fl、高さ1
52鶴で、前記シリンダポア成形用中子41と嵌合し得
るように内周面はテーパ面に形成される。また繊維成形
体Fのかさ密度は0.3〜1.2g/LJn’である。
繊維成形体Fは、平均直径18μm、平均長さ0.8f
lの炭素繊維(短繊維)と、平均直径3〜4μm、平均
長さ0.5 tmのアルミナ繊維(短繊維)とを1対3
の割合で混合し、その混合繊維にシリカゾルを結合剤と
して加え、吸引付着成形法を適用して成形される。前記
シリカゾルの代りにアルミナモル華体、またはシリカゾ
ルとアルミナゾルの混合物を用いることが可能である。
前記吸引付着成形法とは、前記混合繊維とシリカゾルの
混合物を入れた槽中に、両端面を密封した通気性を有す
る円筒型を立設し、その円筒型の内部に吸引作用を施し
て前記混合物を円筒型外周■に吸着させる手法をいう。
前記手法により成形された繊維成形体Fは、離型後乾燥
および焼成工程を経て使用に供される。
次に前記繊維成形体Fを用いた前記鋳造装置によるシリ
ンダブロック素材Smの鋳造作業について説明する。
先ず、第5図に示すように上型9を上昇させ、また相対
向する側型10..10□ ;LQz、104を互いに
離間するように移動させて型開きを行う。また上型9上
の油圧シリンダ37を作動させて取付板36を介し各閉
鎖ピン35を上昇させ、吸気孔32の小径部32bを開
く。さらに給湯シリンダ15内のプランジャ16を下降
させる。
そして略300℃に予熱された繊維成形体Fを中子41
に装着し、また第5.第10図に示すように砂中子59
における両側の円筒部60..604下縁を、両側の第
1成形部18.の頂面に突出する各仮設置ピン25の凹
部25aに係合させて砂中子59の仮設置を行う。
第6図に示すように、両側型100.lo2をそれらが
互いに接近する方向に所定距離移動させ、各中子受31
と各幅木63とを係合して砂中子59の本設置を行う。
即ち、各中子受31の係合孔31aに砂中子59におけ
る各幅木63の小径部63bを嵌合して砂中子59を位
置決めし、また各大径部63aのシリンダバレル配列方
向と平行な端面を各中子受31の挟持面31bに衝合し
て砂中子59をそれら挟持面31bにより挟持するもの
である。また両側型10*、104も同様に移動させる
次いで上型9を下降させ、繊維成形体Fの下端部を位置
決め突起22に嵌合し、これにより繊維成形体Fを位置
決め固定する。また中子41の凸部41aが第1成形部
18□頂面の凹部23に嵌合するので、作動ピン30が
押し下げられて各仮設置ピン25が第1成形部18.頂
面より引込む。
また砂中子59の各突起6?が各第4キヤビテイC4に
遊挿され、さらに上型9の凹部12が各側型10I〜1
04の凸部13に嵌合して型締めが行われる。
第6.第7.第7A図に明示するように第1キヤビテイ
CIは、繊維成形体Fおよび砂中子59間のサイアミー
ズシリンダバレル成形用キャビティCa、ならびに砂中
子59および各側型10゜〜104間の外壁部成形用キ
ャビティcbに区画される。またサイアミーズシリンダ
バレル成形用キャビティCaは、相隣る繊維成形体F間
の結合部用成形域すと、各結合部用成形域すに連なるシ
リンダバレル用成形域Cとよりなる。
前記型閉め後、真空ポンプを作動して各吸気孔32を介
し第1.第2キャビティC+、Cz内に吸気作用を与え
る。
下型11の湯溜部14に溶解炉より730〜740℃の
アルミニウム合金(JTS  ADC12)よりなる溶
湯を供給し、プランジャ16を所定の速度で上昇させ、
第12図に示すように大気圧を下回る圧力1)+を以て
溶湯を両湯道17より堰19を通じて第2キヤビテイC
2の両下部よりそのキャビティC2および第1キヤビテ
イC1に注入する。両キャビティC+、Cz内の空気等
のガスは、各吸気孔32を通じて外部に排出される。
この場合両湯道17の断面積が前述のように湯道光17
aに向けて段階的に減少するように、湯道底面が湯溜部
14側より数段の上り階段状に形成されているので、プ
ランジャ16の上昇により溶湯は両湯道17より各基1
9を通じて第2キヤビテイC2に、その両下部よりその
全長に亘って略均等に注入される。
また第1.第2キャビティC,、C,に吸気作用が与え
られているので、両キャビティC,,C2内が減圧され
、またその減圧度合が他部よりも結合部用成形域すにお
いて高くなる。溶湯は狭い結合部用成形域すを上昇する
ことになるが、この部分の減圧度合が高くなっているこ
とに起因して結合部用成形域すの場面はシリンダバレル
用成形域aおよび外壁部成形用キャビティCbの場面と
略等しく上界する。これにより第1キヤビテイC1にお
いてその全体に亘り湯面が略水平に上昇することになる
ので溶湯へのガスの巻込みが防止され、また第1キヤビ
テイC9内のガス抜きが効率良(行われる。
各吸気孔32の円錐台形部32Cに溶湯が略完全に注入
されたとき、したがって第3.第4キャビテイCs、C
4が溶湯により満たされた後上型9上の油圧シリンダ3
7を作動させて取付機36を下降させ、閉鎖ビン35を
小径部32bに嵌合して各吸気孔32を閉鎖し、また真
空ポンプの作動を停止する。
その後プランジャ16を所定の速度で上昇させて溶湯を
、高圧力p2下に所定時間保持し、この高圧下で溶湯を
完全に凝固させて、アルミニウム合金の組織を緻密化し
、その強度の向上を図る。
この圧力上昇過程で繊維成形体Fに対する溶湯の充填が
確実に行われ、これにより繊維成形体Fの変形およびミ
クロポロシティ等の鋳造欠陥の発生のない繊維強化複合
体Cfが得られる。
砂中子59は、それの各幅木63を介して両側型10.
.10.により正確な位1に挟持されているので、第1
キヤビテイCI内への溶湯の注入時およびそのキャビテ
ィC1内の溶湯の加圧時において砂中子59が浮き上が
ったりすることがない。また各幅木63の大径部63a
の端面が両側型10+、10gにおける中子受31の挟
持面31bに衝合しているので、砂中子59が脹らみ傾
向になると、その変形力は各挟持面31bにより支承さ
れ、これにより砂中子59の変形が防止されて各シリン
ダボア4回りの肉厚が均一なサイアミーズシリンダバレ
ル1が得られる。
溶湯が凝固を完了した後、型開きを行うと第4図に示す
シリンダブロック素材Smが得られる。
前記シリンダブロック素材Smに研削加工を施して各第
4キヤビテイC4により成形された各突出部64を除去
すると、突起62により連通ロアが、また相隣る連通ロ
ア間に補強デツキ部8がそれぞれ形成され、さらに砂抜
きを行うことにより水ジャケット6が得られ、その後シ
リンダボア4に真円加工等を施すことにより第1〜第3
図に示すシリンダブロックSが得られる。
なお、前記繊維成形体Fは一種類の強化繊維より成形し
てもよい。またマトリックスとしては前記アルミニウム
合金の外に鋳鉄、銅、マグネシウム合金等が用いられる
。さらに補強筒体としては鋳鉄等の筒体が用いられる。
C1発明の効果 本発明によれば、サイアミーズシリンダバレル成形用キ
ャビティの各結合部用成形域に吸気作用を与えながら、
キャビティに溶湯を注入するので、キャビティにおいて
その全体に亘り湯面を略水平に上昇させることが可能と
なり、これにより各結合部に巣等の鋳造欠陥が発生する
ことを防止することができる。
また溶湯を高圧下で完全凝固させるのでシリンダブロッ
ク素材の金属組織の緻密化を図ることができる。
これにより高品質で高強度なシリンダブロック素材を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第3図はサイアミーズ型シリンダブロックを示
し、第1図は上方から見た斜視図、第2図は第9図X−
X線断面図、第2A図は第2図■a−IIa線断面図、
第3図は下方から見た斜視図、第4図はサイアミーズ型
シリンダブロック素材を上方から見た斜視図、第5図は
鋳造装置の型開き時の縦断正面図、第6図は鋳造装置の
型閉め時の縦断正面図、第7図は第9図X−X線断面図
、第7A図は第9図X−X線断面図、第8図は第9図X
−X線断面図、第9図は砂中子を上方から見た斜視図、
第10図は第9図X−X線断面図、第11図は繊維成形
体の斜視図、第12図は溶湯の圧力と時間の関係を示す
グラフである。 a・・・結合部、b・・・結合部用成形域、hCa・・
・サイアミ−ダシリンダバレル成形用キャビティ、F・
・・補強筒体としての繊維成形体、Sm・・・サイアミ
ーズ型シリンダブロック素材、 1・・・サイアミーズシリンダバレル、1.〜1゜・・
・シリンダバレル、32・・・吸気孔枠 許 出 願 
人  本田技研工業株式会社第2A図 第4図 第3図 第1図 第2図 第11図 第12図 0寺     問 第9図 第10図 手続補正書(自周 昭和 62年 6月 −2u 昭和61年 特 許願第124595号2、 発明 の
名称     サイアミーズ型シリンダブロック事件と
0関係 特許出願人 名 称 (532)本田技研工業株式会社4、代   
 理    人   〒1055、補正の対象 以上 筑7A図 Ch

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数のシリンダバレルの相隣るもの相互を結合部を介し
    て結合したサイアミーズシリンダバレルと、前記各シリ
    ンダバレルの内側において該シリンダバレルと一体化さ
    れた、シリンダボアを画成する補強筒体とを備えたサイ
    アミーズ型シリンダブロック素材を圧力鋳造するに当り
    、前記各シリンダバレルが、その軸線を上下方向に向け
    て鋳造されるように形成されて前記各補強筒体を囲繞す
    るサイアミーズシリンダバレル成形用キャビティに、該
    キャビティの前記各結合部用成形域に開口する吸気孔よ
    り吸気作用を与えながら該キャビティの下部から溶湯を
    注入する工程と;前記キャビティへの前記溶湯の充填完
    了後前記吸気孔を閉鎖し、前記溶湯を高圧下で完全凝固
    させる工程と;を用いることを特徴とする、サイアミー
    ズ型シリンダブロック素材の圧力鋳造法。
JP12459586A 1986-05-29 1986-05-29 サイアミ−ズ型シリンダブロツク素材の圧力鋳造法 Pending JPS62282760A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04158966A (ja) * 1990-10-22 1992-06-02 Honda Motor Co Ltd 繊維強化金属製シリンダブロックの鋳造装置
CN101920330A (zh) * 2010-03-23 2010-12-22 温州瑞明工业股份有限公司 金属气室驱动抓取装置及其使用方法
JP2020006375A (ja) * 2018-07-03 2020-01-16 日産自動車株式会社 鋳造用金型装置および低圧鋳造方法

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