JPS6227877A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は光学的文字読取装置（ＯＣＲ）に関するもので
ある。

〔発明の技術的背景〕

光学的文字読取装置は帳票に印字された文字に光を当て
、その反射光線から文字を切出し、いかなる文字である
かを認識する装置であり、読取対象となる帳票は第４図
に示すような専用のものが用いられる。

すなわち、第４図に示すように帳票３０の送り方向に平
行な辺の一つに読取り位置を示す位置決めライン３１が
黒色インク等で印刷され、この位置決めラインに対応し
た位置に、読取りが行われないドロップアウトカラーで
文字枠３２が印刷されている。

このようなＯＣＲ用帳票を用いると光学的文字読取装置
は位°置決めライン３１の延長線を基準として文字枠部
分の文字切出しが行われ、文字認識が行われる。

〔背景技術の問題点〕

しかしながら、このようなＯＣＲ用帳票を用いた場合、
帳票外形の裁断精度が低い場合には文字の切出しに支障
を生ずることがある。近年読取り対象文字の縮小化が顕
著であるが、帳票の裁断精度には限界があり、読取［を
向上させる上で障害となっている。

（発明の目的） 本発明はこのような問題を解決するためなされたもので
裁断精度が良好でない帳票を正確に読取ることのできる
光学式文字読取装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的達成のため、本発明にかかる光学的文字読取装
置は、読取り対象文字に対する記入位置指示線が読取り
可能な色で印刷された帳票から読取り対象文字および記
入位置指示線のイメージを出力する光電変換部と、この
光電変換部の出力データを記憶する記憶装置と、この記
憶装置の記憶内容から記入位置指示線を検出する検出回
路と、記憶装置の記憶内容から検出回路で検出された記
入位置指示線を除去した上で記入位置指示線を基準とし
て文字の切出しを行う文字切出し回路と、この文字切出
し回路で切出された文字パターンから文字認識を行う文
字認識回路とを備えたことを特徴としており、裁断精度
が良好でない帳票の信頼性の高い読取りが可能となる。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を詳細に説
明する。

まず最初に本発明にかかる光学式文字読取装置、に使用
される帳票について説明する。

第３図は本発明で使用される帳票２０を示す平面図であ
って、文字記入位置を示すアンダーラインｊｌ、４１２
．ｊ３を有しており、このアンダーラインには文字を記
入すべきカラムを示すカラムマーク２１が付加されてい
る。したがって、読取対象文字２２はこのアンダーライ
ンおよびカラムマークを基準に印字あるいはＮ込みがさ
れることになる。これらのアンダーラインおよびカラム
マークは黒色、ドロップアウトカラーでない有彩色等、
光学的文字読取装置で読取り可能な色で印刷される。

第１図は本発明にかかる文字読取装置の構成を示すブロ
ック図である。

同図によれば搬送部（図示せず）により搬送された帳票
上の文字、記号等は光電変換部・吊子化部１０において
光電変換ならびにディジタル信号化され、エリアメモリ
１１内に読取りパターンが格納される。

このエリアメモリ１１内に格納された読取りパターンの
うちアンダーラインはアンダーライン検知回路１２によ
り、カラムマークはカラム検知回路１３によりそれぞれ
検出される。

文字切出し回路１４はエリアメモリ１１内の読取りパタ
ーンからアンダーライン検知回路１２で検知されたアン
ダーラインパターン、カラム検知回路１３で検知された
カラムマークパターンを差し引いた上で、大きさ調整、
位置合わせ、細線化等の処理の正規化処理を行った後に
文字を切出すものであり、その切出し結果は文字認識回
路１５に移送され、ここで切出された文字パターンの特
徴を抽出すると共に辞書１７に格納された標準パターン
と比較して文字の認識が行われる。

制御部１６は装置内の各部分を制御するものであり、最
終的な認識結果はここから出力される。

次に第２図のフＯ−ヂＶ−トを参照して本発明の装置の
動作を説明する。

まず、文字が記入された第３図に示す帳票を読み込み、
光電変換部・組子化ＰＩＳＩＯにより光電変換し、さら
にＡ−Ｄ変換による量子化を行って（ステップ５１）、
読取りパターンをエリアメモリ１１内に格納する（ステ
ップ５２）。次にこの読取りパターンを読出してアンダ
ーラインをアンダーライン検知回路１２により検出しく
ステップ５３）、同様にカラムマークをカラム検知回路
１３により検出する（ステップ５４）。検出されたアン
ダーラインパターンおよびカラムマークパターンは制御
部１６を通じて文字切出し回路１４に導かれ、エリアメ
モリ１１内の当初の読取りパターンからアンダーライン
パターンおよびカラムパターンを除去する処理が行われ
る（ステップ５５）。この段階で通常の文字読み込み状
態となる。

次に文字切出し回路内で位置合わせ、細線化等の正規化
処理を行い（ステップ５６）、アンダーラインおよびカ
ラムマークの位置を基準として文字の切出しを行う（ス
テップ５７）。ざらに文字認識回路１５によって端点、
屈曲点、およびこれらの点間の線の方向等の特徴抽出を
公知の方法で行い（ステップ５８　）　、得られた特徴
点から辞書を参照して文字を最終的に認識しくステップ
５９）、制御部１６より出力する。

このように本発明の光学的文字読取装置では読取り対象
文字に近接したアンダーラインおよびカラムマークを基
準として文字の切出しを行っているため、帳票外形の裁
断精度の影響を受けにくい。

以上の実施例においては帳票の文字の記入位置を示す指
示線としてアンダーラインおよびカラムマークを用いて
いるが、これに限ることなく文字の記入位置を明確に指
示し、後に除去のしやすい単純なパターンを有すもので
あれば何でもよく、例えば正方形の枠等を使用するよう
にし、検知回路として、指示線に対応したものを使用す
ればよい。

また、実施例で説明した帳票はカラムマークが位置決め
ラインとしての機能を果たすことになるので、帳票の一
辺に位置決めラインを設けてはいないが、従来使用され
ている位置決めラインを共に設けるようにしてもよい。

なお、本発明で読取られる文字は活字文字に限らず、文
字認識回路の機能が高ければ手書き文字であってもよい
。

〔発明の効果〕

以上のとおり、本発明によれば読取り対象文字の記入位
置指示線が読取り可能な色で印萌された帳票から、文字
および記入位置指示線を読み取り、この記入位置指示線
を検出してこれを読取りパターンから除去した上で文字
の切出しを行うようにしており、文字の近傍に存在する
記入位置指示線が切出し位置の基準となるため、帳票の
裁断精度が良好でない場合にも信頼性の高い読取りが可
能となる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例による光学式文字読取装置の
構成を示すブロック図、第２図はその動作を示すフロー
チャート、第３図は本発明の装置で使用する帳票の一例
を示す平面図、第４図は従来使用されている帳票を示す
平面図である。 １０・・・光電変換部・吊子化部、１１・・・エリアメ
モリ、１２・・・アンダーライン検知回路、１３・・・
カラム検知回路、１４・・・文字切出し回路、１５−・
文字認識回路、１６・・・制御部、１７・・・辞書、２
０゜３０・・・帳票、２１・・・カラムマーク、２２・
・・文字、ρ１．ｊ２．Ｊ３・・・アンダーライン。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、読取り対象文字に対する記入位置指示線が読取り可
   能な色で印刷された帳票から前記読取り対象文字および
   前記記入位置指示線のイメージを出力する光電変換部と
   、 この光電変換部の出力データを記憶する記憶装置と、 この記憶装置の記憶内容から前記記入位置指示線を検出
   する検出回路と、 前記記憶装置の記憶内容から前記検出回路で検出された
   前記記入位置指示線を除去した上で前記記入位置指示線
   を基準として文字の切出しを行う文字切出し回路と、 この文字切出し回路で切出された文字パターンから文字
   認識を行う文字認識回路と、 を備えた光学的文字読取装置。 ２、記入位置指示線が枠であり、検出回路が枠検出回路
   である特許請求の範囲第１項記載の光学的文字読取装置
   。 ３、記入位置指示線がアンダーラインおよびカラムマー
   クであり、検出回路がアンダーライン検出回路およびカ
   ラムマーク検出回路である特許請求の範囲１項記載の光
   学的文字読取装置。 ４、読取り可能色が黒である特許請求の範囲第２項また
   は第３項記載の光学的文字読取装置。