JP3160458B2 - 文字読取装置及び文字読取方法 - Google Patents

文字読取装置及び文字読取方法

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JP3160458B2
JP3160458B2 JP04386294A JP4386294A JP3160458B2 JP 3160458 B2 JP3160458 B2 JP 3160458B2 JP 04386294 A JP04386294 A JP 04386294A JP 4386294 A JP4386294 A JP 4386294A JP 3160458 B2 JP3160458 B2 JP 3160458B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字読取装置及び文字
読取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学式の文字読取装置(OCR)
においては、帳票の帳票イメージを光学系によってイメ
ージセンサに結像させ、該イメージセンサにおいて得た
アナログ信号をイメージデータに変換し、該イメージデ
ータをイメージメモリに書き込むようになっている。
【0003】そして、前記イメージデータから切り出し
た文字のイメージ(以下「文字イメージ」という。)を
パターンメモリに書き込み、前記文字イメージの特徴を
抽出することによって文字を認識することができるよう
になっている。図2は従来の文字読取装置のブロック
図、図3はスタンプの押印状態を示す図である。図3の
(a)はタイトル無しのスタンプを使用した場合の押印
状態を、(b)はタイトル付きのスタンプを使用した場
合の押印状態を示す。
【0004】図2において、11は主制御CPU、12
はメカコンCPU、13は前処理CPU、14は認識C
PU、15はイメージメモリ、16はA/D変換器、1
7はイメージセンサ、18は光学フィルタ、19はレン
ズ、20はパターンメモリ、21は特徴抽出メモリ、2
2は認識辞書メモリ、23はフォーマットデータメモ
リ、24は投影メモリ、31は帳票、32は帳票搬送
系、41はセパレータ検出部である。
【0005】前記主制御CPU11は、メカコンCPU
12、前処理CPU13及び認識CPU14に接続さ
れ、該メカコンCPU12、前処理CPU13及び認識
CPU14を統括し、文字読取装置の全体の制御を行
う。また、該主制御CPU11は、帳票31のフォーマ
ットデータを格納するフォーマットデータメモリ23を
有する。
【0006】そして、前記メカコンCPU12は、帳票
31の帳票イメージを読み取るために前記イメージセン
サ17及び帳票搬送系32に接続される。また、前処理
CPU13はイメージメモリ15に接続され、該イメー
ジメモリ15の任意のアドレスにおけるイメージデータ
を文字イメージとして切り出す。そのため、前記イメー
ジメモリ15は、多値(多値階調)のイメージデータを
格納するとともに、A/D変換器16を介してイメージ
センサ17に接続される。該イメージセンサ17はライ
ンセンサによって構成され、帳票31の入力画像がレン
ズ19及び光学フィルタ18を通り、帳票イメージとな
って結像される。なお、イメージセンサ17、光学フィ
ルタ18及びレンズ19によって光学系が構成される。
【0007】ところで、前記帳票31には文字34を記
入したりスタンプによって押印したりすることができる
ようになっていて、記入者が容易に文字34を記入した
り押印者がスタンプによって押印したりすることができ
るように読取枠33がドロップアウトカラーによって印
刷されている。この場合、前記イメージセンサ17に帳
票イメージを結像すると、前記ドロップアウトカラーの
反射光は光学フィルタ18によって吸収されるので、読
取枠33はイメージセンサ17に結像されず、記入され
又は押印された文字34だけが結像される。
【0008】また、前記前処理CPU13はイメージメ
モリ15、パターンメモリ20、投影メモリ24及びセ
パレータ検出部41に接続され、イメージメモリ15か
ら読み出したイメージデータの投影を前記投影メモリ2
4に書き込み、前記投影に基づいて切出位置を決定し、
イメージメモリ15から切り出した文字イメージを一時
的にパターンメモリ20に書き込む。
【0009】なお、28は前記帳票31上の読取枠33
の位置に対応する読取枠相当位置である。ところで、前
記スタンプはタイトル無しのものとタイトル付きのもの
が存在する。そこで、タイトル無しのスタンプを使用し
た場合と、タイトル付きのスタンプを使用した場合の押
印状態について説明する。
【0010】図3において、33はドロップアウトカラ
ーによって印刷された読取枠、34は帳票31(図2)
上の文字である。また、37はタイトル無しのスタン
プ、37aは該スタンプ37の読取文字部、38はタイ
トル付きのスタンプ、38aは該スタンプ38の読取文
字部、38bは前記スタンプ38の読取りの対象になら
ないタイトル文字部である。
【0011】タイトル無しのスタンプ37によって文字
34を押印して該文字34を読み取る場合、押印者は読
取枠33内に文字34が収まるようにして押印する。そ
して、タイトル付きスタンプ38によってタイトル文字
34B及び読取文字34Aから成る文字34を押印して
該文字34を読み取る場合、押印者はタイトル文字34
Bが読取枠33内に入らないようにして押印する。な
お、タイトル文字34Bと読取文字34Aとの間、すな
わち前記スタンプ38のタイトル文字部38bと読取文
字部38aとの間にはセパレータgが形成され、該セパ
レータgの長さはスタンプごとに異なる。
【0012】そこで、前記セパレータ検出部41は、前
記タイトル文字34Bに対応するタイトル文字イメージ
と文字イメージを読取文字34Aに対応する読取文字イ
メージとに分離する。そして、認識CPU14が配設さ
れる。該認識CPU14は、前処理CPU13が切り出
した文字イメージの特徴を抽出して特徴抽出メモリ21
に書き込むとともに、認識辞書メモリ22の認識辞書を
参照して文字34を認識し、該文字34の文字コードを
主制御CPU11に転送する。そして、該主制御CPU
11は転送された文字コードを編集し、上位装置に送信
する。
【0013】次に、前記構成の文字読取装置の動作につ
いて説明する。ここでは、帳票31に読取枠33がドロ
ップアウトカラーによって印刷され、該読取枠33内に
文字34が非ドロップアウトカラーによって記入され又
は押印されているとする。そして、前記主制御CPU1
1がメカコンCPU12に対して帳票イメージの読取り
を指示すると、該メカコンCPU12は帳票31を帳票
搬送系32によって搬送させ、レンズ19、光学フィル
タ18及びイメージセンサ17の前を通過させる。この
時、帳票31の帳票イメージは、レンズ19及び光学フ
ィルタ18を通過し、イメージセンサ17に結像する。
そして、該イメージセンサ17において光電変換が行わ
れ、帳票イメージに対応するアナログ信号が出力され
る。該アナログ信号は、A/D変換器16によって多値
のイメージデータ(デジタル画像)に変換され、イメー
ジメモリ15に書き込まれる。
【0014】ここで、前記ドロップアウトカラーによっ
て印刷された読取枠33のイメージ(以下「読取枠イメ
ージ」という。)は前記光学フィルタ18を通過するこ
とができず、非ドロップアウトカラーによって記入され
又は押印された文字イメージのみが通過する。したがっ
て、イメージメモリ15には読取枠イメージが書き込ま
れず、文字イメージのみがイメージデータとして書き込
まれる。
【0015】次に、主制御CPU11は、イメージメモ
リ15から読取枠33内の文字34に対応する文字イメ
ージを文字34ごとに切り出すために、フォーマットデ
ータメモリ23内のフォーマットデータに基づいてイメ
ージメモリ15内の読取枠相当位置28を計算し、前処
理CPU13に読取枠相当位置28による切出しを指示
する。
【0016】図4は従来の文字読取方法における読取枠
の説明図である。図において、31は帳票、33は読取
枠である。この場合、該読取枠33は帳票31にドロッ
プアウトカラーによって印刷されているので、実際には
イメージメモリ15(図2)に読取枠イメージは存在し
ない。また、34は文字、34Aは読取文字、34Bは
タイトル文字、Pは前記帳票31の座標原点、f1 は前
記帳票31の左辺から読取枠33までの距離を示すフィ
ールド位置、hは前記読取枠33の高さを示す読取枠高
さ、kは前記帳票31の上辺から行の中心までの距離を
示す行位置、w1 は前記読取枠33の幅を示す読取枠幅
である。
【0017】前記フォーマットデータは、フィールド位
置f1 、読取枠高さh、行位置k及び読取枠幅w1 につ
いてのデータから成り、帳票31上の読取枠33の位置
を示す。そして、主制御CPU11は、前記フォーマッ
トデータに基づいてイメージメモリ15内の読取枠相当
位置28を計算し、前処理CPU13に前記読取枠相当
位置28による切出しを指示する。
【0018】図5は従来の文字読取方法における文字探
査の説明図、図6は従来の文字読取方法における文字探
査の他の説明図、図7は従来の文字読取方法における投
影状態図、図8は従来の文字読取方法における投影状態
の例を示す図、図9は従来の文字読取方法における投影
状態の他の例を示す図である。図5から9までにおい
て、28は前記帳票31(図2)上の読取枠33の位置
に対応する読取枠相当位置、29は文字探査範囲、34
1 は読取文字イメージ、34a2 はタイトル文字イメ
ージである。
【0019】前記前処理CPU13は、読取枠相当位置
28に基づいて文字探査範囲29を計算する。この場
合、記入され又は押印された文字34が読取枠33から
はみ出し、図6に示すように、読取文字イメージ34a
1 が読取枠相当位置28を外れていても文字探査が可能
になるように、文字探査範囲29を読取枠相当位置28
より広くなるように計算して設定する。
【0020】前記前処理CPU13は、イメージメモリ
15内の文字探査範囲29に相当するエリアからイメー
ジデータをラスタスキャンによって読み出してその投影
を投影メモリ24に書き込む。次に、前記セパレータ検
出部41が、タイトル文字34B(図3)と読取文字3
4Aとの間、すなわちタイトル付きのスタンプ38のタ
イトル文字部38bと読取文字部38aとの間にあるセ
パレータgを検出する。
【0021】そのため、該セパレータ検出部41は、図
7に示すように、投影メモリ24内を左端から右端まで
探査して白開始点WS 及び白終了点WE を検出する。前
記白開始点WS は投影の黒点数が1以上の状態から0の
状態に変化した点であり、前記白終了点WE は投影の黒
点数が0の状態から1以上の状態に変化した点である。
そして、セパレータ検出部41は白開始点WS と白終了
点WE との間の距離を計算し、それを白間隔Lとする。
【0022】図8に示すように、白間隔L1 が長く、あ
らかじめ設定されたセパレータ閾(しきい)値α以上で
ある場合は、白間隔L1 がセパレータgに対応するもの
であると判断される。また、図9に示すように、白間隔
2 が短く、セパレータ閾値αより小さい場合は、白間
隔L2 がセパレータgに対応するものであると判断され
ることなく投影メモリ24内の探査を継続し、次の白間
隔L3 、L4 とセパレータ閾値αとを比較して白間隔L
3 、L4 がセパレータgに対応するものであるかどうか
の判断を繰り返す。そして、投影メモリ24内の探査は
右端から外れると終了される。
【0023】ここで、投影メモリ24内の探査を終了す
るまでにセパレータgを検出することができた場合は探
査を終了し、その時の白終了点WE を読取文字開始点A
とし、投影メモリ24の右端を読取文字終了点Bとして
前処理CPU13に対して出力する。また、投影メモリ
24内の探査を終了するまでにセパレータgを検出する
ことができなかった場合は、投影メモリ24の左端を読
取文字開始点Aとし、投影メモリ24の右端を読取文字
終了点Bとして前処理CPU13に対して出力する。
【0024】ここで、前記セパレータ閾値αと使用され
るスタンプ38との関係について説明する。図10はタ
イトル付きのスタンプのセパレータの長さ及び文字間隔
の説明図である。図の(a)はスタンプ38(図3)の
セパレータgの長さ及び文字間隔の説明図、(b)は他
のスタンプ38のセパレータgの長さ及び文字間隔の説
明図である。
【0025】図において、G1 、G2 はセパレータgの
長さ、p1 〜p4 は文字間隔である。ここで、使用され
るすべてのスタンプ38のセパレータgの長さG1 、G
2 の最小値をGS とし、使用されるすべてのスタンプ3
8の文字間隔p1 〜p4 の最大値をpB としたとき、前
記セパレータ閾値αを次の式によって設定する。 α=(GS −pB )/n+pB (n=1、2、…) 本実施例においてはnを2とし、 α=(GS +pB )/2 とする。
【0026】続いて、前記前処理CPU13(図2)
は、投影メモリ24内を読取文字開始点Aから読取文字
終了点Bまで探査し、各文字34に対応する投影ブロッ
クの開始点及び終了点を検出する。図11は従来の文字
読取方法における切出位置の説明図、図12は従来の文
字読取方法における枠詰処理の説明図である。
【0027】前記前処理CPU13(図2)は、投影ブ
ロック35の開始点35a及び終了点35bを検出した
後、図11に示すように、各読取文字イメージ34a1
の切出位置30を決定する。該切出位置30の上端30
aは文字探査範囲29の上端に対応し、切出位置30の
下端30bは文字探査範囲29の下端に対応し、切出位
置30の左端30cは前記投影ブロック35の開始点3
5aに対応し、切出位置30の右端30dは投影ブロッ
ク35の終了点35bに対応する。
【0028】次に、前記前処理CPU13は図11の切
出位置30から読取文字イメージ34a1 を切り出すた
めに、切出位置30に相当するイメージメモリ15内の
エリアからイメージデータを読み出してパターンメモリ
20に書き込む。この時、前処理CPU13は多値−2
値変換を行う。続いて、前処理CPU13は、図12に
示すように、パターンメモリ20に格納されたイメージ
データについて上下左右から枠詰処理を行い、文字位置
31を決定する。
【0029】次に、認識CPU14は、前記前処理CP
U13が決定した文字位置31の文字パターンの特徴を
抽出して特徴抽出メモリ21に書き込むとともに、認識
辞書メモリ22の認識辞書を参照して文字34を認識
し、該文字34の文字コードを主制御CPU11に転送
する。そして、該主制御CPU11は転送された文字コ
ードを編集し、図示しない上位装置に送信する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の文字読取装置及び文字読取方法においては、セパレ
ータgの左側の文字がタイトル文字34Bであり、セパ
レータgの右側の文字が読取文字34Aであるタイトル
付きスタンプ38を使用した場合は文字34を認識する
ことができるが、セパレータgの右側の文字がタイトル
文字34Bであり、セパレータgの左側の文字が読取文
字34Aであるタイトル付きスタンプを使用した場合は
文字34を認識することができない。
【0031】図13は他のスタンプの押印状態を示す図
である。図において、33はドロップアウトカラーによ
って印刷された読取枠、34は帳票31(図2)上の文
字である。また、39はタイトル付きのスタンプ、39
aは該スタンプ39の読取文字部、39bは前記スタン
プ39の読取りの対象にならないタイトル文字部であ
る。
【0032】タイトル付きのスタンプ39によってタイ
トル文字34B及び読取文字34Aから成る文字34を
押印して該文字34を読み取る場合、押印者は読取枠3
3内に読取文字34Aのみが収まるように押印し、タイ
トル文字34Bが読取枠33内に入らないようにして押
印する。なお、タイトル文字34Bと読取文字34Aと
の間、すなわち前記スタンプ39のタイトル文字部39
bと読取文字部39aとの間にはセパレータgが形成さ
れ、該セパレータgの長さはスタンプごとに異なる。
【0033】このように、セパレータgの右側の文字が
タイトル文字34Bであり、セパレータgの左側の文字
が読取文字34Aであると、読取枠33内にタイトル文
字34Bが入ることがある。この場合、セパレータ検出
部41が投影メモリ24内を左端から右端まで探査して
セパレータgを検出すると、その時の白終了点WE (図
7)を読取文字開始点Aとして前処理CPU13に対し
て出力してしまう。したがって、前処理CPU13はセ
パレータgの右側のタイトル文字部39bに対応するタ
イトル文字34Bを読取文字34Aとして切出位置30
を決定してしまうので、認識CPU14は文字34を誤
って認識してしまう。
【0034】本発明は、前記従来の文字読取装置及び文
字読取方法の問題点を解決して、タイトル付きのあらゆ
るスタンプを使用して押印した場合でも文字を正確に認
識することができる文字読取装置及び文字読取方法を提
供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の文
字読取装置においては、読取枠内の文字を読み取ってイ
メージデータを形成するイメージセンサと、前記イメー
ジデータを書き込むためのイメージメモリと、該イメー
ジメモリから読み出されたイメージデータの投影を書き
込むための投影メモリと、切出位置に相当するイメージ
メモリ内のエリアから読み出されたイメージデータを書
き込むためのパターンメモリと、該パターンメモリから
抽出された文字パターンの特徴を書き込むための特徴抽
出メモリと、前記投影メモリ内を探査して白間隔を計算
し、該白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読
取文字との間にあるセパレータを検出するセパレータ検
出部と、前記セパレータの左側及び右側における白間隔
の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを判
別する左右判別部とを有する。
【0036】また、前記イメージメモリ内の読取枠相当
位置に基づいて文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲
に相当するエリアからイメージデータを読み出してその
投影を投影メモリに書き込み、前記セパレータ検出部に
よる検出結果及び左右判別部による判別結果に基づいて
前記投影メモリ内を探査して切出位置を決定し、該切出
位置に相当するイメージメモリ内のエリアからイメージ
データを読み出してパターンメモリに書き込み、前記イ
メージデータについて枠詰処理を行って文字位置を決定
する前処理CPUと、前記文字位置の文字パターンの特
徴を抽出して特徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参
照して文字を認識する認識CPUとを有する。
【0037】本発明の他の文字読取装置においては、読
取枠内の文字を読み取ってイメージデータを形成するイ
メージセンサと、前記イメージデータを書き込むための
イメージメモリと、該イメージメモリから読み出された
イメージデータの投影を書き込むための投影メモリと、
切出位置に相当するイメージメモリ内のエリアから読み
出されたイメージデータを書き込むためのパターンメモ
リと、該パターンメモリから抽出された文字パターンの
特徴を書き込むための特徴抽出メモリとを有する。
【0038】また、前記イメージメモリ内の読取枠相当
位置に基づいて文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲
に相当するエリアからイメージデータを読み出してその
投影を投影メモリに書き込み、該投影メモリ内を探査し
て白間隔を計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タ
イトル文字と読取文字との間にあるセパレータを検出す
るとともに、該セパレータの左側及び右側における白間
隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを
判別し、その検出結果及び判別結果に基づいて前記投影
メモリ内を探査して切出位置を決定し、該切出位置に相
当するイメージメモリ内のエリアからイメージデータを
読み出してパターンメモリに書き込み、前記イメージデ
ータについて枠詰処理を行って文字位置を決定する前処
理CPUと、前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出
して特徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文
字を認識する認識CPUとを有する。
【0039】本発明の文字読取方法においては、読取枠
内の文字を読み取ってイメージデータを形成し、該イメ
ージデータをイメージメモリに書き込み、前記イメージ
データから切り出した文字パターンの特徴を抽出するこ
とによって文字を認識するようになっている。そして、
前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づいて文字
探査範囲を計算し、前記イメージメモリ内の文字探査範
囲に相当するエリアからイメージデータを読み出してそ
の投影を投影メモリに書き込む。
【0040】また、該投影メモリ内を探査して白間隔を
計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字
と読取文字との間にあるセパレータを検出し、該セパレ
ータの左側及び右側における白間隔の長短判断に基づい
て、タイトル文字と読取文字とを判別し、前記セパレー
タの検出結果、及びタイトル文字と読取文字との判別結
果に基づいて前記投影メモリ内を探査して切出位置を決
定する。
【0041】
【作用】本発明によれば、前記のように文字読取装置に
おいては、読取枠内の文字を読み取ってイメージデータ
を形成するイメージセンサと、前記イメージデータを書
き込むためのイメージメモリと、該イメージメモリから
読み出されたイメージデータの投影を書き込むための投
影メモリと、切出位置に相当するイメージメモリ内のエ
リアから読み出されたイメージデータを書き込むための
パターンメモリと、該パターンメモリから抽出された文
字パターンの特徴を書き込むための特徴抽出メモリと、
前記投影メモリ内を探査して白間隔を計算し、該白間隔
の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字との間
にあるセパレータを検出するセパレータ検出部と、前記
セパレータの左側及び右側における白間隔の長短判断に
基づいて、タイトル文字と読取文字とを判別する左右判
別部と、前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づ
いて文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲に相当する
エリアからイメージデータを読み出してその投影を投影
メモリに書き込み、前記セパレータ検出部による検出結
果及び左右判別部による判別結果に基づいて前記投影メ
モリ内を探査して切出位置を決定し、該切出位置に相当
するイメージメモリ内のエリアからイメージデータを読
み出してパターンメモリに書き込み、前記イメージデー
タについて枠詰処理を行って文字位置を決定する前処理
CPUと、前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出し
て特徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文字
を認識する認識CPUとを有する。
【0042】この場合、イメージセンサが読取枠内の文
字を読み取ることによって形成されたイメージデータ
は、イメージメモリに書き込まれる。次に、前記前処理
CPUは、前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基
づいて文字探査範囲を計算し、文字探査範囲に相当する
エリアからイメージデータを読み出してその投影を投影
メモリに書き込む。
【0043】続いて、セパレータ検出部は、投影メモリ
内を探査して白間隔を計算し、該白間隔の長短判断に基
づいて、タイトル文字と読取文字との間にあるセパレー
タを検出し、左右判別部は、前記セパレータの左側及び
右側における白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文
字と読取文字とを判別する。そして、前記前処理CPU
は、セパレータ検出部による検出結果及び左右判別部に
よる判別結果に基づいて前記投影メモリ内を探査して切
出位置を決定し、該切出位置に相当するイメージメモリ
内のエリアからイメージデータを読み出してパターンメ
モリに書き込み、前記イメージデータについて枠詰処理
を行って文字位置を決定する。次に、前記認識CPU
は、前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出して特徴
抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文字を認識
する。
【0044】本発明の他の文字読取装置においては、読
取枠内の文字を読み取ってイメージデータを形成するイ
メージセンサと、前記イメージデータを書き込むための
イメージメモリと、該イメージメモリから読み出された
イメージデータの投影を書き込むための投影メモリと、
切出位置に相当するイメージメモリ内のエリアから読み
出されたイメージデータを書き込むためのパターンメモ
リと、該パターンメモリから抽出された文字パターンの
特徴を書き込むための特徴抽出メモリとを有する。
【0045】また、前記イメージメモリ内の読取枠相当
位置に基づいて文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲
に相当するエリアからイメージデータを読み出してその
投影を投影メモリに書き込み、該投影メモリ内を探査し
て白間隔を計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タ
イトル文字と読取文字との間にあるセパレータを検出す
るとともに、該セパレータの左側及び右側における白間
隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを
判別し、その検出結果及び判別結果に基づいて前記投影
メモリ内を探査して切出位置を決定し、該切出位置に相
当するイメージメモリ内のエリアからイメージデータを
読み出してパターンメモリに書き込み、前記イメージデ
ータについて枠詰処理を行って文字位置を決定する前処
理CPUと、前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出
して特徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文
字を認識する認識CPUとを有する。
【0046】この場合、イメージセンサが読取枠内の文
字を読み取ることによって形成されたイメージデータ
は、イメージメモリに書き込まれる。次に、前処理CP
Uは、イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づいて文
字探査範囲を計算し、文字探査範囲に相当するエリアか
らイメージデータを読み出してその投影を投影メモリに
書き込み、投影メモリ内を探査して白間隔を計算し、該
白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字
との間にあるセパレータを検出するとともに、該セパレ
ータの左側及び右側における白間隔の長短判断に基づい
て、タイトル文字と読取文字とを判別する。
【0047】また、前記前処理CPUは、その検出結果
及び判別結果に基づいて前記投影メモリ内を探査して切
出位置を決定し、該切出位置に相当するイメージメモリ
内のエリアからイメージデータを読み出してパターンメ
モリに書き込み、前記イメージデータについて枠詰処理
を行って文字位置を決定する。続いて、認識CPUは、
前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出して特徴抽出
メモリに書き込み、認識辞書を参照して文字を認識す
る。
【0048】本発明の文字読取方法においては、読取枠
内の文字を読み取ってイメージデータを形成し、該イメ
ージデータをイメージメモリに書き込み、前記イメージ
データから切り出した文字パターンの特徴を抽出するこ
とによって文字を認識するようになっている。そして、
前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づいて文字
探査範囲を計算し、前記イメージメモリ内の文字探査範
囲に相当するエリアからイメージデータを読み出してそ
の投影を投影メモリに書き込む。
【0049】また、該投影メモリ内を探査して白間隔を
計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字
と読取文字との間にあるセパレータを検出し、該セパレ
ータの左側及び右側における白間隔の長短判断に基づい
て、タイトル文字と読取文字とを判別し、前記セパレー
タの検出結果、及びタイトル文字と読取文字との判別結
果に基づいて前記投影メモリ内を探査して切出位置を決
定する。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例における
文字読取装置のブロック図である。図において、11は
主制御CPU、12はメカコンCPU、13は前処理C
PU、14は認識CPU、15はイメージメモリ、16
はA/D変換器、17はイメージセンサ、18は光学フ
ィルタ、19はレンズ、20はパターンメモリ、21は
特徴抽出メモリ、22は認識辞書メモリ、23はフォー
マットデータメモリ、24は投影メモリ、31は帳票、
32は帳票搬送系、41はセパレータ検出部、42は左
右判別部である。
【0051】前記主制御CPU11は、メカコンCPU
12、前処理CPU13及び認識CPU14に接続さ
れ、該メカコンCPU12、前処理CPU13及び認識
CPU14を統括し、文字読取装置の全体の制御を行
う。また、該主制御CPU11は、帳票31のフォーマ
ットデータを格納するフォーマットデータメモリ23を
有する。
【0052】そして、前記メカコンCPU12は、帳票
31の帳票イメージを読み取るために前記イメージセン
サ17及び帳票搬送系32に接続される。また、前処理
CPU13はイメージメモリ15に接続され、該イメー
ジメモリ15の任意のアドレスにおけるイメージデータ
を文字イメージとして切り出す。そのため、前記イメー
ジメモリ15は、多値(多値階調)のイメージデータを
格納するとともに、A/D変換器16を介してイメージ
センサ17に接続される。該イメージセンサ17はライ
ンセンサによって形成され、帳票31の入力画像が光学
フィルタ18及びレンズ19を通り、帳票イメージとな
って結像される。なお、イメージセンサ17、光学フィ
ルタ18及びレンズ19によって光学系が構成される。
【0053】ところで、前記帳票31には文字34を記
入したりスタンプによって押印したりすることができる
ようになっていて、記入者が容易に文字34を記入した
り押印者がスタンプによって押印したりすることができ
るように読取枠53がドロップアウトカラーによって印
刷されている。この場合、前記イメージセンサ17に帳
票イメージを結像すると、前記ドロップアウトカラーの
反射光は光学フィルタ18によって吸収されるので、読
取枠53はイメージセンサ17に結像されず、記入され
又は押印された文字34だけが結像される。
【0054】また、前記前処理CPU13はイメージメ
モリ15、パターンメモリ20、投影メモリ24、セパ
レータ検出部41及び左右判別部42に接続され、イメ
ージメモリ15から読み出したイメージデータの投影を
前記投影メモリ24に書き込み、前記投影に基づいて切
出位置を決定し、イメージメモリ15から切り出した文
字イメージを一時的にパターンメモリ20に書き込む。
【0055】ところで、前記スタンプはタイトル無しの
もの及びタイトル付きのものが存在し、タイトル付きの
スタンプの場合、セパレータg(図3及び13参照)の
左側の文字がタイトル文字34Bであるものと、セパレ
ータgの右側の文字がタイトル文字34Bであるものと
が存在する。そこで、前記セパレータ検出部41は前記
文字イメージをタイトル文字イメージと読取文字イメー
ジとに分離し、左右判別部42はセパレータgの左側の
文字がタイトル文字34Bであるかどうかを判別する。
なお、本実施例において前記セパレータ検出部41及び
左右判別部42は、前記前処理CPU13とは別に形成
されたハード回路によって構成されているが、前記前処
理CPU13において、アルゴリズムに基づいて作成さ
れたプログラムによって構成することもできる。
【0056】そして、認識CPU14が配設される。該
認識CPU14は、前処理CPU13が切り出した文字
イメージの特徴を抽出して特徴抽出メモリ21に書き込
むとともに、認識辞書メモリ22の認識辞書を参照して
文字34を認識し、該文字34の文字コードを主制御C
PU11に転送する。そして、該主制御CPU11は転
送された文字コードを編集し、上位装置に送信する。
【0057】次に、本発明の文字読取装置の動作につい
て説明する。ここでは、帳票31に読取枠53がドロッ
プアウトカラーによって印刷され、該読取枠53内に文
字34が非ドロップアウトカラーによって記入され又は
押印されているとする。そして、前記主制御CPU11
がメカコンCPU12に対して帳票イメージの読取りを
指示すると、該メカコンCPU12は帳票31を帳票搬
送系32によって搬送させ、レンズ19、光学フィルタ
18及びイメージセンサ17の前を通過させる。この
時、帳票31の帳票イメージは、レンズ19及び光学フ
ィルタ18を通過し、イメージセンサ17に結像する。
そして、該イメージセンサ17において光電変換が行わ
れ、帳票イメージに対応するアナログ信号が出力され
る。該アナログ信号は、A/D変換器16によって多値
のイメージデータ(デジタル画像)に変換され、イメー
ジメモリ15に書き込まれる。
【0058】ここで、読取枠イメージは前記光学フィル
タ18を通過することができず、文字イメージのみが通
過する。したがって、イメージメモリ15には読取枠イ
メージが書き込まれず、文字イメージのみがイメージデ
ータとして書き込まれる。次に、主制御CPU11は、
イメージメモリ15から文字イメージを文字34ごとに
切り出すために、フォーマットデータメモリ23内のフ
ォーマットデータに基づいてイメージメモリ15内の読
取枠相当位置58を計算し、前処理CPU13に読取枠
相当位置58による切出しを指示する。
【0059】図14は本発明の実施例における読取枠の
説明図である。図において、31は帳票、53は読取枠
である。この場合、該読取枠53は帳票31にドロップ
アウトカラーによって印刷されているので、実際にはイ
メージメモリ15(図1)に読取枠イメージは存在しな
い。また、34は文字、34Aは読取文字、34Bはタ
イトル文字である。この場合、押印者はタイトル文字3
4B及び読取文字34Aを読取枠53内に収まるように
して押印する。そして、Pは前記帳票31の座標原点、
2 は前記帳票31の左辺から読取枠53までの距離を
示すフィールド位置、hは前記読取枠53の高さを示す
読取枠高さ、kは前記帳票31の上辺から行の中心まで
の距離を示す行位置、w2 は前記読取枠53の幅を示す
読取枠幅である。
【0060】前記フォーマットデータは、フィールド位
置f2 、読取枠高さh、行位置k及び読取枠幅w2 につ
いてのデータから成り、帳票31上の読取枠53の位置
を示す。そして、主制御CPU11は、前記フォーマッ
トデータに基づいてイメージメモリ15内の読取枠相当
位置58を計算し、前処理CPU13に前記読取枠相当
位置58による切出しを指示する。
【0061】図15は本発明の実施例における文字探査
の第1の説明図、図16は本発明の実施例における文字
探査の第2の説明図、図17は本発明の実施例における
セパレータ検出時の投影状態図、図18は本発明の実施
例におけるセパレータ検出時の第1の説明図、図19は
本発明の実施例におけるセパレータ検出時の第2の説明
図、図20は本発明の実施例におけるセパレータ検出時
の第3の説明図である。
【0062】図15から20までにおいて、58は前記
帳票31(図1)上の読取枠53の位置に対応する読取
枠相当位置、59は文字探査範囲、34a1 は読取文字
イメージ、34a2 はタイトル文字イメージである。前
記前処理CPU13は、読取枠相当位置58に基づいて
文字探査範囲59を計算する。この場合、記入され又は
押印された文字34が読取枠53からはみ出し、図16
に示すように、タイトル文字イメージ34a2 及び読取
文字イメージ34a1 が読取枠相当位置58を外れてい
ても文字探査が可能になるように、文字探査範囲59を
読取枠相当位置58より広くなるように計算して設定す
る。
【0063】前記前処理CPU13は、イメージメモリ
15内の文字探査範囲59に相当するエリアからイメー
ジデータをラスタスキャンによって読み出してその投影
を投影メモリ24に書き込む。次に、前記セパレータ検
出部41が、タイトル文字34B(図3参照)と読取文
字34Aとの間、すなわちタイトル付きのスタンプ38
のタイトル文字部38bと読取文字部38aとの間にあ
るセパレータgを検出する。
【0064】そのため、該セパレータ検出部41は、図
17に示すように、投影メモリ24内を左端から右端ま
で探査して白開始点WS 及び白終了点WE を検出する。
前記白開始点WS は投影の黒点数が1以上の状態から0
の状態に変化した点であり、前記白終了点WE は投影の
黒点数が0の状態から1以上の状態に変化した点であ
る。そして、セパレータ検出部41は白開始点WS と白
終了点WE との間の距離を計算し、それを白間隔LA
する。
【0065】図18に示すように、白間隔L1 が長く、
あらかじめ設定されたセパレータ閾値α以上である場合
は、白間隔L1 がセパレータgに対応するものであると
判断される。また、図19に示すように、白間隔L5
短く、セパレータ閾値αより小さい場合は、白間隔L5
がセパレータgに対応するものであると判断されること
なく投影メモリ24内の探査を継続し、次の白間隔L6
とセパレータ閾値αとを比較して白間隔L6 がセパレー
タgに対応するものであるかどうかの判断を繰り返す。
そして、投影メモリ24内の探査は右端を外れると終了
される。
【0066】ここで、図18に示すように、投影メモリ
24内の探査を終了するまでにセパレータgを検出する
ことができた場合は探査を終了し、その時の白開始点W
S をセパレータ開始点SS とし、白終了点WE をセパレ
ータ終了点SE として前処理CPU13に対して出力す
る。また、図20に示すように、投影メモリ24内の探
査を終了するまでにセパレータgを検出することができ
なかった場合は、セパレータgを検出することができな
いことを示すデータを前処理CPU13に対して出力す
る。
【0067】ここで、前記セパレータ閾値αと使用され
るスタンプ38との関係について説明する。図21はタ
イトル付きのスタンプのセパレータの長さ及び文字間隔
の説明図である。図の(a)はスタンプ38(図3参
照)のセパレータgの長さ及び文字間隔の説明図、
(b)は他のスタンプ38のセパレータgの長さ及び文
字間隔の説明図である。
【0068】図において、G1 、G2 はセパレータgの
長さ、q1 〜q8 は文字間隔である。ここで、使用され
るすべてのスタンプ38のセパレータgの長さG1 、G
2 の最小値をGS とし、使用されるすべてのスタンプ3
8の文字間隔q1 〜q8 の最大値をqB としたとき、前
記セパレータ閾値αを次の式によって設定する。 α=(GS −qB )/n+qB (n=1、2、…) 本実施例においてはnを2とし、 α=(GS +qB )/2 とする。
【0069】続いて、前記前処理CPU13(図1)
は、セパレータ検出部41の探査の検出結果に基づい
て、判別開始点及び判別終了点を設定する。図22は本
発明の実施例における判別開始点及び判別終了点の設定
用の説明図である。図において、34a1 は読取文字イ
メージ、34a2 はタイトル文字イメージ、58は読取
枠相当位置、59は文字探査範囲である。
【0070】図に示すように、スタンプ38(図3参
照)のセパレータgを検出することができた場合、前記
前処理CPU13(図1)は前記スタンプ38がタイト
ル付きのスタンプであると判断して、投影メモリ24の
左端をセパレータgの左側の文字の判別開始点DS1とす
るとともに、前記セパレータ開始点SS (図18)をセ
パレータgの左側の文字の判別終了点DE1とする。ま
た、前記セパレータ終了点SE をセパレータgの右側の
文字の判別開始点DS2とするとともに、投影メモリ24
の右端をセパレータgの右側の文字の判別終了点DE2
する。
【0071】そして、前記前処理CPU13は、判別開
始点DS1、DS2及び判別終了点DE1、DE2のデータを左
右判別部42に対して出力する。一方、スタンプ38の
セパレータgを検出することができなかった場合は、前
記前処理CPU13は前記スタンプ38がタイトル無し
のスタンプであると判断して、投影メモリ24の左端を
読取文字開始点Aとし右端を読取文字終了点Bとして、
読取文字開始点Aから読取文字終了点Bまで探査し、各
文字34に対応する投影ブロックの開始点及び終了点を
検出する。
【0072】図23は本発明の実施例における切出位置
の第1の説明図、図24は本発明の実施例における枠詰
処理の説明図である。前記前処理CPU13(図1)
は、投影ブロック65の開始点65a及び終了点65b
を検出した後、図23に示すように、各読取文字イメー
ジ34a1 の切出位置60を決定する。該切出位置60
の上端60aは文字探査範囲59の上端に対応し、切出
位置60の下端60bは文字探査範囲59の下端に対応
し、切出位置60の左端60cは前記投影ブロック65
の開始点65aに対応し、切出位置60の右端60dは
投影ブロック65の終了点65bに対応する。
【0073】次に、前記前処理CPU13は図23の切
出位置60から文字イメージ34aを切り出すために、
切出位置60に相当するイメージメモリ15内のエリア
からイメージデータを読み出してパターンメモリ20に
書き込む。この時、前処理CPU13は多値−2値変換
を行う。続いて、前処理CPU13は、図24に示すよ
うに、パターンメモリ20に格納されたイメージデータ
について上下左右から枠詰処理を行い、文字位置61を
決定する。
【0074】そして、スタンプ38(図3及び13参
照)のセパレータgを検出することができた場合は、前
記左右判別部42が、タイトル文字34Bと読取文字3
4Aとを判別する。図25は本発明の実施例における左
右判別の第1の説明図、図26は本発明の実施例におけ
る左右判別の第2の説明図、図27は本発明の実施例に
おける左右判別の第3の説明図である。
【0075】図25から27までにおいて、34a1
読取文字イメージ、34a2 はタイトル文字イメージ、
58は読取枠相当位置、59は文字探査範囲である。こ
の場合、前記左右判別部42(図1)は、スタンプ38
(図3及び13参照)のタイトル文字34Bと読取文字
34Aとを判別する。そのために、前記左右判別部42
は、図25に示すように、投影メモリ24内を判別開始
点DS1から判別終了点DE1まで探査して白開始点WS
び白終了点WE を検出する。ここで、前記白開始点WS
は投影の黒点数が1以上の状態から0の状態に変化した
点であり、前記白終了点WE は投影の黒点数が0の状態
から1以上の状態に変化した点である。そして、左右判
別部42は白開始点WS と白終了点WE との間の距離を
計算し、それを白間隔LB とする。
【0076】この場合、該白間隔LB が短く、あらかじ
め設定された文字間隔閾値βより小さい場合は、投影メ
モリ24内の左側にタイトル文字イメージ34a2 が存
在し、セパレータgの左側の文字はタイトル文字34B
であると判断する。また、図26に示すように、白間隔
7 が長く、文字間隔閾値β以上である場合は、投影メ
モリ24内の左側に読取文字イメージ34a1 が存在
し、セパレータgの左側の文字は読取文字34Aである
と判別する。さらに、図27に示すように、前記白間隔
B がない場合は、投影メモリ24内の左側に下線68
が付けられたタイトル文字イメージ34a3 が存在し、
セパレータgの左側の文字はタイトル文字34Bである
と判別する。
【0077】ここで、前記文字間隔閾値βと使用される
スタンプ38との関係について図21を併用して説明す
る。図21において、q1 、q2 、q5 、q6 はタイト
ル文字34B(図3及び13参照)の文字間隔、q3
4 、q7 、q8 は読取文字34Aの文字間隔である。
【0078】ここで、使用されるすべてのスタンプ38
のタイトル文字34Bの文字間隔q 1 、q2 、q5 、q
6 の最大値をQMAX とし、使用されるすべてのスタンプ
38の読取文字34Aの文字間隔q3 、q4 、q7 、q
8 の最小値をQMIN としたとき、 QMAX <QMIN となるように設定しておく。そして、前記文字間隔閾値
βを次の式によって設定する。
【0079】β=(QMIN −QMAX )/m+QMAX
(m=1、2、…) 本実施例においてはmを2とし、 β=(QMIN +QMAX )/2 とする。なお、 QMAX <QMIN のように設定することができない場合には、帳票31
(図1)に文字34を記入したりスタンプ38によって
押印したりする際に、図27に示すように、タイトル文
字34Bに下線を付けることによって、 QMAX <QMIN となるようにする。また、タイトル文字34Bに下線が
付けられたスタンプ38や、タイトル文字34Bが枠に
よって囲まれたスタンプ38などを使用することもでき
る。
【0080】図28は本発明の実施例における切出位置
の第2の説明図、図29は本発明の実施例における切出
位置の第3の説明図である。前述したように、セパレー
タg(図3参照)の左側の文字がタイトル文字34Bで
あると判別されると、前記前処理CPU13(図1)
は、図28に示すように、投影メモリ24の判別開始点
S2(図22)を読取文字開始点Aとし、投影メモリ2
4の右端を読取文字終了点Bとして、読取文字開始点A
から読取文字終了点Bまで探査し、各文字34に対応す
る投影ブロック65の開始点65a及び終了点65bを
検出する。
【0081】そして、前処理CPU13は、図28に示
すように、各読取文字イメージ34a1 の切出位置60
を決定する。該切出位置60の上端60aは文字探査範
囲59の上端に対応し、切出位置60の下端60bは文
字探査範囲59の下端に対応し、切出位置60の左端6
0cは前記投影ブロック65の開始点65aに対応し、
切出位置60の右端60dは投影ブロック65の終了点
65bに対応する。
【0082】次に、前記前処理CPU13は図28の切
出位置60から文字イメージ34aを切り出すために、
切出位置60に相当するイメージメモリ15内のエリア
からイメージデータを読み出してパターンメモリ20に
書き込む。この時、前処理CPU13は多値−2値変換
を行う。続いて、前処理CPU13は、図24に示すよ
うに、パターンメモリ20に格納されたイメージデータ
について上下左右から枠詰処理を行い、文字位置61を
決定する。
【0083】一方、セパレータgの左側の文字が読取文
字34Aであると判別されると、前記前処理CPU13
は、図29に示すように、投影メモリ24の左端を読取
文字開始点Aとし、投影メモリ24の判別終了点DE1
読取文字終了点Bとして、読取文字開始点Aから読取文
字終了点Bまで探査し、各文字34に対応する投影ブロ
ック75の開始点75a及び終了点75bを検出する。
【0084】そして、前処理CPU13は、図29に示
すように、各読取文字イメージ34a1 の切出位置70
を決定する。該切出位置70の上端70aは文字探査範
囲59の上端に対応し、切出位置70の下端70bは文
字探査範囲59の下端に対応し、切出位置70の左端7
0cは前記投影ブロック75の開始点75aに対応し、
切出位置70の右端70dは投影ブロック75の終了点
75bに対応する。
【0085】次に、前記前処理CPU13は図29の切
出位置70から文字イメージ34aを切り出すために、
切出位置70に相当するイメージメモリ15内のエリア
からイメージデータを読み出してパターンメモリ20に
書き込む。この時、前処理CPU13は多値−2値変換
を行う。続いて、前処理CPU13は、図24に示すよ
うに、パターンメモリ20に格納されたイメージデータ
について上下左右から枠詰処理を行い、文字位置61を
決定する。
【0086】続いて、認識CPU14は、前記前処理C
PU13が決定した文字位置61の文字パターンの特徴
を抽出して特徴抽出メモリ21に書き込むとともに、認
識辞書メモリ22の認識辞書を参照して文字34を認識
し、該文字34の文字コードを主制御CPU11に転送
する。そして、該主制御CPU11は転送された文字コ
ードを編集し、図示しない上位装置に送信する。
【0087】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させるこ
とが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、文字読取装置においては、読取枠内の文字を読み
取ってイメージデータを形成するイメージセンサと、前
記イメージデータを書き込むためのイメージメモリと、
該イメージメモリから読み出されたイメージデータの投
影を書き込むための投影メモリと、切出位置に相当する
イメージメモリ内のエリアから読み出されたイメージデ
ータを書き込むためのパターンメモリと、該パターンメ
モリから抽出された文字パターンの特徴を書き込むため
の特徴抽出メモリと、前記投影メモリ内を探査して白間
隔を計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タイトル
文字と読取文字との間にあるセパレータを検出するセパ
レータ検出部と、前記セパレータの左側及び右側におけ
る白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文
字とを判別する左右判別部とを有する。
【0089】また、前記イメージメモリ内の読取枠相当
位置に基づいて文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲
に相当するエリアからイメージデータを読み出してその
投影を投影メモリに書き込み、前記セパレータ検出部に
よる検出結果及び左右判別部による判別結果に基づいて
前記投影メモリ内を探査して切出位置を決定し、該切出
位置に相当するイメージメモリ内のエリアからイメージ
データを読み出してパターンメモリに書き込み、前記イ
メージデータについて枠詰処理を行って文字位置を決定
する前処理CPUと、前記文字位置の文字パターンの特
徴を抽出して特徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参
照して文字を認識する認識CPUとを有する。
【0090】この場合、セパレータ検出部によってタイ
トル文字と読取文字との間にあるセパレータを検出する
ことができ、左右判別部によってタイトル文字と読取文
字とを判別することができる。
【0091】したがって、タイトル付きのスタンプ及び
タイトル無しのスタンプのどちらを使用した場合でも、
タイトル文字がセパレータの左右のどちら側にあって
も、読取文字開始点を設定することができる。その結
果、文字を正確に認識することができる。さらに、タイ
トル文字を読取枠の外に記入したりスタンプによって押
印したりする必要がないので、読取枠を大きく設定する
ことができる。
【0092】本発明の他の文字読取装置においては、読
取枠内の文字を読み取ってイメージデータを形成するイ
メージセンサと、前記イメージデータを書き込むための
イメージメモリと、該イメージメモリから読み出された
イメージデータの投影を書き込むための投影メモリと、
切出位置に相当するイメージメモリ内のエリアから読み
出されたイメージデータを書き込むためのパターンメモ
リと、該パターンメモリから抽出された文字パターンの
特徴を書き込むための特徴抽出メモリとを有する。
【0093】また、前記イメージメモリ内の読取枠相当
位置に基づいて文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲
に相当するエリアからイメージデータを読み出してその
投影を投影メモリに書き込み、該投影メモリ内を探査し
て白間隔を計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タ
イトル文字と読取文字との間にあるセパレータを検出す
るとともに、該セパレータの左側及び右側における白間
隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを
判別し、その検出結果及び判別結果に基づいて前記投影
メモリ内を探査して切出位置を決定し、該切出位置に相
当するイメージメモリ内のエリアからイメージデータを
読み出してパターンメモリに書き込み、前記イメージデ
ータについて枠詰処理を行って文字位置を決定する前処
理CPUと、前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出
して特徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文
字を認識する認識CPUとを有する。
【0094】この場合、前処理CPUによってタイトル
文字と読取文字との間にあるセパレータを検出すること
ができ、しかも、タイトル文字と読取文字とを判別する
ことができる。したがって、タイトル付きのスタンプ及
びタイトル無しのスタンプのどちらを使用した場合で
も、タイトル文字がセパレータの左右のどちら側にあっ
ても、読取文字開始点を設定することができる。その結
果、文字を正確に認識することができる。さらに、タイ
トル文字を読取枠の外に記入したりスタンプによって押
印したりする必要がないので、読取枠を大きく設定する
ことができる。
【0095】本発明の文字読取方法においては、読取枠
内の文字を読み取ってイメージデータを形成し、該イメ
ージデータをイメージメモリに書き込み、前記イメージ
データから切り出した文字パターンの特徴を抽出するこ
とによって文字を認識するようになっている。そして、
前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づいて文字
探査範囲を計算し、前記イメージメモリ内の文字探査範
囲に相当するエリアからイメージデータを読み出してそ
の投影を投影メモリに書き込み、該投影メモリ内を探査
して白間隔を計算し、該白間隔の長短判断に基づいて、
タイトル文字と読取文字との間にあるセパレータを検出
し、該セパレータの左側及び右側における白間隔の長短
判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを判別し、
前記セパレータの検出結果、及びタイトル文字と読取文
字との判別結果に基づいて前記投影メモリ内を探査して
切出位置を決定する。
【0096】この場合、タイトル付きのスタンプ及びタ
イトル無しのスタンプのどちらを使用した場合でも、タ
イトル文字がセパレータの左右のどちら側にあっても、
読取文字開始点を設定することができる。その結果、文
字を正確に認識することができる。
【0097】さらに、タイトル文字を読取枠の外に記入
したりスタンプによって押印したりする必要がないの
で、読取枠を大きく設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における文字読取装置のブロッ
ク図である。
【図2】従来の文字読取装置のブロック図である。
【図3】スタンプの押印状態を示す図である。
【図4】従来の文字読取方法における読取枠の説明図で
ある。
【図5】従来の文字読取方法における文字探査の説明図
である。
【図6】従来の文字読取方法における文字探査の他の説
明図である。
【図7】従来の文字読取方法における投影状態図であ
る。
【図8】従来の文字読取方法における投影状態の例を示
す図である。
【図9】従来の文字読取方法における投影状態の他の例
を示す図である。
【図10】タイトル付きのスタンプのセパレータの長さ
及び文字間隔の説明図である。
【図11】従来の文字読取方法における切出位置の説明
図である。
【図12】従来の文字読取方法における枠詰処理の説明
図である。
【図13】他のスタンプの押印状態を示す図である。
【図14】本発明の実施例における読取枠の説明図であ
る。
【図15】本発明の実施例における文字探査の第1の説
明図である。
【図16】本発明の実施例における文字探査の第2の説
明図である。
【図17】本発明の実施例におけるセパレータ検出時の
投影状態図である。
【図18】本発明の実施例におけるセパレータ検出時の
第1の説明図である。
【図19】本発明の実施例におけるセパレータ検出時の
第2の説明図である。
【図20】本発明の実施例におけるセパレータ検出時の
第3の説明図である。
【図21】タイトル付きのスタンプのセパレータの長さ
及び文字間隔の説明図である。
【図22】本発明の実施例における判別開始点及び判別
終了点の設定用の説明図である。
【図23】本発明の実施例における切出位置の第1の説
明図である。
【図24】本発明の実施例における枠詰処理の説明図で
ある。
【図25】本発明の実施例における左右判別の第1の説
明図である。
【図26】本発明の実施例における左右判別の第2の説
明図である。
【図27】本発明の実施例における左右判別の第3の説
明図である。
【図28】本発明の実施例における切出位置の第2の説
明図である。
【図29】本発明の実施例における切出位置の第3の説
明図である。
【符号の説明】
13 前処理CPU 14 認識CPU 15 イメージメモリ 17 イメージセンサ 20 パターンメモリ 21 特徴抽出メモリ 24 投影メモリ 34 文字 34A 読取文字 34B タイトル文字 41 セパレータ検出部 42 左右判別手段 53 読取枠 58 読取枠相当位置 59 文字探査範囲 60,70 切出位置 g セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/20 G06K 9/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)読取枠内の文字を読み取ってイメ
    ージデータを形成するイメージセンサと、 (b)前記イメージデータを書き込むためのイメージメ
    モリと、 (c)該イメージメモリから読み出されたイメージデー
    タの投影を書き込むための投影メモリと、 (d)切出位置に相当するイメージメモリ内のエリアか
    ら読み出されたイメージデータを書き込むためのパター
    ンメモリと、 (e)該パターンメモリから抽出された文字パターンの
    特徴を書き込むための特徴抽出メモリと、 (f)前記投影メモリ内を探査して白間隔を計算し、該
    白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字
    との間にあるセパレータを検出するセパレータ検出部
    と、 (g)前記セパレータの左側及び右側における白間隔の
    長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを判別
    する左右判別部と、 (h)前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づい
    て文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲に相当するエ
    リアからイメージデータを読み出してその投影を投影メ
    モリに書き込み、前記セパレータ検出部による検出結果
    及び左右判別部による判別結果に基づいて前記投影メモ
    リ内を探査して切出位置を決定し、該切出位置に相当す
    るイメージメモリ内のエリアからイメージデータを読み
    出してパターンメモリに書き込み、前記イメージデータ
    について枠詰処理を行って文字位置を決定する前処理C
    PUと、 (i)前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出して特
    徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文字を認
    識する認識CPUとを有することを特徴とする文字読取
    装置。
  2. 【請求項2】 (a)読取枠内の文字を読み取ってイメ
    ージデータを形成するイメージセンサと、 (b)前記イメージデータを書き込むためのイメージメ
    モリと、 (c)該イメージメモリから読み出されたイメージデー
    タの投影を書き込むための投影メモリと、 (d)切出位置に相当するイメージメモリ内のエリアか
    ら読み出されたイメージデータを書き込むためのパター
    ンメモリと、 (e)該パターンメモリから抽出された文字パターンの
    特徴を書き込むための特徴抽出メモリと、 (f)前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づい
    て文字探査範囲を計算し、該文字探査範囲に相当するエ
    リアからイメージデータを読み出してその投影を投影メ
    モリに書き込み、該投影メモリ内を探査して白間隔を計
    算し、該白間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と
    読取文字との間にあるセパレータを検出するとともに
    該セパレータの左側及び右側における白間隔の長短判断
    に基づいて、タイトル文字と読取文字とを判別し、その
    検出結果及び判別結果に基づいて前記投影メモリ内を探
    査して切出位置を決定し、該切出位置に相当するイメー
    ジメモリ内のエリアからイメージデータを読み出してパ
    ターンメモリに書き込み、前記イメージデータについて
    枠詰処理を行って文字位置を決定する前処理CPUと、 (g)前記文字位置の文字パターンの特徴を抽出して特
    徴抽出メモリに書き込み、認識辞書を参照して文字を認
    識する認識CPUとを有することを特徴とする文字読取
    装置。
  3. 【請求項3】 読取枠内の文字を読み取ってイメージデ
    ータを形成し、該イメージデータをイメージメモリに書
    き込み、前記イメージデータから切り出した文字パター
    ンの特徴を抽出することによって文字を認識する文字読
    取方法において、 (a)前記イメージメモリ内の読取枠相当位置に基づい
    て文字探査範囲を計算し、 (b)前記イメージメモリ内の文字探査範囲に相当する
    エリアからイメージデータを読み出してその投影を投影
    メモリに書き込み、 (c)該投影メモリ内を探査して白間隔を計算し、該白
    間隔の長短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字と
    の間にあるセパレータを検出し、 (d)該セパレータの左側及び右側における白間隔の長
    短判断に基づいて、タイトル文字と読取文字とを判別
    し、 (e)前記セパレータ検出結果及びタイトル文字と
    読取文字との判別結果に基づいて前記投影メモリ内を探
    査して切出位置を決定することを特徴とする文字読取方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101814947B1 (ko) * 2013-10-28 2018-01-04 피닉스 컨택트 게엠베하 & 컴퍼니 카게 단자 디바이스용 단자 열

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