JPS62275852A - 車両用シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 （産業上の利用分野） この発明は、車両用シート、特にシートの前端部高さ調
整機構の改良に関する。

（従来の技術） 例えば身長が高く、足の長い人の場合では、シートクッ
ションの前端を高くすることにより、狭い車室内で実行
床面長さを確保し適正位置に足先を接地させることがで
きる。

この種の高さ調整機構を備えたシートの従来の技術とし
て例えば、実開昭５８−４９８６４号公報や実開昭５７
−１９４８４２号公報に示す技術が開示されている。

これらは主として平行リンク機構を用いたもので、その
上部側をシートクッションとし、前後のリンクの傾動角
度の変化に応じてシートクッションの前端部の高さを可
変調節できるようにしである。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、この種の高さ調整機構では前部リンクが
直立した状態が最大高さ位置、水平状態が最低位置とな
り、操作用の軸の回動範囲が限定され、いずれか一方の
状態から再調整を行うには操作軸を逆転しなければなら
かった。

したがって、このよう調整機構は操作軸をノブなどによ
り手動で廻す方式には適合するが、操作軸をモータ駆動
する場合には回転停止位置を検出するためのリミットス
イッチ、およびスイッチの検出出力に応じてモータの逆
転制御を行う機構を付加しなければならず、機構が複雑
化していた。

この発明は以上の欠点に鑑みなされたもので、操作軸の
一方の回転のみにより、シートクッションの前端部が最
低→最高位置を連続的に順次繰返すことができるように
することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するため、この発明では、ベースフレー
ムの後端に枢支ピンを介して上下揺動可能に支持された
クッションフレームと、ベースフレームの前部に揺動可
能に枢支されたベルクランクと、ベルクランクの近傍に
あってベースフレームに回転可能に枢支され、かつ操作
軸に回転伝達機構を介して連繋するクランクアームと、
前記ベルクランクの一方の揺動端を前記クランクアーム
のピンに、使方の揺動端をクッションフレームの下部に
夫々平リンクレバーを介して連結したことを特徴とする
。

（作用） クランクアームの回転によりベルクランクが揺動運動し
、この揺動量に応じてシートクッションの前端部を繰返
し連続的に上下動させる。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図はこの発明を適用した車両用シートのフレーム構
造を示す側断面図、第２図は高さ調整時の説明用側面図
である。

図において、この車両用シート１はスライドレール２上
に固定さたベースフレーム３と、ベースフレーム３の内
側上部に配置されたクッションフレーム４と、ベースフ
レーム３の後端部に図示しないリクライニングデバイス
を介して前後傾可能に連結されたシートバックフレーム
５とから概略構成されている。

前記クッションフレーム４の後端下部には軸受ブラケッ
ト７が固定され、この軸受ブラケット７にベースフレー
ム３の後部内側面に取付けられた枢支ピン８を挿通して
おり、この枢支ピン８を回動中心として、クッションフ
レーム４をベースフレーム３に対し揺動可能に支持され
ている。

また、ベースフレーム３の前部内側面にはベルクランク
９が回動中心軸１０を介して揺動可能に枢支されている
。

このベルクランク９の近傍において、ベースフレーム３
の内側面にはこれの内外周を貫通して軸承された操作軸
１１に設けたピニオンギヤ１２およびこのごニオンギャ
１２に噛合する平歯車１４が配置されている。この平歯
車１４はクランクアームを兼用するもので、その端面に
は軸中心から所定の偏心比でクランクピン１５が突設さ
れている。

クランクピン１５には平リンクレバー１６の一端が連結
され、他端を前記ベルクランク９の上部側揺動端に連結
ピン１７を介して結合している。

また、前記ベルクランク９の下部開梱Ｉ７１端には平リ
ンクレバー１８の下端が同じく連結ピン１７を介して連
結されている。

また、前記ベルクランク９の下部側１ｆｆｉ　ｉｌｌ端
には平リンクレバー１８の下端が同じく連結ピン１７を
介して連結されている。この平リンクレバー１８の上端
は、前記平リンクレバー１６とＸ字状に交叉した状態で
前記クッションフレーム４の前端下部に固定されたブラ
ケット２０に同じく連結ピンゴ７を介して連結されてい
る。

なお、図においてはベルクランク９．ピニオンギヤ１２
．平歯車１４および平リンクレバー１６゜１８は平面的
に見えるが、相互の回転または揺動運動の妨げとならな
いように配置されている。

以上の構成において、外部操作による操作軸１１の回転
動力によりピニオンギヤ１２を介して平歯車１４が減速
回転される。これにより、ベルクランク９は揺動し、平
歯１１１１４の１回転中にクッションフレーム４の前端
部を第１図に示す最低位置から第２図の１点鎖線で示す
最高位置まで、後端の枢支ピン８を回動中心として持上
げ、再び最低位置まで下部させるサイクルを繰返す。

この調整量は、クランクピン１５の偏心比、ベルクラン
ク９のレバー長等によって定まる。

したがって、操作軸１１は任意の一方向回転のみを永続
的に行えるので、これに逆回転防止のための機構を設け
ておけば、任意の高さ位置にクッションフレーム４を固
定できる。

また、前記操作軸１１をモータ駆動する場合では、単に
モータを駆動−停止させるためのスイッチのみで高さ調
整を行えるのである。

（発明の効果） 以上実施例により詳細に説明したように、この発明によ
れば・、操作軸の回転のみにより、シートクッションの
前端部が最低一最高位置間を連続的に往復するサイクル
をクランクアームの一回転中に行えるので、従来のよう
に、回転停止のための機構を設ける必要がなく、特にモ
ータ動力により高さ調整を行う場合には位置検出用スイ
ッチや反転制御が不要となり、機構を簡略化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を適用した車両用シートのフレーム構
造を示す側断面図、第２図は高さ調整時の説明用断面図
である。 １・・・車両用シート ３・・・ベースフレーム ４・・・クッションフレーム ８・・・枢支ピン ９・・・ベルクランク １１・・・操作軸 １２・・・ピニオンギヤ １４・・・平歯車（クランクアーム） １５・・・クランクピン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ベースフレームの後端に枢支ピンを介して上下揺動可能
   に支持されたクッションフレームと、ベースフレームの
   前部に揺動可能に枢支されたベルクランクと、ベルクラ
   ンクの近傍にあってベースフレームに回転可能に枢支さ
   れ、かつ操作軸に回転伝達機構を介して連繋するクラン
   クアームと、前記ベルクランクの一方の揺動端を前記ク
   ランクアームのピンに、他方の揺動端をクッションフレ
   ームの下部に夫々平リンクレバーを介して連結したこと
   を特徴とする車両用シート。