JPS62267246A - 粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテ−トの製造法 - Google Patents

粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテ−トの製造法

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JPS62267246A
JPS62267246A JP61108715A JP10871586A JPS62267246A JP S62267246 A JPS62267246 A JP S62267246A JP 61108715 A JP61108715 A JP 61108715A JP 10871586 A JP10871586 A JP 10871586A JP S62267246 A JPS62267246 A JP S62267246A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、融雪水剤として用いられるカルシウム・マグ
ネシウム・アセテート(以下、CMAと略称する)の製
造法に関する。
[従来の技術] 近年、CMAが道路や歩道の融雪水剤として塩や塩化ナ
トリウムにかわる唯一の実行可能な無公害な代替品であ
るとして浮び上って来た。
州や連邦政府機関でCMA研究開発が活発に遂行されて
いる。CMAに関する本発明者による発明の中で、本発
明者は実際の融雪水メカニズムに不可欠な粗い粒子の生
成物を作り出す方法を見い出している(米国特許第4,
488,978号)。本発明は、経済性を考えたこの方
法の改良に関する。
米国特許第4,488,978号の出現する前には、融
雪水剤として商業的に受入れられる形状のCMAを生産
する唯一の方法は1)噴霧乾燥法と、2)薄片を作る方
法(フレーキング法)であった。
前者は事実連邦政府運輸省の後援による最近の努力によ
って実現した。フレーキング法はこうした後援による研
究として一面で提案はされているが、本発明者の知る限
りでは実行の段階までには至っていない。
CMA溶液の噴霧乾燥法では作られるCMAの品質が劣
っていることが立証されている。
第1には、喚霧乾燥中のCMAの加水分解がひどく、熱
と、送られるCMAの25重量%の水溶液の中にある相
当量の水とによってこれが加速されることである。
このような加水分解はアルカリ生成物を作り出すのみで
なく、酸化物、塩基性酢1IIIJ!、及び恐らく炭酸
塩までも含んだ相当量の不溶解性の物質を作り出す。
この不溶解性物質は融雪水機能には全く効果がなく、生
成物/工程の非能率さを表すのみである。
更にこれらの不溶解物質は明らかにふわふわした羊毛状
のものであり、電解溶液の浸透を妨害し融雪氷工程を遅
くする。事実厳密な実験室的制御下で行なわれた実際の
融氷テストでは、噴霧乾燥したCMA生成物は米国特許
第4,488,978号に従って作られた生成物に相当
劣っており、結局、噴霧乾燥したCMA生成物は粉末化
しやすいものであった。
工程の経済性に関しては、噴霧乾燥法ではCMAの1モ
ル当り約50モルの水を蒸発させなければならないとい
う欠点がある。
米国特許第4,488,978号の方法はCMA1モル
に対し約3モルの水を蒸発させるにすぎない。従って噴
霧乾燥或いは他の溶液を用いる方法から、本発明者によ
る米国特許第4,488,978号の方法へと転換する
ならば相当な節約が得られる。
米国特許第4,488,978の方法は、湿り気のある
ペレットを作るため設計された装置中で消石灰と濃い酢
酸とを反応させる。
その後これらのベレットは、硬い、粉末化しない、壊れ
にくいベレットのできるような特別な方法で融雪水剤と
して理想的な寸法のペレットに乾燥される。この方法の
特性としては生成物の粒度分布が狭いことが挙げられ、
このことも、例えば市場で売られている岩塩の融雪水剤
に見られる如き一般の広い寸法ばらつきよりも融雪水能
力の面から優れている点である。
[発明が解決しようとする問題点] 米国特許第4,488,978号の方法はCMAの融雪
水剤生産における主な開発を示しているが、年間10.
000i−ンという水準まで生産を拡大するのに障害が
ある。第1にバッチ(間欠的)生産という点である。こ
れはある場合には長所となり得る。主要な無機化学の工
業的生産方法がバッチ生産式である。しかしこの場合、
工程のバッチ性は、望ましい生成物粒度分布を現実に達
成するのに不利な問題点をかかえている。これは反応の
途中で完了前に非常に大きな塊を作り出すことにある。
こうした大きな塊は大きなエネルギーを与えて適切な粒
子の大きさにまで砕かなければならない。
更に大型の塊を砕くことは、MOO’成分が酢酸にとけ
る反応速度が遅いためと、途中でCMA水和水和− 7の中間体を作ることなどから疑いもなく非常に時間の
かかる作業である。端的に言えば本方法は工業生産規模
で行なう時にはスムースなものではなく、非常な困難を
伴うものである。
米国特許第4,488,978号を完結させる実験を行
なうに当り、本発明者は常に石灰を全量反応器に入れ、
それからゆっくりと酢酸を加えまぜながらバッチ反応を
進めた。石灰を酢酸中へゆっくり加えて行くことも行な
ったが成功しなかった。このバッチ工程中では、本反応
過程でいつでも原料、中間体、生成物の3つが混在する
ことが容易に知り得る。ある場合にはこの種の混合物鳴
大規模な工程を成功裡に具体化させるのに長所となる。
例えば、原材料は生成物に対して稀釈剤として作用し、
そのためバッチの状況を安定化するのに効果がある。し
かし本発明者は米国特許第4,488,978号の工程
中ではこの一般的な混合体の存在が大規模工程には不利
となることを見い出した。
方法が究極的には使えるものであり、事実すばらしい結
果を生むとしても、工程上の困難さは侮りがたく、もっ
と改良した方法を検討せざるを得なくなった。本発明者
はこの改良方法を見い出すべく鋭意研究した結果、本発
明に至ったものである。この改良方法は連続式及び及び
バッチ式(セミバッチ式)モードにまで適用できる。連
続式方法は比較的低い資本と低い作業原価で高効率の生
産へと進めつるすばらしいものである。
米国特許第4,488,978号の方法に対してもう1
つの本質的な障害は、原料として消石灰しか利用できな
いことである。
消和していない石灰はその発熱性により常に製造中に避
けられない粉−発生の問題を引き起す。
制御できない発熱は高価な酢酸を蒸発で失ってしまうこ
とになり兼ねない。本発明においては消和していない石
灰をうまく利用しているので、粉塵発生の問題とか酸蒸
発の問題は除去でき、従って、これが主要な節約にはな
らないとしても、原材料石灰の原価を減少させることが
でき、より重要なことは高価な酢酸を節約することがで
きることである。岩塩と競合せねばならない化学品に関
しては総ての節約が望ましいものである。
加えて、消石灰のみならず消和していない石灰をも使用
できるという能力はこの方法に融通性を加えており、時
にはこれだけでも間接的にしろ原価低減を導き出すもの
である。
本発明は原料として消石灰のみならず消和していない石
灰の利用も本質的に可能としており、これは予期せざる
利益をもたらす結果となった。
[発明の目的1 本発明の目的は、無公害のカルシウム・マグネシウム・
アセテート融雪氷剤の生産に対し経済的で工業生産上採
算の合う方法を提供することにある。
更に歩道や道路上での融氷に最適の粗い粒やペレット状
をした水溶性のカルシウム・マグネシウム・アセテート
融雪氷剤を作ることが目的である。
また本発明の他の目的は、細か(つぶれ砕けるようなこ
とが比較的起らずに貯蔵・出荷・撒布ができるような砕
けにくいカルシウム・マグネシウム・アセテートペレッ
トを作りだすことである。
更に、粗い粒のカルシウム・マグネシウム・アセテート
の生産用として、生成物乾燥に用いる作業エネルギー量
が最小となる製造工程を提供することを目的とする。
更に、消石灰或いは消和していない石灰を酢酸と反応さ
せ、優れたカルシウム・マグネシウム・アセテートを作
る目的をもち、その反応は再循環流や廃棄物或いは副産
物がないことが特色である。
その他の目的としては、石灰と酢酸とを湿ったカルシウ
ム・マグネシウム・アセテートの粗い粒子に変換するの
に直接かつ連続的な1回でできる工程を提供することで
あり、それに続いて湿った粒子の制御された乾燥工程が
行なわれる。
本発明の更に目的とするところは、優れた融雪水特性を
示す特定の化学的、物理的性格を持ったカルシウム・マ
グネシウム舎アセテートの製法を提供することにある。
またトラクション(traction)剤(滑り防止剤
)が入っている粗い粒状のカルシウム・マグネシウム・
アセテート融雪氷剤の生産に対し、経済的でスムースに
稼動できる製造工程を提供するのも本発明の1つの目的
である。
[発明の概要1 本発明は、酢酸水溶液と化学量論的必要量の石灰とを、
撹拌された適切な反応容器中で結合させ、その中で反応
物質の水分含有量を厳密に管理することにより、その反
応の結果得られた湿った生成物を乾燥して最終生成物と
して生成させる粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテ
ートの製造法であり、次の特徴を有するものである。
a)撹拌する反応容器へ一定の速度で細かく砕いた石灰
を導入すること b)同時に、濃縮した酢酸水溶液を、上記反応容器へ一
定の速醍で導入し、その反応容器中での石灰〈活性石灰
換算)に対する酸(酸無水物換算)の比率を、化学量論
的化学結合比と等しくすること C)酢酸の供給量(酸無水物換算)に対する系の中の水
供給量のモル比を水源に関係なく 0.75〜1.15
の間に維持すること d)上述の容器中で作られた湿った粗粒状の生成物を定
量的に取り出すこと e)上記d)工程の生成物を乾燥することまた、生成物
のM(1/Caモル比を^くする場合は、次の特徴を有
する。
a)細かく砕いたドロマイト石灰を細かく砕いたマグネ
シウムの會富な鉱石と、最終混合物のM(1/Caモル
比が1〜2の範囲になるように混合すること b)この混合物を適切に撹拌された反応容器に一定の速
度で導入すること C)同時に、濃縮した酢酸水溶液を上記反応容器へ一定
の速度で導入し、その反応容器中での酸の量の混合鉱石
量に対する比率を化学量論的化学結合比と等しくするこ
と d)水の供給量合計の酸供給量(酸無水物換算)に対す
るモル比を0.75〜1.17の範囲内に保つこと e)上述の容器中で作られた湿った粗粒状の生成物を定
量的に取り出すこと r)上記8) I程の生成物を乾燥すること消石灰或い
は消和していない石灰を問わず、細かく砕いた石灰は、
反応バッチを撹拌する装置のついた反応器の中へ調節し
た一定速度で送られる。
同時に濃酢酸を、石灰と酢酸の化学量論的結合比と等し
い一定量に調節しながら反応器に送り込む。
なお、本明細書において、「石灰」とは、いわゆる石灰
、消石灰或いは部分的に消和している石灰を含む意味で
あり、更にはドロマイト石灰等、マグネシウムを含む物
も意味するものとする。
これらの原料は、空の反応器内へその中が湿った中間生
成物で一杯になるまで送り込まれる。これをセミパッチ
(5e1−batch)と呼ぶ。
それとは別に原材料が撹拌されている反応器の中へ送ら
れ、そこで化学反応を完了するのに充分な時間滞留し、
希望通りの湿った粗い粒子を作りだし、この粒子が連続
的に反応器より落ちてゆく方式、これが単純連続方式の
製法である。
どちらの場合でも、この湿った粗い中間生成物は、水(
及び内蔵している過剰酢酸)が充分に蒸発してしまうま
で通常の方法で乾燥される。最終生成物中に混じる未反
応部分や不溶解石灰を最小とするために完全なる反応を
促進するよう5%までの少々過剰の酸を反応器に供給す
るのがよい。
即ち、好ましくは酸の石灰供給量に対する比率は化学量
論的化学結合比の1.00〜1.05倍とする。
過剰の酸はまた、障害となる不溶解性加水分解物を作り
出してしまう乾燥期間中の加水分解を抑制するためにも
利用される。
CMA十水 林 石灰、塩基性酢酸塩、炭酸塩+酢酸 石灰に相当量のマグネシウムが含まれている場合、消和
は大気圧中で行なうことができる。この場合酸化カルシ
ウム成分のみが対応する水酸化物に変換される。例えば
ドロマイト石灰の場合、理想的な反応は次式で表わされ
る。
Ca O−MIJ OHH20−*Ca  (Of−1
) 2・M(10これはr部分消和」と言える。
これとは別に消和はより高圧でも可能でありこの場合M
gOも変換される。
力I7.FL CaO−MgO+2H20÷ Ca  (OH)2  ’M(1(OH)2これは「完
全消和」と言える。
本発明による方法では消和していない石灰も使用するこ
とができるので製造原価節減が実現されることは明白で
ある。
本発明の方法によれば、ケーキ状になったり、回春した
りしないでスムースに進行する。反応バッチは操作がセ
ミパッチ方式でも連続式でもバッチ中で望みの寸法の粒
度分布が即座の切換えででき、それが維持され、かつ常
に自由な流れとして観察できる。これは米国特許第4,
488.978号の方法と明らかな対比をなしており、
この米□国特許の方法では、望みの寸法の粒度分布を得
るためパッチの大きな塊を破砕したり、反応容器より生
成物をこそげ落すのに相当な時間とエネルギーを費やさ
ねばならなかった。
更に本発明の方法は、望ましくないいやな粉塵や酸の蒸
気を発生させることなしに消和していない石灰を用いて
容易に行なうことができる。これも米国特許第4,48
8,978号の方法と対照的である。
この米国特許の方法によるひどい粉塵の問題や酸の蒸気
の問題は決して克服することができなかった。水を多く
してこれを克服しようと試みたが前述のケーキ状となっ
たり固まる問題が悪化するだけであった。
従って、本発明者はこの厄介な工程上の難しさを克服す
る手段を見い出したのである。これは原料を撹拌してい
る反応器へ同時に送り込み、その中で原料の供給−の比
率を化学量論的結合比に等しく保つという方法によるも
のである。
本発明の方法は、また不溶解性のトラクション剤を最終
生成物中へ混入する点でも非常に有効である。トラクシ
ョン剤とは、タイヤと通路などとの摩擦を高めるために
加えられる滑り防止剤で、消し炭、砂、石灰石等のこと
をいう。
望みの粒度分布になった消し炭、砂、或いは石灰石など
の低原価材料を、別の流れにて反応中間物の中へ、或い
は石灰の原料混合物中へ導入する。
トラクション剤は、好ましくはその最終乾燥生成物に対
する重量比が10〜90%となるように一定速喧で反応
容器中へ導入する。
本発明は、マグネシウム含有量が非常に低いものからM
O/Caの分子量比が等量に近づ(ドロマイト石灰まで
、非常に広範囲の天然石灰を利用することができる。
本来マグネシウム・アセテートはカルシウム・アセテー
トより良質な融雪水剤であるため、できるだけマグネシ
ウム含有量の多い原料を利用することが望ましい。本発
明において、石灰を混合して用いることができることは
当業者に理解できるであろう。
本発明の主たる特徴は酢酸の水による稀釈の仕方にある
。水は反応器の中へ個別の流れにより一定量に調整され
て導入され、一方、氷酢酸を含んだ濃縮酢酸は別に導入
される。或いは水と酸とを予め混合して1本の流れとし
て反応器に導入してもよい。水が少なすぎるとバッチの
温度が高くなり、粉塵が発生し、多湿の生成物の粒度分
布を調整するのが困難となる。水が多すぎると反応バッ
チがくっつきやすくなり工程を進めるのが困難となり、
仮に進められたとしても不必要な高いエネルギーが生成
物乾燥に必要となる。本発明者は反応中の水分含有−の
作業可能範囲を見し出した。
それは次のような表現により規定でき、ドロマイトの例
として適用できる。
Ca O・M(10−f−H20+4HAC+V H2
0→CMA生成物 ここで、0≦χ≦2、(χ十V)”v3であり、ACは
アセチル基を示す。
水の蒸発は反応熱によって引き起こされるが、正確な水
の投入量は、反応媒体から蒸発することのできる水量に
関係するので、反応器の形状によってきまる。2モルの
水が反応の完了にともない酢酸を通じて発生されるが、
このことも忘れてはならない。
生成物乾燥は100℃〜150℃の温度範囲で行なうが
このうち低い温度の方が望ましい。乾燥時間は乾燥器の
形状及び生成物中の望ましい残留水分率によって決まる
ので、正確に乾燥時間を規定する試みはまだなされてい
ない。本発明者は、成分的にカルシウム・アセテートに
近い生成物は大気中では安定した水和作用をもっていな
いが、例えばドロマイト、即ちMo /Caの生成物中
のモル比が等量に近いものから作り出される生成物は一
般の大気中では水2分子をもつ水和物が形成されること
を見い出した。この成分は理論的にはCa  (AC)
2  ・MO(AC>2  ・2H20と表わされるが
、これが本当の水和物なのが或いは水和作用の準安定状
態であるかはわからない。
いずれにせよ、水の2分子は明らかに大気中においては
安定している。この事実は反応生成物を無水物まで一気
に乾燥してしまうが、MO/Ca一1という生成物を三
水塩状態にのみ乾燥するがという選択の余地を与えるこ
とになる。
後者の場合はエネルギー必要量が少ないが、最終生成物
の運搬重量との兼合いがある。三水塩状態のものは自由
なルーズな生成物であり、付着したり固まったりケーキ
状となったりはしない。相対湿度が90%以上と高い場
合には、生成物は明らかに3.5という高い水和状態で
安定しているが、このときの生成物も付着して固まった
りケーキ状になったりしない。
従って三水塩にまで乾燥する時、本発明方法ではCMA
1モルに対し水を僅かに3モル除けばよいことになる(
 x−+y+中和中和上2モル−水和水2モルモル)。
このことはこの分野、における過去の総ての方法と異な
る画期的なことである。
[望ましい実施例の説明] 以下に本発明の実施例を示す。
実施例1 ドロマイト石灰は常圧でまづ部分的に消和しそれからC
MAに変換する。
A0石灰の消和 100メツシユのふるいを通過した57.12%のCa
Oと39.5%のMooを含む255.1(lの石灰を
6クオーツ容量(クォーツは4分の1ガロン)のホバー
ト混線機に入れた。5分間にわたってこの石灰に91.
8(lの水を徐々に加えゆっくり撹拌した。
反応が完了しバッチが冷えた時には52.3(lの水が
保持されていた。この消石灰を後日の使用に備え貯蔵し
た。
B0反応ヒール(物理的反応開始核) 前もって調製した77.1111のCMAベレットを6
クオーツ容量のホバート混線機に入れた。このCMAに
ゆっくりと低速で撹拌しながら9.3!lIの水を加え
た。この水和作用の生成物は乾燥しており、自由に流動
し、固まらず形の上で三水塩組成と一致した。
C,セミバッチ反応 上のヒールを86,4Qとり、6クオーツ容量のホバー
ト混線機中に入れる。このヒールに、1分間3.07!
3の速度で低温でかきまわしながら153.70の上記
消石灰を加えていった。同時に水に溶かした濃度(重置
比)87%の酢酸液352.4(+を1分間約7.06
oの一定速度でホバート混線機へ加えた。
生成物は少し温かくまた湿り気をおびていたが自由に流
動し、ケーキ状にもならず固まったりもしなかった。生
成物のバッチには酢酸の匂いは全くないかあっても酢酸
のものではなかった。生成物重量は572.2(lで重
量が450.50で一定となるまで100℃で乾燥した
。このことは原料の歩留り率97%を示す。1モルのC
MA当り約0.7モルの水が反応中に蒸発でなくなり、
100℃での乾燥工程で更に約4.5モルが取除かれた
上記の生成物の約22%水溶液のl)Hは8.6〜9.
1であった。このことから反応のために入れた酸が僅か
に減っていることが確認された。
このことはまた、溶液中に、恐らく通常存在する石灰不
溶解分に未反応の石灰が加わったものと思われる細かく
分割された不溶解物が定性的に認められたことからも裏
付けられた。
生成物は乾燥しており、自由に流動し粉塵がな(、ケー
キ状にもならなかった。粒度の中心はえんどう立位であ
った。
実施例2 消和しないドロマイト石灰を直接にCMAに変換する。
6クオ一ツホバート混線機へas、4gのCMA二水塩
をヒールとして加えた。
そのホバートへ低速で撹拌しながら毎分1.829の一
定速度で127.55(lの消和していない石灰(57
,12%Ca 0.39.58%Ma O,粒度100
メツシユを通過)を加えた。同時に81.6%の酢酸水
溶液375.4Qを毎分5,38Q位の一定速度でホバ
ートに加えた。この温かい生成物は自由に流動し、ケー
キ状にならず、(つつきのないものであった。粉−の発
生はこの方法を通じて全くなかった。この湿った生成物
の特徴として若干の酢酸臭があった。
この湿った生成物は約100’Cで正味11口が445
.6aで一定となるまで加熱した。このことは原料から
の歩留りが96%であったことを示している。
乾燥した生成物の22%水溶液は、実施例1に比べ石灰
の消費度が高かったことを反映してかI)87.6〜8
.0であった。これは溶液中下層の不溶解、物を定性的
に観察することでも裏付けられた。
生成物の物理的性質は、平均の粒子寸法が少し小さい点
を除けばどの面から見ても実施例1のものと同様であっ
た。
実施例3 ドロマイト石灰と酢酸の化学量論的必要−の100%を
用いて3種類のCMAを作った。
この3種の湿った濃かい生成物はそれぞれ冷却され室温
で(62〜68’F、相対湿度60〜10%)重量が一
定となるまで乾燥された。
水和の度合は各々最終生成物の重量から計算した。結果
は次の通りであった。
サンプル番号  水モル数/CMAモル数11.8 22.1 32.0 各々の三水塩は乾燥しており、自由に流動し、固まらず
、ケーキ状にもならなかった。この湿度範囲では明らか
に☆定的に一定重量が保たれた。
湿噴を高くした場合、水和作用の度合は約3.5で安定
化した。
実施例4 砂をCMAの中へ入れた。
ドロマイト石灰とCMAから1種類のCMAを調製した
。石灰へ充分に水洗いし乾燥した2号の砂を、無水物換
韓で最終CMA生成物の50%を占めるように加えた。
生成物は一定重量で安定するまで100℃で加熱した。
物理的性質は砂を入れないCMAと、比べて目立った違
いはなかった。
生成物ペレットは自由に流動し、砕けにくいものであっ
た。明らかに砂がベレットの内部に混入している。この
生成物は融雪水剤とトラクション剤との複合物として有
効である。
無水換棹での酸は常にその化学結合比率で石灰の中の活
性成分の量に応じて反応容器中へ導入される。
仮にマグネシウムのない石灰の場合には化学結合は Ca O+2HAc+水→生成物 と表わされ、酸と石灰の重量比は120.1/ 56.
08となる。この比は、石灰の消和の程度や石灰中の反
応しない不純物及び酸の稀釈度を考鑵に入れ適度に調整
される。
同様にしてドロマイト石灰と酢酸との化学結合は次の式
で表現できる。
Ca 0−Mo 0+4HAc+水→生成物原料の流れ
の中で維持すべき酸と石灰の重量比は、既知の不純物や
水の大量を調整する前では240.2/ 96.40と
なる。
実験室規模でのこれら実施例は、よく知られているホバ
ート型混線機が本発明に係る望ましい生成物を作る能力
があることを示している。ホバートの混線機はボウルの
内側のまわりを遊星運動をする回転ブレードを持ってい
る。ボウルに対するブレードの形状と、ボウルとブレー
ド間の隙間は長年の徹底的なテスト、開発、及び使用を
通じて適切なものとなっている。しかし本発明は反応容
器として利用される機械装置に限定されたり制限される
ものではない。事実もつと小さな規模ですら、本発明者
の発明は実験室のビーカーを使いへらで手動撹拌を用い
ても成功した結果を得ることができる。工業面での規模
ではよ(知られた工業用機械であるディスク型やドラム
型のペレタイザーが本発明を実行するのに使われ成功し
ている。
マグネシウムの対カルシウム比が1より大きい場合も本
発明方法を用いて達成できる。これは反応器へ入れる前
に、マグネシウムの豊富な鉱石をドロマイト石灰と混ぜ
ることで得ることができる。
しかしながら過剰のマグネシウムを入れることはプロセ
ス上2つの変更が必要であり、 a)反応床への送り込み速度をMO/Ca−1の場合よ
り遅くせねばならず、かつ b)鉱石の充分な利用を行なうためにMIJ /C,a
−1の場合より、もっと多くの水、例えばCMAに対す
るモル比が3.3〜1.0の範囲の水を反応の中で使用
せねばならない。
活性マグネシア、水酸化マグネシウム、焼成マグネサイ
ト(M(lcOa)及び半焼成ドロマイト(M!1lO
−CaCO3)などは総てドロマイト石灰と混ぜるのに
適している。
次の実施例はMo /Caのモル比が2に等しい酢酸塩
生成物の合成を示している。
実施例5 ドロマイトのサンプルを500℃で重量が一定となるま
で焼いて生石灰化した。
重量損失は半焼成ドロマイトとして一般に知られている
Ca Cow −vo Oへの蛮換にともなう重量損失
へ一致した。100メツシユを通過した材料の291部
(重曇部、以下同じ)を100メツシユを通過したドロ
マイト石灰200部と混合した。
この乾燥した固体に、147部の氷酢酸と262部の水
とを含んだ溶液を、総て1度に加えた。
当初は大量の熱が発生し、続いてゆっくりした中程度の
熱発生があった。
撹拌するバッチは柔かくパテ状であり、穏やかな強さの
酢酸臭がした。バッチはペレットができ上るまで撹拌を
続けた。
30分以内にパテは密度の高い、固型の物に変り酢酸臭
はなくなった。
理想化した反応は次のように表わせる。
Ca O−M(I O+M(I 0−Ca CO3+6
HAc+7H20→ 生成物 本発明は特定の場合について詳述しであるけれども、特
許請求の範囲の欄に記載した本発明の範囲と精神から外
れることなく、ここに示され述べられている特定の物質
や作業手順の代りに幅広い種類の均等手段や均等手順で
置き換えることができ、またある特徴は他の特徴とは独
立的に利用でき、更に、ある部分は順序を逆にして使用
することもできる。このことは当業者には理解できるも
のであろう。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酢酸水溶液と化学量論的必要量の石灰とを、撹拌
    された適切な反応容器中で結合させ、その中で反応物質
    の水分含有量を厳密に管理することにより、その反応の
    結果得られた湿った生成物を乾燥して最終生成物として
    生成させる粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテート
    の製造法であって、a)撹拌する反応容器へ一定の速度
    で細かく砕いた石灰を導入すること b)同時に、濃縮した酢酸水溶液を、上記反応容器へ一
    定の速度で導入し、その反応 容器中での石灰(活性石灰換算)に対す る酸(酸無水物換算)の比率を、化学量 論的化学結合比と等しくすること c)酢酸の供給量(酸無水物換算)に対する系中の水供
    給量のモル比を水源に関係な く0.75〜1.15の間に維持すること d)上述の容器中で作られた湿った粗粒状の生成物を定
    量的に取り出すこと e)上記d)工程の生成物を乾燥すること を特徴とする粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテー
    トの製造法。
  2. (2)前記石灰が消和されていない特許請求の範囲(1
    )項に記載の方法。
  3. (3)前記石灰が一部消和されている特許請求の範囲第
    (1)項に記載の方法。
  4. (4)前記石灰が完全に消和されている特許請求の範囲
    第(1)項に記載の方法。
  5. (5)前記石灰中のカルシウムに対するマグネシウムの
    モル比が0〜0.1の範囲に調整されている特許請求の
    範囲第(1)項に記載の方法。
  6. (6)前記石灰中のカルシウムに対するマグネシウムの
    モル比が0.1〜1.0の範囲に調整されている特許請
    求の範囲第(1)項に記載の方法。
  7. (7)カルシウムに対するマグネシウムのモル比が1.
    0である特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。
  8. (8)前記e)工程において総ての水和物の水が除去さ
    れる特許請求の範囲第(1)項に記載の方法。
  9. (9)カルシウム・マグネシウム・アセテート1モル当
    り0〜3.5モルの水が生成物中に残っているように不
    完全に乾燥工程を行なう特許請求の範囲第(7)項に記
    載の方法。
  10. (10)酸の石灰供給量に対する比率が化学量論的化学
    結合比の1.00〜1.05倍である特許請求の範囲第
    (1)項に記載の方法。
  11. (11)同時に、トラクション剤が、その最終乾燥生成
    物に対する重量比が10〜90%となるように一定速度
    で反応容器中へ導入される特許請求の範囲第(1)項に
    記載の方法。
  12. (12)酢酸水溶液と化学量論的必要量の石灰とを、撹
    拌された適切な反応容器中で結合させ、その中で反応物
    質の水分含有量を厳密に管理することにより、その反応
    の結果得られた湿った生成物を乾燥して最終生成物とし
    て生成させる粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテー
    トの製造法であって、a)細かく砕いたドロマイト石灰
    を細かく砕いたマグネシウムの豊富な鉱石と、最終 混合物のMg/Caモル比が1〜2の範 囲になるように混合すること b)この混合物を適切に撹拌された反応容器に一定の速
    度で導入すること c)同時に、濃縮した酢酸水溶液を上記反応容器へ一定
    の速度で導入し、その反応容 器中での酸の量の混合鉱石量に対する比 率を化学量論的化学結合比と等しくする こと d)水供給量合計の酸供給量(酸無水物換算)に対する
    モル比を0.75〜1.17の範囲内に保つこと e)上述の容器中で作られた湿った粗粒状の生成物を定
    量的に取り出すこと f)上記e)工程の生成物を乾燥すること を特徴とする粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテー
    トの製造法。
  13. (13)同時に、トラクション剤が、その最終乾燥生成
    物に対する重量比が10〜90%となるように一定速度
    で反応容器中へ導入される特許請求の範囲第(12)項
    に記載の方法。
JP61108715A 1985-06-24 1986-05-14 粗粒カルシウム・マグネシウム・アセテ−トの製造法 Pending JPS62267246A (ja)

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