JP3462499B2 - 顆粒状アルカリ金属ホウ酸塩組成物の製造 - Google Patents

顆粒状アルカリ金属ホウ酸塩組成物の製造

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JP3462499B2 JP51593093A JP51593093A JP3462499B2 JP 3462499 B2 JP3462499 B2 JP 3462499B2 JP 51593093 A JP51593093 A JP 51593093A JP 51593093 A JP51593093 A JP 51593093A JP 3462499 B2 JP3462499 B2 JP 3462499B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は顆粒状ホウ酸塩組成物の製造方法と、顆粒化
中に形成されるある一定の顆粒状反応生成物とに関す
る。
例えば噴霧乾燥のような、顆粒状物質の製造方法は小
粒子の形状の生成物をしばしば生ずる。このような生成
物はしばしば取り扱いが困難であり、典型的に粉塵性
(dusty)であり、かつ低い嵩密度を有する。
より大きい粒度の生成物を得るための小粒子の顆粒化
方法は周知である。顆粒化方法についての包括的な概観
は、キルクーオトマー(Kirk−Othmer)の“Encycloped
ia of Chemical Technology",第3版(21),77〜105
頁に述べられている。
凝固方法は、個々の成分が可変な粒度を有し、貯蔵時
に急速に凝集し易い粉末洗剤組成物の製造にしばしば含
まれる。凝固は水又は凝固剤の添加によって達成される
が、製品はそれらのカートン中で貯蔵時に凝結する傾向
を有するので、例えば陰イオン界面活性剤及び凝結防止
剤のような添加剤の使用が提案されている、例えば米国
特許第4029608号明細書及びヨーロッパ特許公開第00605
87号明細書を参照のこと。
アルカリ金属ホウ酸塩の造粒は今までに述べられてい
る。米国特許第4256479号明細書は、撹拌した供給原料
上に例えば硫酸及び/又はリン酸のような、少量の酸溶
液流を導入することによって肥料バルクーブレンディン
グ(bulk−blending)操作に適した所定粒度範囲を形成
するための四ホウ酸ナトリウム五水和物の顆粒化方法を
開示する。
4:1のモル比でホウ酸とホウ砂とを含む水溶液を噴霧
乾燥することによって製造した、噴霧乾燥された八ホウ
酸ナトリウム(近似式:Na2B8O13・4H2Oのホウ酸ナトリ
ウム組成物−八ホウ酸二ナトリウム四水和物としても知
られる。)は、0.075mm未満の粒度と0.32kg/lの典型的
な注入嵩密度(poured bulk density,顆粒を加圧・固化
しないで既知容積の容器に注入したときに得られる生成
物の重量)とを有する非晶質製品である。この製品は肥
料への植物生長のための必須元素であるホウ素の供給源
として、木材防腐剤として、また難燃剤として商業的に
用いられる。これらの用途の全てにおいて、この製品が
液体キャリヤー(通常は水)中に迅速に溶解することが
重要である。典型的に、噴霧乾燥された八ホウ酸ナトリ
ウム1kgは水20リットル中に20℃において5〜7分間で
溶解する。
噴霧乾燥された八ホウ酸ナトリウムの顕微鏡検査によ
ると、破壊された微小球として表示される粒子形状であ
ることが分かる。この物質は、粒子形状と充填特性との
ために低い嵩密度を有し、不良な流動特性を有し、しか
も、多量のこの物質を溶解様タンク中に注入するとき粉
塵が発生する。
本発明の方法は、噴霧乾燥八ホウ酸ナトリウム等の、
水溶性ホウ酸塩のこのような固有の欠点に対処するもの
であり、改良された溶解速度、良好な流動特性及び実質
的に大きい嵩密度(これらの特性は全て取扱いと貯蔵と
を容易にする)を有する顆粒状製品を提供する。さら
に、本発明による顆粒状製品は例えば肥料ブレンドの製
造において他の物質及び組成物と混合するために適す
る。
本発明は、撹拌と顆粒化剤の添加とによる微粉状ホウ
酸塩供給原料の造粒方法を提供する。本発明はまた、無
粉塵性であり、供給原料に比べて水性媒質中により迅速
な溶解速度を有し、供給原料に比べて改良された流動可
能性を有する、高い嵩密度の顆粒状ホウ酸塩組成物を提
供する。
本発明によると、 a.75μm未満の平均粒度を有し、水溶性アルカリ金属ホ
ウ酸塩と任意にホウ酸(H3BO3)とを含み、供給原料中
のアルカリ金属酸化物対酸化ホウ素(B2O3)のモル比が
約0.1〜0.5:1である微粉状供給原料を撹拌する工程と、 b.撹拌した供給原料粒子を少なくとも50℃の温度に任意
に加熱する工程と、 c.撹拌した供給原料粒子を顆粒化剤水溶液と接触させ
て、供給原料粒子を凝結させる工程と、 d.少なくとも250μmの平均粒度を有する顆粒状ホウ酸
塩組成物を回収する工程と からなる顆粒状水溶性アルカリ金属ホウ酸塩組成物の製
造方法を提供する。
本発明の状況(context)では、微粉状供給原料は約7
5μm未満の平均粒度を有するが、約250μmまでの粒度
を有する粒子量が存在することができ、他方では生成物
顆粒は少なくとも250μmの平均粒度を有し、約1mmまで
の平均粒度を有することができる。好ましい生成物は、
特大粒子(ふるい上粒子、oversized granulates))
(例えば1mm又は500μmより大きい粒度を有する粒子)
の割合が、小粒子(ふるい下粒子、undersized granula
tes)及び/又は未変化供給原料粒子と同様に、減少し
たような生成物である。従って、好ましい実施態様で
は、顆粒状ホウ酸塩組成物をふるい分けして、特大生成
物(ふるい上生成物、oversized product)(1mmより大
きい又は好ましくは500μmより大きい粒度を有する)
及び/又は小生成物(ふるい下生成物、undersized pro
duct)(250μm未満の粒度を有する)を除去する。好
ましくは、このようにして得られた特大生成物は粉砕
し、ふるい分けして、所望の粒度の粒子を生成物に加
え、小粒子は供給原料として再循環させるか又は水に溶
解して顆粒化剤として用いるためのアルカリ金属ホウ酸
塩水溶液を形成する。
本発明の方法は、乾燥顆粒状物質の混合に適し、撹拌
した供給原料粒子に流体顆粒化剤を噴霧又は他のやり方
で添加することができるために適した、任意の装置で実
施することができる。通常の顆粒化装置を用いることが
できる。連続式又はバッチ式操作のための混合装置を選
択することができる。
本発明はホウ酸塩又はホウ酸塩組成物の顆粒化方法を
提供し、顆粒が供給原料の溶解速度を凌駕して予想外に
改良された、水性媒質中の生成物溶解度を示すような、
所望の粒度範囲の顆粒を製造する。
噴霧乾燥によって製造した八ホウ酸ナトリウムの顆粒
化と、約1:4のモル比での微粉状完全混合物としてのホ
ウ砂五水和物(Na2B4O7・5H2O)とホウ酸との混合物の
顆粒化とに関して、本発明をさらに詳細に述べるが、本
発明が約0.1〜0.5:1のアルカリ金属酸化物(好ましくは
Na2O)対B2O3のモル比の範囲内の他の割合での他の出発
物質混合物にも本発明が等しく良好に適用可能であるこ
とは理解される。
噴霧乾燥八ホウ酸ナトリウム供給原料をミキサー中で
適当に撹拌し、例えば周囲温度において、供給原料の約
25重量%の流体顆粒化剤(好ましくは、液体水と任意に
水蒸気も)のスプレーと接触させる。
バッチ式プロセスとして実施する場合には、顆粒化が
完成するまで撹拌を続け、次に、顆粒状生成物を取り出
し、平衡化させてから、任意にふるい分けする。プロセ
スを連続的に実施する場合には、混合装置内の滞留時間
は供給原料粒子と顆粒化剤水溶液とを望ましく接触させ
るために充分に長いことのみが必要であるので、数秒間
程度の非常に短い時間であることもありうる。顆粒状生
成物を次に好ましくは乾燥機(好ましくは流動床乾燥
機)中に放出し、そこで水分を駆逐する。流動床乾燥機
を用いる場合には、適当な空気流入温度は少なくとも13
0℃、好ましくは150℃であり、乾燥機中の適当な滞留時
間は約10〜30分間である。乾燥機中の高温は最終顆粒状
ホウ酸塩組成物の強度に寄与することができる、すなわ
ち、乾燥機温度の上昇は顆粒を硬化させると考えられ
る。
例えば、顆粒化剤添加の速度と量、ミキサーの回転速
度、ミキサー内の生成物滞留時間及び顆粒化すべき供給
原料粒子と顆粒化剤とを最大に接触させるためのスプレ
ーの配置のようなプロセス変数を適当に調節することに
よって、所望の粒度の顆粒を高い割合で含む顆粒状生成
物をミキサーから取り出すことができる。顆粒状生成物
の狭い粒度範囲が望ましい場合には、例えばふるい分け
によって、小粒子及び/又は特大粒子を除去することが
できる。
アルカリ金属ホウ酸塩(好ましくはホウ酸ナトリウ
ム)の水溶液を含む、他の顆粒化剤を使用してもよい
が、好ましい顆粒化剤は水と任意的に水蒸気である。本
発明の他の特徴では、顆粒化剤は先行の顆粒製造から再
循環される特大生成物の溶液である。さらに、顆粒化剤
はイオン性又は非イオン性界面活性剤を任意に含むこと
ができる。
必要な場合には、顆粒化剤及び/又は供給原料に酸を
加えて、顆粒状生成物の溶解時に得られる溶液のpHを減
ずることができる。本発明によると、本発明によって得
られる顆粒状生成物の溶液が例えば硫酸マンガンのよう
な、他の微量栄養素肥料と適合しなければならない場合
には、顆粒状生成物の溶液に約7.8以下のpHが必要であ
る。理論的には、このために例えばクエン酸のような、
任意の溶解性酸を用いることができる。
八ホウ酸塩組成物を顆粒化する場合には、顆粒化工程
を周囲温度において適当に実施する。プロセス中に発熱
反応が生ずるので、ミキサー内の温度は約60℃に達する
ことがある。ホウ酸塩とホウ酸との混合に関しては、顆
粒化を実施する前に粒子の温度を約60℃に高めることが
必要である。
八ホウ酸ナトリウムに関しては、顆粒化粒状物質が通
常の噴霧乾燥物質を凌駕して溶解度の予想外の改良を示
す理論的根拠は、下記式による反応生成物の形成に少な
くとも部分的に帰せられると考えられる。
Na2B8O13・4H2O+6H2O→2/3Na2B10O16・10H2O+ +1/3Na2B4O7・10H2O 本発明の方法による生成物は、約90重量%までが500
μmスクリーンを通過し、約0.5重量%未満が0.075mmス
クリーンを通過する白色自由流動性顆粒である。この生
成物のX線回析分析は、生成物が結晶質五ホウ酸ナトリ
ウムとホウ砂とから成ることを示すので、上述のような
反応を立証する。それ故、例えば八ホウ酸ナトリウム供
給原料を用いる、本発明による顆粒化方法が噴霧乾燥八
ホウ酸ナトリウムよりも迅速に水性媒質中に溶解する、
新規な組成物を生成することが、本発明の特徴の一つで
ある。
撹拌機からの顆粒状生成物中の特大物質は粉砕してか
ら、ふるい分けして、適当な粒度の粒子は生成物に加
え、小粒子は新鮮な供給原料と共にミキサーに再循環さ
せる。或いは、特大物質は水に溶解して、約20重量%ま
での量で顆粒化剤水溶液の成分としてミキサーに再循環
させる。小物質は新鮮な供給原料と共に直接再循環させ
ることができる。
顆粒化剤は適当には供給原料の約25重量%までの量
で、好ましくは15〜25重量%の量で加えられるが;より
好ましくは、供給原料の約18〜22重量%が用いられる。
これより多い量は過度に大きい顆粒の形成と顆粒化中の
ミキサー壁への付着物の堆積とを生ずる可能性がある。
全ての供給原料が確実に接触し、完全な混合と反応と
顆粒化とが行われるために確実に充分な時間があるよう
な速度で超音波によって及び空気圧によって操作される
ことができるノズルを通して、液体顆粒化剤を微細なミ
ストとして供給原料に加えることが好ましい。
本発明の他の実施態様では、着色した外観を有する生
成物を形成し、さらにこれを通常の白色生成物と混合し
て、斑の外観の生成物を得るために顆粒化剤に例えばメ
チレンブルーのような染料を加えることができる。
ホウ酸塩とホウ酸との商業的生産中に微粉状形のアル
カリ金属ホウ酸塩とホウ酸とが製造される。この微粉状
物質は本発明の方法における供給原料の重要な供給源で
ありうる。
アルカリ金属ホウ酸塩(例えば、ホウ砂五水和物)と
ホウ酸との混合物を含む供給原料を用いる場合には、所
望の顆粒化と反応とが確実に行われるように、顆粒化剤
の添加前にこの供給原料を約60℃に加熱することが好ま
しい。
顆粒化剤の添加時に約1:4のモル比でのホウ砂五水和
物とホウ酸との混合物によって反応を実施することの理
論的根拠を下記に示す: Na2B4O7・5H2O+4H3BO3→2/3Na2B10O16・10H2O+ +1/3Na2B4O7・10H2O+H2O この実施態様による本発明の生成物を加熱すると、遊
離水が駆逐されて、出発物質として八ホウ酸ナトリウム
のみを用いる場合に形成される生成物と同様な酸化ホウ
素含量と性質とを有する生成物が形成される。さらに生
成物を加熱すると、溶解速度に影響を与えずに、高いB2
O3含量を得ることができる。
下記実施例に関連して、本発明をさらに説明する。
実施例 実施例1〜3と6に対しては、用いた混合装置は1375
rpmで作動する撹拌機と、回転ドラムと、固定掻取り刄
(scraper blade)とを備え、最大バッチ容量10リット
ルを有するエイリッヒ(Eirich)強力ミキサーであっ
た。実施例4と5に対しては、ウィンクワース(Winkwo
rth)高速プラウミキサーを用いた。これは100リットル
の近似作業容量(working capacity)を有し、186rpmの
最大プラウシフト速度(plough shift)で作動した。実
施例7〜9に対しては、シュギ(Shugi)インライン連
続縦型顆粒化装置を用いた。
ユー.エス.ボラックス社(U.S.Borax Inc.)から登
録商標SOLUBORで入手可能な八ホウ酸ナトリウム供給原
料(典型的に、この92重量%は0.075mmスクリーン(USS
200メッシュ)を通過する)を実施例1〜5と比較溶解
度試験とに対して用いた。
実施例1 SOLUBOR粒子(2.5kg)をエイリッヒミキサーに装入
し、撹拌した。撹拌した粒子に超音波アトマイザーを通
して水(525g)を微細なミストとして2.5分間の期間に
わたって噴霧した。撹拌をさらに1分間続け、得られる
顆粒状物質をオープントレー(open tray)上に取り出
し、さらに25分間平衡化させた。
実施例2 SOLUBOR粒子(2.5kg)をエイリッヒミキサーに装入
し、撹拌した。撹拌した粒子に0.14MPa(20psi)のアト
マイジング圧力において水(500g)を微細なミストとし
て2.5分間の期間にわたって噴霧した。撹拌をさらに30
秒間続け、顆粒状生成物を平衡化のためにオープントレ
ー上に取り出した。
実施例3 SOLUBOR粒子(1.5kg)をエイリッヒミキサーに装入
し、撹拌した。撹拌した粒子に15重量%五ホウ酸ナトリ
ウム溶液(500g)を超音波によって4分間の期間にわた
って噴霧した。顆粒状生成物を平衡化のためにオープン
トレー上に取り出した。
実施例4 SOLUBOR粒子(25kg)をエイリッヒミキサーに装入
し、撹拌した。撹拌した装入物に水(5リットル)を6
分20秒間の期間にわたって微細に噴霧した。撹拌をさら
に7分間続け、顆粒状生成物を取り出した。顆粒化中に
ミキサー内の温度は54℃に上昇した。
実施例5 SOLUBOR粒子(25kg)をエイリッヒミキサーに装入
し、撹拌した。撹拌した装入物に水(5.5リットル)を
7分15秒間の期間にわたって微細に噴霧した。撹拌をさ
らに45秒間続け、顆粒状生成物を取り出した。顆粒化中
にミキサー内の温度は50℃に上昇した。
実施例6 エイリッヒミキサー内で微粒状ホウ酸(250μm以
下)(1kg)を微粒状ホウ砂五水和物(250μm以下)
(1.2kg)と完全に混合した。ミキサーのボウルを電気
加熱して、混合粒子を約50℃の温度に予熱した。混合物
を1375rpmにおいて撹拌し、撹拌した混合物上に水(100
g)を超音波アトマイザーによって1分間にわたって噴
霧した。
顆粒状生成物を流動床乾燥機内で100℃の流入空気温
度において10分間乾燥させた。生成物の粒度は500μm
より大きかった。
溶解速度 溶解速度に関する比較試験を下記操作に従って実施し
た。
250mlビーカー中に入れた20℃の水(190g)中に試験
サンプル(10g)を注入した。混合物を500rpmにおいて
磁気的に撹拌し、透明な溶液を得るための時間を測定し
た。結果を次に示す: 実施例 時間(秒) 1 90 2 80 3 70 4 60 5 80 6 90 SOLUBOR 240 (比較用) 0.32kg/lの注入嵩密度を有するSOLUBORに比べて、本
発明によって製造した各生成物の注入嵩密度は0.6kg/l
のオーダーであった。
実施例7 微粉状ホウ酸(200kg)を微粉状ホウ砂五水和物(236
kg)と混合して、貯蔵サイロに搬送した。混合物を顆粒
化装置へのコンベヤーに560kg/時の速度で供給し、顆粒
化装置では2.8barの圧力下の水蒸気と熱水とをそれぞれ
22リットル/時と12リットル/時の速度で連続的に供給
した。混合物は顆粒化装置内に約2秒間滞留してから、
空気流入温度150℃を有する流動床乾燥機に達した。流
動床乾燥機内の物質の滞留時間は15〜30分間の範囲内で
あった。
流動床乾燥機からの顆粒状生成物を1mmスクリーンに
搬送した。特大物質は破砕して、生成物に加えた。
生成物の平均粒度は500μmであり、分析時に56重量
%のB2O3を含むことが判明した。
実施例8 微粉状ホウ酸(260kg)を微粉状ホウ砂五水和物(196
kg)と混合して、貯蔵サイロに搬送した。混合物を顆粒
化装置へのコンベヤーに580kg/時の速度で供給し、顆粒
化装置では4.2barの圧力下の水蒸気と熱水とをそれぞれ
32.5リットル/時と10リットル/時の速度で連続的に供
給した。混合物は顆粒化装置内に約2秒間滞留してか
ら、空気流入温度150℃を有する流動床乾燥機に達し
た。流動床乾燥機内の物質の滞留時間は15〜30分間の範
囲内であった。
流動床乾燥機からの顆粒状生成物を1mmスクリーンに
搬送した。特大物質は破砕して、生成物に加えた。
生成物の平均粒度は500μmであり、分析時に56重量
%のB2O3を含むことが判明した。
実施例9 SOLUBOR粒子(1.5kg)と、ホウ酸粒子(0.45kg)と、
クエン酸一水和物(0.15kg)とをエイリッヒミキサーに
装入し、撹拌した。撹拌した粒子上に水(0.3kg)を35
リットル/時の速度で超音波によって噴霧した。6分間
の期間後に、顆粒状物質を平衡化のためにオープントレ
ー上に取り出した。
溶解度試験 比較溶解度試験を実施例1〜6に関して上述したよう
に実施した。
実施例 時間(秒) 7 90 8 90 9* 90 SOLUBOR** 240 *5.5%溶液のpH7.1。硫酸マンガン(3g)を加えた。
さらに90秒間後に、溶液は透明であった。さらに3gの硫
酸マンガンを加え、これらも溶解した。
**比較用
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テイラー,ケネス,ダブリュ. イギリス国ケイティー9 1エックスジ ー サーレイ,エウェル,セント ジョ ーンズ アベニュー 12 (72)発明者 サイモン,ジョン,エム. イギリス国ケイティー9 1エックスジ ー サーレイ,チェッシントン,フィン レイズ クロース 16 (56)参考文献 特開 昭61−191503(JP,A) 特公 昭56−13646(JP,B1) 米国特許4256479(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 35/00 CA(STN) JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過半量のアルカリ金属五ホウ酸塩を含む顆
    粒状水溶性アルカリ金属ホウ酸塩組成物の製造方法にお
    いて、 (a)75μm未満の平均粒度を有し、八ホウ酸ナトリウ
    ム又はホウ砂五水和物とホウ酸との混合物を含み、供給
    原料中の[アルカリ金属酸化物]対[酸化ホウ素]のモ
    ル比が0.1〜0.5:1である微粉状供給原料を撹拌する工程
    と、 (c)撹拌した供給原料粒子を水性顆粒化剤と接触させ
    て、供給原料粒子を凝結させる工程と、 (d)少なくとも250μmの平均粒度を有する顆粒状の
    アルカリ金属五ホウ酸塩組成物を回収する工程と を含む前記方法。
  2. 【請求項2】供給原料は、噴霧乾燥した八ホウ酸ナトリ
    ウムを含み、かつ、得られる顆粒状五ホウ酸塩組成物
    は、式2/3Na2B10O16・10H2O:1/3Na2B4O7・10H2Oを有す
    る、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】供給原料がホウ砂五水和物とホウ酸との混
    合物を含み、製造方法が撹拌した供給原料粒子を少なく
    とも50℃の温度に加熱する工程を更に含む、請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】混合物がホウ砂五水和物1モルにつきホウ
    酸4モルを含み、式2/3Na2B10O16・10H2O:1/3Na2B4O7
    10H2Oの顆粒状五ホウ酸塩組成物を生成する、請求項3
    記載の方法。
  5. 【請求項5】近似式2/3Na2B10O16・10H2O:1/3Na2B4O7
    10H2Oを有する、水溶性五ホウ酸ナトリウム含有組成物
    であって、自由流動性顆粒の形態であり、該顆粒の90重
    量%以下が500μmスクリーンを通過し、0.5重量%未満
    が75μmスクリーンを通過する、上記組成物。
  6. 【請求項6】顆粒状水溶性五ホウ酸ナトリウム組成物の
    製造方法において、 (a)75μm未満の平均粒度を有しホウ酸ナトリウムと
    ホウ酸との混合物からなる、微細に分割された供給原料
    を撹拌する工程であって、該供給原料中における[酸化
    ナトリウム]:[酸化ホウ素]のモル比を0.1〜0.5:1に
    する上記工程と、 (b)前記撹拌済み供給原料の粒子を、水及び水蒸気を
    含む水性顆粒化剤と接触させて、該供給原料粒子を凝結
    させる工程と、 (c)少なくとも130℃の空気入口温度を有する流動床
    乾燥機まで、前記凝結済み粒子を送る工程と、 (d)少なくとも250μmの平均粒度を有する、顆粒状
    五ホウ酸ナトリウム組成物を回収する工程と、 を含む、上記方法。
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