JPS62265431A - 車輌の駆動輪のスリツプ制御方法 - Google Patents

車輌の駆動輪のスリツプ制御方法

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JPS62265431A
JPS62265431A JP10724386A JP10724386A JPS62265431A JP S62265431 A JPS62265431 A JP S62265431A JP 10724386 A JP10724386 A JP 10724386A JP 10724386 A JP10724386 A JP 10724386A JP S62265431 A JPS62265431 A JP S62265431A
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修士 白石
Takashi Nishihara
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、車輌の駆動輪のスリップ制御方法に関し、特
に、車輌の発進時や加速時における駆動輪のスリップの
制御方法に関する。
(発明の技術的背景及びその問題点) 一般に、車輌の発進時あるいは加速時に駆動輪の駆動力
がタイヤと路面との摩擦力ロタイj/と路面との摩擦係
数X llfl車輌の駆動輪への荷重(車軸荷重)]を
超えると、駆動輪はスリップするが、このスリップの程
度を表わすスリップ率λは駆動輪の周方向速度をVw、
車輌の速度(従動輪の周方向速度)をVとすると、次式
(1)により求められる。
λ= (Vw−V)/Vw ・・・(1)このスリップ
率λによりタイヤと路面との摩擦力(即ち、駆動輪の駆
動力の限界値)は第6図に示すように変化し、所定値λ
。でこの摩擦力は最大になる。また、このタイヤと路面
との摩擦力は車輌の進行方向(縦方向)の摩擦力である
が、横方向の摩擦力(横力)は同図中点線で示すように
スリップ率λが大きいほど低下する。
この点に基づいて、タイヤと路面との縦方向の摩擦力を
最大として車輌の駆動効率を最大にし、また、タイヤと
路面との横方向の摩擦力の低下を極力抑制して車輌の横
すべりを防止するために、スリップ率λを検出して、こ
れを所定値λ。に近い値に制御する方法がある。より具
体的には、この方法では、例えば、スリップ率λに対し
車速Vに応じて前記所定値λ。を含む所定範囲の下限値
λ、及び上限値λ2を設定し、駆動輪速度Vwと車速V
とから求めたスリップ率λの値に応じて駆動輪トルク制
御装置により駆動輪のトルクを制御し駆動輪の周方向速
度Vwを制御して、駆動輪のスリップ率λを前記所定範
囲λ、〜λ2内にフィードバック制御するようにしてい
る。
更に1本出願人は、前記式(1)に基づいて算出された
スリップ率λの変化、tえを算出し、該変化量えが制御
基準値より大きいか否かに応じて駆動輪のスリップを制
御(微分制御)し、スリップ制御の応答性を向上させる
ようにした方法を先に提案した(特願昭61−0469
48乃至046950号)、この方法では、スリップ率
変化量支の制御基準値は一定値に保持されるか又は変速
機のギヤ比に応じて変えられるものである。
一方、上述の方法において、駆動輪のトルク即ち駆動力
を減衰するために前記駆動輪トルク制御装置としてエン
ジン回転に同期して作動する燃料供給制御装置により燃
料供給遮断を行なっている。
従って、制御周期はエンジン回転数が高いときに短く、
低いときに長くなってしまうので、下記のような問題が
生じた6車輌が高速走行状態のときは、エンジンは一般
には高回転であるが、この場合にスリップ率変化量尤の
制御基準値が小さく、即ち微分制御の応答性が高いと1
部分的に凍結した路面上での瞬間的なスリップや凹凸路
での車輪のジャンプ等の外乱に対し、短かい周期で微分
制御が実行され、過剰な制御が行なわれてしまう。
一方、車輌が低速走行状態のときは、エンジンは一般に
は低回転であるので、制御周期は長く、スリップ率変化
量支の制御基準値が大きいと、燃料供給のオンオフ周期
が非常に長くなり、これにより人体に不快感をもたらす
低周波数の振動が生じてしまう。また、この低周波数は
、エンジンと駆動輪との間の固有振動数、サスペンショ
ンの固有振動数、排気管の固有振動数等にも近く、これ
らと共振を起こし、車体の振動が大きくなる原因をも成
す。
(発明の目的) 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、微分制御
により応答性の高い制御を行なうものでありながら、車
輌の高速走行状態時のスリップの過剰な制御及び低速走
行状態時の車体の大きな振動の発生を防止するようにし
た車輌の駆動輪のスリップ制御方法を提供することを目
的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、本発明においては。
車輌の駆動輪の速度及び従動輪の速度を検出し、該駆動
輪の速度及び従動輪の速度の偏差に基づいて過剰スリッ
プを検出し、該過剰スリップを検出したとき、前記駆動
輪の駆動力の減衰を行なって該駆動輪のスリップを制限
する車輌の駆動輪のスリップ制御方法において、前記偏
差に基づいた駆動輪のスリップ率の変化量を算出し、前
記車輌の速度の関数であるスリップ率の変化量の基準値
を設定し、該基準値と前記算出したスリップ率の変化量
とに基づいて駆動輪のスリップを制御することを特徴と
する車輌の駆動輪のスリップ制御方法が提供される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の車輌の駆動輪のスリップ制御方法を適
用した車輌1を示し、該1!@lは例えば前輪駆動式の
もので、前輪11.12はエンジン31によって駆動さ
れる駆動輪となっており、後輪13.14は従動輪とな
っている。(尚、以下の説明により明らかなように本発
明は後輪駆動式の車輌にもまったく同様に適用すること
ができる。)前記駆動輪11.12及び従動輪13.1
4には駆動輪速度センサ21,22及び従動輪速度セン
サ23,24が夫々備えられており、前記駆動輪速度セ
ンサ21,22により左右の駆動輪速度ωFいωF8が
検出され、また、前記従動輪速度センサ23゜24によ
り左右の従動輪速度ω札、ω■が検出され、これらの検
出信号はECU35に入力される。
ECU35は、まず、従動輪速度ω大いωR尺の平均値
(ω札+ω大大)/2によって車速Vを求める。
そして、車速Vが所定速度V M IN(例えば5尺m
/h)より低いときは、速度の低い方の駆動輪のスリッ
プを制御する(ローセレクト)。即ち、駆動輪速度ωル
、ωF8のうち低い方を前記式(1)における駆動輪速
度Vwに相当するωF値とする。
また、車速Vが前記所定速度VMINより高いときは、
速度の高い方の駆動輪のスリップを制御する(ハイセレ
クト)。即ち、駆動輪速度ωFL+ ωFRのうち高い
方を前記式(1)における駆!jJ輸速度Vwに相当す
るωF値とする。
上記したローセレクト及びハイセレクトのいずれの制御
においても、従動輪の速度ωRL+ ωR11のうち制
御の対象となっている駆動輪と同じ側の従動輪の速度を
前記式(1)における車速■に代わるω6値とする。従
って、スリップ率λは次式(2)により求められる。
λ=□       ・・・(2) ωF 更に、ECU35はスリップ率λの変化量(微分値)支
を求める。尚、この変化量えはディジタル制御において
は演算処理サイクル毎の差分て代用する6 また、エンジン31と駆動輪11.12との間に介装さ
れたクラッチ15及び変速機16には夫々図示しないセ
ンサが備えられており、これらのセンサからのクラッチ
信号及び変速機信号はECU35に入力される。ECU
35はクラッチ信号によりクラッチ15が係合されてい
ると判定したときに。
エンジン31を後述する燃料供給制御装置により制御す
ることにより駆動輪11.12のトルクを制御して該駆
動@11,12のスリップ率λ(前記式(2)参照)を
制御する。より具体的には、ECU35はスリップ率λ
に対し車速ωにと変速機信号により検知されるギヤ比と
に応じて定められるスリップ率制御用基準値として、第
6図に示す前記所定値λ。を含む所定範囲の下限値λ1
及び上限値λ2を設定し、スリップ率の変化量えに対し
車速0尺とギヤ比と後述する燃料供給制御装置への作1
j1指令から実際に該装置が作動を始めるまでの制御遅
れと前記スリップ率制御用基準値とに応じて第1及び第
2のスリップ率変化景制御用基準値支、及びれ(え2〉
え、)を設定して、駆動輪速度ωF(ωFしまたはωp
g)と、下限値λ1に対応して決定される所定速度値7
尺、及び上限値λ2に対応して決定される所定速度値v
触との差、及びスリップ率の変化最先と第1及び第2の
基準値え0.え2との差に応じて前記燃料供給制御装置
を制御する。即ち、ECU35は以下の制御則(1)〜
(iii)に従って燃料供給制御装置を制御する。
(1)ωF > V *、Tかつ尤〉え□ならばλが小
さくなる方向に制御、例えば燃料カットする(予測制御
)。
(ii)ωF>VIIZならばλが小さくなる方向に制
御、例えば燃料カットする(過大スリップ率防止)。
(ij、i)λ〉欠2ならば支が小さくなる方向に制御
、例えば燃料カットする(過大スリップ率速度防止)。
この場合、前記所定速度値V It z及びVIIZは
、−例としては、次式(3)、  (4)によって算出
する。
pよ Vゎ=に1・ωえ+C8+     ・・(3)ωk V、12=に、 ・ωg+ct+     +・+ (
4)ωk また、他の例としては、vR□及びVRzは車速が高い
ときは次式(5)、(6)によって算出し、車速が低い
ときは一定値V C> HV Q 2に設定するように
してもよい。
■え、=によ・ω、+C□     ・・(5)■え2
=に2・ω尺+C2・・・(6)二二ニ、k、、に、、
C,、C2,Dl、D、は、vRl及びv触をそれぞれ
前記下限値λ、及び上限値λ2に対応した値とするため
の係数及び定数であるつ更に、前記スリップ率変化量制
御用基準値先、及び先2は次式(7)、(8)によって
算出する。
え1 =r L・ω貢+F1      ・・・(7)
れ=r2・ω尺十F2      ・・・(8)ここに
、rz+r2はそれぞれ車速ω大に応じたλ1値及びh
値を求めるための係数であり、F□。
F2はそれぞれ変速機のギヤ比等に応じて該れ値及びλ
2値を補正するための定数である。
上記のようにして、基準値LL及び支2は車速が高いと
きは大きく設定され、車速が低いときは小さく設定され
る。これにより、車輌の高速走行状態でのスリップの過
剰な制御、及び低速走行状態での車体の大きな振動の発
生を防止することができる。
尚、前記の制御則(i)及び(iii)の如くスリップ
率λの制御のためにスリップ率λに加えてスリップ率速
度(スリップ率の変化量)先を用いるようにしたのは、
スリップ率λが所定範囲λ1〜λ2内にあってもスリッ
プ率速度えが大きい場合等はスリップ率λが所定範囲λ
□〜λ2から外れていくことが予測されるので、これに
対応した予測制御等を行ってスリップ率λの制御の応答
性の向上を図るためである。
第2図は前記燃料供給制御装置の全体構成図であり、符
号31は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エンジン
31には吸気管32が接続されている。吸気管32の途
中にはスロットルボディ33が設けられ、内部にスロッ
トル弁33′が設けられている。スロットル弁33′に
はスロットル弁開度(θ↑H)センサ34が連設されて
スロットル弁33′の弁開度を電気的信号に変換し電子
コントロールユニット(以下rECUJという)35に
送るようにされている。
吸気管32のエンジン31及びスロットルボディ33間
には各気筒毎に、各気筒の吸気弁(図示せず)の少し上
流に夫々燃料噴射弁36が設けられている。燃料噴射弁
36は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にE
CU35に電気的に接続されており、ECU35からの
信号によって燃料噴射弁36の開弁時間が制御される。
一方、前記スロットルボディ33のスロットル弁33′
の下流には管37を介して絶対圧(PBA)センサ38
が設けられており、この絶対圧センサ38によって電気
的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU35に送ら
れる。
エンジン31本体にはエンジン冷却水温センサ(以下r
Twセンサ」という)39が設けられ。
Twセンサ39はサーミスタ等からなり、冷却水が充満
したエンジン気筒周壁内に挿着されて、その検出水温信
号をECU35に供給する。エンジン回転数センサ(以
下rNeセンサ」という)40がエンジンの図示しない
カム軸周囲又はクランク軸周囲に取り付けられており、
Neセンサ40はエンジンのクランク軸180”回転毎
に所定のクランク角度位置で、即ち、各気筒の吸気行程
開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前の
クランク角度位置でクランク角度位置信号(以下rTD
C信号」という)を出力するものであり、このTDC信
号はECU35に送られる。
エンジン31の排気管41には三元触媒42が配置され
排気ガス中のHC,Co、NOx成分の浄化作用を行う
、この三元触媒42の上流側には02センサ43が排気
管41に挿着され、このセンサ43は排気中の酸素濃度
を検出し、02濃度信号をECtJ35に供給する。
更に、ECU35には前記駆動輪速度センサ21゜22
、前記従動軸速度センサ23.24、並びに他のパラメ
ータセンサ441例えばクラッチ15の係合状態を検出
するセンサや変速機16のギヤ比を検出するセンサが接
続されており、他のパラメータセンサ44はその検出値
信号をECU35に供給する。
ECU35は各種センサ(前記駆動輪速度センサ21,
22.前記従動翰速度センサ23,24、前記クラッチ
15のセンサ及び前記変速機16のセンサを含む)から
の入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修
正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の
機能を有する入六回路35a、中央演算処理回路(以下
rCP UJという)35b、CPU35bで実行され
る各種演算プラグラム及び演算結果等を記憶する記憶手
段35c、及び前記燃料噴射弁36に駆動信号を供給す
る出力回路35d等から構成される。
CPU35bは前記TDC信号が入力する毎に入力回路
35aを介して供給された前述の各種センサからのエン
ジンパラメータ信号に基づいて、次式で与えられる燃料
噴射弁36の燃料噴射時間ToUTを算出する。
ToUT=TiXK、+に、−(9) ここに、Tiは燃料噴射弁36の噴射時間の基準値であ
り、エンジン回転数Neと吸気管内絶対圧PBAに応じ
て決定される。
K工及びに2は夫々前述の各センサからのエンジンパラ
メータ信号によりエンジン運転状態に応じた始動特性、
排気ガス特性、燃費特性、加速特性等の諸特性が最適な
ものとなるように所定の演算式に基づいて算出される補
正係数及び補正変数である。
CPU35bは上述のようにして求めた燃料噴射時間T
ouTに基づいて燃料噴射弁36を開弁させる駆動信号
を出力回路35clを介して燃料噴射弁36に供給する
第3図は本発明に係る車輌の駆動輪のスリップ制御プロ
グラムのフローチャートであり、これはCPU35bに
より所定タイマ周期毎に実行される。
まず、ステップ1では、左右の駆動輪11.12の速度
ωFL+ ωFR及び左右の従動輪13.14の速度ω
札、ω大尺を読込む。次に、ステップ2で、左右の従動
輪速度ωRL+ ωRkの平均値により車速V= (ω
7.+ω■)/2を算出する。
次のステップ3では、車速■が下限値VMINより低い
か否かを判別し、この答が肯定(Yes)であれば、車
輌は極低速であるので、極低速フラグFLを1にセット
しくステップ4)1次のステップ5へ進む。
ステップ5では、左右の駆動輪1.1.12の速度差1
ωFL−ωpalが所定値Δω。より大きいか否かを判
別し、この答が肯定(Yes)であれば、片側の駆′t
jJII!i!のみが過剰に空転している状態なので、
これを防止するためフューエルカットフラグFCを1に
セットし、本プログラムを終了する。
ステップ5の判別結果が否定(No)のときは、フュー
エルカットフラグFCを0にリセットしくステップ6)
、後述するステップ9以下に進む。
また、ステップ3の判別結果が否定(NO)のときは、
極低速フラグFしを0にリセットしくステップ7)、ス
テップ9以下に進む。
ステップ9では、左右の駆動輪速度ωFL+ ωFil
lのうちのいずれが大きいかく例えばωF大〉ωFしか
否か)を判別する。ステップ9の判別の結果は駆動輪ハ
イフラグF、に記憶させておく (ステップ10又は1
1)。この駆動輪ハイフラグFFは。
例えば右側の駆動輪速度ωFRの方が大きいときに1に
、左側の駆動輪速度ωFLの方が大きいときに0にそれ
ぞれセットされる。
次のステップ12では、前記極低速フラグFしが1にセ
ットされているか否かを判別し、この答が肯定(Yes
)であれば、駆動輪の速度のうち低い方及びその速度の
低い駆動輪と同じ側の従動輪の速度をスリップ率λの算
出に用いるようにしくローセレクト)、これによりスリ
ップの小さい方の駆動輪のトルクを制御するようにする
(ステップ13乃至17)。即ち、ステップ13では、
駆動輪ハイフラグFFが1(右)にセットされているか
否かを判別し、その答が肯定(Yes)であれば、ω、
値及びω6値として、フラグFFが示す側と反対の側で
ある左の!駆動輪速度ωFL及び左の従動輪速度ωRし
をそれぞれ設定する(ステップ14.15)。
また、ステップ13の答が否定(No)であれば、ω、
値及びωR値としてフラグF、が示す側と反対の側であ
る右の駆動輪速度ωi及び右の従動輪速度ω7、をそれ
ぞれ設定する(ステップ16.17)。
一方、ステップ12の判別結果が否定(No)であれば
、駆動輪の速度のうち高い方及びその速度の高い駆動輪
と同じ側の従動輪の速度をスリップ率λの算出に用いる
ようにしくハイセレクト)、これによりスリップの大き
い方の駆動輪のトルクを制御するようにする(ステップ
18乃至22)。
即ち、ステップ18では、駆動輪ハイフラグFFが1 
(右)にセットされているか否かを判別し、その答が肯
定(Yes)であれば、ωF値及びωえ値としてフラグ
F、が示す右の駆動輪速度ωFえ及び右の従動輪速度ω
■をそれぞれ設定する(ステップ19.20)。また、
ステップ18の答が否定(No)であれば、ωF値及び
0尺値としてフラグF、が示す左の駆動輪速度ωFL及
び左の従動輪速度ωRLをそれぞれ設定する(ステップ
21.22)。
その後、ステップ23で前述のように設定されたωF値
及びωえ値より今回ループ時のスリップ率λn=(ωF
−ωす/ω、を算出する。次に、ステップ24で今回ル
ープ時のスリップ率λnと前回ループ時のλn−4との
差分からスリップ率微分値えnを求める。
ステップ25.26及び27では前述した過剰スリップ
率速度防止制御処理を行う。即ち、スリップ率変化量え
nが基準値え2=r2・ωえ十F2より大きいか否かを
判別しくステップ25)、その答が肯定(Yes)であ
れば、フューエルカットフラグFCを1にセットして(
ステップ26)。
本プログラムを終了する。ステップ25の答が否定(N
O)のときは、フラグFCを0にリセットして(ステッ
プ27)、次のステップ28へ進む。
ステップ28.29及び30では前述したスリップ予測
制御処理を行う。即ち、スリップ率変化量inが基準値
え、=r□・ω、+F工より大きいか否かを判別しくス
テップ28)、この答が肯定(Yes)であれば、制御
の対象となっている駆動輪の速度ω、が所定速度値Vえ
、=に1・ωえ+C工+D□/ωにより大きいか否かを
判別しくステップ29)、この答も背定(Yes)であ
れば、ツユ一二ルカットフラグFCを1にセットして(
ステップ30)、本プログラムを終了する。尚、ステッ
プ29の判別は第5図のステップ290.291.29
2及び293の判別と置き換えてもよい。この場合、所
定速度値7尺x = k 1・ωR+ C1が基準値V
c、(例えば5 km/h)より大きいか否かを判別し
くステップ29o)、その答が肯定(Yes)であれば
、ω大EF値として所定速度値v、=に1・ω、+C,
を設定しくステップ291) 、否定(NO)であれば
、ωREF値として基準値vc、を設定しくステップ2
92)、その後、制御の対象となっている駆動輪の速度
ωFがωIIEF値より大きいか否かを判別する(ステ
ップ293)。
ステップ28または29のいずれかの判別結果が否定(
No)のときは、次のステップ31へ進む。
ステップ31,32及び33では前述した過大スリップ
率防止制御処理を行う。即ち、制御の対象となっている
駆動輪の速度ωFが所定速度値v、=に2 ・ωq+C
2+D2/Cl5FFより大きいか否かを判別しくステ
ップ31)、この答が肯定(Yes)であれば、フュー
エルカットフラグFCを1にセットして(ステップ32
)、本プログラムを終了する。尚、ステップ31の判別
も第5図のステップ290.291.292及び293
の判別と同様の判別で置き換えてもよい。この場合、k
、、C1,Vc工の定数がkZlc、、Vc2の定数に
置き変わることはもちろんである。ステップ31の答が
否定(No)のときは、フラグFCをOにリセットして
(ステップ33)1本プログラムを終了する。
一方、第4図は燃料供給制御プログラムのフローチャー
トであり、これはCPU35bによりTDC信号の発生
毎に実行されるものである。このプログラムは第3図の
プログラムに優先して実行されるものであり、即ち第3
図のプログラムの処理の途中に割込んで実行される。
まず、ステップ41では、第3図のプログラムでセット
及びリセットされるフューエルカットフラグFCが1に
セットされているか否かを判別する。この判別の答が肯
定(Yes)であれば、フューエルカットが実行される
べきであることを意味するので、直ちに本プログラムを
終了する。ステップ41の答が否定(NO)のときは、
燃料噴射弁の開弁時間TOLITを演算しくステップ4
1)、該TOUT値に応じた開弁駆動信号の出力を行い
(ステップ42)、本プログラムを終了する。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の車輌の駆動輪のスリップ
制御方法は、車輌の駆動輪の速度及び従tjt輸の速度
を検出し、該駆動輪の速度及び従動IIQの速度の偏差
に基づいて過剰スリップを検出し、該過剰スリップを検
出したとき、前記駆動輪の駆動力の減衰を行なって該駆
動輪のスリップを制限する車輌の駆動輪のスリップ制御
方法において。
前記偏差に基づいた駆動輪のスリップ率の変化量を算出
し、前記車輌の速度の関数であるスリップ率の変化量の
基準値を設定し、該基準値と前記算出したスリップ率の
変化量とに基づいて駆動輪のスリップを制御するように
したので、微分制御により応答性の高い制御を行なうも
のでありながら、車輌の高速走行状態での過剰な制御及
び低速走行状態での車体の大きな振動の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車輌の駆動輪のスリップ制御方法を適
用した車輌の構成図、第2図は駆動輪トルク制御装置で
ある燃料供給制御装置の構成図、第3図はECU35内
で実行されるスリップ制御プログラムのフローチャート
、第4図は燃料供給制御プログラムのフローチャート、
第5図は第3図のステップ29の判別の他の例を示すフ
ローチャート、第6図はタイヤと路面との摩擦力のスリ
ップ率に対する特性図である。 11、12・・・駆動輪、13.14・・・従動輪、1
5・・・クラッチ、16・・・変速機、21.22・・
・駆動輪速度センサ、23゜24・・・従動輪速度セン
サ、31・・・エンジン、35・・・ECU(駆動輪ト
ルク制御装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車輌の駆動輪の速度及び従動輪の速度を検出し、該
    駆動輪の速度及び従動輪の速度の偏差に基づいて過剰ス
    リップを検出し、該過剰スリップを検出したとき、前記
    駆動輪の駆動力の減衰を行なって該駆動輪のスリップを
    制限する車輌の駆動輪のスリップ制御方法において、前
    記偏差に基づいた駆動輪のスリップ率の変化量を算出し
    、前記車輌の速度の関数であるスリップ率の変化量の基
    準値を設定し、該基準値と前記算出したスリップ率の変
    化量とに基づいて駆動輪のスリップを制御することを特
    徴とする車輌の駆動輪のスリップ制御方法。 2、前記算出したスリップ率の変化量が前記基準値を超
    えたとき、前記駆動輪の駆動力の減衰を行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の車輌の駆動輪のスリ
    ップ制御方法。 3、前記駆動力の減衰はエンジンの燃焼を停止すること
    により行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の車輌の駆動輪のスリップ制御方法。 4、前記エンジンの燃焼の停止は燃料供給を遮断するこ
    とにより行うことを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の車輌の駆動輪のスリップ制御方法。
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