JPH068616B2 - 車両の加速スリツプ制御装置 - Google Patents

車両の加速スリツプ制御装置

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JPH068616B2
JPH068616B2 JP59238806A JP23880684A JPH068616B2 JP H068616 B2 JPH068616 B2 JP H068616B2 JP 59238806 A JP59238806 A JP 59238806A JP 23880684 A JP23880684 A JP 23880684A JP H068616 B2 JPH068616 B2 JP H068616B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
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    • B60K28/00Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
    • B60K28/10Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle 
    • B60K28/16Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle  responsive to, or preventing, skidding of wheels

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の加速スリップ制御装置に関するものであ
る。更に詳しくは、本発明は、駆動輪の回転状態を検出
し、これに応じて副スロットルバルブを制御して、エン
ジン出力を抑えて最適な加速スリップ制御を行う車両の
加速スリップ制御装置に係わるものである。
[従来の技術] 氷上、雪路等の低摩擦係数路面での発進及び走行は、駆
動輪のスリップ等により尻振りや車両スピン等に陥る場
合があり、非常に危険である。そこで従来はタイヤと路
面間の摩擦係数を上げる為に、スパイクタイヤやチェー
ン等を装着している。
また、駆動輪のスリップを抑えるトラクションコントロ
ールシステムも考えられており、上記路面摩擦係数が最
も大きくなるようスリップ比[(車両速度−駆動輪速
度)/駆動輪速度]を−0.1〜−0.2付近に制御す
るようエンジン出力等を抑制制御しようとするものであ
る。このエンジン出力制御としては次のものがある。即
ち、 点火進角制御 燃料カット 気筒毎燃料カット リンクレススロットルバルブ方式、即ち、スリップが
発生した場合スロットルバルブを制御する。
これらによってエンジン出力が抑えられる結果、加速ス
リップが抑制され、安全な走行が確保される。
[本発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来技術は次のような問題点を有し
ている。即ち、 についてはトルク制御範囲が狭い為、低摩擦係数路面
では効果が無い。
については、燃料カツト復帰時にショックが発生す
る。
については、燃料復帰時のショックは小さいが、気筒
減時の振動が問題となる。
についてはリンクレス機構の為、信頼性に問題があつ
た。
[問題を解決するための手段] 本発明は、主スロットルバルブの他に副スロットルバル
ブを設け、これを用いて上記問題点を解消するものであ
る。即ち、本発明は第1図の基本的構造図に示すよう
に、 駆動輪速度を含めた駆動輪M1の回転状態を検出する駆
動輪回転状態検出手段M2と、 該検出された駆動輪M1の回転状態に応じて、駆動輪M
1と路面との磨擦力が大きくなるよう駆動輪M1へ伝達
されるエンジンM3のトルクを抑制する制御手段M4と
を備える車両の加速スリップ制御装置において、 上記制御手段M4が、 アクセルペダルM5と連動する、エンジンM3の吸気系
M6に設けた主スロットルバルブM7の上流又は下流に
設けた副スロットルバルブM8と、 該副スロットルバルブM8の開及び閉制御を行なう開閉
制御部M9とを備えるとともに、特に、上記開閉制御の
内、開制御に当たつては、上記駆動輪速度と車体速度と
の差が大きい場合ほど、上記副スロットルバルブM8を
ゆっくりと開き、その差が小さくなるほど、上記副スロ
ットルバルブM8をすばやく開くよう構成されたことを
特徴とする車両の加速スリップ制御装置を要旨とするも
のである。
[作用] 上記回転状態検出手段が、駆動輪の回転状態、つまり駆
動輪がスリップして空転状態になる直前の状態であるか
否かを検出する。この検出は駆動輪速度あるいは駆動輪
加速度を用いることが一般的である。上記開閉制御部が
上記状態検出後に副スロットルバルブを閉制御してエン
ジン出力を抑制制御し、それ以外は副スロットルバルブ
を保持するか、又は開制御して駆動輪速度の下降を抑え
る。特に、開制御に当たつては、駆動輪速度と車体速度
との差が大きい場合ほど、副スロットルバルブをゆっく
りと開き、駆動輪速度を速やかに車体速度に近づけるよ
う制御する。そして、駆動輪速度と車体速度との差が小
さくなつてきたら、副スロットルバルブをすばやく開
き、駆動輪速度と車体速度との差を緩やかに無くすよう
制御する。更に副スロットルバルブを用いることによっ
て、エンジン出力の制御範囲も広くなり、故障時にあつ
ても、主スロットルバルブが作動しているので、安全で
ある。
[実施例] 以下に本発明を実施例を挙げて図面と共に説明する。
第2図は、一実施例の概略構成図であり、ガソリンエン
ジンを備えたフロントエンジン・リヤドライブ(FR方
式)の自動車に本発明を適用したものである。図におい
て、1はエンジンで4気筒の燃料噴射式エンジン、2は
吸気管、3はエアフロメータ、4は吸入空気中に燃料を
噴射する各気筒毎に設けられた燃料噴射弁、5は点火プ
ラグ(第2図では燃料噴射弁4、点火プラグ5は1気筒
分のみ図示している。)6は点火プラグに高電圧を供給
するデイストリビユータ、7は歯車と電磁ピックアップ
からなるエンジン回転数センサ、8はリンク機構を介し
てアクセルペダル9の踏込に応じて駆動されて吸気量を
調節する主スロットルバルブ、10はこの主スロットル
バルブ8の上流に設けられた吸気量を調節する副スロッ
トルバルブ、11はこの副スロットルバルブを駆動する
DCモータ、12は主スロットルバルブ8のスロットル
バルブ開度を検出する主スロットルセンサ、13は副ス
ロットルバルブ10のスロットル開度を検出する副スロ
ットルセンサを表わす。このスロットルセンサ12,1
3はそれぞれ上記スロットルバルブ8,10が全閉位置
にあるとオンするものである。
一方、20,21は各々自動車の後輪である左・右駆動
輪であり、エンジン1の動力がトランスミッション2
2、プロペラシャフト23等を介して伝達される。2
4,25は各々左駆動輪20及び右駆動輪21の回転速
度を検出する左駆動輪速度センサ、右駆動輪速度センサ
を表わす。26,27は自動車の走行に伴い、回転され
る左・右の遊動輪、28,29は各々左・右遊動輪速度
センサを表わす。
尚、これらのセンサ24,25,28,29は歯車と電
磁ピックアップから構成される。
また30は電子制御回路を示し、電子制御回路30をマ
イクロコンピユータを用いて構成したものとし、説明を
進めると、電子制御回路30の構成は、第3図に示す如
く表わすことができる。図において31は上記各センサ
にて検出されたデータを制御プログラムに従つて入力及
び演算し、DCモータ11を駆動制御するための処理を
行なうセントラルプロセシングユニット(CPU)、3
2は上記制御プログラムやマップ等のデータが格納され
たリードオンリメモリ(ROM)、33は上記各センサ
からのデータが演算制御に必要なデータが一時的に読み
書きされるランダムアクセスメモリ(RAM)、34は
波形整形回路や各センサの出力信号をCPU31に選択
的に出力するマルチプレクサ等を備えた入力部、35は
DCモータ11をCPU31からの制御信号に従って駆
動する駆動回路を備えた出力部、36はCPU31,R
OM32等の各素子及び入力部34、出力部35を結
び、各種データの通路とされるバスライン、37は上記
各部に電源を供給する電源回路を夫々表わしている。
次にこの電子制御回路30の動作を簡単に説明する。上
記左駆動輪速度センサ24、右駆動輪速度センサ25及
び左遊動輪速度センサ28、右遊動輪速度センサ29等
の各種検出信号を受け、車両加速時に加速スリップが生
じることなく最大の加速性が得られるよう、副スロット
ルバルブ10の開度を調整するDCモータ11に駆動信
号を出力してエンジン出力を抑制制御する、スリップ制
御が実行される。
又、周知のようにCPU31はエアフロメータ3により
検出された吸入空気量及び図示せぬ回転角センサにより
検出されたエンジン回転数のデータを入力部34を介し
て入力し、これらのデータから基本燃料噴射量を算出す
る。そして、この基本燃料噴射量を図示せぬ酸素センサ
により検出された排気中の残存酸素濃度によって補正
し、実燃料噴射量が算出される。そして、この実燃料噴
射量に基づいて燃料噴射弁4を制御し、エンジンの運転
状態に合った燃料噴射つまり燃料供給が行われる。
同様に、エンジン回転数、吸入空気量等に基づいて、例
えばROM32内のデータマップを使用して最適点火時
期が算出され、これに基づいて点火時期信号が図示せぬ
イグナイタに送られ、エンジン回転数等のエンジンの運
転状態に応じた点火時期制御が行われる。
次に上記の如く構成された電子制御回路30にて実行さ
れる加速スリップ制御について、第4図に示すメインル
ーチンのフローチャートに沿って、説明する。まず処理
の概略を説明すると、次のように大きく分けて3つの処
理がある。即ち、図中矢印で示す如く 副スロットルバルブ10の開度を保持する処理、即
ち、駆動輪加速度が正の所定値より小さい正の時行なわ
れる処理である。
副スロットルバルブ10の閉制御処理、即ち、駆動輪
加速度が正の所定値より大きい時行われる処理であり、
これによってエンジン出力が抑えられる。
副スロットルバルブ10の開制御処理、即ち、駆動輪
加速度が負の時行われる処理でエンジン出力を上昇させ
て駆動輪速度の下降を緩かにする処理である。
これらの処理は、駆動輪加速度の判定によって行われる
が、駆動輪加速度は正・負を繰り返すので、→→
→という処理が1サイクルとなり実行される。次にこ
れらの処理について第4、5図に基づいて詳しく説明す
る。
(a)の処理 まずステップ101では副スロットルバルブ10を全開
にするようDCモータ11を駆動する。これは制御終了
後、副スロットルバルブ10は常に全開状態となつてい
るが、メインルーチンの開始時に確実に全開にするため
の処理である。次いでステップ102では、主スロット
ルセンサ13がオンしているか否か、即ち、アイドリン
グであるか加速中であるかを判定する。「YES」即
ち、アイドリングと判定されたならば、ステツプ101
に戻る。ここでは加速中の処理なので、「NO」と判定
され、ステップ103に進み、ここで、左・右遊動輪速
度の平均値VωF,遊動輪加速度ωF,左駆動輪速度
VωRL,右駆動輪速度VωRR,左駆動輪加速度ω
RL,右駆動輪加速度ωRR,主スロットル開度θ
H,副スロットル開度θSとを各々演算する。
次いでステップ104では遊動輪速度VωF(車両速度
と考える)が設定した制御終了車速VMAX、例えば1
00Km/Hより小さいか否かを判定する。「NO」と判
定されたならばステップ101に戻る。ここでは「YE
S」即ち、100Km/Hより小さいので、ステップ10
5に進む。このステップでは、右駆動輪加速度ωRR
が左駆動輪加速度ωRLより大きいか否かを判定す
る。即ち、左・右の駆動輪加速度のうち、どちらがスリ
ップが大きいかを判定する。「YES」と判定されたな
らば、ステップ106で右駆動輪加速度ωRRを駆動
輪加速度ωRとして設定する。「NO」と判定された
ならば、ステップ107で同様に左駆動輪加速度ωR
LをωRとして設定する。このようにスリップの大き
い駆動輪を選択し、これによってスリップ制御を行う。
次いでステップ108では、駆動輪加速度ωRが所定
値Aより大きいか否かを判定する。つまり、スリップ
直前状態か否かを判定する。ここでは「ON」と判定さ
れてステップ109にジャンプする。即ち、スリップが
発生しておらず、副スロットルバルブ10を保持する処
理を行う。ステップ109では駆動輪加速度ωRが負
か否かを判定する。ここでは、加速中であるので、「N
O」と判定され、ステップ110にジャンプし、副スロ
ットル開度θSを保持しステップ102に戻り、同様な
処理を行う。
(b)の処理 このようなのループ処理においては第5図(イ)のよ
うに駆動輪加速度は上昇する。従って、駆動輪加速度
ωRがAを越えるのでこのループ処理のステップ10
8では「YES」と判定されステップ111にジャンプ
する。ここでは第2スロットル開度はθCLOSEまで
減少される。この実施例ではθCLOSEはゼロ、つま
り全閉状態とされる。従って第5図(ハ)に示すよう
に、副スロットルバルブ10は全開から全閉へとDCモ
ータ11によって駆動され、全閉状態が保持されつづけ
る。
(c)の処理 のループ処理が行われると、駆動輪加速度ωRは減
少しステップ108で「NO」と判定され、ステップ1
09にジャンプし、ここでは駆動輪加速度は正であるの
でステップ110にジャンプし前述したように副スロッ
トルバルブ10は全閉状態に保持される。
(d)の処理 の処理によつて、駆動輪加速度は減少し、ステップ1
09では、「YES」と判定されステップ112にジャ
ンプし、駆動輪速度VωRと遊動輪速度VωFとの差を
ΔVωとして設定する。次いででステップ113では、
主スロットル開度θHまでスロットルバルブを開ける。
ここでは、スロットルバルブの開速度VMは第6図に示
すように次式にて設定される。
VM=−KΔVω+B このようにしたのは、駆動輪加速度が減少し、VωR=
VωFとなった時にショックを減少させるためである。
このショックはタイヤが路面をグリップした時に路面摩
擦係数が大きくなり、駆動力が大きくなるから発生す
る。又、ΔVωによってVMを変化させるのは、小さい
スリップと過大なスリップとでは、駆動輪速度の減少の
程度が異なるため、これに合せて、第5図(ハ)に示す
ように直線の傾きをΔVωによって変更するようにして
いる。
そして、ステップ114ではスロットルバルブ10の開
度θSがθHに保たれている経過時間TSが所定値TO
Pより大きいか否かを判定する。「NO」と判定される
のでステップ102に戻りループ処理が行われる。
このように副スロットルバルブ10が徐々に開けられ
て、エンジン出力が上昇すると駆動輪加速度は上昇し
て、ステップ109で「NO」と判定されて最初のの
処理が再び始まる。このように(a),(b),
(c),(d)の処理が繰り返し行われて、駆動輪加速
度は徐々に収束してゆくので、駆動輪速度も収束してゆ
く。
従って駆動輪加速度は所定レベルAを越えないように
なり、駆動輪加速度が抑えられたと判断して、との
処理が繰り返される。従って、ステップ114では「Y
ES」と判定され処理は101に戻り副スロットルバル
ブ10が全開とされ、以下、102→103→104→
105→106→107→108→109→110のル
ープ処理が行われ、副スロットルバルブ10は全開状態
に保持される。
又、本実施例において、左右駆動輪速度センサ24,2
5が駆動輪回転状態検出手段に相当し、電子制御回路3
0が制御手段に相当し、副スロットルバルブ10が副ス
ロットルバルブであり、DCモータ11と第4図の制御
プログラムの一連の処理が開閉制御部に相当する。
以上説明したように、本実施例によれば、エンジン出力
制御に副スロットルバルブ10を用いることによりエン
ジンの吸入空気量を制御できるため空燃比が最適値に保
たれたまま、エンジン出力制御範囲が広くなる。又、副
スロットルバルブ10が故障しても、主スロットルバル
ブ8にて正常な運転が可能である。
そして、駆動輪をスリップ検出に駆動輪加速度を用いて
いるので、検出を迅速化し得る。又、副スロットルバル
ブ10の開制御を駆動輪加速度負のところから行つてい
るるので、トルクの立ち上り、駆動系の遅れを考慮した
制御が可能となり正確な制御ができる。更に、スリップ
の程度を示すΔVωによつて、ΔVωが大きいと開速度
を遅くし、小さいと開速度を速くしている。したがっ
て、第5図(イ)におけるVωRの1つ目のピークから
の下降線に見られるように、大きなスリップが発生して
いた場合には、副スロットルバルブ10をゆっくりと開
き、駆動輪速度VωRを速やかに、かつ十分に落とす。
そして、この制御を徐々に速め、第5図(イ)における
VωRの5つ目のピークからの下降線に見られるよう
に、駆動輪速度VωRが遊動輪速度VωFに近づいてグ
リップを回復する直前には、副スロットルバルブ10を
すばやく開き、駆動輪速度VωRの下降が緩やかになる
ようにして、タイヤが路面をグリップしたときのショッ
クを低減する。この結果、迅速でスムースなスリップ制
御が実現できる。
以上、本発明の特定の実施例について説明したが、本発
明は、このような実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含さ
れるものであり、例えば、本発明は、フロントエンジン
フロントドライブ(FF方式)にも適用できる。
[発明の効果] 本発明は次のような優れた効果を有する。即ち、 主スロットルバルブの上流又は下流に副スロットルバ
ルブを設けているので、空燃比は最適値に保ったまま
で、エンジン出力制御範囲が広くなる。
副スロットルバルブが故障しても、主スロットルバル
ブにて正常な運転が可能であるので、車両の安全な走行
が可能となる。
駆動輪速度と車体速度との差が大きいときには、副ス
ロットルバルブをゆっくりと開くので、駆動輪速度が速
やかに落とされて、車体速度に近づく。そして、駆動輪
速度と車体速度との差が小さくなると、駆動輪速度は緩
やかに落とされる。
この結果、大きなスリップを速やかに収束させると共
に、駆動輪速度が車体速度に近づくと、駆動輪速度の下
降が緩やかになり、タイヤが路面をグリップする時のシ
ョックが低減される。したがって、安全性と快適性とを
両立できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は基本的構成図、第2図は本発明の一実施例の概
略構成図、第3図は電子制御回路のブロツク図、第4図
は電子制御回路の制御プログラム内容を示すフローチャ
ート、第5図は駆動輪速度と駆動輪加速度とスロットル
開度とのタイミングチャート、第6図は開き速度VMと
駆動輪速度と遊動輪速度との差ΔVωとの関係を示すグ
ラフをそれぞれ表わす。 8…主スロットルバルブ 9…アクセルペダル 10…副スロットルバルブ 11…DCモータ 12…主スロットルセンサ 13…副スロットルセンサ 24…左駆動輪速度センサ 25…右駆動輪速度センサ 30…電子制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動輪速度を含めた駆動輪の回転状態を検
    出する駆動輪回転状態検出手段と、 該検出された駆動輪の回転状態に応じて、駆動輪と路面
    との摩擦力が大きくなるよう駆動輪へ伝達されるエンジ
    ントルクを抑制する制御手段とを備える車両の加速スリ
    ップ制御装置において、 上記制御手段が、 アクセルペダルと連動する、エンジンの吸気系に設けた
    主スロットルバルブの上流又は下流に設けた副スロット
    ルバルブと、 該副スロットルバルブの開及び閉制御を行なう開閉制御
    部とを備えるとともに、特に、上記開閉制御の内、開制
    御に当たっては、上記駆動輪速度と車体速度との差が大
    きい場合ほど、上記副スロットルバルブをゆつくりと開
    き、その差が小さくなるほど、上記副スロットルバルブ
    をすばやく開くよう構成されたことを特徴とする車両の
    加速スリップ制御装置。
JP59238806A 1984-11-13 1984-11-13 車両の加速スリツプ制御装置 Expired - Lifetime JPH068616B2 (ja)

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