JPS6312842A - 車輌用スリップ率制御装置 - Google Patents

車輌用スリップ率制御装置

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JPS6312842A
JPS6312842A JP4906687A JP4906687A JPS6312842A JP S6312842 A JPS6312842 A JP S6312842A JP 4906687 A JP4906687 A JP 4906687A JP 4906687 A JP4906687 A JP 4906687A JP S6312842 A JPS6312842 A JP S6312842A
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slip
speed
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vehicle
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Masamitsu Sato
真実 佐藤
Shiyuuji Shiraishi
修士 白石
Tetsuji Muto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、車輌用スリップ率制御装置に関し、特に、車
輌の発進時や加速時における駆動輪のスリップ率の制御
装置に関する。
(発明の技術的背景及びその問題点) 一般に、車輌の発進時あるいは加速時に駆動輪の駆動力
がタイヤと路面との摩擦力〔タイヤと路面との摩擦係数
×車輌重量の駆動輪への荷重(車輌荷重)〕を超えると
、駆動輪はスリップするが、このスリップの程度を表わ
すスリップ率λは駆動輪の周方向速度をVw、車輌の速
度を■とすると、次式(1)により求められる。
λ= (V w −V ) / V w  ・・・(1
)このスリップ率λによりタイヤと路面との摩擦力(即
ち、駆動輪の駆動力の限界値)は第4図に示すように変
化し、所定値λ0でこの摩1察力は最大になる。また、
このタイヤと路面との摩擦力は車輌の進行方向(縦方向
)の摩擦力であるが、横方向の摩擦力(横力)は同図中
点線で示すようにスリップ率λが大きいほど低下する。
この点に基づいて、タイヤと路面との縦方向の摩擦力を
最大として車輌の駆動効率を最大にし、また、タイヤと
路面との横方向の摩擦力の低下を極力抑制して車輌の横
すべりを防止するために、スリップ率λを検出して、こ
れを所定値λ0に近い値に鮮魚する方法がある。より具
体的には、この方法では、例えば、スリップ率λに対し
車輌■に応じて前記所定値λ0に近い第1の基準スリッ
プ率λ1及びこれより大きい第2の基準スリップ率λ2
を設定し、駆動輪速度Vwと車速■とがら求めたスリッ
プ率λの値に応じて駆動輪トルク制御装置により駆動輪
のトルクを制御して駆動輪の周方向速度Vwを変化させ
、駆動輪のスリップ率λを前記所定値λ0の近傍にフィ
ードバック制御するようにしている。
しかしながら、駆動輪トルク制御装置のフィードバック
系の応答遅れが大きい場合(例えば、前記駆動輪トルク
制御装置として内燃機関の吸気弁上流に設けられた燃料
噴射弁により燃料供給量を制御するようにした燃料供給
制御装置を用いた場合)、スリップ率λのみに応じた制
御では該スリップ率λが過大となったことを検知したと
きに始めて、駆動輪トルク制御装置が制御を開始するの
で、実際に駆動輪トルクが低下するまでの時間が長(、
この応答遅れ時間の間にスリップ率λは所定値λ0より
大きく上回ってしまい、車輌の駆動力や横力が低下する
という問題があった。
(発明の目的) 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、馬力の大
きな車輌の発進時あるいは加速時や、滑り易い路面での
車輌の発進時あるいは加速時に発生する駆動輪のスリ・
7プが過大となったことを検知してから駆動輪のトルク
を減少させるまでの制御系の応答遅れを補償し、これに
より駆動輪のスリップ率が過大になることを防止し、も
って、路面とタイヤとの間の最大の摩擦力を維持させ、
車輌の駆動効率を向上させると共に、タイヤに発生し得
る横力が低下することを最小床に抑制するようにした車
輌用スリップ率制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、本発明に依れば、駆動輪の
速度を検出する駆動輪速度センサと、車輌の速度を検出
する車輌速度センサと、該検出した駆動輪速度及び車輌
速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演算するスリップ
率演算手段と、該演算したスリップ率に基づいて駆動輪
のトルクを制御する駆動輪トルク制御装置とを備えた車
輌用スリップ率制御装置において、前記駆動輪のスリッ
プ率の変化量を演算するスリップ率変化量演算手段を具
備し、前記駆動輪トルク制御装置は前記スリップ率及び
前記スリップ率の変化量に応じて駆動輪のトルク減少さ
せることを特徴とする車輌用スリップ率制御装置、駆動
輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車輌の速度を
検出する車輌速度センサと、該検出した駆動輪速度及び
車輌速度に甚づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪ト
ルク制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御装置にお
いで、該検出した車輌速度に基づいて駆!FIJ輪速度
の基準値を設定する基準値設定手段と、該設定した基準
値及び該検出した駆動輪速度に基づいて駆動輪のトルク
を制御する制御手段とを具備し、前記基準値設定手段は
前記車輌速度が0のとき、0でない所定値を駆動輪速度
の基準値として設定することを特徴とする車輌用スリッ
プ率制御装置、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度セン
サと、車輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出
した駆動輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリッ
プ率を演算するスリップ率演算手段と、該演算したスリ
ップ率に基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トル
ク制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御装置におい
て、前記検出した車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ
率の基準値を設定する基準値設定手段と、該設定した基
準値及び該演算したスリップ率に基づいて駆動輪のトル
クを制御する制御手段とを具備し、前記基準値設定手段
は車輌速度が上昇するに伴って前記駆動輪のスリップ率
の基準値をより小さい値に設定することを特徴とする車
輌用スリップ率制御装置、駆動輪の速度を検出する駆動
輪速度センサと、車輌の速度を検出する車輌速度センサ
と、該検出した駆動輪速度及び車輌速度に基づいて駆動
輪のスリップ率を演算するスリップ率演算手段と、該演
算したスリップ率に基づいて駆動輪のトルクを制御する
駆動輪トルク制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御
装置において、前記駆動輪のスリップ率の変化量を演算
するスリップ率変化量演算手段を具備し、前記駆動輪ト
ルク制御装置は、前記駆動輪速度が第1の駆動輪速度基
準値を超え且つ前記スリップ率の変化量が第1のスリッ
プ率変化量基準値を超えた場合、または前記駆動輪速度
が前記第1の駆動輪速度基準値より大きい第2の駆動輪
速度基準値を超えた場合、または前記スリップ率の変化
量が前記第1のスリップ率変化量基準値より大きい第2
のスリップ率変化量基準値を超えた場合のうちいずれか
1つ以上の場合に、駆動輪のトルクを減少させることを
特徴とする車輌用スリップ率制御装置、駆動輪の速度を
検出する駆動輪速度センサと、車輌の速度を検出する車
輌速度センサと、該検出した駆りj軸速度及び車輌速度
に基づいて駆動輪のスリップ率を演算するスリップ率演
算手段と、該演算したスリップ率に基づいて駆動輪のト
ルクを制御する駆動輪トルク制御装置とを備えた車輌用
スリップ率制御装置において、前記駆動輪のスリップ率
の変化量を演算するスリップ率変化量演算手段を具備し
、前記駆動輪トルク制御装置は、前記スリップ率が第1
のスリップ率基準値を超え且つ前記スリップ率の変化量
が第1のスリップ率変化量基準値を超えた場合、または
前記駆動輪速度が所定の駆動輪速度基準値を超えた場合
、または前記スリップ率の変化量が前記第1のスリップ
率変化量基準値より大きい第2のスリップ率変化量基準
値を超えた場合のうちいずれか1つ以上の場合に、駆動
輪のトルクを減少させることを特徴とする車輌用スリッ
プ率制御装置、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度セン
サと、車輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出
した駆動輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリッ
プ率を演算するスリップ率演算手段と、該演算したスリ
ップ率に基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トル
ク制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御装置におい
て、前記駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリッ
プ率変化量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装
置は、前記駆動輪速度が所定の駆動輪速度基準値を超え
且つ前記スリップ率の変化量が第1のスリップ率変化量
基準値を超えた場合、または前記スリップ率が所定のス
リップ率基準値を超えた場合、または前記スリップ率の
変化量が前記第1のスリップ率変化量基準値より大きい
第2のスリップ率変化量基準値を超えた場合のうちいず
れか1つ以上の場合に、駆動輪のトルクを減少させるよ
うにしたことを特徴とする車輌用スリップ率制御装置、
駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車輌の速
度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動輪速度
及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演算する
スリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に基づい
て駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装置とを
備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記駆動輪
のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化量演算
手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は、前記スリ
ップ率が第1のスリップ率基準値を超え且つ前記スリッ
プ率の変化量が第1のスリップ率変化量基準値を超えた
場合、または前記スリップ率が前記第1のスリップ率基
準値より大きい第2のスリップ率基準値を超えた場合、
または前記スリップ率の変化量が前記第1のスリップ率
変化量基準値より大きい第2のスリップ率変化量基準値
を超えた場合のうちいずれか1つ以上の場合に、駆動輪
のトルクを減少させることを特徴とする車輌用スリップ
率制御装置、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサ
と、車輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出し
た駆動輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ
率を演算するスリップ率演算手段と、該演算したスリッ
プ率に基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク
制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において
、前記駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ
率変化量演算手段と、前記スリップ率演算手段の出力及
び前記スリップ率変化量演算手段の出力に基づいて複数
のスリップ状態を検出するスリップ検出手段とを具備し
、前記駆動輪トルク制御装置は前記スリップ検出手段に
より前記複数のスリップ状態のうちの1つのスリップ状
態が検出されたときに駆動輪のトルクを減少させること
を特徴とする車輌用スリップ率制御装置、駆動輪の速度
を検出する駆動輪速度センサと、車輌の速度を検出する
車輌速度センサと、該検出した駆動輪速度及び車輌速度
に基づいて駆動輪のスリップ率を演算するスリップ率演
算手段と、該演算したスリップ率に基づいて駆動輪のト
ルクを制御する駆動輪トルク制御装置とを備えた車輌用
スリップ率制御装置において、前記駆動輪のスリップ率
の変化量を演算するスリップ率変化量演算手段と、前記
駆動輪速度センサの出力及び前記車輌速度センサの出力
及び前記スリップ率変化量演算手段の出力に基づいて複
数のスリップ状態を検出するスリップ検出手段とを具備
し、前記駆動輪トルク制御装置は前記スリップ検出手段
により前記複数のスリップ状態のうちの1つのスリップ
状態が検出されたときに駆動輪のトルクを減少させるこ
とを特徴とする車輌用スリップ率制御装置が提供される
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の車輌用スリップ率制御装置を具備した
車輌1を示し、該車輌1は例えば前輪駆動式のもので、
前輪11.12はエンジン31によって駆動される駆動
輪となっており、後輪13.14は従動輪となっている
。(尚、以下の説明により明らかなように本発明は後輪
駆動的の車輌にもまったく同様に通用することができる
。)前記駆動輪11,12及び従動輪13.14には駆
動輪速度セン+1−21.22及び従動輪速度センサ2
3.24が夫々備えられており、前記駆動輪速度センサ
21.22により左右の駆動輪速度ω1、ω2が検出さ
れ、また、前記従動輪速度センサ23.24により左右
の従動輪速度ω3、ω4が検出され、これらの検出信号
はECU35に入力される。ECU35は駆動軸速度ω
いω2のうち値の大きい方を前記式(1)における駆動
軸速度Vwとし、従動輪速度ω3、ω、の平均値(ω3
+ω4)/2を前記式(1)における車速Vとして、次
式(2)によりスリップ率λを求める。
この場合、ω1またはω2とあるのは、車輪速度が大き
い値を示した方のみを選択することである。
、  更に、ECU35はスリップ率λの変化量(微分
値)iを求める。この変化量えは例えばディジタル制御
においては演算処理サイクル毎に得られるスリップ率λ
間の差から求められる。
また、エンジン31と駆動@11.12との間に介装さ
れたクラッチ15及び変速機16には夫々図示しないセ
ンサが備えられており、これらのセンサからのクラッチ
信号及び変速機信号はECU35に入力される。ECU
35はクラッチ信号によりクラッチ15が係合されてい
ると判定したときに、エンジン31を後述する燃料供給
制御装置により制御することにより駆動軸11.12の
トルクを制御して該駆動輪11.12のスリップ率λ(
市記式(2)参照)を制御する。より具体的には、EC
U35はスリップ率λに対し車速Vと変速機信号により
検知されるギヤ比とに応じて定められる過剰スリップ制
御用基準値として、第1の基準スリップ率λ□及び第2
の基準スリップ率λ2(λ2〉λ、)を前記所定値λ。
の近傍に設定し、スリップ率の変化量えに対しギヤ比に
応じて第1及び第2のスリップ率変化量制御用基準値え
□及びえ2(光2〉え、)を設定して、これらの基準値
λ□、λ2.工い 支2と実際のスリップ率及びスリッ
プ率変化量との関係に基づいて燃料供給制御装置を制御
する。後で詳述するように本実施例においてはスリップ
率λと第1及び第2の基準スリップ率λ、及びλ2とを
直接に制御に用いることはせず、第1及び第2の基準ス
リップ率に基づいて決定される第1及び第2の基準速度
v尺、及びvk2と駆動軸速度ω、又はω2との比較結
果、及びスリップ率の変化9支と第1及び第2のスリッ
プ率変化量制御用基準値Σい λ2との比較結果に基づ
いて燃料供給制御装置を制御する。即ち、ECU35は
以下の制御則(i)〜(iii)に従って燃料供給制御
装置を制御する。
(i)ω□又はω2) V *工、かつ工〉工、ならば
λが小さくなる方向に制御、例えば燃料カットする(予
測制御)。
(n)ω1又はω2)V*2ならばλが小さくなる方向
に制御、例えば燃料カットする(過大スリップ率制御)
(iii)λ〉え2ならば支が小さくなる方向に制御、
例えば燃料カットする(過大スリップ率変化速度制御)
上記の制御則(i)及び(iii)の如く駆動輪のスリ
ップ制御のために、駆動軸速度と基準速度との比較制御
に加えてスリップ率変化速度(スリップ率の変化量)λ
を用いるようにしたのは、スリップ率λが所定値λ。以
下であってもスリップ率変化速度えが大きい場合には前
述の応答遅れ時間によりスリップ率λが所定値λ。を大
きく上回ることが予測されるので、過大スリップ率速度
制御又は予測制御を行って駆動軸のスリップ制御の応答
性の向上を図るためである。
第2図は前記燃料供給制御装置の全体構成図であり、符
号31は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エンジン
31には吸気管32が接続されている。吸気管32の途
中にはスロットルボディ33が設けられ、内部にスロッ
トル弁33′が設けられている。スロットル弁33′に
はスロットル弁開度(θ〒H)センサ34が連設されて
スロットル弁33′の弁開度を電気的信号に変換し電子
コントロールユニット(以下rEcUJという)35に
送るようにされている。
吸気管32のエンジン31及びスロットルボディ33間
には各気筒毎に、各気筒の吸気弁(図示せず)の少し上
流に夫々燃料噴射弁36が設けられている。燃料噴射弁
36は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にE
CU35に電気的に接続されており、ECU35からの
信号によって燃料噴射弁36の開弁時間が制御される。
一方、前記スロットルボディ33のスロットル弁33′
の下流には管37を介して絶対圧(Pa^)センサ38
が設けられており、この絶対圧センサ38によって電気
的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU35に送ら
れる。
エンジン31本体にはエンジン冷却水温センサ(以下r
Twセンサ゛」という)39が設けられ、Twセンサ3
9はサーミスタ等からなり、冷却水が充満したエンジン
気筒周壁内に挿着されて、その検出水温信号をECU3
5に供給する。エンジン回転数センサ(以下rNeセン
サ」という) 40がエンジンの図示しないカム軸周囲
又はクランク軸周囲に取り付けられており、Neセンサ
40はエンジンのクランク軸180°回転毎に所定のク
ランク角度位置で、即ち、各気筒の吸気行程開始時の上
死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角
度位置でクランク角度位置信号(以下rTDC信号」と
いう)を出力するものであり、このTDC信号はECU
35に送られる。
エンジン31の排気管41には三元触媒42が配置され
排気ガス中のHC,Co、NOx成分の浄化作用を行う
。この三元触媒42の上流側には0□センサ43が排気
管41に挿着され、このセンサ43は排気中の酸素濃度
を検出し、02′a度信号をECU35に供給する。
更に、ECU35には前記駆動軸速度センサ21.22
、前記従動輪速度センサ23.24、並びに他のパラメ
ータセンサ44、例えばクラッチ15の係合状態を検出
するセンサや変速機16のギヤ比を検出するセンサが接
続されており、他のパラメータセンサ44はその検出値
信号をECU35に供給する。
ECU35は各種センサ(前記駆動輪速度センサ21.
22、前記従動輪速度センサ23.24、前記クラッチ
15のセンサ及び前記変速機16のセンサを含む)から
の入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修
正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の
機能を有する入力回路35a、中央演算処理回路(以下
rCPUJという)35b、CPU35bで実行される
各種演算プラグラム及び演算結果等を記憶する記憶手段
35c、及び前記燃料噴射弁36に駆動信号を供給する
出力回路35d等から構成される。
CPU35bは前記TDC信号が入力する毎に入力回路
35aを介して供給された前述の各種センサからのエン
ジンパラメータ信号に基づいて、次式で与えられる燃料
噴射弁36の燃料噴射時間Tou丁を算出する。
Tou〒=Ti XG1+G2− (3)ここに、Ti
は燃料噴射弁36の噴射時間の基準値であり、エンジン
回転数Neと吸気管内絶対圧PIIAに応じて決定され
る。
G1及びG2は夫々前述の各センサからのエンジンパラ
メータ信号によりエンジン運転状態に応じた始動特性、
排気ガス特性、燃費特性、加速特性等の諸特性が最適な
ものとなるように所定の演算式に基づいて算出される補
正係数及び補正変数である。
CPU35bは上述のようにして求めた燃料噴射時間T
OIJTに基づいて燃料噴射弁36を開弁させる駆クツ
信号を出力回路35dを介して燃料噴射弁36に供給す
る。
従って、各気筒への燃料をTDC信号に対応する気筒、
即ち吸気行程が開始する気筒に供給する順次燃料噴射方
式により各気筒の燃料が独立して供給される。
第3図は第2図のCPU35bの要部の構成を示す論理
回路図であり、同図中の選択回路51は検出駆動軸速度
ω□、C2のうち値の大きい方(Vw)、即ち左右駆動
軸のうち速い速度を示した方を選択し、車速演算回路5
2は検出従動輪速度ω5、C4の平均値(ω3+ω、)
/2(=V)を求める。これらの選択回路51及び車速
演算回路52からの出力信号によりスリップ率演算回路
53は前記式(2)に基づいてスリップ率λを求める。
スリップ率演算回路53からの出力信号により微分回路
54はスリップ率の微分値λを求める。また、設定回路
60は車速演算回路52からの出力信号と、変速機16
に備えられたセンサから出力されるギヤ比を表わす信号
とにより、それぞれ車速V及びギヤ比に応じて前記第1
及び第2の基準速度vRよ、VR2を決定するための第
1及び第2の補正係数及び補正変数に1、K2、C□、
C2を設定すると共に、それぞれ車速V及びギヤ比に応
じて前記第1及び第2のスリップ率変化量基準値え4、
え2を設定する。尚、前記第1及び第2の基準値えいi
2は前述した制御系の応答遅れに基づいて設定される。
過大え判定回路55は微分回路54からの出力信号と、
設定回路6oからの第2の基準値え2を表わす出力信号
とを比較してスリップ率の微分値えが第2の基準慎重2
より大きいと判定したとき、OR回路56を介してAN
D回路57に高レベル信号(以下「H信号」という)を
出力し、その他の場合、低レベル信号(以下「L信号」
という)を出力する。一方、クラッチ15が係合され、
エンジンと駆動軸が結合されているとき、該クラッチ1
5に備えられたセンサは直接AND回路57へH信号を
出力する。AND回路57はOR回路56とクラッチ1
5のセンサとの両方からH信号が入力されたとき、燃料
カッ1−信号を出力し、燃料噴射弁36を開弁させる駆
動信号をカットして、前記駆動軸11.12のトルクを
減少させる。このようにして、スリップ率の微分値λが
第2の基準値i2より大きいとき、即ちスリップ率λが
急速に大きくなりつつあるときには、スリップ率変化速
度λを小さくなる方向に制御する(過大スリップ率変化
速度制御)。
第1の予測制御判定回路58は微分回路54からの出力
信号と、設定回路60からの第1の基準慎重、を表わす
出力信号とを比較してスリップ率の微分値Xが第1の基
準値え、より大きいと判定したとき、AND回路59へ
H信号を出力し、その他の場合、L信号を出力する。一
方、第1の速度演算回路61は車速演算回路52からの
車速信号と、設定回路60においてギヤ比に応じて決定
された第1の補正係数に□及び第1の補正変数00とに
より次式(4)に基づいて第1の基準速度7尺、を求め
る。
■尺、=に1V+C1・・・(4) 尚、定数に工は例えばに1=1.016に設定され、ま
た定数C工はOでない所定値(例えば4km/h)に設
定される。第2の予測制御判定回路63は選択回路51
からの出力信号と、第1の速度演算回路61からの出力
信号とを比較して駆動輪速度Vwが第1の基準速度vR
1より大きいと判定したとき、AND回路59へH信号
を出力し、その他の場合、L信号を出力する。AND回
路59は第1及び第2の予測制御判定回路58.63の
両方からH信号が入力されたとき、OR回路56へH信
号を出力する。そして、前述したように、OR回路56
はAND回路57へH信号を出力し、クラッチ15が係
合していれば、AND回路57は燃料カット信号を出力
し、燃料カットが行われる。この結果、駆動軸速度Vw
>第1の基準速度Vt1、かつスリップ率の微分値え〉
第1の基準値え、であれば。
スリップ率λが制御遅れ時間によって過剰スリップを呈
することが予測されるが、このような場合、上記のよう
にして駆動軸11.12のトルクが減少されてスリップ
率λが小さくなる方向に制御され、スリップ率λが過大
となることが未然に防止される(予測制御)。
また、第2の速度演算回路62は車速演算回路52から
の速度信号Vと、設定回路60においてギヤ比に応じて
決定された第2の補正係数に2及び第2の補正変数C2
とにより次式(5)に基づいて第2の基準速度vR2を
求める。
’V’穴2= L V + C2”’ (5)尚、定数
に2は例えばに2=1.020が満足されるような値に
設定され1、また定数02はOでない所定値(例えば5
km/h)に設定される。過大λ判定回路64は選択回
路51からの出力信号と。
第2の速度演算回路62からの出力信号とを比較して、
駆@輪速度Vwが第2の基準速度7尺2より太きいと判
定したとき、OR回路56を介してAND回路57にH
信号を出力する。そして、前述したように、AND回路
57はクラッチ15が係合していれば、燃料カット信号
を出力し、燃料カットが行われる。この結果、駆動軸速
度Vwが第2の基準速度v*2より大きいときには、ス
リップ率λが過大となっているので、スリップ率λが小
さくなる方向に制御される(過大スリップ率制御)。
尚、上記のようにAND回路57を設け、クラッチ15
が完全に解離しているときにスリップ率の制御を行わな
いようにしたので、駆動軸LL、 12に駆動力が生じ
ていないにもかかわらず無駄なスリップ率制御を行って
しまうという不具合もなく、また、クラッチ15が完全
に解離されエンジン回転数が低(なっているにもかかわ
らず制御の暴走等により燃料カット信号を出力しエンジ
ン31をストールさせてしまうという不具合もない。
第5図(a)は本発明により設定される、ギヤ位置を1
速又は2速としたときの前記第1及び第2の基準速度v
大、及びvR2の設定例を示すグラフである。同図中実
線はスリップ率λ=O即ち、従動輪と駆動軸とが同速で
回転しているときの車速■と駆動軸速度Vwとの関係を
表わし、破線はスリップ率λ=λ。(約0.15)で駆
動輪が回転しているときの前記関係を表わしている。こ
れに対し、VR工は一点鎖線に示すように、v罠2は二
点鎖線に示すように夫々設定されている。尚、このよう
に設定された2つの基準速度に対応する基準スリップ率
λ□、λ2は夫々次式(6)、(7)により得られる。
これら式(6)、(7)は前記式(1)におけるVwに
前記式(4)、(5)のV大0,7尺2を夫々代入する
ことにより得られる。
第5図(b)は前述の式(6)、(7)より得られた第
1及び第2の基準スリップ率λいλ2を示したもので、
この図から判るように低車速においては基準スリップ率
λ0.λ2は高い値に設定されて大きいスリップを許し
、本発明の燃料遮断制御によるエンジンストールを防止
するようにしている。また、車速が増加するにつれて徐
々に基準スリップ率λ0、λ2が低下するようになって
いるが、これにより、低速から高速への移行時に適切な
制御が行われる。即ち、エンジンストールを起こさない
車速になると同時に基準スリップ率λ1゜λ2を所定値
λ。に近い値に切り換えてしまうと、切換時に急激に駆
動輪が最大の摩擦力を得て(第4図参照)路面にグリッ
プする事になり、その時に車体にショックが起こってし
まうが、基準スリップ率λいλ2を本実施例(第5図(
b))の如く決定するようにすれば斯かる不具合はなく
、ある程度のスリップを許容しつつ駆動力の急変を防止
できる。
尚、第1及び第2の速度演算回路61.62は制御の都
度式(4)、(5)に従って積算及び加算を行って第1
及び第2の基準速度VR□及びVIII2を求めること
もできるが、記憶手段5c内に予め記憶されたV −V
 大□テーブル及びV−VR,テーブルより演算値を読
み出すようにすることが好ましく、これにより処理時間
が短縮されるのでスリップ率の制御の応答性が改善され
る。
第6図は本発明の別の実施例を示す。第3図の実施例に
おいては過大スリップ率制御及び予測制御を行う条件と
して1駆動輪速度ω0、ω2と基準速度Vk1、VR2
との比較を行っているが、設定回路60に例えば第5図
(b)の特性に従って車輌速度Vに応じた基準スリップ
率λ1及びλ2の値のテーブルを記憶させ、これらのテ
ーブルから読み出された第1及び第2の基準スリップ率
λ0、λ2とスリップ率演算回路53の出力、即ち実際
のスリップ率λを比較するようにしている。
即ち、本実施例ではECU35は以下の制御則(i′)
、(n’)、及び(in)に従って燃料供給制御装置を
制御する。
(i′)λ〉λ0、かつえ〉支□ならばλが小さくなる
方向に制御、例えば燃料カットする(予測制御)。
(jj、’)  λ〉λ2ならばλが小さくなる方向に
制御、例えば燃料カットする(過大スリップ率防止)。
(iii) λ〉λ2ならば九が小さくなる方向に制御
、例えば燃料カットする(過大スリップ率変化速度防止
)。
本実施例の構成によっても前述した第3図の構成と同じ
作用効果を奏することができる。
第7図(a)及び(b)は前述した第3図の実施例の駆
動輪スリップ制御装置により得られる車輌の駆動輪速度
Vw及び車輌速度Vの時間変化を示すグラフ(第7図(
a))及びその駆動輪速度VW及び車輌速度Vの関係か
ら求めたスリップ率の変化最尤の時間変化を示すグラフ
(第7図(b))である。駆動軸が加速を始め、車輌速
度■に基づいて決定された予測制御の為の第1の基準速
度7尺□(一点鎖線)を超えた時、即ち、78.80及
び82の期間では、第3図の比較器63がH信号をAN
D回路59に出力する。更に、駆動軸の加速が進み、第
2の基準速度VR2(二点鎖!りを超えた時、即ち72
.74及び76の期間では第3図の比較器64がH信号
をOR回路56に出力するので、クラッチが係合してい
ればOR回路56のH信号がAND回路57を経て燃料
カット信号が出力される。第7図(a)のように駆動輪
がスリップしている時のスリップ率変化量Σの変化の様
子を第7図(b)で説明する。第3図の微分回路54の
出力、即ちスリップ率の変化量(実線)が第1の基準値
え、(一点鎖線)を超えたとき、即ち84.86及び8
8の期間では第3図の比較器58がH信号をAND回路
59に出力する。AND回路59は比較器58及び比較
器63の出力が共にと信号となっている期間、即ち90
.92及び94の期間に亘ってH信号を出力し、OR回
路56を経てクラッチが係合されていればAND回路5
7から燃料カット信号が出力される。スリップ率変化量
えが更に大きくなり第2の基準値え2(二点鎖線)を超
えたとき、即ち96及び98の期間では第3図の比較器
55がH信号を出力するので、OR回路56及びAND
回路57を経てクラッチが係合されていれば燃料カット
信号が出方される。従って、燃料カット信号の立上り1
00゜104.108は夫々84.98.94の始点か
ら始まり、立下り102.106は72.74の終点で
起こる。
第7図(c)は第7図(a)の駆動輪速度の変化をスリ
ップ率λに変換した時の様子を示してぃる。従って、第
7図(b)及び(c)は第6図の実施例の駆動軸スリッ
プ制御装置により得られる駆動輪のスリップ率λ(第7
図(C))及びスリップ率え(第7図(b))の時間変
化を示すグラフである。第7図(C)は第7図(a)の
様に従動輪及び駆動輪の速度が変化した時のスリップ率
先の変化の様子を示したグラフであり、第6図のスリッ
プ率演算回路53の出力は実線の様に変化する。また、
第1及び第2の基準スリップ率λ1、λ2は前述した様
に、第1及び第2の基準速度を式(6)、(7)を用い
てノx準スリップ率に単に変換したものであるので、期
間110と72,112と74,114と76.116
と78,118と80.120と82は全く同期してい
るので、最終的に得られる燃料カッ1−信号も全く同じ
になる。
この様に過剰スリップが起こった時に、過大スリップ率
変化速度制御ないしは予測制御によって早期に過剰スリ
ップ状態が検知でき、更に過大スリップ率防止制御で確
実に過剰スリップが起こつている間、燃料カットを継続
しているので、応答の良い制御が行える。
また、第8図は本発明の更に別の実施例を示す。
第8図の実施例では前記スリップ率制御を行う条件とし
て、予n11I制御については駆動軸速度ω0、ω2と
基準速度vkよとの比較を行い、過大スリップ率防止制
御については直接スリップ率λと第2の基準スリップ率
λ2との比較を行うものである。
即ち、本実施例ではECU35は前記制御則(i)、(
ii’)、及び(iii)に従って燃料供給制御装置を
制御する。
更に、第9図は本発明の更に別の実施例を示す。
第9図の実施例では前記制御を行う条件として、予測制
御については直接スリップ率λと第1の基準スリップ率
λ1との比較を行い、過大スリップ率防止制御について
は駆動軸速度ω1、ω2と基準速度v罠2との比較を行
うものである。即ち、本実施例ではECU35は前記制
御則(i′)、(ii)、及び(iii)に従って燃料
供給制御装置を制御する。
第8図及び第9図の構成によっても前述した第3図及び
第6図の構成と同じ作用効果を奏することができる。
更に、上記の方法では、車速Vを従動輪13゜14の平
均値としたので、車輌旋回時の左右内輪差の影響がなく
、即ち車輌が右に旋回しているか左に旋回しているかに
よって車速値Vの検出に誤差が出ることがなく、高精度
のスリップ率制御が行える。尚、車速Vの検出について
は、従動輪速度センサ23.24を用いる代わりに、車
輌から発生する電磁波や超音波により車輌と路面との相
対速度を検出する速度センサを用いてもよい。更にまた
、駆!i!lJ@速度Vwを左右の駆動@11.12の
速度のうち値の大きい方に選定するようにしたHI  
5elect方式を採用したので、路面−タイヤ間のス
リップ率、即ち摩擦係数の小さい方の車輪で、駆動力が
制御されるようになる。この場合、通常の車輪では左右
の駆動軸11.12の間にディファレンシャル装置が介
在するので、両駆動軸11゜12のうちのいずれの駆動
輪も直線走行時あるいは旋回時のあらゆる場合において
駆動力が選定された駆動軸の摩擦力以上には制御されず
、その結果、左右の駆動軸の速度のうち値の小さい方に
選定するようにしたL OW −S elect方式と
比較して両側の駆動輪が共にスリップすることもなく、
十分なスリップ率制御を行うことができる6またH I
 −S elect方式の採用によりタイヤの発生し得
る横力の低下も両型動輸とも小さくすることができる。
尚、上記実施例においては、駆動軸トルク制御装置とし
て燃料供給制御装置を用い、所定時にこの燃料供給制御
装置により燃料カットを行うことによって駆動軸11.
12の駆動トルクを減少させるようにしたが、これに限
らず、点火時期制御装置により点火時期を遅らせること
によって駆動軸11.12の駆動トルクを減少させるよ
うにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明に依れば、馬力の大きな車
輌の発進時あるいは加速時や、滑り易い路面での車輌の
発進時あるいは加速時に発生する駆動軸のスリップ率が
過大となったことを検知してから駆動軸のトルクを減少
させるまでの制御系の応答遅れを補償し、これにより駆
ai*のスリップ率が過大になることを防止することが
できる。
即ち、駆動軸のスリップ率が所定の範囲内から外れよう
としたときはこれを予測して所定の範囲内にとどまるよ
うに逸早く事前に制御することができ、その結果、路面
とタイヤとの間の最大の摩擦力を維持させることができ
る。従って、車輌の駆動効率を向上させることができ、
また、タイヤの発生し得る横力が低下することを最小限
に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車輌用スリップ率制御装置を具備した
車輌の構成図、第2図は駆動軸トルク制御装置である燃
料供給制御装置の構成図、第3図はECU35の要部の
論理回路図、第4図はタイヤと路面との摩擦力のスリッ
プ率に対する特性図、第5図(a)は駆動軸の基準速度
と車輌速度との関係を示すグラフ、第5図(b)は駆動
軸の基準スリップ率と車輌速度との関係を示すグラフ、
第6図はECUの要部の他の例を示す論理回路図、第7
図は駆動輪速度、車輌速度、スリップ率、及びその変化
量の夫々の時間変化を示すグラフ、第8図及び第9図は
夫々ECU35の要部の更なる他の例を示す論理回路図
である。 11.12・・・駆wjJ輪、13.14・・・従動輪
、15・・・クラッチ、16・・・変速機、21.22
・・・駆動軸速度センサ、23.24・・・従動輪速度
センサ、31・・・エンジン、35・・・ECU (駆
動軸トルク制御装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車輌
    の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動輪
    速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演算
    するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に基
    づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装置
    とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記駆
    動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化量
    演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は前記ス
    リップ率及び前記スリップ率の変化量に応じて駆動輪の
    トルク減少させることを特徴とする車輌用スリップ率制
    御装置。 2、前記駆動輪トルク制御装置は内燃機関の吸気弁上流
    側吸気通路に設けられた燃料噴射弁により燃料供給量を
    制御する燃料供給制御装置であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の車輌用スリップ率制御装置。 3、前記駆動輪トルク制御装置は前記スリップ率がスリ
    ップ率基準値を超え、且つ前記スリップ率の変化量がス
    リップ率変化量基準値を超えたときに駆動輪のトルクを
    減少させることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の車輌用スリップ率制御装置。 4、前記駆動輪トルク制御装置は前記スリップ率を代表
    するパラメータである前記駆動輪速度と前記車輌速度に
    応じた所定値との関係及びスリップ率の変化量に応じて
    駆動輪のトルクを減少させることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の車輌用スリップ率制御装置。 5、前記駆動輪トルク制御装置は内燃機関の吸気弁上流
    側吸気通路に設けられた燃料噴射弁により燃料供給量を
    制御する燃料供給制御装置であることを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の車輌用スリップ率制御装置。 6、前記車輌速度センサは車輌の従動輪の速度を検出す
    る従動輪速度センサであることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項又は第5項記載の車輌用スリップ率制御装置
    。 7、前記駆動輪トルク制御装置は前記駆動輪速度が前記
    車輌速度に応じた基準速度を超え、且つ前記スリップ率
    の変化量がスリップ率変化量基準値を超えたときに駆動
    輪のトルクを減少させることを特徴とする特許請求の範
    囲第4項乃至第6項のいずれか1つの項記載の車輌用ス
    リップ率制御装置。 8、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車輌
    の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動輪
    速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のトルクを制御する
    駆動輪トルク制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御
    装置において、該検出した車輌速度に基づいて駆動輪速
    度の基準値を設定する基準値設定手段と、該設定した基
    準値及び該検出した駆動輪速度に基づいて駆動輪のトル
    クを制御する制御手段とを具備し、前記基準値設定手段
    は前記車輌速度が0のとき、0でない所定値を駆動輪速
    度の基準値として設定することを特徴とする車輌用スリ
    ップ率制御装置。 9、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車輌
    の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動輪
    速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演算
    するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に基
    づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装置
    とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記検
    出した車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率の基準値
    を設定する基準値設定手段と、該設定した基準値及び該
    演算したスリップ率に基づいて駆動輪のトルクを制御す
    る制御手段とを具備し、前記基準値設定手段は車輌速度
    が上昇するに伴って前記駆動輪のスリップ率の基準値を
    より小さい値に設定することを特徴とする車輌用スリッ
    プ率制御装置。 10、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車
    輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動
    輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に
    基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装
    置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記
    駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化
    量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は、前
    記駆動輪速度が第1の駆動輪速度基準値を超え且つ前記
    スリップ率の変化量が第1のスリップ率変化量基準値を
    超えた場合、または前記駆動輪速度が前記第1の駆動輪
    速度基準値より大きい第2の駆動輪速度基準値を超えた
    場合、または前記スリップ率の変化量が前記第1のスリ
    ップ率変化量基準値より大きい第2のスリップ率変化量
    基準値を超えた場合のうちいずれか1つ以上の場合に、
    駆動輪のトルクを減少させることを特徴とする車輌用ス
    リップ率制御装置。 11、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車
    輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動
    輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に
    基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装
    置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記
    駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化
    量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は、前
    記スリップ率が第1のスリップ率基準値を超え且つ前記
    スリップ率の変化量が第1のスリップ率変化量基準値を
    超えた場合、または前記駆動輪速度が所定の駆動輪速度
    基準値を超えた場合、または前記スリップ率の変化量が
    前記第1のスリップ率変化量基準値より大きい第2のス
    リップ率変化量基準値を超えた場合のうちいずれか1つ
    以上の場合に、駆動輪のトルクを減少させることを特徴
    とする車輌用スリップ率制御装置。 12、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車
    輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動
    輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に
    基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装
    置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記
    駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化
    量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は、前
    記駆動輪速度が所定の駆動輪速度基準値を超え且つ前記
    スリップ率の変化量が第1のスリップ率変化量基準値を
    超えた場合、または前記スリップ率が所定のスリップ率
    基準値を超えた場合、または前記スリップ率の変化量が
    前記第1のスリップ率変化量基準値より大きい第2のス
    リップ率変化量基準値を超えた場合のうちいずれか1つ
    以上の場合に、駆動輪のトルクを減少させるようにした
    ことを特徴とする車輌用スリップ率制御装置。 13、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車
    輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動
    輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に
    基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装
    置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記
    駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化
    量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は、前
    記スリップ率が第1のスリップ率基準値を超え且つ前記
    スリップ率の変化量が第1のスリップ率変化量基準値を
    超えた場合、または前記スリップ率が前記第1のスリッ
    プ率基準値より大きい第2のスリップ率基準値を超えた
    場合、または前記スリップ率の変化量が前記第1のスリ
    ップ率変化量基準値より大きい第2のスリップ率変化量
    基準値を超えた場合のうちいずれか1つ以上の場合に、
    駆動輪のトルクを減少させることを特徴とする車輌用ス
    リップ率制御装置。 14、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車
    輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動
    輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に
    基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装
    置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記
    駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化
    量演算手段と、前記スリップ率演算手段の出力及び前記
    スリップ率変化量演算手段の出力に基づいて複数のスリ
    ップ状態を検出するスリップ検出手段とを具備し、前記
    駆動輪トルク制御装置は前記スリップ検出手段により前
    記複数のスリップ状態のうちの1つのスリップ状態が検
    出されたときに駆動輪のトルクを減少させることを特徴
    とする車輌用スリップ率制御装置。 15、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、車
    輌の速度を検出する車輌速度センサと、該検出した駆動
    輪速度及び車輌速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ率に
    基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制御装
    置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、前記
    駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率変化
    量演算手段と、前記駆動輪速度センサの出力及び前記車
    輌速度センサの出力及び前記スリップ率変化量演算手段
    の出力に基づいて複数のスリップ状態を検出するスリッ
    プ検出手段とを具備し、前記駆動輪トルク制御装置は前
    記スリップ検出手段により前記複数のスリップ状態のう
    ちの1つのスリップ状態が検出されたときに駆動輪のト
    ルクを減少させることを特徴とする車輌用スリップ率制
    御装置。
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