JPS62263134A - 1,1,1,3−テトラクロロプロパンの製法 - Google Patents

1,1,1,3−テトラクロロプロパンの製法

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JPS62263134A
JPS62263134A JP61104996A JP10499686A JPS62263134A JP S62263134 A JPS62263134 A JP S62263134A JP 61104996 A JP61104996 A JP 61104996A JP 10499686 A JP10499686 A JP 10499686A JP S62263134 A JPS62263134 A JP S62263134A
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reaction
phosphite
iron powder
iron
reactor
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ゲーリー ダブリュ.アストロロジス
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HAROKAABON PROD CORP
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HALOCARBON PROD CORP
HAROKAABON PROD CORP
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、触媒の存在下で四塩化炭素とエチレンとを反
応させて1,1,1.3−テトラクロロプロパンを製造
する公知の方法の改良に関する。
T、アサハラ等は「工業化学雑誌J(1971)703
〜705頁および2288〜2290頁の二つの論文中
において、亜リン酸エステルおよヒ金属塩特に塩化鉄の
存在下で四塩化炭素とエチレンとを反応させてテロマー
化を行うことを教示している。この反応は多様な段階で
進行し、1,1.1.3−テトラクロロデロ/4ンおよ
び比較的多量の高テロマーを生成する。すなわち、 (ここで、nの多くは1であるが、有意の量でnが2ま
tは3の場合がある) のように進行する。
T、アサハラ等は、Bulletin or  the
 ChemicalSociety  of  Jap
an、Vot、46(1973)3193〜7頁の後の
論文において、テロマー化触媒としてN−クロロアルキ
ルアミンを使用する同様の反応を開示している。少量の
鉄、銅およびそれらの塩が加えられているが、前記論文
の3196頁第1欄の冒頭付近で著者は「鉄の添加はN
−クロロアルキルアミンの反応性に影響を与えなかった
」と述べている。
米国特許第2,658,930号明細書には、鉄金属と
水と空気との混合物が1−オクテンに対する四塩化炭素
の付加を徐々に触媒することが開示されている。開示さ
れているこの反応の唯一の例においては、四塩化炭素5
00.9から22日間の反応によって付加生成物が僅か
10gしか得られなかった。この目的にとっては!!2
素の存在が必要であるものと記載されているが、後に示
すとおり、この方法では不利に作用する。
スタータス(Starkm )は彼のI” F’ree
 RadlcalTelomerizationJ A
cad@mic Press (1974)の第5章に
おいて、各種触媒に関する従来の膨大な研究の大部分だ
ついて要約している。彼は塩化鉄が作用する態様を説明
し、105頁においては開始剤の表を作成している。そ
の一部については上記に要約し九。
本発明の目的は、l−1−L3−テトラクロログ口・マ
ンへの反応を迅速に進行させ、しかも高い選択性、収量
および効率を可能にする別異の触媒系を提供することに
ある。
本発明によれば、亜リン酸エステル例えば亜すン酸トリ
エ天ルと鉄粉(粉末化鉄)との存在下で四塩化炭素とエ
チレンとを反応させる。所望により、鉄塩例えば塩化第
二鉄が存在してもよい。反応を実施する容器からは酸素
を除くのが有利である。
反応は約70〜140℃で実施することができるが、約
80〜110℃が好ましい。液体の蒸気圧および添加さ
れ念エチレンによる圧力は約25〜500 psigの
範囲であることができるが、約70〜150 psig
が好ましい。
亜り/酸エステルは通常の量、例えば四塩化炭素1モル
に対して約0.0005〜0,1モル、好ましくは約0
.002〜0.02モルで使用することができる。鉄粉
は任意の種類のものであることができるが、電解鉄およ
び水素還元化鉄粉が特に有用である。鉄粉は四塩化炭素
1モルに対して少なくとも約0.001モル、好ましく
は少なくとも約0.01モル存在する。量が多すぎても
有害ではなく、未消費の過剰分は別の反応に使用するこ
とができる。
粒径が小さい(好ましくは約50μ以下)と、単位重量
当りの表面積が増え、鉄の使用量が少なくてすむ。
所望てより、塩例えば塩化第二鉄および(ま念は)他の
開始剤を通常の量で加えることができるが、必ずしも必
要ではない。
反応は有利には四塩化炭素、亜リン酸および鉄粉更ては
他の開始剤を反応容器に添加することによって実施し、
その後反応容器をガス例えばエチレンでフラッシングす
るかまたは沸点にして酸素を除去する。反応器を密封し
、温度を反応に望ましい温度にする。同時に5反応器を
エチレンによって所望のレベルに加圧する。エチレンを
定期的−に導入して圧力を所望の範囲内に維持する。最
後に、内圧がエチレン消費て伴りて降下することは差し
つかえなく、そして温度が場合により室温程度に低下す
ることも差しつかえない。液体生成物を取出して分画す
る。固体の未反応の鉄が残留し、場合により若干の補充
用鉄粉と共に別のサイクルに使用される。
操作と操作との間に、反応器を溶媒例えば塩化メチレン
、アセトンおよび(!たは)水等で洗浄し、阻害性残渣
を除去することができるが、塩化第二鉄を加えない好ま
しい条件下においては、これは必ずしも必要ではない。
以下、実施例に沿って本発明を更に具体的に説明する。
部は特に断らない限り、重量部である。
実施例1 実験14 : 1200CCのステンレススチール製の
清潔な圧力容器中に、室温下で、四塩化炭素(CC/、
4)947IIと亜リン酸トリエチル(σto)3p)
5.5.9と塩化第二鉄(FeCts ) 1.174
1と電解鉄粉7.5 I!とを加えた。容器を密封し、
交互に水銀柱70〜90履への排気およびエチレンで1
55ps 1gへの加圧を3回行ない、これによって反
応器から有意量の酸素を除去した。このプロセスにおい
て、四塩化炭素46.9が反応器から留去され、901
.4.9が残留した。次いで反応器を95℃に加熱し、
振動テーブルを振って反応体を混合した。
反応器の温度が95℃に近づいた際に、反応容器をエチ
レンで110 psigに加圧した。続いて必要に応じ
てエチレンを加え、圧力t−90〜110ps igに
維持した。95℃で11.3時間経過しt後に、反応器
によるエチレンの摂取速度が最大値の12チに低下した
。これは反応が非常に遅くなったことを示すものである
。続いて反応器を室温に冷却し、生成混合物をがスクロ
マトグラフ(−で分析したところ、生成混合物は1,1
,1.3−テトラクロロプロパン75.9%と未反応四
塩化炭素21.21と第2付加生成物2.4チと他の生
成物0.5%とから成るものであり九。これはCCt4
変換率79%、所望生成物の収率96.3%に相当する
。液体状の生成混合物を反応器から取り出すと、未反応
の鉄粉が反応器中に残留した。
実験15:前記の反応器を塩化メチレン(aI2ct2
)7%mlで嘔り、壁百に付着した堆積物を溶解させた
。塩化メチレンを反応器から取出し、蒸発させ念ところ
、固体0.6611が残った。この状態で、この反応器
は再び操作準備がととのった。新たに、同様な量の四塩
化炭素、亜リン酸トリエチルおよび塩化第二鉄を装入し
たが、祈念な鉄粉は加えなかり念。反応器を前記と同様
に操作し念ところ、四塩化炭素変換率84%および1,
1,1.3−テトラクロロプロノ!ン収率96.3チが
得られ念。
実施例2 実験20:塩化第二鉄を加えないことを除いては、前記
実施例1と同様に、同じ反応器中で実験を行なり念。こ
の反応器に四塩化炭素952.6gと亜リン酸トリエチ
ル5.4JFと市販等級の水素還元化鉄粉7.5gとを
加え友。実施例1と同様に酸素の除去を行なOft o
反応4中11CCC14B 56.7Iが残った。前記
と同様に、反応器を振り、95℃に加熱し、エチレンで
90〜]10ps1gに加圧した。95℃で11.1時
間経過しt後、反応器を冷却し、液体状の生成物(93
7,51)Ik:取り出し次。多量の未反応鉄粉が残留
した。生成混合物は1.1,1.3−テトラクロロデロ
ノや790.8%と未反応四塩化炭素5.0チと第2付
加生成物3.7チと他の生成物0.5%とからなるもの
であり念。これは四塩化炭素変換率95チおよびテトラ
クロログ口/やン収率95.6%に相当する。
実験21:前記の反応器を洗浄せずに、この反応器中に
新たに四塩化炭素947.2.9と亜リン酸トリエチル
5.39とを装入した。但し、新らしい鉄粉は加えなか
った。脱がス後(反応器中に四塩化炭素902.5Jが
残留する)、エチレン圧力90−110 pmigの下
で95℃で11.1時間撮っ念。生成混合物(9201
t−分析したところ、テトラクロロデロノや789.5
%、未反応四塩化炭素6.5%、第2付加生成物3.5
チおよび他の生成物0.5チから成り、これは四塩化炭
素変換率94チおよびテトラクロロプロパン収率95.
7%に相当するものであっ念。
実施例3 実験32:清潔な9ガロンMon*l圧力容器中に、四
塩化炭素27.200 IIを加え、還流によって脱ガ
スした。次いで、容器をエチレンで30 pmigに加
圧した。脱がス化ecz413.6001中の過酸化ベ
ンゾイル495.9の溶液を、次の30時間の内に90
℃の反応器中に徐々に加えた。その間にエチレン圧力を
28〜38 psigに上げた。反応器中の成分は、ガ
スクロマトグラフィーによると、未反応CCA462.
8チと1.1.1.3−テトラクロロプロパン31.9
1と第2付加生成物3.4%と他の生成物1.9%とか
ら成り、これはCCt4変換率37チおよび所望生成物
収率85.7 ’Aに相当するものであった。変換率が
低くしかもエチレン圧力が副反応を最小限にしたものの
、望ましくない第2付加生成物の収率は比較的多い9.
3チであっtoその他の実験を実質的に同じ条件下で実
施した。
その詳細と結果を、前記の5つの実験と共に、以下の表
に示す。特に断らない限り、実験は清潔な反応器中で9
0〜110 psigで実施した。触媒のモル%は使用
し7+?、CCt4t−基準とし、収率チは変換cct
4を基準とした。
以下余白 ψ  1 注: (1)  316ステンレススチール粉末14.9JF
J−加工念。
(2)試薬等級の電解鉄粉を使用した。
(3)  鉄粉は先の反応から反応器中に残留する。
(4)  10.1時間後にエチレンを使用して反応を
停止し比。
(5)新しい反応体を装填する前に、アセトンで反応器
を洗浄し念。
(6)先の反応の後で、反応器の洗浄を充分に行わなか
った。
(7)  新らしい反応体上装填する前に、CH2CL
2で反応器を洗浄した。
(8)市販の水素還元化粉末を使用した。
(9)市販の鉄粉(水素還元化でないもの)を使用した
叫 450 pgigで実施した。
0υ 亜リン酸エステルを最初に0.57モル加え、反
応開始から8.3時間後に0.57モル加えた。
aつ (r:to)、pの代りに亜リン酸トリブチル全
使用した。
(至)過酸化ベンゾイル0.77モルtsを継続的にC
Cl2に加え九。反応f、28〜3 B pmigで実
施し友。
a→ 第2付加副生成物も9.3%の収率で得られた。
前記の各実験を分析すると、本発明による操作は、過酸
化物開始のもの(実験32:実施例3〕と比較すると、
変換率が非常に高くそして副生成物すなわち第2付加生
成物の生成が少ないことが分かる。
実験1〜4(これらは鉄粉が不在であるので本発明の範
囲外であるが、その他は同様の条件および割合で行なっ
た)によれば、アセトンおよび水で新らしく洗浄し九大
型反応器中において最高でも変換率43チであることが
分かった。その後の反応は反応器壁面上に残留物を残す
ので、これによって触媒の効率が徐々に低下し、第4回
目の反応では変換率は24チに低下する。
実@5.6および7は、亜リン酸トリエチルと塩化第二
鉄とを標準量で使用する、清潔な小型反応器において、
同様に変換率43〜48チであることを示す。実験8は
、前記の触媒混合物に316ステンレススチール粉末を
比較的多量に加えても、目立つ念効来が得られないとと
全示す(変換率46俤)。実験9および10は、試薬等
級1!慣鉄粉がF e C13および(EtO)3Pと
共に反応器中に存在すると、変換率が83チおよび87
 %に上昇することを示す。85℃では95℃と比べて
反応時間が2倍である。前記の日本語文献の記載と同様
に、塩化第二鉄は無水塩または6水塩のいずれかの形で
存在することができる。
実験11は、小量の鉄粉を使用すると、大量の鉄粉を使
用した場合の変換率(83〜87俤)と全く使用しない
場合の変換率(実験1.5〜7)との間の変換率(61
%)が得られることを示す。
実験12は、実験11から残った残渣を反応器から洗浄
しないで実施した。実験12の変換率が低 。
い(45%)ことは、念とえ追加の鉄粉を加えて鉄含t
t実験9および10のものと同じにしても、この触媒系
が前と同様の欠点(すなわち、先の反応の残渣によって
反応が阻害される)を受けることを示している。しかし
ながら、(Eto)、p  まtはF @C1sとは異
なり、反応器から阻害性残渣を洗い出せば、過剰の未反
応鉄粉末を再使用することができる。
実験13は、実験12の後で反応器をア七トンで洗うと
、新らしい鉄粉を加えなくても変換率が84俤に回復し
たことを示している。実験14および15(実施例1)
は、CH2Cl2が反応器壁面上の阻害性堆積物を洗い
落とすことを示している。
実験16および17は、市販等級の水素置換化鉄が、先
に使用した更に高価な試薬等級電解鉄と同様に作用する
ことを示している。実験18および19は、より安価で
粗い等級の市販の鉄粉末(水素還元化されたものでない
もの)は更に遅く反応し、反応器壁のCH2C62洗浄
を伴う再使用において僅か53チの変換率であることを
示している。
実験20(実施例2)は、鉄粉末が存在する場合には、
F自CL5が不要であることを示す。実際に、Fth 
Ct 3がない場合に、変換率が更に高くなる(95チ
)、この鉄粉末−亜リン酸トリエチル触媒混合物も、反
応器中に阻害性残渣を残さない利点がある。実験21(
実施例2)は、実験20から液体状生成物を注ぎ出し、
反応器の底部に重い鉄粉末全残し、そして新らしいCC
l2および(at%p6加えると、優れた変換率94チ
が得られたことを示す。
鉄粉末を使用せずにこの反応の変換率を増加する別の方
法は、塩化第二鉄および亜リン酸トリエチルの使用量を
増やすことである。実験22は、亜リン酸エステルの通
常の使用量を2倍にし、塩化第二鉄の通常の使用1t−
4倍にしても、実験5゜6および7で達成される変換率
43〜48優から変換率が僅かに増加して68憾になっ
之ことを示している。鉄粉−亜リン酸エステル触媒の使
用は安価になるだけでなく、変換率も高くなる(95%
)。
FeCL  および(EtO)、Pのt’を増加するこ
とに加えてエチレン圧力を上昇することがもう一つの別
法であるが、変換率を90チに上昇するためには通常の
圧力?4112倍にそして塩化第二鉄竜を4倍にする必
要があっ九(実験23)。この方法には、より高価な装
置およびより高い圧力を必要とするにもかかわらず収率
が95〜96チから90%に低下するという欠点がある
。蒸留による未反応CCt4のコストの低減およびその
他の理由から、変換率は高いことが望ましい。
実験24および26は、この反応を新しい鉄粉末および
亜リン酸エステルにより、より高い温度で実施して、僅
か6.5時間で変換率99%を得ることができることを
示している。しかしながら、収率は僅かに低下し、そし
て実験25は鉄粉を2度目に使用した場合はその活性が
有意の量で失われることを示している。実験27は、1
20℃で再使用する際の鉄の活性の欠損を補償する1方
法は、(Eto)、pの最初の部分が消費されに際に第
2の部分を反応器に加えることであることを示している
触媒混合物中に塩化第二鉄は使用しないが新らしい鉄粉
末を使用する反応例えば反応20 、24および26に
おいて、その混合物を20分間〜2時間の範囲で加熱す
るまでは、最初は反応が殆んどま次は全く起こらない。
これが望ましくない場合、実験28および29はF@C
L 3約0.012モルチ以上を存在させることにより
、加熱し念際に前記の遅れなく反応を開始させることを
示している。
前記の遅れは、所望の反応の開始に中間生成物として作
用する少量の鉄塩を鉄粉末から生成する必要がおること
によるものと考えられる。実験30は、溶媒による洗浄
を行わずに同じ反応器中で反応を繰返した場合に、この
少量の添加塩化第二鉄が変換率を低下させなかったこと
を示している。
これは、2回の連続反応に10倍の塩化第二鉄を使用し
次実験12に見られる低下した変換率と対照的である。
実験31は、開始剤混合物中で使用する他の亜リン酸ア
ルキルも作用することを示している。この反応は、亜リ
ン酸トリエチルを亜リン酸トリブチルで置き換えたこと
以外は実験24と同様に実施した。同様に高い収率およ
び変換率がいずれの亜リン酸エステルによっても得られ
次。
温度および圧力が前記の日本の文献よりも相当に低い点
に注目されたい。これが本発明の長所を示している。前
記の文献は主に反応の初期速度に関心があったので、反
応を1〜2時間後に停止しており、これは商業的に実用
性がない。従って、前記文献との並列的な直接の比較は
不可能である。
その代りに、前記文献の開始剤を使用するが、本発明に
おいて好ましい条件と同じ条件を使用し之各種の実験(
実験1〜7)t−行なり念。
以上の記載および実施例は説明を目的とするものであっ
て本発明を限定するものではなく、更に本発明の精神に
含まれる当業者に自明の他の態様も本発明に含まれるも
のであるものと理解されたい。
特許出頌人 ヘイロウカーゲンブ5グクツ コーポレイシ、ン特許出
ツ代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、亜リン酸エステルと鉄含有材料とを含む触媒の存在
    下で四塩化炭素とエチレンとを反応させることによる1
    ,1,1,3−テトラクロロプロパンの製法において、
    前記鉄含有材料として鉄粉を使用することを特徴とする
    、前記の製法。 2、塩化第二鉄が更に存在する特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3、酸素の実質的不在下で反応を実施する特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 4、亜リン酸エステルが亜リン酸トリエチルである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 5、亜リン酸エステルが亜リン酸トリブチルである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 6、反応の終点で反応容器から液体状生成物を取出して
    1,1,1,3−テトラクロロプロパンを回収し、反応
    容器中に固体鉄粉を残し、そして追加の亜リン酸エステ
    ル、四塩化炭素およびエチレンを加えて更に反応を行う
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 7、継続的な反応の間に反応容器を溶媒で洗浄する特許
    請求の範囲第6項記載の方法。 8、溶媒が塩化メチレンである特許請求の範囲第7項記
    載の方法。 9、溶媒がアセトンである特許請求の範囲第7項記載の
    方法。 10、約70〜140℃および約25〜500psig
    において反応を実施する特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 11、四塩化炭素1モルに対し、鉄粉を約0.001モ
    ル過剰で使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。 12、亜リン酸エステルが亜リン酸トリエチルであり、
    反応を酸素の実質的不在下で約70〜140℃で約25
    〜500psigで実施し、鉄粉の最初の供給量が四塩
    化炭素1モルに対して約0.001モル過剰であり、そ
    して継続的実施の間に追加の鉄粉を加えて消費鉄を補う
    特許請求の範囲第6項記載の方法。
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