JPS62260954A

JPS62260954A - 笠木

Info

Publication number: JPS62260954A
Application number: JP8214986A
Authority: JP
Inventors: 深津　一雄
Original assignee: Riken Light Metal Industry Co Ltd
Current assignee: Riken Light Metal Industry Co Ltd
Priority date: 1986-04-11
Filing date: 1986-04-11
Publication date: 1987-11-13
Also published as: JPH0513220B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はパラペット躯体上に配設される笠木に関するも
のである。

（従来技術とその問題点）従来、パラベラ）１１１体上に配設される笠木は、第７
図に示されるように、バラペラ）１１１体１上に所定の
間隔をおいてホルダ２０を固定しておき、さらにこれら
のホルダ２０の端部２０ａ、２０ａに笠木部材２１の側
部下端の屈曲部２１ａ、２１ａを係着させることによっ
て固定していた。

このような笠木取付構造によれば、ホルダ２０は笠木部
材２１により外部からは隠蔽されて見えないので、外観
体裁上は非常に良好であるが、しかしながら、笠木部材
２１上に人が乗ったり、積雪荷重等によって笠木部材２
１が変形し、ホルダ２０との一部の係着が外れるおそれ
がある。また、手摺笠木を構成するときは手摺柱２２は
笠木部材２１の天部を貫通して取付けられているので、
手摺柱２２を長手に対して直角の方向に強い力で押圧す
ると、てこの原理により笠木部材２１にはより大きな力
が加わるから変形し、この場合もホルダ２０との一部の
係着が外れるおそれがある。しかもこのようになんらか
の不測の原因によって笠木部材２１とホルダ２０の一部
の係着が外れた場合、これを外部から視認することはで
きないから、別の外力によって笠木部材２１が外れて脱
落するおそれがあり、非常に危険である。

（発明の技術的課題）本発明は上記問題点を解消し、複数の笠木部材を直接に
パラペットｉ体上に固定して強度を大きくするとともに
、しかも隣接する笠木部材間の雨仕舞を良好にすること
ができ、さらに外観体裁にも優れる笠木を提供すること
をその目的とする。

（課題を解決するだめの手段）上記課題を解決するために本発明に係る笠木は、建物の
パラペット躯体上に複数の笠木部材をそれぞれ各端部を
突き合せて連続状に固定するとともに、該笠木部材の外
面に水切り部材の上端部を取付け、該水切り部材の下端
部を笠木部材の基部の外側よりも下方に延出させるとと
もに、隣接する笠木部材の突合せ端部と上記パラペット
ａ体の天壁部との間に上記突合せ端部間から浸入した雨
水をパラペット躯体の側方に導水する導水手段を形成し
たジヨイント部材を配設したことを特徴とする。

（発明の作用、効果）上述のように、笠木部材は直接にパラペット躯体に固定
されているので、その強度は非常に高く、強大な風圧、
積雪荷重にも十分に耐えることができるほか、手摺笠木
を構成した場合も手摺柱を強固に支持することができる
。また、笠木部材の外部には水切り部材が設けられ、該
水切り部材は笠木部材の基部外側よりも下方に延出する
ので、笠木部材上の雨水の水切り効果が高い。さらに、
隣接する笠木部材の端部間隙から浸入する雨水はジヨイ
ント部材の導水手段によってパラペット躯体の側方に導
水されるので、雨水がパラペット躯体内に浸入すること
が防止され、したがって良好な雨仕舞を得ることができ
る。同時に、水切り部材により笠木部材の基部が外部に
現われず、外観体裁が良好となる。

（実施例）以下、図面によって本発明の実施例について説明する。

第１図及び第２図において符号Ａは笠木を示す。この笠
木Ａはコンクリート、ＡＬＣ材等よりなる建物のパラペ
ット６１体１上に複数の金属製の笠木部材２．２Φ−・
をそれぞれ各端部を突き合せて連続状に固定するととも
に、該笠木部材２の上端部両側の外面に金属製の水切り
部材３．３の上端部を取付け、該水切り部材３．３の下
端部を笠木部材２の基部の外側よりも下方に延出させ、
さらに隣接する笠木部材２．２の突合せ端部２Ｐ、２Ｐ
と上記パラペット躯体ｌの天壁部１ａとの間にジヨイン
ト部材７を配設してなるものである。

笠木部材２は大部２ａと両側部２ｂ、２ｂとにより下方
が開口した断面路コ字形をなし、両側部２ｂ、２ｂ下端
から外方に固定縁２Ｃ１２Ｃを張出し、両側部２ｂ、２
ｂ外面の上端には下向きの係止溝５が形成されている。

笠木部材２は固定縁２Ｃ１２Ｃをパラペット躯体１の天
壁部２ａに設けたアングル材６上にネジ等の止着手段１
０によって止着することによって固定されている。この
場合、７パラペツ）８１体１の天壁部１ａは凹凸があっ
たり、傾いたりしているので、笠木部材２の下には適宜
調整金具を入れて調整するのが好ましい。

笠木部材２は長尺であるため、寒暖の差により伸縮する
ので、隣接する笠木部材２．２の突合せ端部２Ｐ、２Ｐ
間には雨水が浸入しやすい。このため浸入雨水を躯体内
方に排水する排水ジヨイント部材７が設けられている。

この排水ジヨイント部材７は斜片部７ａと水平部７ｂと
垂下部７Ｃとを連続させたもので、表面には導水手段と
して排水溝７ｄが形成されている。

そして斜片部７ａがパラペット躯体１の建物外部に、水
平部７ｂがパラペット躯体１の天壁部ｌａ上に、垂下部
７Ｃが建物内部に位置するように配置され、笠木部材２
の固定縁２ｃ、２ｃとバラペットａ体１の天壁部１ａと
の間に挟持状に取着されている。なお、ジヨイント部材
の斜片部７ａは第２図に点線で示すように、下方に垂下
するように形成してもよい。

水切り部材３は上記笠木部材２にホルダ４を介して取付
けられている。ホルダ４は短尺の金属部材で、上縁部４
ａと下縁部４ｂを鈍角に曲成するとともに、その中間か
ら内方に係合縁４Ｃを突出形成してなるものであり、水
切り部材３は上記ホルダ４の上縁部４ａと下縁部４ｂと
ほぼ同じ形状で、はぼ同じ見切り幅を有し、その上端部
には笠木部材２の係止溝５に差込まれる幅でホルダ４の
上端部に係合する係合縁３ａと笠木部材２の係止溝５の
縁部に当接する突縁３ｂが形成され、下端部には係止溝
３ｃが形成されている。そして、水切り部材３はその裏
側に予め所定の間隔をおいてホルダ４を添設し、該ホル
ダ４の上縁部４ａの上端を水切り部材３の係合縁３ａに
係合させ、且つ下縁部４ｂの下端を水切り部材３の下端
係止溝３ｃに係止させ、この状態で水切り部材３の上端
部を笠木部材２の係止溝５に係止させるとともに突縁３
ｂを上記係止溝５の縁部５ａに当接させ、さらにホルダ
４の係合縁４Ｃを笠木部材２の固定縁２Ｃ上に凹凸係合
させることによって固定されている。ホルダ４を水切り
笠木３．３の突合せ端部間に設けるときは、排水機能を
も有せしめることができる。また、パラペットｓ体１の
幅が異なるときは、一点鎖線で示す水切り部材３′等に
組み替えることによって対応することができる。

なお、手摺笠木を構成する場合は、笠木部材２．２・・
・に所定の間隔をおいて手摺柱８．８・・・がそれぞれ
支持金具９を介して固定すればよい。

笠木Ａは上述のように、笠木部材２は直接にパラペット
躯体１に固定されているので、その上方又は側方からの
外力に対する抗力は大きく、強度は非常に高く、人の体
重、積雪荷重にも十分に酎えることができるほか、手摺
笠木を構成した場合においても、手摺柱８を強固に支持
することができる。また、笠木部材２の外部には水切り
部材３が設けられ、該水切り部材３は笠木部材２の基部
外方に張出すので、笠木部材２上の雨水の水切り効果が
高く、さらに、隣接する笠木部材の端部間隙の上方から
下方に浸入した雨水はジヨイント部材の導水手段７ｄに
よってパラペット躯体１の側方に導水されるので、雨水
がパラペットｍ体ｌ内に浸入することが防止され、した
がって良好な雨仕舞を得ることができる。同時に、水切
り部材３は笠木部材２の基部外方にまで張出しているの
で、水切り部材３の下端部が外部に現われず、このため
外観体裁が良好となる。

なお、笠木部材２は上述の例に述べたような断面が二字
形に限定されない。例えば第３図に示すように中空に形
成されたものであってもよい。

また、水切り部材３の係止溝５も笠木部材２１の外面に
設けられていればよいのであって、第３図のように側部
２ｂの中間に設けてもよい。

さらに、水切り部材３の上端部は笠木部材の外面に取付
けられていればよく、必ずしも笠木部材２の係止溝５に
係止させる構成でなくてもよい。例えば、第４図に示す
ように水切り部材３をホルダ４とともに直接に笠木部材
２の側部２ｂに当接してネジ１１等により固定する構成
であってもよい。加えて、水切り部材３は必ずしも笠木
部材２の両側に設ける必要はない、第５図に示すように
、笠木部材２の片側にのみ設ける構成であってもよい。

さらに、笠木部材２は上述の例に述べたような断面がコ
字形に限定されない。例えば第３図に示すように中空に
形成されたものであってもよく、また、第６図に示すよ
うに天部２ａと側部２ｂ、２ｂとを別個に形成し、これ
らを組合せることによって笠木部材を構成するようにし
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る笠木の一部の斜視図、第２図は第
１図のｘ−Ｘ線上の拡大断面図、第３図、第４図、第５
図及び第６図は上記笠木の他の例の断面図であり、第７
図は従来の笠木構造説明図である。符号Ａ・・・笠木、ｌ・・・パラペット躯体、２・・・
笠木部材、３・・・水切り部材、７・・・ジヨイント部
材、７ｄ・・・排水溝特許出願人　　理研軽金属工業株式会社代理人　弁理士
　　瀬　　川　　幹　　夫第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

建物のパラペット躯体上に複数の笠木部材をそれぞれ各
端部を突き合せて連続状に固定するとともに、該笠木部
材の外面に水切り部材の上端部を取付け、該水切り部材
の下端部を笠木部材の基部の外側よりも下方に延出させ
るとともに、隣接する笠木部材の突合せ端部と上記パラ
ペット躯体の天壁部との間に上記突合せ端部間から浸入
した雨水をパラペット躯体の側方に導水する導水手段を
形成したジョイント部材を配設したことを特徴とする笠
木。