JPH0421950Y2 - - Google Patents

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JPH0421950Y2
JPH0421950Y2 JP1986194327U JP19432786U JPH0421950Y2 JP H0421950 Y2 JPH0421950 Y2 JP H0421950Y2 JP 1986194327 U JP1986194327 U JP 1986194327U JP 19432786 U JP19432786 U JP 19432786U JP H0421950 Y2 JPH0421950 Y2 JP H0421950Y2
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wood
parapet
cap
hat
handrail
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JP1986194327U
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JPS6398919U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパラペツトの天部上に予め設置された
複数の手摺等の柱に対し、これら各柱の周囲を包
囲するとともに上記パラペツトに沿つて笠木材を
連設してなる手摺等の笠木に関するものである。
なお、本明細書においてパラペツトとは、手
摺、ベランダ、テラス、塀等における躯体の立上
り部のことをいう。そして、手摺等とはこれらベ
ランダ、テラス等を含むものとする。
(従来技術) 一般に手摺笠木を施工するにあたつては、パラ
ペツト上に沿つて予め手摺等の柱を固定してお
き、その後にパラペツト上に笠木材を連設してい
く例が多い。この場合、従来は第5図aに示すよ
うに笠木材の天板部の両端部に略コ字形の凹部2
1を形成し、各笠木材22を手摺用の柱23間か
ら差入れて隣り合う笠木材22の凹部21間に形
成された空間部に柱23を納めるか、あるいは同
図bに示すように笠木材22の天板部の両端部か
ら互いに異なる側から突部24を形成し、これを
a,b,cの各方向に動かすことにより隣り合う
笠木材22の端部間に形成された空間部間に柱2
3を納めることが行なわれている。
しかしながら、このような方式によるときは、
前者の場合は笠木材を柱間に取付けるときに、一
方の端部をパラペツトから離して斜めにしなけれ
ばならないので、手摺等の下部横棧が低い位置に
設けられているときには笠木材を取付けることが
できない場合がある。また、後者の場合は取付け
にあたつて屋内側から屋外側へさらに屋内側へ動
かすという複雑な方式をとらざるを得ない。した
がつて、手摺が設けられているパラペツトに笠木
材を取付けるのは非常に面倒で手間がかかつてい
た。
(考案の技術的課題) 本考案は上記事情に鑑みて成立したものであつ
て、パラペツトに設けられた手摺等の柱間に簡単
且つ確実に笠木材を取付けることができる構造の
手摺等の笠木を提供することをその技術的課題と
する。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案に係る手摺等
の笠木は、パラペツトの天部に予め間隔をおいて
設置された手摺等の柱に対し、上記パラペツトの
天部に長手方向に連設される各笠木材をその平面
において上記柱間の間隔に対応する長さとし且つ
両端部の屋外側又は屋内側の同じ側を側方に突出
させて上記各端部にL字形の切欠部を形成すると
ともに、隣り合う笠木材の各端部のL字形切欠部
を向き合せて形成された空間部内に上記各柱を納
めることを特徴とする。
(考案の作用、効果) 本考案によれば、笠木材は平面において各端部
の同じ側が側方に突出してL字形に形成されてい
るので、各笠木材はパラペツトの長手に対して直
角の方向つまりパラペツトに対して屋外側と屋内
側とから交互に直角に差入れることによつて隣り
合う笠木材の端部間に柱を納めるための空間部を
形成することができる。このように、笠木材の取
付けにあたつては、屋内側又は屋外側からパラペ
ツトに対して直角方向に笠木材を動かせばよいの
で、その取付け施工は非常に簡単であり、しかも
斜めに動かす必要がないので、手摺等の下部横棧
が低くても取付けは容易確実に行なうことができ
る。さらに、笠木材を取外すときも、手摺等を取
付けたままで行なうことができる。これにより、
トータルコストを低く押えることができるから、
本考案による実用上の効果は非常に大きい。
(実施例 1) 以下、図面によつて本考案の実施例について説
明する。なお、第1図aは分割型の笠木材を用い
て構成した手摺笠木の屋外からみた正面図、同図
bはその平面図、第2図は笠木材の取付け状態説
明図である。
上図において符号Aは手摺笠木を示す。この手
摺笠木Aは建物躯体のパラペツト1の天部に設け
られた笠木2上に手摺3を連設してなるものであ
る。
手摺3はパラペツト1上に所定の間隔をおいて
設けた柱4に上下の横棧5を懸設し、これら横棧
5間に複数の縦棧6を配設してなるもので、柱4
の基部はパラペツト1の天部からその内部に埋設
固定されている。
笠木2は笠木材7をパラペツト1に沿つて連設
してなるもので、各笠木材7はそれぞれパラペツ
ト1上に所定間隔をおいて配設されたホルダ8に
係着され、上記パラペツト1の天部には適宜間隔
をおいて上記柱4が設けられている。
笠木材7は、第3図に示すように、パラペツト
1の天部と屋内側とを覆うL字型の主笠木材7a
とパラペツト1の屋外側を覆う副笠木材7bとか
ら構成された分割型笠木材である。主笠木材7a
は上述の隣り合う柱4の間隔に対応して略同じ寸
法に形成され、平面において両端部の同じ側を突
出させてL字形の切欠部10が形成されている。
また、第2図のように、主笠木材7aの天板部1
1と側板部12とは屈曲され、天板部11の端縁
部には垂下縁13と係止突条14と係止突縁15
とが形成され、側板部12の端縁部には屈曲係止
部16が形成されている。
副笠木材7bは少なくとも主笠木材7aよりも
長く形成され、上下端部に係止部17,18を形
成したものである。
上記構成の主笠木材7aと副笠木材7bとをホ
ルダ8に係着させるにあたつては、第1図b及び
第2図に示すように、まず一つの主笠木材7aを
屋内側からイ方向に手摺3の隣り合う柱4間にお
いてその下部横棧5とパラペツト1との間から差
し入れ、第2図に示すように天板部11の屋外側
の係止突縁15をホルダ8の笠木受部19に係止
させた後、屋内側の屈曲係止部16をホルダ8の
係止片8aに弾性的に係止させる。次に、上記主
笠木材7aの隣りに別の主笠木材7aを今度は屋
外側からロ方向に手摺3の柱4間においてその下
部横棧5とパラペツト1との間から差し入れ、上
記主笠木材7aと同様にしてホルダ8に係着す
る。
なお、パラペツト1の角隅部においては、主笠
木材7aを第1図bの左側に示すように二つの主
笠木材7a,7aを突合せて形成してもよく、あ
るいは同図の右側に示すように主笠木材7aを一
体に形成してもよい。一体形成の場合はハ方向、
ニ方向又はホ方向のいずれからでも取付けること
ができる。
上述のように主笠木材7aを屋外側と屋内側か
ら交互に取付けると、各主笠木材7aの接続端部
には、これら各端部形成されたL字形の切欠部1
0,10が対向することにより、隣り合う笠木材
7の端部間に空間部20が形成されるから、柱4
はこの空間部に納められる。
次に、柱4の屋外側において副笠木材7bの上
下端の係止部17,18をそれぞれ主笠木材7a
の係止突条14とホルダ8の係止片8aに係止さ
せる。これによつて主笠木材7aと副笠木材7b
とはそれぞれ一体的に結合して略コ字形の笠木2
を構成する。
この場合、屋外側には副笠木材7bの目地21
のみが現われるが、副笠木材7bは笠木材7より
も長いので、目地間隔も長くなり、このためつぎ
はぎ状に見えることがないので、すつきりした外
観となるほか、屋外側から雨水が侵入する可能性
を小さくすることができる。
このように、主笠木材7aの取付けにあたつて
は、屋内側又は屋外側からパラペツト1に対して
直角方向に動かして行なえばよいので、その取付
け施工は非常に簡単であり、しかも斜めにして取
付ける必要がないので、手摺3の下部横棧5が低
くても取付けは容易確実に行なうことができる。
さらに、笠木材7を取外すときも、手摺3を取付
けたままで行なうことができる。
(実施例 2) 次に、手摺等の笠木の他の実施例について説明
する。なお、第3図は一体型の笠木材7を用いて
構成した場合の手摺の平面図、第4図はその取付
け状態説明図である。
上図においてパラペツト1、手摺3及びホルダ
8の各構成は前述の実施例1と同じである。
笠木材7はそれぞれパラペツト1上に所定間隔
をおいて配設されたホルダ8に係着して連設さ
れ、上記パラペツト1の天部には適宜間隔をおい
て手摺用の柱4が設けられている。
笠木材7はパラペツト1の天部と屋内側と屋外
側とを覆うように略コ字形に形成され、隣り合う
柱4の間隔に対応してこれと略同じ寸法に形成さ
れ、平面において天板部の両端部の同じ側を突出
させてL字形の切欠部10を形成することにより
全体は横長凸形に形成されている。また、両側板
部12の下端には屈曲係止部16がが形成されて
いる。
上記構成の複数の笠木材7をホルダ8に係着さ
せるにあたつては、第3図に示すように、まず一
つの笠木材7を屋内側から手摺3の柱4間におい
てその下部横棧5とパラペツト1との間からイ方
向に差し入れ、その屋外側の側板部12の屈曲係
止部16をホルダ8の係止片8aに弾性的に係止
させ、次に屋内側の側板部12の屈曲係止部16
をホルダ8の係止片8aに係止させる。同様にし
て、上記笠木材7の隣りに別の笠木材7を今度は
屋外側からホルダ8に係着させる。
上述のように笠木材7を屋外側と屋内側から交
互に配設すると、各笠木材7の接続端部には、こ
れら各端部形成されたL字形の切欠部10,10
が対向することにより、隣り合う笠木材7の端部
間に空間部20が形成されるから、柱4は空間部
20に納められることになる。
この例の場合も、笠木材7の取付けにあたつて
は、屋内側又は屋外側からパラペツト1に対して
直角方向に動かして行なえばよいので、その取付
け施工は非常に簡単であり、しかも斜めにして取
付ける必要がないので、取付けは容易確実に行な
うことができる。笠木材7を取外すときも、手摺
3を取付けたままで行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは分割型の笠木材を用いて構成した手
摺笠木の屋外からみた正面図、同図bはその平面
図、第2図は笠木材の取付け状態説明図、第3図
は一体型の笠木材を用いて構成した場合の手摺の
平面図、第4図はその取付け状態説明図であり、
第5図a,bは従来の手摺笠木の平面図である。 符号、A……手摺笠木、1……パラペツト、2
……笠木、3……手摺、4……柱、5……横棧、
7……笠木材、7a……主笠木材、7b……副笠
木材、8……ホルダ、10……切欠部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パラペツトの天部に予め間隔をおいて設置さ
    れた手摺等の柱に対し、上記パラペツトの天部
    に長手方向に連設される各笠木材をその平面に
    おいて上記柱間の間隔に対応する長さとし且つ
    両端部の屋外側又は屋内側の同じ側を側方に突
    出させて上記各端部にL字形の切欠部を形成す
    るとともに、隣り合う笠木材の各端部のL字形
    切欠部を向き合せて形成された空間部内に上記
    各柱を納めることを特徴とする手摺等の笠木。 (2) 前記笠木材が断面略コ字形であることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の手
    摺等の笠木。 (3) 前記笠木材が断面L字形とI字形の分割構成
    の笠木材を略コ字形に結合してなるものである
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の手摺等の笠木。
JP1986194327U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0421950Y2 (ja)

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JP1986194327U JPH0421950Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JPS6398919U JPS6398919U (ja) 1988-06-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062360A (ja) * 1983-09-17 1985-04-10 株式会社ツヅキ 笠木取付方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062360A (ja) * 1983-09-17 1985-04-10 株式会社ツヅキ 笠木取付方法

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JPS6398919U (ja) 1988-06-27

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