JPS62247703A - 電気自動車用誘導モ−タの制御方法 - Google Patents

電気自動車用誘導モ−タの制御方法

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JPS62247703A
JPS62247703A JP61091911A JP9191186A JPS62247703A JP S62247703 A JPS62247703 A JP S62247703A JP 61091911 A JP61091911 A JP 61091911A JP 9191186 A JP9191186 A JP 9191186A JP S62247703 A JPS62247703 A JP S62247703A
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JP
Japan
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motor
magnetic flux
torque
current
transient
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JP61091911A
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English (en)
Inventor
Takashi Shigematsu
重松 崇
Masashi Nakamura
誠志 中村
Makoto Morita
真 森田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電気自動車用誘導モータの制御方法、特に誘導
モータに与えられる一次電流を制御して目標の出力トル
クを効率よく得るための最適制御方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 有害な排出ガスを生じない無公害自動車として電気自動
車が研究されており、一部に既に実用化の段階となって
いる。
初期の電気自動車の駆動源としては制御が容易な直流モ
ータが用いられていたが、この直流モータはブラシその
他の保守が面倒であり、近年において電気自動車の駆動
源としては保守の容易なインバータ制御された誘導モー
タが用いられるようになってきた。
周知のごとく、電気自動車に用いられるモータは通常の
産業用モータと異なりトルク制御され、必要なトルク制
御を行い自動車の操縦性能を安定化させるために、ベク
トル制御あるいは滑り周波数制御等によって誘導モータ
が制御されている。
[発明が解決しようとする問題点1 周知のごとく、誘導モータの出力トルクはモータ磁束と
トルク電流との積に比例し、必要なトルクを得るために
は前記モータ磁束とトルク電流のいずれかを変更して必
要な一次電流を誘導モータに与えれば良い。
しかしながら、従来の装置においては、磁束一定領域で
の制御か行われ、トルク電流を変更することによっての
み出力トルクを変えていた。
このような従来の制御方法によれば、制御工程を簡素化
することかできるが、一方において、広範囲に変動する
トルクに対応して常にモータ損失を小さくすることがで
きないどう問題があった。
すなわち、誘導モータのモータ損失はモータ磁束による
磁束損失とトルク電流によるトルク電流損失の両者が存
在し、これらの両損失はそれぞれ設定されたモータ磁束
及びトルク電流に依存し、従来のどとくモータ磁束を一
定に保持している場合には、誘導モータの出力トルクに
よっては損失が著しく増大してしまうという問題があっ
た。
特に、モータ磁束を一定にした制御の場合、通常は、前
記一定の磁束はモータ磁束を最大値に固定した領域とし
て設定され、到底広範囲の出力トルク領域において常に
最適な効率を得ることは不可能である。
このようなモータ損失の増大は電気自動車の消費電流を
増加させ、限られたバッテリ容量で走行できる距離を低
下させ、電気自動車の開発に大きな阻害要因となってい
た。
本発明は上記従来の課題に鑑み為されたものであり、そ
の目的は磁束損失とトルク電流損失の両者の総合モータ
損失を調整しつつ目標トルクを達成することのできる制
御方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は従来のモータ磁束
一定制御とは異なり、モータ磁束とトルり電流の双方を
調整して一次電流を制御しており、まず必要な目標トル
ク及びモータ回転数によって総合モータ損失が最小とな
る最適上−夕磁束を演舞し、 次に、前記一次電流によるモータ磁束指令に対するモー
タ磁束の変化遅れが所定値を超えない過渡モータ磁束指
令値を段階的に演緯し、走行指令及び走行条件に基づい
て誘導モータに必要な6標トルクを求め、前記目標トル
クが出力されるように誘導モータに所望の一次電流を供
給する電気自動車用誘導モータの制御方法において、予
め定められている磁束/損失特性データから前記目標ト
ルクとモータ回転数に応じてモータ損失が最小となる最
適モータ磁束を演舞し、次に、前記一次電流によるモー
タ磁束指令に対するモータ磁束の変化遅れが所定値を超
えない過渡モータ磁束指令値を最適モータ磁束に達する
までの間で段階的に演舞し、 該過渡モータ磁束の演舞に基づいて、 各過渡モータ磁束とモータ回転数から演緯される、各段
階の過渡モータ磁束のとぎに最−bモータ損失の少くな
るモータ出力トルクである過渡トルク及び各過渡モータ
磁束にで過渡トルクを得るに必要な効率トルク電流の演
紳と、 各過渡モータ磁束に対応して前記目標トルクを得るに必
要な補償トルク電流の演緯と、を行い、次に、前記効率
トルク電流と補償1−ルク電流との間で効率重視または
応答性重視のいずれかの操作特性の重み付けに応じて選
択トルク電流を紳出し、 前記最適モータ磁束を(qるまでの調整過渡時において
は、前記段階的に演紳される過渡モータ磁束を得る磁化
電流と、前記選択トルク電流と、から定まる一次電流指
令を誘導モータに供給し、過渡モータ磁束が前記最適モ
ータ磁束に達した後には、最適モータ磁束を得る磁化電
流と、前記モータ磁束/トルク電流特性に基づき前記目
標トルク及び最適モータ磁束に応じて演紳された最適ト
ルク電流と、から定まるモータ損失を最小にする一次電
流指令を誘導モータに供給することを特徴としている。
[作用〕 従って、本発明によれば、定常0)においては、モータ
磁束及びトルク電流の両者を最適値に調整して必要な目
標トルクを得ることができ全トルク領域において必要な
消費電力を最少に制御することが可能なる。
更に、最適モータ磁束を得るまでの調整過渡時において
は、操作特性すなわら電力消費の効率重視あるいは出力
トルクの応答性重視のいずれかの重み付けに対応して、
トルク電流をモータ損失を最少とする効率トルク電流と
目標トルクを得ることのできる補償トルク電流との間で
変化させ、該変化するトルク電流に基づき一次電流指令
値を定めることができ、所望の操作特性に適合した1次
電流を誘導モータに供給することが可能となる。
[実施例] 以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する。
第4図には誘導モータにおける理想的なベクトル図が示
されており、縦軸の磁化電流I。によって誘導モータの
モータ磁束Φが生じ、また横軸のトルク電流11によっ
て前記モータ磁束ΦとともにモータにトルクTを発生さ
せることができる。
従って、誘導モータには前記磁化電流■。とトルク電流
11とのベクトル和である一次電流11が供給されるこ
ととなる。
従って、本発明において、従来と異なり、モータ磁束Φ
を変化した場合においても、これに見合うトルク電流I
Tを設定することによって、必要な目標トルクT を1
qることが可能となる。
これにより、前記モータ磁束Φとトルク電流11のそれ
ぞれによって定まる別個の損失の総合損失が最小となる
ような最適効率の一次電流11を任意に選択可能である
ことが理解される。
また、第4図において、定トルク線はモータコイルの抵
抗成分、インダクタンス成分による位相のずれを無視し
た理想的なトルク一定の特性を示しているが、実際には
、これら成分により、モータ磁束Φはトルク電流に対し
変化遅れを生じる。
従って、このモータ磁束が最適モータ磁束となるまでの
過渡時においては、最適効率での駆動は行われておらず
、またモータ出力トルクは目標トルクTゝに達していな
い。
本発明においては、このような原理に基づき、まず必要
な目標トルク丁9を得るために最小のモータ損失となる
最適モータ磁束Φ を求め、次に、前記最適モータ磁束
Φ を得る磁化電流にてモータ磁束を調整する際に生じ
るモータ磁束の変化遅れを考慮し、変化遅れが所定値を
超えない稈度の過渡モータ磁束指令値を段階的に演締し
、該段階的に演舞される過渡モータ磁束Φ9、に基づい
て、各過渡モータ磁束Φ1、とモータ回転数から演舞さ
れる、各過渡モータ磁束値のときに最もモータ損失の少
くなる過渡トルクT1及び過渡モータ磁束Φ*1に対応
する最も損失の少い最適効率トルり電流I、の演紳と、
各過渡モータ磁束Φ*1に対して目標トルクT を得る
ために必要なトルク電流値である補償トルク電流I、″
の演紳とを行い、次に演綽された効率トルク電流値と補
償トルク電流値との間で、効率重視又は応答性重視のい
ずれかの操作特性の重み付けに応じて選択トルク電流I
q を締出し、前記最適モータ磁束を得るまでの調整過
渡時においては、モータ磁束Φの増加に応じ段階的に演
舞される前記過渡モータ磁束Φ9、を冑るための磁化電
流と前記選択トルク電流I  の両者から決定される一
次電流11を誘導モータに供給し、調整後過渡モータ磁
束Φ1、が最適モータ磁束Φ に達した後は、最適モー
タ磁束Φ を得るための磁化電流と目標トルクT*及び
最適モータ磁束の に対応する最適トルク電流11′の
両者から決定される一次電流11を誘導モータに供給す
ることを特徴とする。
第5図は誘導モータの総合的な最小モータ損失を求める
ための磁束/損失特性であり、横軸にはモータ磁束Φそ
して縦軸にはモータ磁束とトルク電流の両者によって生
じる総合的なモータ損失ηが示されている。
第5図において、誘導モータの回転数は一定に保持され
、3本の特性はそれぞれモータの出力トルクをパラメー
タとし、図のごとくモータ出力トルクの人、中、及び小
の特性が図示されている。
従って、第5図から、各特性の底値となる領域を結べば
、図の斜線を施したモータ損失最小領域を知ることが可
能となる。本図から、モータ出力トルクが小さくなるに
従い、モータ磁束が少ないところでモータ損失が最小に
なる傾向にあることが理解される。もちろん、第5図は
任意に定めた一定回転数にお(プる特性であり、電気自
動車に必要な全てのモータ回転数に対してこのような特
性を得ることが可能である。
第6図は前記第5図で説明した磁束/損失特性をモータ
回転数Nの各変化に応じて総合的なモータ損失が最小と
なるデータをマツプ上に示した図であり、モータ出力ト
ルクTを得るために現在のモータ回転数Nによれば損失
最小のモータ磁束Φをどの値に定めればよいかが明らか
となる。
このような磁束/損失特性データはもちろん各誘導モー
タあるいは実装される電気自動車によって異なり、これ
らのデータは予め特定機種の電気自動車に対して実験又
はi−を算のいずれかによって決定することができ、こ
のマツプデータをモータ制御用の回路にROMその他の
記憶情報として任意に読出し可能に組込むことができる
そして、以上のようにして最適モータ磁束Φ9が決定さ
れれば、前述した第4図の定トルク特性に基づいて最適
トルク電流11*を求めることが可能となり、このトル
ク電流■ビの決定も予め定めたデータから容易に導き出
すことができ、このようなデータも回路のROM上に記
録することができる。
第7図は所定のトルク電流11を求めるためのマツプの
一例を示し、モータ回転数Nとモータ出力トルクTに応
じて求められるモータトルク電流11が図示のごときマ
ツプ上に表示されている。
このようなモータトルク電流データも前述したごとく回
路のROM上に任意に読出し可能に記録可能である。
第1図には前述した本発明に係る制御方法を実際の電気
自動車用誘導モータ制御に用いた場合のフローチャー1
〜を示し、更に第1図のフローチャートを実行するため
の制御回路が第2図に示されている。
第2図において、電気自動車の駆動源である誘導モータ
10はインバータ制御されており、また前記インバータ
制御を行うために、ベクトル制御が用いられている。
トルク演紳装置12は車両の走行指令及び走行条件に応
じて必要な目標トルクT を出力し、この目標トルクは
トルク電流分配回路14に送られ、本発明の特徴的なモ
ータ磁束及び1ヘルク電流の両者の演綽が行われる。す
なわち、トルク電流分配回路14では求められた最適モ
ータ磁束Φ とモータ磁束の調整過渡時における各過渡
モータ磁束Φ*、に応じて効率を重視した効率トルク電
流I、及び出力トルク応答性を重視した補償トルク電流
Iq−が演紳され、更に所望野操作特性の重付けに対応
した選択トルク電流I、*が締出される。
そして、この選択トルク電流Iq*がベク]〜ル制御の
ためにベクトル演算回路16に供給され、その出力がP
WM制御回路18によってインバータ主回路20に供給
され、前記誘導モータ10の一次電流か制御される。
前記誘導モータ10の電流はバッテリ22がら前記イン
バータ主回路20を介して供給されている。
更に、前記バッテリ22の電圧は電流検出回路24によ
り検出されまたインバータ主回路20h)ら誘導モータ
10に供給される電流が電流検出回路26により検出さ
れ、更に誘導モータ10の回転数はパルスジェネレータ
28により検出され、これら各検出信号がそれぞれ所望
の演算装置及び制御回路に供給されている。
第1図において制御回路の初期化が行われると、本発明
によるモータ制御が実行され、ステップ101において
各種データの読込みが行われる。
前記読込みデータは前後進スイッチ、アクヒルレンリ、
アクセルスイッチ、ブレーキ廿ン()及びブレーキスイ
ッチからそれぞれ与えられる走行指令とモータ温度、イ
ンバータ温度、モータ回転数、バッテリ温度、バッテリ
電圧を含む走行条件の両者を含み、トルク演算装置12
はこれらの走行指令及び走行条件に基づき必要な目標ト
ルクT9を演算する(ステップ102)。
なお、ステップ102ではバッテリ温度あるいはインバ
ータ温度による補正作用を行った後目標I・ルクT を
定めている。
前記モータ走行指令及び走行条件における目標トルクの
設定は従来と同様に各電気自動車に定められた特性デー
タから演算され、第8図はこのような特性データの一例
を示す。
第8図において、横軸はモータ回転数Nを示し、正領域
は正転、そして負領域は逆転を示している。
また、縦軸は′E−タ出力トルクTを示す。
今電気自動車が停止している状態では符@aで示した位
置にあり、この状態で前進する場合にはアクセルが開か
れ、アクセル100%の特性までモータ出力トルクがb
に向って急激に増加する。
この上−タ出力トルク発生にて電気自動車は発進し、太
い実線で示されるごとく、モータ回転数Nは順次増加し
、一定のモータ回転数すなわらC位置においてモータ出
力トルクも順次dに向って減少する。dからアクセルを
戻すと一定のモータ回転数Nを保ちながらモータ出力ト
ルクTもeまで減少し、更にこのアクセル開度において
モータ回転数Nはfに向って増加する。
fから自動車を停止する場合アクセルの戻しとブレーキ
の踏込みが行われ、モータ出力トルクTは負領域に移行
し、ブレーキの踏込み状態で定まるqにモータ出力トル
クTが保持され、この状態は回生状態を示している。ブ
レーキの踏込みに応じ、モータ回転数Nは順次減少し、
hにて自動車は停止し、再び元の位置aまで戻る。
このような第8図に示した特性は予め各電気自動車の機
種に応じて定められ、この特性データは第2図に示した
トルク演算装置12のROM等に書込まれており、前記
走行指令及び走行条件に応じて適宜この目標トルクT*
が続出される。
前記目標トルクT はパルスジェネレータ28から出力
されるモータ回転数、実施例においては、モータ周波数
fmとともに1〜シルク流分配回路14において、モー
タ磁束を最適モータ磁束Φ9までステップ状に増加させ
るための過渡モータ磁束指令値Φ9、及び効率重視又は
応答性重視のいずれかの操作特性の重み付けに適合した
選択トルク電流Iq*に変換される。第3図は、このト
ルク電流分配回路14の回路構成を示しており、第1図
のステップ103〜109の演算が行われる。
第3図において、まず、最適モータ磁束Φ 回路30で
目標トルクT1とモータ回転数N (fm)から前述し
た第5あるいは第6図で示した磁束/損失特性データに
基づき全体的なモータ損失を最小とする最適モータ磁束
Φ が求められる(ステップ103)。
そして、過渡モータ磁束Φ*、回路32において、前記
求められた最適モータ磁束Φ を得るための磁化電流を
供給した場合に生じるモータ磁束の変化遅れを考慮して
、モータ磁束指令に対する実際のモータ磁束の変化遅れ
が所定値を超えない範囲の過渡モータ磁束指令値を段階
的に演紳する(ステップ104)。
前記過渡モータ磁束Φ*、の求め方は種々有るが本例で
は最適モータ磁束Φ と現在の−E−タ磁* 束Φ   との差に応じた所定の演舞式、例えば*  
                        *
Φ1を一Φ 1−1十K(Φ −Φ   )・・・(1
)にて導くこととしている。
上記過渡モータ磁束Φ1、を求めるための過渡項定数に
は、誘導モータの回路時定数から定められ、主としてコ
イルの抵抗成分とインダクト成分とから決定される。
従って、誘導モータの時定数か小さい、すなわちモータ
磁束の上置に際して過渡的遅れが少ない場合は、定数K
を大きく設定し、また誘導モータの時定数が大きく、す
なわち磁束立−Fがり遅れが大きいモータに対しては、
前記定数径を小さく設定して過渡的なモータ磁束の上昇
をゆっくりと制御する。またステップ104においては
、最適モ* 一タ磁束Φ と現在のモータ磁束Φ   との差が所定
値以下となったときには、式(1)による演舜を止め、
最適モータ磁束Φ を指令するように制御されている。
次に、効率トルク電流16回路34及び補償トルク電流
IQ″回路36において、それぞれ、効率トルク電流I
 及び補償トルク電流■、′が演紳される。
まず、効率トルク電流I9回路34では、過渡モータ磁
束Φ7、及びモータ回転数Nから第6図に示しマツプに
基づいて、各段階の過渡モータ磁束Φゝ1における最も
効率の良いモータ出力トルク(過渡モーター〜ルクTt
 )を求める(ステップ105)。
更に、求められた過渡トルクTt及び各段階の過渡モー
タ磁束Φ1、からモータ回転数Nを考慮して更に前述し
た第4図あるいは第7図のデータに基づいて各段階の過
渡モータ磁束Φ*、に応じた効率トルク電流IQが求め
られる(ステップ106)。
一方、補償トルク電流I −回路36では、各、q 段階の過渡モータ磁束Φ 1から第4図あるいは第7図
のデータに基づいて目標トルクT を得るに必要な補償
トルク電流I、−が求められる(ステップ107)。
ここで効率トルク電流I、は、過渡モータ磁束Φ9、が
最適モータ磁束Φ まで段階的に増加するのに対応して
、上昇変化する、−力補償トルク電流Iq−は最適トル
ク電流1.ゝよりも大きな値であり、モータ磁束Φが最
適モータ磁束Φ まで立上がる過渡時において徐々に減
少し、過渡モータ磁束Φ1tが最適モータ磁束の に達
した時に最適トルク電流11*となる。
最後に、効率・最適化回路38において操作特性の重み
付けすなわら効率重視化あるいは応答性重視かの要請に
応じて選択トルク電流Iq が演締される(ステップ1
08,109>。
操作時Hの決定は、本実施例ではアクセル開度θ  及
びアクセル操作速度’ ACCに基づいて分CC 配係数αを求めた後、次式(2)によって行われる。
I  *=(1−α)■ 十αI ′ ・・・(2)q
        q   q αはO≦α≦1の範囲で求められ、従って、選択トルク
電流I *はI ≦I *≦I、−の範囲q     
q    q で決定される。
アクセル開度θ。。。またはアクセル操作速度’ AC
Cのすくなくとも一方が大きくなる程出力トルクの応答
性が重視されているとして、αは1に近い値に設定され
る。
すなわち、αが1に近づくにつれ選択トルク電流I *
は補償トルク電流Iq′の値に近づくこととなる。
以上のステップ103〜109までの演舞はトルク分配
回路14にて、例えば数m5ecごとに常時繰り返し行
われており、従って、モータ磁束が最適モータ磁束Φゝ
に達するまでの過渡時においてもモータ磁束指令値に追
従した変化遅れのない実際のモータ磁束が得られ、かつ
トルク電流分配回路14からは操作特性の重み付けに応
じて定められる分配係数αに基づいて紳出される選択ト
ルク電流I、 か常に出力される。従って、選択トルク
電流I、 は、モータ磁束の調整過渡時においては■ 
≦I  ≦I、−で決定され、調整後のq 定常時においては最適トルク電流11*に達する。
以上のようにして、過渡モータ磁束Φ*、と選択トルク
電流I、 が定まると、次に本実施例においては、ベク
トル制御によってモータ電圧V1とモーター次周波数1
1との演算をベクlヘル演痒回路16によって行う(ス
テップ110)。
前記ベクトル演算回路16にはパルスジ1ネレータ28
から与えられるモータ周波数fm、電流検出回路26か
ら検出されたモータ電流■1そして、電圧検出回路24
から検出されたバッテリ電圧V。が入力されており、こ
れらの検出信号と前記与えられた過渡モータ磁束Φゞ1
及び選択トルク電流Iq″によって所望のベクトル演算
が行われる。ベクトル演算の結果はモータ電圧V1とし
てPWM制御回路18に供給され、また滑り周波数[S
か前記モータ周波数fmと加締されてモーター次周波数
f1としてP W M 1lilJ御回路18に供給さ
れる。
前記PWM制御回路18は供給されたモータ電圧V1と
モーター次周波数f1とからインバータ制御信号である
パルス信号Pをインバータ主回路20に供給しくステッ
プ111)、インバータ主回路20はこの与えられたパ
ルス信号Pに基づいてバッテリ22の直流電力を必要な
交流電力に変換し誘導モータ16に所望の一次電流を供
給する。
すなわち、段階的に最適値まで増加される過渡モータ磁
束Φ*tを得る磁化電流と、各段階のモータ磁束に対応
し、かつ所望の操作特性に適した選択トルク電流Iq 
とから決定される一次電流が指令される。
従って、目標トルクT を得るための以上の一次電流制
御により、モータ磁束を変化遅れなくモータ磁束指令に
追従させて最適モータ磁束Φ まで増加させることがで
き、モータ磁束調整過渡時−23= においては効率又は応答性のいずれかの重み付Cノに応
じた選択トルク電流I、 から一次電流を定めることか
できる。
し発明の効果] 以上のごとく、本発明によれば、誘導モータは定常時に
おいては、磁化電流とトルク電流双方の調整によるモー
タ損失の少い最高効率の一次電流にて目標トルクを出力
することができ、更にモータ磁束の調整過渡時において
は効率あるいは応答性重視の度合に応じたバランスの良
い一次電流にて駆動される。この結果、操作性の向上を
達成でき、かつモータの全体的な消費電力の節約、減少
を達成することができるのでバッテリ充電走行距離を著
しく延長させ、電気自動車の行動範囲を拡大することが
可能となる。
前記走行距離の延長はバッテリの充電回数を減少させ、
メンテナンスの煩雑さを減すことから電気自動車の実用
化に極めて有用である。
もちろん、走行距離の延長は必要な走行距離を短く設定
することによってバッテリ自体の小型化及び自動車重量
の減少をもたらすことができ、更にバッテリの小型化は
自動車のブナインの自由度を増大させる効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る制御方法の好適な実施例を示すフ
ローチャート図、 第2図は第1図のフローチャートを実行するための制御
回路図、 第3図は実施例に用いたトルク電流分配回路の構成を示
す図、 第4図は誘導モータにおけるモータ磁束Φとトルク電流
ITとの関係を示す特性図、 第5図は回転数を一定としたときにモータ出力トルクを
パラメータとしたモータ磁束/損失特性図、 第6図及び第7図はそれぞれ本発明に用いられるモータ
磁束及びモータトルク電流のデータマツプ図、 第8図は本発明を用いた自動車走行状態を示す特性図で
ある。 10 ・・・ 誘導モータ 12 ・・・ トルク演緯装置 14 ・・・ 効率最適化回路 16 ・・・ ベクトル演緯回路 18 ・・・ PWM制御回路 20 ・・・ インバータ主回路 22 ・・・ バッテリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)走行指令及び走行条件に基づいて誘導モータに必
    要な目標トルクを求め、前記目標トルクが出力されるよ
    うに誘導モータに所望の一次電流を供給する電気自動車
    用誘導モータの制御方法において、 予め定められている磁束/損失特性データから前記目標
    トルクとモータ回転数に応じてモータ損失が最小となる
    最適モータ磁束を演算し、 次に、前記一次電流によるモータ磁束指令に対するモー
    タ磁束の変化遅れが所定値を超えない過渡モータ磁束指
    令値を最適モータ磁束に達するまでの間で段階的に演算
    し、 該過渡モータ磁束の演算に基づいて、 各過渡モータ磁束とモータ回転数から演算される、各段
    階の過渡モータ磁束のときに最もモータ損失の少くなる
    モータ出力トルクである過渡トルク及び各過渡モータ磁
    束にで過渡トルクを得るに必要な効率トルク電流の演算
    と、 各過渡モータ磁束に対応して前記目標トルクを得るに必
    要な補償トルク電流の演算と、を行い、次に、前記効率
    トルク電流と補償トルク電流との間で効率重視または応
    答性重視のいずれかの操作特性の重み付けに応じて選択
    トルク電流を算出し、 前記最適モータ磁束を得るまでの調整過渡時においては
    、前記段階的に演算される過渡モータ磁束を得る磁化電
    流と、前記選択トルク電流と、から定まる一次電流指令
    を誘導モータに供給し、過渡モータ磁束が前記最適モー
    タ磁束に達した後には、最適モータ磁束を得る磁化電流
    と、前記モータ磁束/トルク電流特性に基づき前記目標
    トルク及び最適モータ磁束に応じて演算された最適トル
    ク電流と、から定まるモータ損失を最小にする一次電流
    指令を誘導モータに供給することを特徴とする電気自動
    車用誘導モータの制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659235A (en) * 1995-02-22 1997-08-19 Hitachi, Ltd. Drive controller and control method for electric vehicle
JP2007014185A (ja) * 2005-06-01 2007-01-18 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置

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