JPS62246449A - 工具マガジン付ｎｃ旋盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は自動交換装置（以下ＡＴＣという）のない工
具マガジン装置付ＮＣ旋盤に関する。

従来技術 ＮＣ旋盤において、工具マガジンと刃物台の間で工具の
移載を行う場合、交換アームで行われる。

例えば特公昭４８−２４７８４号のように６押台架台上
に往復旋回装置、伸縮装置、把持開放装置を備える工具
交換アームを設は更に心押台上に工具マガジンが設けら
れていて刃物台との間の工具交換を行っている。

発明が解決しようとする問題点 ＡＴＣは多種の動きが必要なために構造が複雑となりこ
のため高価となる。更に共有スペースが大きく、作業性
を悪くする欠点を有する。

問題点を解決するための手段 旋削工具または回転工具のそれぞれが交換可能で切削位
置及び工具交換位置の割出しが可能でＸ軸、Ｚ軸ＮＣＩ
Ｉ動の刃物台４上に設けられたタレット５と、刃物台４
の移動するベンド摺動面１ａとは別のベット摺動面１ｂ
に設けられた心押台９またはマガジンベース３４に設け
られ、主軸方向の中心軸のまわりで任意に割出し可能に
設けられたマガジン本体１３の同一円周上に放射状に多
数のグリッパ装置１４を存する工具マガジン装置１）と
を含み刃物台４のＸ軸及びＺ軸方向の位置制御によって
マガジンの割出し位置の工具と、タレットの交換位置の
工具とを交換するものである。

実施例 以下本発明の実施例を図面にもとづき説明する。

周知のＮＣ旋盤において、ベンド１の上面水平に左右Ｚ
軸方向に摺動案内面１ａが２本削設され、この上に前後
Ｘ軸方向の摺動案内面２ａを傾斜面に削設したサドル２
が摺動可能に載置され、図示しない２軸サーボモータで
回転されるボールねしによりＺ軸位置法めされる。サド
ル２の２本の摺動案内面２ａに中台３が摺動可能に載置
され図示しないＸ軸サーボモータで回転されるボールね
しによりＸ軸位置火めされる。該中台３には割出機構を
内蔵した刃物台４が設けられ、該刃物台４に着脱可能な
工具取り付は機構を備え第４図に示す如＜Ａ、Ｂ、Ｃの
３ステーシヨンに割出し可能なタレット５が設けられて
いる。

タレット５は矩形の箱形に形成され、長手方向のそれぞ
れの端面には回転軸と直角方向に回転工具周設付穴５ａ
と切削工具用テーバ穴５ｂが対称の位置に穿設されてい
る。該段付穴５ａにはテーバ中心穴６ａを穿設した回転
軸６が複数の軸受により回転可能に設けられ、図示しな
い駆動装置で回転される。またテーパ穴５ｂ及び段付穴
５ａ内に軸承された回転軸６のテーバ穴６ａに旋削工具
又は回転工具を装着した工具ホルダ７が嵌装され、上記
テーパ穴５ａ及び６ａの奥に、図示しないプルスタッド
引き込み溝が設けられ、工具ホルダ７のテーバシャンク
７ｂの先端に設けられたプルスタッド７Ｃと係合し工具
ホルダ７をタレット５に装着する。

またベット１の前側垂直内に削設されたＺ軸方向の２本
の摺動案内面ｌｂ上刃物台４が位置制御可能な範囲内に
心押台９が載置締着されている。

該心押台９は必要によりサドル連結装置ＩＯによりて、
サドル２に連結さ、れサドル２のＮＣＲ動で摺動案内面
ｌｂ上を摺動し、位置を変更することができる。心押台
９の後側の端面に工具マガジン装置１）が同心に設けら
れている。＠工具マガジン装置１）は心押台９に同心に
固定で貫通中心穴が穿設された中心軸１２に外周を鎖歯
車の歯溝形に形成されたマガジン本体１３が回転可能に
嵌装されている。該マガジン本体１３の外周歯溝形位置
に例えば２４個のグリッパ装置１４とこれに対応して中
心側にクランプ装置１５が放射状に設けられている。マ
ガジン本体１３は中心ボス部に歯車１６を介してＮＣ駆
動のマガジン駆動モータ１７によって割出し回転される
。

マガジン駆動モータ１７にはエンコーダ１８が設けられ
、ＮＣ装置の指令する工具ホルダを把持するグリッパ装
置１４を工具交換位置に割出して停止し図示しない位置
５決めビンが係合して工具交換位置に位置決めされる。

グリッパ本体１４の平板状でく字形に形成された対称形
をなす一対のグリッパ２０はそれぞれ前側がＲ面に形成
された把持部２０ａを有し、中央部で支軸２１で枢支さ
れ後側端にローラ２Ｚが枢支されている。そして一対の
グリッパ２０の後側にばばね２３が張設され開き勝手に
作用している。

クランプ装置１５は先端をテーバ＠２４ａに形成したク
ランプ軸２４が半径方向に貫通穴を穿設したブラケット
２５に挿通されグリッパ２０に対して中心側に設けられ
ブラケット２５とクランプ軸端に固定のカラー２６の間
に介装された圧縮ばね２７によつて、クランプ軸２４の
テーバ＠　２４　ａがローラ２２を開き勝手に圧接しグ
リッパの把持部２０ａを閉じ工具ホルダ７を把持する。

更にマガジン中心軸１２の穴内心押台９の端面にアンク
ランプ装置３０が設けられている。該アンクランプ装置
はマガジンの交換位置の半径方向にシリンダ３１が形成
されピストン３２が嵌装されていてそのグリッパ２０側
のピストンロッド３３はマガジン本体１３のボス部にク
ランプ軸２４に対応して穿設された窓より突出可能であ
って、シリンダ３１の後室への圧油の作動で工具交換位
置に割出されたクランプ軸２４の先端２４ｂを押し上げ
、グリッパ２０の把持部２０ａが開き工具ホルダを開放
する。

また心押台９を有しないチャック、ワーク専用のＮＣ旋
盤の場合は第５図に示す如く、ベット１の前側摺動案内
面１ｂにマガジンベース３４が載置固定され、該マガジ
ンベース３４に工具マガジン装置１）が同様に設けられ
る。

作用 ＮＣ装置の指令により設定された加工が終了すると刃物
台４はＸ軸方向に後退する。同時にサドル２もＺ軸サー
ボモータにより回転されるボールねじで２軸方向に摺動
しつつ当初設定されたクレット５の旋回位置に位置決め
されて停止する。ここでタレット５はＮＣ装置の指令に
より刃物台４に内蔵される割出し機構によって間歇的に
旋回され回転工具を装着した回転軸６が工具交換ステー
ションに割出され、一方工具マガジン装置１）の工具交
換位置には空のグリッパ装置１４が割出される。ＮＣ装
置の指令によって図示しない電磁バルブが開かれシリン
ダ３工の後室に圧油が送られピストン３２が作動してピ
ストンロッド３３がクランプ軸２４を押し上げ、先端の
テーバ類２４Ｍがグリッパ２０のローラ２２を開放し、
ばね２３の力でクリッパの把持部２０ａが開口され、工
具ホルダ７の挿入可能な状態となる。

続いてクレット５はＮＣ装置の指令によりＸ軸及びＺ軸
の移動によって装着された回転工具の工具ホルダ７の把
持溝７ａが、工具マガジン装置ｌｌの工具交換位置に割
出され開口されたグリッパ把持部２０ａのＸ軸上に位置
決めされたのち、Ｘ軸方向のみの移動でグリッパ２０の
把持部２０ａへ工具ホルダ７が挿入され、把持溝７ａと
把持部２０ａが同心になった位置で停止し、ＮＣ装置の
指令により電磁バルブが閉じられシリンダ３１の圧油の
供給が前室へ切り換えられ、押し上げられていたピスト
ンロッド３３が後退される。圧縮ばね２７の力でクラン
プ軸２４のテーバ類２４ａがグリッパ２０のローラ２２
を押し開き把持部２０ａを閉じて工具ホルダ７を把持す
る。クレット５はＮＣＷＪ置の指令により、プルスタン
ド７Ｃの把持を開放し、Ｘ軸方向主軸側に所定量移動し
、工具ホルダ７がクレット５から抜き取られ工具マガジ
ン装置１）に貯蔵される。

次ぎにＮＣ装置の指令によりマガジン本体１３はマガジ
ン駆動モータ１７により旋回されてマガジン本体１３の
グリ７バ２０が把持する工具ホルダの中から次ぎの加工
に必要な工具ホルダを選択し工具交換位置に割出される
。クレット５はＮＣ装置の指令によって２軸方向に移動
して工具マガジン装置１）の工具交換位置に割出された
工具ホルダ７がクレット５の回転軸６に挿入され工具ホ
ルダのプルスタッド７ｃがクレット５に内蔵されるプル
スタンド引き込み機構に係合した位置で停止しプルスタ
ッド引き込み機構が作用し工具ホルダの嵌着が行われる
。

次いで工具マガジン装置１）のグリッパ２０はＮＣ装置
の指令によって電磁弁が開かれシリンダ３１の後室に圧
油が送られピストン３２が作動しピストンロッド３３が
クランプ軸２４を押し上げグリッパ把持部２０ａを開き
、把持していた工具ホルダ７を開放する。クレット５は
ＮＣ装置の指令によりＸ軸方向に移動し、把持する工具
ホルダ７が工具マガジン装置Ｉｆのグリッパ２０を説出
したのち、Ｘ軸及びＸ軸方向の移動で旋回位置に位置決
めされて停止し、ここでクレット５はＮＣ装置の指令で
旋回して切削位置に把持する工具ホルダ７を割出す。

続いてクレット５はＮＣ指令でＸ軸及びＸ軸方向に移動
して所定の切削開始位置に位置決めされて停止し、回転
軸６はタレット５に内蔵される図示しない駆動機構によ
り回転され、ＮＣ装置の指令により切削送りが与えられ
た穴あけ工具によって加工が開始される。

更に工具マガジン装置を第６図に示す如く主軸側を大径
とする異なった外径で同様のグリッパ装置１４をそれぞ
れ放射状に有する複数個のマガジン本体３５．３６を備
えるマガジン装置３７をマガジンベース３４上に設け、
アンクランプ装置３０を並列に対応して設けることも可
能である。タレット５はＸ軸、Ｘ軸方向の移動でマガジ
ン本体３５．３６に対応するそれぞれの工具交換位置に
位置決めを行い、タレット５とマガジン本体３５゜３６
との工具交換を行う、このように構成すると工具マガジ
ン装置３７の工具貯蔵量は上記工具マガジン装置１）に
比べて倍増される。また該工具マガジン装置３７は工具
マガジン装置１）と左右反対の対称形に形成すると、タ
レット５の割出し位置が切削位置で工具チージョンを兼
ねることも可能となり、工具交換時間の短縮が可能であ
る。

効果 以上詳述したように本発明は刃物台のＸ軸、Ｚ軸制御機
能を用いてタレット自身が交換動作を行うようにしたの
で、高価なＡＴＣを必要とせずＡＴＣ部分の故障の心配
がなくなりコストが低減された工具交換可能なＮＣ旋盤
が実現できた。更に作業者が工具マガジンへ容易に接近
出来るような配室が可能となり、作業能率が向上される
効果を存する。

【図面の簡単な説明】

第１図はＮＣ旋盤の心押台に装着した工具マガジン装置
の平面説明図、第２図は同側面説明図、第３図はグリッ
パ装置の拡大図、第４図は刃物台タレットの旋回位置決
め説明図、第５図はマガジンベースに装着した工具マガ
ジン装置と刃物台との関係説明図、第６図はマガジン本
体を２個有する場合の説明図である。 ｌ・・ベット　２・・サドル　４・・刃物台５・・タレ
ット　６・・回転軸 ７・・工具ホルダ　９・・心押台・１）・・工具マガジ
ン装置　１２・・中心軸　１３・マガジン本体　１４・
・グリッパ装置　２ｏ・・グリッパ　２３．２７・・ば
ね　２４・・クランプ軸　３０・・アンクランプ装置　
３２・・ピストン　３４・・マガジンベース　３５・・
大径マガジン本体　３６・・小径マガジン本体３７・・
工具マガジン装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）旋削工具または回転工具のそれぞれが交換可能で
   切削位置及び工具交換位置の割出しが可能でＸ軸、Ｚ軸
   ＮＣ駆動の刃物台上に設けられたタレットと、刃物台が
   移動するベット摺動面とは別のベット摺動面上前記刃物
   台の位置決め範囲内に設けられた心押台またはマガジン
   ベースに設けられ主軸方向の中心軸のまわりで任意に割
   出し可能に設けられたマガジン本体の同一円周上に放射
   状に多数のクリッパ装置を有する工具マガジン装置とを
   含み、刃物台のＸ軸及びＺ軸方向の位置制御によって、
   マガジンの割出し位置の工具とタレットの交換位置の工
   具とを交換することを特徴とする工具マガジン付ＮＣ旋
   盤。