JPS62241528A - トリクロロエチレン含有排ガスの処理方法 - Google Patents

トリクロロエチレン含有排ガスの処理方法

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Publication number
JPS62241528A
JPS62241528A JP61082780A JP8278086A JPS62241528A JP S62241528 A JPS62241528 A JP S62241528A JP 61082780 A JP61082780 A JP 61082780A JP 8278086 A JP8278086 A JP 8278086A JP S62241528 A JPS62241528 A JP S62241528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kerosene
c2h5cl3
trichlorethylene
phase
exhaust gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61082780A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Motoi
元井 勝信
Yasuyuki Horiki
堀木 泰之
Katsuji Isaka
井阪 勝二
Yasukatsu Nishikata
西片 安勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HARUNA KK
Nisso Engineering KK
Original Assignee
HARUNA KK
Nisso Engineering KK
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Publication date
Application filed by HARUNA KK, Nisso Engineering KK filed Critical HARUNA KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、排ガス中のトリクロロエチレン蒸気を活性
炭吸着し、この蒸気を水蒸気脱着したときに、凝縮液の
水相に溶解しているトリクロロエチレンを灯油により抽
出し、該水相の溶解トリクロロエチレンを減少させる方
法に関する。
〔従来の技術〕
トリクロロエチレンの蒸気を含む排ガス処理方法の一つ
として活性炭吸着法がある。この方法の問題点は、水蒸
気脱着したときに生ずる凝縮液の処理手段である。
この従来の凝縮液の処理手段は、凝縮液を静置して、下
層のトリクロロエチレン相と上層の水相に分けて、それ
ぞれを処理するものであった。しかしこの水相にはトリ
クロロエチレンが。
0.11重量%溶解しているので、河川へ放流するには
水の汚染等環境衛生上問題があった。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、前記従来の技術の凝縮液中の水相中に溶解
しているトリクロロエチレンの量を油媒として灯油を用
いて大いに減少させることを目的としている。
1〜リクロロエチレン(場合によってはテトラクロロエ
チレン、ヂクロルエチレンの少量をも含む)は油類をよ
く溶解するのでメッキ工場における被メッキ物の洗浄あ
るいは全屈製品の最終清浄処理液などとして、よく利用
されている。
しかし、このトリクロロエチレンは連発性が大きく、か
つ毒性が強いため、洗浄あるいは清浄作業場からの排ガ
スはそのま\大気中に放出することは出来ず活性炭に吸
着させて処理している。本発明においてトリクロロエチ
レン排ガスと称するのは洗浄あるいは清浄作業時の排ガ
スだけではなく、1〜リクロロ工チレン再生時の蒸発ガ
スをも包含する。そして本発明の方法によれば水蒸気脱
着凝縮液の水相中のトリクロロエチレン溶存量を従来法
に比べ後述のように数十分の−にすることが可能である
〔問題点を解決するための方法〕
この発明方法の理解を容易にするため、その実施の態様
の例を図面にもとづいて説明する。
第1図は、本発明方法のフローを示すもので、図中1は
活性炭吸着塔、2は排ガス送入ライン、3は水蒸気送入
ライン、4は処理済みガス排出ライン、5は脱着蒸気送
給ラインを示す。活性炭に吸着されたトリクロロエチレ
ン蒸気はライン3からの水蒸気で脱着され、この蒸気は
ライン5を経て冷媒ラインを備へた凝縮器6で冷却し、
この凝縮液はライン8を通り抽出分殖槽lOの底部より
流入される。
凝縮液流入ライン8の管端には第2図のように、その先
端にU字管17と逆U字管16を取付けておくと、上方
から落下する凝縮液がU字管部に短時間滞留し、この間
に微細なトリクロロエチレンの液滴が集合して大きくな
る。抽出分離槽10の底部へ流入するトリクロロエチレ
ン層15はそのまま下に沈降し、トリクロロエチレンの
下層を形成する。
一方凝縮液中の水相14は、トリクロロエチレン層の上
になり、次第に抽出分離槽内の液位が上がっていく。水
蒸気脱着が終了し、凝縮液の流入が止まった後、lO〜
50分程度そのまま静置しておき、上層の水相と下層を
形成するトリクロロエチレン層を分離する。このときの
液温は30℃位とするのが望ましい。
分離の方法は、排出バルブ11を開き下層のトリクロロ
エチレン層15を別の容器に受けて分離する。これはガ
ラス式液面計12を見ながら行なう。次に、抽出分離槽
10に入っている凝縮液量の0.4%(容量)の灯油を
添加し、そして30分前後攪拌機9により攪拌し、然る
後、30分程度静置し灯油用13と水相14の分離を待
つ。その結果灯油相が上、水相が下に分離する。分離界
面がはっきりし、又液中の微少な空気の泡が分離し、液
が澄んできたら排出バルブ11を開き水相を別の容器に
取出す。このとき灯油用が次第に下がり、逆U字管の上
端に達したら水相の排出を止める。尚この水相はごくわ
ずかの灯油を溶解しているにすぎない。
以上の1回目の抽出分離操作で、水中に溶解していたト
リクロロエチレンの大部分が灯油用に抽出される。灯油
量を増せば、そのま−で水蒸気脱着時に生ずる凝縮液も
灯油を新たに加えることなくトリクロロエチレンを灯油
用に抽出することができる。これによって灯油中のトリ
クロロエチレン液の濃度は次第に増加するが灯油量2%
程度用いれば抽出操作を5回程度繰り返すことができる
。以上のようにして抽出処理を所定回数繰り返し、油中
のトリクロロエチレンの濃度が大となったら排出バルブ
11を開にして、この灯油用を別の容器に回収する。こ
の灯油用は、トリクロロエチレン液を多量に含有してお
り、その排出量が少ない場合には焼却処理をし、又排出
量が多い場合には灯油とトリクロロエチレンの沸点差が
大であるため蒸留法によって簡単に分離することができ
る。
以上においては本発明を工業的に実施する場合の実施態
様を説明したが1本発明はこの態様により制限されるも
のでなく、特許請求の範囲の要件によってのみ制限され
ることは勿論である。
実施例 トリクロロエチしンと水を静置分離した後の水相につい
ては、トリクロロエチレン濃度は0.11g/100g
水中(15℃)である。この液をトリクロロエチレン飽
和水と呼ぶ。
このトリクロロエチレン飽和水1000cc (温度1
5℃)に灯油5cc (0,5%)を添加し、良く攪拌
する。次にこれを分岐ロートに移し30分1+11静置
し液中の微細空気泡がなくなり、清澄な分離液が得られ
たら、下層の水相をビーカーに受けこの水相中の1−リ
クロロエチレンを分析する。その結果、水相中のトリク
ロロエチレンは20〜30ppm以下になり、灯油によ
るトリクロロエチレンの抽出率は90%以上になった。
又添加する灯油が大になる程、抽出率は大になった。
液温の影響については、温度の上昇によって多少抽出率
が悪くなる傾向があった。又抽出操作を同−液について
2度行う2段処理については、著しい抽出率の向上はみ
られながった。
〔発明の効果〕
この発明によれば以上説明したようにトリクロロエチレ
ン飽和水に灯油を添加、攪拌し静置分離すると灯油層と
水相に分かれ、溶解しているトリクロロエチレンの大部
分は灯油層に抽出される。そして抽出に使用する灯油は
、市販の燃料用灯油で、何時でも安価に入手でき、又取
扱い上も石油エーテルや石油ベンジン等に比較して揮発
性が低く危険性は少ない。又灯油の水への溶解度は非常
に小さく、水に溶解した灯油の処理は活性白土等により
吸着法で簡単に除去できるので公害対策」二も非常に優
れた方法ということができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は排ガス処理装置1例のフローシート、第2図は
抽出分離槽の拡大図である。 1・・活性炭吸着塔    2・・・排ガス送入ライン
3・・・水蒸気送入口ライン 4・・・排ガス排出ライ
ン5・・・水蒸気送給ライン  6・・・凝縮器7・・
・脱着蒸気送給ライン 8・・・凝縮液流入ライン9・
・・攪拌機      io・・・抽出分離槽11・・
・排出バルブ    12・・・ガラス式液面計13・
・・灯油層 14・・・トリクロロエチレン飽和水 15・・・トリクロロエチレン層 I6・・・逆U字管 17・・・U字管 特許出願人 日曹エンジニアリング株式会社外1名

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、トリクロロエチレン蒸気を含有する排ガスを活性炭
    塔で吸着し、これの水蒸気脱着時に生ずる凝縮液を抽出
    分離槽に導き、この槽内にて水相中に溶解しているトリ
    クロロエチレンを灯油により抽出分離することを特徴と
    するトリクロロエチレン含有排ガスの処理方法。
JP61082780A 1986-04-10 1986-04-10 トリクロロエチレン含有排ガスの処理方法 Pending JPS62241528A (ja)

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JP61082780A JPS62241528A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 トリクロロエチレン含有排ガスの処理方法

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JP61082780A JPS62241528A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 トリクロロエチレン含有排ガスの処理方法

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Publication Number Publication Date
JPS62241528A true JPS62241528A (ja) 1987-10-22

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ID=13783931

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JP61082780A Pending JPS62241528A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 トリクロロエチレン含有排ガスの処理方法

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JP (1) JPS62241528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5240614A (en) * 1992-01-10 1993-08-31 Baxter International Inc. Process for removing unwanted materials from fluids and for producing biological products
JP2014042866A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Japan Atomic Energy Agency 揮発性有機化合物除去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5240614A (en) * 1992-01-10 1993-08-31 Baxter International Inc. Process for removing unwanted materials from fluids and for producing biological products
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