JPS62228219A - 低温醗酵パンの製造方法 - Google Patents

低温醗酵パンの製造方法

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JPS62228219A
JPS62228219A JP61069739A JP6973986A JPS62228219A JP S62228219 A JPS62228219 A JP S62228219A JP 61069739 A JP61069739 A JP 61069739A JP 6973986 A JP6973986 A JP 6973986A JP S62228219 A JPS62228219 A JP S62228219A
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JP
Japan
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fermentation
bread
dough
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baking
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JP61069739A
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博之 近藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、製パン原料を混捏して得た生地を、0℃以
下の特定の低温度領域にて未凍結状態で第1次発酵を行
ない、更に、0℃前後の特定の温度領域にて第2次発酵
を行なうことによって、発酵生地を長時間安定に保持さ
せて、発酵生地の長時間輸送及び貯蔵を可能とすると共
に、品質の優れた熟成発酵生地の調製及び当該生地を利
用した低温発酵パンの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
パンの製造方法には色々のものがあるが、現在床〈実施
されている基本的な方法として、直捏法(ストレート法
)と中種法があげられる。
このうち直捏法は、パンの全原料を全部一度に混捏し、
第1発酵と第2発酵と、その都度ガス抜きを行ないなが
ら発酵を進め、分割、整形等の仕上げ工程に入る方法で
、仕上げ工程以降は、中種法と変わりがない。この方法
によるパンは風味は良いが、発酵処理を25〜29℃の
温度領域で短時間に実施するために、CO□の増加が著
しく、生地を長時間安定保持することが困難であり、製
パン作業に融通性のない欠点がある。
一方、中種法は、現在、最も広〈実施されている方法で
あり、普通、原料小麦粉の70%くらいを中種に用いて
、残りの原料を本捏工程で混]障する点に特徴を有する
もので、中種原料を混捏し、発酵させて中種生地を調製
した後、残りの原料を加えて混捏発酵させて本捏生地と
して、分割、整形等の仕上げ工程に入る方法で、製品の
風味は非常に良好である。
〔解決すべき技術的課題〕
ところで、実際の製パン作業を実施する場合には、作業
効率の問題が重要問題となり、生産、流通過程1こおけ
る作業スペース、生産、貯蔵及び輸送手段、焼成ベーカ
リ−への生地供給体制等を含めて生産性の高い作業シス
テムを確立することか必要とされる。具体的には、前記
直、1′1法、中種法において、原料の混載工程、生地
発酵工程、生地分割工程、仕上げ工程及び焼成工程につ
いて、作業の集約化を図る観点から、原料処理及び生地
加工を処理加工センターにて集約加工し、末端の焼成ベ
ーカリ−における作業を省力化することが必要であり、
そのためには、発酵生地の段階で、生地を長時間安定保
持しつつ移動させる輸送及び貯蔵システムを確立するこ
とが前提となる。
従来、このような発酵生地の輸送及び貯蔵システムを構
成する基本的技術として、冷凍生地の利用が行なわれて
いるが、実際に冷凍生地が使用されるのは、主にデー二
、シ、ペーストリー、クロワツサン、スィートドウ、バ
タロール等、比較的価格の高いものの生地で、食パン生
地等安価なものは余り行なわれていない。しかも、生地
冷凍の実施に当たり危も問題となるのは、解凍後のイー
ストの活性低下であり、そのために凍結前の発酵をでき
るだけ短時間に制限する必要があす、シかも、冷凍生地
の解凍工程が加わるために、品質及び作業負担工種々の
問題点がある。
〔課題解決のための手段〕
このような発酵生地の輸送及び貯蔵システムtこ関する
技術的背景をふまえ、発酵生地を凍結することなく、シ
かも、長時間にわたり発酵生地を安定保持することが可
能で、品質的にも優れた発酵生地の輸送及び貯蔵システ
ムの確立と、当該発酵生地を利用した効率のよい作業集
約的な製パン技術を確立すべく、種々、研究を積み重ね
た結果、常法により製パン原料を混捏して得た生地を、
0°C以下の特足の低温度領域にて未凍結状態で第1次
発酵を行ない、更に、0℃前後の特定の温度領域にて第
2次発酵を行なうことによって、発酵生地を長時間安定
に保持させて、発酵生地の長時間の輸送及び貯蔵を可能
にすることができると共に、品質的にもきわめて良好な
高品質の熟成製品を製造し得ることを見い出して、この
発明を完成するtこ至った。
すなわち、この発明は、発酵生地を長時間安定に保持さ
せて、発酵生地の長時間輸送及び貯蔵システムを確立す
ると共に、当該システムを利用して品質の良好なパン製
品を作業集約的こ生産する製パン技術を提供することを
目的とするものである。
かかる目的を達成するために採用されるこの発明の構成
は、製パン原料全部を混捏して得た生地を、 −s’c
〜0℃の低温度領域tこて未凍結状態で第1次発酵を行
ない、更に、当該第1次発酵工程に続く分割工程の前又
は後において、−8℃〜10℃の温度領域にて第2次発
fJlな行なった後、常法:・こより、分割及び/又は
整形、ホイロ、焼成の各工程を径由して製・(ンするこ
と、及び、製パン原料の一部を混捏して得た生地を、−
8℃〜θ℃の低温度領域にて未凍結状態で第1次発酵を
行ない、更に、当該第1次発酵工程に続く残部の原料を
加えてal!捏する本捏工程の前又は後において、−8
℃〜10°C0′)温度領域にて第2次発酵を行なった
後、常法によリ、混、YL及び/又は分割、整形、ホイ
ロ、焼成の各工程を経由して族パンすること、から成る
裂パン原料は、特に限定されるものではなく、適宜、通
常の原材料を使用することが可能であり、例えば、食パ
ンの場合は、小麦粉、イースト、脱脂粉乳、上白糖、ブ
ドウ糖、食塩、シ。
−トニング、マーガリン、水等を適宜の割合で配合する
。配合の特徴点として、この発明の低温発酵の場合、発
酵中に生成されるリジンが約2倍増加することから、イ
ーストフード等の添加物を省略することができる。
第1次発酵は、−8℃〜0°Cの低温度領域にて8〜1
80時間実施さ八るが、−8℃以下になると酵母菌活性
の復元性が著しく低下することから当該酵母菌の活性原
点の−8’Cを生地発酵の下限として特定化した。また
、第2次発酵は、−8゛C〜10゛Cの温度領域ケごて
3〜180時間実施されるが、これは、10℃以上では
CO2発生fkを抑制しtこくく、1送及び貯蔵に適し
た安定した発酵生地を調製することが困難となることに
よる。
Il、用法の場合は、第1次発酵を実施した後、絖いて
又は分割工程の後に第2次の追熟発酵を実施するが、当
該迫、然発酵を生地の輸送中輸送コンテナを用いて行な
うことが好ましい。また、中種法の場合は、第1次発酵
を実施した後、続いて又は本程工程の後r−第第2追追
′0酵を実施するが% r14”i法と同様、当該追、
然発酵を生地の稲送中1n送コンテナを用いて行なうこ
とが好ましい。これらの工程に纒く仕上工程は、直−Y
法、中f1法共iこ、常法により実施される。
以上のように、この発明は、スα1常、25〜29℃の
温度領域にて1〜4時間程度の発酵処理を実施していた
従来技術と異なり、t+G1次釦t、iを一り℃〜θ℃
の低温領域にて8〜1801)l′f間実施し、更に、
第2次追ぞ1発酵を一8℃〜10℃のWA度頃域にて3
〜180時間実施することを重要工程として採用するも
のであり、これにより、発酵中に生成されるリジンが不
92倍に増加するため、イーストフード等の使用を省略
でさること、また、エタノール類の香気成分が増加し、
味、香り共優れたものが得られること、更に、8〜18
0時間の第1次発酵、及び3〜180時間の第2次発酵
の間に、長時間パン生地を安定に保持できるので、この
間に発酵生地を輸送コンテナにより、適宜、輸送及び貯
蔵することができ製パン作業の集約化、焼成ベーカリ−
における作業の省力化を図ることができる効果がある。
すなわち、ミ午す−、分割機等の機器が、1〜数10焼
成ベーカリ−に対して1台でよく、焼m−<−カリーで
は分割あるいは整形(ケース詰等を含む)、焼成等のマ
ニアルペースで作業でき、作業人数を減らすことができ
る効果がある。
以上のように、この発明は、発酵生地を長時間安定保持
することケこより、発酵生地を長時間#3送及び貯蔵す
ることが可能となり、新しい作業集約的な作業システム
を確立することを可能とする製パン技術上のメリットを
有する点で産業上の利用効果はきわめて大きいものがあ
る。
以下に、この発明の実施例を開示して、この発明につき
更に詳細に説明するが、当該実施例のみにこの発明が限
定されるものでないことは云うまでもない。
実施例 製パン原料の配合として強力小麦粉100、イースト2
、脱脂粉乳2、上白蔚4、ブドウ@2、食塩2、シーー
トニング3、マーガリン2、水60各重量部から成る原
材料を一括して混捏し、−7℃に調節した低温コンテナ
中に100時間保持して第1次発酵を行なった後、分割
機で分割、玉取り処理し、次いで、0°Cに1i11節
した輸送コンテナ中に収容し、輸送途中口おいて第2次
追熟発酵を15時間行なった。続いて、焼成ベーカリ−
において整形、型詰め、ホイロ、焼炉、焼上げの各処理
を常法通り実施して、食パンを製造した。
尚、これと同様の操作によりrA製した発酵生地の成分
組成等1こつい−01発l;¥! jυI l;jlと
の関連で分析した結果を以下tこ示す。
なお、中種法の場合の原料配合は以下の通りとした。
中種:強力小ス粉70、イースト2、ブドウ糖2、水4
0各爪拙部、 本捏:強力小麦粉30、脱脂粉乳2、上白ヘイ4、食塩
2、ショートリング3、マーガリン2、水20各重錠部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)製パン原料全部を混捏して得た生地を、−8℃〜0
    ℃の低温度領域にて未凍結状態で第1次発酵を行ない、
    更に、当該第1次発酵工程に続く分割工程の前又は後に
    おいて、 −8℃〜10℃の温度領域にて第2次発酵を行なった後
    、常法により、分割及び/又は整形、ホイロ、焼成の各
    工程を経由して製パンすることを特徴とする低温発酵パ
    ンの製造方法。 2)製パン原料の一部を混捏して得た生地を、−8℃〜
    0℃の低温度領域にて未凍結状態で第1次発酵を行ない
    、更に、当該第1次発酵工程に続く残部の原料を加えて
    混捏する本捏工程の前又は後において、−8℃〜10℃
    の温度領域にて第2次発酵を行なった後、常法により、
    混捏及び/又は分割、整形、ホイロ、焼成の各工程を経
    由して製パンすることを特徴とする低温発酵パンの製造
    方法。
JP61069739A 1986-03-29 1986-03-29 低温醗酵パンの製造方法 Pending JPS62228219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04218326A (ja) * 1990-12-17 1992-08-07 Misuzu Koki Kk パン等の連続大量製造方法およびそれに使用する装置
JP2005245423A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Tsubasa:Kk 生地を氷温熟成させたパン及びその製法
JP2015023845A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 グリコ栄養食品株式会社 米粉含有生地組成物及び米粉パンの製造方法

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JPS60217846A (ja) * 1984-04-13 1985-10-31 日本製粉株式会社 製パン、製菓用冷凍生地の製造方法

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