JPS62203854A - 自動車用カ−ドシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、運転者が携帯するカードを検知することによ
り、自動車各部の機能を制御できるようにした自動車用
カードシステムに関するものである。

（背景技術） 従来、自動車のキーはセキュリティ度が低く、運転者が
キーを盗まれたり、キーを抜き忘れたりすると、第三者
により簡単に車を操ｆヤされるおそれがあった。このた
め、車の盗難事故が頻繁に発生している。また、自動車
のサイドブレーキやドアロックは余り自動化が進んでお
らず、運転者がサイドブレーキやドアロックを掛は忘れ
た場５には、不慮の事故が発生するおそれがあった。例
えば、緩い斜面に駐車した場合において、サイドブレー
キを掛は忘れて車を離れたために、車が斜面に沿って走
り出して事故を起こすことがあった。

また、ドアロックを掛は忘れて少し車を離れた隙に、車
内の金品を盗まれるようなことがあった。

一方、わずかな時間だけ車を離れる場合に、その都度ド
アロックやサイドブレーキを掛けていると、車に戻って
からドアロックを外したり、サイドブレーキを解除した
りする操作が面倒であるという問題があった。

（発明の目的） 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、運転者が携帯するカードの存在
を非接触で検出する非接触カード検出装置を用いること
により、運転者の離れた自動車の盗難や事故に対する安
全性を高めると共に、運転者の接近又は乗車時には自動
車の操作ご簡単に行い得るようにした自動車用カードシ
ステムを提供するにある。

（発明の開示） 本発明に１系る自動車用カードシステムを添付図面につ
いて説明すると、第１図に示されるように、運転者が携
帯するカード（１）の存在を非接触で検出するセンサー
（２）と、センサー（２）の検出出力を元にエンジン（
４）、サイドブレーキ（５）、ドアロック（６）、ルー
ムランプ（７）等の自動車各部の機能を制御するコント
ローラ（３）とを備えるものである。

ここで、第１図に示されるエンジン（４）、サイドブレ
ーキ（５）、ドアロック（６）、ルームランプ（７）等
は、コントローラ（３）によって制御される装置類を例
示したものであって限定したものではなく、本発明は他
の車内装備をコントローラ（３）の制御下で動作させる
ものであっても良いことは言うまでもない。

本発明にあっては、このように、運転者が携帯するカー
ドの存在を非接触で検出して、その検出出力により自動
車各部の機能を制御するようになっているので、運転者
が車から離れた状態では自動的に車が動かないようにす
ることができ、車のセキュリティ度を著しく高めること
ができる。また、運転者が車に戻ったときには、面倒な
解除操作をしなくても直ぐに車を動かすことが可能とな
っている。

以下、本発明の好ましい実施例を添付図面と共に説明す
る。第１図は、本発明の一実施例に係る自動車用カード
システムのブロック図である。このシステムにおいては
、非接触式のセンサー（２）によってカード（１）の有
無を検出し、その検出出力に応じて、コントローラ（３
）により自動車のエンジン（４）や、サイドブレーキ（
５）、ドアロック（６）、ルームランプ（７）等を制御
している。非接触式のセンサー（２）は、たとえばドア
の外側と運転席付近に取り（−Ｆけである。コントロー
ラ（３）は、ドアの外側に設けたセンサー（２）が運転
者の存在を検知した時には、ドアロック（６）を解除し
、ルームランプ（７）の電源を投入するように制御を行
い、運転者の不在を検知した時にはこれとは逆の制御と
行う。また、運転席付近に設けたセンサー（２）が運転
者の存在を検知した時には、サイドブレーキ（５）を解
除し、エンジン（４）の始動を可能とするように制御を
行い、運転者の不在を検知したときにはこれとは逆の制
御を行う。

したがって、カード（１）を携帯した運転者がドアに近
付けば、まず、ドアの外側に設けられたセンサー（２）
がカード（１）を検知して、コントローラ（３）の制御
下でドアロック（６）が解除され、ルームランプ（７）
の電源が投入される。これによって、夜間であればルー
ムランプ（７）が自動的に点灯されるものであり、従来
のように、ルームランプ（７）のスイッチを手探りで探
す必要がない、カード（１）を携帯した運転者が運転席
に着けば、運転席付近に取り付けられたセンサー（２）
が運転者の存在を検知して、エンジン（４）がスタート
準備段階に入るようにコントローラ（３）により制御が
行なわれる０次に、運転者が運転席を離れれば、運転席
付近に取り付けられたセンサー（２）が運転者の不在を
検知して、コントローラ（３）によりサイドブレーキ（
５）が掛かるように制御が行なわれる。これによって、
サイドブレーキ（５）の掛は忘れによる事故を防止する
ことができる。また、この状態ではエンジン（４）の始
動が阻止されるようにコントローラ（３）による制御が
行なわれ、キーの抜き忘れによる車の盗難を防止するこ
とができるようになっている。さらに、運転者がドアか
ら離れれば、コントローラ（３）の制御下でドアロック
（６）が掛かり、ドアロックの掛は忘れによって生じる
盗難事故等を防止できるようになっている。

第５図は、本実施例に用い得る非接触式のセンサー（２
）の内部構成例を示している。このセンサー（２）は電
波を用いてカード（１）の存在を検知するものであり、
周波数ｆ１の発振器（２１）と、発振器（２１）の発振
出力を送信するための送信回路（２２）と、送信回路（
２２）の出力を質問信号として放射するアンテナ手段（
２３）とを含む送信部Ｔａと、カード（１）からの応答
信号を受波するアンテナ手段（２４）と、アンテナ手段
（２４）に接続された受信回路（２５）と５受信［８ｉ
１回路（２５）により得られた受信信号を復調する復調
回路（２６）と、復調回路（２６）の出力からカード（
１）の識別コードを再生するコード再生回路（２７）と
、コード再生回路（２７）の出力を予め記憶された運転
者のコードと照合するコード照合回路（２８）とを有し
ている。コード照合回路（２８）によりコードの一致が
検知された場合には、コントローラ（３）に運転者の存
在を検知した旨の信号が送られるようになっている。

第６図は、第５図のセンサー（２）と組み合わせて用い
られるカード（１）の内部構成例を示している。同図に
示されるように、カード（１）はセンサー（２）からの
質問信号を受波するアンテナ手段（１１）と、アンテナ
手段（１１）に接続された受信回路（１２）とを含む受
信部Ｒｂと、周波数ｆ２（好ましくはｆ２≠Ｌ）の発＠
器（１３）と、受信回路（１２）の受信信号が有るとき
には予め記憶された識別コードをシリアル出力するコー
ド装置（１４）と、発振器（１３）から出力される周波
数ｆ２の信号をコード装置（１４）からのコードに応じ
て変調する変調回路（１５）と、変調回路（１５）に接
続された送信回路（１６）と、送信回路（１６）の出力
を応答信号として放射するアンテナ手段（１７）とを含
む送信部Ｔｂとから成る。

センサー（２）の送信部Ｔａは、運転席等に向けて質問
信号を放射する。カード（１）はアンテナ手段（１１）
及び受信回路（１２）を含む受信部Ｒｂにて質問信号を
受信する。受信回路（１２）における受信信号が有ると
きには、発振器（１３）の発振出力がコード装置（１４
）の出力に応じて変調回路（１５）にて変調される。変
調方式としては、ＡＭ、ＦＭ、ＰＭ等の任意のものを用
いることができる。この変調信号は送信回路（１６）と
アンテナ手段（１７）とを介して応答信号として放射さ
れる。応答信号はセンサー（２）のアンテナ手段（２４
）にて受波され、受信回路（２５）及び復調回路（２６
）にて受信・復調され、コード再生回路（２７）にてカ
ード（１）の識別コードを検出される。この識別コード
は、コード照合回路（２８）にて予め記憶されたコード
と照合され、コードの一致が検知されれば、運転者の存
在を検知した旨の信号がコントローラ（３）に伝送され
る。コントローラ（３）はマイクロコンピュータ等によ
り構成されており、そのプログラムに応じて前記各制御
動作を行うものである。

なお、質問信号や応答信号は電磁波、特にマイクロ波で
あることが好ましいが、非接触で情報の送受が可能な信
号形態であれば良く、超音波信号やその他の信号形態で
あっても構わない、また、カード（１）としては、セン
サー（２）からの質問信号を逓倍したり、周波数変換し
なりすることにより応答信号を発生させるものを使用し
ても良いものである。

第２図は、本発明の他の実施例のブロック図である。こ
の実施例にあっては、コントローラ（３）に数字入力装
置として、テンキー（８）が接続されている。コントロ
ーラ（３）はエンジン（４）の始動制御を行うものであ
り、まず、非接触式のセンサー（２）によってカード（
１）の有無を調べ、カード（１）の存在が検出されたと
きには、さらにテンキーク８）により入力された番号が
登録された暗証番号と一致したときにのみエンジン（４
）の始動が可能となるように制御している。したがって
、カード（１）の盗難や紛失によってカード（１）が人
手に渡っても自動車を盗難される可能性は瘉めて小さく
なるものである。

第３図は、本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。この実施例にあっては、非接触式のカード検出装置
として、第４図に示されるような円周部にアンテナを埋
め込んだアンテナ内蔵ハンドル（９）を使用゛し、この
ハンドル（９）内のアンテナから発振される電波のカー
ド（１）による反射波またはカード（１）から発振され
る電波を前記アンテナにて受信することによって、カー
ド（１）を検出するシステムである。このように構成す
れば、別途、アンテナ装置を車内に設ける必要がないの
で省スペース化を図ることができ、また、運転者の直ぐ
近くに位置するハンドル（９）内のアンテナを利用して
運転者の携帯するカード（１）の存在を検知することに
なるので、検知エリアを狭くすることができ、それだけ
誤動作が少なくて済み、また、使用する電波の強度も小
さくて済むから省電力となるものである。

なお、カード（１）は運転者が携帯しやすいように、軽
くて小さくて成るべく薄いものであることが好ましいが
、電子回路等を内蔵するために第４図に示されるような
若干分厚い形態となっても構わない。また、カード（１
）は金融カードや、免許証カード、その池個人識別情報
を記録したＩＣカードなどと共通のカードとしても構わ
ない。

（発明の効果） 本発明にあっては、上述のように、運転者が携帯するカ
ードの存在を非接触で検出して、その検出出力により自
動車各部の機能を制御するようになっているので、運転
者が車から離れた状態では自動的に車が動かないように
することができ、自動車の保安性を高めることができる
という利点があり、また、運転者が車に戻ったときには
面倒な解除操作をしなくても直ぐに車を動かすことがで
きるという利点があり、さらにまた、カードの検出は非
接触で行なわれるので、カードを読取器に差し込む必要
がなく、したがってカードの抜き忘れが生じることもな
いという利点がある。

なお、第２図実施例の説明において述べたように、カー
ドの照合とテンキーによる暗証番号の照合とを併用すれ
ば、車の盗難に対する安全性が一層高まるものである。

さらにまた、第３図及び第４図実施例に示すように、電
波を利用するカードセンサーを用いる場合において、ハ
ンドルの円周部をアンテナとじて利用すれば、新たにア
ンテナ装置を設置する必要がないので、頗る好都合なも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図は本発
明の他の実施例のブロック図、第３図は本発明のさらに
他の実施例のブロック図、第４図は同上の実施例に用い
るハンドルの斜視図、第５図は第１図実施例に用いる非
接触式センサーの構成例を示すブロック図、第６図は第
１図実施例に用いるカードの構成例を示すブロック図で
ある。 （１）はカード、（２）はセンサー、（３）はコントロ
ーラである。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）運転者が携帯するカードの存在を非接触で検出す
   る非接触カード検出装置と、この非接触カード検出装置
   の検出出力を元に自動車各部の機能を制御する制御装置
   とを備えて成ることを特徴とする自動車用カードシステ
   ム。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載のシステムにおいて、
   前記制御装置は数字入力装置を接続され、該数字入力装
   置にて入力された暗証番号の照合結果と、前記非接触カ
   ード検出装置によるカードの照合結果とを元に自動車の
   エンジン始動を制御するエンジン始動制御装置であるこ
   とを特徴とする自動車用カードシステム。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載のシステムにおいて、
   前記非接触カード検出装置は、電波を用いてカードの存
   在を検出する装置であって、自動車のハンドルの円周部
   に組み込まれたアンテナを含むことを特徴とする自動車
   用カードシステム。