JPS6220355Y2 - - Google Patents

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JPS6220355Y2
JPS6220355Y2 JP14922480U JP14922480U JPS6220355Y2 JP S6220355 Y2 JPS6220355 Y2 JP S6220355Y2 JP 14922480 U JP14922480 U JP 14922480U JP 14922480 U JP14922480 U JP 14922480U JP S6220355 Y2 JPS6220355 Y2 JP S6220355Y2
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JP
Japan
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support
cushion rubber
guard pipe
vehicle
pin
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JP14922480U
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JPS5772351U (ja
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は自動車等のルーフパネル上に設ける
載荷用ルーフレールの組付技術の分野に属する。
而して、この考案は自動車等のルーフパネル上
に付設する複数のサポートに対してバー状のガー
ドパイプを嵌挿して組み付けるようにした載荷ル
ーフレールに関する考案であり、特に、サポート
にクツシヨンゴムを嵌着し、該クツシヨンゴム内
にガードパイプのプロジエクシヨン状のピンを嵌
挿して支持連結するようにし、而して、クツシヨ
ンゴムは軸方向にリング状の突条と凹溝を交互に
形成した嵌挿袋穴を穿設されており、一方、ピン
は該嵌挿袋穴よりも僅かに長くして緩衝性を大き
くするようにした車輌の載荷ルーフレール構造に
係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、自動車においては種々の都合から
トランクルーム以外にも載荷して積み上げする場
合があり、その1態様として、例えば、実開昭54
−163437号公報考案にみられるようにルーフパネ
ル上にサポートを介して装備するガードパイプ組
み付けによるルーフレールに対して行う場合があ
る。
而して、該種ルーフレールは載荷形式としては
載荷面積が広くオープンスタイルであるため、横
荷し易いというメリツトがあるものの、高速走行
時には該ガードパイプが風圧や気流の乱れによる
渦等と干渉して振動を発する不具合があり、した
がつて、サポートを介してルーフパネルの振動を
惹起し、車室内に不快音を発生する欠点があり、
就中、250〜500KHzの周波数域において極めて不
快となるデメリツトがあつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 これに対処するに、これまで経験的にガードパ
イプの径を変えて周波数の領域を変え、共振点を
移動するようにしたり、ルーフパネルの剛性アツ
プ等の手段をとつてきたが、いづれも充分でない
難点があり、加えて重量アツプにつながり、燃費
悪化やコスト高になる不利点があつた。
又、実開昭53−138093号公報考案にみられるよ
うに、ジヨイント部に弾性体を介装して振動吸収
するようにした手段もあるが、支持体のピンを弾
性体に直接全面的に圧入するタイプであるため
に、緩衝用のバネ定数が一定であり、自動車等の
車輛の走行中における振動数の変化に応じきれ
ず、確実に吸収出来ないという不具合があつた。
この考案の目的は上述従来技術に基づく車輌の
ルーフレールの問題点を解決すべき技術的課題と
し、サポートとガードパイプのジヨイント嵌挿部
に緩衝ゴムを介装することにより連結機能を維持
しながらも軽量で、しかも、風切振動を防止し得
るようにして交通産業における振動技術利用分野
に益する優れた車輌の載荷ルーフレールを提供せ
んとするものである。
〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は前述問題点を解決す
るために、車輌のルーフパネル上に設けたサポー
トにクツシヨンゴムを嵌着し、ガードパイプをそ
のピンを該クツシヨンビムの嵌挿袋穴に挿入し、
直接該ピンとサポートが干渉しないように、又、
ガードパイプがクツシヨンゴムに干渉しないよう
にし、紐がけ等の載荷積み上げに際しては該クツ
シヨンゴムがその軸方向のリング状の突条と凹溝
の交互のラビリンス状形成を介して撓み、大荷重
ではバネ定数が大きくなるようにされ、小荷重で
は小さくなるようにされ、風圧、渦流により振動
せず、振動してもサポートに振動が伝達されず、
したがつて、ルーフパネルから室内に不快音が伝
わらないようにした技術的手段を講じたものであ
る。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
1は車輌としての自動車ボデイであり、そのル
ーフパネル2にはエルボータイプのサポート3,
3,3…が所定位置にボルト締結を介して付設さ
れて載荷用ガードパイプ4,4…が連結して装着
されるようになつている。
而して、各サポート3のシヨイント部に穿設さ
れたジヨイント穴5には第2図に詳示する様に緩
衝機能を有するクツシヨンゴム6が嵌着圧入され
ており、該クツシヨンゴム6に予め穿設した有底
の嵌挿袋穴7にはラビリンス状のリングタイプの
突条8と凹溝9が環設されて切り込みを形成して
いる。
而して、クツシヨンゴム6は柔軟性が大きい
と、ガードパイプ4の支持が不安定になつて載積
荷物に対する固定用のロープ等の紐帯の緩みにつ
ながる虞があり、一方、硬過ぎると緩衝機能をな
さない。
したがつて、例えば、設計的にはゴム硬度60゜
〜70゜の材質のものを用いる。
又、ガードパイプ4の両端は第2図に示す様に
クツシヨンゴム6の嵌挿袋穴7にややきつく嵌挿
されるピン10がプロジエクシヨン状に一体延設
して成形され、その長さは設定長だけ該嵌挿袋穴
7より長く、したがつて、嵌挿状態でガードパイ
プ4端がサポート3の端部、及び、クツシヨンゴ
ム6端部にΔdだけ僅かにリング状のクリアラン
スを形成するようにされている。
上述構成において、各々サポート3,3,3…
の各クツシヨンゴム6にガードパイプ4のピン1
0を嵌挿袋穴7を介して挿通支持させてサポート
3,3,3…をルーフパネル2にボルトにより固
定して組み付けると、自然状態、或は、少量の載
積荷物の状態のロープ掛けでは第2図に示す様に
ピン10はクツシヨンゴム6の突条8,8…に当
接して支持された状態となり、小荷重、小バネ定
数の状態を維持する。
そのため、その状態で高速走行をすると、前述
した如く、風圧や乱流による渦発生によつてガー
ドパイプ4に振動が生じても、クツシヨンゴム6
の突条8,8…を介しての緩衝作用が振動を吸収
し、ルーフパネル2を介しての車室内に不快音を
発生させることがない。
尚、この場合、突条8,8…の形状については
空積時にかかる最大荷重を越えた状態で凹溝9,
9…に接触していない部分が該各凹溝9に当接す
るバネ定数になるように設計しておく。
而して、積荷重が多く、ロープの締付力が大き
く印加される状態では突条8,8…が撓み、ピン
10が凹溝9,9…を含め全表面の嵌挿袋穴7に
当接支持され、大荷重、大バネ定数の状態を現出
し、その状態での高速走行におけるガードパイプ
4の振動をサポート3に伝えないように吸収し、
したがつて、車室内に不快音は発生しない。
尚、いづれの場合も、嵌挿袋穴7は有底である
ため、ピン10のスラスト方向の衝撃も緩衝さ
れ、又、ガードパイプ4の端部もクツシヨンゴム
6、及び、サポート3端部とΔdだけ僅かに離隔
されているため、同じくスラスト方向振動による
干渉が発生しない。
而して、実験によれば、車室内音の不快周波数
域は250〜500KHzであるが、第3図に示す様に横
軸に周波数Hzを、縦軸に音圧レベルdBをとる
と、従来態様のグラフC1に比しこの考案による
グラフC2は最大3.5dBも下がり、極めて不快音低
減に有効であることが分つた。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、ピンは径を
異ならせて複段にし、クツシヨンゴムもそれに対
応させた形状にすることも出来る等種々の態様が
採用可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、車輌のルーフパネル
に付設されたサポートにガードパイプを嵌挿する
ルーフレール構造において、該サポートのジヨイ
ント穴にガードパイプ嵌挿のための嵌挿袋穴を有
するクツシヨンゴムを嵌着させて該ガードパイプ
を嵌挿するようにしたことにより、基本的に走行
中の風圧や乱流による渦によつてガードパイプが
振動してもクツシヨンゴムに振動が吸収され、し
たがつて、サポートを介してルーフパネルから車
室内に不快音が発生侵入しない優れた効果が奏さ
れる。
又、ガードパイプはサポートのクツシヨンゴム
の嵌挿袋穴に対してピンを嵌挿させると共に、嵌
挿ピンの長さはクツシヨンゴムの嵌挿袋穴の長さ
より長くしてあるため、軸方向振動も充分吸収さ
れ、異音が発生することもない。
加えて、クツシヨンゴムは嵌挿支持部に対する
シール作用もあるため、雨水の浸入を防止し得、
したがつて、腐蝕等も発生しない効果もある。
又、クツシヨンゴムの嵌挿袋穴にはその長さ方
向に交互に突条と凹溝がラビリンス状に形成され
ているために、ガードパイプの端部のピンを嵌挿
袋穴に挿入した状態で、積荷重が少ない場合には
ピンがリング状の突条に総率するためにバネ定数
が少くなり、一方、最積荷重が大きい場合にはピ
ンが凹溝内に当接する状態になり、したがつて、
バネ定数は大きくなり、このように最積荷重量大
小に対しても、柔軟にバネ定数を変えたピンの支
持状態が出来、振動吸収能力の周波数領域をより
広くとることが出来、そのため、広い周波数の範
囲内で音圧レベルを下げ、車室内に対する振動や
騒音を伝達されないという優れた効果が奏され
る。
そして、クツシヨンゴムを介しての嵌挿である
ため、一種の圧入状態が現出され、ネジ結合等を
せずとも済み、取り付け、取り外しも容易である
利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施例の説明図であり、第
1図は部分概略斜視図、第2図はジヨイント部部
分断面図、第3図は実験データのグラフ図であ
る。 1……車輌、2………ルーフパネル、3……サ
ポート、4……ガードパイプ、5……ジヨイント
穴、8……突条、9……凹溝、7……嵌挿袋穴、
6……クツシヨンゴム、10……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輌のルーフパネルに付設されたサポートにガ
    ードパイプを嵌挿して組み付けてある車輛の載荷
    ルーフレール構造において、該サポートのジヨイ
    ント穴に長さ方向にラビリンス状に突条と凹溝が
    リング状に交互に形成された嵌挿袋穴を穿設した
    クツシヨンゴムを嵌着させ、一方上記ガードパイ
    プの端部に該嵌挿袋穴に嵌挿するピンがその長さ
    を該嵌挿袋穴深さよりも僅かに大きくしたことを
    特徴とする車輌の載荷ルーフレール構造。
JP14922480U 1980-10-21 1980-10-21 Expired JPS6220355Y2 (ja)

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JP14922480U JPS6220355Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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JP14922480U JPS6220355Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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Publication Number Publication Date
JPS5772351U JPS5772351U (ja) 1982-05-04
JPS6220355Y2 true JPS6220355Y2 (ja) 1987-05-25

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ID=29508617

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JP14922480U Expired JPS6220355Y2 (ja) 1980-10-21 1980-10-21

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JPS58203529A (ja) * 1982-05-21 1983-11-28 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd ギヤシフトレバ−
JP2006081565A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Toshimitsu Sasaki 加工竹の連結部構造及び加工竹を用いた荷重支持構造体
JP5020272B2 (ja) * 2009-02-19 2012-09-05 理研精工株式会社 自動車用ルーフレール

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JPS5772351U (ja) 1982-05-04

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