JPS6219453A - 農業用積層フイルム - Google Patents

農業用積層フイルム

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JPS6219453A
JPS6219453A JP15996785A JP15996785A JPS6219453A JP S6219453 A JPS6219453 A JP S6219453A JP 15996785 A JP15996785 A JP 15996785A JP 15996785 A JP15996785 A JP 15996785A JP S6219453 A JPS6219453 A JP S6219453A
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JP
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film
vinyl chloride
agricultural
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acid
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JP15996785A
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雅夫 樋口
正博 山中
一也 木下
宏 山岸
勇 高木
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、透明性・耐候性・保温性・防曇性・耐土中硬
化性・防塵性・ハウス密着性・展張作業性・換気時の開
閉作業性・ハタメキ強度等の性質を低下させることなし
に特に防塵性・作業性に優れていると共に、経済性(生
産コスト安価)にも優れた農業用積層フィルムに関する
ものである。
「従来の技術−1 近年農家は、収益性を高めるために、有用植物を農業用
ハウス(温室)又は、トンネル内で促進栽培する方法を
広く採用するようになった。この農業用ハウス・トンネ
ルハウス等の被覆材としては、軟質[化ビニル系樹脂フ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム等が使用されでいる。これらのうち、軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムは、他の合成樹脂フィルム
と比較して、各種添加剤が混合しやすいため、耐候性・
防曇性・保温性・透明性・強靭性・耐久性等にすぐれて
いる。また、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムは、柔かく
で、弾力性があるため、どのような形状のハウス又はト
ンネルにも、無理なく展張できるため、多用されてきた
。しかしながら、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムには、
多量の可塑剤及び防曇剤・安定剤等種々の添加剤が配合
されているため、使用中にこれらの可塑剤等がフィルム
表面に浮き出し、その結果、フィルム表面にほこりが付
着し、したがって光線透過率が低下し、更に耐候性にも
悪影響を及ぼしたり、接着加工時・展張作業時・換気作
業時の作業にもベタつくため、取り扱い作業性を悪くし
ている。
一方、ポリエチレン(PE)フィルムは価格・原料入手
・展張作業性の点で、ポリ塩化ビニル系I!脂(PVC
)フィルムと比べて、作業性の点で利点があるにもかか
わらず、防曇性・保温性及びハウス密着性が劣るため、
その利用範囲は者しく制約されている。
これらの諸欠7αを解決する方法として、例えばポリ塩
化ビニル系樹脂フィルムの表面に、はこりが付着するの
を防止する方法として、アクリル系樹脂をポリ塩化ビニ
ル系樹脂フィルムの表面にコーティングする方法がある
が、コーティング剤が高価であるばかりか、フィルム製
造工程と防塵膜形成工程が別工程となり、フィルム生産
コストが高くなる欠点がある。
又、換気時の開閉作業を改善するために、フィルム表面
にシボを付けて、梨地化したり、フィルムにフィラーを
混入し、フィルムの表面を凸凹にしているが、この対策
により透明性を悪くすると共に、フィルム強度を低下さ
せる欠点がある。
一方、PEフィルムは保温性が悪く、保温性を改良する
ために無機充填斉すの添加、多種ポリマー、可塑剤、そ
の他の有機物のブレンドが施されているが、大巾にコス
トアップになったり、PEフィルム本米の物性を低下さ
せる等の欠点があるにのように現状の被覆材は、いずれ
も何らかの欠点があり、まだ満足すべき農業用フィルム
が得られていない。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明者等は、従来の塩化ビニル樹脂製農業用フィルム
の保有する優れた特性を失うことなく、防塵性及び作業
性を改善する方法について、鋭意研究を重ねた結果、基
層の塩化ビニル樹脂フィルムの表面に、層間接着性の悪
いポリエチレンフィルムを積層することを考え、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体フィルムを介すれば、ポリエチ
レンフィルムのm膜が強固に積層され、該多Mフィルム
は、より透明性・耐候性・保温性・ハタメキ強度・防曇
性・ハウス密着性・土中硬化において優れていると共に
、経済性(生産コスト安価)にも優れ、特に防塵性・展
張作業性・換気時の開閉作業性の向上した農業用フィル
ムが完成されるに至った。
すなわち、本発明の目的は、塩化ビニルtJfN製農業
用フィルムの保有する優れた性質を失うことなく、防塵
性及び接着加工作業・展張作業・開閉作業等の作業性を
改良した農業用フィルムを提供するにある。
[問題を解決するための手段」 しかして、本発明の要曾とするところは、軟質塩化ビニ
ル系0(脂フィルムに、エチレン−酢酸ビニル共重合体
を介してポリエチレンフィルムを積層した農業用積層フ
ィルムに存する。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明において農業用積層フィルムは、3層に形成され
、表面M(ハウスの外層)に、耐汚染性(防塵性)・ス
ベリ性(作業性)の良好なポリエチレンフィルムが配置
されるように構成されている。
本発明のJ&業用MMフィルムのハウスの外層となるポ
リエチレンとはメルトインデックス0.5ないし15 
g/ 10 winおよび密度0.915ないし0.9
35g/cra”の範囲のエチレンを高圧下でラジカル
重合することにより、得られるエチレン重合体、すなわ
ち、低密度ポリエチレンであるのが好ましい。メルトイ
ンデックスが0.5g/10sin未満のものは溶融粘
度が高く、薄膜化しにくく、15 g710 winを
超えるものは、溶融粘度が低く、成形性が劣り、且つ機
械的強度が低下するので好ましくない。密度が0.91
5g/cm’未満のものは、剛性が小さく、フィルムの
腰が柔らかいので好ましくなく、0.935H/Cm3
 を超えるものは、機械的強度、特に衝撃強度が低下す
るので好ましくない。
尚、本発明におけるメルトインデックスは、JIS  
K−6760で測定した値である。低密度ポリエチレン
には、紫外線吸収剤等、通常ポリエチレンに添加される
添加物が添加されていてもよい。
本発明の農業用積層フィルムの中間層に用いるエチレン
−酢酸ビニル共重合体とは、高圧下でラノカル重合する
ことにより得られるエチレンと酢酸ビニルとの共重合体
であり、酢酸ビ・ニル含有濃度が19乃至41重量(w
t)%、好ましくは25乃至41wt%、メルトインデ
ックスが1乃至60g/10m1nのものであるのが好
ましい。
酢酸ビニル含有濃度が19wt%未満のものは、軟質塩
化ビニル果樹[フィルムとの層間接着強度が弱く実用上
問題があり、41wt%を超えるものは、溶融粘度が低
く、成形性が劣るので、余り推奨できない。
本発明の農業用積層フィルムで厚みの大半をしめる基層
となるのは、軟質塩化ビニル系樹脂フィルムである。
この基層を構成する軟質塩化ビニルP、樹脂フィルム(
以下、単にPVCフィルムということがある)は、塩化
ビニル系樹脂、可塑剤、安定剤を主成分とし、必要に応
じ、防曇剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、加工助剤を配
合した組成物からなるフィルムであり、上述の組成物は
そのほか保温性向上剤・帯電防止剤・防かび剤・防藻剤
・着色剤等の各a樹脂添加剤を含んでいてもよい。
塩化ビニル樹脂組成物(以下「PvC組成物」という)
の−成分である塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニルのホ
モポリマーのほか、塩化ビニルを主成分とする共重合体
である。塩化ビニルと共重合させることができる単量体
としては、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、ア
クリロニトリル、酢酸ビニル、マレイン酸、イタコン酸
、アクリル酸、アクリル酸エステル類、ツタクリル酸、
メタクリル酸エステル類等があげられる。塩化ビニル系
樹脂は、1種でも2種以上の混合物であってもよい。塩
化ビニル系樹脂は、懸濁重合法、乳化重合法、乳化−懸
濁重合法、溶液重合法、塊状重合法等の従来から知られ
ている製造法のいずれによって!!遺されたものでもよ
い。塩化ビニル系樹脂の重合度は、800乃至2500
の範囲から選ぶのが望ましい。
PvC組成物に使用する可塑剤としては、例えばシー1
−オクチル7タレート、ジー2−エチルへキシル7タレ
ート、ツインジル7タレート、ジイソデシル7タレート
、ジドデシル7タレート、ノウンデシル7タレート等の
7タル酸系可塑剤:ツインオクチルイソ7タレート等の
イソフタル酸系可塑剤ニジ−n−ブチルアジペート、ジ
オクチルアノベート等のアノピン酸系可塑剤ニジ−n−
ブチルマレート等のマレイン酸系可塑剤二 トリーロー
ブチルシトレート等のクエン酸系可塑剤:モノイタフネ
ート等のイタコン酸系可塑剤ニブチルオレート等のオレ
インPIl′F、可塑剤:グリセリンモノリンル−ト等
のリシノール酸系可塑剤二二ボキシ化大豆油、エポキシ
化アマニ油、エポキシ化魚油、エポキシ化トール油脂肪
酸エステル、エポキシ化中脂油、エポキシ化ポリブタジ
ェン、エポキシステアリン酸メチル、エポキシステアリ
ン酸ブチル、エポキシステアリン酸−2−エチルヘキシ
ル、エポキシステアリン酸ステアリル、トリス(エポキ
シプロピル)イソシアヌレート、エポキシ化ヒマシ油、
エポキシ化す7ラワー油、エポキシ化アマニ油脂肪酸エ
ステル、3−(キセノキシ)−1,2−エポキシプロパ
ン、ビスフェノールA・ジグリシジルエーテル、ビニル
シクロヘキセンシエボキサイド、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンとエピクロルヒドリンとの
重縮介物等のエポキシ系可塑剤二 トリオクチルホスフ
ェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホス
フェート、トリキシレニルホス7 x −) 、ジフェ
ニルオクチルホスフェート、ジフェニルクレジルホスフ
ェート、トリエチルフェニルホスフェート等リン酸系可
塑剤があげられる。これら可塑剤は、1種でも2種以上
組合わせて配合してもよい、これら可塑剤の配合量は、
フィルムの柔軟性、強度を均衡させるために塩化ビニル
1?、樹脂100重量部あたり20乃至100重量部、
好ましくは30乃至70重量部の範囲から選ぶのが望ま
しい。
特に、本発明の農業用積層フィルムに用いるPVC岨成
物酸物、ジー2−エチルへキシル7タレート等の7タル
酸系可塑剤とトリフレノルホスフェート等のリン酸系可
塑剤又はエポキシ化大豆油等のエポキシ系可塑剤を使用
するのが望ましい、又、後2者の可塑剤の使用量は、前
者の可塑剤量とは別に、それぞれ塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対して0.7乃至7重量部の範囲が最適であ
る。
本発明において使用される防曇剤としては、軟質塩化ビ
ニル1ktJ1脂フイルムに防曇性を付与しうる界面活
性剤ならばいずれのものも、もちいることができる0例
えば、ソルビトール、マンニトール、グリセリン、ポリ
グリセリン、ペンタエリスリトール、トリノ千ロールプ
ロパン等の多価アルコール類と、炭素数10〜22の脂
肪酸より誘導される非イオン界面活性剤、あるいは上記
多価アルコール類と脂肪酸とフルキレンオキサイドより
誘導される非イオン界面活性剤があげられる。炭素数1
0〜22の脂肪酸としては、直鎖または分岐鎖状脂肪酸
のいずれでもよい。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸
、ベヘニン酸、オレイン酸等の脂肪酸の他、牛脂、jI
!:種油、とうもろこし油、大豆油、綿実油、パーム油
、ごま油、あまに油、又はこれらの硬化油から得られる
脂肪酸類、およびそれらの混合脂肪酸があげられる。
アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、フェニレ
ンオキサイドがあげられる。また、アルキレンオキサイ
ドの付加は、多価アルコール類にフルキレンオキサイド
付加したのちに、脂肪酸をエステル化してもよいし、多
価アルコール類と脂肪酸をエステル化したのちに、フル
キレンオキサイドを付加してらよい、又2種以上のフル
キレンオキサイドを付加してもよい。
これら防曇剤の配合量は、塩化ビニル系樹脂100重量
部あたり1乃至5重量部がよい。
軟質塩化ビニルM樹脂フィルムに用いるPvC[酸物に
は、必要におうじでその他の副成分を添加することがで
きる。例えば滑剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、安定化助剤、防カビ剤、防藻剤、着色
剤等の各種添加物を組みあわせて使用すると、層間接着
の低下を招くことなく、優れた透明性、防塵性、保温性
等を実現することができる。
使用しうる滑剤乃至熱安定剤としでは、例えばポリエチ
レンワックス、流動パラフィン、ステアリン酸、ステア
リン酸亜鉛、脂肪アルコール、ステアリン酸カルシュウ
ム、ステアリン酸バリウム、リシノール酸バリウム、ジ
ブチルスズシマレート、ジブチルスズシマレート、フェ
ノール類、β−ノヶトン化合物等があげられる。
これら滑剤乃至熱安定剤は、単独または2種以上組みあ
わせて使用することができる。
酸化防止剤として使用可能な化合物としては、2.6−
ノーjerk−ブチル−4−メチル71ノール、2.2
′−7チレンビス(G −Lert−ブチル−4−エチ
ルフェノール)、ジラウリルチオジブロピオネー、F等
をあげることができる。これら酸化防止剤は、単独また
は2種以上を組みあわせて使用することができる。
PvC組成物に使用される紫外線吸収剤として使用可能
な化合物としては、例えば次のようなものがあげられる
ベンゾ177ゾール系紫外線吸収剤−一−2−(2@−
ヒドロキシ−3’、5’−ノーtert−ブチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−3’  tert−ブチル−5′−メチルフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2”
−ヒドロキシ−3’−terL−7ミルー5’−イソブ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3゛−イソフチルー5′−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2
’−ヒドロキシ−3゛−イソブチル−5′−プロピルフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−3’、5’−ジーtert−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2°−ヒドロキシ−
5゛−メチル7ヱニル)ベンゾトリアゾール、2−92
’−ヒドロキシ−5’(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)7ヱニル)ベンIト+)アゾール。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤−−−2,2’−ジヒド
ロキシ−4−ノドキシベンゾフェノン、2゜2°−ジヒ
ドロキシ−4,4°−ジメトキシベンゾフェノン、2,
2°、4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−ノドキシベンゾフェノン、2,4−
ノドキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン。
サリチル1!!系紫外線吸収剤−一−フェニルサリシレ
ート、パラオクチルフェニルサリシレート。
紫外線吸収屑は1.!l独で、または2種以上を組みあ
わせて使用することができる。上に例示したものの中で
は、ベンゾ177ゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤が、特に好ましい。
帯電防止剤として使用可能な化合物としては、例えばポ
リオキシエチレン・アルキルアミン、ポリグリコール・
エーテル、p−スチレンスルホン酸ナトリウム等をあげ
ることができる。これら帯電防止剤は、Jlj独でまた
は2種以上を組みあわせて使用することができる。
安定化助剤として使用可能な化合物としては、トリ7ヱ
ニルホスフアイト、ノオクチルフェニルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホス7フイト、ジフェニルイ
ソデシルホスファイト、トリラウリルトリチオホスファ
イト、ジフェニルアシッドホスファイト、ノオクチルア
シッドホスファイト等をあげるおとができる。これら安
定化助剤は、単独でまたは2M1以上を組みあわせて使
用することができる。
防カビ剤、防藻剤として使用可能な化合物としては、2
,4,5.6−チトラクロロイソ7タロニトリル、10
,10°−オキシビスフェノキシアルシン、2−(4−
チアゾリル)−ベンズイミダゾール、N(フルオロクク
ロロメチルチオ)7タルイミド、N−ジメチル−N”−
フェニル−(N’−70ロツクロロメチルチオ)スル7
7ミド、パラオキシ安息香酸エステル、5−プロモー5
−二トロー1.3−ノオキサン、2,3,5.6−テト
ラクロロ−4−メチルスフホニルピリジン、3−メチル
−4−クロロフェノール、N(テトラクロロエチルチオ
)7タルイミド、トリブチルスズラウレート等をあげる
ことができる。これら化合物は、単独でまたは2種以上
を組みあわせて使用することができる。
着色剤として使用可能ならのとしては、例えば7タロシ
アニンプルー、7タロシアニングリーン、ハンザイエロ
ー、アリザリンレーキ、酸化チタン、亜鉛華、パーマネ
ントレッド、キナクリドン、カーボンブラック等をあげ
ることができる。これら着色剤も単独でまたは28以上
を組みあわせて使用することができる 以上の各種樹脂添加物は、フィルムの性質を悪化させな
い範囲、通常塩化ビニル系樹脂1oo重量部に対して、
5重量部以下の範囲で使用することができる。
塩化ビニル樹脂組成物を得るには、例えば塩化ビニル系
樹脂に7タル酸基可塑剤、エポキシ化可塑剤、安定剤、
″防曇剤、必要に応じ、その他の樹脂添加物を混合する
。混合方法は、各々必要量秤量し、リボンブレンダー、
スーパーミキサーその他従来から知られている混合機を
使用すればよい。
このようにして得られた樹脂組成物を本発明の軟質塩化
ビニル系樹脂層として使用するには、上記の樹脂組成物
を塊状にならぬように冷却、乾燥させたトライブレンド
として使用するが、又はバンバリーミキサ−、コニーダ
ーミル等、公知の混練機により混練し、粉砕又は細断し
て粒状固体(ベレット、チップ)として使用するか、ど
ちらの方法でもよい。
本発明の!I業用積Mフィルムは常法に従って製造する
ことができる。
例えばイン7レーシaン成形やTダイ1成形により、上
述の樹脂または、樹脂組成物を別々の押出機から一つの
ダイスに送り込み、ダイス内またはダイス外で積層一体
化する、いわゆる共押出ラミネート法によってglI造
する方法、予め各rat tmフィルムを成形し、これ
ら樹脂フィルムに接着剤(チタネート、ポリエチレンイ
ミンあるいはインシアネート樹脂などが通常使用される
)を塗布し、乾燥炉を通して溶剤を蒸発させ乾燥状態に
した上に貼合せるべ8フイルムを重ね、加熱下で圧着f
lff層して製造する方法、ポリオレフィン樹層をTグ
イ法によりフィルム状に押出し、フィルムが未だ溶融状
態にあるうちに、必要によって接着剤を塗布した他の樹
脂フィルム上に流下させ、ただちにロールIffを通過
させることによりラミネートして製造する方法等があげ
られる。
後2者の製造法では、カレンダー加工、押出加工等によ
り、2種類ないしそれ以上のフィルム又はシートをまず
成形し、そのあと、圧着、積)r6またはラミネート加
工するので、それだけ工程が長くなり、生産コストが割
高になるほか、接着剤を使用する加工法では、使用する
接着剤中の溶媒が大気に揮散するので作業環境を汚染す
るなどの問題が生じ易くなる。更に、伸びの大きいフィ
ルム又はシートなどでは、接着剤を均一に塗布するのが
困難で気泡、しわ等が製品に発生し易くなると共に、各
層間接着性も弱いといった欠点も生じ易いので、共押出
法で一体に成形するのが最も好ましい。
なかでも、複合Tダイス又は複合円筒ダイスで複合流動
し、フラットシートあるいは円筒物を共押出して、通常
の方法で引取り、更に必要に応じ熱処理する方法が各層
間接着性、生産性のために最も望ましい方法である。
「発明の効果J 本発明によって得られた積層フィルムは、温室、ハウス
或いはトンネル等の被覆用フィルムとして用いた場合、
従来の農業用単独フィルム(軟質塩化ビニルフィルム、
ポリエチレンフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体
フィルム)では到底具備出米なかった性能を、各々の単
独フィルムの長所を取り入れて積層したことにより、軟
質塩化ビニルフィルムとしての特性を有することは勿論
、防塵せいが良好でベタつきが少なく、各種作業性も良
好であるので農業用フィルムとして極めて高い実用性を
有している。
[実施例1 次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明は、その要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
実施例1、比較例1 ベレットA ;  P V CAll成物酸物  (重
量部)ポリ塩化ビニル(P=1300)    100
可塑剤 (Dot’ニジ−2−エチルへキシル7タレート)変量 (TCP: )リクレシジルホス7エート)  5変量 安定剤 バリウム−亜鉛系複合安定剤    1.5ステアリン
酸バリウム       0.5ステアリン酸亜鉛  
       0.5ビス7マイド         
   0.5防曇削(ソルビタンモノステアレート)変
量ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤  0.1上記A
の組成物をヘンシェルミキサーで混合し、冷却したのち
、ブス(Buss)社製フニーダーを使用混練し、17
0″Cの温度条件で押出しペレットとした。
ベレットB: エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA
)(市販品) 酢酸ビニル含有濃度28IIlt%、 メルトインデックス7 H710minのEVAのベレ
ットを用いた。
ベレットC: ポリエチレン(市販品)ポリエチレンは
密度0.918g/ ell13、メルトインデックス12g/10+ain
のペレットを用いた。
ベレッ)Aを65φ押出機を使用して、ペレットBを4
0φ押出機を使用して、ペレッ)Cを40φ押出機を使
用して、それぞれ180℃で押出し、3層共押し出し用
複合Tグイに供給して、3WJからなる溶融フィルムを
構成し、該フイルムをグイの至近距離においた50°C
のキャスティングロール」二に導いて冷却し、P XI
 Cフィルム層73μ、EVAフィルム層13μ、PE
フィルム層14μよりなる中1,000m1の積層フィ
ルムを得た。
又、比較例として、市販の農業用塩化ビニル樹Imフィ
ルム(S−PVC,肉厚100 u )及VaX用ポリ
エチレンフィルム(農ポリ、肉厚100μ)ty>単1
4フイルムを用いた。
MJ?lイルム及び単/ll!lフィルムについて、次
の様な諸特性を調べた。
〈防塵性〉 試v1フィルムを、三重県−志郡の試験圃場に設置した
パイプハウス(間口3@、奥行!15I11、棟高1.
5+a、屋根勾配30度)に、ポリエチレン面をハウス
の外側にして被覆し、昭和59年2月から昭和60年2
月までの1年間展張試験を行った。
展張試験後のフィルムを回収し波長555ミリミクロン
での光線透過率を、分光光度計(日立製作新製、EPS
−2U型)によって測定した。測定結果の表示は、次の
とおりとした。
◎・・・光線透過率が80%以上のものO・・・光線透
過率が65〜79%の範囲のもの Δ・・・光線透過率が45〜64%の範囲のもの ×・・・光線透過率が45%未満のものく作業性〉 ff1J?iフイルムをトンネルまたはハウスに展張す
る際の取扱い易さにて判定した。
○・・・ベタつかず、作業がし易い Δ・・・ややベタつきがあり、作業が若干支障がある ×・・・ベタつきが激しく、作業がしにくいく保温性〉 5〜25ミクロン(μ)の波長の赤外線の透過率で判定
した。
○・・・30%以下 Δ・・・30〜70% ×・・・70%以上 〈防曇性〉 試験フィルムを三重県−志郡の試験圃場に南側に向けて
設置した片屋根式ハウスに59年10月より展張し、6
0年5月までの約7ケ月展張後のフィルムのハウス内面
に付着する水滴の状況を肉眼で観察した。
観察結果の表示は、次のとおりとした。
◎・・・水が膜状に付着し水滴が殆ど認められないもの
○・・・水が膜状に付着しているが僅かに大粒の水滴が
認められるもの。
Δ・・・細かい水滴が付着した領域が認められるもの。
×・・・フィルム面全体に細かい水滴が付着しているも
の。
〈ハウス密着性〉 ハウスまたはトンネルのフレームに積層フィルムを展張
した際のフィルムの張れ具合にて判定した。
○・・・フレームとフィルムに隙間がなく、全体的に見
てクルミ、シワがないもの Δ・・・7レームとフィルムにやや隙間があり、ところ
どころクルミ、シワがあるもの X・・・フレームとフィルムに隙間があり、全体的に張
りが悪く、クルミ、シワが多 いもの く耐候性〉 三重県−志郡で、供試フィルムを、屋外で南に面し、か
つ、地面に対し45度に傾斜した架台に昭和59年2月
から昭和60年2月までの1年問展張し、日光に暴露し
て、各フィルムの外mgi化の状況を肉眼で観察し、評
価した。
「耐候性」の評価結果は、それぞれ次のような意味を有
する。
O・・・変化なし ○X・φφわずかに褐斑点が認められるΔ ・・・褐斑
点が認められる ΔX・・・褐斑点が多く認められる X ・・・全面にわたって褐変しているく透明性〉 得られた積層フィルムについて透明性を視覚的にて判定
した。
○ ・・・透明 Δ ・・・やや濁り × ・ ・・濁り くブリード・噴出し〉 積層フィルムを温度50℃相対湿度50%に調整した恒
温恒湿槽中に吊り下げ、2週間後の表面のブリード・噴
出しを視覚的にて判定した。
○ ・・・製造時の積層フィルムと同様に表面が透明で
、粘稠油状物が認められな い状態 Δ ・・・粘稠油状物がわずかに噴出している状態 × ・・・粘稠油状物が表面−面に噴出している状態 結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1で用いたNo4のペレッ)A及びベレットCを
40φ押出機を使用して180℃で押出し酢酸ビニル含
有濃度が異なるEVAのベレットを20φ押出機を使用
して180℃で押出し、2層共押出し用複合Tグイに供
給して、各樹脂層の厚み300μの2層より構成される
シートとした。。
このようにして得た積層シートの各樹脂層間の層IWl
接着力をT型剥離にで測定した。
その結果を第2表に示す。
第 2 R 以」二の結果より、本発明によって得られた積層フィル
ムは、温室、ハウス、或いはトンネル等の被覆用フィル
ムとしてmいた場合、防M性が良好で、ベタつきが少な
(、各種作業性も良好であるので、農業用フィルムとし
て極めて高い実用性を有していることが判る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに、エチレン−酢
    酸ビニル共重合体を介して、ポリエチレンフィルムを積
    層した農業用積層フィルム。
  2. (2)軟質塩化ビニル系樹脂フィルムが、塩化ビニル系
    樹脂100重量部に対して、フタル酸系可塑剤30乃至
    70重量部、エポキシ可塑剤0.7乃至7重量部、防曇
    剤1乃至5重量部を含有する組成物からなる特許請求の
    範囲第1項記載の農業用積層フィルム。
  3. (3)エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有
    濃度が19乃至41重量%である特許請求の範囲第1項
    記載の農業用積層フィルム。
  4. (4)ポリエチレンフィルムが低密度ポリエチレン(L
    DPE)である特許請求の範囲第1項記載の農業用積層
    フィルム。
  5. (5)積層が、3層ダイを使用した共押し出しで構成し
    た層よりなる特許請求の範囲第1項記載の農業用積層フ
    ィルム。
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