JPH09174652A - 農業用ポリ塩化ビニル積層フィルム及びその製造方法 - Google Patents

農業用ポリ塩化ビニル積層フィルム及びその製造方法

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JPH09174652A
JPH09174652A JP8192006A JP19200696A JPH09174652A JP H09174652 A JPH09174652 A JP H09174652A JP 8192006 A JP8192006 A JP 8192006A JP 19200696 A JP19200696 A JP 19200696A JP H09174652 A JPH09174652 A JP H09174652A
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Jong-Soo Kong
コン・ジョンスウ
Seok-Woo Kong
コン・ソクウ
Ki-Hyun Wang
ワン・キヒュン
Lee Jae-Ho
リ・ジェホ
Kyung-Jun Yun
ヨン・キョンジュン
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Hanwha Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリ塩化ビニル樹脂をポリオレフィン樹脂と
同時押出して層を形成するフィルムを製造することによ
って、製造工程を単一工程に単純化させ製造経費を節減
することができ、可塑剤等の浸出による汚染を根本的に
防止することのできる農業用ポリ塩化ビニル積層フィル
ムの製造方法を提供する。 【解決手段】 ペレットまたは粉末状態のポリ塩化ビニ
ル樹脂、接着性樹脂及びポリオレフィン樹脂のそれぞれ
に耐候剤、及び防滴剤を添加し、それぞれの押出機に入
れ、溶融押出させた後、一つの押出ダイを介して同時押
出することを特徴とする、農業用ポリ塩化ビニル積層フ
ィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は農業用ポリ塩化ビニ
ル積層フィルムに関するものであり、更に詳しくはポリ
エチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のポリオレフ
ィン樹脂とポリ塩化ビニル樹脂を同時押出(co−extrusi
on)工程により接着することによって、ポリ塩化ビニル
が有する透明性、防滴性及び保温性の長所と、ポリエチ
レンまたはエチレン酢酸ビニル共重合体が有する耐汚染
性、耐久性の長所を同時に具現することのできる農業用
ポリ塩化ビニル積層フィルムに関するものである。更
に、本発明は、かかる農業用ポリ塩化ビニル積層フィル
ムを単一工程の同時押出工程によって製造する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】農業用
フィルムとして用いられる代表的な熱可塑性樹脂として
は、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のポ
リオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等があげられ
る。中でも、ポリ塩化ビニル樹脂は、ポリエチレン、エ
チレン酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン樹脂より
農業用フィルムとしての特性である防滴性、透明性、保
温性、機械的強度、耐候性が優れているが、可塑剤の浸
出現象があるので時間の経過に従ってフィルムの表面が
汚染する短所がある。反面、ポリエチレンまたはエチレ
ン酢酸ビニル共重合体のようなポリオレフィン樹脂はポ
リ塩化ビニル樹脂より防滴性等の劣る特性があるが、フ
ィルム加工性が非常に優れており、低廉であり、且つ耐
汚染性と耐寒性が極めて優れている。
【0003】従って、ポリ塩化ビニル樹脂とポリオレフ
ィン樹脂の持つ有利な特性のみを合わせてフィルム効果
を極大化するための積層フィルムの製造方法が種々の特
許において提案されている。例えば、日本国特開昭62
−220552号及び特開昭63−202662号に
は、ポリ塩化ビニル樹脂にソルビタン脂肪酸エステル、
ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール
等を添加して防滴性を改善した農業用合成樹脂フィルム
が開示されている。しかし、これらの特許はロール法に
よって平板フィルム化する単層フィルムの製造方法に限
られる。
【0004】日本国特開平4−202254号には、ポ
リ塩化ビニル樹脂にヒドロタルサイト化合物等を添加し
て保温性、プレートアウト(plate−out:加工中に添加
剤の浸出等によりフィルム表面が不良となるか、あるい
は加工機械に添加剤が堆積する現象)の抑制効果を改善
した農業用フィルム組成物が開示されている。しかし、
この方法もカレンダー法によってフィルムを製造する平
板単層フィルムに関する技術であり、同時押出積層フィ
ルムとは関係のないものである。
【0005】一方、ポリ塩化ビニル樹脂を用いた積層フ
ィルムの他の製造技術としてヨーロッパ特許第3302
72号にはポリ塩化ビニル樹脂と塩素化ポリエチレンの
混合物をポリ塩化ビニル樹脂層にコーティングすること
によって可塑剤の浸出を防ぐ粘着性フィルムが開示され
ているが、これも単一工程の同時押出法による積層フィ
ルムの製造とは無関係である。
【0006】イギリス特許第2024714号にも4層
のフィルムを合わせて8層のフィルムを製造する方法が
開示されているが、熱融着性樹脂を粘着性基材フィルム
にコーティングする方法によるので、これも同時押出工
程によってフィルム化するものとは関係がない。
【0007】日本国特公平5−63309号は、特定の
基材にポリ塩化ビニル樹脂シートまたはフィルムを接着
する時に接着剤を用いる技術を開示しているが、ここで
は可塑剤の浸出による剥離現象があるので、これをアク
リル酸エステルモノマーやメタクリル酸エステルモノマ
ー等からなる電子線硬化型接着剤組成物をポリ塩化ビニ
ルフィルム面にコーティングすることによって接着性を
改善しようとした。しかし、この方法も単一工程によっ
て同時押出フィルム化する技術とは程遠く、農業用フィ
ルムには適用することのできないものである。
【0008】
【発明を解決するための手段】本発明の目的は、上述の
先行技術の問題点を解決するためのものであって、ポリ
塩化ビニル樹脂をポリオレフィン樹脂と同時押出して層
を形成するフィルムを製造することによって、製造工程
を単一工程に単純化させ製造経費を節減することがで
き、可塑剤等の浸出による汚染を根本的に防止すること
のできる農業用ポリ塩化ビニル積層フィルムの製造方法
を提供することにある。
【0009】本発明はペレットまたは粉末状態のポリ塩
化ビニル樹脂、接着性樹脂及びポリオレフィン樹脂の各
々に耐候剤及び防滴剤を添加してそれぞれの押出機に入
れて溶融押出した後、一つの押出ダイを介して同時押出
させることを特徴とする農業用ポリ塩化ビニル積層フィ
ルムの製造方法に関するものである。
【0010】更に、本発明は(a)重合度約800−17
00のポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対してフタレ
ート系、アジペート系またはホスフェート系可塑剤約3
0−80重量部、Ba/Zn系及び/または亜燐酸系熱安
定剤約0.1−0.4重量部及び防滴剤約0.9−3.0重
量部を包含するポリ塩化ビニル樹脂層;(b)耐候剤約0.
3−1.0重量部を包含し、低密度ポリエチレン、直鎖
(線形)低密度ポリエチレン及びエチレン酢酸ビニル共
重合体からなる群より選択されるポリオレフィン樹脂
層;及び(c)低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン/エチルア
クリレート共重合体、エチレン/メチルアクリレート共
重合体、またはエチレン/ブチルアクリレート共重合体
にラジカル重合可能不飽和極性単量体が少なくとも1種
以上グラフトされ、上記ポリ塩化ビニル樹脂層とポリオ
レフィン樹脂層の間に形成された接着性樹脂層からなる
ことを特徴とする農業用ポリ塩化ビニル積層フィルムに
関するものである。
【0011】以下、本発明の構成を更に具体的に説明す
ると下記の通りである。前述の通り、従来のポリ塩化ビ
ニル樹脂は主に単層フィルムに用いられるか、あるいは
コーティング剤や接着剤を用いて同時押出でない方法で
他の樹脂と接着させフィルムの製造に使用するのが一般
的であった。
【0012】また、ポリ塩化ビニル樹脂を用いた積層フ
ィルムを1回工程の同時押出法により製造しようとする
試しもあったが、実効を上げることができず失敗した。
現在までポリ塩化ビニル樹脂を用いた積層フィルムまた
はシートが同時押出法により製造できなかった最も大き
い理由は、ポリ塩化ビニル樹脂がポリオレフィン樹脂の
ような非極性高分子や他の極性高分子とは十分接着され
ないからである。また、同時押出積層フィルムとして適
用するためには二つ以上の押出機を用いてポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリオレフィン樹脂等をそれぞれの押出機で溶
融した後、キャスチングまたはチューブ押出型の一つの
ダイを介して瞬間的に接着しなければならないので、同
時押出工程を適用するのは更に難しいという実情であ
る。
【0013】従って、本発明では、ポリ塩化ビニル樹脂
とポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体等のポリ
オレフィン樹脂が適切に積層できる接着性樹脂を選択使
用し、農業用フィルムとして適合した特性を示すことの
できる耐候剤及び防滴剤等を選択使用する。かかるポリ
塩化ビニル樹脂、接着性樹脂及びポリオレフィン樹脂と
添加剤を同時に溶融、同時押出して一つのチューブ押出
ダイまたはT型のキャスチングダイを介して積層させる
ことによって、本発明による農業用ポリ塩化ビニル積層
フィルムを製造するものである。
【0014】本発明による農業用ポリ塩化ビニル積層フ
ィルムを製造するためには、まず積層フィルムを構成す
る成分、即ちポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂
及び接着性樹脂を準備する。
【0015】ポリ塩化ビニルは樹脂重合度と可塑剤の含
量によって溶融特性が大きく変化することがある。ポリ
塩化ビニル樹脂の重合度が増加し可塑剤の含量が減少す
るほど溶融張力(Melt Tension)が大きくなり、樹脂
の溶融流れ性(melt flow characteristics)が悪くな
る。従って、押出工程上適切な樹脂重合度と可塑剤含量
が要求される。ポリ塩化ビニル樹脂は、重合度が約80
0−1700範囲の樹脂を単独または混合して使用し、
可塑剤の含量はポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し
て約30−80重量部であり、好ましくは樹脂重合度が
約1000−1500であり、可塑剤含量が約40−7
0重量部である条件を備えなければならない。若し、ポ
リ塩化ビニル樹脂の重合度が約800−1200程度で
比較的小さい場合は、可塑剤の含量を約30−60重量
部に調節し、樹脂重合度が約1300−1700程度で
比較的大きい場合は、可塑剤の含量を50−80重量部
で添加するのが好ましい。
【0016】本発明において、可塑剤はDOP、DIN
P、DIOP、DUP、DA7-9P、DA9-11P、DH
P等のフタレート(Phthalate)系、DOA、DHA、D
INA、DIDA、DUA等のアジペート(Adiphate)
系、TCP、TXP等のホスフェート(Phosphate)系等
を使用する。上記可塑剤は1種または2種以上組み合わ
せて用いられる。
【0017】その他に樹脂重合度と可塑剤含量が適切な
条件であったとしても、押出機内でスクリューの回転及
びダイ内部から生ずる剪断応力(shear stress)があ
り、押出機及びダイ内で樹脂が滞留する時間があるので
熱安定性のためには適当量の熱安定剤を添加するのが好
ましい。熱安定剤としてはBa/Zn系液状または粉末の
熱安定及び/または亜燐酸(phosphite)系熱安定剤を使
用し、その含量は約0.1−4重量部程度が好ましい。
また、スズ(tin)系の熱安定剤を亜燐酸系の熱安定剤と
混合添加すると、更に高い熱安定性を得ることができ
る。その他に、押出機内部において樹脂の溶融流れ性を
向上させるためには滑剤を添加するのが好ましい。滑剤
としては、ステアリン酸亜鉛またはステアリン酸カルシ
ウムを0.4重量部以下の範囲で添加するのが好まし
い。
【0018】上記ポリ塩化ビニル樹脂と接着するポリオ
レフィン樹脂は結局はポリ塩化ビニル樹脂を外部環境か
ら保護する作用をする。ポリオレフィン樹脂は低密度ポ
リエチレン、直鎖低密度ポリエチレン及びエチレン酢酸
ビニル共重合体からなる群から1種または2種以上を選
択使用する。この中で、低密度ポリエチレンの場合は約
0.1−6.0g/10min.のメルトインデックス(melt
index)、約0.915−0.925g/ccの密度を有し、
直鎖低密度ポリエチレンの場合は約0.2−4.0g/1
0min.のメルトインデックス、約0.900−0.935
g/ccの密度を有し、エチレン酢酸ビニル共重合体は1
−20重量%の酢酸ビニル含量と約0.2−6.0g/1
0min.のメルトインデックスを有するのが好ましい。上
述の低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン及び
エチレン酢酸ビニル共重合体のそれぞれにおいて、密度
と酢酸ビニルの含量は余り重要でないが、メルトインデ
ックスが適正範囲(例えば、6.0g/10min.)を越える
とポリ塩化ビニル樹脂と溶融流れ性において差が生じ、
同時押出することが難しくなる。上記の樹脂の他に高密
度ポリエチレン樹脂も同時押出積層フィルムに使用可能
であるが、使用時に積層剤の透明度が損なわれて商品価
値がなくなる欠点があるので使用が制限される。
【0019】前述のポリ塩化ビニル樹脂とポリオレフィ
ン樹脂を接着するために種々の接着性樹脂を使用する。
好ましくは低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン/エチルア
クリレート共重合体、エチレン/メチルアクリレート共
重合体、エチレン/ブチルアクリレート共重合体、エチ
レン/メタクリレート共重合体等にラジカル重合可能な
不飽和極性単量体が少なくとも1種以上グラフト(graf
t)された樹脂である。ここで、ラジカル重合可能な不飽
和極性単量体はアクリル酸、メチルアクリル酸、フマル
酸、イタコン酸、エチルアクリル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸等のエチレン系不飽和カルボキシ酸またはそ
れらの無水物である。この際、極性単量体がグラフトさ
れる率は約0.1−10重量%であり、最終樹脂のメル
トインデックスは約0.3−10g/10min.程度である
のが好ましい。若し、メルトインデックスが10g/1
0min.以上になると押出加工時にポリ塩化ビニル樹脂及
びポリオレフィン樹脂との溶融特性の差が生じ、同時押
出することが難しくなる。
【0020】一方、農業用フィルムとして適用するため
には、フィルムを1年くらい農地に露出しても光酸化さ
れないように耐候剤を添加しなければならない。耐候剤
としてはHALS(Hindered Amine Light Stabi
lizer)またはベンゾフェノン系の紫外線安定剤を使用
し、その添加量は約0.3−1.0重量部程度が好まし
い。一方、紫外線安定剤はポリオレフィン樹脂にだけ添
加するか、またはポリオレフィン樹脂、接着性樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂の全ての3層に均等に添加するのが更
に効果的である。
【0021】そして、フィルム表面に水滴が宿らないよ
うに防滴剤を添加しなければならない。この際、防滴剤
としては脂肪酸エステル系の防滴剤が好ましく、その添
加量は約0.9−3.0重量部程度である。一方、防滴剤
はポリオレフィン樹脂、接着性樹脂及びポリ塩化ビニル
樹脂の全てに添加するか、あるいは二つの樹脂にだけ添
加してもよいが、ポリ塩化ビニル樹脂にだけ添加する場
合の防滴性と比較すると防滴性への大きい上昇効果はな
い。
【0022】一方、ポリ塩化ビニルで積層フィルムを製
造する時にチューブ押出フィルムで製造すると、結局二
重のフィルムが共に巻取ロールに巻かれるようになる。
この際、フィルムの開口性が悪いとフィルムの使用が容
易でないのでブロッキング防止剤を添加するのが好まし
い。ブロッキング防止剤としてはその種類が多いが、炭
酸カルシウム、二酸化珪素等の無機物を0.4重量部以
上添加するとフィルム表面にゲル発生の危険性があるの
で、スリップ性とブロッキング防止性を発揮することの
できるアミド系統のステアリン酸アミド及び/またはエ
チレンビスステアミドを添加するか、あるいはこれを炭
酸カルシウムまたは二酸化珪素と混合使用するのが好ま
しい。ブロッキング防止剤の使用量は0.2−1.0重量
部が好ましい。かかるブロッキング防止剤は接着樹脂に
は添加する必要がなく、ポリオレフィン樹脂とポリ塩化
ビニル樹脂に添加すべきである。
【0023】このように選択された各種樹脂と添加剤
は、三つ以上の押出機を有する同時押出機を介してチュ
ーブ押出ダイまたはT型のキャスチングダイを介して農
業用同時押出積層フィルムに製造される。
【0024】上記の樹脂組成と添加剤組成を有するポリ
塩化ビニル積層フィルムは通常のカレンダー法等による
平板フィルムの製造だけでなく、インフレーション方法
によるチューブ押出フィルムの製造も可能である。
【0025】本発明による農業用ポリ塩化ビニル積層フ
ィルムを添付の図面に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1は本発明による農業用ポリ塩化ビニル積層フィ
ルムの概略図であって、図面中符号1はポリオレフィン
樹脂層、2は接着性樹脂層、3はポリ塩化ビニル樹脂層
である。図1によると、本発明の製造方法によって製造
された農業用ポリ塩化ビニル積層フィルムは(a)重合度
が約800−1700のポリ塩化ビニル樹脂100重量
部に対してフタレート系、アジペート系、またはホスフ
ェート系可塑剤約30−80重量部、Ba/Zn系及び/
または亜燐酸系熱安定剤約0.1−0.4重量部及び防滴
剤約0.9−3.0重量部を包含するポリ塩化ビニル樹脂
層(3);(b)耐候剤約0.3−1.0重量部を包含し、低密
度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン及びエチレン
酢酸ビニル共重合体からなる群より選択されるポリオレ
フィン樹脂層(1);及び(c)低密度ポリエチレン、直鎖低
密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチ
レン/エチルアクリレート共重合体、エチレン/メチル
アクリレート共重合体またはエチレン/ブチルアクリレ
ート共重合体にラジカル重合可能不飽和極性単量体が少
なくとも1種以上グラフトされ、上記ポリ塩化ビニル樹
脂層(3)とポリオレフィン樹脂層(1)の間に形成される
接着性樹脂層(2)からなる。
【0026】以下、本発明を実施例及び比較例により更
に詳しく説明するが、本発明の技術的範囲は下記実施例
に限定されるものではない。実施例1 ポリ塩化ビニル樹脂(ハンファ綜合化学会社製、P−1
300(重合度1300))100重量部に、可塑剤とし
てDOP(ハンファ綜合化学会社製)60重量部を使用
した。熱安定性向上のための添加剤としてBa/Zn系熱
安定剤であるBZ−150T、BP−251S(いずれ
もソングウォン産業社製)をそれぞれ0.3重量部添加
した。そして、スズ系熱安定剤であるTM−700N
1.0重量部と、亜燐酸系熱安定剤であるPI−318
を2.0重量部添加した。滑剤としてステアリン酸亜鉛
とステアリン酸カルシウム(いずれもソングウォン産業
社製)をそれぞれ0.1重量部添加した。耐候剤として
UV531(サイテック(Cytec)社製)を0.5重量部
添加し、防滴剤としてはソルビタン脂肪酸エステルを
2.0重量部添加した。更に、ブロッキング防止剤とし
てエチレンビスステアミド(ヘンケル(Henkel)社製)
を0.5重量部使用した。接着性樹脂としてはエチレン
酢酸ビニル共重合体にアクリル酸が2.0重量%程度グ
ラフトされた樹脂を使用し、メルトインデックスは6.
0g/10min.であった。耐候剤としてはポリ塩化ビニ
ル層のようにUV531を0.5重量部添加した。ポリ
オレフィン樹脂としてはメルトインデックスが0.8g/
10min.であり0.920g/ccの密度を有する低密度ポ
リエチレン(ハンファ綜合化学会社製)を使用した。耐候
剤としてはUV531を0.5重量部添加し、ブロッキ
ング防止剤としては炭酸カルシウムを0.2重量部添加
した。選択された樹脂及び添加剤は下記の表1に示し、
3層チューブ押出フィルム用同時押出機を介して3層フ
ィルムを製造した。各押出機の大きさは30mm、40m
m、30mmでありチューブ押出ダイの直径は75mmであ
った。膨張比は2.0に調節し、フィルムの厚さは0.0
8mmとした。加工温度は各押出機のシリンダー温度を1
60−180℃、ダイ温度を190−210℃に調節し
た。層別厚さ比は、内層のポリ塩化ビニル層が0.05m
m、中層のアクリル酸グラフト酢酸ビニル共重合体樹脂
層が0.015mm、外層の低密度ポリ密度ポリエチレン
層が0.015mmとなるように各押出機のスクリュー回
転数を調節した。
【0027】 表1.ポリ塩化ビニル積層体のための樹脂 樹 脂 条 件 内層 ポリ塩化ビニル ポリ塩化ビニル(重合度:1300) 100重量部 DOP 60重量部 BZ−150T 0.3重量部 BP−251S 0.3重量部 TM−700N 1.0重量部 PI−318 2.0重量部 ステアリン酸亜鉛 0.1重量部 ステアリン酸カルシウム 0.1重量部 UV531 0.5重量部 ソルビタン脂肪酸エステル 2.0重量部 エチレンビスステアミド 0.5重量部 中層 アクリル酸グラフト 基本原料:エチレン酢酸ビニル共重合体 酢酸ビニル共重合体 (酢酸ビニル含量:20wt%, メルトインデックス:20g/10min) グラフトマー:アクリル酸 グラフト率:2.0% メルトインデックス:6.0g/10min UV531:0.5重量部 外層 低密度ポリエチレン メルトインデックス:0.8g/10min 密度 :0.920g/cc UV531:0.5重量部 CaCO3 :0.2重量部
【0028】上記実施例1で製造したポリ塩化ビニル3
層フィルムと、ポリ塩化ビニル樹脂のみからなる単層平
板フィルム(ハンファ綜合化学会社製)と、低密度ポリエ
チレン樹脂のみからなる単層フィルム(イルシン化学製)
の各種の物性を次のように比較試験した。 (1)フィルムの機械的物性は引張強度、延伸度、引裂強
度をユニバーサルテスター1122(Universal Test
er 1122)(インストロン(Instron)社)を用いてA
STM D882により測定した。 (2)フィルムの光学性はヘーズグラドXL−211(Ha
zegrad XL−211)(パシフィックサイアンチフィッ
ク(Pacific Scientific)社)を用いてASTM D1
003により曇り度(Haze)を測定した。この際、各フ
ィルムを露地に放置した後、経時的に測定した。 (3)フィルムの耐候性評価は人工耐候促進試験機である
紫外線凝縮機(UV condenser)(アトラス(Atlas)社)
でFS40紫外線ランプを使用し、紫外線を照射する時
の温度及び時間は60℃、8時間、冷却時の温度及び時
間は40℃、4時間のサイクルを置いて残留延伸率がフ
ィルム製造当時の延伸率値の50%となる日数を測定し
た。 (4)フィルムの防滴性は冷凍及び恒温水槽を用いた。試
験しようとするフィルムは入口直径が15cmのビーカー
に水を2/3程度満たした。ビーカーの傾斜を約15°
程度斜めにした。ビーカーフィルム外部の温度及びビー
カー内部の水の温度を−4℃、20℃で4時間、5℃、
40℃で8時間ずつサイクルを置いて、フィルム表面積
の10%以上水滴が宿るまで日数を測定した。 (5)接着強度はポリ塩化ビニル層と低密度ポリエチレン
樹脂層に接着性が優れたテープで長さ10cm、幅25mm
となるように貼った後、ユニバーサルテスター1122
(インストロン社)を用いてテープを貼った両面をそれぞ
れクリップで止めて200mm/min.の速度を下げながら
接着強度を測定した。この際、接着強度測定のための条
件はフィルムを50℃オーブンで放置した後、経時的に
測定した。上記のような方法でポリ塩化ビニル積層フィ
ルムの物性を試験した結果は、下記の表2に示した。
【0029】 表2.ポリ塩化ビニル積層フィルムの物性 PVC PVC LDPE 項 目 積層フィルム 単層平板フィルム 単層フィルム 引張強度 横 290 280 250 (kg/cm2) 縦 280 270 220 延伸率 横 420 320 450 (%) 縦 360 350 350 引裂強度 横 69 58 75 (kg/cm2) 縦 65 50 72 耐候日数* 79 68 62 防滴日数** 86 89 71 曇り度(%) 0日 2.8 2.0 8.5 経時変化 15日後 6.3 15.4 9.7 30日後 7.8 21.8 11.3 60日後 9.4 41.5 14.9 接着強度 0日 完全接着で測定不可 該当事項無し (kg/25mm) 7日後 〃 〃 15日後 〃 〃 30日後 〃 〃 * 耐候日数:UV凝縮でUV照射後フィルムの残留延伸率が最初延伸率の50 %となる日数 **防滴日数:水滴がフィルム表面に10%宿るまでの日数 フィルム厚さ:0.08mm
【0030】上記表2から、本発明によるポリ塩化ビニ
ル積層フィルムが他の単層フィルムより透明度、防滴
性、耐候性が優れているか同等であり、使用したそれぞ
れの樹脂の長所を極大化したことが確認できた。従っ
て、本発明による農業用ポリ塩化ビニル積層フィルム
は、ポリ塩化ビニル樹脂とポリエチレン、またはエチレ
ン酢酸ビニル共重合体のようなポリオレフィン樹脂が有
しているそれぞれの長所を極大化することができ、1回
の押出工程で積層フィルムを製造することによって、既
存のコーティング方法等によるポリ塩化ビニル積層フィ
ルムを製造することより製造経費を大いに節減すること
のできるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による農業用ポリ塩化ビニル積層フィ
ルムの概略図。
【符号の説明】
1 ポリオレフィン樹脂層 2 接着性樹脂層 3 ポリ塩化ビニル樹脂層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 B32B 27/32 Z C08K 5/00 KGP C08K 5/00 KGP C08L 27/06 LES C08L 27/06 LES // B29K 27:06 B29L 7:00 9:00 (72)発明者 ワン・キヒュン 大韓民国 デジョンクァンヨクシ ユソン グ シンソンドン152−1番地 デリムデ ゥレアパート108ドン803ホ (72)発明者 リ・ジェホ 大韓民国 デジョンクァンヨクシ ユソン グ シンソンドン152−1番地 デリムデ ゥレアパート107ドン1102ホ (72)発明者 ヨン・キョンジュン 大韓民国 デジョンクァンヨクシ ユソン グ シンソンドン152−1番地 デリムデ ゥレアパート110ドン407ホ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペレットまたは粉末状態のポリ塩化ビニ
    ル樹脂、接着性樹脂及びポリオレフィン樹脂のそれぞれ
    に耐候剤、及び防滴剤を添加し、それぞれの押出機に入
    れ、溶融押出させた後、一つの押出ダイを介して同時押
    出することを特徴とする、農業用ポリ塩化ビニル積層フ
    ィルムの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記耐候剤が、HALSまたはベンゾフ
    ェノン系の紫外線安定剤であり、その添加量が約0.3
    −1.0重量部であることを特徴とする、請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 上記耐候剤を、上記ポリオレフィン樹脂
    にだけ添加するか、またはポリ塩化ビニル樹脂、接着性
    樹脂及びポリオレフィン樹脂の全てに添加することを特
    徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記防滴剤が、脂肪酸エステル系の防滴
    剤であり、その添加量が約0.9−3.0重量部であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記防滴剤を、上記ポリ塩化ビニル樹脂
    にだけ添加するか、またはポリ塩化ビニル、接着性樹
    脂、ポリオレフィン樹脂から選ばれる二つ以上の樹脂に
    添加することを特徴とする、請求項1または4記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 上記ポリ塩化ビニル樹脂、接着性樹脂及
    びポリオレフィン樹脂の全てに更にブロッキング防止剤
    を添加することを特徴とする、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記ブロッキング防止剤としてステアリ
    ン酸アミド及び/またはエチレンビスステアミドを使用
    するか、またはこれを炭酸カルシウムまたは二酸化珪素
    と混合して使用し、その使用量が0.2−1.0重量部で
    あることを特徴とする、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記ブロッキング防止剤をポリ塩化ビニ
    ル樹脂とポリオレフィン樹脂に添加することを特徴とす
    る、請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記ポリ塩化ビニル樹脂が約800−1
    700の重合度を有し、更にフタレート系、アジペート
    系またはホスフェート系可塑剤約30−80重量部とB
    a/Zn系熱安定剤及び/または亜燐酸系熱安定剤約0.
    1−0.4重量部を含むことを特徴とする、請求項1記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 上記ポリ塩化ビニル樹脂が、更に滑剤
    として0.4重量部以下のステアリン酸亜鉛またはステ
    アリン酸カルシウムを含むことを特徴とする、請求項1
    記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記接着性樹脂が低密度ポリエチレ
    ン、直鎖低密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重
    合体、エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチル
    /メチルアクリレート共重合体、エチレン/ブチルアク
    リレート共重合体またはエチレン/メタクリレート共重
    合体にラジカル重合可能不飽和極性単量体が少なくとも
    1種以上グラフトされたものであり、上記極性単量体は
    アクリル酸、メチルアクリル酸、フマル酸、イタコン
    酸、エチルアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸及
    びこれらの無水物からなる群から選ばれるものであり、
    上記極性単量体がグラフトされる率が約0.1−10重
    量%であることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 上記オレフィン樹脂が低密度ポリエチ
    レン、直鎖低密度ポリエチレン及びエチレン酢酸共重合
    体からなる群から選ばれることを特徴とする、請求項1
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 上記ポリオレフィン系樹脂が低密度ポ
    リエチレンとして約0.1−6.0g/10min.のメルト
    インデックス及び、約0.915−0.925g/ccの密
    度を有することを特徴とする、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記ポリオレフィン樹脂が直鎖低密度
    ポリエチレンとして約0.2−4.0g/10min.のメル
    トインデックス及び、約0.900−0.935g/ccの
    密度を有することを特徴とする、請求項12記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 上記ポリオレフィン樹脂がエチレン酢
    酸ビニル共重合体として約1−20重量%の酢酸ビニル
    含量と、約0.2−6.0g/10min.のメルトインデッ
    クスを有することを特徴とする、請求項12記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 上記積層フィルムの製造の際、チュー
    ブ押出ダイまたはキャスチングダイを使用することを特
    徴とする、請求項1記載の方法。
  17. 【請求項17】 (a)重合度が約800−1700のポ
    リ塩化ビニル樹脂100重量部に対し、フタレート系、
    アジペート系、またはホスフェート系可塑剤約30−8
    0重量部、Ba/Zn系及び/または亜燐酸系熱安定剤約
    0.1−0.4重量部及び防滴剤約0.9−3.0重量部を
    含むポリ塩化ビニル樹脂層; (b)耐候剤約0.3−1.0重量部を含み、低密度ポリエ
    チレン、直鎖低密度ポリエチレン及びエチレン酢酸ビニ
    ル共重合体からなる群から選ばれるポリオレフィン樹脂
    層;及び (c)低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、エ
    チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン/エチルアクリレ
    ート共重合体、エチレン/メチルアクリレート共重合体
    またはエチレン/ブチルアクリレート共重合体にラジカ
    ル重合可能な不飽和極性単量体が少なくとも1種以上グ
    ラフトされ、上記ポリ塩化ビニル樹脂層とポリオレフィ
    ン樹脂層の間に形成される接着性樹脂層からなることを
    特徴とする、農業用ポリ塩化ビニル積層フィルム。
  18. 【請求項18】 上記ポリ塩化ビニル樹脂層が更に耐候
    剤及びブロッキング防止剤を含み、上記ポリオレフィン
    樹脂層は更に防滴剤及びブロッキング防止剤を含み、上
    記接着性樹脂層は更に耐候剤及び防滴剤を含むことを特
    徴とする、請求項17記載のフィルム。
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