JPS62191597A - 積層板原紙 - Google Patents

積層板原紙

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Publication number
JPS62191597A
JPS62191597A JP3198886A JP3198886A JPS62191597A JP S62191597 A JPS62191597 A JP S62191597A JP 3198886 A JP3198886 A JP 3198886A JP 3198886 A JP3198886 A JP 3198886A JP S62191597 A JPS62191597 A JP S62191597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base paper
laminate
insulation resistance
electrical insulation
compounds
Prior art date
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Pending
Application number
JP3198886A
Other languages
English (en)
Inventor
奥島 俊介
小高 功
上坂 鉄
石澤 徳郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP3198886A priority Critical patent/JPS62191597A/ja
Publication of JPS62191597A publication Critical patent/JPS62191597A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンピュータなどの電子機器、テレビ・ラジオ
などの家庭電気製品あるいは各種の計測機器などに利用
されるプリント配線基板、電源などのスイッチボックス
内の基板およヒ配電盤などの基板(これらの基板は一般
にベーク板と呼ばれる)に利用される積層板を製造する
だめの積層板原紙に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から積層板と呼ばれるものには、ガラス布にエポキ
シ樹脂などの合成樹脂を含浸し圧締硬化したもの、コツ
Fンリンター紙にエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの
合成樹脂を含浸し圧締硬化したもの、および紙(通常晒
しクラフト紙)にフェノール樹脂などの合成樹脂を含浸
し圧締硬化したものなどがある。この中で紙にフェノー
ル樹脂を含浸圧締硬化したものは比較的安価で良好な性
能を有する為、家庭電気製品を中心に多く利用されてい
る。紙・フェノール樹脂積層板はガラス・エポキシ樹脂
積層板やリンター・エポキシ樹脂積層板などに比較する
と電気絶縁抵抗が低く、家庭電気製品より高性能を必要
とするコンピュータや計測機器には用いることが出来ず
、限定された用途に比較的下級の商品として使用される
に過ぎなかった。
また、J工S  0 6485に記載されている様に、
紙・フェノール樹脂積層板のグレードは電気絶縁抵抗に
よっても数多くのランクに分けられて繁り、電気絶縁抵
抗を上げることは、前述の限定された使用範囲を広げる
と同時に、もっと直接的に積層板の商品価値を高めるこ
とになる。従って電気絶縁抵抗の向上のため、各種の改
良が加えられたが、未だ満足な品質の積層板原紙は得ら
れていない。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明の発明者は紙・フェノール樹脂積層板の電
気絶縁抵抗に影響を及ぼす要因について種々検討した結
果、積層板原紙中に残留する各種の化合物が電気絶縁抵
抗を低下させていることを見出し、この検討結果から本
発明者は積層板原紙中の各種の化合物の含有率を、一定
の量販下に限定することにより電気絶縁抵抗が高く安定
した、商品価値の高い積層板を製造し得る積層板原紙を
提供するものである。
〔発明の構成〕
本発明は、原紙中に存在するナトリウム、カルシウム及
び塩素の量が、重量でパルプ繊維量に対して夫々200
 ppm以下、1000 ppm以下及び150 pp
m以下であることを特徴とする積層板原紙である。
以下本発明の詳細な説明する。
積層板の電気絶縁抵抗 積層板の電気絶縁抵抗は一般に含浸される樹脂の特性に
よりほとんど決定されると考えられていたが、本発明の
発明者は積層板を構成するもう一つの要素である積層板
原紙の中に残留する各種の化合物が、積層板の電気絶縁
抵抗に大きく影響を及ぼすことを見出した。
積層板の電気絶縁抵抗に直接影響を与える化合物として
はナトリウム化合物、カリウム化合物、カルシウム化合
物、塩素化合物、硫酸化合物等があるが、特にナトリウ
ム化合物、力lレシウム化合物および塩素化合物の影響
が大きい。
これらの化合物は、夫々ナトリウムイオン(Na+)、
力μシウムイオン(Ca”)およヒ塩素イオン(CA−
)  として積層板中に存在して積層板の電気絶縁抵抗
に影響を及ぼしているものと考えられる。これら以外の
化合物も積層板原紙中には数多く存在するが、通常の方
法で@層板原紙を抄造する場合、もともとその量は少な
く、積層板の電気絶縁抵抗にはほとんど影響を与えない
ここで述べる電気絶縁抵抗とはJIS  06481に
記載されている絶縁抵抗であり、実用上特に問題となる
のは、その中の煮沸後絶縁抵抗であって、この値は上記
イオンの残留量により大きく変動する。
許容残留化合物量 本発明の効果は、上記ナトリウム化合物、カルシウム化
合物および塩素化合物の原紙中への残存量を、ナトリウ
ム、力pシウムおよび塩素として一定値以下にすること
により達成しうる。
この場合原紙の導電率も同時に低下するが、特に50μ
s/cm以下にすることにより本発明の効果が一層発揮
できることを見いだした。
本発明の発明者は各種の化合物について、原紙中の残留
化合物量と積層板に成型加工後の煮沸後電気絶縁抵抗の
関係を検討した結果原紙中に残留するナトリウムは対パ
ルプ200 ppm以下、カルシウムは対パルプ100
0 ppm以下、そして塩素は対バμプ150 ppm
以下に限定することにより、極めて電気絶縁抵抗が高く
、しかも安定した抵抗値を持つ積層板を製造し得る積層
板原紙を作ることが出来ることを見出した。
残留元素の測定法 1)ナトリウムおよび力pシウム:絶乾約3gの試料を
300−ビーカーに精秤し、HCA(1:10)100
rnlを加え、時計皿で蓋をし、ウォーターバス(95
〜100℃)中で1時間加熱した後、約20℃に冷却す
る。その後ガラス沢過器IG2でr過し、熱抽出を完了
する。この抽出液を原子吸光分析にかけ、前もって各種
イオン標準液より作成した検量線から原紙中の元素量を
算出する。
2)塩素 絶乾約5gの試料を300rnlビーカーに精秤し、純
水150ゴを加えて時計皿で蓋をし、ウォーターバス(
95〜100℃)中で1時間加熱した後、約20℃に冷
却する。その後、ガラス沢過器IG2で沢過し熱抽出を
完了する。この抽出液をJIS  K  0101に記
載の吸光光度法により塩素イオン量を測定する。
各種イオンの除去法 前述した様に本発明の発明者は積層板の電気絶縁抵抗を
高く安定化させるためには積層板原紙中の各種元素含有
率を限定する必要のあることを見出した。
上記本発明を達成するだめの方法として特に制限はない
が、例えばその−例として、積層板原紙製造中に用いる
用水中の各種イオンを極力少なくすること、および洗浄
工程における洗浄を強化することが挙げられる。用水中
の各種イオンを除去する方法としては周知のイオン交換
法や蒸留法を用いることができる。またパルプ化工程や
漂白工程で薬品として添加されるイオンに関しては、洗
浄の強化により除去することが有効である。
以下に実施例を示し、本発明をよシ具体的に説明する。
〔実施例〕
実施例1 北海道産り材チップを原料とし、8リツターオートクン
−ブにて収率約45チのクラフトパルプを作り、スクリ
ーンを通した後、テスト晒し装置により白色度約80%
の原料パルプを作成した。この原料パルプを使用して、
抄紙幅300mのテストマシンにより、坪量130g/
−1rL2、厚さ260μの積層板原紙を抄造した。
この時蒸解から抄造までに用いる用水として、イオン交
換水を用いた。まだこの時洗浄の程度を変化させ、表1
に示す様な残留元素量の原紙を抄造した。
この様にして抄造した積層板原紙にフェノール樹脂(P
R948Q、住友ベークライト社製)を重量で紙:樹脂
−1:1となる様に含浸・乾燥して、プリプレグと呼ば
れる含浸紙を作成した後、このプレプレグを8枚積層し
て加熱圧締し、積層板を製造した。この時の積層板成型
条件は、温度150℃、圧力90kg/crn2、成型
時間120分間であった。
この様にして製造した積層板の煮沸後電気絶縁抵抗を、
JIS  0 6481に従い測定した。結果は比較例
と共に表1に示した。
表1から明らかな様に、積層板原紙中に残留する元素量
を、ナトリウム200 ppm 、力μシウム1100
0pp、および塩素150 ppm以下にすることによ
り、電電絶縁抵抗値の高い積層板を作ることができた。
比較例 実施例と全く同様にして、但し用いる用水として一般の
水道水を用いて、洗浄も極一般的条件で行い、積層板原
紙を抄造した。この積層板原紙から実施例1と全く同様
にして積層板を製造した。
この様にして製造した積層板の煮沸後電気絶縁抵抗につ
いて、実施例と全く同様の測定を行った。その結果は表
1に示した。
表1から明らかな様に、全く各種イオン除去の処理を施
さなかった比較例は、積層板原紙中に残存する各種元素
量が本発明の範囲を大きく越えて訃り、その原紙から製
造した積層板の煮沸後電気絶縁抵抗は極めて低く、本発
明の実施例に比較し明らかに見劣りのするものであった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、原紙中に存在するナトリウム、カルシウム及び塩素
    の量が、重量でパルプ繊維量に対して夫々200ppm
    以下、1000ppm以下及び150ppm以下である
    ことを特徴とする積層板原紙
JP3198886A 1986-02-18 1986-02-18 積層板原紙 Pending JPS62191597A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3198886A JPS62191597A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 積層板原紙

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JP3198886A JPS62191597A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 積層板原紙

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62191597A true JPS62191597A (ja) 1987-08-21

Family

ID=12346300

Family Applications (1)

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JP3198886A Pending JPS62191597A (ja) 1986-02-18 1986-02-18 積層板原紙

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