JPS6219061A - 即席麦がゆの製造方法 - Google Patents

即席麦がゆの製造方法

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JPS6219061A
JPS6219061A JP60156273A JP15627385A JPS6219061A JP S6219061 A JPS6219061 A JP S6219061A JP 60156273 A JP60156273 A JP 60156273A JP 15627385 A JP15627385 A JP 15627385A JP S6219061 A JPS6219061 A JP S6219061A
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barley
wheat
drying
enzyme
bran layer
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Mamoru Ito
守 伊藤
Koji Endo
好司 遠藤
Kazuya Osada
和也 長田
Miyagi Ogawa
小川 みやぎ
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HAKUBAKUMAI KK
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HAKUBAKUMAI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は大麦または裸麦から得られた精白麦を主原料
とする。3〜15分で調理可能な即席麦がゆの製造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
大麦または裸麦を精白して得られた精白麦(以下単に精
白麦という)は、その組織が強靭であるところから炊飯
性が悪く、加熱加圧、圧扁を施して炊飯性を向上させて
いるが、それにしても調理に20分間以上を必要とする
ところから、米と混炊して食する方法が採られている。
また、即席米のように油揚げや加熱加圧することにより
さらに多孔質化することも行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、即席米のように油揚げや加熱加圧するこ
とによりさらに多孔質化しても、やはり調理には20分
間程度を必要とし、しかも麦粒組織が崩れないことから
1′かゆ″にはならなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者等は、精白麦のみでも炊飯性に優れ、し
かもおいしく食することのできる即席麦がゆの製造方法
について鋭意研究した。その結果、セルラーゼとマセレ
イティングエンザイム(植物組織崩壊酵素)の混合酵素
液によって精白麦を浸漬処理あるいは浸漬処理後熟成(
乾燥しないように静置)処理した後、油揚げあるいは高
温流動層乾燥により短時間に多孔質化するか、あるいは
凍結乾燥することにより、その炊飯性が著しく向上する
ばかりか、″かゆ”状に調理できる、すなわち即席麦が
ゆの製造が可能であるという知見を得た。
これをより詳細に説明すると、関連する特許出願(特願
昭59−281701号)に記載したように、大麦また
は裸麦の精白麦を“かゆ状に至らしめために、繊維質分
解酵素であるセルラーゼとマセレイティングエンザイム
の併用が有効である。また、吸水多孔質請した麦粒の乾
燥方法として特に凍結乾燥、あるいは180〜250℃
の高温流動層乾燥が有効であることがわかった。
ここで生産性を考慮して、本発明の特徴である精白麦の
酵素処理後の含有水分を、より低水分にするための検討
を行った結果、セルラーゼとマセレイティングエンザイ
ムの酵素濃度を0.1%として30分間浸漬処理して水
切り後、25℃の温度下で6時間の熟成(乾燥しないよ
うに静置)処理を行えば、より低水分で目的が達成され
ることが分かった。(表−1参照)。
表−1 注)11  セルラーゼ、マセレイティングエンザイム
それぞれ0.1%、40℃にて処理したもの。
m−浸漬−熟成処理した後に凍結乾燥したものを、5分
間調理後、テクスチュロメーターによって測定した硬さ
の値を示す。
ψ傘傘比較−セルラーゼ、マセレイティングエンザイム
それぞれ0.02%、40℃にて処理したもの。
なお、酵素濃度、酵素液での浸漬時間また熟成(乾燥し
ないように静置)時間は、各種精白麦の状態により適正
条件は異なり、それぞれにおいてその条件を見い出した
したがって、本発明の特徴は下記の工程からなるところ
にある。すなわち精白麦を、酵素液量が精白麦の2.0
〜4.0倍重量比であって、セルラーゼが精白麦の0.
01〜0.5重量%、マセレイティングエンザイムが精
白麦の0.01〜0゜5重量%である酵素液に25〜4
0℃にて1〜4時間浸漬するか、あるいは10〜60分
間浸漬して水切し、15〜45℃の条件下で乾燥しない
ように静置した後、−1−5〜−45℃に凍結して0゜
001〜10Torrの真空度で乾燥する凍結乾燥によ
り水分を2〜8%とするか、あるいは180〜250℃
の熱風にて120〜300秒間流動層乾燥させて短時間
に水分を蒸発して多孔質化させることを特徴とする、即
席麦がゆの原料となり得る麦の製造方法である。
また本発明は、出発物質としての精白麦として、大麦ま
たは裸麦の外皮および糠層の一部を研削搗精によって除
去した後、所定の処理を施したものを使用することをも
特徴としている。
〔発明の効果〕
この発明の即席麦がゆの製造方法は以上のように、セル
ラーゼとマセレイティングエンザイムの混合酵素液によ
って精白麦を浸漬処理、あるいは浸漬処理後熟成(乾燥
しないように静置)処理した後、油揚げあるいは高温流
動層乾燥により短時間に多孔質化するか、あるいは凍結
乾燥することにより構成したので、精白麦のみでも非常
に炊飯性に優れ、短時間で″かゆ”状に調理でき、しか
もおいしく食することのできる即席麦がゆの原料となり
得る麦が得られた。
また、セルラーゼとマセレイティングエンザイムがそれ
ぞれ精白麦の0.01〜0.5重量%である酵素液に、
25〜45℃にて10〜゛60分間浸漬後、15〜45
℃にて2〜8時間熟成(乾燥しないように静置)処理を
することにより、より低水分で処理の目的が達成される
。しかも凍結乾燥あるいは180〜250℃の高温熱風
流動層乾燥を行えば、外観的にも褐変などの色の変化が
起こらず、組織が多孔質でより吸水しやすい状態となり
、炊飯性の著しく向上した即席麦がゆの原料となり得る
麦が得られた。
〔実施例〕
以下実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例1 大麦または裸麦の外皮および糠層の一部を研削搗精によ
って除去した後、麦粒の黒条線に沿って切断し、加水、
蒸煮、乾燥後、再度残りの糠層および黒条線を研削搗精
によって除去した米粒状の精白麦を出発物質として使用
した。
上記精白麦1kgを、セルラーゼ1.0g、マセレイテ
ィングエンザイム1.0gの酵素を溶解した2、5党の
40℃温水へ30分間浸漬後、水切りしてから25℃の
室温にて6時間乾燥しないように静置した。これを−2
0℃で完全凍結させて1〜10Torrで真空排気によ
り乾燥し、水分2%の凍結乾燥麦810gを得た。
得られた凍結乾燥麦について無処理精白麦、酵素低濃度
(0,02%)長時間(3時間)浸漬処理凍結乾燥精白
麦、酵素高濃度(0,1%)短時間(30分間)浸漬未
熟成処理凍結乾燥精白麦の3点を試料として、その外観
、調理時間、および食味について比較した。その結果を
表−2に示す。
表−2 注)比較例1−m−無処理精白麦 比較例2−m−酵素低濃度長時間浸漬処理凍結乾燥精白
麦 比較例3−m−酵素高濃度短時間浸漬処理凍結乾燥精白
麦 実施例1−m−酵素高濃度短時間浸漬熟成処理凍結乾燥
精白麦 実施例2 大麦または裸麦の外皮および糠層の一部を研削搗精によ
って除去した後、麦粒の黒条線に沿って切断し、再度残
りの糠層および黒条線を研削搗精してさらに湿式摩擦搗
精した米粒状の精白麦を出発物質として使用した。
上記精白麦1kgを、セルラーゼ3.0g、マセレイテ
ィングエンザイム3.0gの酵素を溶解した2、5Qの
40℃温水へ50分間浸漬後、水切りしてから25℃の
室温にて6時間乾燥しないように静置した。これを−2
0℃で完全凍結させて1〜10Torrで真空排気によ
り乾燥し、水分2%の凍結乾燥麦800gを得た。
得られた凍結乾燥麦について無処理精白麦、酵素低濃度
(0,02%)長時間(3時間)浸漬処理凍結乾燥精白
麦の2点を試料として、その外観、調理時間、および食
味について比較した。その結果を表−3に示す。
表−3 注)比較例4−m−無処理精白麦 比較例5−m−酵素低濃度長時間浸漬処理凍結乾燥精白
麦 実施例2−m−酵素高濃度短時間浸漬熟成処理凍結乾燥
精白麦 実施例3 大麦または裸麦の外皮および糠層の一部を研削搗精によ
って除去した後、麦粒の黒条線に沿って切断し、再度残
りの糠層および黒条線を研削搗精した上湿式摩擦搗精し
た後、従来法によって圧扁処理した圧扁精白麦を出発物
質として使用した。
上記精白麦1kgを、セルラーゼ0.2g、マセレイテ
ィングエンザイム0.2gの酵素を溶解した3、0Qの
40℃温水へ15分間浸漬後、水切りしてから25℃の
室温にて4時間乾燥しないように静置した。これを−2
0℃で完全凍結させて1〜10Torrで真空排気によ
り乾燥し、水分2%の凍結乾燥麦740gを得た。
得られた凍結乾燥麦について無処理精白麦、酵素長時間
(3時間)浸漬処理凍結乾燥精白麦の2点を試料として
、その外観、調理時間、および食味について比較した。
その結果を表−4に示す。
表−4 注)比較例6−−−無処理精白麦 比較例7一−−酵素長時間浸漬処理凍結乾燥精白麦 実施例3−m−酵素短時間浸漬熟成処理凍結乾燥精白麦 実施例4 大麦または裸麦の外皮および糠層の一部を研削搗精によ
って除去し、湿式摩擦搗精により再度残りの糠層を除去
した後、従来法によって圧扁処理した圧扁精白押麦を出
発物質として使用した。
上記精白麦1kgを、セルラーゼ0.2g、マセレイテ
ィングエンザイム0.2gの酵素を溶解した3、0Qの
40℃温水へ20分間浸漬後、水切りしてから25℃の
室温にて4時間乾燥しないように静置した。これを−2
0℃で完全凍結させて1〜10Torrで真空排気によ
り乾燥し、水分2%の凍結乾燥麦760gを得た。
得られた凍結乾燥麦について無処理精白麦、酵素長時間
(3時間)浸漬処理凍結乾燥精白麦の2点を試料として
、その外観、調理時間、および食味について比較した。
その結果を表−5に示す。
表−5 注)比較例8−m−無処理精白麦 比較例9−m−酵素長時間浸漬処理凍結乾燥精白麦 実施例4−一一酵素短時間浸漬熟成処理凍結乾燥精白麦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、精白麦を、酵素液量が精白麦の2.0〜4.0倍重
    量比であって、セルラーゼが精白麦の0.01〜0.5
    重量%、マセレイティングエンザイム(植物組織崩壊酵
    素)が精白麦の0.01〜0.5重量%である酵素液に
    、25〜40℃にて1〜4時間浸漬するか、あるいは1
    0〜60分間浸漬して水切し、15〜45℃の条件下で
    乾燥しないように静置した後、−15〜−45℃に凍結
    して0.001〜10Torrの真空度で乾燥する凍結
    乾燥により水分を2〜8%とするか、あるいは180〜
    250℃の熱風にて120〜300秒間流動層乾燥させ
    て短時間に水分を蒸発して多孔質化させることを特徴と
    する即席麦がゆの製造方法。 2、精白麦が、大麦または裸麦の外皮および糠層の一部
    を研削搗精によって除去した後、麦粒の黒条線に沿って
    切断し、加水、蒸煮、乾燥後、再度残りの糠層および黒
    条線を研削搗精によって除去した米粒状の精白麦である
    特許請求の範囲第1項記載の即席麦がゆの製造方法。 3、精白麦が、大麦または裸麦の外皮および糠層の一部
    を研削搗精によって除去した後、麦粒の黒条線に沿って
    切断し、再度残りの糠層および黒条線を研削搗精してさ
    らに湿式摩擦搗精した米粒状の精白麦である特許請求の
    範囲第1項記載の即席麦がゆの製造方法。 4、精白麦が、大麦または裸麦の外皮および糠層の一部
    を研削搗精によって除去した後、麦粒の黒条線に沿って
    切断し、再度残りの糠層および黒条線を研削搗精してさ
    らに湿式摩擦搗精した後、従来法によって圧扁処理した
    圧扁精白麦である特許請求の範囲第1項記載の即席麦が
    ゆの製造方法。 5、精白麦が、大麦または裸麦の外皮および糠層の一部
    を研削搗精によって除去し、湿式摩擦搗精により再度残
    りの糠層を除去した後、従来法によって圧扁処理した圧
    扁精白押麦である特許請求の範囲第1項記載の即席麦が
    ゆの製造方法。
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JPH0533968B2 JPH0533968B2 (ja) 1993-05-20

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5893343A (ja) * 1981-11-30 1983-06-03 Toshiba Corp 半導体集積回路の分離領域形成方法
JPH0231652A (ja) * 1988-07-19 1990-02-01 Rokko Bataa Kk お粥・雑炊の製造方法
JPH0269152A (ja) * 1988-09-02 1990-03-08 Nisshin Flour Milling Co Ltd 加工胚芽の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS629290A (ja) * 1985-07-08 1987-01-17 Casio Comput Co Ltd 音声録音再生装置

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