JPS62181168A - 記録装置のインクシ−ト搬送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、用紙をインクシートに重ね合わせ、それら
を挟んでプラテンにサーマルヘッドを押し当て、用紙お
よびインクシートをともに搬送しながらそのサーマルヘ
ッドでインクシートのインクを転写して用紙に順次ライ
ン単位の記録を行う、プリンタ・複写機・ファクシミリ
などの熱転写式ライン記録装置に適用することができる
。詳しくは、そのような熱転写式ライン記録装置におい
て、カラーまたはモノクロのインクシートを搬送するイ
ンクシート搬送方法に関する。

従来技術 上述した熱転写式ライン記録装置では、記録終了後該用
紙を挿入してプラテンにセットするときおよび用紙への
すべての記録終了後用紙を排出するとき、用紙のみを搬
送しインクシートは搬送しないこととすると、プラテン
の回転でそれと接触するインクシートが摩擦で送られる
ことがあり、インクシ一ト送りジャムを発生する虞れが
あった。

そこで、従来は用紙と一緒にインクシートも搬送し、そ
のインクシート送りジャムの発生を防止していた。

ところが、このように用紙と同じ速度でインクシートを
搬送すると、インクシートの空送りが多くなり無駄であ
った。

目　　　　　的 そこで、この発明の目的は、上述した熱転写式ライン記
録装置において、記録を行わずに用紙を搬送するときの
インクシート搬送方法を改良し、インクシート送りジャ
ムの発生を防止するとともに、インクシート送りの無駄
を少なくし経済性を向上することにある。

構　　　成 そのため、この発明によるインクシート搬送方法は、以
下の実施例で対応部分に使用する符号とともに説明すれ
ば、用紙（２７）をインクシート（１７）に重ね合わせ
、それらを挟んでプラテン（１０）にサーマルヘッド（
１３）を押し当て、それら用紙（２７）およびインクシ
ート（１７）をともに搬送しながらそのサーマルヘッド
（１３）で前記インクシート（１７）のインクを転写し
て前記用紙（２７）に順次ライン単位の記録を行う熱転
写式ライン記録装置において、記録を行わずに前記用紙
（２７）を搬送するとき、その用紙（２７）より遅い搬
送速度で前記インクシート（１７）を搬送することを特
徴とする。

そして、用紙（２７）とともにインクシート（１７）を
搬送することでインクシート送りジャムの発生を防止す
るとともに、そのインクシート（１７）の搬送速度を用
紙（２７）の搬送速度より遅くすることでインクシート
（１７）の空送りを少なくし無駄をなくすものである。

以下、図面に示す実施例に基づき、この発明について詳
細に説明する。

第１図には、この発明によるインクシート搬送方法を適
用した熱転写式ライン記録装置の内部機構を示す。図中
符号（ｌＯ）はプラテンである。プラテン（１０）には
、ベルト（１１）を介してプラテン駆動モータ（１２）
の回転を伝達する。

そのプラテン（１０）には、サーマルヘッド（１３）を
押し当てる。サーマルヘッド（１３）はヘッドブラケッ
ト（１４）に取り付け、それに図示省略したばねで取付
軸（１５）を中心として図中反時計方向の回動習性を与
える。そして、そのヘッドブラケット（１４）には、た
とえば偏心カムなどを介してヘッド駆動モータ（１６）
の回転を伝達し、サーマルヘッド（１３）をその回動習
性に抗して図中時計方向に回動可能とする。

ところで、上述したプラテン（１０）とサーマルヘッド
（１３）との間には、インクシート（１７）を配置する
。インクシート（１７）は、供給スプール（１８）から
引き出し、ガイドローラ（１９）に掛けてからプラテン
（１０）に押し当て、剥離パッド（２ｏ）に掛は渡して
後搬送ローラ（２１）とその搬送ローラ（２１）に押し
当てる抑圧ローラ（２２）間を通して巻取スプール（ｚ
３）に巻き付けてなる。そして、搬送ローラ（２１）お
よび巻取スプール（２３）には、それぞれベルト（２４
）・（２５）を介してインクシート搬送モータ（２６）
の回転を伝達する。しかして、インクシート（１７）を
図中矢印ａ方向に搬送する。

さて、いまモノクロの記録を行うべく、このような記録
装置に図示する如く用紙（２７）を挿入する。

すると、第２図および第３図に示すようにその用紙（２
７）の先端を供給側センサ（２８）が検知し、用紙（２
７）の先端が十分プラテン（１０）と供給ローラ（２９
）との間に達したところで、プラテン駆動モータ（１２
）を作動してプラテン（１０）を回転し、供給ローラ（
２９）との間に挟み込み用紙（２７）を搬送する。同時
に、インクシート搬送モータ（２６）を作動してインク
シート（１７）を搬送する。しかし、このときのインク
シート（１７）の搬送速度は、第３図のグラフ中（イ）
で示すように、用紙（２７）のそれよりも遅く設定する
。そして、プラテン駆動モータ（１２）を所定量作動し
て用紙（２７）を記録開始位置まで搬送し、そこで該モ
ータ（１２）の作動を停止してプラテン（ｌＯ）の正転
を止め、用紙（２７）の搬送を停止するとともに、イン
クシート搬送モータ（２６）の作動も停止してインクシ
ート（１７）の搬送も停止する。その後、ヘッド駆動モ
ータ（１６）を作動してサーマルへッド（１３）をプラ
テン（１０）に押し当て、その間に用紙（２７）とイン
クシート（１７）とを挟む。しかして、プラテン駆動モ
ータ（１２）とインクシート搬送モータ（２６）とを同
期して作動し、用紙（２７）とインクシート（１７）と
を重ね合わせてともに間欠的に搬送しながら、サーマル
ヘッド（１３）で逐次インクシート（１７）のインクを
転写してその用紙（２７）に順次ライン単位の記録を行
う。すべての記録を終了して後は、用紙（２７）とイン
クシート（１７）とをともに連続的に搬送する。そして
、用紙（２７）の後端を排出側のセンサ（３０）で検知
し、プラテン駆動モータ（１２）およびインクシート搬
送モータ（２６）の作動を停止する。

しかして、サーマルヘッド（１３）の押し当てを解除し
、その後再びプラテン駆動モータ（１２）およびインク
シート搬送モータ（２６）を作動し、用紙（２７）およ
びインクシート（１７）を搬送し、用紙（２７）を排出
する。このときもインクシート（１７）の搬送速度は、
第３図のグラフ中今度は（ロ）で示すように、用紙（２
７）のそれよりも遅く設定する。

次に、カラーの記録を行うべく、第１図に示す記録装置
に用紙（２７）を挿入する。すると、第４図に示すよう
に、第１色目の記録を終了し、サーマルヘッド（１３）
の押し当てを解除するまでは同じである。その後、次の
記録がある場合には、プラテン（１０）を逆転して用紙
（２７）のみを元の記録開始位置まで搬送する。そして
、再びサーマルヘッド（１３）をプラテン（１０）に押
し当て、次色による記録を開始する。しかして、次色に
よる記録終了後は。

第１色目の場合と同様にして後サーマルヘッド（１３）
による押し当てを解除する。この繰り返しによりすべて
の色の記録を終了して後、モノクロの場合と同様に用紙
（２７）より遅い搬送速度でインクシート（１７）を搬
送しながら用紙（２７）を排出する。

効　　　果 したがって、この発明によれば、熱転写式ライン記録装
置において、記録を行わずに用紙を搬送するとき、用紙
とともにインクシートも搬送することでインクシート送
りジャムの発生をなくシ。

またそのインクシートの搬送速度を用紙の搬送速度より
遅らすことで、インクシートの空送りを少なくし、無駄
をなくして経済性を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明によるインクシート搬送方法を有す
る熱転写式ライン記録装置の内部機構図である。第２図
は、その記録装置でモノクロ記録を行う場合のフローチ
ャートである。第３図は。 そのときのタイムチャートと、そのチャートに合わせた
用紙搬送位置と用紙およびインクシートの搬送量との関
係を示すグラフである。第４図は、その記録装置でカラ
ー記録を行う場合のフローチャートである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、用紙をインクシートに重ね合わせ、それらを挟んで
   プラテンにサーマルヘッドを押し当て、それら用紙およ
   びインクシートをともに搬送しながらそのサーマルヘッ
   ドで前記インクシートのインクを転写して前記用紙に順
   次ライン単位の記録を行う熱転写式ライン記録装置にお
   いて、記録を行わずに前記用紙を搬送するとき、その用
   紙より遅い搬送速度で前記インクシートを搬送してなる
   、記録装置のインクシート搬送方法。 ２、記録開始前、前記用紙を挿入して前記プラテンにセ
   ットするときに適用してなる、前記特許請求の範囲第１
   項に記載の記録装置のインクシート搬送方法。 ３、前記用紙へのすべての記録終了後該用紙を搬出する
   ときに適用してなる、前記特許請求の範囲第１項に記載
   の記録装置のインクシート搬送方法。