JPS62178548A - 3−クロロ−4−イソプロピルアニリンの製造方法 - Google Patents

3−クロロ−4−イソプロピルアニリンの製造方法

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JPS62178548A
JPS62178548A JP1802986A JP1802986A JPS62178548A JP S62178548 A JPS62178548 A JP S62178548A JP 1802986 A JP1802986 A JP 1802986A JP 1802986 A JP1802986 A JP 1802986A JP S62178548 A JPS62178548 A JP S62178548A
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JP
Japan
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isopropylaniline
raw material
chloro
sulfuric acid
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP1802986A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Igarashi
五十嵐 桂一
Michihiko Nakaya
中屋 道彦
Koichi Moriyasu
森安 宏一
Shuji Ozawa
小沢 修二
Akie Sekida
関田 秋江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は3−クロロ−4−イソプロピルアニリンの製造
方法に関する。
3−クロロ−4−イソプロピルアニリンは農薬中間体と
して重要であり、古くより数多くの特許化合物の原料も
しくは中間体として使用されている。
(特開昭46−2049号公報、46−2050号公報
、***国特許第2,249,547 、特開昭52−3
4926号公報、55−157561号公報、特公昭6
0−21136号公報)またそれに伴って、近年需要の
増大がみこまれその価値が裔く評価されているものであ
る。
本発明は3−クロロ−4−イソプロピルアニリンを工業
的にを利に製造し、かつ安価に供給する方法に関するも
のである。
〔従来技術〕
3−クロロ−4−イソプロピルアニリンの合成方法、も
しくは製造方法について記載した報告は極めて少なく、
近年ではわずかに***間特許2,249,547に3−
クロロ−4−イソプロピルニトロベンゼンを還元して得
る方法が記載されているのみである。
この方法では異性体の副生問題のため原料となる。
3−クロロ−4−イソプロピルニトロベンゼンを得るこ
と自体が困難である。従って3−クロロ−4−イソプロ
ピルアニリンを工業的にあるいは実験室的にもを利に製
造できる技術はほとんど知られていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、種々の農薬の原料あるいは中間体として重要
である3−クロロ−4−イソプロピルアニリンを、工業
的に簡便かつ経済的に製造する方法を提供することを課
題とする。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明者らは
、前記課題を解決するため鋭意検討した結果、4−イソ
プロピルフェノールをアンモノリシスすることにより工
業的に大量生産可能であり、入手容易な4−イソプロピ
ルアニリンを原料として用い、これを塩素化することに
より本発明の目的が達成されることを見出し、本発明を
完成した。
すなわち、本発明は、4−イソプロピルアニリンを硫酸
中で塩素化することを特徴とする3−クロロ−4−イソ
プロピルアニリンの製造法である。
本発明の方法において用いる硫酸としては、濃硫酸が適
しており、一般に濃度90χ〜100χ、好ましくは9
4χ〜97χのものが用いられる。また使用する硫酸の
量は反応温度によって異なるが、原料の4−イソプロピ
ルアニリンを溶解し得るに充分な看取上であればよく、
多過ぎると容積効率を悪くし、更に反応後の中和に多量
の塩基を必要とするので、一般には原料の4−イソプロ
ピルアニリンに対して2倍〜20倍当量、好ましくは3
倍〜12倍当量、より好ましくは4倍〜7倍当量の硫酸
が用いられる。
本発明の方法において反応は、もちろん反応温度を高く
することにより使用する硫酸の盪をある程度低くおさえ
ることが可能であるが、スルホン化が進行しない温度以
下で行う必要がある。一般には反応温度としては一32
℃〜100℃の間が良く、好ましくは0℃〜70℃、よ
り好ましくは10℃〜50℃の範囲が良い。
本発明の方法において塩素化は塩素ガスを直接反応液中
に導入することによって行う。この場合、塩素ガスの導
入量は反応温度、反応時間によって異なるが、一般的に
は原料の4−イソプロピルアニリンに対して0.5当量
〜15当量、好ましくは1゜1当量〜8当量、より好ま
しくは1.2当量〜5当量である。また、塩素ガスを循
環使用することにより塩素使用量を化学当量に近づける
ことは可能である。また塩素ガス導入の際、攪拌を同時
に行なえばより効率的となる。さらに光を遮断した状態
で行うか、あるいは乾燥した空気などを同時に導入すれ
ばより望ましい結果かえられる。
本発明方法において、塩素化反応を原料の4−イソプロ
ピルアニリンが完全に消失するまで塩素化反応を続ける
ことは可能であるが、原料の4−イソプロピルアニリン
の残存率が全体の3χ〜10χの時点で塩素化反応を終
了するのが収率的に好ましい。反応液中の4−イソプロ
ピルアニリンの残存量は薄層クロマトグラフィー(T、
L、C) 、液体クロマトグラフィー(L、C) 、ガ
スクロマトグラフィー(GC)などの分析手段により極
めて容易に確認することができる。
反応終了後は、好ましくは反応混液の1倍〜10倍体積
量の氷水もしくは冷水で希釈する。この時点で目的の3
−クロロ−4−イソプロピルアニリンの一部が硫酸塩と
して析出し、これを回収することも可能であるが、一般
には中和することにより目的の3−クロロ−4−イソプ
ロピルアニリンの総てを遊離させることができる。この
場合中和に使用する塩基類としては一般に用いられる塩
基類が概ね使用でき、好ましくは無機塩基、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど、もしくはそれらの
水溶液、あるいはアンモニアガスもしくはその水溶液が
使用できる。
遊離した3−クロロ−4−イソプロピルアニリンは非水
系の溶剤、たとえばヘキサン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、石油エーテル、クロロベンゼン、エチルエーテ
ル、酢酸エチル、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩
化炭素などの有機溶剤で容易に抽出できる。抽出液より
抽出溶剤を留去するだけでも90%以上の純度を有する
3−クロロ−4−゛イソプロピルアニリンを得ることが
できるが、好ましくは蒸溜することによりさらに純度の
高い3−クロロ−4−イソプロピルアニリンを得ること
が可能である。またこの場合目的物は蒸溜の方法にもよ
るが原料の4−イソプロピルアニリンに対して80%以
上の高収率で得ることが可能である。
〔実施例〕
次に、本発明方法を合成例を挙げて具体的に説明するが
これらに限定されるものではない。
合成例1 滴下ロート、ガス導入管およびかきまぜ機を備えたガラ
ス反応器中、乾燥窒素ガス雰囲気下に4−イソプロピル
アニリン135g(1モル)に96に硫酸325m l
 (6モル)を激しくかきまぜを行いながらゆっくりと
滴下した。また、滴下は温度が50℃を越えないように
随時冷却しながら行った。滴下終了後さらにかきまぜを
続け、均一の溶液となったところで光を遮断するために
アルミはくで反応器を覆い、窒素ガスのかわりに塩素ガ
スを反応液に導入した。塩素ガス導入用の管は反応器の
底部にまで及ぶものを使用し、かきまぜは常に反応液を
均一な状態に維持するために激しく行つた。
反応液の温度はその後徐々に下降して25℃〜28℃前
後で一定となった。約5時間塩素ガスの導入およびかき
まぜを続けた後、反応液を氷水中に注ぎ、水酸化ナトリ
ウムで中和してヘキサンで抽出した。抽出液を無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後濃縮して黒かっ色の油状物(ガ
スクロマトグラフィーによる組成比(以下同じ)3−ク
ロロ−4−イソプロピルアニリン 93.8χ、4−イ
ソプロピルアニリン6.2χ、未知化合物 痕跡H69
,6gを得た。またこの油状物を減圧蒸溜することによ
り、初留(1) (65“〜75℃10.6■■og、
 !k[l成:3−クロロ−4−イソプロピルアニリン
45.6χ、4−イソプロピルアニリン54.2χ、未
知化合物0.2χ)5.6g 、初留(II) (75
℃〜82℃10.flu++mHg、組成=3−クロロ
ー4−イソプロピルアニリン61.4χ、4−イソプロ
ピルアニリン38.3χ、未知化合物0.3χ)5.1
g、および主留(83°〜88℃10.6m++w)I
g、組成:3−クロロ−4−イソプロピルアニリン97
.8χ、4−イソプロピルアニリン2.2χ、未知化合
物 痕跡)143.2gを得た* NMR/17オ:1
.1?(6H,d、J’7Hz)、3.28(IH,m
+)、3.44 (LH,s) 、 6.39 (LH
,dd、 J=8Hz、 J=211z) 、 6.5
4 (IL d。
J−2)1z)、6.97(Ill、d、J=8Hz)
、主留の収率84.5χ。
合成例2 4−イソプロピルアニリン405g(3モル)に95χ
硫酸813m1(15モル)を激しくかきまぜながらゆ
っくりと滴下した。また滴下は温度が80’Cを越えな
いように随時冷却しながら行った。滴下終了後、さらに
かきまぜを行い、反応液が均一な溶液となったところで
塩素jよび乾燥空気の混合ガス(塩素:空気20:1、
体積比)を反応器の底部より導入した。反応液はその後
徐々に下降して32℃前後で一定となった。約12時間
かきまぜおよびガスの導入を続けた後、反応液を氷水中
に注ぎ、アンモニア水で、弱アルカリ性としてエチルエ
ーテルで抽出した。抽出液を塩化カルシウムで乾燥した
後濃縮して黒褐色油状物を得た。それを減圧蒸溜して9
5°〜98℃/1ma+Hgの留分を回収することによ
り無色透明な油状物415gを得た。
NMRδcrc!::1.1?(6H,d、J−7Hz
)、3.28(1)1.m)、3.44(IH,s) 
、 6.39 (LH,dd、 J−8Hz、 J−2
Hz) 、 6.54 (18,d、 J−2Hz)、
6.97(LH,d、J=8)1x)、収率81.6χ
 。
(発明の効果〕 本発明にかかる3−クロロ−4−イソプロピルアニリン
の製造方法は、工業的に大量生産可能な4−イソプロピ
ルアニリンを硫酸中で塩素化することを特徴とし、一段
階の反応で、高収率で工業的にも実験室的にも有利に、
かつ、経済的に目的の3−クロロ−4−イソプロピルア
ニリンを供給することを可能にするものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 4−イソプロピルアニリンを硫酸中で塩素化することを
    特徴とする3−クロロ−4−イソプロピルアニリンの製
    造方法
JP1802986A 1986-01-31 1986-01-31 3−クロロ−4−イソプロピルアニリンの製造方法 Pending JPS62178548A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103068789A (zh) * 2010-08-20 2013-04-24 隆萨有限公司 选择性间位氯化烷基苯胺的方法
CN103153941A (zh) * 2010-10-14 2013-06-12 隆萨有限公司 卤化二乙基甲苯二胺

Cited By (3)

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JP2013538201A (ja) * 2010-08-20 2013-10-10 ロンザ リミテッド アルキルアニリンの選択的なメタ位クロル化の方法
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