JPS62178507A - 多色粉末化粧料の充填方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、粉末化粧料の充填方法及びそのための装置
に関し、特に単一の容器に複数の粉末化粧料を充填する
ための方法及び装置であって、容器の供給、充填、排出
までを自動的に行い得るようにした多色粉末化粧料の充
填方法及び装置に関する。

（従来の技術） 従来、７アンデ一シ層ン、アイシャドー、プランジヤー
等の複数の粉末化粧料を中皿と称せられる単一の容器に
充填する作業は、はとんど手作業で行っており、自動化
した装置により充填を行うようにしたものは知られてい
ない、そしてこの手作業による場合次のような工程を採
ってνする。ナなわち、下型に中皿をセットした後、中
皿に仕切板を組み付け、仕切板で仕切られた中皿内の各
スペース内にそれぞれ粉末化粧料を充填し、充填された
粉末化粧料をならして平滑にする６次に上型を用いてプ
レスして充填された化粧料を固型後、各金型を分解して
中皿を取り出し、余分な粉末を除去する。かかる工程中
、プレス工程以外は手作業で行っており、工程数が非常
に多くなっていたと共に、金型は巡回させて使用するた
め多くの金型数が必要であった。又、作業設備面積も非
常に広い面積を必要としている。特に金型は、中皿の形
状毎に製作しなければならず、その製作数は生産数量に
もよるが３０〜５０組の製作が必要であり、費用の無駄
が多かった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は、従来の充填方法にみられた欠点を解消し、
多色粉末化粧料の充填の全工程を実質的に自動化可能と
ぜんとするものである。

（問題を解決するための手段） 上記問題点を解決するために、特定発明は仕切板を備え
た金型に中皿を供給しセットする工程と、仕切板で仕切
られた中皿内の複数のスペースにそれぞれ異なる粉末化
粧料を充填する工程と、充填された粉末化粧料をプレス
する工程と、金型から中皿を分離し装置外へ排出する工
程と、金型を清掃する工程とを含み、各工程を金型を保
持して間欠回転するテーブル上において順次行うように
したことを特徴とする。

又、第２の発明は仕切板を備えた金型と、金型を保持し
て間欠的に回転するテーブルと、該テーブルの間欠的な
停止位置に配置された複数の作業ステージとがらなり、
作業ステージは少なくとも金型に中皿を供給しセットす
るステージと、仕切板で仕切られた中皿内の複数のスペ
ースにそれぞれ異なる粉末化粧料を充填するステージと
、充填された粉末化粧料をプレスするステージと、金型
から中皿を分離し装置外へ排出するステージと、゛金型
を清掃するステージとを有していることを特徴とする。

（作　用） 回転するテーブル上において中皿を備えた金型への中皿
のセット、複数の粉末化粧料の充填、仮プレス、充填さ
れた中皿の排出、金型の清掃を行うので、単一の中皿に
複数の粉末化粧料を充填する作業を自動化することが出
来る。

（発明の効果） 単一の中皿への複数の粉末化粧料の充填を自動化するこ
とが出来るため、量産化が達成出来、人的、時間的なコ
ストの低減を図ることが可能であると共に、回転するテ
ーブル上において充填作業を行うため、作業設備面積が
小さく、設備費の節減が可能となる。

（実施例） 以下に図面を参照しつつこの発明の好ましい実施例を説
明する。第１図はこの発明の充填工程を示し、中皿と称
せられる容器（１）が°コンベア（２）で金型（３）の
下部に供給される。所定位置に達した中皿（１）を、位
置検出手段（４）で検出して、ブツシュロッド（５）で
突き上げて金型（３）にセットする。第１図４工は中皿
（１）が金型（３）にセットされた状態を示しているが
、中皿（１）の供給前は、ブツシュロッド（５）は下降
している。金型（３）は後述する回転テーブル（６）に
取り付けられ、第３．４図に示すように仕切板（７）が
定着されている。仕切板（７）は中皿（１）に充填され
る異なった色調の粉末化粧料が混色するのを防止するた
めに、金型（３）にセットされた中皿（１）内に入り込
み中皿（１）内を２つのスペースに区画する。金型（３
）は第３．４図に示すように、上下に貫通した充填孔（
８）を備え、該充填孔（８）を仕切板（７）で左右２つ
の充填スペースに区画している。

可松テーブル（６）のｍｌステージ（９）で、金型（３
）へ中皿（１）をセットした後、回転テーブル（６）が
回転して第２ステージ（１０）に、中皿（１）をセット
した金型（３）が移動される。第２ステージ（１ｏ）に
は第１充填１ｆｌ（１１）が配置され、充填ノズル（１
２）により、仕切板（７）で仕切られた一方の充填孔（
８）を介して中皿（１）の第１のスペースに第１の粉末
化粧料（１３）が充填される（第１図Ｌ）。

中皿（１）の第１スペースへの充填後、回転テープル（
６）を回転して第３ステージ（１４）に移動し、該第３
ステージ（１４）に配置された第２充填機（１５）の充
填ノズル（１６）によって、中皿（１）の第２のスペー
スに第２の粉末化粧料（１７）が充填される（第１図９
−）、第１、第２の粉末化粧料（１３）（１７）は色調
若しくは性状が異なるが仕り板（７）で仕切られている
ため互いに混合するおそれはない。

尚、図示の実施例にあっては、第１と第２の粉末化粧料
を別個の充填機を用いて別個のステージで充填するよう
にしであるが、２本の充填ノズルを有する単一の充填機
を眉いて単一のステージで充填するようにしても良い。

中皿（１）に粉末化粧料（１３）（１））を充填後、回
転テーブル（６）を再び回啄して＄４ステージ（１８）
に移動する。第４ステージ（１８）には仮プレスｆｉ　
（１９）が配置されており、仮プレスヘッド（２０）に
より充填された粉末化粧料（１３）（１））を仮プレス
して、粉末化粧料（１３）（１７）を所望の固さに押し
固める（第１図Ｄ）・ かかる仮プレス時に、直接プレスヘッド（２０）を粉末
化粧料の表面に接触させると、プレスヘッド（２０）に
油分が付着したりヘッドの隙間に粉末化粧料が入り込ん
で（るため、プレス加工毎にこれらの除去が必要となり
自動化するためのネックとなる。そこで、第５．６図に
示すように、プレスヘッド（２０）と中皿（１）との間
に保護シー）　（２１）を介在させる。該保護シー）　
（２１）は仕切板（７）が存在していても、切断される
おそれのないポリエチレンフィルム等の伸縮性の大きな
材料からなる。しかし、保護シー）　（２１）を伸縮性
の乏しい材料、例えば布や紙としても良いが、この場合
には、プレス時に仕切板（７）で切断されるおそれがあ
るので、仕切板（７）の高さだけ保護シートを送り出す
機構が必要となり、構造が複雑となるであろう。

仮プレス後、回転テーブル（６）を回転して、第５ステ
ージ（２２）に移動する。第５ステージ（２２）には吸
引ノズル（２３）が配置されており、仮プレスされた後
の粉末化粧料の成型パリを吸引して除去する（第１図旦
−）、成型パリの除去により、本プレス時に化粧料の表
面が互いに混合するおそれがな（なる。

成型パリの除去後、回転テーブル（６）を回転して第６
ステージ（２４）に移動し、仮プレスされた中皿（１）
を突出パッド（２５）で下方へ突き出して、金型（３）
からはずす。落下した中皿（１）は移送ロッド（２６）
によりコンペア（２７）に移され、コンペア（２７）に
よって装置外へ運ばれる（第１図Ｌ）。そして、従来公
知のように本プレス＃ｊ１１ユより本プレスされて仕切
板（７）が引き抜かれた結果発生しで米な第１、第２の
粉末化粧料（１３）（１））の間の空間が埋められると
共に表面が平らにされる。

中皿（１）を取り外された金型（３）は回転テーブル（
６）と共に回転して第７ステーノ（２８）に移動し、こ
こにおいて清掃ブラシ（２９）で清掃され、付着してい
る粉末化粧料が除去される（第１図Ｇ）。

清掃された金型（３）は回転テーブル（６）の回転によ
り再び第１のステージ（９）に戻り、次の充填のために
中皿がセットされる。

回転テーブル（６）は上記第１〜第７ステージでの各工
程を処理するために間欠的に回転運動すると共に、少な
くとも７つの中皿をセットして各工程を順次バッジ処理
することができるのであり、粉末化粧料の充填の自動化
と量産化を達成出来る。

又、回転テーブルとその周囲に配置される各工程での作
業機械の配置スペースが、必要とする作業設備面積に相
当するために、作業設備面積は従来の手作業の場合に比
して着しく減少せしめることが出来るのである。又、必
要とする金型の数はステージ数と同一であるために所要
金型数が少なくなり金型費用を大幅に節約することが出
来る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであって、第１図は
工程図、第２ｒＭは装置の平面図、第３．４図は金型の
斜視図、第５．６図は仮プレス作業を示す図である。 （１）・・・中皿　　　　　（２）・・・コンペア（３
）・・・金型　　　　　（４）・・・位置検出手段（５
）・・・ブツシュロッド（６）・・・回転テーブル（７
）・・・仕切板　　　　（８）・・・充項孔（９＞・・
・第１ステージ　（１０）・・・第２ステーノ（１１）
・・・第１充項１’！！　　　（１２）・・・充填ノズ
ル（１３）・・・第１粉末化粧料（１４）・・・第３ス
テーノ（１５）・・・第２充填機　　（１６）・・・充
填ノズル（１７）・・・第２粉末化粧料（１８）・・・
第４ステーノ（１９）・・・仮プレス機　　（２０）・
・・仮プレスヘッド（２１）・・・保護シー）　　　（
２２）・・・第５ステージ（２３）・・・吸引ノズル　
　（２４）・・・第６ステージ（２５）・・・突出パッ
ド　　（２６）・・・移送ロッド（２７）・・・コンベ
ア　　　（２８）・・・第７ステージ（２９）・・・清
掃ブラシ 特許出願人　株式会社　資　生　堂 第２図 第３屈

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）仕切板を備えた金型に中皿を供給しセットする工
   程と、仕切板で仕切られた中皿内の複数のスペースにそ
   れぞれ異なる粉末化粧料を充填する工程と、充填された
   粉末化粧料をプレスする工程と、金型から中皿を分離し
   装置外へ排出する工程と、金型を清掃する工程とを含み
   、各工程を金型を保持して間欠回転するテーブル上にお
   いて順次行うようにしたことを特徴とする多色粉末化粧
   料の充填方法。
2. （２）仕切板を備えた金型と、金型を保持して間欠的に
   回転するテーブルと、該テーブルの間欠的な停止位置に
   配置された複数の作業ステージとからなり、作業ステー
   ジは少なくとも金型に中皿を供給しセットするステージ
   と、仕切板で仕切られた中皿内の複数のスペースにそれ
   ぞれ異なる粉末化粧料を充填するステージと、充填され
   た粉末化粧料をプレスするステージと、金型から中皿を
   分離し装置外へ排出するステージと、金型を清掃するス
   テージとを有していることを特徴とする多色粉末化粧料
   の充填装置。