JPS6217423Y2 - - Google Patents

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JPS6217423Y2
JPS6217423Y2 JP176881U JP176881U JPS6217423Y2 JP S6217423 Y2 JPS6217423 Y2 JP S6217423Y2 JP 176881 U JP176881 U JP 176881U JP 176881 U JP176881 U JP 176881U JP S6217423 Y2 JPS6217423 Y2 JP S6217423Y2
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sheet
fruit
sheets
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foamed
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JP176881U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、果物の箱詰包装に使われる間紙用シ
ートに関するものである。
従来の技術 一般に果物は、ほんの少しの傷があるだけでも
見ばえが悪くなり、商品価値が低下する。特に梨
など表皮層の薄い果物は、傷が原因で腐り易いも
のである。このため、傷み易い果物を段ボール箱
等で包装する場合に用いる緩衝材には、表面保護
作用と強い衝撃に対する緩衝作用との両方が求め
られる。
緩衝材を用いて行う果物の包装には種々の方式
があるが、その代表的なものの一つは、第3図に
示したように、被包装物の形状に合わせて凹部を
形成したポリスチレンシート4の凹部に被包装物
5を嵌入させ、これを、緩衝用パツド(間紙と呼
ばれる)6を介在させながら段ボール箱7内に積
重ねる方式である。そこで使われる間紙には、包
装物の輸送中に生じる局所的な荷重や衝撃に耐
え、また緩衝能力に関係する圧縮弾性と曲げ弾性
が適度であり且つ一様であることが要求され、さ
らにこれらの要求性能がなるべく薄く且つ軽いシ
ートにより達成されていることが望まれるが、従
来普通に使われてきた紙または板紙製の間紙は、
かなり複雑な構造で製造に手間がかかるわりには
緩衝力が充分でなく、また重いという欠点があつ
た。
実開昭52−95780号公報には、後に詳述する本
願考案の間紙用シートと同様に波形表面を有する
発泡プラスチツクシートが多数記載されている。
しかしながら、それらの波形発泡シートは特に果
物間紙用シートとして考案されたものではないの
で、上述のように強度、弾性等に関する多くの要
件を充足しなければならない果物間紙用シートと
して使うには、改良の余地あるものであつた。
考案が解決しようとする問題点 本考案の目的は、紙よりも軽量で成形も容易な
発泡プラスチツクを素材とし、果物間紙用シート
として必要な性質も充分備えたシートを提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成することに成功した本考案の果
物間紙用シートは、表面の一方が平坦面で他方が
波形凹凸を有する面である発泡ポリオレフインシ
ート2枚を、各シートの波の向きを揃えて平坦面
同士で融着してなり、両表面の波形の位相が実質
的に一致していることを特徴とするものである。
本考案による果物間紙用シートの素材として
は、ポリエチレン、ポリプロピレンのほか、任意
のフイルム形成性ポリオレフインを使用すること
ができる。これらの樹脂から本発明のシートを製
造する場合、まず片面波形の発泡シートとして押
出成形するが、その方法は周知の常法に従つてよ
いので、詳細な説明は省略する。得られた片面波
形の発泡シート2枚を前述のような配置で融着さ
せれば本考案のシートとなるが、融着させるため
には、押出成形後の片面波形発泡シートの平坦面
を加熱して表面のみを溶融させた状態で重ね合わ
せて押圧するか、押出成形後、平坦面がまだ自己
融着性を持つ間にシートを重ね合わせて押圧す
る。発泡シートを外面のみ波形のチユーブ状発泡
シートとして押出成形した場合は、押出し後ただ
ちにピンチロールで挟圧して内面を融着させるこ
とにより本考案のシートを得ることができる。
実施例 第1図に示した実施例は、片面波形の発泡ポリ
オレフインシート(波のピークにおけるシート厚
さ8mm、谷部におけるシート厚さ5.25mm、波のピ
ツチ10mm)1および同2が、平坦面側で融着され
て融着面3を形成し一体化したものである。
作用・効果 本考案の作用・効果を第1図の実施例を参照し
ながら説明すると、上下両面の波形の位相が実質
的に一致している本考案の果物間紙用シートは、
第2図に現われているように、波の進行方向にど
の部分をとつてみても(たとえば一方の表面にお
ける波形の山の部分A−A′部分も谷の部分B−
B′部分も)、実質的に同じ厚さである。片面波形
発泡シートや上下両面の波の位相が180度前後ず
れている両面波形発泡シートは波の谷の部分にお
いてシートが薄く、それによつてシート全体の物
性、特に波の進行方向の物性が決定されてしまう
が、本考案のシートは波形シートであるにもかか
わらずそのような薄い部分がないから、波の進行
方向にもすぐれた強度と曲げ弾性を示す。
また本考案によるシートの芯部にある融着層3
は、発泡ポリオレフインの一部が溶融して形成さ
れた無発泡ないし低発泡度のものであるから、そ
の両側にある発泡体部分よりも引張りに強い。し
たがつて、使用時には発泡シートを補強する作用
がある。この補強作用により、本考案の間紙用シ
ートは、これと同一の外観を持つ均一構造の発泡
ポリオレフインシートより強度が大である。
これらの特長により、本考案のシートは、シー
ト全体にわたつて一様な緩衝作用を示し、しかも
その緩衝作用と強度がすぐれているから、間紙と
して第3図のように用いた場合、果物の損傷防止
効果がすぐれている。また、同じ使用条件ならば
類似の波形発泡シートよりも薄いものですむ。
本考案の果物間紙用シートはまた、柔軟性に富
む発泡ポリオレフインからなるため、表皮の薄い
果物が直接接触することがあつてもスリ傷を生じ
させないという特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案の一実施例の斜視図。第2図:
第1図の実施例の上下波形表面の説明図。第3
図:間紙を用いた果物包装構造の説明図。 1,2:融着前の発泡ポリオレフインシート、
3:融着面、4:ポリスチレンシート、5:被包
装物、6:緩衝用パツド(間紙)、7:段ボール
箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面の一方が平坦面で他方が波形凹凸を有する
    面である発泡ポリオレフインシート2枚を、各シ
    ートの波の向きを揃えて平坦面同士で融着してな
    り、両表面の波形の位相が実質的に一致している
    ことを特徴とする果物間紙用シート。
JP176881U 1981-01-12 1981-01-12 Expired JPS6217423Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP176881U JPS6217423Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12

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JP176881U JPS6217423Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57117365U JPS57117365U (ja) 1982-07-21
JPS6217423Y2 true JPS6217423Y2 (ja) 1987-05-06

Family

ID=29800202

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JP176881U Expired JPS6217423Y2 (ja) 1981-01-12 1981-01-12

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JPS57117365U (ja) 1982-07-21

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