JPS62167113A - ロ−ル状物移載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動倉庫に於ける入出庫用走行うレーンに使
用される移載装置、即ち昇降台とこの昇降台に水平横方
向に出退横動自在に支持された移載用スライド台とを備
えた移載装置に関するものである。

（従来の技術及びその問題点） 前記移載用スライド台は一般にスライドフォークと呼称
されており、一般的なスライドフォークはその荷支持面
が平坦であるからロール状物をその円周面に於いて支持
することは出来ない。従ってロール状物を取り扱う場合
には、スライドフォーク上でロール状物が転動するのを
防止する手段を講じる必要がある。

従来このような手段としては、ロール状物を安定的に支
持する受は座によって各ロール状物を支持させておき、
この受は座ごとロール状物を移載する方法や、スライド
フォーク上に前記受は座を取り付けておく方法、或いは
ロール状物の側面をクランプしたりロール状物の側面か
ら突出する８棒を受ける特殊なスライドフォークを使用
する方法等が知られている。

ロール状物に受は座をセットしておく方法は数多くの受
は座を必要とするので不経済であり、しかも受は座とロ
ール状物とをセットしたり切り離したりするための作業
が必要となる。又、受は座付きスライドフォークを使用
する方法ではスライドフォークの昇陣ストロークが大き
くなるため、ランク側に於ける上下のロール状物収納空
間の間のスライドフォーク挿入昇降空間を広げなければ
ならず、ラックの収納効率が低下する。更にこの受は座
付きスライドフォークを使用する方法やロール状物の側
部を支持する特殊フォークを使用する方法はロール状物
専用となり、一般のパレタイズされた荷を入出庫するた
めの移載装置としては活用することが出来ない。

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上のような従来の問題点を解決し得る移載装
置を提案するものであって、その特徴は、昇降台とこの
昇降台に水平横方向に出退横動自在に支持された移載用
スライド台とを備えた移載装置であって、前記移載用ス
ライド台上でのロール状物の転動を阻止するロール状物
位置決め用ストッパーを、前記スライド台の荷支持面に
対し上下出退自在に設け、このストッパーを出退させる
駆動手段を設けた点にある。

（発明の作用及び効果） このような本発明の移載装置によれば、ラックからロー
ル状物を搬出する場合には、前記ロール状物位置決め用
ストッパーをスライド台の荷支持面下に退入させた状態
でロール状物下に当該スライド台を進入させ、前記スト
ッパーを突出させた後にスライド台を上昇させてロール
状物を掬い取らせ、ランクにロール状物を搬入する場合
には、ロール状物がラック側に支持された後に前記スト
ッパーをスライド台の荷支持面下に退入させ、この後当
該スライド台をロール状物下から引き抜くようにスライ
ド台を後退移動させることにより、ラック側の上下に隣
接するロール状物収納空間の間に確保しなければならな
いスライド台進入昇降空間は従来のフラットなスライド
台（スライドフォーク）を使用する場合と同一の大きさ
で良く、従ってラックのロール状物収納効率を低下させ
ないで済む。

しかもロール状物には専用の受は座をセットしておく必
要はなく、スライド台上でのロール状物の転動は当該ス
ライド台の荷支持面から突出させたロール状物位置決め
用ストッパーにより確実に阻止し、安全確実にロール状
物の移載作業を行うことが出来る。又、前記ストッパー
をスライド台の荷支持面下に退入させておけば、パレタ
イズされた一般的な荷を入出庫するための移載装面とし
ても活用することが出来、その経済的効果は甚大である
。

（実施例） 以下に本発明の一実施例を添付の例示図に凸づいて説明
する。

第１図及び第２図に於いて、１は入出庫用走行うレーン
であって、ロール状物２を収納するラック３にそって走
行することが出来、本発明の移載装置４を備えている。

前記ラック３は各ロール状物収納空間５に於いて左右一
対の荷受具６．７を（ｌｉｆｆえ、この荷受具６．７上
には、水平横向きに支持されるロール状物２がラック奥
行き方向に転動するのを阻止して一定位置に位置決めす
る一対のストッパー８ａ、８ｂ及び９ａ、９ｂが設けら
れている。前記移載装置４は、クレーン１に設けられた
走行方向一対の支柱１０間で当該支柱１ｏにそって昇降
する昇降台１１と移載用スライド台１２とを備えている
。

前記移載用スライド台１２は前記昇降台１１に中間スラ
イド台１３を介して支持され、従来のスライドフォーク
と同様に、昇降台１１に対する前記中間スライド台１３
の出退往復移動に連動して当該中間スライド台１３に対
し同一方向に出退往復移動するように構成されており、
昇降台１１の中心位置とラック３のロール状物収納空間
５内の位置との間を水平に往復移動することが出来る。

又、この移載用スライド台１２は、前記ロール状物収納
空間５内の左右一対の荷受具６，７間を昇降移動するこ
とが出来る巾に構成されている。

第１図及び第２図では図示省略しているが、第３図及び
第４図に示すように前記移載用スライド台１２のスライ
ド方向の両端近傍部には一対のロール状物位置決め用ス
トッパー１４ａ、＋４ｂが設けられている。この両スト
ッパー１４ａ、＋４ｂは、移載用スライド台１２の荷支
持板１５より下側で当該スライド台１１方向の水平支軸
１６にょり内端部が軸支され、この支軸１６を中心に前
記荷支持板１５に設けられた開口部１７を通じて上方へ
揺動突出することが出来る。

１８は前記一対のストンパー１４ａ、１４ｂを前記スラ
イド台１２の荷支持面１５ａに対し上下出退移動させる
駆動手段であって、前記支軸１６と平行でスライド台１
２の移動方向にのみ往復移動可能に支持された一対の可
動軸１９ａ、１９ｂ、各可動軸１９ａ、１９ｂとストッ
パー１４ａ。

１４ｂの中間位置とを連結する夫々一対のリンク２０ａ
、２０ｂ、前記各可動軸１９８．１９ｂに外端を夫々連
結され且つ前記スライド台１２の移動方向にのみ往復移
動可能に支持された一対のラックギヤ２１ａ、２１ｂ、
両ランクギヤ２１ａ。

２１ｂに同時に咬合して回転により両ラックギヤ２１ａ
、２１ｂを互いに逆方向に移動させるピニオンギヤ２２
、及び両端２３ａ、２３ｂを一方のラックギヤ２１ａの
両端に結合され且つ昇降台１１に設けられた駆動歯輪２
４と咬合する駆動チェノ２３から構成されている。

２５ａ、２５ｂは前記可動軸１９ａ、＋９ｂの両端を夫
々ローラー２６ａ、２６ｂを介して移動可能に支持する
ガイドレールである。又、前記駆動チェノ２３は、駆動
歯輪２４を挟む２箇所に於いて昇降台１１に軸支された
案内歯輪２７ａ、２７ｂ、及び中間スライド台１３のス
ライド方向両端部に軸支された案内歯輪２８ａ、２８ｂ
に第３図に示すようにジグザグ状に掛張され、昇降台１
１に対し中間スライド台１３が移動し且つ中間スライド
台１３に対し移載用スライド台１２が同方向に移動して
も駆動チェノ２３の掛張経路長さが変化しないように構
成されている。従って駆動歯輪２４がフリーな状態であ
れば、中間スライド台１３を介して移載用スライド台１
２を昇降台１１に対し出退移動させても、駆動チェノ２
３が遊動するだけでランクギヤ２１ａに対しては何れ方
向にも張力が作用しない。２９は駆動歯輪２４を正逆任
意の方向に回転駆動させるためのモーターである。

モーター２９により駆動歯輪２４を第３図に於いて時計
方向に回転させ、駆動チェノ２３の一端２３ａに張力を
作用させて一方のラックギヤ２１ａを第３図及び第４図
に於いて右方に移動させると、ピニオンギヤ２２を介し
て他方のラックギヤ２１ｂは左方へ移動する。これらラ
ンクギヤ２１ａ、２？ｂの移動により可動軸１９ａ、１
９ｂが互いに接近するように内方へ移動し、リンク２０
ａ、２０ｂを介して各ストッパー１４ａ、１４ｂが引き
降ろされる結果、両ストッパー１４ａ、１４ｂは支軸１
６を中心に夫々下方に揺動して開口部１７から移載用ス
ライド台１２の荷支持面１５ａより下側に退入する。

係る状態からモーター２９により駆動歯輪２４を反時計
方向に逆転させ、駆動チェノ２３の他端２３ｂに張力を
作用させて一方のラックギヤ２１ａを第３図及び第４図
に於いて左方に移動させると、ピニオンギヤ２２を介し
て他方のラックギヤ２１ｂは右方へ移動する。これらラ
ックギヤ２１ａ、２１ｂの移動により可動軸１９８．１
９ｂが互いに離間するように外方へ移動し、リンク２０
ａ、２０ｂを介して各ストッパー１４ａ、１４ｂが押し
上げられる結果、両ストッパー１４３．１４ｂは第５図
及び第６図に示すように支軸１６を中心に夫々上方に揺
動して開口部１７がら移載用スライド台１２の荷支持面
１５ａより斜めに起立する。可動軸１９ａ、１９ｂが行
程限位置（ガイドレール２５ａ、２５ｂの外端ストッパ
ー３０ａ、３０ｂにローラー２６ａ、２６ｂが当接する
位置）に達したとき、図示のようにリンク２０ａ。

２０ｂがストッパー押し上げ行程途中にあるときの姿勢
から垂直姿勢を越えて若干逆方向に倒れた状態となるよ
うに構成すれば、ストッパー＋４ａ、１４ｂに作用する
Ｑ重を前記ガイドレール２５ａ、２５ｂの外端ストッパ
ー３０ａ、３０ｂによって受は止めることが出来、駆動
歯輪２４の駆動を解除して駆動チェノ２３をフリーな状
態に戻しても、ストッパー１４ａ、１４ｂを起立姿勢で
安定的に保持することが出来る。

第３図及び第４図に示す倒伏退入姿勢、又は第５図及び
第６図に示す起立突出姿勢への両ストソパ　１４ａ、１
４ｂの切り喚えは、移載用スライド台１２が昇降台１１
に対して如何なる位置にある場合でも、前記のように駆
動歯輪２４を介して駆動チェノ２３を強制回動させるこ
とにより行える。第５図及び第６図は、移載用スライド
台１２を昇降台１１に対して進出行程限位置まで進出移
動させた状態で駆動チェノ２３を回動させ、両ストッパ
ー１４ａ、１４ｂを倒伏退入姿勢から起立突出姿勢に切
り換えた状態を示している。そしてこのように姿勢を切
り換えた後は、先に説明したように駆動歯輪２４を遊転
可能な状態に戻しておくことにより、両ストッパー１４
ａ、１４ｂの姿勢を変えることなく移載用スライド台１
２を昇降台１１に対し自由に出退往復移動させることが
出来る。

従って、ラック３からロール状物２を移載装置４により
搬出する場合、第３図及び第４図に示すように両ストッ
パー１４ａ、１４ｂを移載用スライド台１２の荷支持面
１５ａ、Ｊ１．り下側に倒伏退入させである状態で、第
１図及び第２図に示すように移載用スライド台１２をラ
ンク３内のロール状物２の下側に進入させ、次に第５図
及び第６図に示すように両ストッパー＋４ａ、１４ｂを
起立突出させた後、昇降台１１により移載用スライド台
１２を上昇させることにより、移載用スライド台１２で
持ち上げられるロール状物２は起立突出姿勢にある一対
のストッパー１４ａ、１４ｂにより前後から挟まれ、移
載用スライド台１２上の所定位置に位置決めされる。ロ
ール状物２が荷受具６．７のストッパー８ａ〜９ｂより
高レベルまで持ち上げられたならば、昇降台１１の上昇
を停止し、移載用スライド台１２を昇降台１１の中央値
面まで後退移動させることにより、ラック３のロール状
物収納空間５内からのロール状物２の搬出が完了する。

ラック３内へロール状物２を移載装置４により搬入する
作業は上記搬出作業とは逆の手順で行われる。

上記のロール状物搬入搬出作業に於いて、ロール状物２
を移載用スライド台１２で支持するときは当該移載用ス
ライド台１２から起立突出する一対のストッパー１４ａ
、１４ｂによりロール状物２を位置決めし、当該ロール
状物２が移載用スライド台１２上から転動落下する事故
を防止し得るが、ラック３内のロール状物２の下側に移
載用スライド台１２を進入させるとき、又はロール状物
２の下側から移載用スライド台１２を後退させるときは
、前記ストッパー１４ａ、１４ｂを倒伏退入させておく
ことにより、このようなストッパー１４ａ、＋４ｂを持
たない従来のフラットな移載用スライド台を使用する場
合と同様に、移載用スライド台１２を荷支持面１５ａが
ロール状物２の下端周面に極接近する高さで出退移動さ
せることが出来、上下のロール状物２間に確保しなけれ
ばならない移載用スライド台出退空間を狭めることが出
来る。又、パレタイズされた一般の荷（フラットな底面
を持つ荷）を取り扱う場合は、両ストッパー＋４ａ、＋
４ｂを第３図及び第４図に示す倒伏退入姿勢に切り換え
ておけば、移載用スライド台１２の全面で当該筒を支持
して搬入搬出作業を行うことが出来る。

尚、ロール状物位置決め用ストッパーとして起伏揺動自
在に軸支されたストッパー１４ａ、１４ｂを使用したが
、垂直に昇降移動するストッパー等、他のストッパーを
利用することも出来る。又、このロール状物位置決め用
ストッパーの出退駆動手段も実施例のものに限定されな
い。

第７図は、ロール状物２を移載用スライド台１２の出退
移動方向と平行な向きで、当該ロール状物２の芯管２ａ
に内嵌する片持ち状の支持杆３１を介して支持するよう
に構成されたラック３２を示している。このようなラッ
ク３２に収納されるロール状物２を取り扱う場合には、
第８図乃至第１０図に示すように移載用スライド台１２
の左右１１１方向両側に出退自在なロール状物位置決め
用ストッパー３３．３４を設けることが出来る。

この実施例のストンパー３３．３４は、移載用スライド
台１２の移動方向両端近傍２箇所に支承した左右巾方向
の回転軸３５ａ、３５ｂの各両端に取り付けられ、両回
転軸３５ａ、３５ｂの回転により、移載用スライド台１
２の両支持面１５ａから開口部１７を経由して垂直に起
立突出する姿勢と荷支持面１５ａの下側に倒伏過大した
姿勢とに切り換えられる０両回転軸３５ａ、３５ｂは各
々から突設されたレバー３６ａ、３６ｂとリンク３７と
によって連動連結され、このリンク３７を前記駆動チェ
ノ２３によって正逆任意の方向に移動させることにより
、両回転軸３５ａ、３５ｂが連動回転してストッパー３
３．３４の姿勢切り換えが行われるように構成している
。このようなストッパー３３．３４には、前記両姿勢に
於いてストッパー３３．３４を位置決めすることの出来
るスプリングを併用するのが望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は入出庫用走行うレーン上の移載装置とランク内
のロール状物との関係を示す縦断側面図、第２図は同一
部切り欠き平面図、第３図は本発明移載装置の一実施例
を示す縦断側面図、第４図は同一部切り欠き平面図、第
５図はロール状物位置決め用ストンパーを起立突出させ
た状態での縦断側面図、第６図は同一部切り欠き平面図
、第７図はロール状物の支持方法の異なるラックと入出
庫用走行うレーン上の移載装置との関係を示す縦断側面
図、第８図は同移′ｉ３１装置に於けるロール状物の支
持状態を示す正面図、第９図は同移載装置の平面図、第
１０図は同移載装置の概略縦断側面図である。 １・・・入出庫用走行うレーン、２・・・ロール状物、
３．３２・・・ラック、４・・・移載装置、５・・・ロ
ール状物収納空間、６．７・・・荷受具、８３〜９ｂ・
・・荷受真上のロール状物位置決め用ストッパー、１１
・・・昇降台、１２・・・移載用スライド台、１３・・
・中間スライド台、１４ａ、１４ｂ、３３．３４−出退
自在なロール状物位置決め用ストッパー、１５ａ・・・
荷支持面、１８・・・駆動手段、１９ａ、１９ｂ・・・
可動軸、２０ａ、２０ｂ、３７・＝リンク、２１ａ。 ２１ｂ・・・ラックギヤ、２２・・・ピニオンギヤ、２
３・・・駆動チェノ、２４・・・駆動歯輪、２５ａ、２
５ｂ・・・ガイドレール、２６ａ、２６ｂ・・・ローラ
ー、２７ａ〜２８ｂ・・・案内歯輪、２９・・・モータ
ー、３０ａ、３０ｂ・・・ガイドレール外端ストッパー
、３１・・・支持杆、３５ａ、３５ｂ−回転軸、３６ａ
、３６ｂ・−・レバー。 第７図 第７図 第７０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 昇降台とこの昇降台に水平横方向に出退横動自在に支持
   された移載用スライド台とを備えた移載装置であって、
   前記移載用スライド台上でのロール状物の転動を阻止す
   るロール状物位置決め用ストッパーを、前記スライド台
   の荷支持面に対し上下出退自在に設け、このストッパー
   を出退させる駆動手段を設けて成るロール状物移載装置
   。