JPS62164630A - 薬用植物からの薬効分エキスの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶剤による、新鮮な、または乾燥した薬用植
物からの薬効分エキス（抽出物）の製法に関する。

薬用植物からの薬効分の抽出は、今日までいわゆる精油
としての水蒸気蒸留によって、特に選択性溶剤（水、ア
ルコール、ワイン）による抽出によって行なわれてきた
。抽出に使用される溶剤は、たいてい一部または全部除
去される。

溶剤そのものは公知の方法では、治療薬ではない。エキ
スの薬効分合有量は、もっばら薬用植物からの薬効分の
抽出によってきまる。

本発明の課題は、薬用植物からの薬効分エキスの製造法
を提案し、これによってエキスの濃度を上げ、それで今
日までのものよシも薬効分および貴重成分の多い治療薬
を得ることを目的とする。

この課題は、溶剤として、植物精油（ｉｔｈｅ−ｒｉｓ
ｃｈｅｓ　０１　）を使用し、薬効分エキスの主要成分
としてそのま＼にしておくことによって解決される。

この場合、溶剤は、抽出に使われ、単なる薬効分ビーク
ルとして役立つだけでなく、すでに精油の形で溶剤が使
用されるということは、それが薬効分を含み、そのため
すでに治療薬としての作用があるという利点がある。し
かし精油は、さらに前述のように、新鮮なまたは乾燥し
た薬用植物から、そこにある精油が溶出を行なうという
点で特に良い。さらに、溶剤として使用される精油は、
普通の方法では、精油中に存在しない親油性物質を、新
鮮なまたは乾燥した薬用植物から溶出させる能力がある
という点で有利である。この薬効分エキスの製造法の効
果は、従来よシ多量の薬効分および貴重成分が薬用植物
から溶出でき、さらにこれらがすでに溶剤として使用し
た精油中に存在する薬効分に追加され、そのため、特に
価値の高い薬効分エキスが得られることにある。

溶剤として使用する精油そのものが、薬用植物から製造
される場合は特に有利である。ガスクロマトグラフによ
る研究で、この場合薬用植物の代表的な薬効分が、従来
法よ）も多量に含まれ、さらに、他の薬効分がエキス中
に存在することがわかる。この場合、例えば脂肪、ろう
、樹脂、顔料などのような特に使用された溶剤で抽出さ
れる親油性の植物成分が関係する。これらの成分は、溶
剤として使用される精油によって溶出され、それによっ
て、薬効分エキス中に移行する。

抽出法に特に適しているのは、抽出されるべき植物から
水蒸気蒸留によってそれ自体製造される精油を溶剤とし
て使用することである。（Ｉｉ２方、ガスクロマトグラ
フィーによっても、溶剤としての精油を用いて相当の結
果をうろことができる。すなわち、精油は天然油の定数
内で製造されるものであり、従って物理的パラメーター
（比重、旋光度、屈折率、色、臭、味）およ物から水蒸
気蒸留によって製造された精油がらなるものであシ、他
の成分を含んでもよい。他の成分としては、例えば、他
の植物の天然成分が関係するｆ例えば、ローズマリン油
のしようのうは、樺から採ることができる。）。

本発明の教示に従うエキスの製造には、特に下記の工程
が適している。

−まず、抽出されるべき植物を粉砕し、一つぎに、粉砕
した植物を、溶剤として使用する精油と混合し、 一時間をおいて、混合物を攪拌し、 −抽出がおわったあと、固相を分離し、−製造された薬
効分に富む薬用植物エキスを、つぎにさらに、治療薬に
加工する。

使用する薬用植物量の溶剤に対する重量比、毎日の混合
時間および総抽出時間は、経験値であシ、抽出されるべ
き薬用植物およびそれに使用される精油の、そのときど
きの一対の使用品または科学的付帯調停が目的に合う。

それでも、目的に合うために守られるべきいくつかの基
本経験値がある。すなわち、粉砕さる。

揮発性の精油の蒸発による大きい損失が起こ１０日をこ
えてはいけない。この規定は、揮発性物質の損失を出来
るだけ少くして、薬用植物をできるだけ徹底的に抽出す
るための妥協である。

この方法の成果は、その中に命名された薬用植物のすべ
ての付随成分、貴重成分および薬効分が存在し、かつ、
普通の程度以上に豊富に含まれる、命名された植物から
、溶剤として使用する精油によって製造されたエキスで
ある。

特許出願人　　　　クナイプーウ！ルケクナイデーミツ
テルーツエントラーレロイセルウント　オーペア吋イゼ
Ｍ 代　　理　　人　　　新　　実　　健　　部（外１名）

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）溶剤として精油を使用し、この精油を薬効分エキ
   スの主要成分としてそのまゝにしておくことを特徴とす
   る、溶剤による新鮮なまたは乾燥した薬用植物からの薬
   効分エキスの製造法。
2. （２）溶剤として使用する精油そのものが、抽出される
   べき薬用植物から製造されることを特徴とする、特許請
   求の範囲第（１）項の方法。
3. （３）溶剤として、抽出されるべき植物の、天然の精油
   を使用することを特徴とする特許請求の範囲第（２）項
   の方法。
4. （４）溶剤として、抽出されるべき植物の精油を、薬局
   方の定数内で使用することを特徴とする特許請求の範囲
   第（２）項の方法。
5. （５）−まず、抽出されるべき植物を粉砕し、−つぎに
   、粉砕した植物を、溶剤として使用する精油と混合し、 −時間をおいて、混合物を強く攪拌し、 −抽出が終ったあと、固相を分離し、 −製造された、薬効分に富む薬物植物エキスをつぎにさ
   らに治療薬に加工する という工程を特徴とする特許請求の範囲第（１）項〜第
   （４）項いずれか１項の方法。
6. （６）粉砕した薬用植物の５ないし２５重量％を溶剤を
   添加することを特徴とする特許請求の範囲第（５）項の
   方法。
7. （７）粉砕した薬用植物の１０ないし１５重量％に溶剤
   に添加することを特徴とする特許請求の範囲第（６）項
   の方法。
8. （８）攪拌時間が１日当り３０ないし６０分であること
   を特徴とする特許請求の範囲第（５）項〜第（７）項の
   いずれか１項の方法。
9. （９）総抽出時間が、５ないし１０日となることを特徴
   とする特許請求の範囲第（５）項ないし第（８）項のい
   ずれかの方法。
10. （１０）固相の分離を、沈降、遠心分離および／または
    ろ過によって行なうことを特徴とする特許請求の範囲第
    （５）項ないし第（９）項のいずれかの方法。