JPS62146411A - 複合磁気ヘツド及びその製造方法 - Google Patents

複合磁気ヘツド及びその製造方法

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JPS62146411A
JPS62146411A JP28744585A JP28744585A JPS62146411A JP S62146411 A JPS62146411 A JP S62146411A JP 28744585 A JP28744585 A JP 28744585A JP 28744585 A JP28744585 A JP 28744585A JP S62146411 A JPS62146411 A JP S62146411A
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Japan
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magnetic
core
laminated
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block
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JP28744585A
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Satoshi Watanabe
諭史 渡辺
Toyoaki Takayasu
豊明 高安
Kunihide Sakai
酒井 邦英
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気記録再生装置における磁気ヘッドに係り、
特に、高周波信号の記録再生に適した複合磁気ヘッドの
構造とその製造方法に関する。
(従来技術とその問題点) 一般に高抗磁力を有する磁気テープ(例えばメタルテー
プ)に使用される記録・再生用磁気ヘッドは、記録時に
おいては高い飽和磁束密度を、再生時には高周波特性の
優れた再生出力が要求される。
この両方の特性を満足させる磁気ヘッドとして従来、コ
ア材に飽和磁束密度の高い、例えばセンダスト(登録商
標)、アモルファス合金等の金属系磁性材金材と高周波
特性に優れた、例えば磁性フェライト等の酸化物系磁性
材とを一体に接合組合せることによって得られる複合磁
気コアを使用した各種の複合磁気ヘッドが提供され実用
化されている。
一方、VH8(登録商標)方式及びベータフォーマット
(登録商標)方式等によるホーム用ビデオテープレコー
ダ(以下VTRと称す)においては、記録容量を上げる
ために記録トラック間のガートバンドを省略したガード
パンドレス記録方式が広く採用されているが、これは隣
接するトラックを記録・再生する磁気ヘッド間において
、相対的に磁気キャップのアジマス角を互に±θ傾けて
おくと、たとえ磁気ヘッドがトラックずれを生じ隣接す
るトラックからの信号をピックアップしたとしても、こ
れによるアジマス損失角は2θとなるため隣接トラック
からの信号のピックアツプ量は減少するという原理に基
いている。
そのため、例えばVH8(登録商標)方式では、180
°間隔で回転ドラムに取付けられた2個の磁気ヘッドの
磁気ギャップは磁気ヘッドの取付基準面に対してそれぞ
れ逆方向に6°ずつ傾けられ、隣接トラックからの出力
はアジマス損失角126で減少する。
ちなみに、ベータフォーマット(登録商標)方式ではア
ジマス角は7°で、これによる全体のアジマス損失角は
149となっている。
第14図はアジマス角θを有する従来の複合磁気ヘッド
コアの斜視図である。第15図は第14図の複合磁気ヘ
ッドコアのテープ摺動部を示す拡大平面図であり、第1
6図は第14図の複合磁気ヘッドコアの製造工程の一部
を説明するための平面図である。
以下、第14図〜第16図を用いて説明する。
第14図において、20は従来の複合磁気ヘッドコアで
ある。21は一方の磁気コア半体であり、22は他方の
磁気コア半体である。
一方の磁気コア半体21は、例えばセンダスト(登録商
標)あるいはアモルファス合金等の金属系磁性材からな
り、厚みtなる平行面を有する金属磁気コア23と、こ
の金属磁気コア23の両面を挾むように一体に設けた、
例えば、フェライト磁性材等の酸化物系磁性材からなる
酸化物磁気コア24との一体構造となっている。他方の
磁気コア21も同様の一体構造である。
25.26は、一方及び他方の磁気コア半体21.22
の金属磁気コア22の平行面23a。
24bに沿って設けられたトラック幅規制用溝である。
27は一方の磁気コアに設けられた巻線窓であり、トラ
ック幅規制用溝に連通している。
上記の如く構成された一方及び他方の磁気コア半体21
及び22は非磁性材からなる磁気ギャップ28を介して
付合わされたのち、これらトラック幅規制用溝25.2
6が作る半月状溝に低融点ガラス29を充填されること
により一体に接合され磁気ヘッドコア20が構成される
上記の如く構成された磁気ヘッドコア20は厚みWなる
平行基準面30.31を有すると共に、金属磁気コア2
3同志もこの基準面30.31と平行となるように接合
されており、これら金属磁気コア23の接合面によって
構成される磁気ギャップ28は金属磁気コア23の平行
面23a。
23b及び平行基準面30.31の垂線32に対してア
ジマス角θと等しい傾斜角を有している。
また、金属磁性コア23同志の接合によって構成される
磁気コアのトラック幅tは金属磁気コアの厚みとおなし
となるように構成されている。
上述の磁気へッドコアMa造を有する従来の磁気ヘッド
には次のような問題点があった。
第16図において、磁気ギャップ28は金属磁気コア2
3の平行面23a、23bに対してアジマス角Oと等し
い傾斜角を有する如く構成されるため、製造工程におい
ては、例えば磁気コア半体21を複数個構成するために
金属磁気コア23と酸化物磁性体板33とを交互に積層
した積層半体ブロック34の平行基準面34a、34b
の垂線35に対して、金属磁気コア23は傾斜角θを有
する如く積層されている。
従って、図示しないダイシングマシン等を用いて、積層
半体ブロック34の平行基準面34b上にトラック幅規
制用溝25を金属磁気コア23の平行面23a 、23
bが露出する如く形成するには、III半体ブロック3
4をθだけ傾け、図示しないダイシングマシンのブレー
ドと金属磁気コア23の平行面23a 、23bとが平
行となるようにダイシングマシンに取付ける必要があり
、このため特殊な治具等を必要とした。
また、積層半体ブロック34の基準面34bは図示しな
いブレードの垂直面に対してθだけ傾いているため、ダ
イシングマシンにより複数のトラック幅規制溝25を連
続形成するに際して、例えばダイシングマシンにセット
されたワークの送りをブレードに対して垂直方向にかけ
るとブレードの刃先と積層半体ブロック34の基準面3
4bの間隔はその都度変化するため、トラック幅規制用
溝25の切込み深さdを常に一定とするには切込深さ方
向への送り母の補正を行なう必要があり、作業の能率が
上がらないばかりか精度良く溝入れ加工が出来ないとい
う問題点があった。
そのため、例えば今風磁気コア23の一部を削込んだり
、あるいは酸化物磁性板の一部を金属磁気コア23上に
切り残してしまう結果、他方の積層半体ブロック36を
突合せ、トラック幅tを構成するに際して正しいトラッ
ク幅tが得られない等の不都合が生じた。
また、たまたま、正しいトラック幅tが構成出来たとし
ても、トラック幅【の一部に飽和磁束密度の低い酸化物
磁性体が残ったりすると、この部分は磁気飽和を起しや
すく、磁気テープに良好な信号の記録を行なうことが出
来ない等の問題点があった。
更に、第14図に示す磁気ヘッドコア20においては金
属磁気コア23のコア全体に占める割合が比較的多いた
め、再生に際しては磁気ギャップ28近傍から流れ込む
図示しない磁気テープからの信号磁束は金属磁気コア2
3からなる磁路を多く通ることになり酸化物磁気コア2
4が高周波特性の向上に寄与する割合が少ないという問
題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、互に平行な2面を有する金属磁性材料からなる第1
の磁気コアのそれぞれの面に、酸化物系磁性材からなる
第2の磁気コアを接合してなる磁気コア半体の一対によ
り非磁性膜を介して磁気ギャップを形成すると共に、テ
ープ摺動面に対して垂直な基準面とこの基準面に対して
平行な面とを形成し、上記テープ摺動面の一部を形成す
る前記第1の磁気コアの互に平行な2面は、少なくとも
このテープ摺動面において、上記基準面に対してアジマ
ス角と略等しい傾斜角θを有すると共に、上記磁気ギャ
ップは第1の磁気コアの互に平行な2面に対して略90
°の角度を有する複合磁気ヘッドを提供すると共に、こ
の複合磁気ヘッドの製法として、酸化物系磁性材からな
る第1の平行板にこの磁性材の熱膨張係数とほぼ等しい
熱膨張係数を有する第1の高融点非磁性材を付着し、金
属磁性材からなる第2の平行板に前記第1の高融点非磁
性材と親和性に富む第2の高融点非磁性材からなる薄膜
を付着する工程と、これら前記の加工を施された第1の
平行板と第2の平行板とを熱間加圧により接合し、積層
ブロックを形成する工程と、この積層ブロックから前記
第1及び第2の平行板に対して垂直面を有する積層半体
ブロックを切断する工程と、この積層半体ブロックにト
ラック幅規制用溝を前記垂直面に対して直角に形成する
工程と、このトラック幅規制用溝に連通した巻線用溝と
接合用溝とを形成する工程と、この積層半体ブロックの
トラック幅規制用溝に低融点非磁性材を充填する工程と
、この積層半体ブロックとこれに対応する他方のg!4
層半体ブロックとを突き合せ、前記巻線用溝と接合用溝
に前記低融点非磁性材を配して熱間加圧により接合し複
合積層ブロックを形成する工程と、この複合1?i層ブ
ロックにより形成する磁気ギャップがアジマス角を有す
る如く切断して所定の磁気ヘッドコアを形成する工程と
からなる複合磁気ヘッドの製造方法を提供するものであ
る。
(実 施 例) 第1図(a)は本発明になる複合磁気ヘッドのテープ摺
動面を示す平面図であり、同図(b)は第1図(a)の
側面図である。第2図は第1図(a)の要部拡大図であ
る。
以下第1図及び第2図を用いて説明する。
50は本発明になる複合磁気ヘッドコアである。
51は一方の磁気コア半体であり、52は他方の磁気コ
ア半体である。
一方及び他方の磁気コア半体51.52は、例えば、セ
ンダスト(登録商標)あるいはアモルファス合金等の金
属磁性材からなり厚みTなる平行面53a 、53b及
び54a 、54bを有する金属磁気コア53及び54
の平行面53a 、53b及び54a 、54bを挾む
ように1体に設けられた、例えば、フェライト磁性材か
らなる酸化物磁気コア55.56及び57.58とから
なる。
59.60及び61.62はトラック幅規制用溝で、テ
ープ摺動面63近傍の酸化物磁気コア55.56及び5
7.58と金属磁気コア53゜54の一部を挾る如く設
けられている。
64及び65は巻線用ガイド溝であり、一方及び他方の
磁気コア半体51及び52の側壁51a。
52aに設けられている。
66は他方の磁気コア半体52の付合せ面67に設けら
れたトラック幅規制溝61.62に連通する巻線窓であ
る。
67.68はガラス溶着溝であり、一方及び他方の磁気
コア半体51及び52の付合せ面69上に形成されてい
る。
上記の如く形成された一方及び他方の磁気コア半体51
.52は付合せ而69に非磁性体からなる磁気ギャップ
70を介して一体に接合されている。
この接合のためにトラック幅用tI11用溝59と61
及び60と62とが作る半月状溝と巻線溝66の一部に
低融点ガラス71が充填されると共に、ガラス溶着溝6
7.68にも同様な低融点ガラス72が充填されて複合
磁気ヘッドコア50が構成されている。
磁気ヘッドコア50は厚さWなる平行基準面73.74
を有しており、テープ層動面63の一部を形成する金属
磁気コア53.54は平行基準面73.74に対してア
ジマス角θを有している。
また、金属磁気コア53.54の作る磁気ギャップ70
は金属磁気コア53.54の平行面53a 、53b 
、54a 、54bに対して90゜となるように構成さ
れるため磁気ヘッド50の平行基準面74の垂線75に
対してθなる傾斜角を有している。
また、トラック幅tは金属磁気コア53.54の厚さT
よりやや狭くなるように構成されている(T<t )。
上記の構成の複合磁気ヘッドコア50を有する本発明に
なる複合磁気ヘッドにおいて、金属磁気コア53.54
は複合磁気ヘッドコア50の平行基準面73.74に対
してθだけ傾いているため第1図(a )より明らかな
如く、金属磁気コア53.54の全長iは複合磁気コア
50の全長しに比較して短く構成されるため、金属磁気
コアのコア全体に占める割合が比較的少なく、再生に際
しては金属磁気コア53.54が形成する磁気ギャップ
近傍から流入する図示しない磁気テープからの信号磁束
は金属磁気コア53.54からなる磁路から抜は出し酸
化物磁気コア55.56゜57.58かなる磁路を通り
やすくなるため酸化物磁気コア55.56,57.58
による高周波特性の向上が期待出来る。
次に、本発明になる複合磁気ヘッドコア50の製造工程
を説明する。
第3図〜第9図は本発明になる複合磁気ヘッドの製造工
程を順次説明するための説明図である。
第3図の斜視図に示す如く、例えば、フェライト磁性体
等の酸化物磁性材からなり、平行面80a、8.Obを
有する酸化物磁性板80の両面80a 、80bを鏡面
研磨したのち、この両面80a 、80bに、例えば、
ガラス等の第1の高融点非磁性材の薄膜81をスパッタ
リング等の手段によって約1〜2μmの厚さに付着させ
る。
この第1の高融点非磁性材の熱膨張係数は上記酸化物系
磁性材の熱膨張係数とほぼ等しく (124X10 〜
136X 10  )耐摩耗性に富むものを選択しであ
る。
また、第4図の斜視図の如く、例えば、センダスト(登
録商標)等の金属系磁性材ならなり、平行面82a、8
2bを有する金属磁性板82を鏡面研磨後の厚みが王な
る如く仕上げる。
次に、金属磁性板82の両面82a、82bに第2の高
融点非磁性材83(例えばSio2やA12o3など)
をスパッタリング等によって約0.1〜0.2μmの薄
膜として設けた。
前記の工程を経た酸化物系磁性材80と金属系磁性材8
2を第5図の斜視図に示す如く交互に積層したのち圧力
を加え約750℃の雰囲気中においてガラス溶着を行な
い積層ブロック84を作成する。次に第6図の斜視図に
示す如く切断し、金属磁性板82と酸化物磁性板80の
平行面82a。
82b 、80a 、80bに対して垂直面85を有す
る板状ブロック86を形成する。
次に、第7図の平面図に示す如く、板状ブロック86を
形成する金属磁性板82及び酸化物磁性板80の平面8
2a 、82b及び81a、80b等と直交する如<W
i層半体ブロック87を破線に沿って板状ブロック86
から切断する。
次に、第8図(a)に示す如く、積層半体ブロック87
にトラック幅規制用溝89を設ける。同図(b)はトラ
ック幅規制用溝89の拡大平面図であり、トラック幅規
制用7j489は金属磁性板82の平行面82a、82
bに対して平行に設けられているが、積層半体ブロック
87の基準面(切断面)87a、87bは平行でしかも
金属磁性板82の平行面82a、82bと直交している
ため、特殊な冶具を必要とすることなく、例えば、ダイ
シングマシンの溝入れブレードに対して基準面878.
87bが直交するようにダイシングマシンに取付けるこ
とが可能となっている。
このとき、上記の溝入れ加工によって金属磁性板82は
一部切削されるためトラック幅【は金属磁性板の厚みT
より小さくなるように構成されている。
次に、第9図の斜視図に示す如く、積層半体ブロック8
7のトラック幅規制用溝89に前記第1の高融点非磁性
材からなる薄膜81より作業温度(融点)が低く、金R
磁性板82及び酸化物磁性板80の画然膨張係数に最も
近い熱膨張係数を有する低融点非磁性材90を充填する
次に、第10図(a )の平面図に示す如く低融点非磁
性材90を充填した積層半体ブロック87の突合せ面と
なる基準面87aに巻線17487cと溶着用溝876
を設け、基準面87bに巻線ガイド溝87eを設けたの
ち突合せ而87aを鏡面に研磨する。
同様に、第10図(b)の平面図に示す如く、前記の積
層半体ブロック87に対となる積層半体ブロック91の
基準面91aに溶着用溝91bを設け、基準面91cに
巻線ガイド溝916を設けたのち突合せ面となる基準面
91aを鏡面に研磨する。
次に、第11図(a )の側面図に示す如く基準面87
aに設けられた巻線溝87cの前方部87fに磁気ギャ
ップ長の寺となる厚みを有する石英ガラス膜92と後方
部87aに低融点の非磁性膜93をスパッタリング等の
手段により設ける。
また、第11図(b)の側面図に示す如く、積層半体ブ
ロック91にもvJ層半体ブロック87と対応する位置
に石英ガラス膜94と低融点の非磁性膜95を設ける。
次に、第12図の平面図で示す如く、前記の積層半体ブ
ロック87.91を突き合せて加圧したのち、前記低融
点非磁性材90と同様の成分からなる例えば棒状の材料
96.97をそれぞれ巻線溝87cと溶着用溝87c、
91bに入れ、作業温度(約450℃)に加熱すること
によりガラス溶着を行い複合ブロック98を形成する。
次に、第13図の斜視図の如く複合ブロック98の磁気
ギャップ99が破線で示す切断面100に対して所定の
アジマス角を有するように、金till性板82の平面
82a、82bに対してθなる傾斜角をつけて切断する
ことにより第1図〜第2図に承り本発明になる複合磁気
ヘッド50を得ることができる。
(発明の効果) (1)  本発明になる複合磁気ヘッドは上記の如く構
成されているため、従来の複合磁気ヘッドに比較゛する
と、複合磁気コア全体に対する酸化物磁性コアの占める
割合は大きくなるため、高周波特性の優れた磁気ヘッド
を得ることが可能となる。
■ また、本発明になる製造方法によれば、積層半体ブ
ロックの基準面と積層半体ブロックを形成する金属磁気
コアとは直角となるように構成されているため、トラッ
ク幅規制用溝を金属磁性板に対して平行に形成する溝入
れ加工は極めて容易となる。
特に、ダイシングマシンのブレード等によって上記の溝
を設ける場合は、ブレードと金属磁性板とは傾斜をつけ
ることなく平行とすることが出来、特殊な取付冶貝を必
要とせず、また溝の深さ方向への送り母の調節も必要と
しないから作業能率を向上させることが出来ると共に寸
法精度の良い溝入れを行うことが出来る。
従って、磁気ヘッドのトラック幅を精度良く形成出来、
記録・再生特性の優れた磁気ヘッドを安価に製造するこ
とが可能となる。
(3)  金B磁性板の厚みTは所定のトラック幅[よ
り厚く設け、トラック幅規制用溝を入れる際に金属磁性
板の一部を削り込みトラック幅tを形成するため磁気コ
アのトラック幅は酸化物磁性体の一部により構成される
ことがないため、記録に際してはトラック部分において
磁気飽和の生じることのない磁気ヘッドを得ることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a )は本発明になる複合磁気ヘッドのテープ
摺動面を示す正面図、同図(b)は第1図(a)の側面
図、第2図は第1図(a )の要部拡大図、第3図〜第
13図は本発明になる複合磁気ヘッドの製造工程を順次
説明するための説明図、第14図はアジマス角θを有す
る従来の複合磁気ヘッドコアの斜視図、第15図は第1
4図の複合磁気ヘッドコアのテープ摺動部を示す拡大平
面図、第16図は第14図の複合磁気ヘッドコアの製造
工程の一部を説明するための平面図である。 50・・・複合磁気ヘッドコア、 51.52・・・磁気コア半体、 53.54・・・金属磁気コア、 55.56.57.58・・・酸化物磁気コア、59.
60,61.62・・・トラック幅規制用溝、63・・
・テープ摺動部、 64.65・・・巻線用ガイド溝、66・・・巻線窓、
68.69・・・ガラス溶着溝、70・・・磁気ギャッ
プ、71.72・・・低融点ガラス、80・・・酸化物
磁性板、81.83・・・非磁性薄膜、82・・・金属
磁性板、84・・・積層ブロック、85・・・垂直面、
86・・・板条ブロック、 87.91・・・1居辛体ブロック、 87C・・・巻線用溝、 87d、91b・−・溶着用溝、 87e、91d・・・巻線ガイド溝、 98・・・複合ブロック。 特 許 出願人 日本ビクター株式会社代表者 宍道 
一部 T q g 3 1o  7 オ Jlづ ε 才 +i Et t e 口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互に平行な2面を有する金属磁性材料からなる第
    1の磁気コアのそれぞれの面に、酸化物系磁性材からな
    る第2の磁気コアを接合してなる磁気コア半体の一対に
    より非磁性膜を介して磁気ギャップを形成すると共に、
    テープ摺動面に対して垂直な基準面とこの基準面に対し
    て平行な面とを形成し、上記テープ摺動面の一部を形成
    する前記第1の磁気コアの互に平行な2面は、少なくと
    もこのテープ摺動面において、上記基準面に対してアジ
    マス角と略等しい傾斜角θを有すると共に、上記磁気ギ
    ャップは第1の磁気コアの互に平行な2面に対して略9
    0°の角度を有することを特徴とする複合磁気ヘッド。
  2. (2)酸化物系磁性材からなる第1の平行板にこの磁性
    材の熱膨張係数とほぼ等しい熱膨張係数を有する第1の
    高融点非磁性材を付着し、金属磁性材からなる第2の平
    行板に前記第1の高融点非磁性材と親和性に富む第2の
    高融点非磁性材からなる薄膜を付着する工程と、これら
    前記の加工を施された第1の平行板と第2の平行板とを
    熱間加圧により接合し、積層ブロックを形成する工程と
    、この積層ブロックから前記第1及び第2の平行板に対
    して垂直面を有する積層半体ブロックを切断する工程と
    、この積層半体ブロックにトラック幅規制用溝を前記垂
    直面に対して直角に形成する工程と、このトラック幅規
    制用溝に連通した巻線用溝と接合用溝とを形成する工程
    と、この積層半体ブロックのトラック幅規制用溝に低融
    点非磁性材を充填する工程と、この積層半体ブロックと
    これに対応する他方の積層半体ブロックとを突き合せ、
    前記巻線用溝と接合用溝に前記低融点非磁性材を配して
    熱間加圧により接合し複合積層ブロックを形成する工程
    と、この複合積層ブロックにより形成する磁気ギャップ
    がアジマス角を有する如く切断して所定の磁気ヘッドコ
    アを形成する工程とからなることを特徴とする複合磁気
    ヘッドの製造方法。
JP28744585A 1985-12-20 1985-12-20 複合磁気ヘツド及びその製造方法 Pending JPS62146411A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5276959A (en) * 1991-04-16 1994-01-11 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a magnetic tape head
JPH07161013A (ja) * 1993-07-21 1995-06-23 Lg Electron Inc 積層磁気ヘッドの製造方法

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