JPS62139748A - アンチスキツド制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、制動時に分いて生ずることのある車輪ロック
を好適に解消するためのアンチスキッド制御装置に関す
るものである。

〔発明の背景〕

従来よシ、車両制動時の車輪ロック解消のために様々な
アンチスキッド制御装置が提供されてさている。例えば
通常のブレーキ油圧伝達配管の途中にｔｍ弁装置と、こ
れに接続する減圧装置を接続し、アンチスキッド制御信
号によつて前記電磁弁装置を作動させる方式のものであ
る０ ところでこのような方式のアンチスキッド制御装置では
、通常ブレーキ系の配管途中に″電磁弁があるため、流
路の絞り状態が現われることが考えられるという雌がめ
る。

〔発明の目的〕

本発明はかかる点に鑑みて、通常ブレーキ系の配管途中
におけるアンチスキッド制御のだめの機傳を、出来るだ
け少なくした装置を提供することを目的としてなされた
ものである。

〔発明の概要〕

而してかかる目的のため釦なされた本発明よりなるアン
チスキッド制御装置の特徴は、常時は蓄圧器に連通の第
一油室からの油圧作用により初期位置に偏倚して係止さ
れ、がっこの第一油室に対向された第二油室からの油圧
作用時には、その端部が臨むリザーバ油室の室内容積増
大方向への移動を生ずる第１ピストンと、該第１ピスト
ンの前記移動のために前記第二油室釦蓄圧器からの油圧
を給排するアンチスキッドｊｌ［Ｉ作用の電磁弁装置と
、通常はボールドスプリングのバネ力により前記第１ピ
ストンに係合する位置に偏倚して係止され、かつ一端が
前記第二油室に臨むことにより該第二油室からの油圧作
用時に該ホールドスプリングのバネ力に抗して第１ピス
トンからの離間方向に移動される第２ピストンと、前記
第１ピストンと第２ピストンの保合によって閉路され、
かつこれら第１ピストンと第２ピストンの相対的な離間
方向移動により開路される弁部を構成し、核開路によっ
てブレーキ装置内の圧油を前記リザーバ室に連通させる
第１の弁部と、前記第２ピストンの前記離間方向の移動
により閉路される常開型の弁部を構成し、該閉路によっ
てマスタシリンダからブレーキ装置に至るブレーキ油圧
伝達回路を遮断する第２の弁部とを備えたところにるる
。

〔発明の実Ｍ例〕

以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

図において１は、車両のマスタシリンダｓＶＬ／Ｃから
ブレーキ装置のホイルシリンダＷン′Ｃの間を接続する
ブレーキ油圧伝達配管２．３の途中に介設されたアンチ
スキッド制御弁装置を示し、一端側より順次同心大径に
設けられた段付のシリンダ４，５，６．７と、シリンダ
７の更に外側においてシリンダ６．７の中間的径をなす
シリンダ８とを有するボディ（図示せず）内に、ブレー
キ油圧減圧用の第１ピストン９および前記ブレーキ油圧
伝達配管２，３の間の連通遮断用の第２ピストン１０が
収容されている。

前記第１ピストン９は、シリンダ６、　７．　８に夫々
滑合され、シリンダ８に滑合の端部は、蓄圧器に連通の
ＡＡ　（第一油室）に臨み、シリンダ６に滑合の段付肩
部は８１Ｊ岬油室ＢＢ（第二油室）Ｋ臨み、更にシリン
ダ７に滑合の段付端面は、リザーバ油室ＣＣと、解放油
室ＤＤに臨んでおり通常は前記油室ＡＡからの油圧作用
により油室ＢＢ方向の静止位置に偏倚して係止されてい
る。

なお、前記油室ＡＡ内には、第１ピストン９を油室ＢＢ
方向に押圧するフェイルセイフスプリング１１が張設さ
れている。

また前記第２ピストン１ｏは、シリンダ４゜５に渡って
滑合され、そのシリンダ５１１１１１の端部は筒状をな
していて、前記第１ピストン９の小径軸端部９ａと油密
的に滑合し、がっ端部は前記油室ＢＢに臨むようになっ
ている。またこの第２ピストン１０は、ホールドスプリ
ング１２により油室ＢＢ方向に押圧され、前記筒状端部
の内部において、第１ピストン９の小径軸端部９ａの先
端に形成した弁部９ｂと係合する弁座１０ａをもつよう
に設けられており、この弁座１０ａ１弁体９ｂにより構
成される第１の弁部により、ホイルシリンダＷ／Ｃは前
記リザーバ油室ＣＣと連通可能となっている。なおｌｏ
ｃはこの連通を与えるための第１ピストン９内の流路で
ある。

また更に、前記第２ピストン１ｏは、ボディに形成した
弁座１ａとの間で、開閉される常開型の第２の弁部を弁
体１０ｂＫよシ溝成し、この第２の弁部によってブレー
キ油圧伝達配管２゜３の間を遮断でさるようになってい
る。

蓄圧器１３は、ポンプ１４によってリザーバ槽１５から
圧油を汲み上げて所定の油圧状態を常時維持し、この油
圧を常時第一油室である油室ＡＡに伝えて、第１ピスト
ン９を図示状態に維持させ、またアンチスキッド減圧用
の常閉型電磁弁である減圧弁１６を介して第二油室であ
る油室ＢＨに接続されている。またこの油室ＢＢは、ア
ンチスキッド加圧用の常開型電磁弁である加圧弁１７を
介して、前記リザーバ槽１５に接続されている。

なお前記減圧弁１６および加圧弁１７は、不図示のアン
チスキッド制御用の電子制御装置により作動制御される
ものであり、その具体的制御続伸は、車輪回転状態に依
存して既四の方法により与えられればよい。

次にその作動について述べる。

本例の装置は、通常（非アンチスキッド制御時）は図示
の状態にあって、第１ピストン９は油室ＢＢ側の初期位
置に偶奇係止され、また第２ピストン１０はホールドス
プリング１２により核第１ピストン９に対して弁座１０
ａが弁体９ｂに当合した初期位置に偶奇されている。

したがって、第１の弁部は閉路状態にめってリザーバ油
室ＣＣはブレーキ装置のホイルシリンダＷ／Ｃとは遮断
されている。また弁座１ａと弁体１０ｂからなる第２の
弁部は常開状態にろって、ブレーキ油圧伝達配管２，３
は連通されている。

アンチスキッド制御時には、減圧弁１６の開路、加圧弁
１７の閉路により油室ＢＢに蓄圧器１３からの圧油が伝
えられると、まず第２ピストン１０がホールドスプリン
グ１２に抗して図の上方に移動し、第２の弁部を閉じる
。このためブレーキ装置とマスタシリンダの間の連通は
遮断される。

次いで油室ＢＢの油圧作用により第１ピストン９は油室
ＡＡ方向に移動され、リザーバ油室ＣＣの室内容積は増
大される。この際、前記第１ピストン９と第２ピストン
１０の相対的な離間方向の動きが生じているため、第１
の弁部は開路されており、したがってブレーキ装置のホ
イルシリンダＷ／Ｃの圧油はリザーバ油室ＣＣに流入し
、ブレーキ油圧の減圧がなされる。

ブレーキ油圧の力ロ圧は、加圧弁１７の開路および減圧
弁１６の閉路により、油室ＢＢ内の圧油を逃がすことで
与えられ、最終的には第２ピストン１０の初期位置方向
への移動により第１の弁部が開路復帰されて通常状態に
戻る。

なお、本例では蓄圧器の油圧失陥がめっても７エイルセ
イフスプリング１１のバネ力により第１ピストン９の初
期位置係止が維持されるため、通常ブレーキ系に誤動作
を生ずることはない０ 〔発明の効果〕 本発明によれば、・通常ブレーキ系の流路は、第１の弁
部の部分を通過する以外は、アンチスキッド制御装置と
は独立されているため、流路の絞り状、櫟の現田は殆ん
ど考慮する必要がなく応答性のよい通常ブレーキ動作が
得られ、またアンプスキッド制御動作も、マスタシリン
ダ側への新制キックパックを生ずることなく与えること
がでさるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明よりなるアンチスキッド制御装置の構成概
要−例を示す図である。 １・・・アンチスキッド制御弁装置 ２．３・・・ブレーキ油圧伝達配管 ４、５．６．７．８・・・シリンダ ９・・・第１ピストン　　１０・・・第２ピストン１１
・・・７エイルセイフスプリング １２・・・ホールドスプリング １３・・・蓄圧器　　　　１４・・・ポンプ１５・・・
リザーバ槽　　１６・・・減圧弁１７・・・加圧弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 常時は蓄圧器に連通の第一油室からの油圧作用により初
   期位置に偏倚して係止され、かつこの第一油室に対向さ
   れた第二油室からの油圧作用時には、その端部が臨むリ
   ザーバ油室の室内容積増大方向への移動を生ずる第１ピ
   ストンと、該第１ピストンの前記移動のために前記第二
   油室に蓄圧器からの油圧を給排するアンチスキッド制御
   用の電磁弁装置と、通常はホールドスプリングのバネ力
   により前記第１ピストンに係合する位置に偏倚して係止
   され、かつ一端が前記第二油室に臨むことにより該第二
   油室からの油圧作用時に該ホールドスプリングのバネ力
   に抗して第１ピストンからの離間方向に移動される第２
   ピストンと、前記第１ピストンと第２ピストンの係合に
   よって閉路され、かつこれら第１ピストンと第２ピスト
   ンの相対的な離間方向移動により開路される弁部を構成
   し、該開路によってブレーキ装置内の圧油を前記リザー
   バ室に連通させる第１の弁部と、前記第２ピストンの前
   記離間方向の移動により閉路される常開型の弁部を構成
   し、該閉路によってマスタシリンダからブレーキ装置に
   至るブレーキ油圧伝達回路を遮断する第２の弁部とを備
   えたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。