JPS62137227A - 車輌の駆動力配分制御装置 - Google Patents

車輌の駆動力配分制御装置

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JPS62137227A
JPS62137227A JP27747685A JP27747685A JPS62137227A JP S62137227 A JPS62137227 A JP S62137227A JP 27747685 A JP27747685 A JP 27747685A JP 27747685 A JP27747685 A JP 27747685A JP S62137227 A JPS62137227 A JP S62137227A
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JP
Japan
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pressure
control
valve
pressure side
low
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JP27747685A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Ozaki
尾崎 清孝
Shuji Torii
修司 鳥居
Masaji Owada
大和田 正次
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車輌の駆動力配分制御装置に関し、詳しくは
4輪駆動車における前後輪または2輪駆動車の左右輪の
それぞれ一方と他方の車輪に配分される駆動力を走行条
件および路面状況に応じて制御する車輌の駆動力配分制
御装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置としては、ドグクラッチ等を用いて
0N−OFF時に駆動配分を制御するものが一般的であ
るが、これらの装置では走行条件により連続的に駆動力
を配分制御する事が不可能な事に着目し、本出願人は先
に特願昭60−94861号に開示された駆動力配分装
置を提案した。
この装置は、外部検出信号を制御し、この制御信号によ
って減圧作用を行う電磁弁(第3図中の符号54)を作
動させ、油圧源で発生した油圧を調圧制御することによ
って、トランスファ(駆動力配分手段)におけるクラッ
チ締結力を変更するようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような先願の車輌の駆動力配分制御
装置にあっては、急発進や急加速度およびぬかるみ等か
らの脱出時のように、クラッチ締結力がロック状態に近
い高圧の油圧を要する場合、あるいは好適な旋回性能を
得んとして低圧の油圧で緻密なりラッチのすべり制御を
行うような場合、このように低圧から高圧の広い領域で
油圧制御がすべて単一の電磁弁54によって行なわれる
ようになっている。そのため、単一の電磁弁54を高圧
領域の油圧制御に対応すべ(高圧定格のものに設定しな
ければならず、低圧側の緻密な油圧制御に対応しがたい
と言う問題点がある。
そこで、本発明は、このような先願の問題点を解決すべ
くなされたものであり、路面状況および走行条件に対応
して低圧側から高圧側の広い領域で好適な油圧制御を行
うようにした車輌の駆動力配分制御装置の提供を目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決して目的を達成するために、本発明に
よる車輌の駆動力配分制御装置は、第1図に示すように
、油圧源1で発生した一次制御圧P、を制御して低圧の
二次制御圧P2にし出力する低圧側二次圧制御弁3と、
前記一次制御圧P。
を制御し高圧の二次制御圧P2にして出力する高圧側二
次圧制御弁4と、前記低圧側二次圧制御弁3および前記
高圧側二次圧制御弁4からの前記二次制御圧P2を導通
または遮断させる切換弁5と、該切換弁5を介して前記
二次制御圧P2が導入されて駆動車輪に対し駆動力の配
分を行う駆動力配分手段Tと、外部検出信号Vによって
制御して前記駆動力配分手段Tに供与される前記二次制
御圧P2の目標圧Pを演算して決定し、かつ前記目標圧
Pに対応して前記低圧側二次圧制御弁3と前記高圧側二
次圧制御弁4との内生なくとも前記低圧側二次圧制御弁
に作動信号Svを送る制御手段Uと、を備えている。
(作用) 上記のように構成することによって、本発明による車輌
の駆動力配分制御装置はつぎの作用が得られる。すなわ
ち、走行条件および路面状況に応じた外部検出信号■に
よって制御手段Uで駆動力配分手段Tに供与される二次
制御圧P2の目標圧Pが決定され、この目標圧Pによっ
て低圧側二次圧制御弁3の1つ、または低圧側二次圧制
御弁3と高圧側二次圧制御弁4の両方にそのときの目標
、 圧Pに対応した作動信号S■を送って作動させ、か
かる目標圧Pが低圧側二次圧制御弁3の定格最大圧を越
えたときには、切換弁5の切換作用によって、高圧側二
次圧制御弁4から出力される二次制御圧P2が切換弁5
を介して駆動力配分手段Tに導入され、例えば前後輪ま
たは左右輪の一方と他方の駆動車輪に駆動力を配分する
ようにしている。
(実施例) 以下、本発明による車輌の駆動力配分制御装置の一実施
例について第2図ないし第5図を参照しつつ説明する。
1は油圧源の油圧ポンプ、2は油圧ポンプlで発生した
油圧を一次制御圧P1に維持して出力するリリーフ弁で
あり前記ポンプ1内に一体的に構成されている。10は
油圧がリリーフ弁2で一次制御圧P1に達すると作動油
の一部または全部を戻り側に逃がすリザーバタンクであ
る。3は油路11を介してリリーフ弁2に連通し一次制
御圧P、の作動油が導入される電磁弁による低圧側減圧
弁(低圧側二次圧制御弁)である。この低圧側減圧弁3
は好適な旋回性能を得るために低圧側領域の油圧で繊細
なりラッチのすべり制御を行うよう設定され、定格最大
圧Pma xの範囲内で作動するようになっている。ま
た、4は同じくリリーフ弁2に連通している電磁弁によ
る高圧側減圧弁(高圧側二次圧制御弁)であり、この高
圧側減圧弁4は急発進や急加速時、およびぬかるみ脱出
時のように、ロック状態に近い高圧のクラッチ締結力を
要する場合に対応して作動するよう設定されている。こ
れら低圧側、高圧側の両減圧弁3.4にはいずれもリザ
ーバタンク12が設けられている。
また、両減圧弁3.4の各出力ボート側はそれぞれ油路
13.14を介して1つの切換弁5に連通している。切
換弁5において油路13.14のいずれか一方に連通さ
せるためのポートの切り換えは、低圧側減圧弁3から出
力された油圧が二次制御圧P2としてパイロット圧路1
5を介して切換弁5に導入され、このバイロフト圧によ
って作動するようになっている。高圧側減圧弁4から出
力された油圧も二次制御圧P2として切換弁5に送り込
まれる。切換弁5によって切り換えられて導通する低圧
側減圧弁3または高圧側減圧弁4からの二次制御圧P2
は、つぎに述べるトランスファのクラッチ締結手段(第
2図中の矢印39および第3図の符号39で示される油
圧ピストン)に必要とする目標の油圧(以下、これを目
標圧Pという)として供与されるようになっている。
つぎに、第1図および第2図において、Uは上記低圧側
減圧弁3および高圧側減圧弁4のそれぞれに作動信号S
vを送る制御手段であり、この制御手段Uに入力される
外部検出信号■としては、実施例の場合、例えば4輪駆
動車における前後輪の一方と他方の車輪の各回転速度N
f、Nr(この場合トランスファの前輪側出力軸と後輪
側出力軸の各回転速度)の検出信号V、 、V2と、さ
らにエンジン負荷の大小を検出する1つの手段としての
アクセル開度θの検出信号■、の計3つである。ただし
、前後輪の各回転速度Nf、Nrに限定されず、2輪駆
動車の場合は左右輪の一方と他方の各回転速度を検出す
るようにしてもよい。すなわち、回転速度N「、Nrお
よびアクセル開度の検出は第1および第2の各回転速度
検出手段S1、S2と、アクセル開度検出手段S、によ
って検出され、これら各検出手段S1、S2、S、から
の検出信号■1、■2、■3が上記制御手段Uに送られ
る。制御手段Uにおいては各検出信号を制御して、トラ
ンスファTに付与する上記目標圧Pを演算して決定し、
目標圧Pに対応した作動信号Svを低圧側減圧弁3の1
つ、または低圧倒減圧弁3および高圧側減圧弁4の両方
に送るようになっている。
つぎに、第3図は、駆動力配分手段である上記トランス
ファTの一例であり、これを概略的に説明すると、図示
しないトランスミッションの出力軸はトランスファTを
介して前輪および後輪の各プロペラシャフトに連結され
ている。前輪側の左右輪の一対間および後輪側の左右輪
の一対間にはそれぞれ差動歯車装置が介装されている。
図において、2つの部材20a、20bをボルト21に
より接合して成るトランスファケース20内に、トラン
スミッションの出力軸と連結した入力軸22が回転自在
に収納され、また、後輪プロペラシャフトと連結した後
輸出力軸23がベアリング24により回転自在に支持さ
れている。これら入力軸22および後輸出力軸23は、
それぞれが略パイプ状の継手部材25に同軸的にスプラ
イン結合して、該継手部材25を介し一体回転するよう
継続している。継手部材25は、その外周部に後述する
油圧式の摩擦多板クラッチ30のドラム31が設けられ
、また、トランスファケース20にボルトにより固定さ
れた筒状のベアリングホルダ26に回転自在に挿通して
いる。
入力軸22には図中左方に第1中空軸27が回転自在に
外挿し、また、図中右方に第1中空軸27とスプライン
結合した第2中空軸28がニードルベアリング32を介
して回転自在に外挿している。第1中空軸27は、その
外周上にカウンタギア33aと噛合したドライブギア2
7aが一体に形成されている。このカウンタギア33a
は、トランスファケース20にベアリング34を介し回
転自在に支持されたカウンタシャフト33に一体に形成
され、前輪プロペラシャフトと連結した前輸出力軸に設
けられたドリブンギア35と噛合している。第2中空軸
28は一体に形成されて径方向外方へ突出するハブ28
aを有し、このハブ28aと前述したドラム31との間
に摩擦多板クラッチ30が取り付けられている。
摩擦多板クラッチ30は、ドラム31の内周壁にスプラ
イン結合した複数のドライブプレート36と、第2中空
軸2日のハブ28aにスプライン結合してドライブプレ
ート36と軸方向交互に配列された複数のドリブンプレ
ート37と、ドラム31および継手部材25にそれぞれ
内外の両局面が液密的かつ軸方向の摺動自在に摺接して
油室38を画成する略環状のビス、トン39と、継手部
材25に取り付けられたリテーナ40とピストン39と
の間に縮装されてピストン39を油室38側へ付勢する
スプリング41と、を備えている。油室38は、継手部
材25に形成された第1油路25a、ベアリングホルダ
26に形成された第2油路26bおよびトランスファケ
ース20に形成された第3油路20cを介してトランス
ファケース20の油圧ポート20dに連通している。こ
の摩擦多板クラッチ30は、油圧ポート20dから第1
、第2、第3油路25a、26b、20cを経て油室に
高圧の圧油が供給されと、ピストン39がスプリング4
10弾性力に抗し図中左動してドライブプレート36と
ドリブンプレート37とを摩擦接触させ、継手部材25
と第2中空輸28との間すなわち入力軸22と前輸出力
軸との間を接続する。
なお、22aは入力軸22に形成された第1潤滑油路、
23aは後輸出力軸23に形成された第2潤滑油路、2
8bは第2中空軸2日に形成された第1クラツチ潤滑油
路、28cは第2中空軸28のハブ28aに形成された
第2クラツチ潤滑油路、31aはドラムに形成された第
3クラツチ潤滑油路であり、第1および第2潤滑油路2
2a、23aはニードルベアリング32等へ潤滑油を供
給し、また、第1、第2および第3クラツチ潤滑油路2
8b、28c、31aは摩擦多板クラッチ30゛のドラ
イブプレート36とドリブンプレート37との摺接部へ
潤滑油を供給する。また、図中3は上記した低圧側減圧
弁、4は高圧側減圧弁、そして5は切換弁である。油圧
源の油圧ポンプ1等の他の部材の説明は省略する。
つぎに、作用について第4図のフローチャートを参照し
つつ説明する。
車輌の走行時においては、第1および第2各回転検出手
段S1、S2によって前後輪の一方と他方の車輪の回転
速度N f −、N rが検出され、アクセル開度検出
手段S3によってそのときのエンジン負荷に対応したア
クセル開度 が検出される(ステップ■)。回転速度検
出信号V、、V2およびアクセル開度信号■3が制御手
段Uに送られ、この制御手段Uにおいて、2つの回転速
度信号V1、■2に基づいて一方と他方の車輪の回転速
度N「、Nrの差nが減算または加算などによって演算
され(ステップ■)、かつアクセル開度信号■3が制御
されて、トランスファTに付与される油圧の目標圧Pが
決定される(ステップ■)。目標圧Pが決定されると、
この目標圧Pと低圧側減圧弁3の定格最大圧Pmaxと
の大小の比較がなされ(ステップ■)、目標圧Pが定格
最大圧Pmaxよりも小さい値のときは(例えば旋回時
に緻密なりラッチすべり制御を行うような場合)、その
ときの目標圧Pに対応した作動信号Svが低圧側減圧弁
3のソレノイド3aに送られる(ステップ■)。この作
動信号Svによって低圧側減圧弁3が作動しくステップ
■)、油路13における二次制御圧P2が目標圧Pとな
るように調圧する。
この目標圧Pによる二次制御圧P2はパイロット圧路1
5から切換弁5におけるポート開閉弁に作用する。しか
し、最大圧Pmax以下の小さい目標圧Pによるバイロ
フト圧では、ポート開閉弁を付勢しているバネ部材16
の弾性力に抗してポート開閉弁が作動し得ないように設
定されているので、この切換弁5の状態で目標圧Pは切
換弁5を介してそのままトランスファTにおけるクラッ
チ締結手段である油圧ピストン39に導入される(ステ
ップ■)。ここで、高圧側減圧弁4からの二次制御圧P
2は油路14を介して切換弁5に送られているが、油路
14に対応するポートが閉じていて遮断されたままであ
り、高圧側減圧弁4からの二次制御圧P2はトランスフ
ァTの油圧ピストン39に作用していない。
一方、制御手段Uで決定された目標圧Pが、高圧側領域
以上の圧力であるとき(例えば急発進およびぬかるみ脱
出時の場合)、すなわち低圧倒減圧弁3の上限値である
上記定格最大圧prnaxを越えたときは、目標圧Pの
作動信号Svが低圧側減圧弁3のソレノイド3aに送ら
れ(ステ・ノブ■)、低圧側減圧弁3の作動によって油
路13における二次制御圧P2が定格最大圧Pmaxに
調圧される。この最大圧pma xによるパイロット圧
が切換弁5のバネ部材16の弾性力に抗するよう作用し
て、高圧側の油路14が切換弁5に連通ずるよう油圧ポ
ートを開く (ステップ■)。このとき、低圧側減圧弁
3におけるポート開度は定格型、流値のもとで一定に維
持されている。同時に、低圧側減圧弁3の定格最大圧P
ma xを越えた目標圧Pの作動信号Svが高圧側減圧
弁4のソレノイド4aに送られると(ステップ■)、高
圧側減圧弁4におけるボート開度の制御によって油路1
4における二次制御圧P2が目標圧Pに調圧される(ス
テップX)。この目標圧Pに相当する二次制御圧P2が
油路14および切換弁5を介してトランスファTの油圧
ピストン39に作用し、摩擦多板クラッチ30において
高圧の締結力を付与せしめる(ステップ■)。
第5図は、上記作用のように、低圧側および高圧側の両
減圧弁3.4のそれぞれに制御手段Uから送られる目標
圧Pの作動信号Svに対応した電流値(A)と制御油圧
(P)との相関を示す油圧特性線図である。この図にお
いて、P、は上記したように一次制御圧であり、また低
圧側減圧弁3から出力される二次制御圧P2が定格最大
圧Pmaxのとき、この定格最大圧Pma xによるパ
イロット圧によって、切換弁5における油圧ポートが切
換によって開き、高圧側減圧弁4から出力された二次制
御圧P2を切換弁5を通じてトランスファTに導入させ
る態様を示している。
次に第6図に他の実施例の油圧回路図を示す。
第2図で示した先の実施例とは異なる点のみを以下に詳
述する。
図中4は、油圧源の油圧ポンプ1で発生した一次制御圧
を制御して高圧の二次制御圧にして出力する高圧側減圧
弁(高圧側二次圧制御弁)であり、油路11の油圧を所
定圧以下に抑えるリリーフ弁としての機能も兼ね備えて
いる。目標制御油圧Pが、低圧側減圧弁3の定格最大値
P max ’!越えた場合には切換弁5により油路1
3を油路14へ切換え、前記高圧側減圧弁によって制御
された比較的高圧の制御圧を油圧ピストン39へ導(。
以下第2図と重複する部分の説明は省略する。
第7図は、第6図に示す油圧回路が上記作用のように、
低圧側減圧弁3及び高圧側減圧弁4のそれぞれに制御手
段Uから送られる目標圧Pの作動信号Svに対応した電
流値(A)と制御油圧(P)との相関を示す油圧特性線
図である。この図において、Poは高圧側減圧弁4が発
生し得る最高圧であり、また低圧側減圧弁3から出力さ
れる二次制御圧P2が定格最大圧P maxのとき、こ
の定格最大圧P maxによるパイロット圧によって、
切換弁5における油圧ポートが切換によって開き、高圧
側減圧弁4から出力された二次制御圧P2を切換弁5を
通じてトランスファTに導入させる態様を示している。
尚、高圧側減圧弁4のスプリング力は、スプリング力に
よるリリーフ圧がP maxとなる様に設定されている
為、低圧側領域、つまり低圧Cベルで出力される事とな
り、前記油圧ポンプ1の駆動に要する動力も小さくて済
む。
以上、上述した実施例ではP maxを越える高圧領域
では高圧側減圧弁4を電気的に制御する例を示したが、
必ずしも高圧側減圧弁4は電気的に制御されて油圧を増
減する必要はない。例えば、目標圧Pが低圧側減圧弁3
の定格最大圧P maxを越える場合には急激に所定の
高圧まで制御油圧Pを高めて駆動力配分手段に付与して
も良い。その場合には、第6図中の高圧側減圧弁4のス
プリング力の設定値を前記第6中の実施例のものよりも
大とすると共に、電気制御されるソレノイドを除けば良
い。
第8図は、この実施例に基づく油圧特性線図を示す。目
標圧が前記低圧側減圧弁3の定格最大圧P maxを越
える高圧側では、切換弁5を介して高圧の二次制御圧P
oが直接駆動力配分手段に付与される態様を示している
(発明の効果) 上記したことから理解されるように、本発明による車輌
の駆動力配分制御装置は、油圧源からの油圧を一次制御
圧に設定するリリーフ弁(−火工制御弁)と切換弁との
間に、低圧側減圧弁(低圧側二次圧制御弁)と高圧側減
圧弁(高圧側二次圧制御弁)の2つの制御弁が設けられ
、制御手段において決定される駆動力配分手段への供与
目標圧に対応した作動信号が低圧側減圧弁と高圧側減圧
弁とのうち少なくとも前記低圧側二次圧制御弁に送られ
て、これら両減圧弁の作動によってそれぞれから二次制
御圧として出力され、低圧側減圧弁からの二次制御圧に
よる目標圧が低圧側減圧弁の定格最大圧よりも大きくな
ったときにには、切換弁が切り替わって高圧側減圧弁か
らの二次制御圧が目標圧として制御されて駆動力配分手
段に供与されるよう構成されているので、走行条件およ
び路面状況に応じて、例えば旋回時の内外車輪の一方と
他方に対し、駆動力配分手段によって配分される駆動力
の油圧制御が緻密に行え、かつ急発進や急加速時のよう
に大きな駆動力に必要な高圧の油圧が得られ、このよう
に低圧側から高圧側の広い領域で車輌の挙動に対して応
答性の良好な油圧制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による車輌の駆動力配分制御装置の概念
図を示し、第2図は本発明による駆動力配分装置の一実
施例の油圧回路図、第3図はこの実施例を採用した駆動
力配分手段(トランスファ)の断面図、第4図はこの実
施例の動作のフローチャート、第5図はこの実施例の油
圧特性線図、第6図は他の実施例の油圧回路図、第7図
はこの実施例の油圧回路図、第8図は更に他の実施例の
油圧回路図である。 1・・・油圧ポンプ(油圧源)、 2・・・リリーフ弁、 3・・・低圧側減圧弁(低圧側二次圧制御弁)4・・・
高圧側減圧弁(高圧側二次圧制御弁)、5・・・切換弁
、 T・・・トランスファ(駆動力配分手段)、30・・・
摩擦多板クラッチ、 39・・・油圧ピストン、 U・・・制御手段、 P、・・・一次制御圧、 P2 ・・・二次制御圧、 S l 、S 2  ・・・第1、第2回転速度検出手
段、S3 ・・・アクセル開度検出手段、 P・・・目標圧、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油圧源で発生した一次制御圧を制御して低圧の二次制御
    圧にし出力する低圧側二次圧制御弁と、前記一次制御圧
    を制御して高圧の二次制御圧にし出力する高圧側二次圧
    制御弁と、前記低圧側二次圧制御弁からの前記二次制御
    圧を導通または遮断させかつ前記高圧側二次圧制御弁か
    らの前記二次制御圧を遮断または導通する切換弁と、該
    切換弁を介して前記二次制御圧が導入されて駆動車輪に
    対し駆動力の配分を行う駆動力配分手段と、外部検出信
    号を制御して前記駆動力配分手段に供与される前記二次
    制御圧の目標圧を演算して決定し、かつ前記目標圧に対
    応して前記高圧側二次圧制御弁と前記低圧側二次圧制御
    弁とのうち少なくとも前記低圧側二次圧制御弁に作動信
    号を送る制御手段と、を備え、前記目標圧が前記低圧側
    二次圧制御弁の定格最大圧を越えたときには前記切換弁
    が切り替わって、前記高圧側二次圧制御弁から出力され
    る前記二次制御圧が前記切換弁を介して前記駆動力配分
    手段に供与されるようにしたことを特徴とする車輌の駆
    動力配分制御装置。
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