JPS6213468A - ポリウレタン樹脂上塗り用塗料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、スイミノグプール等の最終コートとして塗装
する上塗り用塗料組成物に関するものである。

（従来の技術） 近年需要の増大しているスイミノグプールは、多数の人
によって利用されるため、特に大腸菌などの菌類の繁殖
を防止するために、塩素系殺菌剤の利用が義務づけられ
ている。例えば厚生省の昭和５３年度の通達によるとス
イミノグプールの水質基準は、遊離残留塩素濃度は０．
４ｐｐｍ以上又は総残留塩素濃度は１　ｐｐｍ以上とな
っている。

ところでスイミノグプールは、コンクリート、鋼、ステ
ンレス、アルミ、ＦＲＰなとで作られているが、いずれ
の材質であっても美観、材質保護、メンテナンスの容易
さから大半は塗料エナメルが塗装されている。そして塗
装に用いられる塗料としては、アクリル樹脂系エナメル
、エポキシ樹脂系エナメル、ポリウレタン樹脂系エナメ
ルがよく知られている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしこのようなエナメル仕上げの場合、プールに定期
的に投入する塩素系殺菌剤（例えば次亜塩素酸ナトリウ
ム、次亜塩素酸力、ルシウム、トリクロールイソシアヌ
ール酸）によりこれらエナメルが塩素系殺菌剤の遊離塩
素により、エナメルを形成している樹脂が劣化、短期間
の間に塗り替えが必要となり、同時に水泳者の身体、衣
類に付着するため、プール管理者の大きな悩みとなって
いる。これはエナメルの組成が樹脂と顔料からなり、緻
密さに欠けるためと判断され、このような現象は屋内ス
イミノグプールの場合特に顕著に現われ、これは太陽光
線が当たらないためより、殺菌力を増すため、薬剤投入
を多量にすることと、屋内スイミノグプールは、密閉状
態に近く塩素が滞留することが原因と考えられる。

そのため現在では、屋内スイミノグプールでは塩素殺菌
剤の影響を受は各種塗料（エポキシ樹脂エナメル、ポリ
ウレタン樹脂エナメル等）ともプール使用開始後６カ月
、早いものは２力月で塗料娑膜に欠陥が現われ、塗り替
えを迫られている。

そこで本発明の目的は、上記“欠点をカバーするために
、スイミノグプールのエナメル仕上げの上塗り塗料とし
て、耐塩素殺菌剤性の向上したポリウレタン樹脂系塗料
組成物を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の特徴は、水酸基を有するエポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂の少なくとも一つと、水酸基
と反応性のあるイソシアネート基とを有する化合物を主
成分としたことにある。

このエポキシ樹脂としては、ビスフェノールＡ型（商品
名エピコート１００４−油化シエル（株））又はアルカ
ノールアミン等で開環したエポキシポリオール（商品名
アデカＥＰＸ５９６３−旭電化工業（株）製）などであ
る。

またポリエステル樹脂としては、オイルフリー型ポリオ
ール（商品名デス上フェン６００−住友バイニルウレタ
ン（株）製）又はカージュラ−型ポリオール（商品名バ
ーノックＤＥ−１４０−６５−大日本インキ化学工業（
株）製）などである。

アクリル樹脂としては、アクリルポリオール（商品名タ
ケラックＵＡ−９９９−６０Ｘ−成田薬品工業（株）製
、商品名アクリディックＡ−８０１−大日本インキ化学
工業（株）製）などである。

また水酸基と反応性のあるイソシアネート基としては、
トＩＭＤ１　（ヘキサメチレンジイソシアネート）系（
商品名コロネートＨＬ−日本ポリウレタン工業（株）製
）、ＸＤＩ（キシレンジイソシアネート）系（商品名タ
ケネートＤ−１１ＯＮ−成田薬品工業（株）製）又はＩ
ＰＤＩ（イソホロンジイソシアネート）系（商品名マイ
チックＮＹ２１０Ａ−三菱化成工業（株）製）などであ
る。

そして本発明は、前記の主剤と硬化剤を塗装前にこれを
混合して使用する二液型である。

また主剤中にエナメル色相例えばライトブルー−、ブル
ー系に応じた着色顔料または透明顔料を添加することに
よって色相の違和感を低下させることなく、付着性を向
上させることも望ましいことである。この着色顔料又は
透明顔料は塗料中に１〜１０重邑％程度であって、１０
％を越えて添加すると、耐塩素殺菌剤性が低下するので
、大体５％程度の添加量で十分である。

（発明の効果） 本発明は、以上の構成を有するので、スイミノグプール
などの最終コートとして使用すると、塩素殺菌剤の影響
を少なくし、塗り替え期間を延長させることができる。

（実施例） 次に本発明の実施例について説明する。

実施例１〜５．比較例１〜５ アルミ＆（サイズ７０ｘ１５０ｘ１．５馴）を脱脂処理
後表−１−１及び表−１−２の塗装系に従って塗布した
。塗装は各＠１日１回塗り。エナメルについては、乾燥
膜厚３０μ／回。クリヤー・カラークリヤーについては
、乾燥膜厚３０μ／回行った。作成したデス１〜ピース
は、２０″Ｃ２７５％の恒温室で７日間乾燥後、試験に
供した。

その結果を表−３に示す。付着性、耐衝撃性は、７日間
乾燥後、耐塩素殺菌相性は６０日間浸漬後の結果である
。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水酸基を有するエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
   アクリル樹脂の少なくとも一つを主剤とし、水酸基と反
   応性のあるイソシアネート基を有する化合物を硬化剤と
   することを特徴とするポリウレタン樹脂上塗り用塗料組
   成物。 ２、特許請求の範囲第１項において、上記組成物に０〜
   １０重量％の着色顔料又は、透明顔料を含有する塗料組
   成物。