JPS62133406A - 光フアイバアセンブリの固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 アセンブリホルダに保持部材の端面に当接する段付端面
を設け、段付端面を保持部材の端面に当接した状態で、
保持部材と光ファイバアセンブリとを、レーザー溶接す
ることにより、光ファイバアセンブリと他の光学部品と
の光結合度を向上せしめる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、レンズと光ファイバとが所望に結合されてな
る光フアイバアセンブルと、発光素子・受光素子、光学
膜部品、或いは対向する他の光ファイバアセンブリとを
光結合させるための、光ファイバアセンブリの固定方法
に関する。

発光素子・受光素子、光学膜部品、或いは対向する他の
光ファイバアセンブリ等の光学部品と、光ファイバとを
光結合させるには、光ファイバの端末にＰ［形のフェル
ールを装着し、フェルールをアセンブリホルダの軸心孔
に固着し、さらに、光ファイバの端面が焦点位置になる
ように、アセンブリホルダ内にレンズを挿着した光ファ
イバアセンブリが広く使用されている。

このような光フアイバレンズアセンブリは、まず、他の
光学部品を共通する取付台の所望の位置に固定し、その
後、光フアイバアセンブルを取付台に載置し、光結合度
が最良になるごとくに、他の光学部品との関係位置を調
整し、取付台に固定するが一般である。

この際、光ファイバアセンブリと他の光学部品との光結
合度が高い、光ファイバアセンブリの固定方法の要望が
強い。

〔従来の技術〕

第２図は光ファイバアセンブリの従来の固定方法を示す
斜視図であり、第３図は従来の固定方法を示す側断面で
ある。

第２図、第３図において、光ファイバ２の端末部は、例
えばステンレス鋼よりなる円筒形のフェルール２への軸
心孔に挿入接着され、フェルール２への端面と光ファイ
バ２の端面とは、研磨等され平坦に仕上げられている。

フェルール２Ａは、円筒形のアセンブリホルダ３の軸心
孔の小径孔側に挿入され、小径孔と同心の大径孔側には
、レンズ（例えばドラムレンズ）４の球面が、軸心孔の
段付部に当接するように挿着されている。

このように軸心孔の同心の小径孔側に、フェルール２Ａ
が挿入され、レンズ４の球面が軸心孔の段付部に当接す
ることにより、レンズ４の焦点が、光ファイバ２の端面
位置になるように、位置調整固定されて、光フアイバア
センブルｌを構成している。

第２図、第３図に示す取付台７には、図示してない他の
光学部品が固定されている。

金属材よりなる角筒形の保持部材６の軸心には、円筒状
の光フアイバアセンブルｌのアセンブリホルダ３が、回
動自在に嵌入する軸心孔６＾を設けである。

８は金属材よりなる横形のスペーサであって、その平面
視の寸法は、保持部材６の投影寸法よりも所望に大きい
角形である。

この光フアイバアセンブルｌを取付台７に固定するには
、まず、光フアイバアセンブル１を保持部材６の軸心孔
６Ａに嵌入する。

次に、アセンブリホルダ３の端部を微動台のアーム（図
示せず）の先端に装着したチャックハンド（図示せず）
等で把持し、微動台を操作して他の光学部品と光フアイ
バアセンブルｌとの光結合が最良になるごとくに、光フ
アイバアセンブルｌの高さ、左右の位置、及び上下、左
右の傾きを調整する。

そして、調整した位置に光フアイバアセンブルｌを保持
した状態で、スペーサ８を取付台７の上面に載せ、取付
台７上を摺動させて、傾斜面８＾が保持部材６の下方に
位置する面に密接するように、保持部材６と取付台７と
の間隙に挿入する。

この際、保持部材６は光フアイバアセンブルｌを軸とし
て回動自在の状態である。よって、保持部材６が傾斜面
８Ａに密接する方向に回転して、保持部材６の下面が傾
斜面８八に密接する。

このような状態で、スペーサ８の下周縁と取付台７とを
、所望の複数の個所ｐ、で、レーザー溶接し、次に保持
部材６の下周縁と傾斜面８Ａとを、所望の複数の個所Ｐ
２で、レーザー溶接している。その後、アセンブリホル
ダ３の外周面と保持部材６の端面とを、所望の複数の個
所Ｐ３で、レーザー溶接している。

上述のようにして、光フアイバアセンブル１は保持部材
６．スペーサ８を介して取付台７に固定される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の固定方法は１．取付台７とスペーサ８の間、
及びスペーサ８と保持部材６の間は、いずれも平面接触
であるので、一様に密接しており、位置関係がずれるこ
となく隅肉溶接され、確実に固定することができる。

しかしながら、保持部材６の軸心孔６Ａは、アセンブリ
ホルダ３が挿入れた状態で、アセンブリホルダ３が回動
自在のように、アセンブリホルダ３の外径との間に、微
小（例えばｌＯμｍ程度）の間隙ｄが必要である。

この微小間隙ｄが存在するために、最初にレーザー溶接
する溶接ポイントにおいて、アセンブリホルダ３が軸心
孔６＾の溶接側の内壁に引きつけられることになる。

このため、光フアイバアセンブル１と保持部材６との関
係位置がわずかにずれて、軸心孔６Ａの軸心と、光フア
イバアセンブル１の軸心とが傾いた状態で、レーザー溶
接固定される恐れがあり、その結果、光結合損失が増加
するという問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記従来の問題点を解決するため本発明方法は、第１図
の如くに、光フアイバアセンブル１を保持部材６の軸心
孔６Ａに回動自在に嵌入し、取付台７の上方で光フアイ
バアセンブル１の光学的位置調整を実施し、光フアイバ
アセンブル１を保持した状態で、保持部材６と取付台７
との間隙に投影のスペーサ８を挿入し、アセンブリホル
ダを保持部材６に、保持部材６をスペーサ８に、スペー
サ８を取付台７に、それぞれレーザー溶接固定するにあ
たり、 アセンブリホルダ３０の一方の端部に、軸心孔６Ａの内
径よりも所望に大きい外径の鍔を設け、この鍔の段付端
面３１を、保持部材６の端面部分に当接した状態で、保
持部材６と光フアイバアセンブルｌとを、レーザー溶接
するようにした、固定方法である。

〔作用〕

上記本発明方法の手段によれば、保持部材６の端面に、
アセンブリホルダ３０の段付端面３１が平面接触により
当接されている。よって、この部分をレーザーにより隅
肉溶接するので、位置関係がずれることなく確実に固定
することができる。

したがって、軸心孔６＾の軸心と、光フアイバアセンブ
ルｌの軸心とが傾いた状態で、レーザー溶接固定される
恐れがなく、光結合損失が増加する恐れがない。

〔実施例〕

以下図示実施例により、本発明方法を具体的に説明する
。なお、企図を通じて同一符号は同一対象１勿を示す。

第１図は本発明方法の１実施例を示す側断面であって、 光ファイバ２を軸心孔に挿入、固着したフェルール静は
、例えばステンレス鋼よりなるアセンブリホルダ３０の
軸心孔の小径孔側に、挿着されており、アセンブリホル
ダ３０の、小径孔と同心の大径孔側には、レンズ４の球
面の外周部が、軸心孔の段付部に当接するように挿着さ
れて、光フアイバアセンブル１を構成している。

このアセンブリホルダ３０は、一方の端部には、保持部
材６の軸心孔６Ａの内径よりも所望に大きい外径の鍔を
設けである。この鍔の段付端面３１は、保持部材６の端
面６Ｂに密接して当接するように加工しである。

この光フアイバアセンブル１を取付台７に固定するには
、まず、アセンブリホルダ３ｏを保持部材６の軸心孔６
Ａに回動自在に嵌入し、アセンブリホルダ３０の鍔の段
付端面３１を、保持部材６の端面６Ｂに当接させる。

そして、取付台７に固定した図示してない他の光学部品
と、光フアイバアセンブルｌとの光結合が最良になるご
とくに、光フアイバアセンブルｌの高さ、左右の位置、
及び上下、左右の傾きを調整する。

そして、調整した位置に光フアイバアセンブルｌを保持
した状態で、スペーサ８を取付台７の上面に載せ、傾斜
面８Δが保持部材６の下方に位置する面に密接するよう
に、保持部材６と取付台７との間隙に挿入する。

このような状態で、スペーサ８の下周縁と取付台７とを
、所望の複数の個所ｐ、で、レーザー溶接し、次に保持
部材６の下周縁と傾斜面８Ａとを、所望の複数の個所Ｐ
２で、レーザー溶接する。

次に、アセンブリホルダ３０の鍔の段付端面３１を、保
持部材６の端面６Ｂに当接した状態で、鍔の外周面と端
面６Ｂとを、所望の複数の個所Ｐ、で、保持部材６と光
フアイバアセンブル１とを、レーザーで隅肉溶接する。

上述のような固定方法であるので、軸心孔６Ａの軸心と
光フアイバアセンブル１の軸心とが、固定時に、大きく
角度ずれ、軸ずれ等を生ずる恐れがない。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明方法は、アセンブリホルダに
保持部材の端面に当接する段付端面を設け、段付端面を
保持部材の端面に当接した状態で、保持部材と光ファイ
バアセンブリとを、レーザー溶接するようにしたもので
、保持部材の軸心孔軸心と、光フアイバアセンブルの軸
心とが、固定時に大きく角度振れ、或いは軸ずれを生ず
ることがなく、光フアイバアセンブルと他の光学部品と
の光結合損失が増加する恐れがないという、実用上で優
れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の１実施例を示す側断面、第２図は
光ファイバアセンブリの従来の固定方法を示す斜視図、 第３図は従来の固定方法を示す側断面である。 図において、 １は光フアイバアセンブル、 ２は光ファイバ、 ２八はフェルール ３、３０はアセンブリホルダ、 ４はレンズ、　　　　　６は保持部材、６Ａは軸心孔、
　　　　　　７は取付台、８はスペーサ、　　　　３１
は段付端面を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光ファイバアセンブリ（１）を保持部材（６）の軸心孔
   に回動自在に嵌入し、取付台（７）の上方で該光ファイ
   バアセンブリ（１）の光学的位置調整を実施し、該光フ
   ァイバアセンブリ（１）を保持した状態で、該保持部材
   （６）と該取付台（７）との間隙に楔形のスペーサ（８
   ）を挿入し、 アセンブリホルダを該保持部材（６）に、該保持部材（
   ６）を該スペーサ（８）に、該スペーサ（８）を該取付
   台（７）に、それぞれレーザー溶接固定するにあたり、 該光アセンブリホルダ（３０）の外周部に、該保持部材
   （６）の端面部分に当接する段付端面（３１）を設け、 該段付端面（３１）を該保持部材（６）の端面に当接し
   た状態で、該保持部材（６）と該光ファイバアセンブリ
   （１）とを、レーザー溶接することを特徴とする光ファ
   イバアセンブリの固定方法。