JPH05113520A - 光学部材の接合ユニツト - Google Patents

光学部材の接合ユニツト

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JPH05113520A
JPH05113520A JP27541591A JP27541591A JPH05113520A JP H05113520 A JPH05113520 A JP H05113520A JP 27541591 A JP27541591 A JP 27541591A JP 27541591 A JP27541591 A JP 27541591A JP H05113520 A JPH05113520 A JP H05113520A
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JP
Japan
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optical member
housing
optical
spherical surface
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP27541591A
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English (en)
Inventor
Norihisa Naganuma
典久 長沼
Tatsuya Murai
達也 村井
Teruhiro Kubo
輝洋 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05113520A publication Critical patent/JPH05113520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学部材の接合ユニットに関し、光学部材の
固定時にあるいは経時的に位置づれ等が起きない、光学
部材を長期的に安定支持し得る信頼性の高い光学部材の
接合ユニットを提供することを目的とする。 【構成】 光学部材側とそれが接合される相手側との間
には、両者の少なくとも相対的な角度位置を予調整可能
に支持する球面15a,42a,65aが介在される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学部材の接合ユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ通信用の光デバイスに
おいては、例えば図7に示すように、光ファイバ71の
前方側に平行光線形成用のコリメート・レンズ72を配
置してフランジ付きホルダ74内に固定して構成した2
つの光学部材76を対向するように筐体78の両側面に
取り付け、筐体内部に配置したフィルタ及びプリズム等
(図示せず)を間に介して両光学部材76の光結合を行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光学部材76の光学的
な4つの調整(光結合方向に垂直な面内における直交す
るXY方向の調整、及び2つの直交する角度方向(θ,
ψ)の調整)を行った後においては通常、機械加工精度
や組み立て精度に関係して、少なくとも一方のホルダ7
4のフランジ面と筐体78の対応面とは密着せずに隙間
が生じる(図7の左側参照)。
【0004】光学部材76と筐体78との間に隙間があ
るこの位置決め状態でレーザー溶接を行うと、その部分
の凝固収縮力によって折角の位置決めセッティングが狂
ってしまうため、比較的それが小さい接着剤80等が用
いられる。しかしながら、上記隙間が存在する以上、上
記接着剤による固定方法では、少なくとも経時的な位置
づれは避け難いといった問題がある。
【0005】そこで、本発明においては、機械構造的に
見直して、光学部材の固定時にあるいは経時的に位置づ
れ等が起きない、光学部材を長期的に安定支持し得る信
頼性の高い光学部材の接合ユニットを提供することを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る光学部材の接合ユニットは、光学部材側
とそれが接合される相手側との間には、両者の少なくと
も相対的な角度位置を予調整可能にする球面が介在され
ることを構造上の特徴とする。好ましくは、上記球面
は、光学部材側及び相手側の一方に設けられ、他方に
は、上記球面と係合する貫通孔が設けられる。
【0007】あるいは、上記球面は、光学部材側及び相
手側の一方に設けられ、他方には、上記球面と係合する
相補的形状を呈する対応球面が設けられる。
【0008】
【作用】相手側に対して上記球面を介して光学部材側を
取り付けるので、位置ずれの起きないような実質的に隙
間の無い状態で光学部材を取り付けることができる。す
なわち、相手側に対して光学部材が浮いたような取り付
け位置関係にないので、固定時にあるいは経時的に光学
部材の位置ずれが起きない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の複数の実施例を図面を参照し
て説明するが、図7に示した上記従来構造と共通する
(あるいは共通し得る)部分・部品については、同一参
照番号を付すと共にその説明を省略する。図1乃至図6
は、本発明に係る光学部材の接合ユニットの異なる実施
例を示す。
【0010】第1の実施例について説明するに図1を参
照すると、筐体18の右側面には、従来の光学部材76
が固定される。この固定は、XY面内方向の光学的な位
置決めを行った後、ホルダ74のフランジ面と筐体18
の対応面とを密着させて、接合部外周の要所をレーザー
溶接することによって行う。他方、筐体18の左側面に
は、筐体18の内部中央に配置される図示しないフィル
タやプリズム等を介して光結合される光学部材11が固
定される。光学部材11は、円筒状のホルダ13内に光
ファイバ71及びコリメート・レンズ72を固定して構
成したものである。このホルダ13(光学部材11)
は、一方側(右側)が球面15aであり且つ他方側(左
側)が平面である半球体状の凸部材15の中央に嵌合さ
れる。凸部材15は、その球面15aが筐体18の左側
面に穿設した丸穴19の入り口の縁部内周と線的に密着
・係合したまま、筐体18に対して万能継手式にその取
り付け角度を変えることが出来るようになっている。
【0011】以上の第1実施例構造の説明から良く理解
され得るように、筐体18に対して凸部材15を介し
て、位置ずれの起きないような実質的に隙間の無い状態
で光学部材11を位置決め(仮固定)できるため、レー
ザー溶接によって光学部材11を固定することが可能で
ある。すなわち、レーザー溶接された部分に凝固収縮力
が生じても、筐体18に対して光学部材11が浮いたよ
うな位置関係(取り付け関係)にないので、光学部材1
1及び筐体18の両部材は、相対的に動くことがない
(位置ずれが起きない)。また同様に、両部材を接着材
等で固定した場合でも、経時的な変形力によって位置ず
れが起きる、といったことがない。
【0012】以下、複数の実施例を図2乃至6を参照し
て説明するが、上記第1実施例と共通する(共通し得
る)部品等についてはその説明を省略する。尚、上記第
1実施例及び以下に説明する実施例において、特に指摘
しないが、光学部材、光学部材を筐体に取り付けるため
に関係する部材(第1実施例においては凸部材15)、
及び筐体は、レーザー溶接によって相互に固定・接合さ
れる。
【0013】第2の実施例について説明するに図2を参
照すると、筐体28の左側面に穿設した丸穴29の入り
口部分において、凸部材15の球面15aと相補的な凹
面(球面)28aが設けられる。ここに部分的に嵌まり
込む凸部材15の球面15aは、凹面28aに面的に密
着・係合し、従って、光学部材11は、筐体28に対し
て万能継手式にその取り付け角度を変えることが出来
る。本実施例においては、上記第1実施例と異なり、凸
部材15が筐体28(凹面28a)に対して面的に密着
・係合し得るために、凸部材15、従って光学部材11
を安定的に支持でき、且つ、凸部材15(光学部材1
1)の取り付け角度の調整のための両部材15,28の
摺動を滑らかにすることが出来る。
【0014】次に、第3の実施例について説明するに図
3を参照すると、本実施例においては、凸部材15は筐
体18の側面に直接取り付けられずに、中央に丸穴31
を有する円板部材32を介して取り付けられる。円板部
材32は、筐体18側面に密着したままその上をXY方
向に摺動し得る。また、凸部材15(光学部材11)
は、その球面15aが円板部材32の丸穴31の入り口
の縁部内周と線的に密着・係合したまま、円板部材32
(筐体18)に対して万能継手式にその取り付け角度を
変えることが出来る。
【0015】従って、凸部材15及び円板部材32の組
み合わせにより、光学部材11の上記4つの調整(XY
方向の調整及び2つの角度方向(θ,ψ)の調整)を筐
体18の一方側で行うことが出来る。すなわち、筐体の
右側で光学部材のXY方向の調整を行い、且つ、筐体の
左側で光学部材のθ,ψ角度方向の調整を行うというよ
うに筐体両側で別々に調整しなければならない上記第1
及び第2実施例と異なり、筐体18の一方側で上記4つ
の調整を総て行うことが出来、作業効率上及び作業能率
上好ましい。尚、このことは、以下の総ての実施例にお
いても同様である。
【0016】次に、第4の実施例について説明するに図
4を参照すると、中空の円板部材42は、その丸穴41
の入り口部分において、凸部材15の球面15aと相補
的な凹面42aを有する。ここに部分的に嵌まり込む凸
部材15の球面15aは、円板部材42の凹面42aに
面的に密着・係合し得る。従って、凸部材15(光学部
材11)は、円板部材42(筐体18)に対して万能継
手式にその取り付け角度を変えることが出来る。すなわ
ち、上記第3実施例と同様に、筐体18の一方側で上記
4つの調整を行うことが出来る。しかも、上記第3実施
例と異なり、凸部材15が円板部材42の凹面42a
(筐体18)に対して面的に密着・係合し得るために、
凸部材15、従って光学部材11を安定的に支持でき、
且つ、凸部材15(光学部材11)の取り付け角度の調
整のための両部材15,42の摺動を滑らかにすること
が出来る。
【0017】次に、第5の実施例について説明するに図
5を参照すると、本実施例は、上記第4実施例の構成に
おいて凸部材15を円板状の部材55に代えた構造から
成る。すなわち、この円板状部材55は、その縁部外周
が円板部材42の凹面42aと線的に密着・係合し、そ
の状態で円板部材42(筐体18)に対して万能継手式
にその取り付け角度を変えることができる。尚、円板状
部材55は、側面形状が円ではなく、正多角形であって
も構成できる。
【0018】最後に、第6の実施例について説明するに
図6を参照すると、本実施例は、上記第4実施例におい
て凸部材15及び円板部材42を入れ換えたような構造
から成る。すなわち、光学部材11が中央に嵌合される
凹部材65は、その右側に窪んだ球面65aを有し、筐
体18側面に取り付けられる円板部材62はその左側面
の外周に、凹部材65の球面65aと相補的な球面62
aを有する。
【0019】以上幾つかの実施例を記載したが、本発明
の思想自体はそれらに限定されるものではなく、本発明
に基づき様々の変更が当業者によって為され得る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学部材の固定時に、あるいは経時的に位置づれ等が起き
ないように支持して、光学部材を長期的に安定固定し得
るため、信頼性の高い光デバイスを提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る光学部材の接合ユニット
の第1実施例の側面断面図である。
【図2】図2は、第2実施例の側面断面図である。
【図3】図3は、第3実施例の側面断面図である。
【図4】図4は、第4実施例の側面断面図である。
【図5】図5は、第5実施例の側面断面図である。
【図6】図6は、第6実施例の側面断面図である。
【図7】図7は、従来構造の側面断面図である。
【符号の説明】
11…光学部材 13…ホルダ 15…凸部材 15a,62a…球面(凸面) 18,28,78…筐体 19,29,31,41…丸穴 28a,42a,65a…球面(凹面) 32,42,62…円板部材 55…円板状部材 65…凹部材 71…光ファイバ 72…コリメート・レンズ 74…フランジ付きホルダ 76…光学部材 80…接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学部材側とそれが接合される相手側と
    の間には、両者の少なくとも相対的な角度位置を予調整
    可能にする球面(15a,42a,65a)が介在され
    ることを特徴とする光学部材の接合ユニット。
  2. 【請求項2】 上記球面(15a)は、光学部材側及び
    相手側の一方に設けられ、他方には、上記球面(15
    a)と係合する貫通孔(19,29,31)が設けられ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光学部材の接合ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 上記球面(15a)は、光学部材側及び
    相手側の一方に設けられ、他方には、上記球面(15
    a)と係合する相補的形状を呈する対応球面(28a,
    42a,62a)が設けられることを特徴とする請求項
    1に記載の光学部材の接合ユニット。
JP27541591A 1991-10-23 1991-10-23 光学部材の接合ユニツト Pending JPH05113520A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970902