JPS62126046A - カセツト式給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は、複数枚の用紙を収納したカセットから１枚
ずつ用紙を給紙するカセット式給紙機構に関し、特に単
一の用紙カセット装着部を有するカセット式給紙機構に
関する。

〈発明の概要〉 この発明に係るカセット式給紙機構は、用紙カセット装
着部に装着される多段用紙カセットが有する複数の給紙
口のうち選択入力された用紙を給紙する給紙口が給紙手
段に対向するように用紙カセットを保持する手段を備え
ることにより、単一の用紙カセット装着部のみを有する
場合にも、多段用紙カセットを活用して複数種の中から
給紙する用紙を選択できるようにしたものである。

〈従来技術とその欠点〉 複写機のように装置内において用紙を搬送し、この間に
処理作業を行う装置では、従来からカセット式給紙機構
が用いられている。これは、複数枚の用紙を収納した用
紙カセットを給紙部近傍に設けられた装着部に装着し、
この用紙カセットから１枚ずつ用紙を給紙する。ところ
が、この用紙カセットは、用紙収納部の大きさを変更で
きるユニバーサルカセットを含めて単一種の用紙のみを
給紙可能状態で収納している。したがって、複写機のよ
うに、色々なサイズの用紙を給紙、搬送する装置では、
サイズが変更される度に用紙カセット装着部に装着する
用紙カセットを変更しなければならず、作業が極めて煩
雑である。

このため従来は、装置内に給紙部および用紙カセット装
着部を複数設け、そのそれぞれに異なる用紙を収納した
用紙カセットを装着し、これらの用紙カセフトの中から
給紙すべき用紙を収納したものを選択するとともに、こ
れを装着している給紙部のみを動作させるようにしてい
た。

しかしながら、例えば装置本体の小型化を目的として用
紙カセット装着部を本体内部の下方に形成し、本体の前
面から用紙カセットを出し入れするようにしたフロント
ローディング方式の複写機等では、構造上複数の用紙カ
セット装着部を形成することができない、このため、給
紙する用紙を変更する際には用紙カセットを交換しなけ
ればならず、作業が煩雑になる欠点があった。また、給
紙可能な用紙の種類が多数である場合には多くの用紙カ
セットを用紙カセット装着部以外の位置に保管しておか
なければならず、そのためのスペースを確保しなければ
ならなかった。

〈発明の目的〉 この発明の目的は上記従来の欠点に鑑み、用紙カセント
内に収納した複数種の用紙のなかから必要な用紙を選択
して給紙できるようにし、フロントローディング方式の
複写機のように単一の用紙力セント装着部しかない場合
にも給紙する用紙の変更を容易に行うことができ、用紙
力セント装着部に装着されない用紙カセット数を少なく
し、その保管に必要なスペースを減少させることができ
るカセット式給紙機構を提供することにある。

〈発明の構成および効果〉 この発明のカセット式給紙機構は、用紙カセット装着部
に装着される用紙カセットが、複数の給紙口を有し、同
時に複数種の用紙を給紙可能状態で収納できる多段用紙
カセットであり、用紙カセント装着部に単一の給紙手段
を備えるとともに、この給紙手段と用紙カセットの各給
紙口のいずれかとが一致する位置に用紙力セントを停止
させる用紙カセット停止手段を設けたことを特徴とする
以上の構成によりこの発明によれば、複数種の用紙を給
紙可能状態で収納できる多段用紙カセットを用紙カセッ
ト装着部内において移動させ、用紙カセット装着部が有
する給紙手段と用紙カセットが有する複数の給紙口のい
ずれかとを一致させて用紙を給紙することができる。し
たがって用紙カセット装着部が一つしかない場合であっ
ても、用紙カセットを移動させることによって別の用紙
を給紙することができ、用紙の変更作業を極めて容易に
行うことができる。

〈実施例〉 以下に、この発明のカセット式給紙機構の実施例を複写
機を用いて説明する。第２図は、同カセット式給紙機構
が用いられる複写機の外観図である。

複写機本体１の上面には原稿台の上方を被覆する原稿カ
バー１４ａが矢印ＣまたはＤ方向に開閉可能に備えられ
ている。この原稿カバー１４ａは原稿台とともに原稿台
上に載置された原稿を被覆し、複写プロセス時に光学系
の光が外部に漏洩することを防止する。複写機本体１の
上面の前方には操作パネル１５が形成されており、テン
キー１５ａ等が備えられている。

複写機本体１の前面の下方には用紙カセット挿入口１ａ
が形成されている。複写機本体１の内部の下方には用紙
カセット装着部が形成されており、この用紙カセット挿
入口１ａから用紙カセット２を矢印Ａ方向に挿入して用
紙力セント装着部に装着する。用紙カセット２にはハン
ドル２ｂが形成されており、用紙の収納時等において用
紙カセット２を用紙カセット装着部から取り出す際には
、このハンドル２ｂを用いて矢印Ｂ方向に引き出す。ま
た用紙カセット２の幅は用紙カセット装着部の幅よりも
小さく、ハンドル２ｂを用いて矢印ＥまたはＦ方向に移
動することができる。

第１図は、上記複写機の概略構造を示す正面の略図であ
る。

複写機本体１の内部には、はぼ中央部に感光体ドラム８
が設けられ、その外周部近傍の帯電チャージャ９、現像
装置１０、転写チャージャ１１、クリーナ１２および除
電ランプ１３とともに複写プロセス部を構成している。

この複写プロセス部の上方には図外の光学系が設けられ
ており、原稿台１４に載置された原稿を光源の光によっ
て走査する。この光源の光の原稿からの反射光が感光体
ドラム８の表面に配光され露光工程が行われる。

複写プロセス部の下方には用紙カセット装着部３が形成
されている。この用紙カセット装着部３には、この発明
の給紙手段である用紙搬送路４および給紙ローラ５が設
けられている。この用紙カセット装着部３において用紙
カセット２は図中実線で示す左側位置と同図中二点鎖線
で示す右側位置２゛との間を移動可能にされている。

用紙カセット装着部３には、切欠き５ａ、５ｂを形成し
たガイド６が取り付けられている。切欠き５ａ、５ｂの
位置は用紙カセット２の２つの位置に対応して形成され
ている。すなわち、用紙カセット２の側面のガイド６に
対向する位置には、位置決めピン２ａが取り付けられて
いる。ガイド６の切欠き６ａ、６ｂはこの用紙カセット
２がそれぞれの位置にある際の位置決めピン２ａに対向
する場所に形成されている。このガイド６および位置決
めピン２ａがこの発明の用紙カセット停止手段である。

、給紙ローラ５の回転により用紙カセット２から給紙さ
れた用紙は用紙搬送路４を経由して複写プロセス部に導
かれる。複写プロセス部において感光体ドラム８から現
像剤画像が転写された後搬送ベルト１６により定着ロー
ラ１７に搬送される。

ここで現像剤画像を定着された後用紙は外部に排出され
る。

第３図は、上記カセット給紙機構に用いられる用紙カセ
ットの斜視図である。

用紙カセット２は下側用紙収納部２２の上方に上側用紙
収納部２１を矢印ＧまたはＨ方向に回転可能にして備え
られた多段用紙カセットである。

用紙カセット２を用紙カセット装着部３に装着する際に
は上側用紙収納部２１を矢印Ｈ方向に回転し、その底面
が下側用紙収納部２２に水平になるようにする。これに
よって用紙カセット２の内部は垂直方向に２段に構成さ
れる。下側用紙収納部２２に用紙を収納する際には上側
用紙収納部２１を矢印Ｇ方向に回転して下側用紙収納部
２２を露出する。これによって用紙の収納を極めて容易
に行うことができる。

また、用紙カセット２の側面には位置決めピン２ａが取
り付けられている。この位置決めピン２ａは第４図（Ａ
）、　　（Ｂ）に示すように、下端部に半球３４を形成
したピン３２を用紙カセット２の側面に固定した保持部
材３１にスプリング３３を介して取り付けである。ピン
３２には常にスプリング３３の弾性力が矢印１方向に作
用している。このため第４図（Ａ）に示すように半球３
４がガイド６の上面に接触している状態から用紙カセッ
ト２が移動され、同図（Ｂ）に示すように、位置決めピ
ン２ａが切欠き６ａまたは６ｂの位置に一致すると、半
球３４がこの切欠き６ａまたは６ｂに嵌まり込む。した
がって、再度用紙カセット２を移動させるためにはスプ
リング３３の弾性力に対向して半球３４を矢印Ｊ方向に
移動させなければならない、これによって用紙カセット
２を位置決めピン２ａとガイド６の切欠き６ａ、６ｂが
一致する位置に停止させておくことができる。

第５図（Ａ）および（Ｂ）は上記複写機における用紙カ
セットの動作を示す図である。

第５図（Ａ＞に示すように用紙カセット２を用紙カセッ
ト装着部３の左側装着部に位置させると、用紙カセット
２の下側用紙収納部２２の給紙口２９が用紙搬送路４お
よび給紙ローラ５に対向する。これによって下側用紙収
納部２２に収納された用紙が押圧板２７を介してスプリ
ング２５により上方に押し出され、給紙ローラ５と接触
する。

この後複写プロセスが開始されると、給紙ローラ５の回
転によって下側用紙収納部に収納された用紙が用紙搬送
路４内に導かれる。

同図（Ｂ）のように用紙カセット２が用紙カセット装着
部３の右側装着位置に位置している場合には、上側用紙
収納部２１の給紙口２８が用紙搬送路４および給紙ロー
ラ５に対向する。したがって上側用紙収納部２１の内部
に収納された用紙が押圧板２６を介してスプリング２４
の弾性力を受けて上方に移動され、複写プロセス時には
給紙ローラ５の回転によって用紙搬送路４内に導かれる
以上のように構成することによりこの実施例によれば、
内部を垂直方向に二段に分割した用紙カセット２の停止
位置を用紙カセット装着部３内に二カ所設けることによ
り、それぞれの位置において一方の段の給紙口と給紙手
段とを対向させることができる。これによって用紙カセ
ット２を用紙カセット装着部３内の別の停止位置に移動
させ給紙する用紙を変更することができる。

なお、用紙カセットに収納している用紙のサイズを表示
する部材を設けるとともに用紙カセット装着部にこの部
材を検出する手段を備え、用紙カセットの現在位置を検
出することによって操作パネル１５に現在給紙可能な用
紙サイズを表示するようにしてもよい。また、本実施例
では用紙カセット停止手段としてガイドと位置決めピン
を用いたが、他の構造物を用いることもできる。さらに
、用紙カセット内を３段以上に分割し、用紙カセット装
着部に同数の停止位置を形成して３種類以上の用紙を選
択可能にすることもできる。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の実施例であるカセット式給紙機構が
用いられる複写機の構成を示す概略の正面図、第２図は
同複写機の外観図、第３図は同カセット式給紙機構に用
いられる用紙カセットの外観図、第４図（Ａ）および（
Ｂ）は同カセット式給紙機構の一部を構成する用紙カセ
ット停止手段の動作を示す図、第５図（Ａ）および（Ｂ
）は同カセット式給紙機構における用紙カセットの動作
を示す図であり、複写機の概略の正面図である。 ２−用紙カセット、３−用紙カセット装着部、４−用紙
搬送路、５−給紙ローラ、 ２ａ−位置決めピン、６−ガイド。 第３図 第４図（Ａ）　　　　　　　　　　　第４図ＣＢ）１１
５図（Ａ） 第５ｒ２１Ｉ（Ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）単一の用紙カセット装着部を形成したカセット式
   給紙機構において、 用紙カセット装着部に装着される用紙カセットが、複数
   の給紙口を有し、同時に複数種の用紙を給紙可能状態で
   収納できる多段用紙カセットであり、用紙カセット装着
   部に単一の給紙手段を備えるとともに、この給紙手段と
   用紙カセットの各給紙口のいずれかとが一致する位置に
   用紙カセットを停止させる用紙カセット停止手段を設け
   てなるカセット式給紙機構。