JPS62119165A - 窒化珪素系焼結体 - Google Patents
窒化珪素系焼結体Info
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- JPS62119165A JPS62119165A JP60254784A JP25478485A JPS62119165A JP S62119165 A JPS62119165 A JP S62119165A JP 60254784 A JP60254784 A JP 60254784A JP 25478485 A JP25478485 A JP 25478485A JP S62119165 A JPS62119165 A JP S62119165A
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- oxide
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は窒化珪素焼結体に係り、特に常温における機械
的強度に優れ、高温下における強度低下の少ない高密度
窒化珪素焼結体に関する。
的強度に優れ、高温下における強度低下の少ない高密度
窒化珪素焼結体に関する。
C従来の技術〕
窒化珪素焼結体は、機械強度、耐熱性、耐食性。
耐熱衝撃性などに優れているため、近年例えば、ガスタ
ービン用部品などの高温構造材料の素材として注目され
ている。しかし、窒化珪素は共有結合性が高いため、焼
結性に乏しく、窒化珪素単体では高密度かつ高強度の焼
結体を得ることは困難である。そのため、従来より窒化
珪素を焼結するに際しては、MgO,AQ203および
希土類元素の酸化物等を焼結助剤として添加配分して焼
結することが試みられている。これら焼結助剤の役割は
、窒化珪素の原料表面に存在する微量の5iozと反応
し、低融点のガラス相を生成し焼結を促進することにあ
る。従ってこれらの焼結助剤を使用して得られる最終の
焼結体は、β′−窒化珪素組成(Sie−zA Q z
Oztls−z O< Z < 4 、2 )と粒界
相とから構成される。ところが、一般にこの粒界相は、
1000℃付近から軟化するガラス相であるため、焼結
体の高温強度を劣化する主原因となっていた。
ービン用部品などの高温構造材料の素材として注目され
ている。しかし、窒化珪素は共有結合性が高いため、焼
結性に乏しく、窒化珪素単体では高密度かつ高強度の焼
結体を得ることは困難である。そのため、従来より窒化
珪素を焼結するに際しては、MgO,AQ203および
希土類元素の酸化物等を焼結助剤として添加配分して焼
結することが試みられている。これら焼結助剤の役割は
、窒化珪素の原料表面に存在する微量の5iozと反応
し、低融点のガラス相を生成し焼結を促進することにあ
る。従ってこれらの焼結助剤を使用して得られる最終の
焼結体は、β′−窒化珪素組成(Sie−zA Q z
Oztls−z O< Z < 4 、2 )と粒界
相とから構成される。ところが、一般にこの粒界相は、
1000℃付近から軟化するガラス相であるため、焼結
体の高温強度を劣化する主原因となっていた。
この問題点を解決するため、特開昭55−116671
には、窒化珪素にAQzG8あるいはAQNと希土類元
素の酸化物とを添加配合し、粒界相を5isN4・R2
08(Rは周期律表1Va族元素を表わす)型構造の結
晶で構成し、高温高強度材料とする方法が述べられてい
る。しかしながら、この方法では、3点曲げ強度で、室
温では120 kg/ nw”程度とあまり大きくなら
ず、1200℃の強度も110 kg/ tm”程度で
あった。
には、窒化珪素にAQzG8あるいはAQNと希土類元
素の酸化物とを添加配合し、粒界相を5isN4・R2
08(Rは周期律表1Va族元素を表わす)型構造の結
晶で構成し、高温高強度材料とする方法が述べられてい
る。しかしながら、この方法では、3点曲げ強度で、室
温では120 kg/ nw”程度とあまり大きくなら
ず、1200℃の強度も110 kg/ tm”程度で
あった。
上記従来技術は、粒界相に5iNa・R2O3を析出さ
せるために、粒界相の酸素量を比較的少なくする必要が
ある。このため酸素元素を含む焼結助剤すなわちAug
Os量は制限され、約2重量%程度である。従って、焼
結過程で生成する粒界相量は少なくなり、この生成粒界
相の量の少ないことが、室温強度を大きくできない原因
である。
せるために、粒界相の酸素量を比較的少なくする必要が
ある。このため酸素元素を含む焼結助剤すなわちAug
Os量は制限され、約2重量%程度である。従って、焼
結過程で生成する粒界相量は少なくなり、この生成粒界
相の量の少ないことが、室温強度を大きくできない原因
である。
すなわち、窒化珪素の焼結では、焼結中、α−5iN+
原料粉末粒子の周辺部に生ずる液相にα−3iaN4粒
子が溶解し、再びβ−3isNi結晶として析出する過
程がある。このときβ−3iaNi結晶は、異方性粒子
(柱状・針状形状)に成長し、これら粒子同志のからみ
合いにより窒化珪素焼結体の高強度化が達成される。従
って、生成液相量が多い程、異方性粒子になり易く、か
らみ合いの程度も大きくなるため、液相量が多い程高強
度化が達成できる。
原料粉末粒子の周辺部に生ずる液相にα−3iaN4粒
子が溶解し、再びβ−3isNi結晶として析出する過
程がある。このときβ−3iaNi結晶は、異方性粒子
(柱状・針状形状)に成長し、これら粒子同志のからみ
合いにより窒化珪素焼結体の高強度化が達成される。従
って、生成液相量が多い程、異方性粒子になり易く、か
らみ合いの程度も大きくなるため、液相量が多い程高強
度化が達成できる。
粒界相に5isN+・RzOsを析出させる従来技術で
は、焼結過程で生成する液相量が少ないため、針状のβ
’−3isNa粒子の発達は十分ではなく、室温強度は
小さくなってしまう。
は、焼結過程で生成する液相量が少ないため、針状のβ
’−3isNa粒子の発達は十分ではなく、室温強度は
小さくなってしまう。
本発明の目的は、室温での強度に優れ、しかも高温での
強度低下の少ない窒化珪素焼結体を提供することにある
。
強度低下の少ない窒化珪素焼結体を提供することにある
。
高温での強度低下の少ない窒化珪素焼結体については、
室温における強度が低いという従来の欠点を解決するた
めに、液相生成量が多く、室温強度が大きい組成粉末に
助剤を付加し、種々検討をA Q x、os)結晶が結
晶粒界に析出し、この焼結体は高温下においても強度劣
化が起こらず、耐熱高温部材として極めて優れているこ
とを見い出し本発明に至った。
室温における強度が低いという従来の欠点を解決するた
めに、液相生成量が多く、室温強度が大きい組成粉末に
助剤を付加し、種々検討をA Q x、os)結晶が結
晶粒界に析出し、この焼結体は高温下においても強度劣
化が起こらず、耐熱高温部材として極めて優れているこ
とを見い出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、β’ 5iaNaを主構成相と
する窒化珪素焼結体において、結晶粒界にYzoA Q
zsj30sδN4が析出していることを特徴とする
窒化珪素焼結体に関するものである。
する窒化珪素焼結体において、結晶粒界にYzoA Q
zsj30sδN4が析出していることを特徴とする
窒化珪素焼結体に関するものである。
本発明では、液相生成量が多く、室温強度の大きい組成
を達成するため、窒化珪素に窒化アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、酸化イツトリウムを付加し、更に希土類元
素の酸化物、例えば酸化エルビウムを付加使用すること
を必須条件とするものである。このような、室温強度の
大きな窒化珪素組成に適当量の助剤を加えることにより
、粒界相にYLOA Q zsi^01MN4結晶が析
出し、室温曲げ強度が大きいばかりでなく、高温度下に
おいても従来品よりもはるかに優れた機械的強度を有す
る焼結体となるものである。
を達成するため、窒化珪素に窒化アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、酸化イツトリウムを付加し、更に希土類元
素の酸化物、例えば酸化エルビウムを付加使用すること
を必須条件とするものである。このような、室温強度の
大きな窒化珪素組成に適当量の助剤を加えることにより
、粒界相にYLOA Q zsi^01MN4結晶が析
出し、室温曲げ強度が大きいばかりでなく、高温度下に
おいても従来品よりもはるかに優れた機械的強度を有す
る焼結体となるものである。
本発明の窒化珪素焼結体を得るには、たとえば窒化珪素
80〜95重量%、酸化イットリウis 3〜10重量
%、酸化アルミニウム4〜10重量%および、窒化アル
ミニウム0.1〜3重量%含有してなる窒化珪素組成粉
末に対して、3〜20モル%の希土類酸化物を含有させ
るように配合すればよい。
80〜95重量%、酸化イットリウis 3〜10重量
%、酸化アルミニウム4〜10重量%および、窒化アル
ミニウム0.1〜3重量%含有してなる窒化珪素組成粉
末に対して、3〜20モル%の希土類酸化物を含有させ
るように配合すればよい。
粉末組成として上記組成範囲に限定される理由を次に示
す。
す。
窒化珪素80〜95重量%
窒化珪素が80重量%より少ないと粒界相の量が多くな
り、高温特性が悪くなる。一方、95重量%より多いと
焼結助剤の量が少なくなり、焼結性が劣化するので、窒
化珪素は80〜95重量%の範囲とした。
り、高温特性が悪くなる。一方、95重量%より多いと
焼結助剤の量が少なくなり、焼結性が劣化するので、窒
化珪素は80〜95重量%の範囲とした。
酸化イットリウ11、酸化アルミニウム、窒化アルミニ
ウムおよび21RLQNポリタイプ、酸化イツトリウム
、酸化アルミニウム、窒化アルミニラ11の少なくとも
一方が、所定の範囲より少ない量であると、焼結性が悪
なり、高強度の焼結体は得られないにのIt!Bを越え
ると焼結性は向上するが、粒界相の量が多くなり高温で
の強度低下が大きくなる。また、窒化アルミニウムの代
りに21RA Q Nポリタイプを使用する場合には、
1.0〜5.0 重量%範囲であることが必要である。
ウムおよび21RLQNポリタイプ、酸化イツトリウム
、酸化アルミニウム、窒化アルミニラ11の少なくとも
一方が、所定の範囲より少ない量であると、焼結性が悪
なり、高強度の焼結体は得られないにのIt!Bを越え
ると焼結性は向上するが、粒界相の量が多くなり高温で
の強度低下が大きくなる。また、窒化アルミニウムの代
りに21RA Q Nポリタイプを使用する場合には、
1.0〜5.0 重量%範囲であることが必要である。
この範囲を越えろと、焼結性が阻害され強度が低くなる
。
。
一方、上述したような窒化珪素に焼結助剤を混合した窒
化珪素組成粉末に対する希土類酸化物、例えば酸化エル
ビウム、酸化ホルミウム、酸化ツリウム、酸化イッテル
ビウム量は3〜20モル%にすることが望ましい。3モ
ル%以下であると、粒界ガラス相の結晶化の度合が低く
、高温強度には寄与らず、逆に20モル%以上であると
、粒界相は結晶化しているが、粒界相の割合が大きいた
め、室温強度の大きな材料は得られないためである。
化珪素組成粉末に対する希土類酸化物、例えば酸化エル
ビウム、酸化ホルミウム、酸化ツリウム、酸化イッテル
ビウム量は3〜20モル%にすることが望ましい。3モ
ル%以下であると、粒界ガラス相の結晶化の度合が低く
、高温強度には寄与らず、逆に20モル%以上であると
、粒界相は結晶化しているが、粒界相の割合が大きいた
め、室温強度の大きな材料は得られないためである。
本発明は、液相生成量が多く、室温強度の大きい組成に
、適当量の希土類酸化物を加えることにより、粒界相に
’11oA A zsjaoxaN4結晶を析出させ、
室温強度ばかりでなく、高温度下においても従来品より
もはるかに優れた機械強度を有する焼結体を可能にする
。その理由は、■結晶時の生成液相量が多い組成である
ため、β’−3iaNa結晶が十分針状に発達し、室温
強度が大きくなること、■粒界ガラス相が結晶化し、Y
zoA Q xsis01sN番が粒界に析出するため
、高温になっても強度低下が小さいという2つの効果に
よるためである。このため、室温強度としては140k
g/mm”程度の強度を容易に得ることができ、また、
1200”Cでの高温強度も120 kg/ me”程
度のものが得られる。
、適当量の希土類酸化物を加えることにより、粒界相に
’11oA A zsjaoxaN4結晶を析出させ、
室温強度ばかりでなく、高温度下においても従来品より
もはるかに優れた機械強度を有する焼結体を可能にする
。その理由は、■結晶時の生成液相量が多い組成である
ため、β’−3iaNa結晶が十分針状に発達し、室温
強度が大きくなること、■粒界ガラス相が結晶化し、Y
zoA Q xsis01sN番が粒界に析出するため
、高温になっても強度低下が小さいという2つの効果に
よるためである。このため、室温強度としては140k
g/mm”程度の強度を容易に得ることができ、また、
1200”Cでの高温強度も120 kg/ me”程
度のものが得られる。
以上の本発明の窒化珪素焼結体を製造するには、窒化珪
素80〜95重量%に酸化イツトリウム3〜10重量%
、酸化アルミニウム4〜10重量%および、窒化アルミ
ニラls 0 、1〜3重量%を含有する窒化珪素組成
粉末に対して3〜20モル%の希土類酸化物を混合粉砕
した後、加圧成形法により成形体を形成し、続いて16
00〜1900℃の温度で非酸化性雰囲気中で焼結する
。この製造に際し、窒化珪素組成粉末及び希土類酸化物
の混合粉砕にはボールミルなどを用いればよく、また加
圧成形の際の圧力は1ton/cd程度が望ましい、こ
れら原料混合粉末の焼結は1600〜1950℃の温度
範囲で、常圧焼結あるいは加圧焼結を行う。焼結温度が
1600℃より低いと充分緻密化した焼結体が得られず
、また、1950℃を越えると窒化珪素自身の分解が激
しくなり健全な焼結体が得られない。
素80〜95重量%に酸化イツトリウム3〜10重量%
、酸化アルミニウム4〜10重量%および、窒化アルミ
ニラls 0 、1〜3重量%を含有する窒化珪素組成
粉末に対して3〜20モル%の希土類酸化物を混合粉砕
した後、加圧成形法により成形体を形成し、続いて16
00〜1900℃の温度で非酸化性雰囲気中で焼結する
。この製造に際し、窒化珪素組成粉末及び希土類酸化物
の混合粉砕にはボールミルなどを用いればよく、また加
圧成形の際の圧力は1ton/cd程度が望ましい、こ
れら原料混合粉末の焼結は1600〜1950℃の温度
範囲で、常圧焼結あるいは加圧焼結を行う。焼結温度が
1600℃より低いと充分緻密化した焼結体が得られず
、また、1950℃を越えると窒化珪素自身の分解が激
しくなり健全な焼結体が得られない。
また、粒界相にYIOA Q 2si30x8N+結晶
相を析出させるために、焼結時間は30分以上必要で、
2時間程度が望ましい。更に、焼結後の冷却速度は、熱
的な相平衡を保つため、なるべく遅くした方が良く、2
0℃/min以下程度が良い。
相を析出させるために、焼結時間は30分以上必要で、
2時間程度が望ましい。更に、焼結後の冷却速度は、熱
的な相平衡を保つため、なるべく遅くした方が良く、2
0℃/min以下程度が良い。
以上のようにして、粒界相にYIOA Q zsisO
tδN4結晶を析出させた窒化珪素焼結体は、窒化強度
が極めて大きいばかりでなく、高温においても強度低下
が少なく、高温構造用部材として最適な材料となる。。
tδN4結晶を析出させた窒化珪素焼結体は、窒化強度
が極めて大きいばかりでなく、高温においても強度低下
が少なく、高温構造用部材として最適な材料となる。。
以下、本発明の詳細な説明する。
実施例1
平均粒径0.6μmの窒化珪素粉末86.01地%に平
均粒径1μmの酸化アルミニウム粉末7.0重量%と、
平均粒径3μmの窒化アルミニウム1.0重量%と、平
均粒径3μmの酸化イツトリウム粉末6.0重量%の混
合粉末に対して、酸化エルビウムを1〜25モル%を変
えて混合した後、1000kg/adの圧力で成形し、
次にこの成形体を1750℃、1気圧の窒素雰囲気中で
、2時間300kg/dの圧力を加えてホットプレス焼
結した。なお焼結後の冷却速度は20 ℃/ mj、n
とした。
均粒径1μmの酸化アルミニウム粉末7.0重量%と、
平均粒径3μmの窒化アルミニウム1.0重量%と、平
均粒径3μmの酸化イツトリウム粉末6.0重量%の混
合粉末に対して、酸化エルビウムを1〜25モル%を変
えて混合した後、1000kg/adの圧力で成形し、
次にこの成形体を1750℃、1気圧の窒素雰囲気中で
、2時間300kg/dの圧力を加えてホットプレス焼
結した。なお焼結後の冷却速度は20 ℃/ mj、n
とした。
この焼結体から3x4x30+mの試験片を切り出し表
面を研摩した後、スパン30mm、フロスヘラドスピー
ド0 、5 nu / m、i、nの条件で3点曲は試
験を行い、室温と7200℃での強度を測定した。
面を研摩した後、スパン30mm、フロスヘラドスピー
ド0 、5 nu / m、i、nの条件で3点曲は試
験を行い、室温と7200℃での強度を測定した。
その結果を表1に示す。この表より適正な組成であれば
、室温強度は約150 kg/ m2と非常に高強度で
あること、また、ErzOsを3モル%以上添加すると
、1200℃強度は急激に増加し、120kg/mm”
程度まで大きくなることがわかる。しかしながら、20
モル%以上の添加では、室温強度、高温強度とも低下す
ることがわかる。
、室温強度は約150 kg/ m2と非常に高強度で
あること、また、ErzOsを3モル%以上添加すると
、1200℃強度は急激に増加し、120kg/mm”
程度まで大きくなることがわかる。しかしながら、20
モル%以上の添加では、室温強度、高温強度とも低下す
ることがわかる。
第1図に1モル%、15モル%[!rzOs添加材(試
料番号5、及び試料番号3)のX線回折図形を示す、、
1モル%、F!rz9g添加材では、β’ −3iaN
4結晶のみであるのに対して、15モル%Er2O3添
加材ではYroA Q xsj30s8th結品の回折
線が多数存在している。このことから、高温強度の改善
は、YIOA Q 2s’r30xsN+結晶の析出に
よるものであることがわかる。
料番号5、及び試料番号3)のX線回折図形を示す、、
1モル%、F!rz9g添加材では、β’ −3iaN
4結晶のみであるのに対して、15モル%Er2O3添
加材ではYroA Q xsj30s8th結品の回折
線が多数存在している。このことから、高温強度の改善
は、YIOA Q 2s’r30xsN+結晶の析出に
よるものであることがわかる。
この効果は、Ho2O3、 TIIIZOII、 Yb
zOs を添加しても同様に得られた。
zOs を添加しても同様に得られた。
実施例2
実施例1と同じ、窒化珪素、酸化アルミニウム酸化イッ
トリウl〜、酸化エルビウム粉末と、平均粒径3μmの
21RiNポリタイプ粉末とを表2に示す割合で撃合し
た。
トリウl〜、酸化エルビウム粉末と、平均粒径3μmの
21RiNポリタイプ粉末とを表2に示す割合で撃合し
た。
これを実施例1.と同じ方法でホットプレス焼結したあ
と、室温及び1200℃での曲げ強度を測定した。この
結果を表2に示す、 ErzOsを3〜20モル%添加
したときに、室温及び1200℃強度とも高強度になる
ことがわかる。
と、室温及び1200℃での曲げ強度を測定した。この
結果を表2に示す、 ErzOsを3〜20モル%添加
したときに、室温及び1200℃強度とも高強度になる
ことがわかる。
一方、本発明の所定組成範囲外の試料番号11〜14は
、室温あるいは1200℃での強度が本発明品より劣る
ことがわかる。これらの効果は、)102011. T
mzO3,Yb20s添加材でも同様に得られた。
、室温あるいは1200℃での強度が本発明品より劣る
ことがわかる。これらの効果は、)102011. T
mzO3,Yb20s添加材でも同様に得られた。
なお、実施例においては、ホットプレス焼結の場合につ
いて述べたが、この方法に限らず、常圧焼結、雰囲気加
圧焼結、FT IP焼結等によっても本発明品を容易に
得ることができる。
いて述べたが、この方法に限らず、常圧焼結、雰囲気加
圧焼結、FT IP焼結等によっても本発明品を容易に
得ることができる。
石炭と水とを混合したスラリ(cwM)を火力発電用燃
料として用いる新しい技術が開発中である。第2図はこ
の燃料スラリを噴霧状にするバーナノズルチップ部を示
す。この部分には次の特性が要求される。
料として用いる新しい技術が開発中である。第2図はこ
の燃料スラリを噴霧状にするバーナノズルチップ部を示
す。この部分には次の特性が要求される。
■ 点火時あるいは燃料遮断時に対する耐熱衝撃性のあ
ること。(室温及び高温強度が大きい程良好) ■ 燃料を噴震するために圧力媒体を用いるが、この圧
力に対する耐クリープ性のあること。
ること。(室温及び高温強度が大きい程良好) ■ 燃料を噴震するために圧力媒体を用いるが、この圧
力に対する耐クリープ性のあること。
■ 石炭に対する耐摩耗性のあること。
■ 耐酸化性のあること。
従来の金属材料では、上記特性を満足するものはなく、
ノズルチップ部のセラミクス化が検討されている。本発
明の窒化珪素系焼結体は、室温及び高温強度が大きく、
その他の特性も満たすことから、CWM用バーナチップ
として好適である。
ノズルチップ部のセラミクス化が検討されている。本発
明の窒化珪素系焼結体は、室温及び高温強度が大きく、
その他の特性も満たすことから、CWM用バーナチップ
として好適である。
以上のように、本発明によれば、室温ならびに高温強度
に優れた窒化珪素焼結体を得ることができるので、信頼
性の高いガスタービン部品等の高温構造材料を容易に製
造できる。
に優れた窒化珪素焼結体を得ることができるので、信頼
性の高いガスタービン部品等の高温構造材料を容易に製
造できる。
第1図は、ErzOs添加した焼結材のX線回折図形を
示す図、第2図は火力発電用ボイラーのバーナノズルチ
ップの略図である。 1・・・燃料供給路、2・・・圧力供給路、3・・・噴
出口。
示す図、第2図は火力発電用ボイラーのバーナノズルチ
ップの略図である。 1・・・燃料供給路、2・・・圧力供給路、3・・・噴
出口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、β′−窒化珪素(Si_6_−_zAl_zO_z
N_8_−_z、0<Z<4.2)と結晶粒界とから構
成される、窒化珪素を主成分とする窒化珪素系焼結体に
おいて、結晶粒界にY_1_0Al_2Si_3O_1
_3N_4(5Y_2O_3・Si_3N_4・Al_
2O_3)結晶が存在していることを特徴とする窒化珪
素系焼結体。 2、窒化珪素80〜95重量%、酸化イットリウム3〜
10重量%、酸化アルミニウム4〜10重量%、窒化ア
ルミニウム0.1〜3重量%を含有してなる組成粉末に
対して、希土類酸化物を3〜20モル%添加し焼結した
ことを特徴とする特許請求の範囲第一項の窒化珪素系焼
結体。 3、特許請求の範囲第2項において、希土類酸化物は、
酸化ホルミニウム、酸化エルビウム、酸化ツリウム、酸
化イッテルビウムのうち少なくとも1つであることを特
徴とする窒化珪素系焼結体。 4、特許請求の範囲第2項において、窒化アルミニウム
の代りに21RAlNポリタイプを1.0〜5.0重量
%含有することを特徴とする窒化珪素系焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60254784A JPS62119165A (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 窒化珪素系焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60254784A JPS62119165A (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 窒化珪素系焼結体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62119165A true JPS62119165A (ja) | 1987-05-30 |
Family
ID=17269831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60254784A Pending JPS62119165A (ja) | 1985-11-15 | 1985-11-15 | 窒化珪素系焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62119165A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02124774A (ja) * | 1988-07-01 | 1990-05-14 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 高強度窒化珪素系焼結体 |
CN103396798A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-11-20 | 江苏博睿光电有限公司 | 一种用于近紫外激发的氮氧化物荧光粉及其制备方法 |
WO2015097856A1 (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-02 | 日本特殊陶業株式会社 | サイアロン焼結体及び切削インサート |
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1985
- 1985-11-15 JP JP60254784A patent/JPS62119165A/ja active Pending
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