JPH02124774A - 高強度窒化珪素系焼結体 - Google Patents

高強度窒化珪素系焼結体

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JPH02124774A
JPH02124774A JP1129356A JP12935689A JPH02124774A JP H02124774 A JPH02124774 A JP H02124774A JP 1129356 A JP1129356 A JP 1129356A JP 12935689 A JP12935689 A JP 12935689A JP H02124774 A JPH02124774 A JP H02124774A
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JP
Japan
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sintered body
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silicon nitride
powder
phase
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JP1129356A
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English (en)
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Takao Nishioka
隆夫 西岡
Kenji Matsunuma
健二 松沼
Yoshie Takano
高ノ 由重
Matsuo Higuchi
樋口 松夫
Masaaki Honda
正明 本多
Masaya Miyake
雅也 三宅
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は高強度窒化珪素(Si3N4)系焼結体に関す
るものである。
「従来の技術」 ・一般にセラミックスの強度は気孔率や結晶粒径、表面
状態に影響を受ける。構造用セラミックスとして注目さ
れているSi3N、系焼結体の強度もこれらに支配され
る。Si3N4系焼結体の強度を向上させる試みとして
、焼結助剤の開発、焼結方法の開発が図られている。例
えばホットプレス焼結ではAm、Ceram、Soc、
Bu/i、52(1973) pp560て〜10 D
 Kg/1ry2(曲げ強度)が、又常圧焼結では昭和
56年窯業協会年会講演予稿集、(1981)17Bで
〜100 Ky/s++a2(曲げ強度)か報告されて
いる。いずれも気孔率を極力少なくすることによって強
度向上を図っている。
又、主たる焼結助剤としてY、03を用いたSi3N4
− Y2O,−A/!03系窒化珪素焼結体の製造方法
が特公昭49−21091号、特公昭48−38448
号に開示されている。
これらは該当持分明細書中に示されているように、β結
晶格子のSi3N、が繊維状組織を有し、これがマトリ
ックス相中に分散することから強度、靭性を向上し得る
ものと考えられている。すなわちこれはβ晶SiBN4
格子が六方晶でありC軸方向に異方性成長をすることを
積極的に利用したものてあり、とくに特公昭48−38
448号やまた窯業協会誌94巻pp96(1986)
に示される如く、繊維状のβ晶Si3N4の結晶粒が長
平方向に10&μm以上成長している場合がある。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら前記技術では、繊維状組織の成長を強化機
構とするため、それに伴う異常粒成長あるいは気孔の発
生が伴う可能性があり必ずしも強度を向上させるために
有効であるとは考えられない。
またとくに特公昭49−21091号に示される繊維状
組織を呈するためにはホットプレス焼結を用いる場合や
、あるいは窯業協会誌94巻pp 167(1986)
に示されるようにあらかじめ繊維状に成長させる熱処理
を施したβ晶のSi3N4原料を添加することによりこ
の繊維状組織の成長を積極的に用いることがある。
上記に鑑み、本発明は上に述べたような問題点を解消す
るため開発されたものである。本発明では前記の如くマ
トリックス中に長大な繊維状結晶を分散せしめるのでは
なく細粒かっ高アスペクト比かつ均−粒のβ晶によりマ
トリックス相を構成させた焼結体が前記の繊維強化型焼
結体以上に高強度を有することを見いだしたものである
「課題を解決するための手段」 即ち本発明は、平均長軸粒径5μm以下、アスペクト比
が5以上からなるシリコンアルミニクムオキシナイトラ
イド(Si6−zAlzOzN8−まただしz=0〜4
.2)単一結晶相が焼結体の90チ以上を占め該結晶相
が焼結体中にネットワーク構造を構成し、残部の結晶相
若しくは非晶質(ガラス質)相が希土類、3A族、2A
族及びSiの酸化物若しくは酸窒化物の一種あるいは二
種以上からなることを特徴とする曲げ強度100Kg/
mn2以上の高強度窒化珪素系焼結体である。
なお上記本発明に於いて、その実施の態様として少なく
とも下記が含まれる。
(イ)残部の結晶相若しくは非晶質(ガラス質)相がY
、Si,Al,O,Nの群から選ばれる三種もしくはそ
れ以上よりなることを特徴とする上記本発明の焼結体。
(ロ)焼結体中にCr 、Co 、Hf 、Fe 、M
o 、Ni 、Nb 、Ti 、W。
Zrの金属元素の内一種もしくは二種以上を500pp
m以下含むことを特徴とする上記本発明の焼結体。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明を実現しうるため、発明者らは種々のSi3N4
W料粉末、粉末混合方法、焼結条件を検討した結果、と
くにSi3N、原料粉末について、好ましくはその平均
粒径(FSSS)が0.5μm以下、酸素量2重量%以
下、α結晶化率95チ以上、また粒度分布については3
σ≦0.2μmを用い、また所謂焼結助剤についてはそ
の添加総量が好ましくは10重量%以下である543N
4系焼結体において、βシリコンアルミニクムオキシナ
イトライド結晶の長軸方向が5μm以下またアスペクト
比が5以上であり、それが互いにネットワーク構造を持
った網目構造を形成し、このように十分結晶粒径を制御
した場合、従来の繊維状組織強化型に比較し極めて高強
度な焼結体を得ることを見出したものである。
また木機能を十分に満gするためには該網目構造が90
1以上含まれていることが必要である。
また該結晶相はYあるいはMg等の元素か結晶内に固溶
し所謂L31型の結晶構造を持つ結晶相を全く含まない
単一のβ型シリコンアルミニクムオキシナイトライド結
晶相よりなることが必要である。
また該結晶相以外の残部については一般的な窒化珪素系
焼結体と同様に他の結晶相若しくは非晶質相(ガラス質
)よりなるが、とくにこれは希土類、3A族、2A族及
びStの酸化物若しくは酸窒化物の一種あるいは二種以
上よりなることか、焼結体の高密度化に有利である。
上記残部の結晶相若しくは非晶質(ガラス質)相がY、
Sj 、Al rot Nの群から選ばれる三種もしく
はそれ以上よりなることが望ましい。
なお又、焼結体中にCr、Co 、Hf 、Fe 、M
o 、Ni 、Nb。
Ti、W、Zrの金属元素はSi3N4表面に存在する
SiC2あるいはこのSingと焼結助剤との複合酸化
物、複合酸窒化物と反応し各元素を含むシリサイドを形
成しその際、体積収縮を伴う場合が多く、焼結体中に気
孔、欠陥を残存させ、これか焼結体の強度劣化、信頼性
の低下の原因とな−る。
「作用」 一般に原料Si3N4粉末の合成方法には■金属Si直
接窒化法、■SiOz還元法、■気相合成法等かあるか
、ここではとくに既述した原料粉末特性、すなわち平均
粒径か0.5μm以下、酸素量2重量%以下、α結晶化
率95チ以上等を満足する種々の穿料Si3N、粉末を
用いて得たA−G7種類のSi3N、  焼結体につい
てその組織をZlegler、 Gらの手法(Scie
nce of Ceramics Vol 12(19
84)pp 361)に従い評価した結果と各焼結体の
強度(JIS R1601準拠3点曲げ)の関係を第1
図に示す。
また同様平均アスペクト比と強度の関係を第2図に示す
また該当焼結体の構造を観察したところとくに強度≧1
30 Kq/−の高強度焼結体において前述したβ晶格
子の網目状構造が十分に生成されていることが明らかと
なった。
以上の結果から本発明によるβ晶格子の長軸平均粒径が
5μm以下、アスペクト比が5以上かつこれが網目状構
造を持った焼結体か従来のSi3N4系材料にない高強
度を有することが明らかとなった。
一方網目状構造を持つシリコンアルミニウムオキシナイ
トライド結晶相以外の残部については、とくに焼結体の
高密度化に有効であると考えられる、希土類、3A族、
2A族及びSiの酸化物若しくは酸窒化物の一種あるい
は二種以上よりなる結晶相、若しくは非晶質(ガラス質
)相であることが好ましい。
「実施例」 以下に本発明の実施例を述べる。
実施例1: 平均粒径0.3μm1粒度分布3σ=0.20μm1 
 α結晶化率96.5チ、酸素量1.4重量%のSi3
N4原料92重量%及び平均粒径が各々0.8μtnl
 Oa 5μm11.0μmのY2O3、Al2O3、
A/N粉末を4.3.1重量%添加しエタノール中10
0時間ボールミルにて湿式混合した後、乾燥し得られた
混合粉末を5000 Kf/crn2でCIP成形、こ
の成形体をN2ガス1気圧下1600℃で4時間保持し
、さらて1750℃にで6時間焼結し得られた焼結体を
さらに1700℃、1000気圧N2ガス中にて2時間
HIP処理を施こした。
この間1600℃の保持後焼結体のβ結晶化率は92.
5%、焼結体相対密度は89.5%であった。
また1750℃で6時間焼結した後はβ結晶化率は10
0%、焼結体相対密度は98.9 %であった。
尚HIP処理後はこの相対密度が100%であった。
この焼結体よりJIS R1601に準拠した6×4X
40(s+3)のテストピースを切出し、引張面につい
てはダイヤモンドペーストにて研磨し、表面粗さ0.2
3に仕上げた。
この試験片30本について3点曲げテストを行ったとこ
ろ、平均強度152 Kq/wa’ワイグル係数15を
得た。
また同焼結体の組織を前述したZiegler 、 G
らの行った方法にて評価したところβ晶格子の長軸平均
粒径2μm平均アスペクト比が5.8で十分に該結晶相
の網目状構造か詔められた。
また同焼結体の熱伝導率を測定したところ90W/m 
kと通常のSi3N4系焼結体より極めて高くβ晶格子
が十分に網目状構造を呈していることによるものと確認
できた。
実施例2: 実施例1に示すSi3N4原料粉末を第1表に示す各焼
結体組成に混合し得られた混合粉末をグラファイト製モ
ールド内に充填し4 (10Kq/crt? 、 17
00℃、4時間ホットプレス焼結し、得られた焼結体よ
り実施例1と同様の手法に従いJIS R16[)1に
準拠し3点曲げ強度及びその組織観察より平均粒径、ア
スペクト比さらに該結晶相の占める体積チを求めた。そ
の結果を第1表に示す。
(註)※は比較例 第1表に示す通り本発明の実施例は強度が著しく優れて
いる。
実施例3: 平均粒径0.3μm1粒度分布3σ=I]、2[]μm
1α結晶化率96.5チ、酸素量1.4wt%のSi 
、N4原料92wtチとカルボン酸系解膠剤0.5wt
%をi−プロパツール中に混入し、超音波ホモジナイザ
ー (出力600W、周波数25)G(z)により2回
解膠処理したものをA液とし、また更に別の容器中で平
均粒径0.9μmのY2O3粉末をswt%、平均粒径
0.5μmのA7,03粉末を2wt%、平均粒径0−
9μmのA7N粉末を1 wt%をi−プロパツール中
に混入し、各々にカルボン酸系解膠剤0.5wtチ添加
して個別に上述の超音波ホモジナイザーにより2回解膠
処理したものを各々B、 C,D液とした。
このA−D液を簡易型撹拌機により5000r。
p、m、 5時間分散、混合した。
この混合粉末を5000 K9/mm2でCIP成形し
、N2ガス中1750℃にて6時間焼結し、得られた焼
結体を1700℃、1000気圧N2ガス中2時間HI
P処理を施した。
この焼結体よりJIS R1601に準拠した3×4×
40(IIII+3)のテストピースを切出し、引張面
についてはダイヤモンドペーストにて@磨し、表面粗さ
0.2Sに仕上げた。この試験片30本について3点曲
げ試験を行なったところ強度145Kg/wI2、ワイ
プル係数25を得た。
実施例4: イミド分解法により得られた平均粒径0.5μm1α結
晶化率96チのSi3N4厚料を92wt%、平均粒径
0.9fimのY2O3粉末を5 wt%、平均粒径0
.3#1のAl2O3粉末を2wtチを各々下記の混合
法にて粉末調整し乾燥・造粒後、この混合粉末を200
0に9/c1n2でCIP成形し、N2ガス中1750
℃にて6時間焼結し、得られた焼結体を1700℃、2
000気圧N、ガス中2時間HIP処理を施した。
この焼結体よりJIS R1601に準拠した3×4 
X 40(m3)のテストピースを切出し、引張面につ
いてはダイヤモンドペーストにて研磨し、表面粗さ0.
28に仕上げた。この試験片60本について3点曲げ試
験を行なった。
(混合法4−1) Si3N4原料をカルボン酸系解膠剤(A)種を0.5
wt%加えエタノール中に混入超音波ホモジナイザー(
出力600W、周波数25KHz)により2回処理した
ものをA液とし、Y2O3粉末をカルボンe 系解膠I
J (131種0.5 wtJ ヲ加え、A/20.粉
末をカルボン酸系解膠剤(C)種0.5 wtチを加え
、各々エタノール中に混入同様の処理を実施したものを
各々B、C液とし、これを高速撹拌機により8000 
r、p、m、 2時間混合する方法。
(混合法4−2) A/lO,製ボット、及びポールよりなるボールミルに
各粉末及びエタノールを添加した後100r、p、m、
で100時間混合する方法。
(混合法4−3) AI!203製ポット及びポールよりなるボールミル1
.2.3に各々 1 :  Si3N4原料+カルボン酸系解膠剤(A)
種0、5 wt%十エタノール 2:Y2O3原料+力ルボン酸系解膠glJ (B)種
o、 s wtチ+エクノール 3 :  Al2O3原料+カルボン酸系解膠剤(C)
種0、5 wt%十エタノール を加え12時間予予備金したものをボールミル1に再投
入し更に84時間混合する方法。
(混合法4−4) 混合法4−2でAl、03製ボールミルを各々S i 
3 N4製ボールミルに変更し以下同様の混合法。
(混合法4−5) 混合法4−3でAI!203製ボールミルを各々Si3
N、製ボールミルに変更し以下同様の混合法。
各混合法により得られた焼結体の特性を第1表に示す。
ここで各混合条件における6点曲げ強度評価後の破壊起
点を調査したところ、条件2、乙についてはAlの偏析
か検出される異物、条件4.5については粗大β−Si
3N、結晶粒であシ、条件2、乙についてはボール及び
ポットから混入するAt203の偏析、条件4.5につ
いてもボール及びポットから混入するβ−Si3N4が
焼結中の粒成長の核になるものと考えられ本発明の意義
が確認された。
実施例5: イミド分解法により得られた平均粒径05μm1α結晶
化率96%の543N4原料を92wtチ、平均粒径0
.9 μmtnYzos粉末を5wt%、平均粒径0.
3μmのAl2O,粉末を2 wt%を各々下記の混合
法にて粉末調整した混合液を500メツシユのふるいに
よりふるいをかけメツシュ上に伐る残渣量を調べ分散・
混合性を調査した。
一方同粉未調整した混合液を乾燥造粒した後この混合粉
末を5000 Kg/6n”でCIP成形し、N2ガス
中1750℃にて6時間焼結し、得られた焼結体を17
00℃、1000気圧N2ガス中2時間HIP処理を施
した。
この焼結体よりJIS R1601に準拠した3区4X
40(11113)のテストピースを切出し、引張面に
ついてはダイヤモンドペーストにて研磨し、表面粗さ0
.23 K仕上げた。この試験片60本について6点曲
げ試験を行なった。
(混合法5−1) Si3N、原料をカルボン酸系解膠剤犬種を0.5wt
チ加えエタノール中に混入超音波ホモジナイザ−(出力
600W1周波数25KHz)により2回処理したもの
をA液とし、Y2O3粉末をカルボン酸系解膠剤(B)
種0.5 wt%を加え、A/203粉末をカルボン酸
系解膠剤(C)種0.5 wt%を加え、各々エタノー
ル中に混入同様の処理を実施したものを各々81C液と
し、これを高速撹拌機により8000r、p−m、2時
間混合する方法。
(混合法5−2) 混合法5−1において解膠剤を全く添加せず実施した場
合の混合法。
以上の混合液の残渣量及び焼結体特性を第2表に示す。
メッシ=残渣の多い比較例5−2では強度、ツイブル係
数とも劣っており本発明の意義が確認された。
実施例6: イミド分解法により得られた平均粒径0.5μmの市販
粉末をへ原料、直接窒化法に得られた平均粒径0.7μ
mの市販粉末をB原料とし、各々の粒度分布を重量比率
で測定したところ、へ原料は5μm以上の粗粒が0.1
wt%、B原料は3wtチ含まれていた。この原料粉末
のみを実施例4の混合法4−1および4−6にで混合し
た後金々の粒度分布およびAI!203換算の混入量を
測定した結果を第3表に示す。
第 表 第3表の結果より本発明の混合法を用いることにより原
料Si3N、粉末の粒度を維持しかつ粉砕にともなう不
純物の混入を抑制できることが分る。第3表に示した各
混合法によりさらに平均粒径0.9/JmのY2O,粉
末、0.3μmのA/、0.粉末を各々5.2wtチ添
加した混合液を乾燥、造粒した後、この混合粉末を50
00 K9/cm2でCIP成形し、N2ガス中175
0℃にて6時間焼結し、得られた焼結体を1700℃、
1000気圧N2ガス中1時間HIP処理を施した。
この焼結体よりJISR1601に準拠した3×4 X
 40 (w+’)のテストピースを切出し、引張面に
ついてはダイヤモンドペーストにて研磨し、表面粗さ0
.2Sに仕上げた。この試験片30本について3点曲げ
試験を行なった。
この結果を第4表に示す。
第  4  表 本発明によれば原料粉末の粒度を維持しかつ不純物の混
入を許さす助剤を均一混合できることより、強度の高い
、信頼性の高い焼結体を得られることが明らかとなった
以上の実施例に例示する様に本発明の焼結体は例乏−ば
次の(イ)、(ロ)、し→の様な方法により製造出来、
又本発明はその様な方法により製造された焼結体を含む
ものである。
(イ) Si3N4原料粉末と、その焼結助剤として、
第1助剤を有機金属塩、第2助剤を金属酸化物、窒化物
及び酸窒化物の一種もしくは二種以上を用い、これら個
別に又は二つ以上併せて溶媒および界面活性剤(分散剤
、解膠剤)を添加した混合液に超音波を照射し、分散処
理した6液を混合乾燥した混合粉末を成形、非酸化性雰
囲気中1600〜2200℃で焼結する方法。
なお上記馨)の実施態様としては少なくとも下記かある
馨)−1 有機金属塩がYおよび/またはAlの有機金属塩、酸化
物がk1203、Y2O,及び窒化物がAlNである方
法。
(イ)−2 Yおよび/またはAjの有機金属塩がY[A7(OPi
)4〕3である方法。
啓)−3 Yおよび/またはAI!の有機金属塩がステアリン酸塩
、ナフテン酸塩、アセチルアセトン塩、オクチル酸塩の
群から選ばれた一種もしくは二種以上の金属塩である方
法。
軽)−4 Yおよび/またはAlの有機金属塩がアルコキシ金属塩
である方法。
(イ)−5 Si3N4原料粉末が平均−次粒子径1.0μm以下の
イミド分解法により得られた5t3N4粉末であり、か
つ焼結助剤の平均−次粒子径が1μm以下である方法。
焼結が、非酸化性雰囲気中1600〜2000℃、N2
ガス圧10〜2000気圧で焼結する方法。
(イ)−7 分散処理した混合液を44μm以下のメツシュによりふ
るい分けする方法。
(ロ)  Si3N4原料粉末とその焼結助剤として金
属酸化物、窒化物及び酸窒化物の一種もしくは二種以上
を用い、これら個別に又は二つ以上併せて溶媒および界
面活性剤(分散剤、解膠剤)を添加した混合液に超音波
を照射し、分散処理した6液を混合乾燥した混合粉末を
成形、非酸化性雰囲気中1600〜2200℃で焼結す
る方法。
なお上記(ロ)の実施態様として少なくとも下記がある
(ロ)−1 Si3N4原料粉末が平均−次粒子径1.0μm以下の
イミド分解法により得られたSi3N4粉末であり、か
つ焼結助剤の平均−次粒子径が1μm以下である方法。
(ロ)−2 焼結が、非酸化性雰囲気中1600〜2000℃、N2
ガス圧10〜2000気圧で焼結する方法。
(ロ)−6 分散処理した混合液を44μm以下のメソシュによりふ
るい分けする方法。
(ハ) Si3N4p料粉末及びその焼結助剤として有
機金属塩を溶媒中に均一分散させる工程、該分散液を乾
燥及び該有機金属塩を酸化処理せしめ、Si、N4i料
粉末表面へ該有機金属の酸化物として均一に付着させる
ことを目的とする焙焼工程を経た後得られる粉末を成形
、焼結する方法。
なお上記(ハ)の実施態様として少なくとも下記がある
(→−1 有機金属塩かYおよび/またはMの有機金属塩からなる
方法。
(ハ)−2 Yおよび/またはA/の有機金属塩がYcAI!(OP
 )433である方法。
(ハ)−6 Yおよび/またはA/の有機金属塩が、ステアリン酸塩
、ナフテン酸塩、アセチルアセトン塩、オクチル酸塩の
群から選ばれた一種もしくは二種以上の金属塩である方
法。
(/→−4 Yおよび/またはA/の有機金属塩がアルコキシ金属塩
である方法。
なお本発明で界面活性剤(分散剤、解膠剤)との記載は
界面活性剤(分散剤、解膠剤を含む)の意味である。
「発明の効果」 以上の様に、本発明の焼結体は、従来のSi3N4系焼
結体に比較し著しく高強度を有し種々の機械構造物品と
して応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は共に本発明の窒化珪素系焼結体を説明する
ための図であって、第1図は長軸方向結晶平均粒径と強
度との関係を表わす図、第2図は平均アスペクト比と強
度との関係を表わす図を大々例示している。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均長軸粒径5μm以下、アスペクト比が5以上
    からなるシリコンアルミニウムオキシナイトライド(S
    i_6_−_zAl_zO_zN_8_−_zただしz
    =0〜4.2)単一結晶相が焼結体の90%以上を占め
    、該結晶相が焼結体中にネットワーク構造を構成し、該
    シリコンアルミニウムナイトライド結晶相以外の残部の
    結晶相若しくは非晶質(ガラス質)相が希土類、3A族
    、2A族及びSiの酸化物若しくは酸窒化物の一種ある
    いは二種以上からなることを特徴とする曲げ強度100
    kg/mm^2以上の高強度窒化珪素系焼結体。
  2. (2)残部の結晶相若しくは非晶質(ガラス質)相がY
    ,Si ,Al,O,Nの群から選ばれる三種もしくは
    それ以上よりなることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の曲げ強度100Kg/mm^2以上の高強
    度窒化珪素系焼結体。
  3. (3)焼結体中にCr,Co,Hf,Fe,Mo ,N
    i ,Nb,Ti,W,Zrの金属元素の内一種もしく
    は二種以上を500ppm以下含むことを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の曲げ強度100Kg/m
    m^2以上の高強度窒化珪素系焼結体。
  4. (4)Si_3N_4原料粉末と、その焼結助剤として
    、第1助剤を有機金属塩、第2助剤を金属酸化物、窒化
    物及び酸窒化物の一種もしくは二種以上を用い、これら
    個別に又は二つ以上併せて溶媒および界面活性剤(分散
    剤、解膠剤)を添加した混合液に超音波を照射し、分散
    処理した各液を混合乾燥した混合粉末を成形、非酸化性
    雰囲気中1600〜2200℃で焼結することにより製
    造された特許請求の範囲第(1)項記載の曲げ強度10
    0Kg/mm^2以上の高強度窒化珪素系焼結体。
  5. (5)Si_3N_4原料粉末と、その焼結助剤として
    金属酸化物、窒化物及び酸窒化物の一種もしくは二種以
    上を用い、これら個別に又は2つ以上併せて溶媒および
    界面活性剤(分散剤、解膠剤)を添加した混合液に超音
    波を照射し、分散処理した各液を混合乾燥した混合粉末
    を成形、非酸化性雰囲気中1600〜2200℃で焼結
    することにより製造された特許請求の範囲第(1)項記
    載の曲げ強度100kg/mm^2以上の高強度窒化珪
    素系焼結体。
  6. (6)Si_3N_4原料粉末及びその焼結助剤として
    有機金属塩を溶媒中に均一分散させる工程、該分散液を
    乾燥及び該有機金属塩を酸化処理せしめ、Si_3N_
    4原料粉末表面へ該有機金属の酸化物として均一に付着
    させることを目的とする焙焼工程を経た後得られる粉末
    を成形、焼結することにより製造された特許請求の範囲
    第(1)項記載の曲げ強度100Kg/mm^2以上の
    高強度窒化珪素系焼結体。
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