JPS62112336A - 電子デバイスの試験方法および試験装置 - Google Patents

電子デバイスの試験方法および試験装置

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JPS62112336A
JPS62112336A JP60252015A JP25201585A JPS62112336A JP S62112336 A JPS62112336 A JP S62112336A JP 60252015 A JP60252015 A JP 60252015A JP 25201585 A JP25201585 A JP 25201585A JP S62112336 A JPS62112336 A JP S62112336A
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secondary electron
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substrate voltage
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Masahiro Yoshizawa
吉沢 正浩
Akira Kikuchi
章 菊池
Yasushi Wada
康 和田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、VLSI等の電子デバイスを、荷電ビームを
用いて検査する電子デバイスの試験方法および試験装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
VLST等の微細な電子デバイスの製造工程では、レジ
ス1へ、配線幅などの寸法管理とともに、レジストの残
り、配線形成時などのエツチングの残り等のバタン形成
における欠陥の検出が重要であり、従来は走査電子顕微
鏡あるいは測長装置を用いて観察を行っていた。h記の
ような走査電子顕微鏡を用いてバタン寸法を測定する装
置としては、例えば特公昭59−761号に示された装
置がある。上記装置は、試料の走査線あるいは二次信号
波形に重ねて2つの可動位置マーカを表示させ、マーカ
信号の発生間隔からマーカ間の距離を算出するものであ
る。上記方式では、まず二次元走査による走査像を見な
がら測定音が測定したい位置にくるようにマーカの位置
を調節したのち、上記マーカ間隔と倍率とから距離を算
出する構成になっている。従来の走査電子顕微鏡では、
偏向器に加える走査信号と同期してブラウン管に走査信
号を加えて、二次電子信号の変化を表示することにより
二次電子像を得ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術では、バタン検査を行い設計バタンと異な
る欠陥があることが判明しても、二次電子信号量の大小
とバタンの凹凸は必ずしも一致しないので、その欠陥が
レジスト残り、エツチング残りであるのか、あるいは薄
膜が残っていて一部分だけがエツチングされているのか
等の区別をすることか難しい。これらは、膜厚、エツチ
ング時間等のプロセスデータがら類推して経験的に判断
を下していた。このため欠陥の原因解析やその対処に手
間がかかるという欠点があった。
また、あるバタンを観察する場合、観察バタンの形状が
あらかじめ判っているときには、に記形状から、どちら
がラインでどちらがスペースかを識別することが可能で
ある。しかし従来方法では。
現在観察している位置が設計バタンのどの場所に相当す
るのか判らない場合や、ラインとスペースの間隔がほぼ
等しい場合には、区別することができない、上記場合に
は、測定している加速電圧での二次電子信号量の大小だ
けでラインがスペースかを判断しなければならない。し
かし−に記二次電子信号量の大小は、照射時間等によっ
て変る場合や、材質による差がほとんどない場合もある
。このような時に、従来法では区別できないという欠点
があった。
[問題点を解決するための手段〕 本発明は、従来欠陥検査に使われていた寸法測定装置、
走査電子顕微鏡すなわち電子ビームを走査させて照射す
る手段と、二次電子を検出する手段と、二次電子信号量
の走査信号に対する変化を検出する手段をもち、二次電
子信号像を表示する構成に加えて、電子ビームが照射さ
れたときに基板のチャージアップを抑制する電圧を印加
する手段と、上記抑制電圧の変化に対する二次電子信号
量の変化を検出する手段とを設け、電子デバイスの製造
途中でレジスI−や薄膜のエツチング残り等のバタンの
欠陥およびその原因を、検査することができる電子デバ
イスの試験方法および試験装置を得るようにしたもので
ある。
〔作用〕
上記構成による電子デバイス試験装置において、基板の
チャージアップを抑制し、荷電ビームを基板上で走査し
て二次電子検出を行い、場所による二次電子信号量の変
化を参照バタンデータと比較することにより、上記バタ
ンの欠陥個所を検出し、ついで上記欠陥個所の二次電子
信号量の基板電圧依存性を測定し、上記依存性をデータ
ベースに貯えられている二次電子信号量の基板電圧依存
性と比較し、上記欠陥個所の材料を特定する。上記試験
方法は、抑制電圧例えば基板電圧に対する二次電子信号
量が材料により特有の特性を持っていることを利用した
ものであるが、従来、上記特性を電子デバイスの検査に
用いるという考えはなかったものである。
〔実施例〕
つぎしこ本発明の実施例を図面とともに説明する。
第1図は本発明による電子デバイスの試験装置における
一実施例を示す構成図、第2図は上記試験装置の他の実
施例を示す構成図、第3図は基板電圧の効果を示し、(
a)は基板電圧Ov、(b)は基板電圧9■の場合をそ
れぞれ示す図、第4図はチャージアップ防止に最適な基
板電圧を求めるフローチャーI−を示す図、第5図はバ
タン検出の工程を示す図で、(a)はバタン形状、(b
)は二次電子(a分量の変化、(c)は材質による基板
電圧依存性をそれぞれ示す図、第6図は二次′重子信号
量の基板電圧依存性の一例を示す図で、加速電圧を(a
)は0.7kV、 (b)は0.8kV、 (c)は0
.9kV、(d)はikVとした場合をそれぞれ示す図
、第7図は二次電子信号量の基板電圧依存性の変化を示
す図で、(a)は5in2上の孤立Mパタン、(b)は
Sio2の抜きバタンかある場合をそれぞれ示す図、第
8図は規格化した二次電子信号量の基板電圧依存性を示
す図、第9図はウェハ上方に電極を設置して電極に逆バ
イアス電圧を印加する場合を示す構成図で、(a)は電
子光学鏡筒の下に電極を設けた場合、(b)は電極の一
部がメツシュ状に形成されている場合をそれぞれ示す図
である。
第1図において、図示していない電子銃から発生した電
子ビーム1は、偏向電極2および対物レンズ3を経てス
テージ5上に装填された電子デバイスの基板4を照射す
る。6は上記基板4に電圧(基板電圧)を印加するため
の基板電圧電源である。上記基板電圧電源6は基板4の
チャージアップを抑制するために使われる。電子ビーム
1を照射することにより、上記基板4から発生した二次
を子を二次m−P検出器7で検出し、増@器8に入力す
る。電子ビーム1の照射は偏向電極2に加える電圧を変
化することによって基板4上を走査する。第1図には1
紹の偏向電極2しか図示していないが、X、Yの2方向
に偏向するために実際には2組の偏向W1極を用いる。
本実施例は基板電圧に対する二次電子信号量の変化をブ
ラウン管9に表示する装置構成例を示している。電子ビ
ーム]の走査信号は走査信号発生器10で発生し、偏向
アンプ11および倍率設定回路】2を介して偏向電極2
に加える。これと同時に、走査信号をドライブアンプ1
3を介してブラウン管9に入力している。ブラウン管9
のX軸入力は上記走査信号か、基板電圧かをスイッチで
切換えるようにしである。上記ブラウン管9はX−Yレ
コーダであってもよく、X軸に走査信号か基板電圧、Y
軸に二次電子信号量(増幅器8の出力)を入力している
第2図は本発明による電子ビーム試験装置の他の実施例
図であり、制御計算機14により基板電圧等を制御して
欠陥検査を行う装置構成例である。
二次電子検出器7の出力信号は増幅器8およびADコン
バータ15を介して制御計算機14に入力している。ま
た制御計算機14からDAコンバータ16により基板電
圧を供給する構成になっている。また偏向電極2に加え
る偏向電圧はDAコンバータ17および電源増幅器18
を用いて設定するゆ19は表示i!置であり、走査信号
に対する二次電子信号量の変化、あるいは基板電圧に対
する二次電子信号量の変化を表示する。20はデータベ
ースであり、種々の材質およびその組合わせ、加速電圧
1面積比に対して、二次電子信号量の加速電圧依存性が
メモリしである。上記データベース20と実測のデータ
とを、後述するように比較して検査を行う。
またデータベース20として、あらかじめ二次電子信号
量の基板電圧依存性を測定しておく場合、種種の材質お
よびその組合わせ、面積比、加速電圧をパラメータとし
ておくことが望ましい。
本発明の試験方法は概略つぎのような工程で行う。
(1)基板のチャージアップを制御する。
(2)電子ビームを基板上で走査させ、二次電子を検出
する。
(3)場所による二次電子信号量の変化と、該信号量の
変化に対応するデータと比較して欠陥個所を検出する3
さらに必要があれば以下の試験を行う。
(4)欠陥個所の二次電子信号量の基板電圧依存性と同
じ条件について、あらかじめデータベースにだくわえら
れている二次電子信号量の基板電圧依存性を比較する。
(5)欠陥個所の材料を特定する。
上記の基本工程に対して、二次電子信号量に代えて後述
するところの、基板電圧がOvの時のSin、の二次電
子信号量を基準にして規格化した二次電子信号量比を用
いてもよい、 上記の各工程について、さらに詳しく説明する。
試験を行うに際しては、まず最初に、基板をチャージア
ップが殆どない状態に設定しなければならない。チャー
ジアップを制御するにはつぎのようにする。一般に二次
電子放出比δは表面電位の関数になっており、表面電位
が高いと表面からの離脱確率が小さくなりδが小さくな
る。したがって基板電圧が高いとδは減少する。電子ビ
ーム1の照射により放出された二次電子あるいは反射電
子は1周囲の電界により二次電子検出器7に到達しない
で基板4の方へ戻ってしまうために、二次電子信号量が
小さくなる。この場合、基板4に捕えられる電子の量は
1表面型位が高い場所はど多くなる。このため表面電位
が高い場所はど電子が多く捕えられて表面電位がより多
く減少するとともに、基板4に捕えられる全電子の量が
多くなり、基板4面内の表面電位を均一化する効果が大
きくなる。したがって基板4の表面電位を全体的にあげ
ると、表面電位が均一化(チャージアップ抑制、コント
ラスト減少)する。また表面電位が高いと二次電子信号
量は二次電子が基板4に捕えられる分だけ減少するので
、相対的に反射電子の割合が増加する。このためチャー
ジアップ等の電位の影響が少ない像が得られる効果もあ
る。第3図は基板電圧の効果を示す図で、二次電子信号
波形の基板電圧による変化を示し上いる。ビーム電流2
.t&板雷電圧変化させて同一個所を測定し、500人
のSiO2上の4庇パタンを2kVで測定した例で、 
(a)が基板電圧Ov、(b)が基板電圧9vの場合を
示している。第33図(a)ではチャーシアツブが生じ
ているために、ビーム電流が小さい場合にも二次電子信
号量が場所によって変化し、一定になっていない。これ
に対しくb)ではビーム電流が大きい場合にもAM、S
in、部分の二次電子信号量がほぼ一定になっている。
また二次電子信号波形も台形になっており、バタン寸法
の測定の際に測定が容易になる。半導体、金属の基板表
面に絶縁膜がない場合には、基板4を装填するステージ
5に基板電圧を加えれば5表面型位がそのまま変化する
。また表面が絶縁膜で覆われている基板でも、基板電圧
を加えることで1表面型位を変化させることができる。
すなわち、ビームの照射により表面電位が変化すると、
絶縁膜内に電界を生じ、基板電圧が変ると容量結合によ
り絶縁膜内の電界を介して表面電位が変化する。このた
め表面が絶縁膜で覆われている基板に対しても、基板電
圧の変化によりチャージアップを抑制することができる
チャージアップを防止するのに最適な基板電圧を求める
フローチャートを第4図に示す。まず加速電圧を設定し
たのち、ステージ5を移動して位置調整を行う。その後
、ビームをオンし、二次電子信号波形(二次電子信号量
の走査信号に対する変化)を測定する。上記二次電子信
号波形から、配線部分と下地部分(ライン部分とスペー
ス部分)のエツジを検出する。ついでそれぞれのライン
、スペース部分の二次電子信号波形を、最小2乗法で二
次曲線または直線で近似する。すなわち、まず二次曲線
として5=ax”+bx+cと近似し、この時のaの絶
対値があらかじめ設定しておいたある値a。よりも小さ
ければ、直線S = p x + qで近似する。上記
a0の値はラインやスペースの幅によって変る値である
。上記計算をライン、スペースのそれぞれ、あるいはチ
ャージアップが生じやすいことがあらかじめ判っている
材質の部分について行う。ここで直線で近似でき、かつ
その傾きpが小さければチャージアップが生じていない
ことになる(チャージアップがなければp−0となる)
、この場合には、その時のPまたは、−1をメモリする
。q、b、eは、チャージアップが生じているかどうか
をみる目的には必要ないが、二次電子イホ分量の材質に
よるコントラストの違いを検出し、コントラストを調整
する場合に用いることができる。上記繰返しを行い、l
al、lblの最小となるV[1を求めれば、その値が
最適値であるから上記最適値を基板電圧に設定する。
つぎに第5図(a)に示すようにバタンを検査する場合
を例にとって、上記の工程を説明する。
第5図(a)に示すバタンに、矢印の方向で電子ビーム
を照射するにの時得られる二次電子信号量の場所による
変化を第5図(b)に示す。二次電子信号量の基板電圧
依存性は材質によって異なり、例えば第5図(c)に示
す特性になる6基板電圧が上記の値に設定された場合(
例えばV=K)には、AρとSiO2とでは放出される
二次fi−1′−信号量がそれぞれSAQ、とS 5i
Ozのように異なる。したかって第5図(a)のように
本来Aflのパタン100の他に、エツチング残りの小
さなMIOIがあると、その場所で二次電子信号量が変
化して第5図(b)のような特性になる。
一方、パタンデータおよび材質、第5図(c)に示す特
性から計算されて計算機にたくわλられている参照デー
タは、第5図(b)の点線で示す特性を持っている。従
って第5図(b)の実線と点線の特性を比較することに
より、第5図(a)のA+1101が当初のパタンデー
タにはない欠陥であることが判定できる。さらに、上記
欠陥部分の二次電子信号量の大きさから、欠陥部分の材
料を特定することができる。
欠陥部分の材料の特定が第5図(b)の点線の値だけで
は十分でない場合には、上記部分の二次電子信号量の基
板電圧依存性を利用することにより、より精度よく特定
することができる。
つぎに材料による特性の違いの具体例を第6図に示す。
第6図は二次電子信号量の基板電圧依存性の一例を示し
た図であり、厚さ300人のS j、 Oz上のAZレ
ジス1ヘパタンk itM定している。・印の実線がS
iO□、ム印の破線が上記1ノジストを表オ)している
。加速電圧は、(a)が0.7kL  (b )が0.
8kV、  (C”)が0.9kV、 ((1)が]−
kVテ、同一パタンを同一倍率で測定している。なおこ
こでは、レジストの領域は全体のほぼ55%である。ま
r、加速電圧が0.7にνの場合には、二次′重子信号
量は5in2の方がレジストよりも大きく、基板電圧を
増すとS io2、レジストともに二次型r信号猷は減
少するが、大小関係は逆転していない。また加速電圧が
1kVの場合には、ニー次電イ信号量はS i Ozの
方がレジストよりも小さいが、やはり基板電圧の増加に
対して二次電子信号量の大小の逆転は生じていない。」
;記の場合に対して、加速電圧が068kVおよび0.
9kVの場合には、基板電圧がOVのときレジス1−の
方が二次電子信号・量Sが大きく、基板電圧の増加にと
もなって二次電子信号量は減少してくる。これに対して
S i O、の二次電子信号量も基板電圧の増加にとも
なって減少L・ているが、その変化は小さい。このため
、二次電子信号量の大小関係が基板電圧6v付近で逆転
している。このことは、Sin、とレジストとでは、基
板電圧の効果の受けやすさが異なることによると考えら
れる。このように二次電子信号量の基板電圧依存性は、
材質の違いを反映しており、前記したように材質の違い
を検出するのに用いることができる。
また、材料を特定する際には以下のようにしてもよい。
上記二次電子信号量の大きさが反転する基板電圧の大き
さは、照射時間に依存し、照射時間とともに増加して徐
々に飽和する傾向にある。
これはレジスト部分の二次電子信号量の増加が、SiO
□部分よりも大きいためである。したがって。
二次電子信号量の時間変化、あるいは二次電子信号量が
反転する基板′電圧の時間変化を測定し、上記変化を従
来データと比較することにより材質の違いを検出するこ
とができる。上記測定に用いる装置構成は第2図に示し
たものでよく、ビーム照射後に、−次電子信号量の値を
計算機に逐次読み込んでいけばよい。
つぎに2L記した材料による特性の違いを利用した一実
施例を記す。パタンを観察し、どちらがラインかスペー
スかを区別するには、本発明に記載した試験方法、すな
わち二次電子信号量のtル板電圧に対する変化の割合(
その基板電圧依存性)を、データベースにあるデータと
比較する方法を用いればよい。例えば、Sio2上のL
/レジスト場合を例にとると、ラインかスペースかの区
別、すなわち5in2かレジストかの区別がつかない場
合に、二次電子信号量の基板電圧依存性をMl’l定す
る。第5図から明らかなように、二次電子信号量の変化
はSiO□よりもレジストの方が大きいので、二次電子
信号量の基板電圧に対する変化の割合が大きい方がレジ
ストであることが判る。加速電圧は、あらかじめ材(ば
か判っていh l;j’ IQ定しやすい加速電圧を用
いればよく、Sio2上のレジストの場合には0.8な
いし0.9kV付近の加速電圧ならば二次4工子信号量
の逆転がおこるので測定しやすい。しかし、必ずしも二
次電子信号量の逆転がおこる加速電圧である必要はない
(逆転がおこらない場合は、変化の割合が大きい加速電
圧を選ぶ)。
また、電子デバイスのバタンの欠陥検査等を上記のよう
に行っている際には、バタンの面積比にも注意しなくて
はならない。つまり、二次電子信号量の基板電圧依存性
は、材質、加速電圧等が同じでもその面積比によって変
ってくる。第7図は5in2上のMで、同一バタンを白
黒反転した場合、すなわち孤立バタンか抜きバタンかの
違いによって、二次電子信号量の基板電圧依存性が変化
することを示した図である。(a)はSiO□上に孤立
の晟パタンかある場合、(b)は5un2の抜きバタン
かある場合であり、斜線で示した部分がAEIになって
いる。測定の加速電圧は2kVであり、・印の実線が5
in2.ム印の破線がUを表わしている。
(a)の方が(b)に比べて基板電圧が低い領域におい
て二次電子信号量を急激に変化している。
(b)の方が二次電子信号量の変化が全体的にゆるやか
である。これは以下のように解釈できる。
ここでは薄いSio、上にAQが形成されており、基板
電圧の効果はSun、の部分に生じやすい。上記Sun
、部分の面積は、(a)の場合にはおよそ94%、(b
)の場合にはおよそ8%である。このため、基板電圧を
同じたけ変化させても、(a )の方が表面電位の変化
する部分が多くなる。したがって(a)では基板電圧に
対して二次電子信号量が変化しやすい。一方(1〕)で
は、基板電圧を変化させた効果が表面にあられれにくい
ので、基板電圧を変化させても二次電子信号量の変化は
少ない。なお、ここでは二次電子信号量の基板電圧依存
性を測定する際に、基板電圧を変化させて二次電子信号
波形を測定し、上記波形からそれぞれの二次電子信号量
を検出している。し2かし、各基板電圧に対して二次電
子信号波形を測定しなくても、ライン、スペースそれぞ
れの部分を点照射しながら基板電圧を変化させてもよい
上記実施例中の二次電子信号量は、規格化されたものを
用いているが、必ず規格化しなくてもよい。しかし、本
実施例の規格化の理由と方法とをつぎに記す。二次電子
信号量はビーム電流に伴って変化するので、二次電子信
号量に基板電圧依存性を表わす場合、ビーム電流がパラ
メータになる。
したがってビーム電流によらない二次電子信号量−基板
電圧特性を利用することが検査上望ましい。
ある材質の、ある基板電圧の時の値で、二次電子信号量
を規格化すると、二次電子信号量の基板電圧依存性はビ
ーム電流にほとんどよらない曲線になるので、これを欠
陥原因検査に用いるのがよい。
規格化の仕方は、二次電子信号波形(二次電子信号量の
走査信号に対する変化)を測定し、基板の中にある配線
に着目して基板電圧を変化させ、その部分における二次
電子信号量の基板電圧依存性を測定し、基板電圧が0■
の時のSiO□の二次電子信号量を基準に規格化する。
第6図、第8図の二次電子信号量も上記のように規格化
している。
第8図は規格化した二次電子信号量の基板電圧依存性を
示した図である。ビーム電流は大きい方から、実線、破
線、一点鎖線の3水準の場合をそれぞれ示している。上
記第8図から規格化した場合には、ビーム電流による差
は殆どないことが判る。
上記実施例は、ウェハ周辺の電界を変えることによって
ウェハに捕えられる二次電子信号量を変化させるために
、ステージもしくは基板に電圧を印加している。しかし
、ステージもしくは基板をグランドレベルに接地し、ウ
ェハの上方に電極を設置して該電極に逆のバイアス電圧
を印加してもよい。第9図はその例を示した図であり、
第2図と同じ番号のものは同じものを示している。(a
)は電子光学鏡筒の下に、絶縁物21を介して電極22
を設置し、該電極22にバイアス電圧を加える構成であ
る。(b)は電極22の一部、すなわち電極22の二次
電子検出器7の方向がメツシュ状に形成されている。上
記電極22にDAコンバータ16によって、計算機14
から電圧を供給する。また二次電子信号量はADコンバ
ータ15により計算機14に読み込む装置構成である。
なお、ウェハ4の直上にメツシュ電極を設けて電極電位
を変化させること、あるいは、ステージ5もしくは基板
4はグランドレベルに接地し、電子ビームの鏡筒の電位
を、−10〜IOV程度浮かせることによっても、同じ
効果が得られることはもちろんである。
上記実施例は電子ビームの走査について記したが、イオ
ンビーム等を含めた荷電ビームについても同様のことが
いえる。
〔発明の効果〕
上記のように本発明による電子デバイスの試験方法およ
び試験装置は、荷電ビームを照射する手段と、二次電子
検出器とを有する電子デバイスの試験方法および試験装
置において、被測定デバイスを装填する試料台またはデ
バイスの基板自体に電圧(基板電圧)を加え、上記基板
電圧の変化に対する二次電子信号量の変化を測定し、試
料材質。
面積比、加速電圧をパラメータとする二次電子信号量の
基板電圧依存性のデータベースとを比較することによっ
て、電子デバイスの製造途中で、レジストや薄膜のエツ
チング残り等のバタの欠陥およびその原因を検出し、必
要があれば上記欠陥付近の材料を決定することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子デバイスの試験装置における
一実施例を示す構成図、第2図は上記試験装置の他の実
施例を示す構成図、第3図は基板電圧の効果を示し、(
a)は基板電圧o■、(1))は基板電圧9■の場合を
それぞれ示す図、第4図はチャージアップ防止にR適な
基板電圧を求めるフローチャートを示す図、第5図はバ
タン検出の工程を示す図で、(a)はバタン形状、(b
)は二次電子信号量の変化、(c)は材質による基板電
圧依存性をそれぞれ示す図、第6図は二次電子信号量の
基板電圧依存性の一例を示す図で、加速電圧を(a)は
0.7kV、  (b )は0,8kV、 (e)は0
.9kV、(d)は1にνとした場合をそれぞれ示す図
、第7図は二次電子信号量の基板電圧依存性の変化を示
す図で、(a)は5jO2上の孤立AQバタン、(b)
はSio2の抜きバタンかある場合をそれぞれ示す図、
第8図は規格化した二次電子信号量の基板電圧依存性を
示す図、第9図は基板上方に電極を設置して電極に逆バ
イアス電圧を印加する場合を示す構成図で、(a)は電
子光学鏡筒の下に電極を設けた場合、(b)は電極の一
部がメツシュ状に形成されている場合をそれぞれ示す図
である。 1・・荷電ビーム    4・・・基板5・・・ステー
ジ     6・・・基板電圧電源7・・・二次電子検
出器  9・・・ブラウン管14・・・制御計算機  
  15・・・ADコンバータ16・・・DAコンバー
タ  19・・・表示装置20・・・データベース  
 22・・・電極特許出願人 日本電信電話株式会社 代理人弁理士  中 村 純之助 ヤ 1 図 矛2 図 A 22:1リタ 牙3図 (Q) (b) ム 矛4図 才5国 蟇桟i■V) 一1l=6図 (a)          (C) (b)         (d) 茎籾電7E (V) 基縁電圧 CV) 1P8西

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)荷電ビームを照射する手段と、二次電子検出器と
    を有する電子デバイスの試験方法において、被測定デバ
    イスを装填するステージまたはデバイスの基板自体に電
    圧(基板電圧)を加え、上記基板電圧の変化に対する二
    次電子信号量の変化を測定し、試料材質、面積比、加速
    電圧をパラメータとする二次電子信号量の基板電圧依存
    性のデータベースと比較することを特徴とする電子デバ
    イスの試験方法。
  2. (2)荷電ビームを照射する手段と、二次電子検出器と
    を有する電子デバイスの試験装置において、被測定デバ
    イスを装填するステージまたはデバイスの基板自体に電
    圧を加える電源と、上記ステージまたはデバイスの基板
    に加える電圧(基板電圧)の変化に対する二次電子信号
    量の変化を測定する装置とを有することを特徴とする電
    子デバイスの試験装置。
  3. (3)上記ステージまたはデバイスの基板自体に電圧を
    加える電源は、上記ステージもしくは基板をグランドレ
    ベルに接地し、上記基板の上方に設けた電極に逆バイア
    スを印加する電源であることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載した電子デバイスの試験装置。
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