JPS62110658A - トラツキングエラ−信号の作成方法 - Google Patents

トラツキングエラ−信号の作成方法

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JPS62110658A
JPS62110658A JP60251433A JP25143385A JPS62110658A JP S62110658 A JPS62110658 A JP S62110658A JP 60251433 A JP60251433 A JP 60251433A JP 25143385 A JP25143385 A JP 25143385A JP S62110658 A JPS62110658 A JP S62110658A
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JP
Japan
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signal
head
signals
circuit
level
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Application number
JP60251433A
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English (en)
Inventor
Kanji Kubo
久保 観治
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62110658A publication Critical patent/JPS62110658A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気録画再生装置(以下VTRと称す)等に
おいて4種類のパイロット信号を用いてトラッキング制
御を行なう時のトラッキングエラー信号の作成方法に関
するものである。
従来の技術 まず、従来用いられてきたトラッキングエラー信号の作
成方法について説明する。
第16図は4種類のパイロット信号を記録した磁化軌跡
である。同図において、A1.B1.A2゜・・・・・
・ば、互いにアジマス角の異なるAヘッド及びBヘッド
で記録した記録トラックであり、f1〜f4ハハイロソ
ト信号を示す。パイロット信号の周波数は、映像信号に
おける水平同期信号周波数をf、とじた時、同図に示す
ようにe>、5fH〜1o、s7Hの値をもつ。パイロ
、l−信号は1フイールド毎に順次サイクリックに切換
えられ、情報信号に重畳して記録される。各トラック上
に記録されたパイロット信号の各トラック間の周波数差
はf、と3f)Iである。従って、後述する方法でfI
Iと3fHの周波数成分を取り呂し、そのレベルを比較
すれば、比較後の信号はトラッキングエラー信号として
用いることができる。
第16図において、1701は磁気ヘッドを示し、矢印
17o2は磁気ヘッドの走査方向を、矢印17o3は磁
気テープの移送方向を示す。
第17図はトラッキングエラー信号を得るための処理回
路を示した図である。同図において、端子1801から
は再生パイロット信号が人力される。例えば、ヘッドの
走査位置が第16図に示す位置の時、再生されるパイロ
ット信号はり、、f5゜f4の合成信号である。
回路1802は平衡変調回路であり、端子1803から
入力される参照信号と再生パイロット信号とを掛算する
。参照信号はヘッドが走査する主トラツク上に記録嘔れ
ているパイロット信号と同じ周波数成分を持つ信号であ
り、第17図に示すヘッド走査ではf3の信号である。
回路1802の出力信号は参照信号と再生パイロット信
号との和及び差の信号であり、その中の差の信号がf、
の同調回路18o4と3 fHの同調回路1805によ
って取り出される。
回路1806及び18o7は検波整流回路であり、回路
1808はレベル比較回路である。回路1808の出力
レベルはfH及び3fHの信号のレベル差に応じて増減
するため、トラッキングエラー信号として用いることが
できる。
回路1809はアナログ反転回路であり、回路1810
はアナログスイッチである。回路1810は端子181
1から入力されるヘッドスイッチング信号(以下H−3
W信号と書く)により切換えられ、反転及び非反転信号
を出力する。H−3t信号は磁気ヘッドの回転位相に同
期したフレーム周期(NTSC方式では30H2)の矩
形波信号である。
反転及び非反転信号をフィールド毎に切換えて取り出す
理由は、磁気ヘッドのトラックずれ方向とトラッキング
エラー信号の増減方向とを常に等しくするためである。
例えば、第16図に示すように、ヘッドがAi(i=1
.2,3.・・・・・・)トラックを走査する時と、B
1トラックを走査する時トチは、同一方向へのヘッドの
ずれに対するfHと3fHの信号の増減方向が異なるた
め、フィールド毎に極性を反転する必要がある。
端子1812に取り出されるトラッキングエラー信号は
ギヤプスクン制御系に送られる。キセプスタン制御系は
、磁気ヘッドが記録トラック上をオントラックして再生
走査するように、トラッキングエラー信号を用いて磁気
テープの送り位相を制御する。
次に、第17図に示す回路ブロックの各部の波形につい
て説明する。
第14図はAヘッド1601とBヘッド1602とが記
録トラック上をオントランクして再生走査した時の磁気
ヘッドと記録トラックとの相対位置を示した図であり、
第16図はこの時に得られる各信号波形を示した図であ
る。
第16図において、惧)はH−3W信号であり、(a)
図におけるU + B1 *・・・・・・は、第14図
に示すA1 + J *・・・・・・の各トラック上を
再生走査する時間を示す。第16図(b)はfl+の同
調回路1804の出力信号であり、(C)は3f、の同
調回路1806の出力信号である。オントラック時には
fH及び3fHの各再生レベルは等しい。(d)はレベ
ル比較回路1808の出力レベルを示す。オントラック
時にば、例えば−Vcc (Vccは電源電圧)の値で
ある。(e)は端子1812に得られるトラッキングエ
ラー信号を示す。反転回路18o9は−VCCに対する
レベル差を反転する回路であるため、オントランク時に
は(d)と(θ)の信号は等しくなる。
第12図は、各ヘッドが記録トラックに対して紙面上で
左にトラックずれをおこし念時の図を示してあり、第1
3図はこの時の各部の波形である。
第13図に示すように、人ヘッドが走査する期間でばf
Hの信号成分が3fHに比べて少なく、Bへノドが走査
する期間では逆の関係rなる。その結果、レベル比較回
路の出力(d)は−VCCを中心として図に示すような
矩形波になる。なお、ここではf、 +7)レベルが3
fHのレベルに対して大きい時ニレベル比較回路の出力
が高くなるものとして描いである。Bヘッドが走査する
期間に得られるレベル比較回路の出力を−vccを中心
に反転するものとすれば、トラッキングエラー信号は(
6)図に示すようになり、−VCCからのレベル差14
o1がトラックずれ量に相当する。
次に、人ヘッドとBヘッドとのヘッド高さが異なってい
る時の各部の波形について説明する。
A、B各ヘノドのヘッド高さは、回転軸に垂直な基準面
から等しくなるように調整するが、実際には調整誤差が
生じる。ヘッド高さの調整誤差は、一方のヘッドを基準
にして他方のヘッドが記録トラックの幅方向に相対的に
ずれたことと等価になる。このようなヘッド高さ差をも
ったヘッドでヘッド高さ差をもたないヘッドで記録した
正規の記録トラックを再生した時の相対位置関係を第1
゜図に示す。詳細な説明は後述するが、ヘッド高さ差を
もったヘッドでは、第10図に示す位置で制御系は安定
する。
第11図は、第10図に示すヘッド位置における各信号
を示した図である。同図において、実線で示す各信号は
第10図に示すヘッド位置での各信号を示し、破線で示
す各信号は第11図に示すヘッド位置から矢印11o1
及び1102で示す方向にミストラックした時の各信号
を示しである。
実線で示す各信号について、まず説明する。
第10図に示すヘッド位置の時、f)Iの周波数成分を
もつ信号はム、Bの各ヘッドの走査期間において常に小
レベルであり、3fH成分は常に大レベルとなる。その
結果、レベル比較回路の出力は第12図(d)に実線で
示す変化を示し、Bヘッド走査期間で反転したトラッキ
ングエラー信号は(6)に実線で示す信号となる。トラ
ッキングエラー信号はローパスフィルタを通してキャプ
スタン制御系に送られるため、その平均レベルは−Va
Cとなり、制御系はこの状態で安定する。従って、第1
0図に示すヘッド位置が安定位置ということになる。
次に、第10図に示す各ヘッドが矢印11Q1及び11
02方向にミストラックした時の各信号について説明す
る。この時の各信号は第11図に破線で示す信号である
。すなわち、人ヘッド走査期間においてはf、成分の信
号がさらに小さくなり、3fH成分の信号が逆に大きく
なる。Bヘッド走査期間においては、反対にf、成分の
信号が大きくなシ、3fH成分の信号が小さくなる。そ
の結果、レベル比較回路の出力は同図(d)に破線で示
す信号となる。また、Bヘッド走査期間において−VC
Cレベルを中心に反転して得られるトラッキングエラー
信号は同図(6)に破線で示す信号となる。
以上の説明から明らかなように、トラックずれ量に相当
する電圧変化は、レベル比較回路の出力においては各ヘ
ッド走査期間に出力される信号のレベル差(1201)
として現われ、トラッキングエラー信号においてはトラ
ッキングエラー信号のレベル変化の平均DC電位と−V
CC電位との差雪庄(1202)として現われるへ一方
、ヘッド高さ差による電圧変化は、レベル比較回路の出
力においては出力信号の平均nc電位と−VCC電位と
の差電圧(1203)として現われ、トラッキングエラ
ー信号においてはトラッキングエラー信号のレベル変化
(1204)として現われる。
発明が解決しようとする問題点 第11図(θ)に示すレベル差1204は、ローパスフ
ィルタを通過させても完全に除去することはできず、H
−3t周期の変動成分が残る。このため、ギヤブスタン
モータの回転数が変動し、画像揺れなどの問題を発生さ
せる。従って、ヘッド高さ差のあるヘッドを用いた時に
も、レベル差のないトラッキングエラー信号を得る必要
がある。
問題点を解決するための手段 本発明では、ヘッドが走査するトラックの各隣接トラッ
クに記録されているパイロット信号をfHと3fHの周
波数成分に分離し、分離した各信号を可変増幅器にそれ
ぞれ増幅して検波整流し、検波整流した各信号のレベル
を比較し、A、B各へ・ノドの走査期間内における前記
レベル比較後の信号を時分割に抜き出し、この抜き出し
た各信号の平均DC電圧を用いて前記可変増幅器の増幅
率を変えるという構成にしている。
作用 上記の構成を用いれば、ヘッド高さ差によるトラッキン
グエラー信号の変動成分を取り除くことができるため、
不用なキャプスタンモータの回転変動をおさえることが
でき、正確なテープ送りを実現することができる。
実施例 本発明の具体実施例を説明する前に、本発明の原理につ
いてまず説明する。
第9図検波整流後の信号レベルを示した図である。図に
おいて、(f)及び(2))はH−SW倍信号ある。
(を及びC11)は、第11図に示す(b)及び(C)
の各波形を同一電位(例えば零クロス電位)で検波整流
した信号である。この時、901で示す各検波整流信号
の差電位はヘッド高さ差によるものであり、第11図(
d)に1203で示す値に相当する。第9図(h)に示
す信号は(g)で示す信号を所定の値だけ増幅した時の
信号である。増幅は検波整流後の信号を増幅してもよく
、また、検波整流前の信号を増幅してもよい。Cg)及
び(β)の信号のうち(g)の信号だけを増幅すれば巾
)及び(A)で示す信号になる。この時には、(h)及
び(A)で示す各波形よシ明らかなように、ヘッド高さ
差によるレベル差は解消ぎれ、902で示す電位からの
各検波整流信号の変化量だけを取り出すことができる。
第11図(d)を用いて既に説明したように、へ、7ド
高さ差は1203で示す各フィールド間のレベル比較回
路出力の平均値として現われ、トラッキングずれ量は1
201で示す各フィールド間のレベル比較回路出力信号
のレベル差として取り出すことができる。すなわち、1
201と1203の容量はそれぞれ独立して取り出すこ
とができる。
従って、ヘッド高さ差に相当する量1203が零になる
ように前記(g)の信号を増幅する増幅率を調整するこ
とが可能である。
なお、(船の信号を増幅すれば増幅量に応じてトラッキ
ングずれを表わす量(9o3と904との差の電位)の
感度も変化するが、この感度変化は制御系のループゲイ
ンが変わるのと等価であるため、制御系をその分余裕を
もって設計しておけば実用上問題はない。
第9図に示す各検波信号のヘッド高さ差によるレベル差
は、A、B各ヘノドの相対的なずれ量及びずれ方向によ
って決まる。このため、ヘッド高さのずれによっては(
g)で示す信号レベルが(J)で示す信号レベルよりも
大きくなることもある。この時の状態を(i)及び(n
)に示す。この時には(n)の信号の方を増幅すればよ
く、その結果を0)及び(0)に示す。なお、どちらの
信号を増幅するかの判断は、各ヘッド走査期間における
レベル比較回路の出力信号のいずれの信号レベルが大き
いかを調べることにより可能である。
次に、本発明の具体実施例について説明する。
第1図は本発明の具体実施例を示す図である。
同図において、端子101からは再生パイロット信号が
入力され、端子103からは参照信号が入力される。回
路102は平衡変調回路、回路104はfHの同調回路
、回路105ば3fHの同調回路である。回路106及
び107は増幅率を変えることができる可変増幅器であ
る。増幅率は118及び119から入力されるアナログ
電位に応じて可変され、例えば、入力されるアナログ電
位か−VCCの時の増幅率を標準とする。
118及び119から入力される指令電位はアナログス
イッチ111を介して後述する回路117から供給され
るが、指令電位はいずれか一方の可変増幅器にしか供給
されない。スイッチ111のオープン側に接続された可
変増幅器は前記標準の増幅率をもつように構成されてい
る。回路108及び109は検波整流回路であり、増幅
されたf、及び3fHの各信号を検波整流する。回路1
10はレベル比較回路であシ、検波整流された各信号の
レベル差に応じた電位を出力する。検波整流された各信
号のレベルが等しい時には、例えば−VCCの電位を出
力する。
回路112は人/D変換回路、回路113は演算回路、
回路114及び116はD/入変換回路である。演算回
路113は各ヘッド走査期間におけるレベル比較回路1
10の出力信号を時分割に抜き出し、抜き出した各信号
のレベル差を演算して回路114でD/A変換し、トラ
ッキングエラー信号を作成する演算を行なう。また、演
算回路113は抜き出した各信号の平均電位を演算し、
D/A変換回路116を経て出力される。この信号は前
記の可変増幅器106もしくはIQ7に供給され。
増幅率を決める指令信号として用いられる。
さらに、演算回路113は前記抜き出した各信号の平均
電位と基準電位(例えば−vac )との差レベルに応
じてアナログスイッチ111の切換え方向を決める指令
信号を出力する。
破線で囲むブロック117はマイクロコンピュータを用
いて構成することができるため、113で示す演算回路
の処理もソフトウェアによって処理することができる。
次に、演算処理回路113の具体実施例について説明す
る。
第2図は後述するソフト処理の説明の補助図であり、(
p)はH−3W信号、((1)はタイマ割込みのタイミ
ング及び割込み回数を示す図、(r)はマルチトラック
PCMとして使用する際の第4トラツクを再生した時の
信号を示す図である。
ソフトによる処理は、第3図及び第4図を用いて説明す
ることができる。
第3図はメインルーチンの処理を示すフローチャートで
ある。同図において、処理301は初期設定を行なう処
理であり、RAMのクリアやトラッキングエラー信号の
初期値、増幅率指定信号の初期値などを設定する。処理
302ばH−3W信号が人ヘッド走査期間であれば処理
303以降を実行し、そうでなければ時間待ちを行なう
処理である。処理303は、H−8W信号がBヘッド走
査期間からAヘッド走査期間に変化し次時点で実行され
る。処理303は、内部タイマをスタートさせる処理で
ある。タイマ時間は任意に設定してよいが、例えば第2
図(ψに示すように、1フレームを20分割する値に選
んでおく。処理304はCTで示すRAMをクリアする
処理である。処理306では、H,SW倍信号Bヘッド
の走査期間になるまで時間待ちをし、Bヘッド走査期間
になれば処理302を実行する。実際には、処理305
から処理302の間には、必要に応じて他の処理が実行
される。
メインルーチンの処理を実行中にタイマ割込みがかかれ
ば、第4図に示す割込み処理を実行する。
第4図において、処理401はCTで示すRAMの値を
+1′にする。タイマ割込みが発生する度にCTの値が
“+1°にされるため、CTはタイマ割込みの回数を記
憶することになる。処理402でCTの値を判別し、C
TO値が“6“になれば処理403を実行し、そうでな
ければ処理4o4を実行する。処理403は、その時間
におけるレベル比較回路の出力を読み、Elで示すRA
Mに格納する。処理41γはトラッキングエラー信号の
値を記憶しているRAM、Hの値を出力し、処理418
はスイッチ111(第1図)の切換え信号D1を出力す
る処理、処理419は増幅率の指令信号VSを出力する
処理である。
Z 、 Di 、 VS  の各信号の作成方法につい
ては後述するが、電源投入時などの初期には処理3o1
(第3図)で設定した各初期値を出力する。
GTの値が“6°でない時には処理404を実行し、C
TO値が“16″・であれば処理406を、15“でな
ければ処理41ア以降を実行する。
処理405はその時間におけるレベル比較回路の出力を
読み、E2で示すRAMに格納する。処理406は記録
時のテープ速度と再生時のそれとが等しい通常再生時か
、両テープ速度が異なる特殊再生時(トリックモード)
かを判別する処理である。通常再生時であれば処理40
7以降を実行し、特殊再生時であれば処理416を実行
する。処理407では、Elと82との各位の差に−V
CCの値を加算し、Eで示すRAMに格納する。この時
のEの値はトラッキングエラー信号に相当する。
処理40γを実行することによりトラッキングエラー信
号の値が新たに書き換えられることになる。
処理408は、可変増幅器106もしくは107の増幅
率を指定する値VSを演算する処理である。
増幅率は、前述のElとE2とのレベルの平均電位、す
なわち第12図(d)に示す1203の景に相当する電
位で決めることができる。処理409は平均電位VSと
基準電位(−Vcc )との差の絶対値が一定の閾値M
A以上であるか否かを判別する処理である。閾値以上で
あれば処理411を、以下であれば処理414を実行す
る。処理411は、平均電位VSが基準電位よりも大き
いか否かを判別する処理であり、大きければ処理412
にてDi で示すRAMに“1”を、小さいか等しけれ
ば処理413にてDiで示すRAMに100を設定する
。Dl  は第1図に示すスイッチ111の接続方向を
指令する信号であり、例えばDiが“1“の時には可変
増幅器106側に、Di  が“0°の時には可変増幅
器107側にスイッチが接続される。第4図において、
平均電位VSと基準電位との差の絶対値が一定の閾値以
下であれば、可変増幅器の増幅率を変える必要はない。
従って、この時には処理414で例えばDiを1′に設
定し、増幅率を決める平均電位VSは、処理416にて
基準電位に設定すればよい。
以上が通常再生時の演算処理内容である。特殊再生時に
は処理416を実行するが、その意味するところの詳細
な説明は後述する。
処理402及び処理404で示したCTO値“6“及び
“15°は、サンプリング位置を示す。
第2図から明らかなように、CTO値が5°及び“16
“の位置は、各ヘッド走査期間の中央に選んであり、映
像信号を記録再生する通常のVTRでは、CTの値は上
記の値でよい。一方、smmビデオでは映像信号の記録
トラック領域を5分割し、時間圧縮したpaM音声信号
だけを記録再生することが考えられている。この時の再
生PGM信号及びレベル比較回路出力は、前記5分割し
た内の一部の領域でしか得ることができない。このよう
なPGM信号だけを記録再生するVTRにおいても、本
発明では処理402と処理404との条件値“5“及び
“16“の値を変更するだけで良いことは明らかであろ
う。
次に特殊再生時の処理について述べる。
まず最初に、特殊再生時におけるレベル比較回路出力の
変化について説明する。
第7図は記録磁化軌跡を示し、矢印701は6倍速再生
時のヘッド走査軌跡を示す。第8図は、ヘッド走査位置
とレベル比較回路の出力変化との関係を示した図である
。第8図に示すヘッド走査位置は、第7図に示す磁化軌
跡上をヘッドが走査する時の位置に対応するように目盛
を合わせて描いである。第8図に示す(S) 、 (t
) 、 (u)、 (マ)の各波形は前述の平衡変調回
路に入力する参照信号をそれぞれfl、fl、f3.−
f−1で固定した時のレベル比較回路出力の変化でちる
。レベル比較回路に入力されるfH及びSfHを検波整
流した信号のトラックずれに対する変化は、一方が大き
くなれば他方は小さくなる。従って、いずれか一方の信
号の増減を考察すれば、レベル比較回路の増減を知るこ
とができる。本例ではfH酸成分信号の増減を例にとり
説明する。
参照信号がf、の時のレベル比較回路の出力変化、すな
わち第8図(S)に示す信号801について2第7図及
び第8図を用いて説明する。ヘッドがム1 トラックの
中央に位置する時すなわち803で示す位置の電位80
2はオントラック時の電位である。ヘッドがB、  I
−ラックの中央に位置する時にf、の再生レベルは最も
大きく、ヘッドが82  )ラックの中央に位置する時
にfHの再生レベルは最も小さくなる。従って、参照信
号がflの時のヘッド走査位置に対するレベル比較回路
の出力変化は(S)に示す変化になる。
同様に、参照信号がflの時には、ヘッドがトラックA
1の中央に位置する時fHの再生レベルは最も大きく、
トラックA2の中央に位置する時は最も小さくなるため
、(t)に示す信号となることがわかる。同様の考え方
で、参照信号がf5及びf4 の時には、(u)及びf
f)で示す信号の得られることがわかる。
5倍速再生時のヘッド走査は、例えば701で示す走査
軌跡となる。ヘッドがA、  l−ラックからA5 1
−ラックを走査する間に参照信号がflであればレベル
比較回路の出力は803から804までのレベル変化を
示す。参・照信号がf2であれば806から806まで
のレベル変化となる。従って、任意のN倍速におけるレ
ベル比較回路出力の変化は各ヘッド走査における第8図
の各レベル変化を継ぎ合わせて描くことにより知ること
ができる。
第5図にはヘッド高さ差をもつヘッドで5倍速再生をし
た時のヘッド走査軌跡を示す。同図において、601及
び602は人ヘッド及びBヘッドであ)、第11図を用
いて既に説明した各ヘッドと同様のヘッド高さ差をもつ
ものとして描いである。すなわち、人ヘッドの幅方向の
中心603が記録トラックの中心506から紙面上で左
にずれている時、Bヘッドの幅方向の中心604が記録
トラックの中心606から紙面上で右にずれている状態
を示しである。e507及び608は6倍速再生時の各
ヘッドの中心点の走査軌跡である。
第6図に示す条件でのレベル比較回路出力及び従来の方
法によるトラッキングエラー信号を第6図に示す。同図
において、(IL)はH−8W信号、(W)はレベル比
較回路の出力信号、(X)はBヘッド走査期間に得られ
るレベル比較回路出力を−VCCレベルに対して反転し
た、従来の方法による゛トラッキングエラー信号である
。(y)及び(Z)の信号は、ヘッド高さ差をもたない
ヘッドで6倍速再生を行なった時のレベル比較回路出力
及びトラッキングエラー信号である。なお、(IL)に
示すH−3W信号に記したf、、f2は各ヘッド走査時
における参照信号を示し、A及びBは走査ヘッドの種類
を示す。
第6図(W)に示すAヘッド走査期間の信号601は、
参照信号がflであり走査開始時のトラック上に記録さ
れているパイロット信号がflであるため、第8図(S
)に示す信号をもとに描くことができる。この場合、人
ヘッドの中心が紙面上で左にずれているため、第8図に
示す走査位置803と804をその分だけ左にずらした
時の信号波形になる。同様にして、Bヘッド走査期間の
信号602を描くことができる。(X)に示す信号はB
ヘッド走査期間における信号を−VCCに対して反転し
た信号である。
5倍速再生等の高速再生の時、走査ヘッドと異なるアジ
マス角をもつヘッドで記録されたトラック上を走査する
時には再生信号が得られず、その結果ノイズバーが画面
に現われる。高速再生時には、前記ノイズバーを画面上
で静止させて画像を見易くする方法がとられる。その方
法は、例えば第6図(X)及び(Z)に示すトラッキン
グエラー信号が−VCCと交差する点の数が一定時間内
(例えば1フレーム時間内)において定まった数になる
ように制御する方法がある。しかし、第6図(X)と(
Z)の波形から明らかなように、前述の交差する点の数
はヘッド高さ差がある時とない時とで異なるため、前述
の制御方法を用いることはできない。高速再生時にノイ
ズバーを静止させる方法は他にも考えられるが、スロー
モーション再生や他のトラッキングエラー信号を用いた
処理を考えれば、いずれにしてもヘッド高さ差の影響が
トラッキングエラー信号に現われるのは好ましくない。
従って、高速再生時にもヘッド高さ差によるレベル変化
を取り除くことが必要になる。
ところが、既に説明した方法、すなわち、各ヘッド走査
期間におけるレベル比較回路の出力値をそれぞれ抜き取
り、抜き取った各位の平均値に応じて増幅率を変化させ
る方法は、高速再生時には適用できない。以下、この点
について説明する。
第6図(W)に示す時間t1及びt2はH−3W信号の
各エツジからの一定時間を示す。時刻t1におけるレベ
ル比較回路の出力603及び604の平均DC電位は、
同図から明らかなように、−VCC電位よりも低い(紙
面上で下方)値になる。一方、時刻t2におけるレベル
比較回路の出力605及び606の平均DC電位は、 
−VCC電位よりも高い値になる。すなわち、レベル比
較回路の出力値を抜き取る位置によってその平均DCレ
ベルが変化するため、この時に得られる平均DCレベル
を用いて増幅率を変化させることは望ましくない。
従って、特殊再生時には通常再生時に得られる増幅率の
指令値を保持する必要がある。
第4図に示す処理406及び416は特殊再生時の処理
である。処理406にて通常再生か特殊再生かを判別し
、特殊再生であれば処理416を実行する。処理416
は人ヘッド走査期間におけるレベル比較回路の出力をH
−3W信号のエツジから一定の時間経たところで抜き取
った電位に1を、トラッキングエラー信号を記憶させる
RAM 、 Eに格納する処理である。この方法は、第
6図に示す例えば12時間後の電位605を、トラッキ
ングエラー信号として用いる方法である。
再生画像におけるノイズバーの位置が静止しない時には
、第6図に示すe)の信号と(W)の信号との相対的な
時間位置が変化する。このため、一定時間tz後の位置
で抜き取るレベル比較回路の出力レベ/l/モ、ノイズ
バーの位置によって変化する。
従って、逆に12時間後に抜き取った電位が一定になる
ようにテープ送り速度を制御すれば、ノイズバーの位置
を画面上で静止させることができる。
特殊再生時には、第4図に示すブロック420を実行し
ない。すなわち、特殊再生前に得られた増幅率の指令値
vSと、アナログスイッチ111の切換え信号DiO値
が、処理419及び418で出力されることになる。つ
まり、特殊再生時には、通常再生時のVS及びDlの値
が保持されることになる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、各ヘ
ッド走査期間において抜き品したレベル比較回路出力の
平均DC電位を用いてf、もしくは3fHの信号を増幅
する可変増幅器の増幅率を制御することにより、ヘッド
高さ差によるトラッキングエラー信号のレベル変化を解
消することができるため、ヘッド高さ差によるキャプス
タンモータの不用な回転変動を取り除く効果を有する。
ま念、通常再生時における補正値を用いて特殊再生時に
おける前記ヘッド高さによる悪影響を取り除くことによ
り、トラックのずれ量に対応したトラッキングエラー信
号を得ることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のトラッキングエラー信号の作成方法を
実施する具体回路構成例を示すブロック図、第2図はそ
のタイマ割込みのタイミング図、第3図は本発明の一実
施例を示すメインルーチンのフローチャート、第4図は
本発明の一実施例の方法を示すタイマ割込み時の処理を
示すブローチセード、第6図はヘッド高さ差をもつヘッ
ドで5倍速再生を行なった時のヘッド走査軌跡図、第6
図は第5図に示す条件下での各部の波形図、第7図は記
録トラックと6倍速再生時のヘッド走査軌跡図、第8図
は謬照信号を固定した時のヘッド走査位置とレベル比較
回路出力との波形図、第9図は検波整流後の相対レベル
を示す波形図、第10図はヘッド高さ差をもつヘッドと
記録トラック位置との関係を示す模式図、第11図は第
10図に示す条件下での各部の波形図、第12図はミス
トラック時のヘッド位置を示す模式図、第13図は第1
2図に示す条件下での各部の波形図、第14図はオント
ラック時のヘッド配置図、第16図は第14図に示す条
件下での各部の波形図、第16図はパイロット信号の記
録磁化軌跡図、第17図は従来例のトラッキングエラー
信号の作成方法を実施する回路の回路図である。 102・・・・・・平衡変調回路、IQ4,106・・
・・・・fH及び3f11の同調回路、106,107
・・・・・・可変増幅器、IQ8.IQ9・・・・・・
検波整流回路、fll・・・・・・水平同期信号周波数
、110・・・・・・レベル比較回路、 VCC・・・
・・・電源電圧、E・・・・・・トラッキングエラー信
号、VS・・・・・・増幅率指令値、D:L・・・・・
・アナログスイッチの切換え信号。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名−め
− ロー( へ 第2図 第3図 @ 4 図 第 5 図 第 6 図 粥 l 図 第 9 図 (千)月SW                   
  (息1   「−一一一一−1−一一一一一」第1
0図 第11 ス 子りvC寛偉 第12図 第13(2) 第14 図 第 15 図 (e)  ’う゛′キゝ7°            
                         
          7Vci エラーイ苫で1 第16 図 、no3 第17図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報信号とトラッキング制御用の4種類のパイロ
    ット信号とが記録されている磁気テープを再生して前記
    パイロット信号から磁気ヘッドと記録トラックとの相対
    的な位置ずれを示すトラッキングエラー信号を作成する
    に際し、再生されるパイロット信号と参照信号とを乗算
    し、乗算後の信号から異なる周波数成分をもつ第1及び
    第2の信号を取り出し、これら第1及び第2の信号を第
    1及び第2の可変増幅器で増幅しそれぞれ検波整流し、
    検波整流後の各信号のレベルを比較し、レベル比較後の
    信号レベルを異なるパイロット信号が記録されている期
    間においてサンプリングして平均し、この平均したレベ
    ルに応じて前記第1もしくは第2の可変増幅器の増幅率
    を制御することを特徴とするトラッキングエラー信号の
    作成方法。
  2. (2)記録時と再生時とのテープ速度が異なる特殊再生
    時には、通常再生時に決定した可変増幅器の増幅率を保
    持することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のト
    ラッキングエラー信号の作成方法。
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