JPS62109012A - ズ−ムレンズ - Google Patents

ズ−ムレンズ

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JPS62109012A
JPS62109012A JP25035285A JP25035285A JPS62109012A JP S62109012 A JPS62109012 A JP S62109012A JP 25035285 A JP25035285 A JP 25035285A JP 25035285 A JP25035285 A JP 25035285A JP S62109012 A JPS62109012 A JP S62109012A
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lens barrel
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cam groove
group lens
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Toshiro Ozawa
小澤 敏朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、収納時の形態をよりコンパクトにすることを
可能にしたズームレンズに関する。
(従来技術) 近年、カメラの小型化が著しく進歩し、カメラの需要も
いわゆるコンパクトカメラに集中している。
カメラのコンパクト化を図るための主な手段はレンズの
短焦点化であった。しかし、一定の画面サイズに対して
レンズを短焦点化することは画角が広角化することであ
り、フィルムに写し込まれる画像は必然的に縮小化傾向
となる。従って、人物写真などでは、撮影距離が多少長
くなると、写し込まれた人物の顔などの見分けがつき難
いというような不満を生じ、コンパクトカメラの長焦点
化が要望されている。
かかる要望に応えるものとして、単なる長焦点化ではな
く、より広範囲の撮影条件に適応しうるように、二煎点
レンズ式カメラやズームレンズ付きカメラが開発され、
あるいは実用に供されつつある。ズームレンズ付きカメ
ラは、連続して焦点距離を可変できるという二焦点しン
ズ付きカメラにはない特長を有しているが、二焦点しン
ズ付きカメラに比べて小型化し難いという問題がある。
そこで、ズームレンズ付きレンジファインダ式カメラの
コンパクト化を図るべく、バックフォーカスの短いズー
ムレンズが各種提案されている。
特開昭56−128911号公報、特開昭58−184
915号公報、特開昭58−184916号公報、特開
昭58−224322号公報、特開昭58−13781
3号公報、特開昭58−184917号公報、特開昭5
8−199312号公報記載のものはその例である。
しかし、このようなバックフォーカスの短いズームレン
ズを用いても、例えば、沈胴式カメラやスプリングカメ
ラのように、レンズをカメラ本体内に収納する形式のカ
メラに比べれば、収納時の形態が大きくなる。もっとも
、沈胴式カメラやスプリングカメラの場合は、元々バッ
クフォーカスの長いレンズを用いているため、使用時に
はかなり形態が大きくなり、ズームレンズを用いようと
すれば、ますます大きくなることを避けることはできな
い。
(目的) 本発明の目的は、不使用時に第1群レンズを結像面側に
移動させることができるようにし、カメラに取付けた場
合、収納時のカメラの形態が極めてコンパクトになるよ
うにしたズームレンズを提供することにある。
(構成) 本発明は、望遠側又は広角側の何れか一方で、第1群レ
ンズと第2群レンズの間隔が他端側における間隔よりも
太き(なる状態をもつ形式のズームレンズにおいて、第
1群レンズと第2群レンズの間隔が大きくなる側の端部
にある状態から第1群レンズを結像面側に移動させる移
動手段を有することを特徴とする。
以下、図面を参照しながら本発明に係るズームレンズの
実施例について説明する。
第1図は、本発明に使用可能な各種ズームレンズの形式
を示す。(a)は正の第1群レンズ1と負の第2群レン
ズ2でなり、(b)は正の第1群レンズ1と負の第2群
レンズ2と正の第3群レンズ3でなり、(C)は正の第
1群レンズ1と負の第2群レンズ2と負の第3群レンズ
3でなる。しかし、各群レンズのパワー配分から見れば
(b)(c)も(a)の形式に含まれると考えとてよい
これらの形式のズームレンズの具体例は、前述の特開昭
56−128911号、特開昭58−184915号、
特開i:g58−184916号、特開昭58−224
322号の各公報に見られる。第1図(a)(b)(c
)において上側は広角側を、下側は望遠側を表している
。符号51.52.53はそれぞれ第1群、第2群、第
3群の各レンズの移動経路を示し、符号4は結像面を示
す。
本発明の第1の実施例は、上記の如きズームレンズにお
いて、第1群レンズ1と第2群レンズ2がより大きく離
間している側の端部(第1図の例では全て広角側)にお
いて、不使用時に、第1図に太い矢印で示されているよ
うに第1群レンズ1を結像面側へ太き(移動させて第2
群レンズ2になるべく近づけるようにし、もって、レン
ズの全長を短くするようにしたものである。
第2図は、第1図(b)の形式のズームレンズをブロッ
ク的に表したもので、広角側の各群レンズl、2.3の
配置を示している。符号51.52.53は各群レンズ
の望遠側への移動経路を示す。不使用時には、図示の広
角側の端部から、さらに第1群レンズ1を結像面側に向
かい破線1°で示されている位置まで移動させる。こう
すればレンズの全長を短くすることができ、ズームレン
ズ全体をカメラ本体の厚さの範囲にほぼ納めることがで
きるようになる。
第3図乃至第8図は、各群レンズを上記の如く移動させ
ることができるようにしたレンズ鏡筒の構成の一例を示
すもので、鏡筒にカム溝を切り、ズーミングの際のレン
ズの移動と、収納時のレンズの移動にこのカム溝を利用
するようにしたものである。第3図は広角の状態、第4
図は望遠の状態、第5図は収納状態を示す。第6図及び
第7図は各カム溝の相互関係を示すためにカム面を平面
的に展開したものである。なお、第3図乃至第5図では
図の簡略化の、ためにシャッタ及び絞りの描写は省略し
、また、本来摺動部になるべき鏡筒間も理解を容易にす
るために隙間をあけて描き、鏡筒の下半部の描写は省略
しである。さらに、カム溝に沿って移動するピンは、同
−断面内にいくつもある訳ではないが、理解を容易にす
るために同−断面内に示しである。
第3図乃至第7図において、符号11.12.13はそ
れぞれ第1群、第2群、第3群のレンズを保持する鏡筒
であり、第3鏡筒13だけがカメラ本体と固定の関係に
なっている。第2鏡筒12にはその周面に沿ってカム溝
121が形成されており、このカムa 121には第1
鏡筒11の周面に固植されたピン21が係合している。
第3鏡筒13にはその周面に沿って2本のカム溝131
−132が形成されており、一方のカム溝131は光軸
Oに平行な方向に直線状となっており、その結像面に近
い方の端部は曲線的に曲がったカム溝131“に連続し
ている。この曲線的なカム溝131′の部分は、上記第
2鏡筒のカム溝121とほぼ合同に作られ、各群レンズ
が広角側の端部から収納状態にある範囲では、上記二つ
のカム1J1121と1311が重なり合うようになっ
ている。第3鏡筒13の他方のカム溝132は光軸0方
向に対し一定の角度をもつほぼ直線状の溝となっている
。カムa131.131′には第2鏡筒12のカム溝孔
 121を貫通した前記ピン21が係合し、カム溝13
2には第2鏡筒12の周面に固植されたピン22が係合
している。
第6図は、第1鏡筒11と第2境筒12の関係のみをカ
ム面を展開した形で平面的に示すと共にレンズ群1.2
のつくべき位置も示すものであるが、鏡筒が展開されて
いるため、レンズ群相互の関係は光軸方向の離間距離の
みが正しく表現されている。この図は第1群レンズ1と
第2群レンズ2が最も大きく離間した状態を示しており
、第8図に示されている移動経路のうち(b)の広角に
相当する。
第7図は、固定の第3鏡筒13を展開して示すと共に、
第1鏡筒のピン21と第2鏡筒のピン22がそれぞれ対
応するカム溝に沿って移動するときにとる相対位置関係
を一部省略して一点鎖線及び二点鎖線で示すものであり
、符号の後ろに付されたアルファベットがAの場合は初
期位置である広角側の端部位置を、Bの場合は望遠側の
端部位置を、Cの場合は収納時の位置をそれぞれ示して
いる。
次に、上記実施例の動作について説明する。
いま、第3図に示されている広角側の端部における各構
成要素の位置を初期位置とする。この初期位置から第1
1筒12を第7図において下方向(矢印A1方向)へ回
動させると、第2鏡筒12のピン22は固定鏡筒である
第3鏡筒13のカム溝132の側壁に当接するため、第
2 &[12は矢印A1方向へそのまま移動することは
できず、ピン22がカム溝132に沿って矢印A2方向
に移動するのに伴って第2境筒12も矢印A2方向に移
動する。従って、第2境筒12は光軸の周りに回動可能
に、かつ、光軸方向に移動可能に設ける必要がある。
第2鏡筒12は矢印A2方向に移動することにより結像
位置4から遠ざかるので、初期位置においてカム溝13
1 ’と合致していた第2!11筒12のカム溝121
は、カム溝131′との合致状態から離れて第2鏡筒1
2と共に移動を開始する。これに対してカム溝131.
131°は固定の第3鏡筒13にあって不動であるため
、カム溝121を介してカム溝131に係合しているピ
ン21は両方のカム溝131.121が交叉する部分に
位置が定められる。しかるに、カム溝121は第2鏡筒
12の回動に伴って矢印^2と平行な方向に移動するた
め、両溝の交叉部分は、カム溝131内を初期位置から
矢印^3で示されているように光軸方向に直線的に前進
する。
こうして、第2鏡筒12が充分に回動してピン22がカ
ム溝132の最終端に達したとき、第1群レンズ1は第
7図に一点鎖線IBで示されているように最も前進した
位置にあり、また、上記第2鏡筒12の光軸方向への移
動により第2群レンズも最も前進した位置にあり、もっ
て、第4「乃び第8図(C)に示されている望遠側の端
部に達する。
第1群レンズ1とピン21との相対位置及び第2群レン
ズ2とピン22の相対位置関係は不動であるため、ピン
21.22の、光軸方向の動きは各群のレンズ1.2の
動きを表している。従って、上記の動作により、第8図
(b)(c)間に示されている移動経路51.52が得
られ、連続的な焦点距離の変換が行われる。なお、カム
溝132が直線的であるのは、上記移動経路52が直線
的であることに基づいており、また、カム溝121の曲
線形状は、上記移動経路51と52の差が曲線的に変化
することに基づいている。
望遠の位置から第2鏡筒12を逆向きに回動させれば、
各構成部分は上記の動作の逆の動作をして初期位置まで
戻り、焦点距離が望遠側から広角側に向かって連続的に
変換される。
ここまでの各構成部分の動作は従来知られているズーム
レンズの動作と同じであるが、本発明に係る上記実施例
では、上記初期状態から、第1群レンズ1をさらに後退
させて収納状態とすることができる。以下、収納時の動
作について説明する。
第7図において、上記初期位置から第1鏡筒1を何らか
の手段で矢印A4で示されている方向に回動させると、
ピン21がカム溝121に沿って矢印A5の方向へ移動
しようとする。カム溝121は初期位置においてはカム
溝131′と合致しているため、両方の溝に係合してい
るピン21は上記両方の溝に沿い特別な抵抗もなく矢印
A5の方向へ動くことができる。ピン21がa121.
131°の最終端に達したとき第5図及び第8図(a)
に示されている収納状態となる。この動作により第1群
レンズ1のみが結像面方向へ移動し、各群のレンズ1.
2.3が最も接近した状態でこれらを固定の第3yim
13の長さの範囲内に収納することができる。
なお、第5図で、広角の位置から収納の位置に至る第1
群レンズ1の移動経路51’の曲線はカム1121の形
状によって定まる。
このように、上記の例では、第2鏡筒の回動でズーミン
グが行われ、第1鏡筒の回動で収納状態となるようにな
っている。従って、第2鏡筒及び第1鏡筒を回動させる
ための駆動手段を設ける必要がある。そこで次に、第2
鏡筒を回動させるための駆動手段の例について説明する
第9図及び第10図の例は、第2鏡筒12を回動させる
ための第4の鏡筒である駆動鏡筒14を設けたものであ
る。駆動鏡筒14は第3鏡筒13の外側に設けても内側
に設けても同じ作用効果が得られるが、図示の例は内側
に設けたものの例である。第9図は、初期位置である広
角側の端部にある状態を示しており、第3図と同様の省
略が行われている。
第10図は第7図に相当するカム溝部分の展開図である
が、煩雑を避けるために固定の第31筒13に対する駆
動鏡筒14のカム溝とピンとの関係のみを示しである。
第9図及び第10図において、駆動鏡筒14にはピン2
1と係合するカム溝141が光軸0と平行に直線状に形
成されている。上記カム溝141には、結像面4に対し
反対側の端部に溝幅の広い曲線部141゜が連続して形
成されている。また、駆動鏡筒14には第2M4筒12
のピン22と係合するカム溝142が形成されている。
このカム溝142は、上記カム1141と平行な直線状
になっており、少なくともピン22の光軸方向の移動距
離と等しい長さになっている。
上記カム溝142の結像面4側の端部には、カム溝14
2と直交する方向にカム溝1421が連続して形成され
ている。上記カム6142”は、第10図の展開図上で
はカム溝142に対し直角方向の直線状になっており、
実際は光軸Oを中心とする円周上に形成され、その長さ
は、少なくともピン21の円周方向の移動量に等しい長
さになっている。上記各カム溝132°、142°は、
後述の説明で明らかなように、いわゆる逃げのための溝
であるから、溝幅は他の部分より大きくしても差支えな
い。
なお、第10図の各符号の後ろに付したA、B、Cの添
字は、第7図の場合と同様にそれぞれ広角位置と望遠位
置と収納位置を区別するためのものである。
次に、第9図及び第10図の例の動作を説明する。
いま、駆動鏡筒14のうちカメラ本体の外側に露出して
いる操作部144を初期位置から光軸Oの周りに回動さ
せたとする。この回動方向が第7図における回動方向A
1と同じ方向であるとすると、この回動操作により、カ
ム4142に係合しているピン22が上記カム溝142
に押され、結果的には第2鏡筒12が光軸0の周りに回
動させられる。従ってピン22と第2鏡筒12の間の力
の伝達関係が逆になるだけで以後の各構成部分の動きは
第7図の場合と金(同じになる。その間、ピン22は直
線状のカム溝142に係合しているため、カム溝142
からは常にA1方向の駆動力を得るだけで、ピン22の
光軸方向への移動に対しては何の規制も受けず、ピン2
2は光軸方向に移動することができる。このときピン2
1の方はカム溝131の規制により光軸方向への移動し
か許されていないが、駆動鏡筒14のカム溝141′は
幅広く逃げているためピン21に接触することなく所定
の動作の妨げとなることはない。
第10図の鎖線211はカム溝141“に対するピン2
1の相対的な移動軌跡を示す。このようにして広角から
望遠、望遠から広角まで焦点距離の連続可変が行われる
ことは第7図について説明したのと同様である。
次に、操作部144を望遠位置から初期位置へ戻した後
さらに矢印AIとは逆の向きに回動を続けると、今度は
ピン22が係合している方のカム溝1421が逃げ溝と
なって同カム溝142′はピン22に接触せず、ピン2
2及び第2鏡筒12は初期位置のまま動かない。ところ
が、ピン21に係合しているカム溝141の方は光軸に
平行となっているためピン21を押し、この力によって
ピン21はカム溝131′で規制される曲線上を同カム
溝の終端まで移動し、結果的には第1鏡筒11が駆動さ
れる。こうして、第2群レンズ2は広角の位置のまま動
かず、第1群レンズ1のみが結像面4方向へ大きく動き
収納状態となる。
このように、第9図及び第10図のような構成にすれば
、駆動鏡筒14を所定量回動させるだけで、所定のズー
ミングと収納の双方を行うことができる。
なお、第7図の例において、初期位置にあるとき第1鏡
筒1は収納位置方向へ自由に動きうる状態にあり、初期
位置で撮影するつもりでも第1鏡筒1が初期位置からず
れていることを知らずに過って撮影してしまうこともあ
りうる。このような不都合を防止するために、初期位置
から収納位置方向へ移動する位置にいわゆるクリック機
構やロック機構のような暫定的な規制機構を設けること
が望ましい。この規制機構は、ピン21とカム溝121
又はカム溝131°との間に設けるのがより直接的であ
るが、第9図のような構成においては、駆動鏡筒14と
固定鏡筒13との間に設けるのも有効である。
次に、第2鏡筒をモータで駆動する電動方式の例につい
て第11図を参照しながら説明する。
第11図において、第2鏡筒12には、ピン21の面積
位置のほぼ反対側の領域の一部にセクタギヤ124が形
成され、同セクタギヤ124は軸方向に長いギヤ31と
かみ合っている。固定の鏡筒13には、カム溝形成領域
とほぼ反対側の領域の一部に、壁部136と、この壁部
136と平行な副板135が形成され、これらの壁部1
36と副板135との間に支架された軸32によって上
記ギヤ31が回転可能に支持されている。また、固定の
鏡筒13には、上記セクタギヤ124と上記ギヤ31が
かみ合うことができる大きさの孔137が上記壁部13
6と副板135との間に形成されている。上記副板13
5には軸36によってアイドルギヤ37が回転可能に支
持されている。上記壁部136にはモータ33が固定さ
れ、モータ33の出力軸34に圧入して固着されたピニ
オン35が上記アイドルギヤ37とかみ合い、アイドル
ギヤ37はピニオン35の回転力をギヤ31に伝達する
ようになっている。モータ33は図示されない電源と制
御回路によって正逆転制御される。
いま、制御回路によってモータ33を所定の方向に所定
量回転制御すると、この回転力はギヤ31に伝達され、
ギヤ31の回転力は第2鏡筒12のセクタギヤ124に
伝達されて第2鏡筒12が回動させられる。第2鏡筒1
2は、これまで述べたように光軸の周りへの回動と同時
に光軸方向へも移動するのでセクタギヤ124も光軸方
向へ移動する。ギヤ31がその軸方向に長くしであるの
は、セクタギヤ124が光軸方向へ移動しても両ギヤの
かみ合いが外れないようにして第2鏡筒12の光軸方向
への移動を妨げないようにするためである。この構成で
は、第2鏡筒12の回動に−よってピン22がギヤ31
に当たらないように、第2鏡筒12の回動量が設定され
る。
なお、第11図の例では、ズーミングは電動力によって
行いうるが、モータ33の駆動力は第1鏡筒11には伝
達されないので、第1鏡筒11の収納はモータ33の駆
動力で行うことはできない。そこで、第1鏡筒11を収
納するための手段を付加する必要がある。その一つとし
て、モータ33の回転力を第1鏡筒11に伝達する別個
の伝達機構を設けることが考えられるが、より構成の簡
単な方式としては第1鏡筒11を直接手動的に回動させ
る方式である。
第7図の構成で明らかなように、第1M4筒11は初期
位置において第2 !J1筒12に対し独立に回動可能
であり、初期位置から収納位置まで回動させても他の構
成部分には全く影響を与えることはない。
これまで述べてきた例では、第2鏡筒を直接又は間接に
駆動することによって第2鏡筒のズーム移動を行う方式
になっていたが、逆に、第1鏡筒の方を駆動して第2鏡
筒を従動させることも行われており、そのような方式の
ズームレンズでも、カム溝の形状は異なるものの、これ
までの例と同様の思想に基づいて第1鏡筒を収納するこ
とが可能である。
これまでの説明では、ズーミング及び第1鏡筒の収納に
カム溝を用いることを前提としていたが、カム溝を全く
用いることなく、かつ、電動方式でズーミング及び第1
鏡筒の収納を行わせることもできる。例えば、第1鏡筒
と第2鏡筒をそれぞれ独立のステッピングモータで駆動
するようにし、各ステッピングモータをコンピュータ制
御等によって個々に制御するようにしてもよい。
本発明を通用可能なズームレンズの形式は、第1図に示
されて°いるような凸凹タイプとみなされるズームレン
ズに限られるものではなく、他の形式のズームレンズに
も適用可能である。
第12図に示されているズームレンズの形式は、凸曲タ
イプのズームレンズの例で、具体的には当初に列挙した
特開昭58437813号、特開昭58−184917
号の各公報に見られる。第12図(a)(b)は基本的
には同じタイプであり、(b)の方は第3群レンズ3と
してパワーの弱い凹レンズが結像面側に固定的に配置さ
れている点が(a)のものと異なるに過ぎない。第12
図(a)(b)において上側が広角、下側が望遠の状態
を示す。第12図に示されているズームレンズの形式で
は望遠側において第1群レンズlと第2群レンズ2との
間隔が広角側よりも広いので、前記実施例とは逆に、望
遠側の端部を初期位置と定める。
第13図は、上記第12図に示されている形式のズーム
レンズをカム溝で駆動する場合の例を示す。
駆動手段は、第9図に類似の駆動鏡筒を用いる。
この例では、第1群レンズと第2群レンズの移動経路に
相当するカム4131.132を共に固定の鏡筒13に
設け、駆動鏡筒14に設けた光軸方向の直線伏のカム4
145と上記各カム溝131.132の交叉位置に第1
鏡筒のピン21と第2鏡筒のピン22をそれぞれ係合さ
せ、駆動鏡筒14の81方向への回動により第1鏡筒と
第2鏡筒をそれぞれカム溝131.132に沿って移動
させ、もって、ズーミングを行うようになっている。ま
た、上記各カム溝131.132の初期位置側の端部に
は、それぞれ第1鏡筒を収納するためのカム溝131′
、132°が連続して形成されており、駆動鏡筒14を
B2方向に回動させることにより第1鏡筒を第2鏡筒方
向に接近させて収納状態にすることができるようになっ
ている。第13図において、各構成部分を示す符号の後
ろに付されたA、B、Cはそれぞれ初期位置である望遠
側の端部と、広角側の端部と、収納位置とを区別するた
めのものである。
以上述べたような本発明の思想は、公知の凸凹凸タイプ
のズームレンズにも通用できる。
また、本発明に係るズームレンズは、バックフォーカス
の短いレンジファインダ式カメラ用のズームレンズのみ
でなく、例えば−眼レフカメラ用のズームレンズにも適
用可能であり、その場合でも、不使用時には第1群レン
ズを結像面側に移動させることにより全長の短い収納状
態にすることが可能であり、携帯に便利なズームレンズ
を提供することができる。
(効果) 本発明によれば、望遠側か又は広角側の何れか一方であ
って、第1群レンズと第2群レンズの間隔が大きくなる
側の端部にある状態から第1群レンズを結像面側に移動
させることができるようにしたから、不使用時に第1群
レンズを結像面側に移動させてズームレンズの全長が小
さくなるように収納することができ、これをカメラに組
み込んだ場合は、カメラ本体の厚さの範囲内に収納する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を通用可能なズームレンズの各種形式を
簡略化して示す配置図、第2図は上記ズームレンズの一
つの形式を示す光学配置図、第3興は本発明に係るズー
ムレンズの一実施例を簡略化して示す断面図、第4図は
同上実施例の異なる作動態様を示す断面図、第5図はさ
らに異なる作動態様を示す断面図、第6図は上記実施例
中の第1鏡筒と第2鏡筒の部分の展開平面図、第7図は
上記実施例中の各鏡筒及び各カム溝部分の展開平面図、
第8図は上記実施例における各群レンズの位置の変化を
示す配置図、第9図は上記実施例に駆動手段を付加した
実施例を示す断面図、第10図は同上実施例中の各カム
溝の部分の展開平面図、第11図は本発明に係るズーム
レンズの別の実施例を示す断面図、第12図は本発明を
通用可能なズームレンズの別の形式を示す配置図、第1
3図は同上別の形式のズームレンズに通用可能なカム溝
の例を示す展開平面図である。 1−第1群レンズ、 2・−・第2群レンズ、4・・−
結像面、  131°、132′・−移動手段としての
カム溝。 )4尺 うI

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 望遠側又は広角側の何れか一方で、第1群レンズと第2
    群レンズの間隔が他端側における間隔よりも大きくなる
    状態をもつ形式のズームレンズにおいて、第1群レンズ
    と第2群レンズの間隔が大きくなる側の端部にある状態
    から第1群レンズを結像面側に移動させる移動手段を有
    することを特徴とするズームレンズ。
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DE3645389A DE3645389C2 (de) 1985-11-08 1986-11-10 Kamera mit einem Geäuse und einem Zoomobjektiv

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