JPS62108442A - 静電レンズ - Google Patents

静電レンズ

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Publication number
JPS62108442A
JPS62108442A JP24702185A JP24702185A JPS62108442A JP S62108442 A JPS62108442 A JP S62108442A JP 24702185 A JP24702185 A JP 24702185A JP 24702185 A JP24702185 A JP 24702185A JP S62108442 A JPS62108442 A JP S62108442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
electrode
electrodes
lens
diameter
Prior art date
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Pending
Application number
JP24702185A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Ishitani
亨 石谷
Yoshimi Kawanami
義実 川浪
Kaoru Umemura
馨 梅村
Hifumi Tamura
田村 一二三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPS62108442A publication Critical patent/JPS62108442A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、集束イオンビームによる打込みや露光などに
使用する集束イオンビーム装置などにおいて、試料上で
ビーム走査する時に動的焦点補正を行うに好適な静電レ
ンズに関する。
〔発明の背景〕
従来の静電レンズは集束イオンビーム装置などに組込ま
れて使用されている。集束イオンビーム装置の概略を第
1図に示し、従来の静電レンズについて説明する。イオ
ン源のエミッタ1と引出し電極2との間に例えば10K
v程度の電圧を引出し電源3により印加し、それにより
エミッタ1より引出されたイオンを加速電源4により例
えば100KV程度に加速する。イオンは静電レンズ5
により試料7上に集束される。その集束ビームは偏向電
極8により走査される。静電レンズ5は。
2枚以上の電極で構成されるものであるが、ここでは3
枚電極でるη成されているアインツェル・レンズが用い
られている。この静電レンズ5は両端電極6.6′が接
地電位であり、中央電極6′に約80KVの高電圧がレ
ンズ電源9より印加される。試料7からはイオンビーム
照射により2次電子11が放出して2次電子検知器12
より検知され、2次電子像NI!測部13により、試料
表面に関する情報が観測されたり、ビーム径がモニター
されたりする。イオンマイクロビーム装置では、ビーム
径を細くする。つまり、試料7上の所定の場所にビーム
を偏向電極8で偏向し、かつレンズ5により正確に焦点
を合わせてよく用いられる。そのためにはイオン打込み
、露光などの作業に先立ちレンズ電圧VLを最適レンズ
電圧の前後約100vの間を走査し、ビーム径をモニタ
ーしながらそのビーム径の最小値を前もって探索するこ
とになる。しかし、この従来静電レンズでは、100K
V程度の高電圧のレンズな源9で、わずか±100v程
度の範囲を、、0.5V以下の精度で走査するには、時
定数が大きいため1.0秒程度以上が必要となる。焦点
合わせの短時間化という点で欠点があった。
また、厳密には試料7上でのビーム偏向の中心とその周
辺とではそれらのビーム照射点とレンズ5の中心までの
距離がわずか異なっている。従って、ビーム径を0.1
μm程度と非常に集束してイオン打込み、露光などの作
業をする場合は、レンズ5の焦点を偏向位置の関数とし
て補正する6つまり動的焦点補正をする必要がある。こ
の従来静電レンズでは、100KV程度の高電圧のレン
ズ電源9で、±100v程度の範囲を±2Vv1度の精
度で変化させるには数IQmsecの時定数が必要であ
り、高速のビーム偏向に対しては応答性の点で問題があ
った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、焦点合せも富めてビーム径の調整が正
確に、かつ敏速に行える静電レンズを捉供することにあ
る。
〔発明の概要〕
上記目的も達成するために、本発明においては。
共軸に並べたn(ただし、nは4以上の整数)枚の円孔
をもつ電極からなるレンズにおい′C、ビーム軸の片側
から順に数えて、両端の第1と第n番目の電極は接地、
第2あるいは第(n−1,)番目のいずれかの電極の電
位は、他の残りの電極の電位より接地電位に近く、かつ
、その電位は高速に可変できる制御電源から印加され、
他の残りの電極は所定の電位が印加されるよう高圧電源
に接続されていることを特徴としている。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第2図によ゛り説明する。第
2図は集束イオンビーム装置の概略図であり、本発明の
実施例の静電レンズ5aを示している。イオン源のエミ
ッタ1から放出されたイオンは静電レンズ5aにより試
料7上に集束される。
レンズ5aは4枚電極6.6’ 、6’ 、6″′で構
成されており、共軸で円孔を持っている。これらの4枚
電極を6.6’ 、6“、 6”’ をイオン源側から
数えて、第1番目と第4番目の電極、6゜6″は接地電
位である。第311i極6″′にレンズ電源9.より最
適電位にほぼ近い電位を与え、焦点合わせに関して粗調
整を行う。第2電極に補助レンズ電源14より電位ΔV
 +、を与える。ビーム径は試料7から放出される二次
電子11を検知器12で検知し、ビーム走査信号と対応
させることにより、ビーム制御部15で計測する。補助
レンズ電源14の出力電圧ΔVLは、所定のビーム偏向
位置に対して、ビーム制御部15からのビーム径に応じ
た制御信号によりビーム径が最小あるいは所定の値にな
るように設定する。イオン打込み。
霧光などの作業に先立ち、前もって試料7上のビーム走
査範囲内の全てのビーム偏向位置に対して。
ビーム制御部15でΔv1、の設定値を求め、メモリー
に書込む。
実際の作字時にはビーム制御部15内のメモリーから偏
向電源10からの走査信号に対応してΔVLの制御信号
を読み出し、この制御信号を補助レンズ電源14に送り
、ビームを照射すればよい。ビーム照射をオン、オフす
るためにビームをビーム軸から偏向するブランギング用
電極が必要であるが、これは第2図に示していない。
本実施例では、Ga液体金属イオン源を用い、100K
Vで加速したGa+ビームの焦点合わせに対して、静電
レンズ5aの第3fi目のレンズ電極6′の電位は81
KVに粗調整し、その後、第2番目のレンズ電極6′の
電位Δvしを補助レンズ電源14から与え、偏向中心場
所で最小ビーム径となるΔvしの最適値540Vを得た
。この時の最小ビーム径は0.5μm、ビーム電流は約
0.4nAであった。補助レンズ電源14に最高電圧I
KVの電源を用いて±2vの精度で調整するには数1、
Qmsecで可能となり、高速のビーム径の調整つまり
動的焦点補正が可能となった。
次に本発明の別の実施例を第3図を用いて説明する。第
3(a)は、本発明の静電レンズの概略構成の側面図で
あり第2図の静電レンズ5aに対応するものである。第
3図(b)は第3図(a)の第2番目電極6′を取り出
し、この概略構成の正面図である。電極6′は円孔を持
つ板状電極が8等分に分割されたものから構成されてお
り、それぞれの電極■〜■には第3図(b)に書き込ん
だ電位が補助レンズ電源14′ (図示されていない)
から与えられる。ここで、 Va=Vs−cos(2θ+ )、Vb=Vs−cos
(2θ−一)でVsは0〜2oOvの可変DC,θはO
〜27cの可変量である。又、ΔVoは第2図の場合と
同様に0〜IKVの可変DCである。この第3図の静電
レンズを第2図の集束イオンビーム装置の静電レンズ5
aに組み込むことにより、動的焦点補正ばかりでなく非
点補正も可能になった。ここで、非点補正とは、レンズ
電極などの絹み立てにおけるビーム軸に対するずれ、レ
ンズ電極の円孔の形状の軸対称からのずれなどによるビ
ーム軸に対する非対称成分のビームの拡がりを補正する
ものである。
さらに本発明の静電レンズはその構成電極の両端が必ら
ず接地電位となるため、静電レンズの特性が設置される
周囲の電界分布の影響を受けないという長所をもってい
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、焦点合わせを含めたビー11径調整が
正確に、かつ敏速に行え、焦束イオンビーム装置などに
組み込むことにより、イオン打込みや露光などが高能率
で行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の静電レンズを用いた焦束イオンビーム装
置の基本構成図、第2図は本発明の一実施例を示す静電
レンズを用いた焦束イオンビーム装置の基本構成図、第
3図は本発明の静電レンズの他の実施例である。 1・・エミッタ、2・・・引出し電極、3・・・引出し
電源、4・・・加速電源、5a・・・静電レンズ、6.
6’ 、6’ 。 6″′・・・レンズ電極、7・・・試料、8・・・偏向
電極、9・・・レンズ電源、10・・・偏向電源、11
・・・2次電子、12・・・2次電子検知器、13・・
・2次電子像観側部、14・・・補助レンズ電源、15
・・・ビーム制御部、16・・・真空容器。 第 j 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、共軸の並べたn枚(ただし、nは4以上の整数)の
    円孔をもつ電極からなる静電レンズにおいて、ビーム軸
    の片側から順に数えて、第1と第n番目の電極は接地、
    第2あるいは第(n−1)番目のいずれかの電極の電位
    は、他の残りの電極の電位より接地電位に近く、かつそ
    の電位は高速に可変できる制御装置から印加され、他の
    残りの電極は所定の高電位が印加されるよう高圧電源に
    接続されていることを特徴とする静電レンズ。 2、第2あるいは第(n−1)番目のいずれかの電極が
    ビーム軸を中心に8等分に分割され、それぞれの電極に
    独立に電位を印加する制御電源が接続されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の静電レンズ。
JP24702185A 1985-11-06 1985-11-06 静電レンズ Pending JPS62108442A (ja)

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JP24702185A JPS62108442A (ja) 1985-11-06 1985-11-06 静電レンズ

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JP24702185A JPS62108442A (ja) 1985-11-06 1985-11-06 静電レンズ

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JPS62108442A true JPS62108442A (ja) 1987-05-19

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ID=17157221

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06158292A (ja) * 1992-11-30 1994-06-07 Shimadzu Corp 集束イオンビーム蒸着装置
JP2008543014A (ja) * 2005-06-03 2008-11-27 シーイービーティー・カンパニー・リミティッド 単純構造の超小型電子カラム
EP2672501A1 (en) * 2012-06-07 2013-12-11 Fei Company Focused charged particle column for operation at different beam energies at a target

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