JPS6197424A

JPS6197424A - 繊維機械用コーミングシリンダにおける鋸歯押し抜き部分及びこの鋸歯押し抜き部分を備えたコーミングセグメント

Info

Publication number: JPS6197424A
Application number: JP60220482A
Authority: JP
Inventors: ヨーゼフ　エーゲラー
Original assignee: Staedtler and Uhl KG
Current assignee: Staedtler and Uhl KG
Priority date: 1984-10-18
Filing date: 1985-10-04
Publication date: 1986-05-15
Also published as: DE8430562U1; JPH0238691B2; IN162817B; US4606095A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、コーミングセグメントでの保持に用いる基部
と、該基部から延び、コーミングセグメントの半径方向
に対して鋭角を成し且つ回転方向に傾斜した歯とを有す
る、織機械用コーミングシリンダのコーミングセグメン
トのためのセットとしての鋸歯押し抜き部分に関する。

従来技術この種の押し抜き部分は、ドイツ時計公開第３００７２
４５号公報から公知である。従来より使用されてい′る
ら旋状に巻かれだ鋸歯セットに対して上記公報から公知
の押し抜き部分がもっている利点は、稼動中に鋸歯セッ
トを取り替える必要がある場合、取り替えにほとんど手
間がかからないことである。即ち使用者は、シリンダ或
はコーミングセグメントを特別稼動させる必要なく、新
しい鋸歯セットを取り付けることができることである。

従ってこの押し抜き部分を用いればかなり経済的な利点
が得られる。機械の耐用年数が制限され、労働力がわず
かで済むからである。

無端の″鋸歯ワイヤ゛をコーミングセグメントに巻き付
けるという技術思想を出発点としている上記の技術的改
良の影響をうけて、従来この種の技術分野では、個々の
押し抜き部分の歯を同一に形成する必要があるのと同様
に、使用される個々の鋸歯押し抜き部分も同一に形成さ
れる必要があるという技術思想が出発点とされてきた。

目的これに対して、本発明は、回転方向に見て異なった押し
抜き部分を使用することによって、もしくは、１つの押
し抜き部分において歯の構成を互いに異ならせることに
よって、コーミング作用を著しく改善できるという技術
思想を出発点としている。

このような技術思想に対応して、本発明は、コーミング
のクォリティが改善されるように且つ生産が向上するよ
うに、即ち材料の装入量を増大させることができるよう
に鋸歯押し抜き部分を構成することを目的としている。

本発明は、上記目的を達成するため、尖端高さが回転方
向に増大していることを特徴とするものである。

尖端高さが連続的に変化していることにより、繊維ひげ
のなかへ侵入する際、回転方向にて前方にあるより大き
な尖端高さをもつ歯が繊維ひげを完全に貫通し、コーミ
ングシリンダの底部にまで達する。従来の押し抜き部分
では尖端高さが等しかっただめ、繊維の一部は貫通され
ず、もしくは十分に貫通されず、従ってクォリティの低
いコーミングしか得られなかった。本発明による構成に
より、従来の鋸歯セットに比べて３０％生産を向上させ
ることができる。

前述の尖端高さのほかに尖端間隔が定義されている。尖
端間隔は、２つの歯の間の切欠きの半径方向における一
定間隔を回転中心点に関連させて定義されている。換言
すれば、取り付は状態においてコーミングシリンダの回
転中心点からの尖端間隔がより大きいことと、尖端高さ
がより大きいこととは同じ意味である。

他の有利な構成は、特許請求の範囲第２項に記載されて
いる。回転方向に見て鋸歯押し抜き部分の前部部分にお
ける食い込み角を特許請求の範囲第２項に従って選定す
ることにより、繊維ひげのなかへの歯の侵入が容易にな
る。この種の穏やかな容易な侵入は、衝撃のない、従っ
て利料を大切にする運動過程を得るだめに極めて重要で
ある。

この場合食い込み角としては、各歯の前部側面と、歯の
尖端と回転中心点との仮想結合線との成す角度が定義さ
れる。

特許請求の範囲第３項に従って尖端間隔を回転方向に見
て前方へより大きくなるように構成することによって、
同様にｙ維ひげのなかへの侵入が容易になる。

総じて、本発明によりコーミング作用が改善される。同
様に、コーミングのインターバルの後にコーミングシリ
ンダを清掃するための清掃ブラシも効果的に作動するこ
とができ、このことは、特に回転方向に見て後端の尖端
高さが比較的低いことによって保証されている。このよ
うにすると、清掃ブラシが容易に侵入できるからである
。

特許請求の範囲第４項に記載のコーミングセグメントに
より、繊維ひげのなかへの侵入に際し特に重要な鋸歯押
し抜き部分の前部列を、鋸歯の形状やサイズの点で諸条
件に最適に適合させることができ、一方次に続く列に対
しては、公知の態様で構成されたセグメントを使用する
ことができる。

コーミングセグメントの列の内側での鋸歯押し抜き部分
の構成或はその形状により尖端がずれることになる。こ
のずれは、公知の鋸歯・針セットの場合有利なものと実
証されたのであるが、所望の構成に応じて特に簡単に実
現される。

特許請求の範囲第３項に記載の構成によれば、尖端高さ
が連続的に減縮しており、特に食い込み角及び尖端間隔
もコーミングセグメントの全コーミング角度にわたって
、例えば１５０°にわたって連続的に減縮している。同
様の技術的効果は特許請求の範囲第７項に記載の構成に
よって達成することができる。そこでは、比較的広い角
度範囲にわたって延びている押し抜き部分列ばかりでな
く、続いて配置されるいくつかの列も設けられ、その結
果問題になっている特徴量の連続的な減縮が回転方向と
は逆の方向にて得られる。

実施例次に、本発明の１つの有利な実施例を添付の図面を用い
て説明する。

第１図に図示しだ本発明による鋸歯押し抜き部分１は、
基部２と、該基部２に配置される多数の歯６とを有して
いる。

基部２は、半径方向に延びる２つの側稜４，５と、円弧
状に延びる下稜６と、歯乙の間の切欠き８の谷底点７を
結合する線分によって得られる下稜９とから成されてい
る。

基部２は、えん尾形の四部１０を有している。

この四部１０は、コーミングセグメントの対応するえん
尾形案内部に押し抜き部分１を取り付けるために用いら
れる。しかしながら、本発明による押し抜き部分の構成
に関しては、基本的には他の固定方法も考えられ、例え
ば基部の側方突出部を介して接着する等の固定も可能で
ある。

歯ろはそれぞれ前部側面１２と、尖端１３と、後部側面
１４とを有している。歯の形状を特徴づけるため、尖端
の高さＨは、基部２の下稜９から尖端１６までの距離と
して定義され、この場合尖端の高さＨは、押し抜き部分
１の取り付は状態における尖端１３と第１図には図示し
ていない回転中心点Ｍとの距離に比例している。かみ合
い角αとしては、歯乙の前部側面１２と、各尖端１３を
通り押し抜き部分１の取り付は状態において回転中心点
Ｍに関連づけられる半径との成す角度をもって定義され
ている。尖端の間隔としては、隣接する２つの歯乙の尖
端の間隔Ａをもって定義されている。

本発明による押し抜き部分１は、回転方向りにて１つの
歯から隣りの歯へ尖端高さＨと尖端間隔Ａとかみ合い角
αとが増大するように構成されている。これら３つの量
の増大は、有利には連続的に行なわれるが、基本的には
段階的に行なうことも可能である。

上記の構成により、押し抜き部分１は繊維ひげのなかへ
穏やかに且つ深く食い込むことができ、繊維ひげを完全
に貫き、清掃ブラシの効果が損なわれない。従って、セ
ットとしての鋸歯押し抜き部分を簡単に交換でき且つ磨
耗の少ないむらのない機械運転のもとに、生産量を著し
くあげることが可能になる。

第２図は、本発明による鋸歯押し抜き部分１を本発明に
従ってコーミングセグメント１６にいかに取り付けるこ
とができるかを示しだものである。

第２図の実施例では、えん尾形の横断面をもち且つねじ
１８によってコーミングセグメント１６に固定されてい
る保持板１７に、本発明による押し抜き部分１の第１列
１９が、該押し抜き部分１の四部１０を保持板１７の上
へ押しあてるようにして取り付けられている。押し抜き
部分１の歯ろは、第２図にだけ示し且つ第１図と関連さ
せて詳細に説明したように、本発明に従って構成されて
いる。

第１列１９には、回転方向りとは逆方向に見て、押し抜
き部分２２の第２列２０と押し抜き部分２３の第３列２
１が接続している。これらの押し抜き部分２２と２３は
公知の態様で形成され、即ち押し抜き部分２２と２３は
、一様な尖端高さと、それぞれ等しい食い込み角αと、
一定の尖端間隔とをもった歯を有している。押し抜き部
分２２．２３の第２列及び第３列は、第２図に回転中心
点Ｍを示しだコーミングセグメント１６に、押し抜き部
分１の第１列１９と同じ態様で固定されている。

回転方向に見て最初の列１９に対し本発明に従って押し
抜き部分１を選定することにより、繊維ひげに最初に食
い込む際に本発明の利点が得られる。

次の列２０．２１を公知の態様で構成する場合でも、好
適なコーミング作用が得られる。

本発明の他の変形実施例を第１図に一点鎖線で示す。こ
こでは、押し抜き部分１の１つの列を取り付けるため、
食い込み角αが異なる押し抜き部分が選定され、その結
果、第１図に尖端１６ａ。

１３ｂ、１ろＣに関し示すように、１つの列に隙接する
押し抜き部分１の尖端は軸線方向に互いにずれている。

本発明による押し抜き部分１の特に有利な構成をわかり
やすくするため、第１図では尖端間隔Ａを角度で示し、
さらに食い込み角αを図示している。回転方向りに見て
最後の歯から最初の歯６までの尖端高さＨの増大は、回
転方向に見て最後部の歯３の尖端高さＨに関し約５０％
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による鋸歯押し抜き部分の平面図、第２
図は鋸歯押し抜き部分のいくつかの列を有するコーミン
グセグメントの端面側から見た図である。１、２２．２３・・・鋸歯押し抜き部分２・・・基部　
　　　　　６・・・歯４．５・・・側稜　　　　６・・・下稜７・・・谷底点
　　　　　８・・・切欠き９・・・下稜　　　　　　１
０・・・凹部１３・・・尖端　　　　　　　１６・・・
コーミングセグメントＡ・・・尖端間隔　　　　Ｈ・・
・尖端高さα・・・食い込み角

Claims

【特許請求の範囲】

（１）コーミングセグメントでの保持に用いる全部と、
該基部から延び、コーミングセグメントの半径方向に対
して鋭角を成し且つ回転方向に傾斜した歯とを有する、
織機械用コーミングシリンダのコーミングセグメントの
ためのセットとしての鋸歯押し抜き部分において、尖端
高さ（Ｈ）が回転方向（Ｄ）に増大していることを特徴
とする鋸歯押し抜き部分。
（２）食い込み角（α）が回転方向（Ｄ）に見て増大し
ていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記載
の鋸歯押し抜き部分。
（３）尖端間隔（Ａ）が回転方向（Ｄ）に見て増大して
いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項または第
２項に記載の鋸歯押し抜き部分。
（４）押し抜き部分のいくつかの列が直接に連続的に相
前後して配置されている、特許請求の範囲第１項ないし
第３項のいずれか１つに記載のセットとしての鋸歯押し
抜き部分を備えたコーミングセグメントに於て、回転方
向（Ｄ）に見て押し抜き部分（１）の最初の列が、回転
方向（Ｄ）へ連続的に変化する歯（３）を具備し、一方
押し抜き部分（２２、２３）の前記最初の列に続く列（
２０、２１）が、同一に形成されている歯を具備した押
し抜き部分（２２、２３）を有していることを特徴とす
るコーミングセグメント。
（５）並設される鋸歯押し抜き部分（１）の列（１９）
の内側に、尖端間隔（Ａ）或は食い込み角（α）が異な
る押し抜き部分（１）が並設されていることを特徴とす
る、特許請求の範囲第４項に記載のコーミングセグメン
ト。
（６）特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１
つに記載のセットとしての鋸歯押し抜き部分を備えたコ
ーミングセグメントに於て、押し抜き部分（１）の列が
コーミング角全体にわたつて延びていることを特徴とす
るコーミングセグメント。
（７）押し抜き部分のいくつかの列が直接に連続的に相
前後して配置されている、特許請求の範囲第１項ないし
第３項のいずれか１つに記載のセットとしての鋸歯押し
抜き部分を備えたコーミングセグメントに於て、サイズ
の異なる押し抜き部分が連続した列として次のように設
けられていること、即ち先行する列の歯を連続的に変化
させた列が次の列として形成されているように設けられ
ていることを特徴とするコーミングセグメント。