JPS6196194A - 燃料を貯蔵タンクから自動車の内燃機関へ送るための燃料フイード装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 燃料を貯蔵タンクから自動車の内燃機関へ送るための燃
料フィード装置であって、歯車ポンプとして構成された
フィードポンプを備えた駆動モータを有しており、劾記
フィードポンプが、外周面に歯列の設けられた円板状の
内側回転子と、この内側回転子を取り囲む環状の外側回
転子とを有していて、この外側回転子の切欠きに、前記
内側回転子の歯列にかみ合う歯列が形成されている形式
のものに関する。

従来の技術 歯車ポンプ〔ゲロータポンプ（ＧｅｒＯｔＯｒｐｕ−ｍ
ｐｅ）〕として構成されたフィードポンプを有するフィ
ード装置は公知である（ドイツ連邦共和国特許出願公開
第３３２７４５３号明細書参照）。

発明が解決しようとする問題点 特に加熱された燃料（高熱ガソリン）を送る場合、ポン
プの吸込み範囲で流体の圧力が下降するためえ、このポ
ンプの吸込み範囲に問題がある。また、蒸気流（キヤビ
テーシヨンｊが形成されて極端な場合、ポンプがもはや
十分な燃料を吸込めないか又は完全に空になることがあ
る。これが自動車にとって危険であることは明らかであ
る。

問題を解決するための手段 このような問題を解決することは押しのけ型ポンプでは
非常に困難であるか若しくはまったく不可能であるので
、押しのけ型ポンプに、筒車にガス抜きされる流体ポン
プを前方接続すればよいことが解った。このようにすれ
ば流体ポンプに後置された押しのけポンプに十分ガス抜
きされた燃料が供給されるので、前記のような問題はも
はや生じない。さらに、押しのけ型ポンプ室内にもはや
キャピテーショ／が生じないので、温度が高くなった時
及び吸込み速度が早くなった時でも雑音が減少されると
いう利点がある。これと同時にキャビチーショアによる
摩耗が生じることもない。

そこで本発明によれば、内側回転子及び外側回転子の少
なくとも一方に、流体ポンプに所属するフィード部材が
接続されていて、前記流体ポンプが、前記内側回転子と
外側回転子とから構成される歯車ポンプに燃料送り方向
で見て前方に接続されている。

作用 本発明によれば、前段階に属するフィード部材を列えば
押しのけ型ポンプの外側回転子に配置したことによって
、２段階のポンプユニットの特に筒車でコンパクトな構
造が得られ、このポンプユニットの前送り段階で、燃料
のガス抜きを問題なく行なうことができる。本発明にお
いて、押しのけ型ポンプのフィード部材がどのように構
成されているかは重要ではない。外側回転子に設けられ
たフィード部材の配置形式及び構造は例えば、アメリカ
合衆国特許第２６９６７８９号明細書、同第３２５９０
７２号明細書、同第３４９５５３７号明細書又はドイツ
連邦共和国特許第１０３１６４１号明細書に開示されて
いる。

実施列 次に図面に示した実施列について本発明の構成を具体的
に説明する。

第１図には、符号１０で示された燃料貯蔵タンクが吸込
み導管１２を介して燃料フィード族＃１４の吸込み側に
接続されている。燃料フィード装置１４の圧力側には、
内燃機関１８に通じる圧力導管１６が接続されている。

内燃機関の運転中、燃料フィード装置１４は燃料を燃料
貯蔵タンク１０から内燃機関１８へ送る。

燃料フィード装置１４は電動機１７を有しており、この
電動機１７の可動子軸１９は、燃料フィード装置１４に
所属するフィードポンプ２０に接続されている。可動子
軸１９の一端部は、ゲロータポンゾ（Ｇｅｒｏｔｏｒｐ
ｕｍｐｅ　）として構成された歯車ポンプに属する内側
回転子２２に不動に結合されている。内側回転子２２は
円板状であって、その外周面で外歯列２４（第２図参照
）を有している。この内側回転子２２は環状の外側回転
子２６によって取り囲まれている。　　　　１外側回転
子２６の切欠きには、内側回転子２２の外歯列２４とか
み合う内歯列３０が設けられている。第２図で示したよ
うに、内側回転子２２の歯数は外側回転子２６の歯数よ
りも少ない。

これによって得られる差３２によって、外側回転子２６
の回転軸線に対して内側回転子２２の回転軸線がずらさ
れる偏心程度が規定される。

外側回転子２６は円筒形状の外周面３４を有している。

この外周面３４は、中間プレート３８に配置された切欠
き３６内にピッタリはめ込まれてガイドされている（第
１図参照］。中間プレーｌ−３８は２つのカッ々−プレ
ート４０と４２（壁部）との間に配置されている。これ
ら２つのカバープレート４０．４２は、中間プレート３
８の切欠き３６によって形成された室を、可動子軸１９
の接線方向で制限する。

この室内で内側回転子２２と外側回転子２６とが回転す
る。カッ々−プレート４２は、可動子軸１９の一端部に
よって貫通されている。カックープレート４０には軸受
はピン４４が形成されており、この軸受はビ／４４で内
側回転子２２が滑りプノユ４６を介して回転可能に軸受
けされている。カバープレート４０は吸込み開口４８を
備えており、これに対して力、６−プレート４２は圧力
開口５０を有している。吸込み開口４８は吸込みスリー
ブ５２を介して吸込み導管１２に接続されている。圧力
開口５０は、燃料フィード装置１４の電動機１７が入れ
られている室５４に開口している。この室５４は、内燃
機関１８へ通じる圧力導管１６に接続されている。

図面に示されているように、外側回転子２６にはフイ、
−ド部材５６が配置されている。このフィード部材５６
は、外側回転子２６に設けられた互いに隣接し合う貫隙
５８間に存在するウェブによって形成されている。これ
らの間隙は、軸１９の回転軸線若しくは内側及び外側の
回転子の回転軸線に対してほぼ平行に配置されている。

間隙５８間に存在するウェブ、つまりフィード部材５６
は共通の回転軌道上に配置されているので、羽根状のフ
ィード部材５６の環状の配置が得られる。貫隙５８は外
側回転子２６の両端面６０．６２に向かって開放してい
るので、側方通路ポンプとして構成された流れポンプの
フィード部材（複数のフィード部材によって形成された
２つの環状部分を有する）のいわゆる開放構造が得られ
る。フィード部材の２つの環状部分は、内側回転子２２
及び外側回転子２６の回転軸線方向に向けられた２つの
端面６０゜６２のそれぞれに形成されている。フィード
部材５６と協働する溝状の横方向通路６４　、６６はそ
れぞれカッマープレート４０．４２に設けられている。

特に第１図及び第３図に示されているように、横方向通
路６４．６６は互いに向き合っていて、外側回転子２６
の環状配置されたフィード部材５６に向かって開放して
いる。

さらに、カッマープレート４０には溝状のオーツマーフ
ロー導管４１が設けられておシ、このオーツマーフロー
導管４１は横方向通路ポンプ（フィード部材５６、横方
向通路６４　、６６　）の圧力範囲を歯車ポンプ２２．
２６の吸込み範囲に接続する。

燃料フィード装置１４が運転されると、フィードポンプ
２０は電動機１７によって、駆動される。この場合、前
フィード段階として作用する前記横方向通路ポンプは吸
込み導管１２と吸込み開口４８とを介して燃料貯蔵タン
ク１０から燃料を吸込む。横方向通路ポンプ（その作業
形式は例えばアメリカ合衆国特許第４４６２７６１号明
細書により公知である）でフィード圧力が高められ、ポ
ンプの吸込み範囲に所定の低圧が形成される。この時の
低圧によって生ぜしめられる蒸気流は公知の形式で横方
向通路ポンプの吸込み範囲から導出される。この蒸気流
の導出は例えばアメリカ合衆国特許第４２０５９４７号
明細書に記載された手段によって行なわれる。

オー゛ノ々−フロー通路４１の補助によって、ガスが少
なくともほぼ抜かれた燃料が歯車ポンプ（ゲロータポン
プ）２２．２６に達し、この歯車ポンプでフィード圧が
さらに高められる。つ　　　　１まり、所望のフィード
圧を有する燃料が圧力開口５０を通って室５４に達しさ
らに圧力導管１６へ達してこの圧力導管１６を介して内
燃機関１８へ達するまでフィード圧がさらに高められる
。

効果 以上のように本発明によれば、２段階のポンプユニット
の特に簡単でコンパクトな構造が得られ、このポンプユ
ニットの前送り段階で、燃料のガス抜きを問題なく行な
うことができるという利点が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、概略的に示された自動車の燃料フィード回路
に配属された本発明の１実施列による燃料フィード装置
の部分的な破断図、第２図は第１図の■−■線に沿った
断面図、第３図は第２図の■−■線に沿った断面図であ
る、１０・・・燃料貯蔵タンク、１２・・・吸込み導管
、１４・・・燃料フィード装置、１６・・・圧力導管、
１７・・・電動機、１８・・・内燃機関、１９・・・可
動子、軸、２０・・・フィードポンプ、２２・・・内側
回転子、２４・・・外歯列、２６・・・外側回転子、３
ｏ・・・内歯列、３２・・・差、３４・・・外周面、３
６・・・切欠き、３８・・・中間プレート、４０・・・
カッマープレート、４１・・・オーツマーフロー通路、
４２・・・カッマープレート、４４・・・軸受はビン、
４６・・滑リブ７ユ、４８・・・吸込み開口、５０・・
・圧力開口、５２　吸込みスリーブ、５４・・室、５６
・・・フィード部材、５８・・・貫隙、６０．６２・・
・端面、６４．６６・・・横方向通路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　燃料を貯蔵タンクから自動車の内燃機関へ送るため
   の燃料フィード装置であって、歯車ポンプとして構成さ
   れたフイードポンプを備えた駆動モータを有しており、
   前記フィードポンプが、外周面に歯列の設けられた円板
   状の内側回転子と、この内側回転子を取り囲む環状の外
   側回転子とを有していて、この外側回転子の切欠きに、
   前記内側回転子の歯列にかみ合う歯列が形成されている
   形式のものにおいて、前記内側回転子（２２）及び外側
   回転子（２６）の少なくとも一方に、流体ポンプに所属
   するフィード部材（５６）が接続されていて、前記流体
   ポンプが、前記内側回転子（２２）と外側回転子（２６
   ）とから構成される歯車ポンプに燃料送り方向で見て前
   方に接続されていることを特徴とする、燃料を貯蔵タン
   クから自動車の内燃機関へ送るための燃料フィード装置
   。 ２．　前記フィード部材（５６）が羽根状に構成されて
   いて、回転子軸線方向で開放し環状に配置されている、
   特許請求の範囲第１項記載の燃料フィード装置。 ３．　環状配置されたフィード部材に向き合って、内側
   及び外側回転子（２２，２６）の回転軸線に対して直交
   する方向に配置された壁部（４０，４２）に、前記フィ
   ード部材（５６）と協働する溝状の通路（６４，６６）
   が設けられており、この溝状の通路（６４，６６）が環
   状のフィード部材に向かって開放している、特許請求の
   範囲第２項記載の燃料フィード装置。 ４．　環状のフィード部材が、内側回転子（２２）及び
   外側回転子（２６）の回転軸線方向に向けられた一方の
   端面（６０，６２）にのみ形成されている、特許請求の
   範囲第３項記載の燃料フィード装置。 ５．　内側回転子（２２）と外側回転子（２６）とが互
   いに平行な２つの壁部（４０，４２）間に配置されてお
   り、フィード部材（５６）の２つの環状部が外側回転子
   （２６）に接続されており、これらのフィード部材（５
   ６）の２つの環状部のそれぞれに通路（６４，６６）が
   配属されている、特許請求の範囲第４項記載の燃料フィ
   ード装置。 ６．　前記２つの壁部（４０，４２）にそれぞれ１つの
   通路（６４，６６）が配置されており、これら２つの通
   路（６４，６６）が互いに向き合っている、特許請求の
   範囲第５項記載の燃料フィード装置。 ７．　少なくとも１つの壁部（４０，４２）に溝状のオ
   ーバーフロー通路（４１）が配置されており、このオー
   バーフロー通路（４１）が、フィード部材（５６）と横
   方向通路（６４，６６）とから成る横方向通路ポンプの
   圧力範囲を、内側回転子（２２）と外側回転子（２６）
   とから成る歯車ポンプの吸込み範囲に接続する、特許請
   求の範囲第５項又は第６項記載の燃料フィード装置。 ８．　フィード部材（５６）が、互いに隣接し合う軸平
   行な貫隙（５８）間に存在するウエブによって形成され
   ている、特許請求の範囲第５項又は第６項記載の燃料フ
   ィード装置。 ９．　前記２つの壁部（４０，４２）が、これらの壁部
   （４０，４２）間に存在する中間プレート（３８）に設
   けられた切欠き（３６）として形成されたほぼ円筒形の
   室を軸方向で制限しており、該円筒形の室内にフィード
   装置の２つの回転子、つまり内側回転子（２２）と外側
   回転子（２６）とが配置されており、一方の壁部（４０
   ）に前記室に向かって開放する吸込み開口（４８）が配
   置されていて、他方の壁部（４２）に前記室に向かって
   開放する、燃料のための吐出開口（５０）が配置されて
   いる、特許請求の範囲第６項記載の燃料フィード装置。