JPS6187001A - 備品格納装置における収納台車搬送用軌条 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軌条と該軌条に積載されて搬送される台車と
により構成される備品の格納装置に関するものであり、
その目的とするところは、台車の軌条乗架時に台車が軌
条に容易に積載され、且つ、脱線せずに確実に積載・搬
送することが出来、保管時には軌条の傾斜角度の変形や
地震などの影響により備品を積載した台車が暴走する危
険を防止し、収納台車の静止状態を確実に保つ等積々の
面において改良された軌条を提供することにある。

以下、本発明の詳細を図につき説明する。

本発明の格納装置は、軌条である２本の互いに平行なガ
イドレール１，１と台車２・・・とより構成されている
。

１１はガイドレール１の上面部であり、その断面形状を
山形に形成している。

１２は上面部１１を支持する支持台であり、この支持台
１２は支持板１３と断面り字状の支承板１４とより形成
され、支持板１３は上面部１１を溶接等の手段により固
定し直接支持するものであり、支承板１４は支持板１３
と重合して堅牢に膠着される起立面１４ａと床面に固定
取付けされる平面１４ｂとよりなるものである。

支持板１３には、縦方向に複数の締結ボルト通し用の孔
１３ａが穿設されており、この孔の選択によりガイドレ
ール１の高さの調整が自在となる。

３はガイドレール１，１の先端において設置される導入
部であり、山形の上面部１１と同形の上面部３１と、支
持台３２を有する２本のガイドレール３３．３３よりな
る。

この支持台３２の構成は前記支持台１２と同様である。

そして、導入部３の左右のガイドレール３３．３３は、
その元部を中間レール材Ｗ或いはＸ（後述する）と合致
して連接する中質に形成すると共に、先端方向へ向けて
互いに漸次近接すべ（内方へ湾曲せしめ、且つ、その先
端が敷居を跨いで床面に接すべく先端方向へ向けて洲次
下向する緩傾斜部材としである。

４は中間レール材Ｗ或いはＸに導入部３を起立自在に取
付けをする取付部であり、該取付部４は導入部３のガイ
ドレール３３．３３の内側の斜面に形成した摺合面３３
ａに横方向に長孔３３ｂを穿設し、中間レール材Ｗ或い
はＸの内側の斜面に形成した摺合面−ａ或いはｘａ　（
図示しない）に孔ｗｂ、　ｘｂ　（図示しない）を穿設
し、且つ、長孔３３ｂと孔吐若しくはｘｂとを枢着金具
４１により互いに回動自在に枢着せしめている。

５は、導入部３が起立した際に台車のストッパーとして
固定すべく摺合面３ａの下端を係り止めするために枢着
部４に設けられた係止部材である。

したがって、起立状態の導入部３を下げるときは導入部
３を真上へ１０鶴程度持ち上げ手前に引き、床に付いて
から奥へ突き当るまで１０１ｍ程度押せば、この導入部
３は敷居を跨いで而も先端は床に設置され、敷設されて
いる導入部３を起立せしめる場合には、導入部３を手前
に１０鶴程度引き持上げ、真上まで起立したならば１０
ｔｍ程度下げれば起立され、導入部３の摺合面３３ａの
先端が係止部材５に係り止めされ前後方向の押力によっ
ても倒れることはなく常に起立状態を保つので台車２の
飛び出しに対しストッパーとなる。

尚、導入部３の取付は態様は種々の技術手段を取り得る
ものであり、例えば、軌条先端の下方に出入可能のもの
としてもよく、単に嵌合取り外し自在のものとしてもよ
い。

また、このガイドレール１は前記の如くの構成よりなる
ものであるが、例えばモデュール寸法を次の如くとした
単位レールの連結組合せにより形成するものとしてもよ
い。

単位レール１　（中間レール材Ｗ） 上面部１１の長さを１０００ｍｍとするもの。

単位レール２（中間レール材Ｘ） 上面部１１の長さを１５００ｍｍとするもの。

単位レール３（中間レール材Ｙ） 上面部１１の長さを１０００ｍｍの中間レール材Ｗと、
その先端に導入部３を有するもの。

単位レール４（中間レール材Ｚ） 上面部１１の長さを１５００ｍの中間レール材Ｘと、そ
の先端に導入部３を有するもの。

このようにすれば、完成されるガイドレール１．１は上
記各単位レールを組合せて適宜の長さに形成することが
可能となる。

次に台車２は、前記した本発明のガイドレール１，１に
良好に乗架せしめられ搬送されるものならばどの様な構
成のものでもよいが、本発明の説明においては少なくと
もその裏面に次の構成を有するものとする。（但しこれ
は、本願出願人が同時に出願した実用新案登録＠　（１
）に詳説されている。） （１）台車２前縁近傍にガイドレール１．１間に懸って
乗架せしめられる長中ロールローラーを配する。

（２）左右一対の固定車輪を台車中央部より稍々前方に
配す。

（３）長巾ロールローラーの後方で固定車軸寄りに夫々
が夫々のガイドレール１，１に乗架せしめられる左右一
対の雑巾ロールローラーを配す。

（４）左右一対の自在車輪を台車後縁近傍に配す。

（５）　　自在車輪前方に長中ロールローラーを配す。

尚、６は長巾ロールローラー、及び、雑巾ロールローラ
ーの各両端部に設けられた脱線防止用の鍔部である。

本発明は以上の如（の構成よりなるので、格納装置の形
成においては、まず設置場所の奥行状況に応じて軌条の
長さをどの程度の長さにするか決定をする。

このとき、例示したモデュール寸法の場合について説明
すれば、軌条は中間レール材Ｗ、Ｘと、前部レール材Ｙ
、　　Ｚとの所望の組合せによりその全長を決定するこ
とが出来る。

そして、使用の決定された単位レール材を連結しつつ支
持板１３を床面に固定された支承板１４に固定すれば、
長中ロールローラー及び雑巾ロールローラーの滑走面で
ある上面部１１を山形に形成された所望の長さのガイド
レール１，１が容易に形成される。

このように構成された本発明の使用においては、台車２
を体育館等の施設内を自由に移動せしめて折り畳み椅子
等の備品を積載し、これをガイドレール１．１に積載搬
送せしめるのであるが、このときガイドレール１，１は
導入部３により敷居を跨いでアリーナとの間に緩傾斜の
ガイドレールを敷設することになる。

よって、台車２を導入部３に向かって後部より前方に押
せば、第２図に示した如く、台車裏面前縁の長巾ロール
ローラー７が緩傾斜のガイドレール１．１上を回転しつ
つ積載されることになる。このとき、長中ロールローラ
ーの鍔部６がガイドレールｌ上面部１１の外側斜面に掛
止めされつつ台車２をガイドレール１．１に正しく乗架
せしめるのである。

このようにして台車２は、順次雑巾ロールローラーさら
に後方の長巾ロールローラーとガイドレールに嵌合乗架
せしめられ、固定車輪及び自動車輪は床面より離れてそ
の転勤活動を停止すべく構成されている。

ガイドレール１．１に嵌合乗架せしめられた台車２は、
長巾ロールローラー及び雑巾ロールローラーの転勤によ
りさらに奥へ搬送され、且つ、後より同様に搬送せしめ
られてきた次の台車２と各台車に備えられた連結器によ
り自動的に連結され、多数の台車２・・・がガイドレー
ル１．１上で直列的に連結せしめられる。

然る後、導入部３を起立せしめれば各台車２・・・の積
載搬送は終了する。

折り畳み椅子等の備品を積載した台車２を取り出すとき
は、前記作業の逆を行えばよい。　　。

つまり、導入部３を敷居を跨いで床面に敷設し、台車２
・・・を連結を解きつつ順次引き出すのである。

よって本発明は、敷居を跨いで床面へ向かう緩傾斜のガ
イドレールである導入部を設けたので、敷居などを損傷
することがなくなり、軌条への乗架も大変スムーズとな
り、その先端が内方へ湾曲した形状であるので、台車の
収納時にガイドレールに対し正面方向にきちっとセント
してから台車を押す必要がなく、左右に広がった方向よ
り向かわしめても良好に乗架することとなった。

更に、導入部は台車収納後に台車が飛び出ることを防止
するストッパーの役割を奏するため、台車の暴走による
飛び出しを防止することが出来安全である。

ガイドレールは山形のアングルレールとし、両側を斜面
としたのでロールローラーの鍔部が掛り易く外れ難い効
果を有し、鍔部を有するロールローラーが確実に山形上
面部と掛り合い積載せしめることができ、さらに、ガイ
ドレールをユニット化すれば、設置場所の奥行状況に合
わせて容易に所望の長さのガイドレールが形成できるか
ら、注文に応じて設計製作する必要がなく、在庫調整の
不要等から低廉な費用で製作し得る格納装置を提供しえ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のガイドレールを敷設した状態を示す斜
視図、第２図はガイドレールに台車が積載された状態を
示した図、第３図は導入部を示した図である。 １．１・・・ガイドレール　２・・・台車１２・・・支
持台　３・・・導入部　４・・・取付部　５・・・係止
部材 特許出願人　　株式会社千葉スチールセンター代理人　
弁理士　　　大　　橋　　裕　　酸第１図 ノＪ 第２図 第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）２本の互いに平行なガイドレールよりなる軌条と
   、該軌条に積載搬送される台車とよりなる備品格納装置
   において、軌条の先端部に前方の床面に向かって敷居を
   跨いで漸次下向する緩傾斜のガイドレールである導入部
   を設け、該導入部は収納及び敷設可能となるよう軌条と
   分割されていることを特徴とする備品格納装置における
   収納台車搬送用軌条。
2. （２）２本の互いに平行なガイドレールよりなる軌条と
   、該軌条に積載搬送される台車とよりなる備品格納装置
   において、軌条の先端部に前方の床面に向かって敷居を
   跨いで漸次下向する緩傾斜のガイドレールである導入部
   を設け、該導入部は収納及び敷設可能となるよう軌条と
   分割され、更に、該導入部を軌条先端に対して起立自在
   に枢着せしめてなることを特徴とする備品格納装置にお
   ける収納台車搬送用軌条。
3. （３）２本の互いに平行なガイドレールよりなる軌条と
   、該軌条に積載搬送される台車とよりなる備品格納装置
   において、軌条の先端部に前方の床面に向かって敷居を
   跨いで漸次下向する緩傾斜のガイドレールである導入部
   を設け、該導入部は収納及び敷設可能となるよう軌条と
   分割され、更に、該導入部を軌条先端に対して起立自在
   に枢着せしめ、起立した際に台車のストッパーとして固
   定するように導入部と軌条との枢着部に係止部材を設け
   たことを特徴とする備品格納装置における収納台車搬送
   用軌条。
4. （４）特許請求の範囲第１項に記載の備品格納装置にお
   いて、ガイドレールは山形鋼より成り、当該山形鋼のア
   ングル部をレールの頂点として成ることを特徴とする備
   品格納装置における収納台車搬送用軌条。