JPH06212822A - 屋上駐車装置 - Google Patents

屋上駐車装置

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JPH06212822A
JPH06212822A JP618093A JP618093A JPH06212822A JP H06212822 A JPH06212822 A JP H06212822A JP 618093 A JP618093 A JP 618093A JP 618093 A JP618093 A JP 618093A JP H06212822 A JPH06212822 A JP H06212822A
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JP
Japan
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carriage
vehicle
roof
existing building
pallet
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JP618093A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morioka
弘 森岡
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Nissei Build Kogyo Co Ltd
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Nissei Build Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設建物Bの屋上B2 を駐車場スペースとし
て有効に利用する。 【構成】 既設建物Bの外壁B1 に沿ってエレベータ装
置10を設置し、屋上B2 に駐車スペースS1 、S1 …
を設けるとともに、台車21、21を設置する。キャリ
ッジ11は、地上レベルの車両Cを屋上レベルに引き上
げ、台車21は、任意の駐車スペースS1 に収納するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、既設建物に付設する
ことによって、既設建物の屋上を駐車場スペースとして
有効活用することができる屋上駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の増加に伴い、多数の人員を擁する
企業等にとって、社員や来客用の駐車場の確保が困難に
なっている。
【0003】このため、社屋等を新改築する際に、たと
えば、地上1階部分を支柱のみの通り抜け構造とし、こ
の部分を直接駐車場として利用する建物構造や、地階ま
たは屋上に至る車両走行用の誘導路を備え、地階または
屋上を駐車場として利用するようにした建物構造が広く
採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の技術によ
れば、建物の地上1階部分を駐車場とする場合は、最も
利用価値の高い地上1階を本来の事業目的に使用するこ
とができず、また、地階または屋上を駐車場とする場合
は、車両を地階または屋上へ導くための誘導路を必要と
するために、建物の延床面積中に占める駐車場関係の床
面積が過大になり、建物の有効利用が制限される他、建
物の構造が複雑になり、単位床面積当りの建築コストが
過大になるという問題があった。
【0005】また、いずれの場合も、建物の建築と同時
に工事する必要があり、既設建物に対し、簡単な事後工
事によって設備することは困難であった。
【0006】そこで、この発明の目的は、既設建物の外
部にエレベータ装置を付設するとともに、建物の屋上に
台車を設置することによって、既設建物に殆ど手を加え
ることなく、その屋上を駐車場スペースとして有効に利
用することができる屋上駐車装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、既設建物の外部に設置し、既設
建物の地上レベルと屋上レベルとの間において車両を垂
直搬送するエレベータ装置と、既設建物の屋上において
車両を水平搬送する台車とを備え、エレベータ装置のキ
ャリッジは、台車との間に車両を移載する移載機構を備
え、台車は、既設建物の屋上に設置する駐車スペースと
の間に車両を移載する移載機構を備えることをその要旨
とする。
【0008】なお、キャリッジ側の移載機構に代えて、
キャリッジと台車との間に車両を移載するフォーク装置
を設けることができる。
【0009】また、台車またはキャリッジは、それぞ
れ、車両を旋回させるターン装置を備えることができ
る。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、エレベータ装
置は、キャリッジ上に進入した車両を積載して地上レベ
ルから屋上レベルにまで垂直搬送することができ、キャ
リッジの移載機構は、キャリッジ上の車両を台車側へ移
載することができる。
【0011】車両を積載した台車は、車両を所定位置に
水平搬送し、台車の移載装置は、台車上の車両を所定の
駐車スペースに移動し、当該駐車スペースに入庫するこ
とができる。なお、駐車スペース内の車両を出庫すると
きは、逆の手順によればよい。
【0012】キャリッジと台車との間に車両を移載する
フォーク装置を設けるときは、フォーク装置は、キャリ
ッジ上の車両を台車に移載し、台車上の車両をキャリッ
ジに移載することができるから、キャリッジに移載機構
を設ける必要がない上、キャリッジと既設建物との間に
多少の間隙がある場合であっても、何ら支障なく、車両
を移載することが可能である。
【0013】キャリッジまたは台車にターン装置を設け
るときは、ターン装置は、車両を旋回させ、車両の方向
転換をすることができるから、車両は、前進方向で入庫
し、前進方向で出庫することが可能である。
【0014】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0015】屋上駐車装置は、既設建物Bの外壁B1 に
沿って構築するエレベータ装置10と、屋上B2 に配設
する台車21、21とを備えてなる(図1)。
【0016】エレベータ装置10は、パレットPを介し
て車両Cを積載するためのキャリッジ11を備え、塔屋
B1a内に設置されている。なお、塔屋B1aは、既設建物
Bの外壁B1 に密着させ、既設建物Bの地上レベルから
屋上レベルに及んで構築されている。
【0017】塔屋B1aの上部には、機械室B1bが設けら
れ、キャリッジ11は、4隅に連結された索条体11
a、11a…を介し、機械室B1b側から上下動自在に吊
下されている(図1、図2)。なお、索条体11a、1
1a…の他端は、機械室B1bを経由して地上側へ折り返
され、カウンタウェイト13が取り付けられている。ま
た、キャリッジ11は、車両Cの幅と長さとに対応した
縦長の平面形状を有し、エレベータ装置10は、既設建
物Bに対し、キャリッジ11の長手方向を外壁B1 に平
行させ、外壁B1 のほぼ中央位置に設置されている。
【0018】キャリッジ11には、移載機構30が搭載
されている(図3)。移載機構30は、キャリッジ11
の長手方向の両端部に配設する一対のローラレール3
1、31と、ローラレール31、31の内側に並設する
一対の駆動レール32、32とからなり、駆動レール3
2、32は、連結フレーム32b、32bを介して一体
に組み立てられている。各ローラレール31は、上面側
を開放した支枠の内側に複数の支持ローラR1 、R1 …
を列設して組み込んだローラ付きのガイドレールであ
り、ローラR1 、R1 …上のパレットPを図3の矢印X
方向に円滑にスライドさせることができる。
【0019】一方、各駆動レール32は、両端部にスプ
ロケットR2 、R2 を有する支枠に対し、スプロケット
R2 、R2 を介して駆動チェンC2 を張り掛けてなり、
駆動チェンC2 の上側走行部分は、支枠の上方に露出さ
せ、中弛みが生じないように下側から支えられている。
各駆動チェンC2 には、パレットPの裏面に突設する係
合突部P1 に係合させるために、アタッチメントC2aが
付設されている(図4)。さらに、駆動レール32、3
2は、図示しないスライド機構を介してキャリッジ11
上に搭載されており、全体として、ローラレール31、
31に沿って矢印X方向にスライドすることができる
(同図)。なお、駆動レール32、32の駆動チェンC
2 、C2 は、機械的に連結され、互いに同期駆動される
ものとする。
【0020】既設建物Bの屋上B2 には、架台Fが構築
され(図1)、架台F内には、多数の駐車スペースS1
、S1 …が2層に形成されている。ただし、架台Fの
各層は、エレベータ装置10の側方に伸びる搬送スペー
スS2 と、搬送スペースS2 の両側に配設する駐車スペ
ースS1 、S1 …とに区画されている(図2)。なお、
駐車スペースS1 、S1 …は、その長手方向を搬送スペ
ースS2 に直交させ、搬送スペースS2 を挟んで横2列
に区画されている。
【0021】各層の搬送スペースS2 には、レール21
b、21bを介して台車21が設置されている。レール
21b、21bは、搬送スペースS2 に沿って敷設され
ており、台車21は、走行輪R3 、R3 …を介し、レー
ル21b、21bに沿って走行移動することができる
(図3)。なお、台車21は、図示しないトロリシステ
ムを介して給電する自走式であってもよく、また、図示
しない索条体を介して駆動する牽引式であってもよい。
【0022】各駐車スペースS1 は、架台Fを形成する
横桟F1 と縦桟F2 とによって区画され、横桟F1 上に
は、各駐車スペースS1 ごとに、一対のローラレール5
1、51が配設されている。ローラレール51、51
は、各駐車スペースS1 の長手方向に配設されており、
それぞれ支持ローラR1 、R1 …を有する。そこで、ロ
ーラレール51、51は、基本的に、キャリッジ11上
のローラレール31、31と同一構造になっている。各
駐車スペースS1 には、ローラレール51、51を介し
て車載用のパレットPが配置されている(図2)。
【0023】台車21には、キャリッジ11上の移載機
構30に対応するローラレール22、22と、駐車スペ
ースS1 のローラレール51、51に対応する移載機構
40とが搭載されている(図2、図3)。ただし、ロー
ラレール22、22は、キャリッジ11上のローラレー
ル31、31の延長上に配設されており、図示しないリ
フト機構のロッド22b、22b…を介して台車21に
搭載され、水平姿勢を保って同時に上下動することがで
きる。なお、ローラレール22、22も、支持ローラR
1 、R1 …を有し、ローラレール31、31、51、5
1と同一構造になっている。
【0024】一方、移載機構40は、各駐車スペースS
1 側のローラレール51、51に対応する一対のローラ
レール41、41と、ローラレール41、41の内側に
並設する一対の駆動レール42、42とからなる。駆動
レール42、42は、キャリッジ11上の駆動レール3
2、32と同様に、それぞれ、スプロケットR2 、R2
に張り掛けるアタッチメントC2a付きの駆動チェンC2
を有し(図5)、アタッチメントC2aは、パレットPの
裏面に突設する係合突部P2 に係合することができる。
なお、駆動レール42、42は、連結フレーム42b、
42bを介して一体に連結されており(図3)、図示し
ないスライド機構を介して台車21に搭載されている。
そこで、駆動レール42、42は、ローラレール41、
41に沿ってスライドすることができ、その先端部は、
下降位置にあるローラレール22、22を乗り越えるよ
うにして、駐車スペースS1 側に突出させることができ
る(図5の二点鎖線)。
【0025】なお、台車21の中央位置には、ターン装
置21aが組み込まれている(図2、図3)。ターン装
置21aは、ローラレール22、22またはローラレー
ル41、41を介して台車21上に積載されるパレット
Pを押し上げ、水平に180度旋回させることができ
る。
【0026】このような屋上駐車装置は、エレベータ装
置10を介して地上レベルの車両Cを屋上レベルへ引き
上げ、引き上げた車両Cを任意の駐車スペースS1 に収
納することができる(図1)。
【0027】車両Cは、地上レベルに停止しているキャ
リッジ11に対し、キャリッジ11の長手方向に沿って
自走することにより積載される。ただし、キャリッジ1
1上には、空車の駐車スペースS1 から取り出されたパ
レットPがあらかじめ準備されており、パレットPを介
して積載された車両Cは、キャリッジ11を駆動するこ
とにより、塔屋B1a内を上昇し、パレットPを取り出し
た上層または下層の駐車スペースS1 に対応する屋上レ
ベルの所定高さ位置に到達して停止する。
【0028】一方、キャリッジ11が停止した層の台車
21は、レール21b、21bに沿って搬送スペースS
2 内をキャリッジ11側へ移動し、キャリッジ11と並
列に停止する(図3)。ただし、このとき、台車21側
の各ローラレール22は、ロッド22b、22bを介し
て上昇位置に支持されており、キャリッジ11側のロー
ラレール31、31は、キャリッジ11を適切な高さ位
置に停止させることにより、台車21側のローラレール
22、22に対し、同一高さに、一直線状に配列するも
のとする。
【0029】つづいて、キャリッジ11上の駆動レール
32、32は、スライド機構を介して台車21側へスラ
イドし(図4)、各駆動チェンC2 は、上側走行部分が
台車21側へ移動する向きに駆動される。そこで、車両
Cは、各駆動チェンC2 のアタッチメントC2aがパレッ
トPの係合突部P1 に係合してパレットPを駆動するこ
とにより、パレットPとともにキャリッジ11側のロー
ラレール31、31上から台車21側のローラレール2
2、22上に円滑に移載することができる。なお、この
とき、台車21側のローラレール22、22は、上昇位
置にあるから、パレットPは、移載機構40のローラレ
ール41、41等と干渉するおそれがない。
【0030】パレットPは、このようにして台車21側
へ移動すると、図示しないストッパを介して位置決めさ
れ、キャリッジ11側の駆動レール32、32は、元位
置に復帰する。また、パレットPは、ローラレール2
2、22が下降位置に復帰することにより、移載機構4
0のローラレール41、41上に載せられる。
【0031】次いで、車両Cを積載した台車21は、搬
送スペースS2 内をレール21b、21bに沿って走行
し、パレットPを取り出した駐車スペースS1 の前面に
停止する。このとき、台車21側のローラレール41、
41は、駐車スペースS1 側のローラレール51、51
に対し、同一高さに、一直線状になるものとすれば、以
後、台車21側の駆動レール42、42を駐車スペース
S1 側に前進させ(図5)、駆動チェンC2 、C2 を駆
動することにより、台車21上の車両Cは、パレットP
とともに駐車スペースS1 内に収納することができる
(同図の二点鎖線)。なお、台車21上の駆動レール4
2、42は、この後、直ちに元位置に復帰する。
【0032】引き続いて入庫作業を実行する際には、台
車21は、別の空車の駐車スペースS1 の前面に移動し
て停止し、移載機構40を介して、当該駐車スペースS
1 からパレットPを取り出す。すなわち、このときの駆
動レール42、42は、先端部を駐車スペースS1 内に
突出させ、駆動チェンC2 、C2 を逆方向に駆動すれば
よい。その後、台車21は、キャリッジ11側に移動
し、キャリッジ11と並列に並ぶことにより、キャリッ
ジ11上の移載機構30を介してパレットPをキャリッ
ジ11上に移載することができる。ただし、移載機構3
0を作動させるときは、それに先き立ち、台車21上の
ローラレール22、22を上昇位置に駆動し、パレット
Pをローラレール41、41上からローラレール22、
22上に移し替えるものとする。その後、キャリッジ1
1は、地上レベルへ下降し、パレットPを介して新たな
車両Cを積載して、入庫動作を反復することができる。
【0033】任意の駐車スペースS1 内の車両Cを出庫
するときは、まず、移載装置40を介して車両Cをパレ
ットPとともに台車21上に引き出す。その後、台車2
1がキャリッジ11側に到達したら、ターン装置21a
を作動させ、パレットPとともに、車両Cの方向を転換
する(図6)。つづいて、車両Cを台車21上からキャ
リッジ11上に移載すれば、キャリッジ11は、車両C
を地上レベルに搬送することができる。
【0034】以上の説明において、ターン装置21aに
よる車両Cの方向転換は、入庫の際に実施するようにし
てもよい。また、キャリッジ11は、上層または下層の
いずれか一方の台車21に車両Cを移載した後、他方の
台車21に対し、直ちに、入出庫動作を続行することが
できる。
【0035】
【他の実施例】ターン装置21aは、台車21上に代え
て、キャリッジ11上に搭載し、または、搭屋B1aの底
部ピット内に配設することもできる。ただし、このとき
のターン装置21aは、キャリッジ11上のパレットP
を押し上げて水平に旋回し、パレットP上の車両Cを方
向転換するものとする。
【0036】また、ターン装置21aは、搬送スペース
S2 の床面上に、塔屋B1a寄りに配設することができる
(図7)。ただし、このときの台車21は、ブラケット
F2a、F2a…を介して搬送スペースS2 の床面から浮か
せて敷設するレール21b、21b上を走行するものと
し、したがって、台車21は、キャリッジ11に並列し
て停止させるとき、ターン装置21aの上方に位置する
ことができる。そこで、ターン装置21aは、台車21
上のパレットPを押し上げ、水平に旋回することによ
り、パレットP上の車両Cを方向転換することができ
る。
【0037】キャリッジ11と台車21との間に車両C
を移載するために、フォーク装置60、60を配設する
ことができる(図8)。フォーク装置60、60は、そ
れぞれ、支持脚61aを介して既設建物Bの屋上B2 か
ら外壁B1 側に突設する支持架台61上に設置されてい
る。また、各フォーク装置60は、支持架台61に固定
する固定部材60aと、固定部材60aの長手方向にテ
レスコープ式に摺動する摺動部材60b、60cとを備
えてなる。なお、フォーク装置60、60は、図示しな
い駆動源により、それぞれ摺動部材60b、60cを駆
動し、キャリッジ11側と、台車21側との双方に伸長
することができる(図8の実線と二点鎖線)。
【0038】そこで、フォーク装置60、60は、キャ
リッジ11を適当な高さ位置に停止させるとき、スペー
サ11b、11bを介してキャリッジ11上に積載する
パレットPの下方に摺動部材60c、60cを挿入する
ことができ(図8の実線)、その状態でキャリッジ11
を下降させれば、キャリッジ11上のパレットPを摺動
部材60c、60c上に移載することができる。また、
フォーク装置60、60は、そのまま摺動部材60b、
60b、60c、60cを台車21側に駆動することに
より(図8の二点鎖線)、摺動部材60c、60c上の
パレットPを台車21上に移動することができるから、
その後、台車21上のターン装置21aにより、パレッ
トPを押し上げれば、パレットPは、ターン装置21a
上に移載することができる。そこで、つづいて、摺動部
材60c、60cをパレットPの下方から引き抜き、タ
ーン装置21aを下降させることにより、パレットP
は、台車21のローラレール41、41上に移載するこ
とができる。
【0039】すなわち、フォーク装置60、60は、パ
レットPを介してキャリッジ11上に積載する車両Cを
台車21上に移載することができる。また、フォーク装
置60、60は、逆の手順により、台車21上のパレッ
トP、すなわち、パレットP上の車両Cを台車21上か
らキャリッジ11上に移載することができる。
【0040】なお、このときのキャリッジ11は、移載
機構30を搭載する必要がなく、台車21は、ローラレ
ール22、22を搭載する必要がない。また、ターン装
置21aは、台車21上に代えて、搬送スペースS2 の
床面上に設置してもよい。
【0041】フォーク装置60、60は、パレットPを
水平搬送し、キャリッジ11と台車21との間に車両C
を移載することができる。そこで、エレベータ装置10
の塔屋B1aは、既設建物Bの外壁B1 に密接させる必要
がなく、また、屋上B2 に縁取りB2aがあっても、簡単
に対処することが可能である。
【0042】駐車スペースS1 、S1 …は、搬送スペー
スS2 の両側に、縦方向に配設することができる(図
9)。
【0043】塔屋B1aは、既設建物Bの外壁B1 に対
し、キャリッジ11の長手方向が直交する向きに構築さ
れ、台車21は、屋上B2 上に、キャリッジ11と同方
向に配置されている。また、駐車スペースS1 、S1 …
は、搬送スペースS2 の両側に同方向に列設されてお
り、塔屋B1a寄りの一部は、ターン装置21aによるパ
レットPの旋回スペースとして確保されている。駐車ス
ペースS1 、S1 …を縦列に配設するから、既設建物B
の屋上B2 の幅が狭い場合にも、有効に適用することが
できる。
【0044】以上の説明において、駐車スペースS1 、
S1 …は、1層または2層以上の任意の層数に形成する
ことができるものとする。また、駐車スペースS1 、S
1 …は、搬送スペースS2 の片側にのみ配設するように
してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、既設建物の外部に設置するエレベータ装置と、既設
建物の屋上に設置する台車とを設けることによって、エ
レベータ装置は、地上レベルの車両を屋上レベルへ引き
上げ、台車は、引き上げた車両を任意の駐車スペースへ
送り込むことができるので、既設建物に対して殆ど手を
加えることなく、その屋上を駐車場スペースとして有効
に活用することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成立面図
【図2】 全体構成平面図
【図3】 要部斜視図
【図4】 要部動作説明図(1)
【図5】 要部動作説明図(2)
【図6】 要部動作説明図(3)
【図7】 他の実施例を示す要部立面図
【図8】 他の実施例を示す図3相当図
【図9】 他の実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
C…車両 B…既設建物 B2 …屋上 S1 …駐車スペース 10…エレベータ装置 11…キャリッジ 21…台車 30、40…移載機構 60…フォーク装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設建物の外部に設置し、既設建物の地
    上レベルと屋上レベルとの間において車両を垂直搬送す
    るエレベータ装置と、既設建物の屋上において車両を水
    平搬送する台車とを備えてなり、前記エレベータ装置の
    キャリッジは、前記台車との間に車両を移載する移載機
    構を備え、前記台車は、既設建物の屋上に設置する駐車
    スペースとの間に車両を移載する移載機構を備えること
    を特徴とする屋上駐車装置。
  2. 【請求項2】 既設建物の外部に設置し、既設建物の地
    上レベルと屋上レベルとの間において車両を垂直搬送す
    るエレベータ装置と、既設建物の屋上において車両を水
    平搬送する台車と、前記エレベータ装置のキャリッジと
    前記台車との間に車両を移載するフォーク装置とを備え
    てなり、前記台車は、既設建物の屋上に設置する駐車ス
    ペースとの間に車両を移載する移載機構を備えることを
    特徴とする屋上駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記台車は、該台車上の車両を旋回させ
    るターン装置を備えることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の屋上駐車装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリッジは、該キャリッジ上の車
    両を旋回させるターン装置を備えることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の屋上駐車装置。
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CN102425330A (zh) * 2011-09-11 2012-04-25 冯静 设置在多层住宅楼中的机械车库及配置电梯的使用方法

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