JPS6178656A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は印字装置に係り、さらに詳しくは縦１列のドツ
トで構成された印字ヘッドを記録紙の幅方向に移動させ
、文字、数字等のキャラクタ−印字及び画像の記録を行
なう印字装置に関するものである。

［従来技術］ 従来から各種の印字装置が提案されているが、最近にお
いてはワードプロセッサの普及に伴なって、高品位の文
字、数字及び図形を印字できる小型で安価な印字装置の
要望が高まっている。

特に和文ワードプロセッサにおいては、最小でも縦横１
６ドツトで構成されるドツトマトリクスでないと漢字を
表現することができないため、縦１列が１６ドツト以上
のドツトを持つ印字ヘッドを使って印字装置を構成しな
ければならなかった。

構成するドツト数が増えれば印字ヘッドが大きく高価に
なるばかりでなく、印字ヘッドを駆動する制御回路も複
雑となり、印字装置は大型化し、価格も上がることは必
至である。

［目　的］ 本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、駆動源を１つにしこの駆動源によって印字
ヘッドの移動２紙送り等を行なうとともに、少ないドツ
ト数の印字ヘッドを用いて高品位の印字が行なえる小型
で安価な印字装置を提供することを目的としている。

本発明においては上記の目的を達成するために、モータ
の正逆回転により一印字サイクルを行なう印字装置にお
いて、紙送りローラとモータを連結する一方向クラッチ
を有し、モータの逆回転の長さを変えることによって複
数の紙送りピッチを得るようにするとともに、印字ヘッ
ドが記録紙の幅方向に２往復するすなわち２回の印字サ
イクルにより一行分の印字を行なわせるようにした。

［実施例］ 第１図以下は本発明の一実施例を説明するもので、第１
図は全体構造を示している。

第１図において符号２０で示すものはプラテンホルダで
、その手前側にはプラテン２１が取付けられている。こ
のプラテンホルダ２０はその下端をゴムローラ軸２２に
回動自在に軸承されており、プラテン２１と反対側の側
面と図示していない印字装置の固定部との間にはスプリ
ング２３が弾装され、後述するキャリッジ側に向かって
回動習性が与えられている。又ゴムローラ軸２２にはプ
ラテンホルダ２０の下端の両側においてゴムローラ２４
が固定されている。ゴムローラ２４の下方でかつ手前側
にはピンチローラ２５が接しており、両者間に記録紙２
６を挟持している。

又、プラテンホルダ２０の一方の側、例えばキャリッジ
のホームポジション側である第１図における左側の端部
には、手前側に向かって膨出したカム面をもつ係合部２
７が突設されている。

プラテン２１と対向した位置に、モータ２８によって回
転されるカム部材であるリードスクリュー２９がプラテ
ン２１と平行に配置されており、このリードスクリュー
２９には内径にめねじを形成したキャリッジ３０が嵌合
されている。したがってモータ２８が正逆転されると、
リードスクリュー２９もこれに従い、キャリッジ３０は
リードスクリュー２９に沿って左右に往復運動すること
ができる。

又、キャリッジ３０にはプラテン２１と対向して印字ヘ
ッド例えばｌＸ８ドツトのサーマルヘッド３１が設けら
れており、この印字ヘッド３１にはスプリング２３によ
ってプラテン２１１が押圧されている。

又、キャリッジ３０の係合部２７側の側面には所定長さ
の突起３２が突設されている。この突起３２はキャリッ
ジ３０がホームポジションに戻った時、係合部２７と係
合し得る位置にある。キャリッジ３０はリードスクリュ
ー２９の回転に伴なって回転しないようにガイドレール
３３によって案内される。又キャリッジ３０にはリード
スクリュー２９の軸方向に摺動自在にセットアーム３４
が設けられ、スプリング３５によってホームポジション
方向に移動習性が与えられている。

又、リードスクリュー２９の左端部にはラチェットギヤ
３６が回動自在に取付けられており、このラチェットギ
ヤ３６は、一方向クラッチを含んだクラッチギヤ３７を
介して紙送りギヤ３８と噛合している６紙送りギヤ３８
は前記ゴムローラ軸２２の一端に固定されている。

クラッチギヤ３７は記録紙２６の紙送り方向にのみ回転
するように構成されている。又、ラチェットギヤ３６と
キャリー２ジ３０の中間のリードスクリュー２９上には
、キャリッジ３０と同様に内径にリードスクリュー２９
と嵌合するめねじを形成したラチェットローラ３９が嵌
合されている。

このラチェットローラ３９とラチェットギヤ３６とはス
プリング４０によって互いに離間される方向に付勢され
ており、また互いに向かい合った面には紙送り方向にの
み係合するツメ部４１゜４２が設けられている。

ラチェットローラ３９とラチェットギヤ３６が接触して
、前記ツメ部４１と４２が係合することによって、ラチ
ェットローラ３９の一方向（紙送り方向）の回転をラチ
ェットギヤ３６に伝達するようになっている。

又、前記セットアーム３４のキャリッジ３０と反対側の
セット面４３は、キャリッジ３ｏがホームポジション近
くに来た時に、ラチェットローラ３９を左方向に押して
ラチェットギヤ３６とラチェットローラ３９が互いに接
触するようにする役目を果たす。

次に以上のように構成された本実施例の印字装置の動作
について説明する。

印字動作時には第２図（ａ）、（ｂ）に示すように、キ
ャリッジ３０に突設された突起３２はプラテンホルダ２
０の左端に設けられた保合部２７から離れておりプラテ
ンホルダ２０はスプリング２３により押され、印字へラ
ド３１に記録紙２６を介してプラテン２１を押し付けて
いる。

この状態でモータ２８を正方向に回転させ、リードスク
リュー２９をキャリッジ３ｏが第１図において右方へ移
動するように回転させれば、印字ヘー、ド３１は記録紙
２６に圧接しつつ移動し、印字指令に従って図示してい
ない発熱素子が発熱され、印字が行なわれる。

このようにしてあらかじめ定められた一行分の終わりの
位置までの印字が終了すると、今度はモータ２８が逆回
転し、印字へラド３１はキャリッジ３０と共にホームポ
ジションに復帰する。

この時、ラチェットローラ３９とラチェットギヤ３６と
はスプリング４０によって互いに離間しているため、リ
ードスクリュー２９の回転はラチェットギヤ３６に伝達
されず１紙送りは行なわれない。

次に、キャリッジ３０がホームポジションに近づくと、
第３図（ａ）、（ｂ）に示すようにまず突起３２が係合
部２７のカム面に接し、これに乗り上げる。キャリッジ
３０はリードスクリュー２９の軸線方向にしか移動でき
ないため係合部２７が突起３２によって押され、プラテ
ンホルダ２０がスプリング２３の弾発力に抗して印字へ
ラド３１から離れる方向に回動させられる。

一方、キャリッジ３０がホームポジションに近づくと、
ＭＳ３図（ａ）に示すように、セットアーム３４のセッ
ト面４３がラチェットローラ３９を左方向に押すためラ
チェットローラ３９とラチェットギヤ３６が互いに接触
し、ツメ部４１と４２が係合状態となる。この時のキャ
リッジ３０の位置がホームポジションである。

更にリードスクリュー２９を回転させると、：Ｂ４図に
示すようにキャリッジ３０はホームポジションから更に
左方向の印字範囲外に移動するが、この時セットアーム
３４はラチェットローラ３９とラチェットギヤ３６を接
触させた位置を保つため、リードスクリュー２９の回転
がラチェットギヤ３６に伝達され、紙送りが行なわれる
。ラチェットギヤ３６．クラッチギヤ３７及び紙送りギ
ヤ３８のギヤ比を適正に選ぶことにより、例えばリード
スクリュー２９の１回転で正確に一行分紙送りを行なう
ことができる。なお、紙送り時にはプラテン２１と印字
へラド３１とは離れているため、印字へラド３１が紙送
りの邪魔をすることはない。

このようにして紙送りが行なわれた後リードスクリュー
２９を正方向に回転させてキャリッジ３０を右方向に移
動させてホームポジションに戻す。

その際、ラチェットギヤ３６が逆回転しようとするがク
ラッチギヤ３７が回転しない方向になっているため、ラ
チェットローラ３９がラチェットギヤ３６から離れる力
が働き、記録紙２６の逆戻りはない。

本発明になる印字装置の動作原理は以上の如くであるが
、通常文字と高品位文字のそれぞれの印字について実際
の動作を次に説明する。

今印字ヘッド３１に設けられている発ｆＡ毒子が縦１列
に８個設けたものとする。

そして通常文字印字の場合の行間隔を第５図（ａ）、（
ｂ）に示すようにＬとし、更に印字へラド３１の発熱素
子のドツト間隔を第５図（ｂ）に示すようにＬ／１２に
定めておく。

又、ラチェットギヤ３６及びラチェットローラ３９のツ
メ部４１．４２を各々等間隔に３箇所設けることにする
。

このような構成のもとに通常文字印字を行なう場合には
、キャリッジ３０をドツト間隔αでリードスクリュー２
９に沿って移動させながら印字を行なう、この実施例で
は１文字を縦８トツドＸ横５ドツトで構成している。−
行分の印字が終了したのち、モータ２８を逆回転させて
、ホームポジションより紙送り方向にリードスクリュー
２９を１回転させることにより、通常文字印字の行間隔
りに相当する一行分の紙送りがなされる。

次に高品位文字印字の場合には、第６図（ａ）、（ｂ）
に示すようにキャリッジ３０を通常文字の場合の倍密度
のドツト間隔α／２にてリードスクリュー２９に沿って
移動させながら１回目の印字を行なう、第６図（ｂ）に
示す黒丸印がこれに相当する。

この実施例では１文字を縦横１６ドツトで構成している
。

１回目の印字が終了したら、モータ２８を逆回転させて
、ホームポジションより紙送り方向にリードスクリュー
２９をｌ／２４回転させることにより、縦１／２ドツト
分の行間隔の紙送りがなされる。

次にモータ２８を正方向に回転させてキャリッジ３０を
ホームポジションに戻しても、クラッチギヤ３７が紙送
り回転方向と逆方向には回転しかいようになっているた
め、ラチェットギヤ３６は１／２４回転した位置を保持
している。

更にキャリッジ３０をドツト間隔α／２でリードスクリ
ュー２９に沿って移動させながら２回目の印字を行なう
、第６図（ｂ）に示す斜線丸印がこれに相当する。

こうして１行分の印字が終了したら、モータ２８を逆回
転させてホームポジションより紙送り方向にリードスク
リュー２９を１回転させる。

この時ラチェットローラ３９が１／２４回転するまでは
ラチェットギヤ３６及びラチェットローラ３９のツメ部
４１．４２は噛み合っていないため、ラチェットローラ
３９は回転しない、したがって、ラチェットギヤ３６は
更に２３／２４回転することになる。

１回目及び２回目の印字と紙送りが終了したところで、
行間隔りに相当する一行分の紙送りがなされたことにな
る。

なお、本発明は上記実施例に限定するものでなく、サー
マルプリンター以外のインパクトプリンター、インクジ
ェットプリンター等にも応用し得ることは言うまでもな
い。

〔効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、１つ
の駆動モータの正逆回転により一印字サイクルを行なう
ことができると共に、−行分の印字をさせるのに、印字
ヘッドを記録紙の幅方向に２往復させ、１回目の印字後
及び２回目の印字後のそれぞれの紙送り量を変えること
により倍密度のドツト印字が実行でき、高品位の印字が
行なえる小型で低価格の印字装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図は本発明の一実施例を説明するもので
、第１図は斜視図、第２図（ａ）。 （ｂ）は印字動作時の要部拡大平面図及び側面図、第３
図（ａ）、（ｂ）はキャリッジ３０のホームポジション
復帰時の要部拡大平面図及び側面図、第４図は紙送り動
作時の要部拡大平面図、第５図（ａ）、（ｂ）は通常文
字印字を行なう場合の紙送り動作説明図及び印字状態の
説明図。 第６図（ａ）、（ｂ）は高品位文字印字を行なう場合の
紙送り動作説明図及び記録状態の説明図である。 ２０・・・プラテンホルダ ２１・・・プラテン　　　２２・・・ゴムローラ軸２３
・・・スプリング　　２４・・・ゴムローラ２５・・・
ピンチローラ　２６・・・記録紙２７・・・係合部　　
　　２８・・・モータ２９・・・リードスクリュー ３０・・・キャリッジ　　３１・・・印字ヘッド３２・
・・突起　　　　　３３・・・ガイドレール３４・・・
セットアーム　３５・・・スプリング３６・・・ラチェ
ットギヤ ３７・・・クラッチギヤ　３８・・・紙送りギヤ３９・
・・ラチェットローラ ４０・・・スプリング　　４１．４２・・・ツメ部４３
・・・セット面

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータの正逆回転により一印字サイクルを行なう
   印字装置において、紙送りローラと前記モータを連結す
   る紙送り方向への一方向クラッチを設け、前記モータの
   逆回転の回転角度を変えることによって複数の紙送りピ
   ッチを得るようにするとともに、複数の印字サイクルに
   よって一行分の印字を行なわせるようにしたことを特徴
   とする印字装置。
2. （２）複数の印字サイクルを２回で行なうとともに、１
   回目の印字サイクルにおける紙送りピッチを印字ヘッド
   のドットピッチの１／２にしたことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の印字装置。